愛「おっ!ぷよぷよじゃん!!なっつ〜!!」せつ菜「いざ!尋常に勝負です!!!」
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〜お昼〜
愛「でさ〜、愛さん最近プリプリにハマっちゃってさ〜、Diamondsとかヘビロテしてて〜……」
あなた「あっ!それCMとかで聞いたことある!確か『ダイヤモンドだね〜♪』ってやつでしょ?」
愛「そうそうそれそれ!!最初は愛さんも、おっ!懐メロじゃ〜ん、って思ってたんだけど、聞いてくうちにますますハマっちゃって〜」
あなた「わかる〜!!なんか昔の曲ってなんとも言えない魅力があるよね〜。こう、心をぎゅっと鷲掴みされる感じ、みたいな?」
愛「でしょ〜!!愛さんもすっごくそう思う!いつか愛さんも、みんなに広く親しまれるヒットソング的なの作れたらいいな〜って……」
せつ菜「すみません。お昼、ご一緒させて頂いてもよろしいでしょうか?」
あなた「あ、せつ菜ちゃん!」
愛「おっ!せっつー!いいよいいよー!!一緒にいると気分もいいっしょ!なんちゃって!!」 せつ菜「……」キョロキョロ
あなた「……どうしたの?せつ菜ちゃん?」
せつ菜「いえ、歩夢さんの姿が見当たらないなと思いまして……」
愛「あ〜、歩夢なら今日はお休みみたいだよ、ね?」
あなた「あ、うん。どうやらちょっと体調崩しちゃったみたいで……」
せつ菜「それは大変ですね!あとでお見舞いのLineをしておかないと!」
あなた「うん、ありがとせつ菜ちゃん」
あなた(そう、今日は珍しく歩夢ちゃんが体調不良でお休み、ということで……)
あなた(私たち二年生三人という、少し変わったメンバーでお昼ごはんです) あなた「……」
あなた(な、なんか変わった取り合わせだなぁ……それに愛さんとせつ菜ちゃんが一緒のとこってあんま見ないかも)
あなた(私と歩夢ちゃんも一緒にいる、ってとこはたまにあるけど、今日は歩夢ちゃんはいないから、なんか、ちょっとだけ不安かも……)
あなた「……」
あなた(どうしよ、私のイメージだけど、せつ菜ちゃんと愛ちゃんって話合わなそうだし……私が中心になって会話回してあげないとだよね!これでも一応部長だし!!)
あなた「……ね、ねえせつ菜ちゃ
せつ菜「そういえば珍しい組み合わせですよね!!この三人組って!!」
あなた「なっ……」
あなた(ど、どうしてそういう女の子的に言いづらいことを堂々と明言しちゃうのかなぁ!!!?) あなた「え、えっと……」アワアワ
せつ菜「……?」
愛「でも確かにそうかもね〜。ってゆーか歩夢がいないっていうこと自体がまずなんか新鮮だし?」
あなた「あ、うん、そだね……」
愛「それに二年生メンバーで食べない時は愛さんはりなりーとかかすかすと一緒に食べてるし、そういう時せっつーは大体しおってぃーとお仕事でしょ?」
せつ菜「はい!ですが愛さんっていっつも一年生たちと一緒にいますよね!!『大好き』って感じで羨ましいです!!」
愛「……それを言ったらせっつーもじゃん!!しおってぃーのお仕事今でも積極的に手伝ってるくらいだし」
せつ菜「もちろんです!!私だって栞子さんのこと、大好きですから!!」
あなた(な、なんかちょっとだけ会話がすれ違ってるような気もしなくもないんだけど……)
あなた(……ま、いっか)モグモグ せつ菜「それで、お二人はどういった話をされていたのですか?」
あなた「え?何の話?」
せつ菜「私がここに来る前の会話です。曲、とか、メロディ、といった言葉が聞こえましたが……」
せつ菜「……もしかして!スクールアイドルの新曲のことですか!!?それとも今流行りのあのアニソンとか
愛「違う違う〜、まあちょっとは関係あるんだけど……」
あなた「えっとねせつ菜ちゃん、私たちね、懐メロのこと話してたんだ」 せつ菜「ナツメロ……?なんですか、それは?」
愛「懐かしいメロディの省略形!愛さんね、どうやら昔の歌謡曲にハマっちゃったみたいで〜」
愛「もともとは新曲のアイデアをみつけよう!って思っておばーちゃんと演歌の話とかしてたんだけどさ、おばーちゃんに『演歌でええんか!!?』って言われちゃって……」
せつ菜「……いえ、演歌でも良いのではないでしょうか?演歌の手法を取り入れた曲も、今でも多く存在すると聞きますし」
愛「あ、いや今のはね?そーゆーことじゃなくて……」
せつ菜「……?」
愛「……でね、そしたらおねーちゃんがオススメの曲愛さんに教えてくれて、それを聞いて愛さんびびっ!!と来ちゃって!!」
愛「もうこれだぁー!!って!!愛さんの求めてたものってまさにこれじゃん!!って!!こーゆーふんわり感と気持ちよさを併せ持つ曲ってマジ最強じゃんって!!」
せつ菜「は、はぁ……」
あなた(……あ、ダメだせつ菜ちゃんついて来れないって顔してる)
愛「他には『やさしさに包まれたなら』とか『ロマンスの神様』とか?愛さんのちょーオススメっ!!」
せつ菜「あ、ありがとうございます。機会があれば、聞いてみます……」 なんかどっかで愛さんとせつ菜って同じ学年なのに絡みあんまりないとかいう話目にしたからタイムリーなSSだ あなた「せつ菜ちゃんはJ-POPとかは聞かないの?」
せつ菜「私ですか?そうですね、私はあんまり……一応、流行りのアイドルグループの曲とかであればわかるものもあると思うのですが……すみません」
あなた「ううん、謝ることじゃないよ。曲の趣味なんてそう簡単に他人と合うものでもないし、私だってたまに愛ちゃんの話してる曲、知らないのあるし……」
愛「えーっ!?ぶちょー!!ぶちょーでしょー!!?日本の曲くらい全部知ってるぜ!!くらいの勢いないとダメでしょー!!」ユサユサ
あなた「わっ!ちょっ!!揺らさないで!!」
愛「ぶちょ〜!!」ユサユサ
あなた「で、でもっ!!ほら!!友達とカラオケ行ったときにさ、あっ、これいい曲だな〜って思ったやつを後で家帰って聴いてみるとかするじゃない?そうやって曲の知識は増やしてるから
愛「あっ!愛さんそれちょーわかるっ!!カラオケって知識めっちゃつくよね〜!!」
せつ菜「……そういうものなのでしょうか?私はカラオケは特訓にしか使うことがないので、あまりピンとはきませんが」
愛「え〜っ!!?もったいなーっ!!人生の半分くらい損してるでしょそれ!!じゃあ今度愛さんがみっちり色々教えこんであげるから!!おっけー?」
せつ菜「は、はい!!お手柔らかに……」 あなた「逆にせつ菜ちゃんは普段どういう系の曲聞いてるの?やっぱりアニソン?」
せつ菜「はいっ!!もちろんです!!ちょうど先日も、来期覇権候補のアニメのOPの視聴動画が公開されたばかりで!!」
せつ菜「イントロを耳にした瞬間に!!くぅ〜っ!!これだ!!これしかない!!って感覚が頭に浮かんで!!私、ラノベ化したときからその作品を追っていたわけなんですが!!あっ、とは言ってもいわゆる原作厨じゃないですよ!!?ちゃんと新規層の獲得にも理解があるつもりですし!!」
愛「派遣??げんさくちゅー??」
愛「???」
あなた(あっ、今度は愛ちゃんがついていけないって顔してるや)
せつ菜「もう絶対買いです!!買わないなんて選択肢はありません!!そして私たちの手で!!絶対に秋クールの覇権の座を確固たるものに!!」
あなた「はは、ははは、頑張ってね……」 あなた「……」
愛「……」
せつ菜「……」
あなた(だめだ、好きな曲の話だと会話が長く持たない……)
あなた(っていうか、いったい何の話だったら会話が続くんだろ?なんかこの二人って)
愛「……」
せつ菜「……」
あなた(やっぱり趣味が絶望的に合わないって感じするよね……愛ちゃんはキラキラ系で、せつ菜ちゃんは大好き全開!なマニアック系だし……)
あなた「……」
あなた(な、なんか空気重い……)
あなた(うぅ、歩夢ちゃん、助けてぇ……) あなた「……」
愛「……」スッスッ
せつ菜「……」モグモグ
あなた「……」
あなた「……あ、そ、そういえば今日の部活のことなんだけど!」
しずく「あれ?先輩たち、今日はこちらでご飯を食べていらしたのですね」
あなた「しずくちゃん!!」
璃奈「こんにちは。璃奈ちゃんボード『ぺこり』」
あなた「璃奈ちゃんも!!」
あなた(きゅ、救世主!!!!) しずく「先輩、今日は歩夢さんの姿が見当たらないようですが……」キョロキョロ
あなた「あ、歩夢ちゃんならね、今日は体調崩しちゃってお休みだって」
しずく「そうでしたか、あとでお疲れを労うLineを入れておかないと……」
あなた「ありがとしずくちゃん。それより……」
かすみ「ううっ!!このっ!!えいっ!!やあっ!!」ピコピコ
あなた「……さっきからかすみちゃんはそんなに真剣に何やってるの?」
璃奈「私が家から持ってきたゲーム。ホントはみんなで遊べるようにって思ってたんだけど……」
せつ菜「ゲーム……」 愛「おっ、なになにゲーム?愛さんにもみせてー!!!」
ヒョコッ!!
愛「あっ!!ぷよぷよじゃん!!愛さんけっこー前におねーちゃんと遊んだことあるよ!!」
璃奈「うん。私も昔触ったことあって、懐かしくなったから購入した。それにこれなら知ってる人も多いと思った、けど……」
かすみ「ちょっとりな子!!このコンピュータ強すぎでしょ!!かすみんの華麗な2連鎖平気で返してくるんだけど!!」ピコピコ
璃奈「……それはかすみちゃんが弱すぎるだけだと思う」
かすみ「そんなことないもん!!かすみん、可愛い上に頭もいいから、無敵なんだもん!!」ピコピコ
璃奈「……」
しずく「ねえかすみさん。独り占めは良くないよ?そろそろ私にもやらせて欲しいな、なんて……」ソワソワ
愛「あっ!愛さんも愛さんも〜!!!!」
せつ菜「ぷよぷよ……」
あなた「……せつ菜ちゃん、知ってるの?」
せつ菜「はいっ!!もちろんです!!!」
あなた「!!?」 せつ菜「近年若者を中心に強烈なブームとなっているe-Sports!!その中でも大きな国内規模を誇るのが!!この!!ぷよぷよというゲームなんです!!」
せつ菜「大会では何億というお金が動くと聞きますし!!ものすっごく莫大な人気を歩六ゲームなんですよ!!ね!!璃奈さん!!?」
璃奈「聞いたことはある。プロになってそれだけで生計を立てている人もいるって」
あなた「へぇ、そうなんだ〜……じゃあせつ菜ちゃんもやったことあるの?」
せつ菜「いえ、それは……なにせ、ゲームに関しては親の目が厳しいということが大きくて……」
あなた「あ、そうなんだ……」
せつ菜「……ですが!!Youtubeなどで実況動画は多数見てきましたし!!知識とノウハウだけは誰にも負けませんよ!!ですから、私も一度やってみたいと思ってまして
あなた「じゃあ!!こういうのはどうかな!?」 〜放課後〜
あなた「というわけで!!第一回虹ヶ咲学園スクール同好会ぷよぷよ大会!!」
愛「いえ〜い!!!」
あなた(うん!我ながら名案だよ!!これなら愛ちゃんとせつ菜ちゃんの距離を縮められちゃうかもっ!!ちょうど愛さんもぷよぷよに興味持ってくれてるみたいだし!!)
あなた(共通の話題があった方が、何かと会話も弾むよね!!きっと!!)
あなた「……あっ、ごめんね璃奈ちゃん。ゲーム機借りちゃって」
璃奈「ううん、いいの。もともとみんなで遊ぶために持ってきたものだし」
あなた「ありがと璃奈ちゃん。それじゃあ最初は〜……愛ちゃんVSせつ菜ちゃん!!どうかな?」
愛「おっ!せっつー!!?いいよー!!相手にとって不足なしって感じだね!!」
せつ菜「はい!!私だって負けません!!動画視聴で鍛えたスキル!!今こそ発揮して見せます!!」 ピコピコ
せつ菜「ほうっ!とうっ!!」
愛「むむむ、ここに赤色を置いて、青色のを……」
せつ菜「そいやっ!行きますよっ!!」
ピコッ!
せつ菜「せつ菜ウルトラデラックス
愛「おっ!これ上手く行くんじゃない?」
ポスッ!
せつ菜「……へっ?」
ピコッ!ピコッ!!
せつ菜「あっ、ちょっ……」
バタンキュー…
愛「へへっ!やりぃ!!」
せつ菜「えっ……?」 愛「いえ〜い!愛さんの勝利!!」ブイッ!!
しずく「わあ、すごいですね……まるで、一つ一つの配置が洗練されていたと言いますか……」
愛「え?そう?四つ繋がったら消えるのと上から順に落ちてくるの考えたらけっこー簡単じゃない?」
しずく「いえ、それがすごいと言いたいのですが……」
せつ菜「……」
かすみ「せんぱーい!かすみんもー!かすみんもやりたいですー!!」ユサユサ
あなた「あ、うん。じゃあ次は……」
せつ菜「いいえ!!まだです!!!」 せつ菜「まだ私は負けてません!!私の心が折れない限り!!そこに敗北の二文字はあり得ませんから!!」
あなた「あ、うん。そうなんだ」
せつ菜「もう一回!!もう一回やりましょう!!愛さん!!」
愛「おっしゃ!!いいよ!!何回でもかかってこいっ!!」
せつ菜「はいっ!!何回でも!!何回でも挑戦して見せます!!絶対勝って終わって見せますからっ!!!」 せつ菜「……」
愛「しゃぁ!また愛さんの勝ちだね!!」
せつ菜「むぅ……!!!」
愛「およ?もしかしてせっつー、こーゆー頭使うゲームは苦手なの?」ニマッ♪
愛「せっつーにも苦手なものってあるんだね〜、そっか〜、パズルゲームは『げぇ!!?むり!!』って感じ系?」
愛「そだよね〜、せっつーって意外と周り見えてないところあるからね〜♪」ニマッ♪
せつ菜「なっ!?ち、違うますよ!!たまたまですからっ!!//」プクーッ!!
愛「あはっ♪せっつー、どうどう、どうどう♪」ナデナデ
せつ菜「むう〜!!!」プクッ!!
せつ菜(うううっ!!すっごく……私!!すっごく悔しいですっ!!) 〜部活後〜
ピコピコ
せつ菜「悔しい……とにかく悔しいです!!」
せつ菜(どうにかして愛さんに勝ちたいです!!私だっておっきな連鎖組んで『くらえ!!せつ菜ウルトラデラックスコンボ!!』って叫んでみたいですっ!!)
ピコピコ
せつ菜「なのに……」
バタンキュー!
せつ菜「……」
せつ菜「はぁ……」
せつ菜「……やはり愛さんの仰る通り、私には周りが見えてないんでしょうか?」
せつ菜「……」
せつ菜(だから、私は愛さんに、勝てな
バタン!!!!!
かすみ「何弱気なこと言ってるんですか!!!せつ菜先輩!!」
せつ菜「かすみさん!!!?」 かすみ「勝てないとか簡単に決めつけないでくださいよ!!何せつ菜先輩らしくないこと言ってるんですか!!!」
かすみ「私!!!私そんなせつ菜先輩は嫌ですっ!!!弱気なせつ菜先輩とか見たくないです!!」
かすみ「だって私が憧れたせつ菜先輩は!!私の好きなせつ菜先輩は!!完璧で!!いつも強くて!!自信満々で!!時々むかっとすることもあるけど!!でもっ!!」
ギュッ!!
せつ菜「かすみさん……」
かすみ「どんなに道が苦しくても決して諦めない、往生際が悪くてバカ正直な、そんな先輩だから……」
かすみ「だから……そんなに悲しそうな顔、しないで下さいよ、せつ菜せんぱぁい……」ウルウル
せつ菜「か、かすみさん……」
せつ菜「……」
グッ!!
せつ菜(……そうですよね、諦めたらそこで試合終了です。それに!挫けぬ限りまだ!!私は負けてはいませんので!!) せつ菜「……ありがとうございます!!かすみさん!!おかげで私!!目が覚めました!!」
せつ菜「私、特訓します!!愛さんに勝てるようになるために、もっともっと強くなります!!」グッ!!
かすみ「せつ菜先輩……その意気ですっ!!それでですね先輩!!かすみん一つ提案があるんですけどっ!!」
せつ菜「提案?」
かすみ「はいっ!あのっ!一人で勝てない相手でもっ!!二人で力を合わせれば勝てるんじゃないかって!!」 せつ菜「二人で……?でもそれって、ズルじゃないでしょうか?」
かすみ「い、いえっ!!そんなことないですよっ!!ほ、ほら!!知恵を合わせるんです!!」
せつ菜「知恵を……?」
かすみ「はいっ!私とせつ菜先輩で作戦を出し合って、一緒に愛先輩を出し抜くんですっ!!」
かすみ「愛先輩言ってたじゃないですか!!せつ菜先輩は周りが上手く見えていないって!!だからかすみんがその役を担当します!!これならせつ菜先輩は自分のことだけに集中できるでしょう!!?」
せつ菜「確かに、それなら上手く行くかもですね……」
かすみ「せつ菜先輩!!一人では辛い特訓も!!かすみんと一緒ならきっと乗り越えられますよっ!!だから、ねっ?」
せつ菜「……」
ガシッ!!
せつ菜「……かすみさん、いえ、かすみ師匠!!よろしくお願いしますっ!!!」
かすみ「はいっ!!せつ菜先輩!!!」
かすみ(にしし、これでかすみんも合法的にぷよぷよできる……♪) かすみ「じゃあ早速
バタン!!!
果林「……話は聞かせてもらったわよ」
かすみ「うえっ!!?果林先輩!!?」
せつ菜「果林さん?話、とは……」
果林「あなたたち、パズルゲームの特訓をしようって言うんでしょう?」
せつ菜「ええ、まあ……」
果林「だったら私の出番みたいね。私、こういう頭を使うゲームは、得意中の得意なんだから」 かすみ「ほ、本当ですか……?」ジトッ
果林「そもそも考えてみてちょうだい。私、あなたたちよりも数年長く生きているのよ?」
果林「だったらその分地頭も良くて当然でしょう?二人だけでは見えないものが見えるかもよ?」
せつ菜「確かに、一理あるかもですね……」
果林「それに、私、色に関してはちょっと自信あるのよ♪小学校の頃、青紫と赤紫の違いを知ってること褒められたくらいだし♪」
かすみ「おぉ、よくわかんないけど、すごいです……」
せつ菜「……決まりみたいですね」
かすみ「はいっ!せつ菜先輩!!」
果林「言っておくけどせつ菜、私の指導は甘くないわよ〜!!」
せつ菜「大丈夫です!!私!!雪辱を果たすためならなんだってする覚悟ですから!!」
せつ菜「二人とも!!よろしくお願いします!!」
かすみ「はい!!かすみん、せつ菜先輩のために人肌脱いじゃいますよ〜!!」
果林「ふふっ、今夜は眠れない夜になりそうね♪」
果林(それにこれなら後輩からの株も爆上がりすること間違いなし!!やったわね、私♪) 〜翌日〜
愛「おいーっす!!今日は……あれ?どしたのせっつーたち?なんか今日は早くない?」
せつ菜「……」
愛「……せっつー?」
かすみ「ふっふっふ……愛先輩、この方はもう愛先輩の知るせつ菜先輩じゃありませんよ?」
果林「そうよ愛。せつ菜は私たちの指導の下、完全に生まれ変わったんだから♪」
愛「……???」
せつ菜「愛さん……今こそ昨日のリベンジ!!完全に果たしてみせます!!」
ビシッ!!!
せつ菜「いざ!!尋常に勝負です!!!」 愛「勝負って……ぷよぷよのこと?」
せつ菜「はい!!もちろんです!!」
愛「……」
愛(そっか、せっつー昨日のこと、まだ根に持ってるんだ……ま、愛さんは正々堂々戦うだけだけど!)
愛「いいよせっつー!何回でも戦ってあげるって言っちゃったし、いつでもおいで?」
せつ菜「はい!!望むところです!!」
愛「それで……カリンとかすかすは?」
かすみ「もうっ!かすかすって呼ばないでください!!」
果林「ねえ愛……『三人寄れば文殊の知恵』ってことわざ、知ってるかしら?」 愛「???」
果林「……ふっ、そういう事よ」ドヤッ!!
かすみ「そういうことですっ!!今回は三人がかりで挑ませてもらいますから!!卑怯だなんて言わせませんよ!!」
愛「三人で……?そんなことできるの?」
かすみ「はいっ!もちろんです!!私たちがせつ菜先輩の頭脳になるんですよっ!!」
果林「そういう事よ。覚悟はできてるわよね、愛?」
せつ菜「いきますよ愛さん!!昨日から進化を遂げた私たちの活躍を!!その眼にしかと焼き付けて下さい!!」
愛「おっ、なんかよくわかんないけど燃えてきた〜っ!!よ〜し!愛さんも頑張っちゃうぞ〜!!!」 ピコピコ
せつ菜「いきますよ!!果林さん!!かすみさん!!」
果林「ええ!任せたわよ!せつ菜!!」
かすみ「せつ菜先輩!それ!右です!右!!」
せつ菜「はいっ!!」
ストン!!
果林「次!!赤と青来るわよ!気を付けて!」
せつ菜「はいっ!」
ストン!!
せつ菜「いけます……!!これなら!!」
ピコピコ
せつ菜(これなら自分の盤面に集中できる!!なら!!) ピコッ!
せつ菜「いっけぇ!!」
ヒュパッ!!
せつ菜「せつ菜スカーレットストーム!!!!」
ヒュパァーン!!!
せつ菜「見事な4連鎖……ふう、また今日も世界を
かすみ「せつ菜先輩!!まだです!!続いてますから!!」
せつ菜「……へ?」 愛「愛さんも……おじゃまぷよ送るよっ!!」
ストッ!!
せつ菜「わあっ!!?か、返された!!?」
かすみ「せつ菜先輩!!?どどどどどうしましょう!!?」
せつ菜「わ、私に聞かれても……!!」
果林「落ち着くのよせつ菜!!いい?ぷよは回転も出来ることを思い出しなさい!!」
せつ菜「それくらいはさすがに覚えてますよ!!」
かすみ「あっ!先輩!!そこにその色置いちゃったら……」
せつ菜「……え?」
トスッ!
愛「おっしゃー!愛さんも準備完了だよ〜!!いっけぇ〜!!」
バシン!バシン!!
せつ菜「う、嘘、この流れは、もしかして……」
ばたんきゅー!
せつ菜「あっ……」 愛「ふぅ〜、なんとか……!!」
かすみ「せつ菜先輩……」
せつ菜「……」
果林「……今のはかすみちゃんのミスね」
かすみ「ええっ!?どうしてですか!!?」
果林「途中で右と左間違えてたじゃない。あの置きミスから全てが崩れたと言っても過言じゃないわ」
かすみ「それを言ったら果林先輩だって!!青色と緑色見間違えてたじゃないですか!!」
果林「なっ、あれは!!ほ、ほら!!信号の緑色を青信号って言うでしょう?その名残よ!名残!!」
かすみ「言い訳しないでください!!絶対見間違えです!!」
せつ菜「二人ともずっとうるさいです!!!集中できないじゃないですか!!!」
かすみ「なっ……う、うるさいって言葉だけは!!せつ菜先輩にだけは言われたくないですっ!!」プクッ!!
果林「そうよそうよ!!私は悪くないわよ!!」 ガヤガヤ!!
愛「……あれ?カリン?」
愛「三人寄れば……なんだっけ?もんじゃが美味しい?」ニマッ♪
璃奈「うわ、愛さん大人げない……」
愛「〜♪」
果林「なっ……」
かすみ「うう〜!!このままでは終われません!!せつ菜先輩変わって下さい!!今度はかすみんが挑戦します!!」
果林「待ってかすみちゃん!!その前に私よ!!なんかバカにされたような気がするわ!!」
璃奈「じゃあ四人対戦モードにすればいいと思う。それならみんなで遊べるから」
璃奈「設定で3VS1に変えられたはず。愛さんにはちょうどいいハンデかも」 愛「おっ、いいよ〜!まとめてかかっておいで!!」
せつ菜「それでは遠慮なく!!行きますよ!!かすみさん!!果林さん!!」
かすみ「二人とも!!かすみんの足、引っ張らないで下さいね!!」
果林「かすみちゃんもよ!愛!!私の凄腕テク、見せてあげるわ!!」
せつ菜「行きますよ二人とも!!ファイト〜!!」
電撃組「お〜っ!!!!」 ガラガラ
歩夢「こんにちは……あれ?みんな何やってるの?」
あなた「あ、えっとね、まあ色々あったみたいで……」
かすみ「行きますよ〜!!かすみんミラクルコンボ!!」
せつ菜「狙い打ち、穿ち抜く……今です!!イグニッション!!!」
果林「ふっ、愛?私たちのテクに、溺れてもいいのよ?」
歩夢「……?」
あなた(結局、私が最初に思い描いてた展開とはなんか違う感じになっちゃったけど……)
あなた(……みんなが仲良くなって楽しめてるなら、もうなんでもいいんじゃないかな?)
果林「ちょっとかすみちゃん!!今私の方におじゃまぷよ送ったわよね!!?」
かすみ「設定でそうできないようになってますから!!果林先輩、りな子の話聞いてなかったんですか!!?」
せつ菜「ちょっと二人ともうるさいです!!!全然集中できませんよ!!!!」
かすみ「そういうせつ菜先輩の声が一番大きいんですよっ!!」
愛「あははっ、あははははははっ!!!」
あなた(……いや、やっぱりよくないかも)ジトッ 終わりです!お粗末様でした!!
明後日からのアニガサキ!!とってもとっても楽しみです!!! ぷりぷりってなんや?
色がついたうんこが降ってくるぷよぷよか? >>40
1の冒頭のかな?それならプリンセスプリンセス ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています