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果林「彼方ったら、またこんなところで寝て……」
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0001名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/21(土) 18:47:35.80ID:0OSFsCmx
果林「ほら起きて、ベンチでなんて寝ていたら風邪ひいちゃうわよ〜?」

ユサユサ
   ユサユサ

彼方「んんぅ……」

果林「揺すっても起きないなんて……もう」

果林「……彼方?」

彼方「zzzz……」

果林「起きなさい」

果林「近江彼方さん?」

果林「………」

果林「……コホンッ」

キョロキョロ

果林「……好き」ボソッ

彼方「ん……んぅ……zzz……」

果林「……何してるのかしら。私」

果林「ほら、彼方っ! 起きなさいって……せめて部室に行きましょう?」
0093名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2020/11/22(日) 15:56:50.31ID:O+w/0K90
もっとかいてください

おねがいします
0096名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 16:30:04.03ID:Jxoc62Zt
――――――
―――
[翌日]


果林「……で、どうして私は来ちゃうのよ……」

彼方「zzz……」

果林(本当は起きてるんでしょ?)

果林(……いや、私の言動が影響して起こしちゃってるのかもしれないわ)

果林(そうでなきゃ、彼方はここで寝たふりし続けてるだけになっちゃうじゃない)

果林(ないわね……ない)

果林(もし仮にバレていたとしても、それは私のミス)

果林(彼方の策略に嵌まったわけじゃないわ)

果林「……彼方」ボソッ

果林「……」

果林「彼方の寝顔……可愛いわ」

彼方「ん‥…zzz……」

果林「起きないと……唇にキスしちゃうわよ」

彼方「zzzz………」

果林(唇……艶々していて、美味しそうね……)ドキドキ
0097名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 16:33:59.81ID:Jxoc62Zt
果林(……もう、好きだって言っているのバレているし)

果林(頬にキスしたのとか、イヤじゃないって言われたし)

果林(わざわざ、人気のない場所にいるって彼方が言ってきたわけだし……)

果林(もう、唇にしても許されそうな気がしない……?)

フルフルフル!

果林(いやいやいや!)

果林(待って、待ちなさい果林)

果林(そんなの、私が一番初めに言ってた変な人の悪戯そのものじゃない……)

果林(けれど……彼方は別に良いって)

果林「……彼方、彼方ってば」

ユサユサ
   ユサユサ

果林「起きて、お願い……」

果林「さすがに私、寝込みを襲いたくはないわ」

果林(もう襲ってるよね? なんて、言わないで私の理性)
0100名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 16:37:39.83ID:Jxoc62Zt
彼方「ん……んぅ……」

果林「彼方っ……彼方っ、起きて!」

彼方「ん……ぅ……」

彼方「……果林ちゃん?」キョロキョロ

彼方「どうしたの?」

果林「どうしたの? なんて寝ぼけた振りしないで……」

果林「……起きてたんでしょう?」

彼方「……?」

彼方「なんの、話……? ふぁ……ぁふ……」

果林「え……」

果林(ほんとに熟睡してたの……?)

果林(私が何かするのを待ってたんじゃなくて……寝てた?)

彼方「彼方ちゃん……いっつも寝てるんだけどなぁ……」
0102名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2020/11/22(日) 16:41:18.13ID:O+w/0K90
素晴らしい
0103名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 16:46:49.85ID:Jxoc62Zt
彼方「……果林ちゃんが……悪戯……してくるから、起きたこともあったけどねぇ」

果林「じゃ、じゃぁ……本当に、私が自滅してただけ……?」

果林「彼方が実は私を誘ってるとかじゃなく……?」

彼方「居場所を教えるのが誘ってることになるなら……誘ってるかなぁ?」

果林「私が、唇にキスしてたらどうするの……?」

彼方「え〜……?」

彼方「ん〜……そうだねぇ……」

彼方「……果林ちゃんがキスしたくなる唇になったのかぁ……って、思うかな……」

果林「えっ……」

彼方「だって、果林ちゃんが気持ちいいキスしたいから、リップクリームをプレゼントしてくれたんだよね?」

果林「ん゛っ」

彼方「だからもしかしたらって……彼方ちゃん、毎日毎日ちゃんとケアしてたんだよ〜?」

果林「……そ、そんな思惑は、無かったのだけど」

彼方「えっ」

果林「か、彼方の唇が荒れてたら嫌だなって思ったのは……そうだけど……」

果林「キスしたいと思ってはいたけど……大事にして欲しい気持ちの方が大きかったっていうか……」

彼方「ま、またまた〜」

果林「ほ、ほんとよ! ほんと……本当にそうだった」
0105名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 16:53:46.84ID:Jxoc62Zt
彼方「えっ……」

彼方「えぇぇ〜……」

彼方「あ、あれぇ……?」

彼方「あっ……あぁぁぁぁっ!」

果林(顔真っ赤になっ――)

ボフッ

果林「ぅぶっ……」

彼方「か、彼方ちゃんのこと見ちゃダメ〜っ!」

彼方「今は、今は駄目だからっ」

果林(彼方の枕……良い匂い……じゃ、なくてっ)

果林(照れ隠し……? これが照れ隠しなの……?)

果林(やだ……なにこれ……好き)

彼方「か、彼方ちゃんはてっきり……果林ちゃんがキスしたいって……だから大事にして欲しいって……」

彼方「早とちり……? えぇ……えぇっ……えーっ!」
0109名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 17:02:55.56ID:Jxoc62Zt
果林(キスしたいとは、思ってた)

果林(日に日にちゃんとしていく彼方の唇を見て……ドキドキしてた)

果林(今日だって、私……キスして良いのかしらって……思ってた)

ガシッ

彼方「ぁっ」

果林「っは……彼方……」

彼方「ま、待ってっ……今見ちゃだーめっ!」

果林「もう遅いわよ……もう、私の脳裏に焼き付いた」

彼方「ぅ……うぅ……」

果林(凄い、真っ赤になってる……)

果林(可愛い……好き……)

果林「昨日、あんなに訳知りのように囁いてくれてたのは何だったの?」

彼方「あ、あれは……」フイッ

果林「……教えて。彼方」

彼方「あれは……ただ……ど、どうせなら……リード奪ってやろう……みたいな……」

彼方「あはは……ははっ……」

彼方「うぅ……」

彼方「うわぁぁぁぁぁ……もう駄目、彼方ちゃんは今日を最後に退学します……探さないでください」

果林「ちょ、ちょっとちょっと! それはさすがに許さないわよ」
0111名無しで叶える物語(SIM)
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2020/11/22(日) 17:08:14.52ID:y9HMg6mI
神を見たことある?

 無い ─┐   ┌───わからない 9%
 11%  │_..-ー''''''l'''''― ..、
     ./   .l,  |     `''-、
   ./     .l  .|       \
   /ゝ、     l. |         ヽ
  ./   .`'-、    l. |           l
 │      ゙''-、 .l,|             l
  |         `'″          |
 │                   ,!
  lインターネットで見た80%   /
  .ヽ                  /
   .\              /
     `'-、              /
       `''ー .......... -‐'″
0112名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 17:17:33.92ID:Jxoc62Zt
彼方「だ、だってっ!」

果林「好きなのは事実だからっ!」

彼方「っ……」

果林「リップクリームを渡した動機は違うかもしれないけれど」

果林「だとしても……彼方に感じ取られた私の心は間違っていないからっ!」

果林「間違って、無かったのよ……全然」

果林(寝ている傍で好きだと囁いて)

果林(その体に触れて、頬に触れて、キスをして)

果林(そこのどこに間違える要素なんてあるのか知らないけど)

果林「昨日囁かれたとき、心臓止まるかと思ったんだから……」

果林「今日、学校サボるか迷って……ここに来るのだって……躊躇ってたんだから……」

果林「だって……おかしいじゃない」

果林「女の子が女の子になんて……」

果林「彼方がからかってるのかと思った」

果林「私が今日も触れようとしたら、起き上がって罵倒されるかもしれないって……少し思ってた」

彼方「……果林ちゃんは綺麗だから、彼方ちゃんにとっては憧れだった」

果林「そんなっ」

彼方「んーん」フルフル

彼方「だから、そんな果林ちゃんに"好き"って言われてドキドキした」

彼方「果林ちゃんの綺麗な唇に使われてるリップクリームで間接キスした時、気が気じゃなかった」

彼方「バイトしてる姿を見られて、リップクリームを買いに来たって言われて」

彼方「私に使っちゃったからもう使いたくないんじゃないかって、少しだけ怖かった」

彼方「でも……次の日にはリップクリーム贈られちゃって……」

彼方「えへへ……ずっとドキドキさせられっぱなしだったよ」

彼方「ねぇ、果林ちゃん」

果林「なに?」

彼方「今の彼方ちゃんの唇なら……キス、出来る?」

果林「ぇっ……」
0113名無しで叶える物語(たこやき)
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2020/11/22(日) 17:19:13.00ID:GWmBfht/
きちゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
0114名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 17:22:22.84ID:Jxoc62Zt
彼方「ん……」

果林「か、彼方……」

果林(なんで目を閉じるのよ……)

果林(良いの……?)

果林(しちゃって……唇に……私が……)

果林(え……ほんとに……?)

ドクンッ
   ドクンッ
 ドクンッ
    ドクンッ

果林「っ……」ゴクッ

果林「………」

彼方「………」

――チュッ

果林「っふ……」

彼方「……っ」

果林「……好きよ。彼方」
0116名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 17:27:36.97ID:Jxoc62Zt
果林(どうせ、真っ赤なんでしょうね。私)

果林(何でもないようなことのように言いながら……締まりがない顔してるんでしょうね……)

彼方「………」

彼方「ぁ……」

サワッ.....

彼方「……えへっ」

果林(自分の唇触って照れ笑いするって……何なの)

果林(何なのよ、彼方……っ!)

果林「……一回で良いの?」

彼方「え……」

果林「今度は、彼方の"返事"が欲しいわ」

果林(リードしたくなっちゃうじゃない……っ)

彼方「っ……」

彼方「目……目を閉じてくれなきゃ、出来ないよ……」

果林(好き)
0118名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 17:34:07.54ID:Jxoc62Zt
果林「……じゃぁ」

果林「ん……」

果林(もう少し見ていたいけれど……)

果林(彼方を虐めたいわけではないし……)ドキドキ

彼方「………」

果林(制服の擦れる音がする)

果林(風もないのに、彼方の匂いが強く感じる)

果林(……彼方の、息を感じる)

――チュッ

果林「ん……っ」

彼方「っは……はっ……はぁ……」

果林「彼方……」

彼方「………」フイッ

彼方「つ、次は……彼方ちゃんがリードさせて貰うから……」

果林「あら……それは楽しみね」

彼方「………」

......ギュッ

果林「好きよ。彼方」

彼方「……うん、彼方ちゃんも、果林ちゃんが好きだよ」
0120名無しで叶える物語(らっかせい)
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2020/11/22(日) 17:37:52.61ID:Jxoc62Zt
二人は幸せなキスをして終了

今度こそ終わり
0123名無しで叶える物語(カボス)
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2020/11/22(日) 18:01:45.50ID:yz1Q8Mv7
なんでこんなにときめくんでしょうなあ
0128名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/11/22(日) 18:57:33.15ID:8VMnhLPU
バイトから帰って来たらいつの間にか天国になってるじゃねぇか
0131名無しで叶える物語(もんじゃ)
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2020/11/22(日) 20:01:21.93ID:1q2TcA88
サイッコーにときめきました!!
0133名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2020/11/23(月) 04:37:14.84ID:uCDm51wb
心が満たされた
0136名無しで叶える物語(庭)
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2020/11/24(火) 14:50:08.09ID:CpV5aqt3
絵になるよなぁ〜〜〜
最高
0139名無しで叶える物語(奈良漬け)
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2020/11/24(火) 19:28:17.54ID:LTavUdUU
素晴らしい あまりにも
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