ダイヤ「私だって甘えたいですわ!」
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〜生徒会室〜
カタカタカタカタ…
ダイヤ「……」
カタカタ
ダイヤ「えっと、各部活動の支出報告を一つのシートにまとめて、上半期分の会計報告を合算して……」
ペラペラ
ダイヤ「……あっ、こちらには理事長の判子が必要ですのよね、後で鞠莉さんに頼んでおかなくては」
カタカタ
ダイヤ「……はぁ」
ダイヤ「うぅ、目がしょぼしょぼして来ましたわ……」コシコシ ダイヤ「……」
ポーッ
ダイヤ「はぁ……」
ダイヤ「どうしてやるべきことがこんなに多いのでしょうか……?」
ダイヤ(各部活動の会計報告書を統合して支出報告書を作成すること、かつ、部活動報告会の成果を取りまとめ次期学校経営における部活動推進予算の確保に努めること)
ダイヤ「……まあ私が自ら志願して生徒会長になった手前、覚悟をもって取り組まねばいけないのはわかってはおりますが」
ダイヤ「それにしても、全く終わりが見えませんわね……」
ダイヤ(加えて、作業の意味をあまり自分で見いだせていない、というのも、心理的負担としては大きくて……)
カタカタ
ダイヤ「はぁ……」
カタカタ
………
… ダイヤ「……ん、んん〜っ!!」
ダイヤ(ダメですわ。あれだけ数字とパソコンの画面を見つめていては、さすがの私でも、目が、疲れ……)
ダイヤ「少し、休憩をとっても……」
ダイヤ「……」
チラッ
ダイヤ「……」
ダイヤ(……ソファ?) ダイヤ「……」
ダイヤ(そう言えば、鞠莉さんが前に仰ってましたわね……)
鞠莉『ねえダイヤ、思ったんだけど、生徒会室って少し殺風景じゃない?』
ダイヤ『そうですか?放送機材などが置いてある分、他の学校に比べたら物が多い方ではないのでしょうか?』
鞠莉『でもそれ以外だとダイヤの机くらいしか置いてないじゃない?華がないわ〜!』
ダイヤ『まあ、この部屋は主に私しか使用しませんからね』
鞠莉『だからね、マリー考えついたの!この部屋にソファを置いたらいいんじゃないかって!!』 ダイヤ『……ソファ?別に生徒会室には来客などはございませんが』
鞠莉『来客がないとソファ置いちゃいけないの?』
ダイヤ『置く理由がないではありませんか』
鞠莉『んもう、いいじゃない!マリーが置いてもいいって言ってるんだから〜!』
ダイヤ『は、はぁ……』
鞠莉『ちょうどね、理事長室のソファを新しいのに買い替えようって思ってた頃なの。だからというわけで!あの子の新しい就職先はこの部屋で決まりね!やだ!マリーったらあったまいい〜!!』
ダイヤ『……ひょっとして鞠莉さん、ただソファの処分を押し付けたかっただけではないですか?』
ダイヤ(……というやりとりがあって新しく生徒会室に来ることになったこのソファ)
サワサワ
ダイヤ「鞠莉さんは寿命だと仰ってましたが、まだまだ使えそうですわね、ふかふかで……」
ダイヤ「まるで、雲みたいな心地ですわ……」 ダイヤ「ふわぁ〜……」
ダイヤ「……!!」
キョロキョロ
ダイヤ(……ひょっとして、鞠莉さんはこうなることを想定して、ここにソファを設置したのでしょうか?)
ダイヤ「これはもしや、日頃の疲れを癒すようにという、鞠莉さんなりの配慮……」
ダイヤ「……」
脳内ルビィ『そうだよお姉ちゃん、もう疲れちゃったんでしょ?休もうよー!!』
脳内ルビィ『どうせ手を抜いたってみんなにバレることないじゃんー!!ルビィもう疲れたよー!!休みたいー!!』ジタバタ
ダイヤ『ルビィ……』
ダイヤ『……』 ダイヤ(……そうですわよね。私だって頑張ったのです)
ダイヤ(少しくらい休んでも、バチは……)
ダイヤ「……」
ダイヤ「……!!」ブンブン!!
ダイヤ(それはいけませんわ!!生徒会長とは常に全校生徒の模範となるべき人間です!!)
ダイヤ「そんな人間が仕事をほったらかして休憩など!!ましてや、自らの立場を利用して、自分だけふかふかのソファで……」
ダイヤ「ふかふかの、ソファで……」
ダイヤ「……」ゴクリ ダイヤ「……」スリスリ
ダイヤ(まるで、羽毛布団のようですわね、この感触は……)
キョロキョロ
ダイヤ「……」
ダイヤ(……まあ、少しくらいならいいのでしょうか。幸いなことに生徒会室に訪れる生徒なんて滅多にありませんし)
ダイヤ(そう、少しだけなら、きっと……)
ダイヤ「……」
ボフッ!! ダイヤ「……♪」
ダイヤ(ほわぁ〜………♡)
ダイヤ(あくまでこのソファはお客様のためのものであって、私のために用意されたものではないのですが……)
ダイヤ(ですがその分、座り心地を追求した作りになっているのか、腰やお尻の部分を気持ちの良い感触が包み込んでいて……)
ダイヤ「最っ高に、気分が良いですわ……♡」デローン
ダイヤ「はわぁ〜………♪」
ダイヤ(ソファってこんなに気持ちよかったんですわね、鞠莉さんがトリコになってしまうのもなっとくです〜……♡)
ダイヤ「うゅぅ〜………♪」トローン ダイヤ(この感覚を知ってしまったら、もう仕事机には戻れませんわね……)
ダイヤ「……♪」
ダイヤ(……そういえば、前に鞠莉さんがソファをいっぱいに使って寝っころがってるのを見たことがありますが)
ゴロン♪
ダイヤ(今なら鞠莉さんの気持ちが少しだけわかる気がしますわ。だってこんなに気持ちいいんですもん……)
ダイヤ「んぅ〜……♡」
スリスリ
ダイヤ(私だって、私だってたまにははしたない格好とか、してもいいですわよね?)
ダイヤ(だって私も疲れてるんだもん。しょうがないですわ)
ダイヤ(私は毎日頑張っているのよ?誰も来ない部屋で、一人で……)
ダイヤ(少しくらい誰かにご褒美とか、こういう楽しみとかあっても良くないかしら?)
ダイヤ(だから今日は、もう、休み、たい……)
ダイヤ「……」コクッ!
ダイヤ(私だって頑張ってるんだもん。だから、これは、そのご褒美で……)
ダイヤ「ふわぁ〜……」
ダイヤ「……」コシコシ
ダイヤ「おや、すみ……」
曜「ダーイーヤーさん!果南ちゃんに頼まれた書類を持ってきたであります!!」ガラッ!!
ダイヤ「あっ……」 ダイヤ「……」
ダイヤ「……!!?」
ダイヤ(どどどど、どうして曜さんが生徒会室に!!?)
ダイヤ(なんでよりによってソファで寝っ転がってるときに人が来ちゃうのですか!!?それに!!よりによって曜さんだなんて!!あなた生徒会室から一番遠いタイプの人間ではありませんか!!?)
曜「……あれ?ダイヤさんひょっとしていない感じ?出かけてるとか?」
ダイヤ(そうですわ!!ソファに人間が寝っ転がってるだなんて普通の人は考えもしないはずです!このように縮こまっていれば、バレない……)
ダイヤ「……//」ギュッ!!
ダイヤ(ナイスアイデアですわ私!そう、猫のように丸くなって、息を殺せばきっと
曜「……あ、ダイヤさんこんなところにいた」
ダイヤ「なっ……」
ダイヤ(……//)カァァッ!! 曜「ダイヤさん、ソファの上に寝っ転がって何してたの?」
ダイヤ「あっ、こ、これは、その、えっと……//」
ダイヤ(ど、どうしましょうか、何かいい言い訳を思いつかないと
曜「あっ、もしかして休憩中だった?ごめんね、邪魔しちゃったみたいで」
ダイヤ「なっ……//ち、違いますわ!!これは!!その!!えっと……」
ダイヤ「……そ、そう!!ソファの耐久性をチェックしていたのですわ!!」 曜「へ?耐久性?どうして?」
ダイヤ「お客様がお座りになる椅子に不備があってはならないのですわ!!不慮の事故が起こらないように私が身をもってチェックしておりましたの!!」
曜「でもそれならわざわざ寝っ転がる必要なくない?座るだけで十分なんじゃ
ダイヤ「曜さん!!!」ビシッ!!
曜「ひぃぃっ!!?」
ダイヤ「私の話が信じられないというのですか!!?私は生徒会長なのですよ!!」
曜「!!!?」
ダイヤ「少なくともこの部屋の中においては!!私の言う事は絶対ですわ!!」
ダイヤ「曜さん!!私の言う事!!従って頂けますわよね!!?」
曜「よ、よーそろぉ……」ガクガク 曜「……」ビクビク
曜(ど、どうして私は生徒会室の中に囚われてるんだろ、しかもさっきダイヤさんが寝っ転がってたソファの上に座らされて……)
ダイヤ「……」カタカタ
曜「……」
ダイヤ「……」カタカタ
曜「……ね、ねえダイヤさん、どうして私、まだ部屋の中にいなくちゃいけないの?」
ダイヤ「……」
クルッ!
ダイヤ「曜さん。あなた、先程の私の醜態を皆さんに言いふらすおつもりでしょう?そうなってしまっては取返しがつかないからですわ」
曜「いや、でも……私さっきのこと、誰にも言いふらすつもりはな
ダイヤ「そんなのわからないじゃないですか!!ひょっとしたら気が変わって、千歌さんや果南さんとかにぽろっと口外してしまうかもしれないでしょう!!?」 ダイヤ「そうなってからでは遅いのですわ!!私の恥ずかしい睡眠時間が学校中に広まってしまってからでは!!」ビシッ!
曜「あっ、さっき寝てたことは認めるんだ……」
ダイヤ「なっ……//よ、曜さん!!いちいち上げ足をとらないで下さいませ!!!//」プンプン!!
曜「わあっ!!?ごめっ!!そういうつもりじゃ!!」アワアワ
ダイヤ「とにかく!!この部屋の中では私の存在は絶対ですわ!!私の仕事が終わるまではこの部屋で大人しくしていなさい!!」
曜「そ、そんな!!理不尽な
ダイヤ「いいですわね!!!」ズイッ!
曜「……」
曜「りょ、了解であります……」 ダイヤ「……」カタカタ
曜「……」
ダイヤ「んぅ……」
ダイヤ(……思ったよりはかどりませんわね)
ダイヤ(誰かに見られているという緊張感があれば、きっと集中力も向上すると思ったのですが、全然……)
ダイヤ「……」ウトウト
曜「……」
ダイヤ(それに……)
ダイヤ「……」コキコキ
ダイヤ(微妙な高さのひじ掛けをつかって無理に寝ようとしたせいか、余計に首も痛くなってきましたし)
ダイヤ(中途半端に休んだせいで、完全に集中力が途切れましたわ……)
ダイヤ「……はぁ」
ダイヤ(早く、この底の見えない作業に区切りをつけなくては……)
カタカタ 曜「……」
曜(なんか成り行きで軟禁されることになっちゃったけど……)
ダイヤ「……」
曜「……」
曜(私、この後何されちゃうんだろ、怖い……)
曜(ひょっとしてこの後ものすごーくキツいお仕置きとか待ってるんじゃ……?だって事故とはいえ、ダイヤさんのあんなに可愛いところ見ちゃったわけだし……)
曜(まるでネコみたいに、無防備に、ソファの上にごろん♪ってして、丸くなって、天使みたいに……)
曜(……//)
曜「……!!」ブンブン!!
曜(だめだめ!!ダイヤさんのためにもさっきのは忘れてあげないと!!それに私の身の安全だってかかってるんだし!!)ペチペチ 曜(じゃないと、この後……)
ダイヤ『曜さん、あなたには一生、黒澤家の地下労働施設で肉体労働をすることを命じますわ』
ダイヤ『あなたが勝手に生徒会室に侵入するのが悪いんですわよ?黒澤家の末端として奉仕できることを幸せに思いなさい』
曜『ひぃぃ!!千歌ちゃん、助けてぇ……』プルプル
曜(……的な展開になっちゃうかもしれないし!!)
ダイヤ「……」ポー…
曜(だから今は、おとなしくダイヤさんの言う事、聞いとかないと……)
曜「……」
ダイヤ「ふわぁ〜……」
ダイヤ「……」コシコシ
曜「……」
曜(……あれ?やっぱりダイヤさん、少しだけ疲れてない?) 曜(そうだよね、だってさっきだってお休みしてたって言ってたし、それに……)
曜「……」チラッ
ダイヤ「……」カキカキ
曜(……あの量の書類読んでたら目も疲れちゃうよね、すっごく)
曜「……」
ダイヤ「……」カタカタ
曜(でも、素人の私が勝手に首突っ込むと、大変なことになっちゃうかもしれないし……)
曜(だから、今の私に出来ることは、心の中でダイヤさんを応援することと、それからそれから……)
曜「……」
ダイヤ「んぅ……」コシコシ
曜「……ね、ねえダイヤさん!!」
ダイヤ「……曜さん、まだ何か言い足りないことでも
曜「い、いや!!そうじゃなくて!!」
曜「……!!」ポンポン!!
ダイヤ「……?」
曜「い、いや、その……膝枕、してあげよっかな、って……」 ダイヤ「……」
曜「……//」
ダイヤ「……ひ、膝枕!!!?」
ダイヤ「なっ……//そ、それはまさか……//」
ダイヤ「私が曜さんのお膝の上で、こ、こう……//ごろん♪ってする……ってことですか……?//」
曜「そ、そうだけど……」
ダイヤ「なっ……//」ピクピク
曜「!!?」
曜「ご、ごめんっ!!嫌だったらいいの!!ただちょっと、疲れてるなら休んだ方がいいかなって
曜(ヤバっ!!もしかして私、墓穴掘った……) ダイヤ「……//」
スタスタ
曜「へっ……?」
ダイヤ「……//」
曜「ダイヤ、さん……?」
ダイヤ「……曜さん、しばらくそこでじっとしているように」
曜「あ、はい……」
ダイヤ「……//」
曜「……?」
ダイヤ「……」
ゴロン♪
曜「!!?」
ダイヤ「……//」 曜「ダ、ダイヤさん!!?いいの!!?」
ダイヤ「勘違いしないで下さいませ!!これはただ単に利害が一致しただけですわ!!」
ダイヤ「あなたは私に休ませたくて!!私は少し休憩が欲しい!!ただそれだけの結果ですから!!」
ダイヤ「それに!!曜さんにも多少恥ずかしい思いをしていただくことで、さっきのと合わせておあいこ!ってことですわ!!勘違いしないように!!//」
曜「はい!!わかってますっ!!//」ビクッ!!
ダイヤ「あなたにはここでしばらく大人しくしてることを命じます!!その間私は自由に太ももを使用させて頂きますわ!!」
ダイヤ「よろしいですわね曜さん!!これは契約ですっ!!//」
曜「りょ、了解でありますっ!!」ビシッ!!
ダイヤ「……では」
ゴロン♪
ダイヤ「んぅ……」
スヤスヤ
ダイヤ「うゅぅ……」ウトウト
曜「……//」 ………
…
曜「……」
ダイヤ「……」
曜「……」
曜(……ダイヤさん、寝ちゃった?)
ダイヤ「……」
曜「……」
ポンポン
ダイヤ(……?)
曜「……ダイヤちゃん♪」ポンポン♪
ダイヤ(曜さん……)
ダイヤ「……」ゴロン♪
スリスリ
ダイヤ「……」
ダイヤ(曜さんの太もも、あったかい……) ダイヤ「……」
ダイヤ(他人に膝枕なんてしてもらったの、何年ぶりでしょうか……?)
ダイヤ(ルビィにはよくこういう事をしてあげてましたが、いざ自分で体験するとこんなにも安らぐものなのね……)
曜「ふふっ、ダイヤちゃん、まるで……」
ダイヤ「……〜♪」
ダイヤ(小さいルビィはよくお母様にせがんでましたが、今ならその気持ちもわかる気がします……)
ダイヤ(私、それがずっと羨ましくて、ずっと……)
曜「〜♪」ポンポン
ダイヤ「……」
ダイヤ(ほわぁ〜………♡)
ダイヤ(やっぱり安心できるこの感覚。私が誰かに守ってもらえるってこと自体、普段にはないことだから、すっごく、心地よくて……)
ダイヤ「曜さんの膝枕、まるでお母様みたい……」 曜「……え?ダイヤさん、もしかして起きてた?」
ダイヤ「……」コクッ
曜「……?」
ダイヤ「……」スンスン
ダイヤ「……やっぱり曜さんの太もも、お母様の匂いがします」
曜「ふぇっ……//」
ダイヤ「……」
曜「……!?//」
ダイヤ「……」スンスン
曜「……//」
ダイヤ「……あのね、曜さん」
ダイヤ「私ね、ずっと憧れてたの。ルビィのこと」 曜「……」
ダイヤ「だってね、ルビィってばずっと独り占めしてたのよ、お母様のこと」
ダイヤ「二歳のときにルビィが生まれて、お母様はそれ以来ルビィに付きっきり」
ダイヤ「ルビィは手のかかる妹で、私はいいお姉ちゃんだったから、それも仕方なかっ、た、んです、けど……」
ダイヤ「ほんとはずっと、いいなぁ、うらやましいなって……」
曜「……」
ダイヤ「……」
曜「……」ポンポン
ダイヤ「だか、ら……」
ギュッ!
曜「!!?」
ダイヤ「……」
曜「……?」
ダイヤ「……私だって、誰かに甘えたくなることくらいあるのよ?」 ダイヤ(毎日一人で頑張ってるんだもん。誰かにいい子いい子してもらったり、褒めてもらいたくだってなるんだもん)
曜「……うん」ポンポン
ダイヤ(だからたまには、曜さんに、こうやって、温かく包まれて……)
ダイヤ「私のこと、もっと、あまや、か……」コクッ
曜「……うん」ナデナデ
………
… 曜「……」ポンポン
ダイヤ「……すぅ、すぅ」
曜「……ダイヤさん?」
ダイヤ「……」
曜「ダイヤさーん」
ダイヤ「……」
曜「……」
曜「……ダイヤちゃん?」ポショッ
ダイヤ「……」
曜(……良かった、ダイヤちゃん、ちゃんと寝てくれたみたい)
曜(私の膝枕で、上手く安心させられるか不安だったんだけど……)
曜「……ゆっくり休んでね、ダイヤちゃん。私が守ってあげるから」
ダイヤ「……♪」ニコリ
曜(……ふふふっ、やっぱりダイヤちゃん、可愛い♪)ナデナデ 曜「……」
ダイヤ「……♪」スヤスヤ
曜「……」
曜(けどやっぱ妹がいるって、ちょっとだけ大変なのかな?私は一人っ子だからよくわかんないけど……)
曜「……」ポンポン
曜(……そうだよね。大切な人を独り占めできないのって、ちょっとだけ寂しいよね)
曜(私だって月ちゃんがパパと仲良さそうにしてると、ちょっとだけ羨ましかったりするもん。まあ私の方がパパのことたっくさん知ってるんだけど)
曜「だから今だけは私がダイヤちゃんのママになれたらな?なんちゃって……」
ダイヤ「んぅ……」
曜「……」
ダイヤ「……」
曜「……ダイヤちゃん?」
ダイヤ「……」コクッ
曜「ママだよー?曜ママだよー?」
ダイヤ「うゅ、曜、しゃ……ん……」コクリ
曜「……」
曜(……まあダイヤさんが安心してお休み出来てるなら、それでいっか) 曜「……」ポンポン
ダイヤ「……♪」
曜「……」
曜(それにしてもダイヤちゃんの寝顔って、天使みたいだよね……)
曜(普段がすっごく大人びてるから、余計に幼く見えるってのもあると思うけど、それを差し引いても子供っぽいっていうか、やっぱりルビィちゃんのお姉ちゃんなんだなぁっていうか……)
曜「ふわぁ〜……」
曜「……」コシコシ
曜「……ダイヤちゃんの寝顔見てたらこっちまで眠くなってきちゃった」
ダイヤ「……」スヤスヤ
曜「んぅ……」ショボショボ
曜「……私もちょっとだけ寝よっかな」
曜(ちょっと背もたれに寄りかかって目を閉じるだけなら……ダイヤさんにも迷惑かからないよね?)
曜「ん、う……」コシコシ
ダイヤ「……」
曜「ふわぁ〜……」
ダイヤ「ふゅ……」
曜「……」コクリ
曜「おやすみ、ダイヤちゃ、ん……」
………
… ダイヤ「……んっ」
ダイヤ「んっ、んんっ……」
パチッ!
ダイヤ「……?」
ダイヤ(あれ?私、何を……)
モニッ!
ダイヤ「……」
ダイヤ(……そうでしたわ。曜さんに膝枕をしていただいて、それで)
ダイヤ「曜さん。だいぶ体が休まりましたわ。ありがとうござ……」
曜「……」
ダイヤ「……曜さん?」 曜「すぅ、すぅ……」
ダイヤ(もしかして、寝ておられるのでしょうか……?)
ダイヤ「……」
曜「……」
ダイヤ「……曜さん?」
曜「……」
ダイヤ「曜ちゃーん……」ヒソッ
曜「むにゃ……」
ダイヤ「……」
ダイヤ(どうやら、完全に夢の世界に行ってしまわれたみたいですね……) 曜「むにゃぁ……」
ダイヤ「……」
ダイヤ(私が先にお休みし始めた手前、ここで起こしてしまうというのも可愛そうですし)
ダイヤ(それに……曜さんだって疲れていらっしゃる、のですわよね?)
曜「……」
ダイヤ(きっと曜さんだって色々大変なのでしょう。Aqoursの練習に加えて、高飛び込みも頑張っていると聞きますもの)
ダイヤ(誰にだって疲れてしまうときくらいありますわ。もちろん私にだってですけど。その時くらい少し休んでも……バチは当たりませんわよね?)
ダイヤ「だから、今だけは私の隣で、ゆっくりと……」
曜「……んぅ」コクリ!
ダイヤ「……」
曜「……」コクリ!
ダイヤ「……はぁ」
スッ!
ダイヤ「ほーら、肩を貸して差し上げますわ」トンッ!
曜「……」 ダイヤ「……」
曜「……」
ダイヤ(不思議な感覚ですわね、曜さんとこうやって肩を並べているというのは……)
曜「すぅ、すぅ……」
ダイヤ「……」
曜「ダイヤ、ちゃ……ん……」
ダイヤ「はい、なんでしょうか?」
曜「……」
コクリ!
ダイヤ「……ふふっ、心配しなくても私はここにおりますわよ?」ナデナデ
曜「ん、ぅ……」
ダイヤ「……」
ダイヤ(……少し、もう少しだけ作業を止めて、こうやって二人で休んでいましょうか)
曜「……」
ダイヤ「……」
曜「……」コクリ
ダイヤ(……そうですわ♪)
スッ!
ダイヤ「……曜ちゃん?」ポソッ♪
ダイヤ「起きたら生徒会の仕事、ちょっとだけ手伝ってくださいね?」ヒソヒソ
曜「……」
コクリ!
ダイヤ「……ふふっ、言質、いただきましたわよ♪」 >>1乙ゅ
乱入とかなくてそのまま癒し路線で最高でしたわ
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