穂乃果「曜ちゃん、一緒にプール行こっ」
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穂乃果「夏と言えばプールだよ!!」
曜「プールかぁ、部活で学校のプールには入っているけど街のプールにはまだ行ってないな」
穂乃果「だったら2人で行こうよ、私この前新しい水着買ったんだ〜」
穂乃果「せっかくだからそれを着よっかな」
曜「な、なんかもう一緒に行く前提で話が進んでいるね……」
穂乃果「穂乃果と一緒にプール行くの、イヤ?」
曜「とんでもない!!私でよければ喜んでお供するであります!!」
曜「私も久し振りに普通の水着着てみたいからね、なにを着て行こうか今から楽しみだよ」
穂乃果「そう来なくっちゃ!!残りわずかな夏休み、私達の思い出をいっぱい作ろう!!」
曜「ヨーソロー!!」 次の日 穂乃果の家
曜「穂乃果ちゃーん」
穂乃果「あ、来た来た。いらっしゃい曜ちゃん!!」
曜「あはは、穂乃果ちゃんすごい荷物だね」
穂乃果「うん!!水着でしょ、ゴーグルでしょ、あとは浮き輪にビーチボールにビーチパラソル……」ゴソゴソ
曜「いやいやいや、ビーチパラソルは必要ないんじゃないかな。海に行く訳じゃないんだし」
穂乃果「それもそっか、パラソルは置いて行くよ」
穂乃果「曜ちゃん、自転車で来たんだ」チラッ
曜「ここからそう遠くもないから自転車でいいかなって」
穂乃果「じゃあ私も自転車出して来るね」
穂乃果「自転車乗るの久し振りだなぁ」シャーッ
曜「私は毎日乗ってるよ」シャーッ
穂乃果「歩いてると暑いけど自転車は風を感じて気持ちいいね〜」
曜「でしょ、私自転車大好き」
曜「お、ここから登り坂だね。立ち漕ぎで行くよ」グッ
穂乃果「あぁん待ってよ曜ちゃん」グッ 穂乃果「ふぅ……ふぅ……」ギコギコ
穂乃果「曜ちゃあ〜ん……ちょっと待って……」
曜「およ?大丈夫穂乃果ちゃん?」シャーッ
穂乃果「曜ちゃんは漕ぐの早いんだから……ついて行くのが大変だよ」
曜「あぁ〜ごめんね」ポリポリ
曜「でも私について来られるなんてすごいよ」
穂乃果「んまぁ普段練習では海未ちゃんにしごかれてるし」
穂乃果「だけどもう暑くて喉カラカラだよ……少し休も」
曜「プールまであと少しなんだけど」
曜「いいよ、あそこのパーラーでジュースでも買って飲もうか」
穂乃果「おぉ〜オアシス発見、早く入ろ〜」
曜「気が回らなかったお詫びにここは私が奢るよ」
穂乃果「わ〜いありがと曜ちゃん♪」 パーラー
穂乃果「ん〜」チュウ〜
穂乃果「―ぷはぁ!!あ〜おいっしい〜!!」
曜「果汁100%のフルーツジュースだって、体に染みるねぇ」チュウチュウ
穂乃果「いちごジュースなんて珍しい、私いちご大好きだから嬉しいな♪」
曜「ね、私もみかん大好き♪」
穂乃果「……おいしそうだね〜それも」
穂乃果「ひと口もーらい」パッ
曜「ちょ、穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「―うん、みかんジュースもおいしいね」チュウ〜
穂乃果「穂乃果のいちごジュースもひと口どうぞ」スッ
曜「え、えっとそれじゃ……イタダキマス」チュウ〜
曜「―い、いちごもおいしいね。甘酸っぱくて」
穂乃果「でしょ〜、曜ちゃんいいお店見つけてくれてありがと」
曜「どういたしまして……」
曜(こ、これって間接キスになるの、かな……)ドキドキ プール
曜「目的地にとうちゃーく」
穂乃果「ここは本格的な水泳競技からレジャープールまで幅広く楽しめる複合施設なんだよ」
曜「知ってるよ、ここのプールの飛び込み台で練習した事もあるし」
穂乃果「流石曜ちゃんは知ってたか〜」
穂乃果「それじゃさっそく水着に着替えて泳ごう」
曜「了解であります!!」
穂乃果「じゃ〜ん、どうかな曜ちゃん。似合う?」
曜「おぉ〜とってもかわいい水着だね、穂乃果ちゃんにぴったりだよ」
穂乃果「ありがと♪−でも曜ちゃんには負けるかな……」
穂乃果「曜ちゃんってすっごくスタイルいいんだね、羨ましいなぁ」
穂乃果「部活で鍛えていても出る所はしっかり出てて思わず見とれちゃうよ」ジーッ
曜「いや、あはは、参ったな。そんな事ないよ」テレテレ
曜「あ、あまり見ないで。ほら行くよ」
穂乃果「はーい」 曜「さて、色々あるけどどのプールに入ろうか」
穂乃果「実はね、考えていた事があるんだけど」
穂乃果「体力がある内に曜ちゃんと競争したいなって」
曜「競争?水泳で?」
穂乃果「こう見えて私水泳が趣味なんだよ、前から曜ちゃんと勝負してみたかったんだよね〜」
曜「へぇ、穂乃果ちゃんも水泳が好きなんだ」
曜「それは面白い、望むところであります!!」
穂乃果「あっちに25メートルプールがあるからそこでやろっか」
曜「ヨーソロー!!」
穂乃果「50メートルで競争ね」
曜「それじゃ、泳ぐ前にきっちり準備運動をして」グッグッグッ……
穂乃果「おいっちにーさんしー」グッグッグッ……
曜「こんな事なら競泳用の水着も用意しとけばよかったよ」
穂乃果「曜ちゃんならそのくらいハンデにならないでしょ」
曜「はは、言ってくれるねぇ。普通の水着と競泳用の水着じゃ全然違うんだよ」
穂乃果「よしっ、準備運動も終わり。いよいよ勝負開始だよ」
曜「現役水泳部員として、負けられないね」
穂乃果「いくよ、よーい……スタート!!」バシャンッ 穂乃果「―ぷはっ、はぁっ、はぁっ……」
穂乃果(うわ、曜ちゃんもうあんな先に)
穂乃果(私も負けてられない!!)バシャバシャ
曜「はぁっ、はぁっ」チラッ
曜(お、いつの間にか穂乃果ちゃんが私のすぐ後ろまで)
曜(穂乃果ちゃんも普通の水着なのによくやるね)
曜(でも……私の実力はまだまだこんなもんじゃないよ!!)バシャバシャ
穂乃果(くっ……せっかく近付いたと思ったらまた距離を離された)
穂乃果(こんの〜待て待て〜!!)バシャバシャ
曜(うわ、また追い上げて来た。ちょっとマズイかも)
曜(ゴールまであと約10メートル、ここで一気にラストスパートだ)バシャバシャ
穂乃果(曜ちゃんがラストスパートをかけてきた!!よーし、穂乃果も諦めないぞ〜!!)バシャバシャ
曜「はぁっ、はぁっ、はぁっ!!」
穂乃果「はぁっ、はぁっ、はぁっ!!」
「―ゴールッ!!」 曜「ほら、穂乃果ちゃん手を出して」スッ
穂乃果「ありがと、―よっと」ザバァッ
穂乃果「はぁ〜負けちゃったぁ、もう少しだったのに」
曜「いや〜まさかあそこまで迫られるとは思わなかったよ、いい勝負だったね」
穂乃果「曜ちゃんが普通の水着でよかったよ、競泳用の水着だったらもっと差を広げられていたね」
曜「競泳用水着でも危なかったかもよ」
曜「それにしても、穂乃果ちゃん本当泳ぎが上手いね。一緒に水泳部に入って全国目指してみない?」
穂乃果「あはは、こういうのはたまにやるからいいもので私はスクールアイドル活動で精一杯だから」
曜「そっか、それは残念」
穂乃果「でも、また勝負したいな」
穂乃果「その時は私も競泳用水着を着てね」
曜「おぉっ、いいねいいね。今度こそお互い全力で勝負だよ!!」 穂乃果「さぁここからは思いっきり遊んで楽しも〜!!」
曜「競争した後だっていうのに元気だねぇ」
穂乃果「勝負と遊びは別だよ、まだまだ体力はあるもんね〜」
曜「はは、穂乃果ちゃんには敵わないなぁ」
穂乃果「ほらほら行こう曜ちゃん」グイグイ
曜「わっとっと、そんなに引っ張らなくてもついて行くってば」
穂乃果「ここは本当に色々なプールがあるんだけど」
穂乃果「その中でも1番の目玉はあれ!!」ユビサシ
曜「3種類のウォータースライダーだね、ここの名物だ」
穂乃果「これを全部制覇するよ」
穂乃果「まずはあのくねくねしたスライダーから」
曜「実はこっちのレジャープールには来た事なかったから楽しみ〜」
穂乃果「さっそく行ってみよ〜♪」 穂乃果「曜ちゃんからお先にどうぞ」
曜「え、穂乃果ちゃんが先に行くんじゃないの?」
穂乃果「初めてだって言うから先に曜ちゃんに譲るよ」
曜「別に次に滑るんだから順番は関係ないような」
穂乃果「いいからいいから、行ってらっしゃーい!!」ドンッ
曜「うわぁっ!?」
係員「ちょっとお客さん、勝手に押しちゃ困るよ」
穂乃果「てへ、ごめんなさ〜い」
曜「わわ、わわわわ……!!」ズシャーッ
曜「すごいカーブの連続、目が回る〜」グルグル
曜「―きゃああぁ〜!!」ザッパーン
曜「あう〜なんだかよくわからないまま終わってしまったような……」フラフラ
曜「まぁでも、これはこれで楽しかった、かな……?」
曜「あぁ、まだ目が回ってるよ……」
曜「―ん?」クルッ
穂乃果「うっきゃー!!」ザッパーン
曜「ぶっ!?」ムギュウ
穂乃果「―あれ?曜ちゃんどうしたの?」
曜「穂乃果ちゃんの水着が目の前に……」クラクラ……ボチャン
穂乃果「あ、曜ちゃん。しっかりして〜」ユサユサ 穂乃果「さっきはごめんね〜」
曜「いや、あそこでボーッと突っ立ってた私も悪かったし……」
穂乃果「それじゃ今度は2人一緒に滑れるスライダーにしよう」
曜「あの長いトンネルのヤツ?あれも癖がありそうだね」
穂乃果「次は私が前になるね、よいしょ」
曜「うわ、中は真っ暗……大丈夫かな」
穂乃果「大丈夫大丈夫、取っ手に捕まってれば平気だって」
曜「―よっこいしょ、なんか足元に穂乃果ちゃんの頭があるのは変な感じ」
穂乃果「蹴らないでね〜」
曜「そ、そんな事しないよ!!穂乃果ちゃんを蹴るだなんて……」
係員「はいはいイチャついてないでそろそろ出発だよ〜」
曜「イチャついてなんていません!!」 ゴオォー!!グワングワン!!
曜「あわ、あわわわ!!なにこれ速すぎ揺れすぎ〜!!その上真っ暗でなにがなんだか……!!」
穂乃果「ひゃあぁ〜!!スリル満点だねぇ〜!!」
曜「痛っ!!頭ぶつけた!!」ガンッ
曜「も〜曲がるなら曲がるって言ってよ〜」
穂乃果「あはは!!楽しいね〜!!」
曜「うぅ……舌噛みそう、あとは黙ってよう」
グオォー!!ガタン!!
穂乃果「きゃっ!?」ズルッ
曜「穂乃果ちゃん!?どうしたふぎゃっ!?」
穂乃果「取っ手離しちゃったよ〜!!助けて曜ちゃ〜ん!!」ガシッムンギュー
曜(え、て事は今穂乃果ちゃんは私にしがみついてるって訳?体のあちこちに感じるこの柔らかい感触は……)フニフニ
曜(うおお!!なんて考えてる場合じゃない!!私が取っ手を離したら2人とも浮き輪から落ちちゃう!!)
曜(ここは私が踏ん張らないと!!耐え抜け私、ヨーソロー!!)
穂乃果「きゃははははは!!これはこれで面白いね〜曜ちゃん♪」
曜「ふがふがもがぁ〜!!」(それどころじゃない) 曜「はぁ……なんとか無事に滑りきった」グッタリ
穂乃果「いや〜またまたごめんね〜まさかあそこで手が滑るとは思わなくて」
曜「ううん……穂乃果ちゃんのせいじゃないよ、ケガをしなくて本当によかった」
穂乃果「残り物には福がある、最後はあのスライダーだよ」
曜「なんだか川下りみたい、なにも起こらないといいけど」
穂乃果「曜ちゃんは心配性だな〜」
曜「穂乃果ちゃんの脳天気さが羨ましいくらいだよ……」
曜「これも取っ手があるね。穂乃果ちゃん、しっかり掴まっているんだよ」
穂乃果「はーい、行ってきまーす!!」ズシャーッ
曜「穂乃果ちゃんが先に行くし間隔も大分空けるから今度は楽しめるかな」
曜「―よっと。うん、これはしっかり安定してるね」
係員「お嬢ちゃん、準備はいいかな」
曜「お願いします!!」ケイレイッ 曜「おぉぉ〜!!これも中々」ズシャーッ
曜「―お?」ユラユラ
曜「ちょ、なんか広い所に出たら止まったし。なんで?終わり?」
穂乃果「まだ終わりじゃないよ〜」
曜「穂乃果ちゃん?追いついちゃった」
穂乃果「このスライダーはこんな風に途中あちこちで止まっちゃうんだよ」
曜「えぇ……なにそれ、スライダーって言わないじゃん」
穂乃果「あそこまで行けばまた流れるから行こう」バシャバシャ
曜「まさか手で掻いて進むとは……」バシャバシャ
曜「むぅ〜」
穂乃果「あはは、また止まっちゃったね」
曜「これ欠陥なんじゃないの〜」バシャバシャ
穂乃果「まぁまぁ、今までのと比べたらのんびり滑れていいんじゃないかな」
曜「滑ってるって言うのかなこれ……」 穂乃果「いや〜楽しかったねぇ」
曜「そうだね、色々あったけど……」
穂乃果「お腹空かない?そろそろお昼ご飯にしようよ」
曜「そうだね、私もお腹ペコペコだよ」
フードコート
穂乃果「なに食べよっかなぁ」
穂乃果「お、このハンバーガーおいしそう!!ホットドッグも捨てがたいな〜」
穂乃果「よーし、両方注文しちゃお」
曜「そんなに食べられるの?」
穂乃果「ヘーキヘーキ、育ち盛りだもん」
曜「それならいいけど、えっと私はなににしようかな」ジーッ
曜「あ、オムそばだ。これにしようかな」
穂乃果「曜ちゃんも決まったね、それじゃ注文しよ」
穂乃果「すいませーん!!ハンバーガーにホットドッグと」
曜「オムそば大盛りでお願いします」
穂乃果「へぇ〜大盛りなんだぁ」
穂乃果「曜ちゃんも穂乃果の事言えないんじゃないのぉ〜?うりうり」
曜「私だって運動部に入っているんだからこのくらいは普通に食べるよ」
曜「それにどうせ……」チラッ
穂乃果「どうせ?」
曜「なんでもないよ、私が持って行くからテーブルに座って待ってて」
穂乃果「それじゃよっろしくぅ」 曜「お待たせ〜」コトッ
穂乃果「ありがと曜ちゃん」
曜「あとこのオムそばも少しあげる」スッ
穂乃果「え?なんで?」
曜「どうせまた欲しがるんでしょ?だから大盛りを頼んだのさ」
穂乃果「えへへ……バレてたか、曜ちゃん鋭いねぇ」
曜「前例を見てきたからね……」カァァ
穂乃果「私のハンバーガーとホットドッグもひと口あげるよ」パカッ
穂乃果「いただきま〜す!!はむっ……」
穂乃果「―う〜ん、やっぱりパンはうまい!!」
曜「穂乃果ちゃんは本当にパンが好きなんだね〜、あむっ」
曜「―うーん、悪くはない味だけど私だったらもっとおいしく作れるな」モグモグ
穂乃果「曜ちゃん料理得意なの?」
曜「まぁね、『ヨキソバ』にかけては誰にも負けない自信があるよ」
穂乃果「ヨキソバ?そのオムそばみたいな感じ?」
曜「私のヨキソバはこれよりもっとおいしいよ、海の家で出したら完売したんだから」フンス
穂乃果「いいなぁ〜私も食べてみた〜い」
曜「それなら今度作ってあげるよ」
穂乃果「本当?やったぁ、約束だよ〜」 穂乃果「ふぅ〜食べた食べた」
曜「ハンバーガーとホットドッグもおいしかったねぇ、パンがふっくらしてて」
穂乃果「そう、ここのお店はパンがおいしいから好きなんだよね〜」
曜「こだわりますなぁ〜」
曜「この後はどうする?」
穂乃果「ちょっと食休みしたらビーチボールで遊ぼうか、―んん?」
穂乃果「アイスクリームだ!!ねぇねぇ食べに行こ曜ちゃん」フリフリ
曜「おーい、食休みするんじゃなかったの〜?」
曜「はは、しょうがないなぁまったく」
穂乃果「んん〜おいっしい〜」ペロペロ
曜「甘い物は別腹、本当にそんなお腹があるのかと思っちゃうね」ペロペロ
穂乃果「……ねぇ曜ちゃ」
曜「ほい」スッ
穂乃果「流石曜ちゃんわかってる〜」ペロペロ
曜「そりゃまぁ3度目だし」
曜「あー穂乃果ちゃんと同じ味にすればこうならずに済んだのかな」
穂乃果「えぇ〜それじゃ違う味が楽しめないじゃ〜ん」
曜「最初から私の分も食べる計算なんだね……」 穂乃果「そ〜れっ」ボンッ
曜「わっ、ちょっと強すぎ」ザバザバ
曜「よっと」ボンッ
穂乃果「曜ちゃんナ〜イス、よく返したね」ボンッ
曜「へへっ、プールで動くのは慣れているから、ねっ」ボンッ
穂乃果「それなら、これはどうかな!!」バシーンッ
曜「おっと強烈、それっ!!」ボンッ
穂乃果「すごいすごい。よし、曜ちゃんも打ってみて」ボンッ
曜「そ、それじゃいくよ……えいっ!!」バッシーンッ
穂乃果「きゃむっ!?」ボフッ
曜「し、しまった。顔面に当てちゃった」
曜「ごめん穂乃果ちゃん、大丈夫?」ナデナデ
穂乃果「ふぇ……らいじょーぶらよ……」
曜「ははは……ビーチボールはこのぐらいにして後は流れるプールでのんびり泳ごっか」
穂乃果「そうだねぇ〜そうしよ〜」 曜「ふぅ〜……ふうぅ〜!!」
曜「―はぁ、こんなもんかな」
曜「穂乃果ちゃん、浮き輪膨らましたよ」
穂乃果「ありがと〜穂乃果じゃ息が上がっちゃって、曜ちゃんは頼りになるなぁ」
曜「いやいや、さっきボールぶつけちゃったしこのくらいなんて事ないよ」
曜「それじゃこの浮き輪に乗っていざ出発進行!!」
穂乃果「のんびり前進、ヨーソロー!!」
穂乃果「あぁ〜今日は遊び回ったからこうやってぷかぷかするのもいいねぇ〜」チャプン
穂乃果「い〜い湯〜だな、あははん♪」
曜「もう、ここはプールだよ。ふふふ」
曜「普段は自分で泳いでいるからこうやって流されていると不思議な感じ」
曜「たまには流れるプールってのもいいね〜」
穂乃果「……」
曜「あれ、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「すぅ……すぅ……」
曜「寝てる……疲れたのかな」
曜「起こすのもかわいそうだからそっとしておこう」
曜「ふぅ……気持ちいいなぁ」チャプチャプユラユラ 穂乃果「くか〜くか〜」
曜「おーい穂乃果ちゃん、そろそろ起きて。あがるよ〜」
穂乃果「うぅ〜ん……」
穂乃果「雪穂〜お茶〜……」
曜「雪穂……?妹さんかな」
穂乃果「すやすや……」
曜「ダメだ、起きる気配がないや」
曜「―あ、そうだ。いししし」ザブン
曜(それ、くすぐってやれ)コチョコチョコチョ
穂乃果「―ん……くふふ、ひひひ……」
曜(ウォータースライダーでは振り回されたからこれで仕返しだ)コチョコチョコチョ
穂乃果「あは、あははは!!く、くすぐったいよ〜」
穂乃果「って、あれ?」
曜「ぷはぁっ!!」ザバァッ
穂乃果「うわ、曜ちゃん!?」ビクッ
曜「お目覚めかな、穂乃果ちゃん」ニヤニヤ
穂乃果「あ、もしかしてくすぐってたの曜ちゃんだったの?」
曜「だっていくら声をかけても起きないんだもん」
穂乃果「も〜曜ちゃんてば〜」
穂乃果「そんないたずらっ子なところがあるなんて知らなかったよ」
曜「私だってこう見えてやんちゃなのであります」ドヤァ 穂乃果「これで大体のプールは回ったかなぁ」
穂乃果「う〜ん……あぁ、気持ちよかったぁ」
曜「こういうプールで遊んだの久し振りだったから私も楽しかったよ」
穂乃果「ね、今日は曜ちゃんと一緒に来られてよかったよ」
穂乃果「今日は穂乃果に付き合ってくれて、ありがとね♪」ニコッ
曜「うん、こちらこそありがとう穂乃果ちゃん」ニコッ
帰り道
曜「……で、穂乃果ちゃん?」
曜「なんで私の自転車に乗るのかなぁ?」
穂乃果「なんだか疲れちゃってさ、後でお父さんと取りに来るから後ろに乗せてって〜」チョコーン
曜「……はぁ、本当穂乃果ちゃんには敵わないなぁ」
曜「しっかり掴まっててね」
穂乃果「うん♪よろしくお願いしまーす」ギュウッ
曜(もう穂乃果ちゃんとくっつくのも慣れちゃったよ、あはは)
シャーッ
穂乃果「―もう夕方だ、夕焼けがキレイだね」
曜「そうだね、楽しい時間はあっと言う間に終わっちゃう」
穂乃果「でも私達の関係はまだまだ終わらないよ」
穂乃果「曜ちゃん、これからもいーっぱい遊ぼうね!!」
曜「もちろんであります!!ヨーソロー!!」 数日後 学校 プール
曜「よーし見ててね穂乃果ちゃん」
穂乃果「頑張ってー曜ちゃん!!」
曜「高飛び込み前逆宙返り3回半抱え型、いきます!!」
曜「―ふぅ……はっ!!」バックルクル ザブーンッ
穂乃果「おぉ〜!!お見事!!かーっこいい!!」パチパチパチ
曜「―ぷはぁっ、うまく飛び込めてよかったよかった」
穂乃果「あのプールでは高飛び込み見られなかったから嬉しいな」
曜「流石に高飛び込みは競泳用水着じゃないと出来ないからね」
穂乃果「私もやってみようかな」
曜「ふふ、穂乃果ちゃんにその気があるなら教えてあげるよ」
曜「ただし、指導はビシバシとするでありますよ〜」
穂乃果「やぁだ〜海未ちゃんみたい〜優しくしてぇ〜」
曜「あっはっはっは!!海未ちゃんよりは優しいから安心してよ」
穂乃果「それじゃあ、今度は競泳用水着を買わないとね」
穂乃果「50メートル競走もいつか曜ちゃんを抜かして穂乃果が勝ってやるんだから」
曜「それは楽しみだね、私もうかうかしてられないな」
穂乃果「うふふ」
曜「えへへ」 おまけ 曜の家
穂乃果「すんすん……はぁ〜いい匂〜い」
曜「穂乃果ちゃん、お待ちどおさま♪」
曜「曜ちゃん特製ヨキソバ一丁あがり!!」ドーン
穂乃果「うわぁ、大きい〜!!おいしそ〜!!」キラキラ
曜「私のサインを書くとどうしても大きくなっちゃってね、一緒に食べよ」
穂乃果「うん!!いただきま〜す!!」
穂乃果「そうだ、せっかくだからお互い食べさせっこしよっか」
曜「え、いやいいよそんな……」
穂乃果「いいからいいから、私と曜ちゃんの仲でしょ」
穂乃果「まずは穂乃果に食べさせて、―あ〜ん」
曜「……はいはいどうぞ」スッ
穂乃果「はぁ〜むっ、―おぉ〜プールで食べたオムそばより何百倍もおいしい♪」
曜「へへ、でしょでしょ」
穂乃果「はい曜ちゃんも、どーぞ」スッ
曜「―もうどうにでもなれだ、あむっ……」
曜「うん、我ながら最高の出来でありますなぁ♪」ホワワ〜ン
穂乃果「こうやって食べるのも楽しいでしょ」ニコニコ
曜「ちょっと恥ずかしいけど、2人しかいないからいっか」ニヘラ
穂乃果「もっとちょーだい♪」アーン
曜「ほい、召し上がれ♪」スッ
穂乃果・曜「「う〜ん、おいっしい〜♪」」 これで終わりになります。支援、最後まで読んでいただきありがとうございました。 ほのよう好きだし可愛くて最高なんだけど
沼津東京間を自転車で行っちゃう曜ちゃんで草 おつー
適度な長さと推しコンビでほっこりした
ほのようはいいぞ ありがとうございます!!
ほのようこそが神!!!! >>34
ほのようありがとうございます
曜ちゃんにニヘラって書くのまさか前ようまり書いたご本人だったり..... ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています