ことり「気になる」
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絵里「と言う事でこれからの練習メニューを…」
にこ「あっ…ねえ。シャーペン貸してくれない?」
ことり「え?うんいいよ。はい」
にこ「ありがとう」
ことり「うん」
絵里「で、体幹トレーニングを組み合わせて…」
穂乃果「は…は…ハックション」
にこ「うわっ。ビックリした」
海未「風邪ですか?」
穂乃果「えへへ。かなぁ?」
にこ「もう。間違えちゃったじゃないの」
穂乃果「ごめ〜ん」 ハエ「……」
凛(ハエって…何食べるんだろう?まさかにこちゃんを食べる気はないだろうし…)
花陽「あ……」
凛(あっ!かよちんもにこちゃんの方をジッと見てる。もしかしてかよちんもハエがとまってるの気が付いたかな?)
グゥゥゥゥ
花陽「あっ…」
凛(えっ!!?かよちん……?まさか食べる気じゃないよね?いくらお腹空いてるからって…) 花陽「……」カァァァァ
凛(かよちん…お腹鳴って恥ずかしいんだ。でも凄い。誰も気に留めてないにゃ)
穂乃果「ハックショ〜ン」
ハエ「ブーン」
凛(あっ!穂乃果ちゃんのクシャミでまた飛んでった。また戻ってくるかな?……ん?)
凛「ねえねえ。にこちゃん」
にこ「ん?」
凛「にこちゃんってシャーペンの消しゴム使うタイプの人なんだね」 希「いったい何があったん?」
穂乃果「……」ポケ〜
希(穂乃果ちゃんはなんでテッシュを鼻に詰めてるん?口をポカンとあけて…めっちゃアホみたいに見えるけど?)
絵里「はあ…」
希(なんかえりちは落ち込んでるし…)
海未「……」モジモジ
希(海未ちゃんモジモジしてるし。トイレ我慢してるん?) ことり「……」スーン
希(ことりちゃんはそれどう言う表情?)
真姫「……」クルクル
希(めっちゃ髪の毛クルクルしてるし。イライラしてるやん)
花陽「うぅ……」グゥゥゥゥ
希(なるほど)
凛「ん〜…」ジィー
希(え?凛ちゃんは真剣な顔して…何を…)
にこ「ふふんふん」カキカキ
希(にこっち…肩にハエとまってるやん…凛ちゃんそれ見てたんや。教えてあげればいいの…) 穂乃果「ハッ…ハックション」
ブーン
凛「あっ!」
穂乃果「あっ!」スポーン
希(あっ…ハエ飛んだ…穂乃果ちゃんが鼻に詰めてるテッシュも飛んだ…)
グゥゥゥゥ
花陽「うぅ…」 凛「ねえねえ。にこちゃん」
にこ「ん?」
凛「にこちゃんってシャーペンの消しゴム使うタイプの人なんだね」
にこ「え?うん…」
凛「ふ〜ん」
にこ「……」
穂乃果「ハックション…うぅ…」
花陽「穂乃果ちゃん。遠慮しないで全部使って」
穂乃果「ありがとー。じゃあ遠慮なく使わせて貰うよ」
花陽「うん……え?鼻に…詰めるんだ…」 にこ(………え?今の何?)
凛「……」
にこ(どう言う意図で聞いてきたの?消しゴム使ったらいけな言って事?借り物だから?)
にこ「……」チラッ
凛「……」ジィー
にこ(えぇ…なんか凄い見てくるんですけど…え?ダメなの?私非常識なの?消しゴム使うのって常識外れなの?) にこ(……嫌味言われたのよね?凛に…あの凛に…嫌味を…地味に傷付く…)
凛「……」
にこ(普段からにこちゃんにこちゃんと私を慕ってやまないあの凛が…いや凛よ?凛が嫌味なんて。ただ、私がシャーペンの消しゴム使ってたから見た事をそのまま言っただけよ。そうよ。って言うか本人に聞けば良いのよ。どう言う意図か)
にこ「……」チラッ
凛「……」ジィー
にこ(……いや聞くの怖いわ。凄い怖い……いや!でもあれよ!消しゴムなんだから使わなきゃいけないに決まってるじゃない!そうよ!聞くのよにこ!) にこ「凛」コソコソ
凛「あっ…」
にこ「え?」
凛「ううん」
にこ「シャーペンの消しゴム使うのって変?」
凛「え?別に」
にこ「そう」
にこ(聞いてみて良かった〜) 花陽(うぅ…お腹空いたよぉ〜)
グゥゥゥゥ
花陽(鞄の中におにぎり入ってるけど…流石に今取り出して食べるのはダメだよね…)
グゥゥゥゥ
花陽(でもこれ以上お腹空いたら動けなくなっちゃうよ。絵里ちゃんの話も全然頭に入ってこないし…)
穂乃果「ハックション」
花陽(穂乃果ちゃん…ティシュー持ってないのかな?確か鞄の中に…)
ガサゴソ
花陽(ティシューを取り出すフリしておにぎりも一緒に取り出せればなぁ…) 花陽(あった…)
花陽「あの…穂乃…」
グゥゥゥゥ
花陽(うぅ…またお腹が……………ティシュって食べれない事なさそうだよね……ううん。流石に食べないよ?食べないけど……甘い味がするのとかあるよね…ローションティシュとか) こう同じシチュエーションでみんながそれぞれ違うこと考えてるss楽しいよね 穂乃果「ハックション」
花陽(穂乃果ちゃん……今ティシューを…)
花陽「穂乃果ちゃん…ティシュー使う?」
穂乃果「花陽ちゃん…恩に…」
花陽「うん」
花陽(はあ…ティシューが美味しそうに見えるなんて…私ってどれだけ食いしん坊なんだろう。自分が自分で嫌になるよぉ)
グゥゥゥゥ
花陽(でも…そんな事言ったってお腹空くんだもん。仕方ないの……好きな時に好きなだけ食べて良い世の中だったらいいのに…)
花陽「……?」
穂乃果「ふふん」フキフキ
花陽「鼻…かまないの?」
穂乃果「え?あっ…かむよ!かむかむ。ふん」 花陽(穂乃果ちゃん…鼻もかまないでティシューを黙って見つめて…穂乃果ちゃんもお腹空いてるのかな?)
穂乃果「ふん」
花陽(あっ…かんだ………いいな…鼻詰まりは鼻をかめばいいんだもんね。空腹は食べないとおさまらないもん…) 花陽「はあ…」
グゥゥゥゥ
花陽(もういっその事ティシューを使い切ってくれないかな。このままだとティシューも食べ物に見えてきちゃうから…白いし…)
花陽「……」グゥゥゥゥ
穂乃果「ふんっ」
花陽(流石に鼻をかんだティシューには食欲そそられないな」 絵里「と言う事で………あの…」
シーン
絵里(誰も聞いてない…)
絵里「あの…穂乃果?」
穂乃果「……」ポケ〜
絵里「……真姫?」
真姫「…何?」クルクル
絵里「いや…」 絵里「あの〜…もっと柔軟を…」
にこ「いいと思う。あっ、間違えた」ゴシゴシ
ことり「あ…」
凛「あっ!」
絵里「…なんか自信なくなってきた」
海未「絵里?大丈夫ですか?」 絵里「なんか…もう頭が痛いわ…」
海未「保健室行きますか?」
絵里「そう言う事じゃなくて…」
絵里(どうしてうちのメンバーはこうも個性的…悪い言い方をすればまとまりがないのかしら…)
絵里「ねえ皆んな」
穂乃果「ハックション」
絵里「あぁ…もうダメだわ。海未…あとはお願い…」
海未「え?大丈夫ですか?」 絵里「うん……じゃあ…後は海未頼むわね」
海未「は、はい。わかりました」
絵里「………はあ。帰りに胃薬買って帰ろう…」
海未「え?」 にこ「あっ」ポキッ
ことり「あっ…」
ことり(にこちゃん…シャーペンの芯をよく折るなぁ…筆圧が強いのかな?)
にこ「あ〜あ〜」ゴシゴシ
ことり(シャーペンの芯が折れる度に消しゴムも使うんだよね…)
にこ「あっ…」ポキッ
ことり(飛んでいったシャーペンの芯はどこへ行くんだろう…。誰も片付けないから…その内部屋いっぱいに溜まっていくのかなぁ……ありえないけど…) 穂乃果「ハックション」
にこ「うわっ」
ポキッ
ことり(その内…シャーペン本体まで折りそうな勢いだなぁ…まあ…そんな事はないだろうけど…)
にこ「ったく。もう少し抑えなさいよね…あっ…」
ことり(え?) にこ「…あの、ことり?」
ことり「な、何?」
にこ「シャーペンの芯がなくなっちゃって…」カチカチ
ことり「うん」
にこ「ある?」
ことり「……」
にこ「え?」
ことり「あるよ」
にこ「本当!助かる!」
ことり「うん」
にこ「ありがと〜」
ことり「うん」
ことり(芯も消しゴムも…いいんだけど…本当に…)
ことりの苦悩は続く。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています