【夏の終わり系SS】高海千歌、全裸ラジオ体操12年連続皆勤賞を達成する
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2016年8月30日––––
〜夜、十千万・千歌の自室〜
千歌「うがぁ〜〜〜〜っ!!」😫
ベッドの中で、寝返りゴロゴロ!!
千歌「いっつも前日の夜は、こうなんだ」
千歌「いざ、皆勤賞が目の前だと思うと……」
両目ギンギン……
千歌「興奮しちゃって、眠れないよぉ〜〜」😳 _
〃 / `ヽ
j{ {ノ|ノヽリ 時を巻き戻すわね
. 〈八ト゚ ー゚ノ)〉
/_if丞{つ
ιくヒ士|>
し'ノ 〜その日の朝、津島家・善子の部屋〜
スタンプをポンッ!!
善子ママ「はい、千歌ちゃん」
スタンプカードを返し……
善子ママ「いよいよ皆勤賞に、王手をかけたわね」
千歌(全裸)「エヘヘヘヘ〜〜」😊
千歌(全裸)「私、全裸ラジオ体操だけは人に自慢できるんだぁ〜〜!!」
曜(全裸)「今年も達成すれば、何年連続なんだっけ?」
千歌「え〜〜っと……」
指を折って数える……
千歌「幼稚園の頃からだから、明日で12年目だね!!」 梨子(全裸)「すごいじゃない!!千歌ちゃん」😀
梨子(全裸)「私なんて、家族で旅行に行ったりしたから、皆勤賞だなんて……」
花丸(全裸)「マルも、おばあちゃん家に行ったから欠席が……」
ルビィ(全裸)「ウチも……」
善子(夜通し配信明けで爆睡中)「Zzz…………」
ダイヤ(全裸)「いまや千歌さんは、私たちの希望ですわ!!」
果南(全裸)「ホント、凄いよね……千歌」
果南(全裸)「千歌の爪のアカを、ここにいない誰かさんに飲ませてやりたいよ……」😤
一同「…………」 千歌「鞠莉ちゃん……今日も来なかったね」😅
果南「遠慮しないで言っちゃっていいよ」
果南「ハッキリと、『サボリ』って……」😠
ダイヤ「まったく……」
ダイヤ「困ったモノですわね……鞠莉さんには」
ダイヤ「毎年毎年、子供じみた理由でボイコットするのですから……」😒
善子「Zzz…………」
果南「明日は何が何でも、叩き起こして連れてくるよ」
果南「千歌が記録達成したときに、胴上げ要員が1人でも多く必要だからね」💪
千歌「ハハッ……期待してるよ」💦 _
〃 / `ヽ
j{ {ノ|ノヽリ 時を元に戻すわね
. 〈八ト゚ ー゚ノ)〉
/_if丞{つ
ιくヒ士|>
し'ノ 〜再び、千歌の自室〜
千歌「はぁ〜〜っ……」
溜め息ひとつ……
千歌「みんなして明日の皆勤賞に、期待するんだもんなぁ……」
千歌「……ったく」
エビのぬいぐるみを、強く抱きしめ……
千歌「プレッシャーをかけられる、こっちの身にもなって欲しいよ……」😩
(なにか、気を紛らわす方法はないか––––)
(千歌の頭脳(小学生時代に、公文式を2日で辞めたレベル)が出した答えは––––) 千歌「そうだ!!」💡✨
ベッドからむくりと起き上がりっ!!
千歌「体をめいっぱい動かせば、疲れて眠くなるよね!!」
千歌「よ〜〜しっ!!」
ベッドから降りて、服を脱ぎ捨てっ!!
千歌「いまから家の周りを、ひとっ走りしてこよう!!」
千歌「全裸で!!」😆 〜深夜、十千万・玄関〜
扉ガラララ……
千歌「あ……」
小雨ぽつぽつ……🌧
千歌「ちょっと降ってるね……」
手をかざして、雨の具合を見る……
千歌「う〜〜ん……」
千歌「ま、大丈夫っしょ?」😉 千歌「やってできない天気じゃないよね?これぐらい」
千歌「急いで走って、すぐに帰ってくればいいだけの話だし……」
読者(おい……このパターン……)
読者(どこかで見たぞ……この展開……)
読者(やめろ……やめるんだ千歌ちゃん……)
千歌「では……」
千歌「高海千歌、全裸ランニングに行ってきます!!」
読者(あああああああああああああああ)
タッタッタッ……🏃♀ _,,r冖‐r冖‐┬冖、
r―[>くノ⌒^\¬┴</\
全国的に {. . く/|: . . . .\〉. . . . . く.\
アサーッ {/ /..八丶. . .\ . . . . . . . .`'く
だよ!! /`7../. . .|..|\ ノ |. . |... . . . .|│
/. . .|. . . . |∧|_. . . . .|\|∧. . .│|
/. ./. |│. . | ┃⌒^´┃ ゙7 . |人
/. .//|人_人 ┃ ┃ 厶イ./∧
. /. / /人⊃ /\ ⊂⊃人ノ.'./ ∧
. {/八 /(⌒゙> \/__.. イ>'⌒) . . .:,
V ((. . .>={{/ {不、/ /}}=< . .)) . :,
//. .(__,,. イヘくノ\>个ト ..,,_). . . . . :,
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└'⌒'┘
-=≡三三三三三≡=- 2016年8月31日––––
〜早朝、十千万・居間〜
テレビを眺める高海家の人々……
正雄(全裸)『この香る風に開けよ……』
正雄(全裸)『それ、一、二、三……』
美渡「ただ全裸ラジオ体操の歌の文句を言ってるだけじゃん……このCM」😒
千歌ママ「全裸ラジオ体操といえば……」
千歌ママ「起きて来るのが遅いわね……千歌」
志満「どうしたんだろう……千歌ちゃん」🤔
志満「皆勤賞がかかった、大事な朝だというのに……」
千歌パパ「…………」
美渡「ったく、世話を焼かせやがって……」😠
美渡ねぇ、スクリと立ち上がり……
美渡「ちょっと、アイツの部屋へ行ってくる」
(と––––) 廊下から弱々しい足音が……
スタスタ……スタスタと……
千歌「…………」🥵
一同「!!!!????」
美渡「ど、どうしたんだ!?千歌」
美渡「顔が真っ赤だぞ!!お前」
千歌「う〜〜〜〜……」💦💦
千歌「目の前が、グラグラする……」
美渡ねぇにもたれ掛かるように、崩れ落ちる千歌……
美渡「うわっ、すごい汗」
千歌「ど、どうしよう……美渡ねぇ」
千歌「こんな大事な日に……」
千歌「私……風邪を引いちゃったみたい」😥
美渡「こぉの、バカチカッ!!!!」🤯
美渡ねぇの怒号が、千歌の脳内に響く!! 美渡「どうせまた、後先考えずに無茶をしたんだろっ!?」
千歌「や、やめてよぉ……」
慌てて両耳を塞ぎ……
千歌「そんなに耳元で叫ばれたら、頭がガンガンする……」😖
志満「そういえば、昨日の夜中に何かしてたわよね……千歌ちゃん」
千歌「」ギクリッ
千歌ママ「ダメじゃな〜い、オーバーワークなんかしちゃあ」
千歌「志満ねぇ……お母さん……」
しいたけ「体調管理を疎かにした結果が、如実に表れたね。千歌ちゃん」
千歌「し、しいたけまでぇ……」🥺
千歌パパ「…………」心配顔
(そこへ––––) 梨子「ごめんくださ〜〜い」
千歌「あ……梨子ちゃん」🥵
梨子「ち、千歌ちゃん?」😳
(迎えに来た梨子が面食らったのも、無理はない)
梨子「なんだか、すごく具合が悪そうだけど……」
美渡「ごめんね、梨子ちゃん」
美渡「どうも風邪を引いたらしくてさぁ、コイツ」
梨子「えっ!?」👁👁
美渡「今日の全裸ラジオ体操には、行かせらんないわ」
千歌「…………」 千歌(そうだよね……)
千歌(今日まで一日も休まずに、出席したんだもん……)
千歌(たった1年ぐらい、皆勤賞を逃がしても……)
千歌(私がここまで頑張ってきたのは、みんなわかってくれるハズだよ……)
千歌(たかが全裸ラジオ体操の皆勤賞なんかで、そうムキにならなくったって……)😞
千歌(私にはまだ、ラブライブで優勝して、学校を救うという夢が……)
(と、自暴自棄になり、皆勤賞を諦めかけた––––)
(その時––––)
???(千歌ちゃん……)
???(本当に、それでいいの?)
千歌(…………え?)😮 (意識が朦朧とする中、千歌の心のビジョンに現れたのは––––)
穂乃果(ここで諦めて、立ち止まったら……)
穂乃果(また、今までの普通怪獣に逆戻りだよ?)
千歌(ほ、穂乃果さん……)🙄
穂乃果(全裸ラジオ体操も、スクールアイドルも……)
穂乃果(絶対に辞めないって決心したのは……)
穂乃果(千歌ちゃん……あなた自身じゃなかったの?)
千歌(…………)
目つきがキリリとなり……
千歌(そうですよね……穂乃果さん)
千歌(ここでやめたら、何もかもが全て無駄になっちゃう……)
千歌(この程度で諦めるような根性じゃ、ラブライブで優勝する夢も……)
千歌(学校を救う夢も、叶いっこない……)
千歌(叶いっこないんだ!!)🤨 千歌「…………」
千歌「いや……」
千歌「今日も全裸ラジオ体操に行くよ、美渡ねぇ」
みとりこ「」
美渡「はぁぁぁぁ!!??」😳
梨子「ち、千歌ちゃんっ!?」
美渡「バッ……バカ言うんじゃないよ!!」
美渡「そんな状態で、満足に体操できるハズが……」
千歌「行く!!」
千歌「行くったら行く!!」
千歌「誰にも私の邪魔をさせないっ!!」😠
もの凄い気迫で、美渡ねぇを睨み付け……
美渡「ヒッ!!」😵💦 千歌「ここで行かなかったら、絶対死ぬまで後悔するから!!」
千歌「私、もう逃げないって決めたんだもん!!」
美渡「ち、千歌……」
千歌「…………」
梨子(す、すごい……)
梨子(今日の千歌ちゃん……鬼気迫るというか……)
梨子(全裸ラジオ体操に、ここまで命を賭けてただなんて……)
千歌「美渡ねぇ……」
千歌「早く、善子ちゃんの家まで車を出して」 __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
_ _ _ イw(´ヮ`ハ それから?
く7Z/ `ヽ と) 芥)つ
,| ,|ノノ^Y,} く/_i_i_>
リi|´・__・リ し'ノ
し J | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
と__)__) | 調 子 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〜AM6:20、津島家・善子の部屋〜
\ r'´ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`、::. ___
l} 、:: \ヘ,___,_ ______/::.__| .|___________
|l \:: | | |、:.. |[], _ .|:[ニ]:::::
|l'-,、イ\: | | |::.. ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
|l ´ヽ,ノ: | | ‖cリ- _ -)| ,l、:::  ̄ ̄::::::::::::::::
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|l /:: | \,'´____..:::::::::::::::_`l__,イ:::: 善子「Zzz…………」
だらしない寝顔を浮かべた善子を眺めながら……
ルビィ(全裸)「今日も、ニコ生で徹夜だったのかな?」
花丸(全裸)「結局この夏は、一度も体操中に目を覚ますことが無かったずらね」
のっぽパンをもぐもぐ……🥖
花丸「今から自堕落に生きてて、若いウチに体にガタが来ても知らないずら」😒
果南(全裸)「いい加減にしなよ!!鞠莉!!」💢
鞠莉「No〜〜〜〜!!!!」😱
鞠莉「『ちかっちを胴上げするから』っていうから、仕方なく来てあげたけど……」
鞠莉「全裸ラジオ体操だなんて、金輪際お断りよ!!」
(果南に服を脱がされそうになるのを、必死で抵抗する鞠莉––––) 鞠莉「だいたい日本の人達、ベリーストレンジャーで〜す!!」
鞠莉「全裸で体操だなんて、おかしな風習は早く捨てた方がいいわよ!!」😫
果南「『郷に入れば郷に従え』って、学校の授業で習ったでしょ!?」
鞠莉「誰かさんに無理矢理留学させられたから、現国の授業なんかロクに受けてないわよぉ〜〜っ!!」
善子「Zzz…………」
呆れ顔で、かなまりを眺めるダイヤ……
ダイヤ(全裸)「ま〜〜た始まりましたか……」😑
曜(全裸)「いつも、あんな風なんですか?鞠莉ちゃん……」
ダイヤ「小学校の頃から、あの調子ですわよ」
ダイヤ「納豆とキムチと全裸ラジオ体操だけは、頑として受け付けないのですから……」 (放送10分前を切ったというのに、いまだにちかりこが姿を現せない事に、曜が心配し始める)
曜「それにしても……」
曜「どうしたんだろう……千歌ちゃんに梨子ちゃん」
曜「もうすぐ、放送が始まっちゃうよ……」🙁💦
善子「Zzz…………」
♪ピンポ〜〜ン
曜「!!」
曜「き、来た!!」😄
ダイヤ「やれやれ……」
ダイヤ「やっと今日の主役のお出まし……」
\ちょっと!!大丈夫なの!?/
一同「????????」
ダイヤ「……え?」😟
善子「Zzz…………」
扉ガチャッ…… 千歌「へっへっへっ……」😅
(足がフラフラながらも、無理して愛嬌を振りまく千歌––––)
千歌「お待たせ〜〜、みんなぁ……」
よろめく千歌を支える梨子……
梨子「千歌ちゃん!!しっかりして!!」😣
曜「ど、どうしちゃったの!?千歌ちゃん!!」
梨子「じ、実は……」
〜間〜
善子ママ「何を考えてるの!?あなた!!」👿
善子ママ「その体で体操できるかどうか、わかっていい年頃でしょうが!!」
千歌「…………」😰 善子ママ「みんなの監督役として、私はあなたにドクターストップを言い渡すわ」
千歌「」
千歌「ど、ドクターストッ……」
みるみる両目に涙が溢れる千歌……
千歌「…………」
千歌「お」
千歌「お願いします……」
千歌「全裸ラジオ体操を、やらせて下さい……」🥺
善子ママ「なっ!!??」
ガバッと土下座っ!!🙇♀
千歌「この通りですっ!!」
善子ママ「ちょっ……!!」💦 千歌「全裸ラジオ体操皆勤賞は、私の数少ない生き甲斐なんです!!」
善子ママ「よしてよ!!そんな真似をするのは!!」
善子「Zzz…………」
周囲ザワザワ……
曜「おばさん……」
曜「私からもお願いします」
曜「どうか、千歌ちゃんに全裸ラジオ体操をやらせてあげて下さい」
善子ママ「よ、曜ちゃん!?」
曜「わたし、幼稚園の頃から見てきたんです」🙂
曜「千歌ちゃんが、夢中になって全裸ラジオ体操をしてきたのを……」
曜「いまの千歌ちゃんにとって、皆勤賞が途絶えることは、きっと死ぬことよりも辛いんです」
善子ママ「…………」
曜「だから……」
曜、涙をひとすじ流しながら……
曜「どうか千歌ちゃんから、全裸ラジオ体操を奪わないで下さい!!!!」😢
善子「Zzz…………」 (曜につづき、果南が善子ママへ陳情し始める)
果南「お願いです……」
果南「千歌にやらせて下さい」
深々と頭を下げ……
果南「何かあった時の責任は全部、私が取りますから……」
ダイヤ「私からも……」
ルビィ「お願いします!!おばさん」
花丸「千歌ちゃんを踊らせてあげて!!」
善子「Zzz…………」
鞠莉「…………」😥
鞠莉(な、何なのよみんな……)
鞠莉(そろいも揃って、こんな奇祭にマジになっちゃって……)
善子ママ「…………」 梨子「お、お願いしますっ!!」😫
梨子「千歌ちゃんの夢を、叶えさせてあげて下さいっ!!」
千歌「み、みんなぁ……」
善子ママ「…………」
善子ママ「いつまで服を着てるの?千歌ちゃん」
千歌「!!!!????」
善子ママ「もうすぐ、6時半になるわよ……」
善子ママ「早くフルマンになりなさい」😏
千歌「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」😂
立ち上がりっ!!
千歌「あっ……ありがとうございますっ!!!!」
善子「Zzz…………」 〜AM6:29〜
千歌(全裸)「ついに……ついに……」
(発熱のせいで視点が定まらず、陽炎のように体を揺らしながらも、千歌が感慨にふける)
千歌(全裸)「ついに、ファイナルの舞台に立ったよ……わたし」😁
梨子(全裸)「よかったね……千歌ちゃん」
千歌「あとは10分間を、精一杯踊りきるだけだ……」
そうは言いながらも、足がガクつく……
千歌「負けない……」😠
千歌「風邪なんかに、ぜったい負けてなるもんか……」
善子「Zzz…………」
(その一方で、ひとり壁に座り、しらけた目で千歌を見つめる鞠莉––––)
鞠莉(バカよ……)😨
鞠莉(大バカよ……ちかっち)
鞠莉(おとなしく休んでいればいいのに……)
鞠莉(一体なにが、あなたをそこまで駆り立てるというの?) 〜AM6:30〜
♪チャン チャンカ チャカチャ〜……📻
ラジオ『全国の皆さん!!おはようございます!!』
7人「おはようございま〜〜す!!」
鞠莉「…………」
善子「Zzz…………」
ラジオ『朝の全裸ラジオ体操の時間がやって参りました!!』
ラジオ『まずは、全裸ラジオ体操の歌から!!』 ♪チャン チャ〜カチャ〜〜……
千歌「♪新しい朝が来た〜」
梨子「♪希望の朝だ〜」
果南「♪喜びに胸を開け」
ダイヤ「♪大空あおげ〜」
曜「♪ラジオ〜の 声に〜」
善子「Zzz…………」
花丸「♪健やかな胸を〜」
鞠莉「…………」
ラジオ『♪この香る風に 開けよ』
ルビィ「♪それ 一 二 三」
果南「鞠莉……」🤨
鞠莉「…………フンだ」😗 ラジオ『それでは全裸ラジオ体操第一〜〜!!』
♪チャ〜ン チャ〜ンカ チャンチャン……
千歌「きっ……来たっ!!」☹💦
ラジオ『はいっ!1・2・3・4……』
千歌「5・6・7・8……」
しんどそうに、腕を振り回し……
千歌「…………ハァ」😰💦
曜(やっぱり、昨日までのキレが無くなってる……)
梨子(あぁ……千歌ちゃん)😥
梨子(千歌ちゃんの風邪を、私が肩代わりできたら……)
善子「Zzz…………」 ラジオ『次は、胸を反らす運動〜〜!!』
千歌「1・2・3・4……」
ぱいぱいでかみかん「…………」🍊🍊
千歌「5・6・7・8……」
ぱいぱいでかみかん「…………」🍊🍊
曜(な、なんて事なの……)😨
曜(豪快なでかみかんの躍動こそが、千歌ちゃんの全裸ラジオ体操の代名詞だというのに……)
梨子(千歌ちゃんの風邪は、思ってたよりも重い……)
花丸「千歌ちゃん……辛そうだね」
ずらパイ「プルンッ」
ルビィ「まだ始まったばかりだというのに……」
ルビパイ「…………」
善子「Zzz…………」 (いつの間にか千歌の足下は、体中から吹き出る汗で水溜まりができていた)
(そして––––)
ラジオ『ふか〜〜く深く深呼吸〜〜!!』
♪チャ〜〜ン チャ〜〜ン チャ〜〜〜〜ン……
千歌「ハァ……ハァ……」🥵
両膝に手をつき……
千歌「まずは、第一をクリア……だね」
曜「大丈夫?千歌ちゃん」😓
梨子「辛かったら、第二は立ってるだけでいいからね」
善子「Zzz…………」
千歌「ゼェ……ゼェ……」💦 鞠莉「Why……」😫
鞠莉「なぜなの……」
鞠莉「すっごく辛そうなのに……」
鞠莉「立っているのも、やっとだろうに……」
千歌「ハァ……ハァ……」😃
鞠莉「なんて、清々しい顔をしているの……」
(理解出来ずに苦悩する鞠莉へ、かなダイが助け船を出す)
ダイヤ「鞠莉さん……」
ダイヤ「あれが、私たちにはあって、鞠莉さんにはない……」
ダイヤ「『大和魂』というものですわ」😏
鞠莉「や、やまとだましい……」
善子「Zzz…………」 果南「私ね、思うんだ……」
尊敬の篭もった目で、千歌を見つめ……
果南「信じ込めば人間、どこまでも強くなれるんだって……」😌
鞠莉「か、果南……」
果南「ねぇ……鞠莉」
果南「今の千歌を見て、なにか思うところはない?」
鞠莉「…………」
鞠莉「……」
(と––––)
突如、服を脱ぎ始める鞠莉!! かなダイ「!!!!????」😳😳
ダイヤ「ま、鞠莉さん!!////」
鞠莉(全裸)「やるっ!!」😄
鞠莉(全裸)「やるわよっ!!私も!!」
鞠莉(全裸)「私もみんなに、ヤマトスピリッツとやらを見せてあげるわ!!」
それを見た果南、この日初めての笑顔……
果南(フフッ……)
果南(やっと目覚めたんだね……鞠莉)
果南(この時が来るのを、待ってたよ)😊
鞠莉「さぁ〜〜〜〜来なさいっ!!全裸ラジオ体操!!」
善子「Zzz…………」 ラジオ『さぁ、つづいて全裸ラジオ体操第二〜!!』
♪チャンチャカチャ〜 チャンチャカチャ〜……
千歌「よっ……」😣
弱りきった両足で、必死にガニ股ポーズ……
曜(で、出たっ!!)モジモジ
曜(もうひとつの千歌ちゃんの代名詞、第二のガニ股っ!!)
曜(こんな乙女殺しな振付を、恥じらいもせずに踊れる女子は、千歌ちゃんだけだよ!!)
梨子(は、はわわ……////)モジモジ
梨子(千歌ちゃんのガニ股……////)
梨子(何度見ても、こっちが恥ずかしくなっちゃう……////) ルビィ「やっぱ、恥ずかしいよぉ……」モジモジ
花丸「善子ちゃんには、絶対見られたくないずらね……」モジモジ
善子「Zzz…………」
鞠莉「全裸ラジオ体操Fooooooo!!!!」
豪快にガニ股っ!!!!
鞠莉「解放感が半端ないでぇ〜〜〜〜す☆」🤩
ダイヤ「や、やめなさい!!鞠莉さん!!」😫
ダイヤ「淑女がその様なポーズを、するモノじゃありません!!」
果南「いくらなんでも下品すぎるよ!!鞠莉!!」😠
2人の忠告に、耳も貸さず……
鞠莉「ど〜〜したのぉ〜〜!?2人ともぉ〜〜!!」
鞠莉「さっきまで、真面目くさった顔で踊ってたのにぃ〜〜」
鞠莉「はやくガニ股しなさいよぉ〜〜!!」😆
かなダイ「…………」モジモジ
(そして––––) ラジオ『ふか〜〜く深呼吸〜〜』
♪チャ〜〜ン チャ〜〜ン チャ〜〜〜〜ン……
ラジオ『これで、今朝の全裸ラジオ体操はおわりです』
ラジオ『それではみなさん、ごきげんよう!!』
一同「………………」
善子「Zzz…………」
千歌「お」
千歌「終わった……」😅
よろめきながら、首にかけてたスタンプカードを差し出し……
千歌「お、おばさん……」
千歌「早く……早くスタンプを……」😩
善子ママ「わっ、わかったわ!!」
スタンプカードに、スタンプポンッ!! 善子ママ「おめでとう!!千歌ちゃん」
善子ママ「皆勤賞達成よ!!」🤗
善子「Zzz…………」
梨子「おめでとう!!千歌ちゃん!!」☺
曜「これで、12年連続皆勤賞だよ!!」😄
千歌「…………」
千歌「や」
千歌「やったよ……みんな」
涙ポロポロ……
千歌「わたし……やり遂げたよ」😭
グラッ……
一同「!!!!????」
ドサッ…… 果南「千歌っ!!!!」😳
倒れた千歌の元へ、駆け寄るメンバー達……
果南「しっかりして!!千歌!!」😖
千歌の体を抱き起こし……
千歌「……果南ちゃん」
千歌「目標達成した途端に、体の力が……」😩💦
果南「もういい!!喋らなくていいから!!」
(あの果南が、涙で顔をグチャグチャにして––––)
果南「ホントよくやったよ!!千歌」😭
果南「千歌は私たちの誇りだよ!!」
千歌「ゴメンね……果南ちゃん」
千歌「せっかく、胴上げの準備をしてただろうに……」
善子「Zzz…………」 ダイヤ「千歌さん……」😏
ダイヤ「あなたの全裸ラジオ体操に対する情熱からは、いろいろ勉強させていただきましたわ」
ダイヤ「いまは、とにかく体を労ってあげて下さい」
千歌「ダイヤさん……」
ルビィ「いまは安静第一だよ!!千歌ちゃん」
花丸「風邪が治ったら、副賞のお菓子詰め合わせで、パーティーしようね!!」
千歌「うん……うん……」
千歌「みんなで、蒲焼さん太郎や、ハートチップルを食べようね」😌
善子「Zzz…………」
鞠莉「ちかっち……」😔
鞠莉「私って、今まで食わず嫌いしてたのね……」
千歌「ま、鞠莉ちゃん……」 鞠莉「私、決めたわ!!」
鞠莉「これから毎朝起きたら、かならず全裸ラジオ体操をするわ!!」
千歌「気に入ってくれて、嬉しいよ……」
鞠莉「全裸ラジオ体操……」
鞠莉「世界に誇れる、ジャパニーズカルチャーだわ!!」😁
(メンバー達からの賞賛を一身に受け、千歌の胸の奥に、熱いモノがこみ上げてくる)
千歌「あ……」
千歌「ありがとう……」
千歌「ありがとう、みんな!!」😃
曜「千歌ちゃん……!!」千歌の右手を握る
梨子「千歌ちゃん……!!」残る左手を握る
千歌「私、全裸ラジオ体操をやってて、本当によかった!!」😂
善子「Zzz…………」 2016年8月31日––––
全裸ラジオ体操12年連続皆勤賞という不滅の金字塔を打ち立てた高海千歌の夏休みは、Aqours一同からの厚い祝福を受けつつ、その幕を下ろしたのであった。
〜おわり〜 いつもよりかなり大人しめだったな
善子の全裸も見てみたかった 冷静に考えてセンスは何もないから
物書きはやめたほうがいいな?>>1 千歌ちゃんの情熱に感化されて一匹狼の鞠莉がみんなの輪に入っていくってこれ公野が書きたかった事だよね >>57
冷静に考えて凡人未満のID:kr8c6EIXは社会不適合者だから人生卒業した方がいいな >>34
ここのぱいぱいでかみかんと
>>40
ここの厳しく叱るダイヤさん
気が狂うほど好き 前回のビッグライブでSSしまむらと名乗るやつとマッチングしたぞ
賞を掻っ攫われた 蒲焼きさん太郎とハートチップルが強烈なノスタルジーを呼び起こしたわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています