0001名無しで叶える物語(もこりん)
2020/11/24(火) 15:38:56.52ID:kIToxH/R璃奈「私のお菓子食べたの誰」
それはボソリとした、何気ない一言だった
放課後、ダンス練習のため一室に集まる同好会の面々達
これは、その休憩の最中の出来事
璃奈「私のお菓子がない」
天王寺璃奈は動揺と共に呟いた
2時間ぶっ通しの練習で身体に熱を帯びた少女達は、その熱気を地面に委ね、身体の回復に努めていた
そこに天王寺璃奈のか弱げな一言
少女達の耳と脳を素通りするには十分だった
しかしそこに確かな、『煮え滾る』感情が含まれていることを見逃さなかった少女が一人
愛「ん?待ってみんな、りなりーが何か言ってるよ」