穂乃果「…え?なに…この階段…」
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─音ノ木坂学院・1F廊下─
穂乃果「わぁ〜ん!!せっかく今日は練習オフだから家でゆっくりしようと思ってたのに…」
穂乃果「補習なんてサイアクだよぉ〜!!海未ちゃんもことりちゃんももう帰っちゃったよね…うぅ」
コン…コン…
穂乃果「ん?」
コン…コン…
穂乃果「あれ?どこかから音がするような気が…」キョロキョロ
コン…コン…
穂乃果「ここかな…?」
コン…コン…
穂乃果「やっぱりそうだ!このロッカーの中からノックみたいな音が聞こえる!!」 コン…コン…
穂乃果「でもなんでこんなところから?これってただの掃除用具入れだよね…?」
コン…コン…
穂乃果「開けてみようかな…で、でももしお化けとかが出てきたら…!?」アワワワ
コン…コン…
穂乃果「な、なーんてね!そんなわけないよね、うん…」
コン…コン…
穂乃果「…うぅ〜!気になる!!えいっ!!」ガチャ 穂乃果「…え?」
シーン…
穂乃果「なに…この階段…」
穂乃果「真っ暗でよく見えないけど、地下に続いてる…」
穂乃果「階段をロッカーで隠してたってことかな?」
シーン…
穂乃果「あの音はなんだったんだろう…な、なんかちょっと怖いかも…あはは…」
シーン…
穂乃果「……」チラッ
シーン…
穂乃果「……」ウズウズ
シーン…
穂乃果「すっごく気になるよぉ〜!!!」ジタバタ 穂乃果「ちょ、ちょっと入るくらいなら大丈夫だよね…?」
穂乃果「周りに誰もいないし…うん!すぐ出れば大丈夫!!」
穂乃果「てことで…」スッ
穂乃果「失礼しまーす…」ボソッ
シーン…
穂乃果「わぁ、ホントに真っ暗だ…廊下からの光も全然入ってこない…」
穂乃果「スマホのライトつけて、と…」ピカッ
穂乃果「これでも足元くらいしか照らせないや」
シーン…
穂乃果「…ちょっとだけ、降りてみようかな」 穂乃果「…どこまで続いてるんだろう」スタスタ
穂乃果「あっ、踊り場だ。ここで折り返して…また階段が続いてるね。ずっと同じ構造なのかな」
穂乃果「うーん、思ってたよりも長いみたい…」
穂乃果「…ここらへんでやめといた方がいいよね。これ以上降りて、もし先生とかに見つかっちゃったら絶対怒られるし…」
穂乃果「よしっ!戻ろ──」
…─ ……──
穂乃果「…ん?」
…けて……きて
穂乃果「下の方から…声がする…?」 穂乃果「…なんて言ってるんだろ」
…ねがい……たすけて
穂乃果「…!!」
…たすけて……おねがい
穂乃果「『助けて』って、言ってるよね…?」
穂乃果「女の人の泣き声かな…?もしかしたら子供かも…」
…おねがい……おりてきて
穂乃果「は、早く降りないと!きっと誰かが階段を踏み外しちゃったんだ!!」タタタッ ────────────────
──────────
─────
穂乃果「はぁ、はぁ、はぁ…」タタタッ
…たすけて……おねがい
穂乃果「はぁ、はぁ…おかしいな…結構降りてきたはずなのに…」
穂乃果「全然泣き声との距離が縮まってる気がしないよ…」
穂乃果「それにこの階段、どこまで続いてるの…?もう10階以上は降りたと思うんだけど…」
…おりてきて……おねがい
穂乃果「そうだっ!誰かに電話して先生を呼んできてもらおう!」
穂乃果「勝手に階段を降りたことは怒られちゃうだろうけど…人の命がかかってるし…」
穂乃果「えーっと…ここは頼りになりそうな海未ちゃんかな」スッスッ
〜〜♪
海未『はい。どうしたんですか?補習はもう終わ──』
穂乃果「海未ちゃん聞いて!大変なの!!」 海未『ほ、穂乃果、落ち着いてください。一体何が──』
穂乃果「まだ学校にいるんだけど、その…ロッカーの裏にね、すごく長い階段が隠れてて…」
海未『は、はい?』
穂乃果「で、その階段を降りたら、下の方から泣き声が聞こえるの!!『助けて、降りてきて』って!」
海未『はぁ…穂乃果、いつものおふざけならもう切りますよ』
穂乃果「ま、待って海未ちゃん!ホントなの!ほらっ、海未ちゃんも聞こえるでしょ!?」スッ
…おねがい……たすけて…
穂乃果「ねっ!?」
海未『…たしかに、聞こえますね』
穂乃果「だから、海未ちゃんには助けを呼んでほしくて…先生とか!」
海未『…わかりました。今から学校に向かいます』
穂乃果「ありがとう海未ちゃん!!」 海未『ただ、今からだと到着までに30分はかかります。穂乃果は一旦地上に戻ってください』
穂乃果「えっ、どうして!?」
海未『そんなの決まってます。危険だからです』
海未『得体の知れない階段を降りていくなんて…もし本当にそこで誰かが怪我をしているのなら、あなたも同じ目に遭うかもしれないんですよ?』
穂乃果「それは…そうだけど…」
穂乃果「でもっ!誰かが助けを求めてるのに放ってなんかおけないよ!」
海未『穂乃果…』
穂乃果「ごめん海未ちゃん!私もうちょっと降りてみる!」
穂乃果「もし先生を呼べたら、また電話して!」 海未『まったく…わかりました。それなら、電話はこのまま繋いだままにしておきましょう』
海未『その方が何かあったときに状況を把握しやすいですから』
海未『私も急いで向かいます』
穂乃果「うん、わかった!」
…たすけて……おりてきて
穂乃果「すぐ助けるよ!!待ってて!!」タタタッ ────────────────
──────────
─────
穂乃果「はぁ、はぁ、はぁ…」タタタッ
海未『穂乃果、大丈夫ですか?ずいぶん息が上がっていますが…』
穂乃果「はぁ、はぁ…うん、大丈夫だよっ。いつも練習で鍛えてるしね!」
海未『それならいいですが…無理はしすぎないでください。あなたまで怪我をしたら元も子もありませんから』
穂乃果「はぁ…はぁ…そうだね、ちょっと休憩しようかな…」
海未『それにしても…私と電話をし始めてからずっと走りっぱなしでしたが、まだ泣き声の主のところに辿り着かないのですか?』
穂乃果「うん…それどころか泣き声と近づいてる感じすらしなくて…」
海未『…言われてみれば、こちらに聞こえる泣き声も全く大きくなっていませんね…』
穂乃果「階段を降り始めてからもう30分は経ってると思うんだけどなぁ…」
海未『さ、30分ですか…!?』
穂乃果「うん…」 海未『そんなに長い階段が…しかも地下に延々と続いているなんて…』
穂乃果「うーん…不思議だよね」
…おねがい……おりてきて
海未『……』
海未『…穂乃果、やはり地上に戻るべきです』
穂乃果「え?でももうだいぶ降りてきちゃったし…」
海未『それがおかしいんです!!30分も降り続けられる階段なんてあるはずありません!!』
…たすけて……おりてきて
穂乃果「たしかにそうだけど…でも実際に──」
海未『お願いです穂乃果!!そんな場所どう考えてもあり得ません!!その声も!!』
穂乃果「海未ちゃん…」 …おねがい……たすけて
穂乃果「…そう、だね…」
穂乃果「海未ちゃんの言う通りだよ…あはは、なんかまた急に怖くなってきちゃった…」
海未『さぁ、早く階段を上がってください!!』
穂乃果「うん、そうする…よ──」
シーン…
海未『…穂乃果?どうしたんですか?穂乃果!』
穂乃果「あ……あ…っ…」
海未『穂乃果!?何かあったんですか!?穂乃果!!』
穂乃果「…あ…顔……が…」
海未『なんですか!?穂乃果、しっかり返事をしてください!!』
穂乃果「顔が…こっちを、見て…る…」
海未『穂乃果!!早く逃げて!!階段を上がってください!!!』
穂乃果「う、ぁ…あああぁぁぁぁぁああああ!!!!」ダダダッ
海未『私ももう少しで着きますから!!だからお願い!!逃げて!!!』
穂乃果「あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」ダダダッ
海未『お願いです…逃げて…穂乃果…!!』 ────────────────
──────────
─────
海未「はぁ、はぁ、はぁ…穂乃果!!聞こえますか!?穂乃果!!」
海未「学校に着きました!!どこにいるんですか!?まだ階段ですか!?」
海未「返事をしてください!階段はどこにあるんですか!?」
海未「……」
海未「…電話、切れてる…」
海未「……っ…」
海未「階段を探さないと…!!」タタタッ ─音ノ木坂学院・1F廊下─
海未「はぁ、はぁ、はぁ…」タタタッ
海未「はぁ、はぁ……っ!!」
シーン…
海未「ロッカーの裏…これですね…」
海未「穂乃果…まだこの中にいるのかも…」
海未「…行きましょう」スッ シーン…
海未「思っていたよりもずっと暗いですね…」スタスタ
海未「それに静かで…泣き声はどこからも…」
…─……──…
海未「!!」
…すけて……おねがい
海未「…聞こえてきましたね」
…おりてきて……たすけて
海未「…かなり遠くから…数メートルや数十メートルといった程度ではないように思えますが…」
…おねがい……おりてきて
海未「…とにかく今は穂乃果を助けなければ!!」タタタッ ────────────────
──────────
─────
海未「はぁ、はぁ、はぁ…」タタタッ
海未「穂乃果!穂乃果!!いるなら返事をしてください!!」
海未「はぁ…はぁ…」
海未「……」
海未「…階段を降り始めてから30分、ですね…」チラッ
海未「穂乃果はこのあたりで様子がおかしくなって…」
海未「ここまで穂乃果を見つけることができなかったということは…穂乃果は階段を上がったのではなく、さらに降りていってしまったのでしょうか…」
海未「それか私が階段を降りる前に地上に出ていたのか…でもそうだとしたら、なぜずっと電話に出てくれないのでしょう…」 海未「…それに『顔』とは…穂乃果は一体何を──」
海未「これは…?」
海未「踊り場の壁に…溝…?」
海未「ここまでずっとこんなものはなかったはず…」
海未「それにコンクリートの壁がこんな風に…まるで何かで切りつけたような…」
ガラッ
海未「?」
海未「…階段が、砕かれてる」
海未「下へ向かう最初の段だけ…バラバラの瓦礫に…」
海未「……」 …たすけて……おりてきて
海未「この泣き声の主とも…やはり全く近づいている様子はないですね」
海未「それにこの声…」
…おねがい……おりてきて
海未「もっと下へ降りるように、私を誘っているように感じる…」
海未「……」ゾワッ
…たすけて……おねがい
海未「私は…来てはいけないところに来てしまったのかもしれません」
海未「…もし私にも何かあったときのために…誰かに伝えなくては」
海未「誰がいいか…そうですね…」スッスッ
〜〜♪ 希『もしもし?珍しいやん、海未ちゃんから電話かけてくるなんて』
海未「えぇ。こういう類のことなら希が適任かと思いまして」
希『ん?どゆこと?』
海未「希、どうか落ち着いて聞いてください」
海未「もし私からの連絡が途絶えたら、警察に通報をしてください」
希『え…?』
海未「私と…きっと穂乃果にも何かが起きています」
希『ちょ、ちょっと待って海未ちゃん!全然意味がわからないよ!』
海未「お願いします…それと…絶対に階段を降りてはいけません」
希『階段…?何言って…』
海未「学校の一階廊下にあるロッカー。その裏に隠された階段です」 希『ロッカーの裏…?隠されたって…』
海未「希…今私が言ったこと、お願いします。もちろん杞憂で終わるように努力はします」
希『海未ちゃん!もっとしっかり説明してくれないとわからないよ!!』
海未「ごめんなさい…でもこれ以上詳しく話してしまったら、きっと希もここに…」
海未「だから…本当にごめんなさい」
希『待っ──』
ツー…ツー…
海未「……」
海未「…穂乃果を探しましょう」タタタッ ────────────────
──────────
─────
海未「穂乃果!いますか!?穂乃果!!」タタタッ
海未「はぁ、はぁ、はぁ…」
海未「…もう1時間は降り続けていますね」
海未「穂乃果は…ここにはいないのでしょうか…」
…たすけて……おりてきて
海未「この声とも…相変わらず近づいている気配はない…」
海未「……」
海未「潮時ですか…さすがにもう地上に戻るべきかもしれません」
海未「もっとも、無事に戻れるという保証はありませ……っ──」 海未「──」
海未(声が…出ない…)
海未(アレ、は…)
海未「…ぅ……あ……」
海未(……『顔』)
海未「…ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」ガタガタ
海未(私を、じっと…見つめて…)
海未「……ァ」
海未(まばたきを、した)
海未「いやぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!」ダダダッ
海未「いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ!!!」ダダダッ
海未「こないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないでこないで!!!」ダダダッ
…おりてきて……たすけて ────────────────
──────────
─────
海未「いや……こないで…」ヨロヨロ
海未「いやだ…いや……」ガクッ
バタッ
海未「…ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
…おねがい……おりてきて
海未「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
…たすけて……おねがい
海未「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
…おりてきて……たすけて
海未「……」
海未「……」スッ
海未「……」ダダダッ ─音ノ木坂学院・1F廊下─
希「はぁ、はぁ、はぁ…」タタタッ
希「ふぅ、心配で学校に来ちゃったけど…許してね海未ちゃん」
希「電話は…やっぱりかからないや…」
希「…たしかにあのとき海未ちゃんは一階の廊下って言ってた」
希「ロッカーの裏に階段なんて、普通に考えたらそんなのあり得ないけど…」
希「一体どこに……っ!!」
シーン…
希「これ、だよね…」 希「こんなものがあるなんて…今まで全く気づかなかった」
希「……」チラッ
シーン…
希「真っ暗…ここに海未ちゃんと穂乃果ちゃんが…?」
希「……」
希「…よしっ」スッ
希「待っててね、海未ちゃん、穂乃果ちゃん」スタスタ 希「スマホのライトをつけてるのに…やけに暗い」
希「いくら電灯がないからって…本当に足元しか見えないよ…」
希「危ないから慎重に降りないと……ん?」
…がい……りてきて
希「…声?」
…たすけて……おねがい
希「っ!!」
希「海未ちゃん!?穂乃果ちゃん!?いるの!?」
…おねがい……おりてきて
希「かなり遠くてよくわからない…でも女の子の声に聞こえるけど…」
希「…とにかく」
…おりてきて……たすけて
希「待ってて!!今そっちに向かうから!!」タタタッ ────────────────
──────────
─────
希「はぁ、はぁ、はぁ…」タタタッ
…たすけて……おねがい
希「だいぶ降りた気がするけど…やっぱりずいぶん下の階にいるみたいだね」
希「もっと早く降りないと……うっ!?」
希「ケホッ、ケホッ…ここ、酷い臭い…なんでこの踊り場だけ…」
希「っ!!」
希「なに…これ…」
希「よく見えないけど…何かある…」
希「床はベタベタで靴に張り付くし…」
希「金属と、なんだかツンとする臭い…」
希「……」
希「…お願い、二人とも無事でいてね」タタタッ ────────────────
──────────
─────
希「はぁ、はぁ…降り始めてからもう1時間は経ってるよね…?」
希「なんなの…この階段…」
希「…海未ちゃん!!穂乃果ちゃん!!」
…おねがい……たすけて
希「……」
希「この声…やっぱり海未ちゃんたちじゃな──」
希「きゃっ!?」ズルッ
希「いったた…な、なに…?」
希「…ッ!!」
希「……」
希「ここの踊り場…穴が空いてる…」 希「1メートルくらいかな…それにすごく深い…」
希「危なかった…もし落ちてたら…」ゾクッ
希「さっきも階段が崩れてるところがあったし、気をつけないと…」
希「それにしても、階段の踊り場に穴…?どういうことなんだろ……あっ」
ピカッ
希「光った…?穴の下で何かが…」
希「…もう見えなくなっちゃった」
…おりてきて……たすけて
希「ずっと聞こえてる泣き声も、まるで私が一段下がると向こうも一段下がるみたいで…全く距離が縮まらない」
希「……」
希「…気にしていても仕方ないよね。早く降りなきゃ」タタタッ ────────────────
──────────
─────
希「……」
希「…どれくらい時間経ったかな」
希「階段も…もう数え切れないほど降りた気がする」
希「…海未ちゃん!!穂乃果ちゃん!!返事して!!」
…おりてきて……おねがい
希「……」
希「大人しく海未ちゃんの言う通りにするべきだったかな…」
希「……」
希「どれくらいかかるかわからないけど…地上に戻ろう」クルッ
希「……ぇ」 希「……ぁ」
希「な…に……?」
希「……」
希「か、お……が」
希「にらん……で…」
希「…ぃ……」
希「いやッッッ!!!!!!!!!!!!」ダダダッ
希「ずっとついてきてたんだ!!!見られてた!!!最初から!!!」ダダダッ
希「あぁ!!!私のことを!!!ずっと睨みつけてたんだ!!!ずっと!!!ずっと!!!」ダダダッ
希「神様!!!助けて!!!分かってた!!!離して!!!見てたんだ!!!後ろに!!!」ダダダッ
希「いやだ!!!おねがい!!!いたんだ!!!わかっちゃった!!!やめて!!!ついてきてたんだ!!!ついてきちゃってたんだ!!!うしろで!!!かみさま!!!ずっと!!!たすけて!!!さいしょから!!!みてたんだ!!!」ダダダッ 希「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!」ダダダッ
…たすけて!……おねがい!
希「いやぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!」ダダダッ
…おりてきて!!……たすけて!!
希「ううぅぅぅぅあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ダダダッ
…おねがい!!!……おりてきて!!!
希「──ッ」ヨロッ
バタッ
希「……」
…キィィィィィィィィイイイイイイイイイ
希「……」
…たすけて!!!……おりてきて!!!
希「……」
…キィィィィィィィィイイイイイイイイイ
希「……」
…おりてきて!!!……おねがい!!!
────────────────
──────────
───── 「顔」とは何なのか
助けを求めていたのは誰なのか
ロッカーに隠された謎の階段
何ひとつ回収されてないの草 エレベーターとかほのかの部屋が異世界に通じてるやつとか書いた人かと思ったのに 後ろから顔がストーキングしてるの想像したらちょっと面白いな
わざわざスタート地点で待ち伏せて誰か入ったら後ろから付いてってるんかな SCP-087【吹き抜けた階段】ですね。
まさか、この作品とのクロスオーバーを書く方がいらっしゃるとは思いませんでした
各階へ降りるごとに、滲みやオブジェ。横道や突然現れる謎の顔など、ホラーテイスト満載の作品ですが、
コチラを台本形式に落とし込むのは、さぞ大変だったでしょう。
行間が吹き抜けた階段に佇む様な、そんな孤独感を煽る形になっていてとても良かったです。
顔が現れる時など、差し迫る様なシーンではもう少し詰めても良かったかも知れません。
本当に面白かったです。
是非また、他の作品でも書いて頂きたいです。 すまん
ホラー的にしょうがないが登場人物の行動全て馬鹿としか思えん 希で無理なら全員無理かな・・・
真姫が知ってる側の人間ならワンチャンあるかどうか 希登場でどう解決に向かうかと思ったらハシゴを外された感じ Taleとして成り立ってるわけじゃなく報告書にキャラ当てはめただけだから違和感が 中途半端に読んだせいで気になってたところでスッキリしない終わり方 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています