絵里「キミ、悪いんだけど生徒会の仕事手伝ってもらえないかしら」
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絵里「そんな嫌そうな顔しないの。お礼はするから放課後よろしくね」
絵里「それじゃ、また」 絵里「…」サラサラ
絵里「…」ペラッ
絵里「…」サラサラ
絵里「…」
絵里「まだ半分よ」
絵里「まだまだ」 希「え〜は♪え〜りち〜の〜え〜♪」
にこ「シッ!静かにしなさい!」首ブチッ
希「ゃ」
にこ「あの朴念仁が仕事を頼むとは…しかも男…」
にこ「これは面白くなりそうにこ」 絵里「…」カキカキ
絵里「…」サラサラ
絵里「…」カチッ…
絵里「…ふぅー…」ポキパキ…
絵里「ぁっ…」
絵里「…」 希「なーんもせんやん」
にこ「できると思う?」
希「むーりー」
にこ「でしょうね」
絵里「…」カキカキ
絵里「ねえ」
絵里「好きな色何?」
希「???」
にこ「???」 絵里「そう」
絵里「…」ケシケシ
絵里「…」カリカリカリカリ
絵里「…」ペラ
絵里「…」カキカキ
希「失われたコミュ力」
にこ「どーすんのよ」 絵里「…ふう」
絵里「終わりよ。付き合ってくれてありがとう」
希「なんもなかったね」
にこ「でも見てて楽しかったでしょ?」
希「わりと」
絵里「あっ」
絵里「まって。まって。お礼…」ゴソゴソ
希「?」
にこ「?」
絵里「はい」
絵里「バンドエイド」
希「????」
にこ「????」 絵里「っていうのは冗談」
希「冗談言えたんや…」
にこ「にしても分かりにくすぎるでしょ…」
絵里「本当はこの後ご飯でもどうかなって」
絵里「奢るから」
希「おっ」
にこ「動いたわね絢瀬」 絵里「えっ」
絵里「でも、そんな、このままじゃ悪いし」
絵里「も、門限…」
絵里「でもでも」
にこ「うーん」
希「頑張るねー」
にこ「まずにこの上からどきなさいよ」
希「出すぎるとバレるやん」
にこ「不快なものが頭に乗ってんのよ」
希「これ?」ボイン
にこ「揺らすな」 絵里「た、たしかにそうね」
絵里「またお礼するわ」
絵里「それじゃ…」
絵里「ま…ま…また明日」
にこ「どう?」
希「めっちゃ面白くなりそう」
にこ「でしょ?」 絵里「あ、あの」
絵里「お礼したいの」
絵里「あ、えっと、三日前の」
希「口実がないと喋れないんやね」
にこ「雑談とか世間話が頭にないのよ。連絡事項とか何かに関係ある話しかできないのね」
絵里「わかったわ。じゃあ放課後ね」
にこ「お?」 デュラハンかな?上から順に
希ボディ
パイセン
希ヘッド(パイセンが腕に抱えてる)
だと思われ 絵里「お待たせ」
絵里「行きましょう」
希「顔が笑ってないんよな〜」
にこ「男明らかに怖がってるじゃない」 絵里「…」ウィーン
希「ちょっと!ファミレス入ったやん!」
にこ「バレないようににこたちも入るのよ」 絵里「ふう」ストン
絵里「…」カチッ
ピンポーン
にこ「早!」
希「男くんまだメニューも見てないやん!」 絵里「…ぁ」
絵里「いえ、間違いです。すみませんでした」
絵里「…」
にこ「間違えたんかい…」
希「ここでポンコツはいらんよ…」 絵里「…あ」
絵里「じゃあ、私もそれで」カチッ
ピンポーン
絵里「あっあっまだなの、あっあっ」
にこ「…」
希「…」 絵里「…」
絵里「いただきます」
絵里「…」カチャ
絵里「…」ハモ…
絵里「…」くちゃくちゃ
絵里「…」ナポ …
絵里「…」もむもむ
希「会話がない!」
にこ「誘ったんだから話しかけなさいよ!」 希「飲み物いれてこよー」
にこ「待ちなさい!」首バキッ
希「に」
絵里「…」
にこ「あ」
絵里「アナタたち…どういうつもり?」
にこ「…」
にこ「にこっ♡」 絵里「悪趣味極まりないわね」
にこ「ごもっともです」
絵里「はあ…」
にこ「そもそも、あれじゃ仲良くなれるわけないわ
μ'sのみんなみたいに接しなきゃ」
絵里「そ、そうかしら」
にこ「そうにこ」 絵里「でも、μ'sだからああやれるだけで…」
絵里「他の人と話すのは慣れていないもの…」
にこ「それにしたって謎ムーブが多いのよ」
にこ「何よバンドエイドって」
絵里「あっ///あれは笑ってくれると思って///」
にこ「シーンってなってたけどね」
絵里「ぐうう」 にこ「そもそも男と仲良くなりたいなんてね〜」
絵里「は、はあ?!勘違いしないでよ!誰が仲良くなりたいのよ!」
絵里「仕事を手伝ってもらったからお礼しただけ!
それ以上でもそれ以下でもないわ!」
にこ「話しかける理由がないとまともに会話ができないんでしょ」
絵里「うっ」 穂乃果「俺くんおっはよ〜!」
穂乃果「もー!朝から元気ないなー!」
穂乃果「あ!もしかしてアヒルってやつ?」
海未「ニヒルではありませんか?」
穂乃果「ニヒル!」
海未「おはようございます、俺」
ことり「おはよう!俺くん!」 守備力もたかそう穂乃果ちゃん
勘違いして突撃した結果撃沈した男どもが多数いそう 穂乃果「俺く〜ん数学教えて〜泣あっ俺くん穂乃果より頭悪いのか…」
ことり「穂乃果ちゃん…」
海未「失礼すぎます…」 >>42
二つも盾があるから、本丸にはなかなか近づけない件 穂乃果「あっ絵里ちゃーん!」
絵里「おはよう穂乃果。と…」
穂乃果「?どうしたの?お腹減ったの?」
絵里「いや、なんでもないわ」
絵里「それじゃ」
穂乃果「あっ絵里ちゃん!」
穂乃果「?」
穂乃果「なんだか昔の絵里ちゃんみたいだね」 絵里「ねえ」グイッ
絵里「明日予定ある?」
絵里「なら付き合って」
絵里「えっと…」
絵里「希ん家行くから」
希「なんで急にそんなこと言うや〜ん?!」
絵里「だって!だって〜!」
にこ「だとしても水族館とかにしなさいよ…」 穂乃果「あ!俺く〜ん!」
穂乃果「明日空いてる?海未ちゃん達と京都行くんだー!」
穂乃果「あ、そうなの?残念だねー!」
穂乃果「また何かあったら誘うね!」 絵里「…」
希「…」
にこ「…」
気まずっ…
希(なんで?!なんで何も用意してこないの?!)
絵里「…ゴホンッ」
にこ(普通ゲームなりお菓子なり何か持ってくるでしょ!なんのために集まったのよ!) 絵里「楽しかったわ。バイバイ」
希「…はい」
にこ「…」
希「結局意味わからんカンジで終わった…」
にこ「…あー、えっと…」
にこ「ちゃんと話すのは初めてね。私は矢澤にこ。μ'sのメンバーで絵里の親友よ」
希「ウチは東條希。以下略」 にこ「しっかしアンタも災難ねー…あの唐変木に気に入られちゃって…」
希「悪気はないんよ。ただ…」
にこ「圧倒的コミュ力の敗北よ」
希「人とゼロから関わることに慣れてないんよ。ましてや男の子、何もかも初めてなんやない?」
にこ「アイツはいわゆる高嶺の花ね。あまりにも美しすぎて男が寄って来なかったのよ」
にこ「だから全部苦手なワケ。自分から仲良くなるのも男と接するのも親しくなるのも」
にこ「みーんな下手っぴなのよ」 にこ「でも」
にこ「いいヤツだから仲良くしてやってよね」
希「ウチらもサポートするからね!」 絵里「あ、おはよう」
絵里「あ、昨日、楽しかったわね」
絵里「…」
絵里「学校まで一緒に行きましょう?」
穂乃果「あ、あ〜!」
海未「いけません!穂乃果!」首プチッ
穂乃果「いっ?!にー」
ことり「お、俺くんと絵里ちゃんが…」 海未「は…破廉恥ですよ…あんな…」
ことり「仲が良いのかな」
海未「…さあ」
ことり「ふーん」
海未「?」 絵里「…」
絵里「…」
絵里「…」
絵里「課題やった?」
絵里「そう」
絵里「…」 希「海未ちゃんことりちゃんおはよう〜」
海未「おはようございます」
ことり「おはよう」
にこ「見た?」
海未「見ましたよはっきりと」
にこ「やっぱりねー」 絵里「…」
にこ「あー!もうじれったいわねー!」
希「しょうがないやん」
にこ「一気にグイッてくっつけてやろうかしら」
海未「絵里の気持ちを没義道に扱うことはできませんよ。ここは静かに見守りましょう」
にこ「…それもそうね」
ことり「絵里ちゃんがんばれー!」 花陽「お、お…俺さーん…」
花陽「おーい…おーい…」
凛「きもちゃーん!ちょっとー!」
花陽「凛ちゃん!」 凛「来て来てー」
花陽「す、すみません」
凛「待っててー」タタタ
花陽「すみませんすみません」 真姫「やだああ!やめなさいよお!!!」
凛「良い加減にするにゃ!毎日毎日ウジウジウジウジ!覚悟決めるにゃー!」グイグイ
花陽「そうだよ!がんばって真姫ちゃん!」グイッ
真姫「ヴェェ」ドンッ
真姫「あっ」
真姫「うっううう〜…」 真姫「私は…俺のことが…すっすすすす…」
真姫「す…好きでも嫌いでもないんだけど貴方がどうしてもって言うなら付き合ってあげるわ!!!」
花陽「真姫ちゃ〜〜ん!!!」
凛「ぎにゃ〜〜!!!」
真姫「う…うるさ〜い!///」 真姫「…」ぽけー
凛「真姫ちゃーん」
真姫「ぬゅー」
凛「ダメにゃ。きもちゃんにオッケー貰ってからボケボケボケボケにゃ」
花陽「一応年上なんだからきもちゃんはやめなよ…」 凛「真姫ちゃんが大人になったってみんなに報告するにゃー」ててて
真姫「…!それはダメよ!」首バリッ
凛「ぁ」
真姫「みんなには黙ってて!絶対秘密よ!」
花陽「え〜?なんで?」
真姫「なんでも!」 絵里「…」
絵里「…」チューゴクゴク
絵里「…」ゴクゴク
絵里「…」ズズッ!
絵里「…」コトッ
絵里「…」
希「喫茶店に誘って何も話さずジュースを完飲…」
にこ「俺ビビり散らかしてるじゃないの」 絵里「…」
絵里「…」
にこ「せめて何か話しなさいよ」
希「やれやれ」 絵里「出ましょうか」
絵里「あっ」
絵里「財布忘れたわ」
絵里「ごめんなさい」
絵里「ごめんなさい」
にこ「うーん」
希「うーん」 希「あそこでポンコツはいらんよ!」
絵里「だってだってー」
にこ「自分から誘ったのに一言も喋らず最後に財布を忘れる…」
絵里「うっ」
希「エリチ…」 希「だからウチらと同じように接すればいいんよ」
絵里「それができたらこうなってないわ」
にこ「二人ともー練習始めるわよ」 花陽「ええええ!」
凛「ついに、ついに真姫ちゃんが!」
真姫「声が大きいのよ!」
花陽「いつ?いつ?」
真姫「…明後日よ」
凛「真姫ちゃんがデートー!」
真姫「もう!うるさい!」 真姫「デートプランも決めてるのよ」
真姫「て、て手を繋いで歩いて…おはお花見て綺麗だねーって言って…」
凛「デートはさすがに邪魔しちゃ悪いよね」
花陽「そうだね」 ゲームではよくあるけどいきなり見ず知らずの奴にこんな頼んでくることありえないよな 当日
真姫「…」
真姫「あ」
真姫「お、おはよう、良い天気ね」
真姫「…」
真姫「て、て、手繋いでも良い?」 凛「で?で?どうだったにゃ?」
真姫「…あ」ぼー
花陽「真姫ちゃん?」
真姫「うん」ぼけー
凛「またにゃ。きもちゃんに惚れすぎて頭ぽやぽやになってるにゃ」
花陽「そんなになるまで楽しんだんだね。よかったねー」
真姫「うゆ」ぼー 絵里「あ、あの…」
希「んー?」
絵里「お化粧ってした方がいいのかしら」
希「あーどうやろ。たしかに魅力的にはなるかもしれないけど、μ'sで化粧してる人はいないやろ?」
絵里「だからこそよ!ひとつ上になりたいの!」
希「でもみんなやり方知らんやん」
絵里「うー」 にこ「にこは知ってるわよ」
絵里「わーすごい!」
にこ「普段はノーメイクだけど、いつか必要になるからね」
にこ「一応応援してあげてるんだから、教えてあげるわ」
絵里「やった!やった!」ぴょんぴょん
にこ「はい座って」
希「よかったなエリチー」 穂乃果「えーりちゃ…おわあっ?!誰?!」
希「エリチやで」
穂乃果「えええ?!ものすごく美人になってる!」
にこ「大したことはしてないわよ。元が頭おかしいからちょっと手を加えただけ」
絵里「えへへ」
ことり「すごーい…テレビで見る女優さんよりずっと綺麗だよ…」
希「これなら俺くんもイチコロやね」
絵里「のぞみー!えへへ」 真姫「…」ナポ …
真姫「…」モニュ…モニュ…
真姫「…」ミリ…
凛「かよちーん、あの二人全く喋ってないよ?」
花陽「まだ緊張してるのかな?いつもお昼は私たちと食べてたし」
凛「うーん初々しいにゃ〜若いって羨ましいにゃ」
花陽「だ、誰…」 真姫「…あ」
真姫「トマト好きなの?」
真姫「ふふっ私と同じね」
真姫「今度のお出かけの時、おいしいのたくさん持ってきてあげるわね」
真姫「もう!はしゃがないの!子供みたい…」
真姫「ふふふ」
凛「真姫ちゃんの笑顔はこう…心にグッとくるにゃ」
花陽「だから誰…」 真姫「貴方って結構子供っぽいのね」
真姫「あと寂しがりやで…だらしなくて…」
真姫「怠け者で…スケベで…」
真姫「あはっ♪顔トマトみたいになってる♪」
真姫「でも、そういうところが好きよ」
真姫「あははっ♡もっと赤くなってる♡」 絵里「…」ゴキュッゴキュッ
希「なあーもう好きって言ったらー?」
絵里「…!ブッ!!!えほっえっほっうえ」
希「いつまでもこのままじゃ進まんやん」
絵里「げほっえほっえほっ」
希「勇気出してみたら?」
絵里「…うん」 穂乃果「なら穂乃果がキューピットになる!」ダッ
ことり「ダメだよ穂乃果ちゃん!」首バキ
穂乃果「はんま」
海未「ここはにこと希に任せましょう」
にこ「あったり前でしょ?」
希「がんばって。エリチ」
絵里「…うん。ありがとう」 真姫「それでね」
絵里「お、俺!」
真姫「どうしたの?」
絵里「ごめん真姫、少しだけ時間いい?」
真姫「いいわ。エリーなら信頼できるしね」
絵里「ありがとう!俺!ついてきて!」ダッ 絵里「…ハァ…ハァ…」
絵里「…」
希「行け〜!」
にこ「絵里〜!」
海未「こ、これが告白…」
ことり「素敵…青春…」
絵里(絵里!勇気を出しなさい!) 絵里「…」グッ
絵里「私はキミのことが好き」
絵里「初めて会った時から」
絵里「優しくしてくれた時から」
絵里「ずっとずっとキミのことが好きなの」
絵里「私と…付き合ってくれないかしら?」 絵里「…ぇ」
絵里「そうだ!美味しいパン屋さん見つけたの!メロンパン好きって言ってたわよね?メロンパンもあったから!ね?一緒にどう?」
絵里「…」
絵里「……いや…うそ…やだやだやだ…」
絵里「…」
絵里「ご、めんなさい、変なことい言っちゃって
絵里「そう、ま真姫と…あの子はいい、い、子だから幸せにしてあげてね」
絵里「ま、ま、また食事に誘ってもいいかしら?」
絵里「あ、そうよね!もう彼女がいるんだし、い、いい加減にね、あは」
絵里「案外しっかりしてるじゃない。あ安心ね」
絵里「それじゃ、真姫のとこへいい、い、いか行ってあげなさい」
絵里「今日はごめんね、ありがとう」 希「エリチ…」
絵里「…」
絵里「えへ、フラれちゃった」 真姫「…あら早かったじゃない」
真姫「なんの話してたの?へー」
真姫「それじゃ、行きましょ」グイッ 穂乃果「え、絵里ちゃん…」
絵里「あはは、みんなごめんなさい。応援してもらったのに」
絵里「でも、相手が真姫なら納得するわ」
絵里「だから今日から応援してあげないと」
にこ「…」
海未「絵里…」
ことり「絵里ちゃん…」 絵里「さ!湿っぽい空気はおしまい!みんな、パン屋さん行くわよ!」
穂乃果「わーいパン!」
海未「ですが…」
絵里「大丈夫よ。心配しないで」
海未「…はい」
にこ「どうする?」
希「ウチお腹減ったな〜」 ことり「ことりこれが好き〜!」
海未「た、食べ過ぎですよ」
穂乃果「これとねーえっとねー」
にこ「いやこれにこが先に見つけたんだけど?」
希「でも取ったのはウチやん?」
絵里「チョココロネ!チョコパン!」ひょいひょい
海未「え、絵里!」 真姫「今度はアレ見ましょ」
真姫「…」
真姫「何よ。手握っちゃ悪い?」
真姫「…」
真姫「好き」
完 作者さんが構わなければ救いのある続きを書かせてもらえませんか…… 穂乃果「あっ!絵里ちゃんの言ってた通りメロンパンもあるね!」
絵里「ぬおーーー」号泣
海未「穂乃果!!!」首グシャッ
穂乃果「ゅ」
ことり「絵里ちゃん、がんばって!」
にこ「負けんじゃないわよ!」
絵里「お"じょみ"ぃぃぃ」
希「はいはい…」 善子がフラれるやつも書いてた人?
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