【トラウマ系SS】希「エリちが最後におねしょしたのは、いつなん?」
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♪ロ〜〜〜〜ト
♪ロ〜〜ト ロ〜〜〜〜ト
♪ロ〜〜〜〜ト
♪ロ〜〜ト ロ〜〜〜〜トォ〜〜〜〜
東條希生誕祭2020参加作品
提 供
ロート製薬
♪ロ〜〜〜〜ト製〜〜薬〜〜〜〜 〜3年生の教室前・廊下にて〜
にこ「もぉ〜〜っ!!」😡
「ほんと虎太郎には手を焼かされるわよ!!」
拳をグッ……
にこ「こちとら朝練があるってのに、おねしょだなんて〜〜!!」🤯
プリプリ怒るにこ……
にこ「あれほど寝る前にジュースは飲むなと、口を酸っぱくして言ってるのに!!」
「何度言っても右から左なのよ!!あの五歳児は!!」
「おかげで今日の朝練も、濡れたシーツの処理のせいで遅刻しちゃったんだから!!」
(窓辺の壁に寄りかかりながら、弟の夜尿症の顛末を赤裸々に語るにこ––––)
(そして、いつになくスパークしているにこを、引き気味に眺めるのぞえり––––) 絵里「そ……それは災難だったわねぇ」😅
にこ「でしょ〜〜〜〜!?」
希「ふ〜〜ん……」🤔
「でもさぁ、そんなに怒る事じゃないんじゃない?」
絵里「ちょっ!?」
希「その年頃の子なら、おねしょなんて普通やん」
「むしろ、愛嬌があってかわいくない?」
(その時の希の顔は、どこか人の温もりを羨望するかのような哀愁を帯びていた)
(だが––––) にこ「あんたは一人っ子だから、のほほんとしていられるのよ!!」😠
希「」
にこ「なにが悲しくて、朝っぱらから弟が寝小便たれた布団を洗わなきゃならないのよ……」
「あ〜〜〜〜っ!!希みたいに1人住まいだったら、どんなに気楽なことか!!」😫
絵里「にこ!!希の前でそれを言っちゃ……」
希「…………」
希「それじゃあ聞くけどさぁ……」
「そういうにこっちは、おねしょした事はないの?」
にこ「へ?」 . /:: :: :: :: :/:: :: :: :: / ¨¨/:/¬=-\:: :: ::| :: :: :: :: :: :‘, :: :: :: ::‘,
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|:: :: :: :: :| 〃_)心 込 斗 ' "|i:: ::/:: :: :: ::/:: :: :: :: :::ト
|:: :: :: :: :| 人_込ン リ: /:: :: :: ::/ :: :: :: :: :: |∧
∨:‘,:: :∧ .: /: /:: :: :: 〃⌒V:: :: :: ::|: ∧
V::‘,:: :∧ 〈 幺イ:: :: // てう}:: :: :: :i|:: ::∧
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八 こ¨¨` {: :: {:{:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: }
}\ 从 ::| {:: ::{ :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::厂¨¨}
/: :: \ . :个 ',:j {:: 人:: :: :: :: :: :: :: :: ::ノー- /
{:: :: ::/ 丶、 .,s≦ 人{ ゚'*。 ::_::_::,s≦\__/
从:: / ≧==≦. / Υ¨ヽ / } ‘,__ノ:: ::ニ=- _
V{ {_人:: ::‘, 。*'" }ニニニ}s.,j__r‐┘:: :: :: :: :: :: :: :: :ニ=- _
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〃ニニニニ}/ . ヽ厶s≦ / }′\ニ/ニニニニニニニニニニニ ´ニニニニ\:: :: :: :: :: :: :: :: ::
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(盛大に地雷を踏まれた希の逆襲が始まった) にこ「な、なによ藪から棒に……」
希「そこまで他人のおねしょを、叱り飛ばせるんやから……」
「当然、おねしょとは無縁の人生を歩んだんやろ?」
にこ「そ、それは……」
「…………」😰
(何も言えなくなってしまったにこの唇が、間断なくモゴモゴと動き続ける)
絵里「にこ……」
「あなた、本当におねしょをした事が……」
にこ「うああああああああっ!!!!」
開き直りっ!!
にこ「あるわよっ!!私にだって!!」😵
「でもまだ幼稚園の頃だったし、しょうがないでしょ!?」
ざわっ…… にこ「…………」
「あっ////」
(廊下でたむろしていた生徒たちの視線が、一斉ににこへと向けられた)
希「な?人のことは言えんやろ?」
ニヤリと勝ち誇った表情で……
希「誰でも皆、おねしょは必ず通る道なんよ」
「ましてや相手は、物心がついとらん子やろ?」
にこ「う……」
希「そこをわかって、優しく諭らせてあげなきゃあかんよ?」🤗
にこ「…………」
「わかった……」😥
希「ふふっ、ひとつ賢くなったね☆」
絵里「ホント大人よねぇ、希って」ほっと一息
(だが、このままむざむざと引き下がるにこではない) にこ「ところで、そういう希はどうなのよ?」
希「ん?」
にこ「あんたこそ、最後におねしょをしたのはいつなのよ?」
希の顔を、ズイッと睥睨しながら……
にこ「私も白状したんだから、あんたも正直に教えなさいよ」😬
希「ウ、ウチは……」
「…………」
「ウチも、幼稚園の頃までは……」シドロモドロ
にこ「フンッ!!私と同じじゃない!!」
絵里「あ〜〜もうっ!!2人ともその辺にしときなさいよね!!」
(なんだか重苦しくなった空気を入れ換えようと、絵里が話題を変えた) 絵里「それはそうと、忘れないでよね?」
「今日は3人で、希の家で勉強会をするんだから」
(来る期末テストを控え、この日は3人で勉強合宿を予定していたのである)
希「もちろんやん、エリち」
にこ「私は保育園まで虎太郎を迎えに行かなきゃいけないから、遅れていくわ」
絵里「そのまま逃げたらダメだからね、にこ」😏
希「今日はウチらで、たぁ〜〜っぷり数学を教えてあげるから……」ニシシッ
にこ「キッ……キショクワルッ」思わずまきちゃん __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ 〜帰り道〜
(前言通りに保育園へ寄るべく、別行動を取ったにこを見送り、絵里と希は2人並んで下校の途についた)
絵里「しっかしホント大変よね……にこったら」
「あの年頃でもう、妹弟たちの面倒を見なきゃならないなんてね……」😟
希「でもなぁ、エリち……」
「時々、そういうにこっちが羨ましくなるんよね」
遠くを見る目で……
希「ウチ、ああいうにぎやかな家庭に、ずっと憧れてたから……」😌
絵里「希……」
希「ここだけの話やけどね」
「にこっちに『あんた一人っ子でしょ』って言われた時、かなりグサッてきたわ」テレ気味に (家族愛に過度な幻想を抱く希に、危うさを感じた絵里が口を開く)
絵里「言っておくけど……希」
「兄弟や姉妹がいるのって、楽しいことばかりじゃないのよ?」
「私だって、時々亜里沙の存在が疎ましくなる時があるんだから……」😧
希「へぇ〜〜……意外やねぇ」
(と––––)
希「あっ!!」😲
絵里「!?」ビクンッ
「な、なによ?出し抜けに……」
希「そうそう……」
「後で聞かなきゃなぁ〜〜と、思っとったんやけど……」🤩
絵里「…………??」
希「ふふっ……」ニヤニヤ
「なぁ……エリち」
絵里の耳元に、顔を近づけ…… . : : ´ ̄ ̄¨ニ=- ..
/: : : : : : : : : : : : : : : `:. 、
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. : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : : : : : ヽ
. / : : : : : : : : :|: : : : : : :ヽ : : :‘,: : : ‘,
/: : : : : : : : : : :从: : :\ : : ‘, : : :‘, : : :}
:′: : :〃: : : : :/: i} \__ \: :‘, : : : }: :八
|i : : : i{ : : : : /|: :リ ´ \___ヽ: } : : ハ/: : :\
|i : : : i{ :/ : /. | / "Y{_),心| |: :/う}: : : : : ヽ
|i : : : :∨: /⌒{:′ 、Viツ| |: :{_ノ: : : : : : ノ
. 从: : : : :∨x==ミ 人|: :|_:_:_:_:_:_xく⌒ヽ
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}ヽ: : : :\ ` _, ク 人: :∨ } \{⌒: : : :\
Y⌒ヽト / /\:〉 リ ヽ、__: : : : \
j }人 ≧=-=彡ヘ / / -=ミ : : : \
‘, | / 〉 { ん / ⌒ヽ/ ´ ⌒ヽ} : : : : : \
∧ j/'〈/∨ {/ / / / ‘,: : : : : : : \
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希「エリちが最後におねしょしたのは、いつなん?」
絵里「」
絵里「!!!!!!!!!!!!!!!!」
「なななななななな!!!!????」
「なんで、そんな事を聞くのよっ!?」😳💦 希「だってさぁ……」☺
はにかみながら……
「ウチやにこっちだけ、カミングアウトしといて……」
「エリちだけ秘密なのは、フェアじゃないやん?」
絵里「…………」絶句
希「なっ?秘密は絶対守るから……」
「ウチとにこっちだけには、教えて……」
南條「ぜっっっったい教えません」
希「え〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!????」
絵里「なんだってそんな変な連帯感に、私まで加わらなきゃならないのよ!!」💢
希に言い返すスキを与えずに…… 絵里「あ〜〜っ、幻滅した!!」
「希には、心底幻滅したわ!!」😤
希「な……なにをそんなに必至になって」
「どうせエリちだって、幼稚園ぐらいの時に……」
絵里「もうやめて!!その話題は!!」
突如、ツカツカと歩を早め……
希「あっ!エリちっ!?」
絵里「着替えを取りに、一旦家に帰るから!!」
「また後で会いましょう!!希っ!!」😠
(希の追求から逃げるかの如く、絵里は足早に去っていった) 希「…………」ポカーン
(絢瀬さんの、あの並々ならぬ拒絶反応……)
(これは何かあると見たで……)😁
(おねしょ絡みの、致命的なトラウマが!!)ニシシッ __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ のぞにこ(2)
のぞみん:
な?気になるやろ?
あのエリちが
あそこまで
嫌がるだなんて
絶対おねしょに関して
嫌な記憶があるんよ
コレは😏
わかりやすさ爆発ね
のぞみん:
そこでや、にこっち
共同戦線を張って
エリちを落とそうよ
ウチとにこっちが組めば
鬼に金棒やん👍
あんたこういう
悪巧みとなると
水を得た魚のように
なるわよね🐟 のぞみん:
フッフッフッ
ウチはエリちの為だったら
鬼にも悪魔にでも
なれるんや
天使や神は
どこへいったのよ❓
のぞみん:
あ〜
いまから楽しみや〜
お高くとまった
エリちのメッキが
剥がれ落ちるのが😁
しっかし絵里には
同情したくなるわ
イタズラ博士👩🎓の希を
敵に回すことが
どれほど恐ろしいことか にこ「……ったく」🤨
スマホの電源を切り……
にこ「散々わたしに『勉強から逃げるな』って煽っておいて……」
「自分は勉強そっちのけのつもりじゃない」
(虎太郎の送り迎えを済ませ、一路にこは希の家へと向かう最中であった)
にこ「ま……いっか」
「あの2人が、しょうもない事で小競り合いをしてくれれば……」
「その分、にこへの監視の目が減るってモンよね」
フフッと笑みを浮かべ……
にこ「どうやら今日の勉強会は、気疲れしなくて済みそうね」😋 (頭のツインテールを弾ませながら急ぐにこの左手には、着替えや勉強道具が詰まったバッグがぶら下がっている)
(そして––––) ___ _
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i::::::::::::ィ7V::::::::i:::::::::ア !::::i::ハ:::::::::::::ハ::::::::::W//ン:::::::l
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i!:}:::::::::::::!i::::::::::!:::,´ ̄ i:::l {l \:::::::::::::::::::::ll:::::::::::::::l
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|:::::::::::lリ i:::::::八 弋zノ 弋zノ ノ::/,< W:::::::::l:{
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{:ハ:::::::ハ l::::::八 / ィ ‖{:::::::i:ll:}
{! W:::::ハ !:::l:::i个 ー イ { V:::jl:lリ
゛ V{:::{ ! i::::l!:ハ > __ < ゛ Wノ,/
ヾ丶 W:l ヾ、,ィ'ノ 弋 、 /' "
_ -ヾ≦゙ / V ≧=- r-v"
/ ` / ー 一 W { j ヽ
' ハ l,'l } l l i!
i { l l! ト _ 斗} l .l/ , l
| ゙{ l 、ヘ  ̄ ̄ /, l {f ; l にこ「とは言っても……」
「勉強もせずに痴話ゲンカを眺めてるだけじゃ、心苦しいわね」🤔
「……よしっ」
「おいしいご飯でも振る舞って、2人の機嫌を取らなきゃ!」💪
(右手に握られているエコバッグには、途中で立ち寄ったスーパーで仕入れた新鮮な食材がギッシリ詰まっていた)
にこ「すっかり時間が押しちゃったわね」
「夕時でスーパーが混雑してたからなぁ〜」
「逃げたと疑われる前に、急がなきゃ……」💦
(と––––) ツカツカツカ……
(にこの進行方向から、どこぞやの藩士とおぼしき侍がこっちに向かって歩いてくる)
にこ「♪ふっふっふ〜〜〜〜ん……」鼻歌
エコバッグぶらんぶらん……👜
ガッ!!
侍「!!!!」
(振り子のように揺れ動いていたエコバッグが、すれ違った侍の刀の鞘とかち合った)
(その瞬間––––)
_人人人人人人人人人人_
> 無礼者っ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
にこ「えっ?」
_人人人人人人人人人人人人人人_
> 居合抜きズバァッ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
(息つく間もなく、侍は一刀のもとに、にこを斬り捨てた!!) にこ「ぎゃあっ……」
血しぶきを上げながら、海老反りに倒れる矢澤……
侍「武士の魂である刀に……」
血を振り払うべく、刀をブンッと振り……
侍「この下郎がっ!!」😡
(怒りを吐き捨てつつ、侍は懐から取り出した懐紙で刀を拭った)
血に染まった懐紙を、アスファルトに放り捨て……
侍「…………む?」
(侍が我に返ったときには、にこの悲鳴を聞いて駆けつけてきた野次馬たちが、遠巻きに眺めていた) (可哀想に……)
(相手はまだ子供じゃないか……)
(髷を結ってたら、何をやっても許されるのかよ……)
👥👥👥ザワザワ……👥👥👥
侍「貴様ら!!見せ物ではないぞ!!」威嚇
「この女は粗相を働いたために、無礼討ちにしたのだ!!」💢💢💢💢
「奉行所の役人どもが来たら、そう伝えておけ!!」
(はたして南町奉行所の役人たちが駆けつけたときには、すでに男の姿は現場にはなかった) __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ 〜マンション・希の家〜
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__|__森ビル______|`i
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| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i||:\:|
| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i| ̄ ̄i||:\:| 希「…………………」🙄
絵里「………………」🙄
(テーブルを挟み合って、黙々と勉強する2人であったが、互いの腹の探り合いに余念がなかった)
希(…………チッ)
(逃げたな、にこっち)
(せっかく2対1で、エリちを責め立てようと思ってたのに……)😬
(希が苦虫を噛む一方で––––)
絵里(けっきょく来なかったわね……にこ)
(……)
(ハァ〜〜ッ)😌
(でも正直、ホッとしてるわ)
(にこが来てたら、おそらく希と手を組んで、あの手この手でおねしょの件を聞き出そうとするに違いないから……)
(そうこうしてるウチに、時計の短針は夜の7時を指していた) / . : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\ \\
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/ l/ /.::.::.:| Vー-ミ ,′
/ / /.::.::.:/l '. \ / 希「ふぅ〜〜っ……」
「もうこんな時間かぁ〜〜」😕
絵里「あら、ホント」
「時が経つのって、案外早いモノよね」😮
(と––––)
希「ねぇ、エリち」
「勉強会は、ここらで一区切りにして……」
「2人で、夕ご飯にしようやん?」☝
絵里「夕食ったって、材料は?」
「料理担当のにこが、材料を買ってくる手はずだったし……」
希「あ、大丈夫大丈夫♪」
「買い置きのインスタントのカレーと、サトウのごはんがあるから」
絵里「ハラショー……」🤗
希「にこっちの手料理と比べたらグレードが落ちるけど、勘弁してね」 絵里「それにしても、にこったら……」
(空腹がそうさせたのか––––何の連絡も寄こさないにこの不出席に、絵里はひどく腹を立てていた)
絵里「大見得を切って『夕食は私に任せなさい』とか言ってたクセに……」
「明日、学校で会ったらとっちめてやるんだから!!」✊
希「もうええよ、逃げた人の事なんか」辟易
「そんな事より、早くカレーを食べようよ」
絵里「じゃ、2人で台所へ……」
(と、カレーを調理すべく絵里が立ち上がろうとするも……)
希「あ〜〜っ、いいよいいよ!!」
絵里の両肩に、手を掛けて……🖐 ^⌒ニ=‐<::_::ノ、::_::ノ、_::ノ、_:: :ノ\ :\
/:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: 乂:: ::∧ :: ヽ
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|:: :: :: :: :: :|: | _斗:七卞 ノ' 〈ノ 八 :: :: :: :: ::,
|:: :: :: :: :: :|八≪ 弋^);少 .::/::/ _/ /:: ::\ :: ):: ノ
八:: :: :: :: :: :: ::.\ 、 _/ : :: / ̄|_厂\
\|\:: :: ::\:: \/::/ _,、 /::\:: ::.〈 ノ _,厶
\|\ : :: :: \ t‐ァニ´ } イ:: :: 〈 ̄\>‐〈 ̄(⌒)(\
ー-ヘ⌒ ∨ __..ノ ∨:: __〕/⌒)/)_)::'ー\)
丶、 / ∨{ ̄{ / プ /:: :: :: ::ハ
マ=- _ \フ厂し'″. :: :: :: :: :: :: |
∨ :: :: ::マ´ >'″.:: :: :::: :: :: /:: ::リ‐━=ミ
,:: :: :: :: :: ∧ /:: /:: :: :: :: :: :: :: :: ::/.................\
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_八: :: ::/ / {/ :: :: :: / :: :: :: :: xく........................ /∧
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/ ............./:.::/ \ / / :: :: :: :: :: :: :: イ\..{......................../..............|
/ ............./ ::/ /:: ::/:: :: :: :: ::/ 〔_........}................... { ............,ノ 希「ウチがちょちょいって、レンチンしてくるからぁ〜!」
「だからエリちは、ここでくつろいでてええんよ」
絵里「…………」😐
(なにか、希の態度に漠然とした疑念を抱いた絵里であったが––––)
絵里「そう……」
「じゃ、お言葉に甘えて」
希「ほなぁ〜」😊
(訝しがる絵里を尻目に、希はスタスタと台所へ向かっていった) __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ 〜リビング・2人で食卓を囲み……〜
_,..................,____
,,...!-‐'''" ̄  ̄~`''ー-.、_
,,r‐'" ,r-ー、..,,,,r''""゙`ヽr-、,、_ ~`ー、
,r''" r'~゙ヾ'" " ヽ,_ ゙ヽ,
,r" ,r"~ `'ヽ,、_ ゙:、
,i" r'" ゙''j ゙:,
,! ,i'" _,,,,,,,,_ _,,,.___,., __,、, "ヽ, l,
| ,r'.;:'"~:::"::::::::::::::~`''''ー―::::'''''"::::::::::::::::~~::::::::゙''"`ー:'''':、 |
i, ,r'::r:::::ヾ;::::::::::ヾ;;;;;ソ::、::ソ::::(;;;;シ::ヾ:-‐:::::::::'''ー::::::::::::::::::::::::::゙i ,!
゙i !;:::::ヽ'''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::シ:ヾシ:::::::‐ー:::::くー:::::::::::::::::::::::::ノ ,:'
゙i、 ゙i、:::::::::〈:::::::::ヾ:::::::::::::::::::::::`ー''"::´゚:::::;r::"_;;>、::゚:::::::::::::,r" ,r'
゙ヽ、゙ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ーミ;;;:::::::::ト‐=‐ァ'::::::::,,r'" ,r'
゙ヽ、~゙ヾ;:::::::::::::::::::::く::::::::::::::::::::::::::::::::`::`二´;;,r''",,r''"
`ー-ニ_ー--、::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,,,,,,r‐'二.:r''"
~゙`''''ー---゙二二二~--―'''' 希「はふっ……はふっ……」💦
「ちょっと、熱くかけ過ぎちゃったかなぁ……」
カレーをモグモグ……🍛
絵里「…………」
(舌鼓を打つ希とは異なり、未だにスプーンを持とうとしない絵里を見て––––)
希「どうしたん?食べないの?」
「最近のインスタントって、結構バカにできない味なんよ?」😀
絵里「う……うん」 絵里(…………)
(怪しい)
(さっきの希の態度から察するに……)
(このカレーには、何かがある……)🤨
刺激的なカレーの匂いが、絵里の鼻孔をくすぐる……
絵里(ああっ……でも……)
(凄く良い匂いがするわ……)
(このままじゃ、誘惑に負けてしまいそう……)
(絵里の中で、希への警戒心と、耐え難い空腹感が鍔迫り合いを続けていた)
(––––と、そこへ) のんたぬ「や〜〜ん♡」
絵里「あら?」
(テーブルに腰掛ける絵里の足下に、寝床から起きたばかりののんたぬが、トコトコと擦り寄ってきた)
絵里「どうしたの?おチビちゃん」🙂
「カレーの匂いで、目が覚めちゃったのかしら?」
のんたぬ「エリちぃ……」💕
絵里の足にスリスリ……
希「こぉ〜〜ら!!何しとんの?」😬
「ウチらはいま食事中なんやから、邪魔しちゃアカンよ!!」
のんたぬ「や〜〜ん……」
萎縮するのんたぬ……… 絵里「ダメじゃない、希」
「こんな可愛いおチビちゃんをいじめるだなんて……」
「この子はあなたの分身みたいなものでしょ?」
希「だ、だって……」
「エリちがカレーを食べようって時に、邪魔に入るから……」
のんたぬ「のんたん……いつもと違って怖い」
大きなしっぽが、ションボリ……
絵里「お〜〜、よしよし……」🥰
のんたぬの頭をなでなで…… 絵里「何も悪い事はしてないんだから、気に病まなくていいのよ?」
「お前のご主人様には、私からよ〜〜く言い聞かしておくからね」
のんたぬ「エリちぃ……」
絵里(……!!)何かをひらめく
(そうだわ……)ニヤリッ / \ ヽ ヽ
, ゙ 丶 ヽ /ハ |
/ /{ ト、 \ `丶、 ∨ ハ │
/ / / い、\ \ \ ∨ , │
/ / ヽ \ \ \_ ヽ │ | │
. l l 」. -‐-、 \ ´ 丶、 ', | | .
. l | | 'ィf芳丸ト、 V| | ノ| ヽ
. l l | ,kf芳メ、 ′ト-'゚:)ハ`)>| l ハi | l \
l l { ', ,V/'ト-'゚:::j ゞ_:::ソ ´│ ハ ∧|i リ l ヽ
' lハ':, ':, 'ト( 弋_:::ノ 、、、 从 / j/ }|/ l ',
'l ':, ': ':, 、、、 ノノイ / ハ| | }
ヽ\ \ ` / / /厶 ノ i | ノ | } リ
/\ r‐ 7 / /厂「 i | イ ,' ハ /
/ ∧. V ノ {./ハ i i | // / //
{ / \ ='' イ/ | i │ / / /
{ ( │|l::....、 _. '´ {「 | ハ| /
ヾ jノ/ ノ个 . - ´ マー┤ / リ/
\ / ノ _」 ∨::リ / /
/ //..:::} 〉/ ./
/ //..::::/ // /..:::ト、
. { { {/..::.::/ //イ..::.::.:::| ::.`丶、
_」 乂..:::.::/ /( ..::.::.::.::.::| ::.::.::.::...` .._
,.-‐ ´.::/..::.::.:::/─- 、 -─/..::.:::ヽ:::.::.::.::.:| ::.::.::.::.::.::.::.::..::..`
/ ..::.::.::.:/ ..::.::.::.::.:{ /..::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.| ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.. 絵里「そんなに落ち込まないで……」
「このカレー、少し分けてあげるから」😉
希「!!??」😳
のんたぬ「いいの?カレーいいの?」
絵里「こんな美味しそうなカレー……独り占めしたら罰が当たるわよ」
のんたぬ「や〜〜〜〜ん♡♡♡♡」
しっぽパタパタ上機嫌……
絵里「あら〜〜♡可愛いわねぇ〜〜」
希「あ、あの……」
「エリち……それはよくない」
「よくないよ……うん」
╭*(;๑◉口◉๑)*╮💦
冷や汗タラタラ…… 絵里「あら?どうして?」
「この子、人間の食べる物なら何でも食べるんでしょ?」
希「ま、まぁ……そうだけどぉ」
絵里「それとも何?」
突如、射るような目つきで……
絵里「このカレーを食べたら、何かいけない理由でもあるのかしら?」😠
希「い……いやぁ〜〜」困惑
「タヌキが食べても、害はないとは思うけど……」
絵里「ならいいじゃない……変な人」
スプーンでカレーをすくい……🥄 絵里「ほらっ♪おチビちゃ〜ん」
「お口をあ〜〜んして♡」
のんたぬ「あ〜〜〜〜……」大口開き
希「」アワワッ💦
スプーンをパクッ!!
のんたぬ「もぐもぐ……」
「ん……」
ごっくん……
のんたぬ「おいし〜〜〜〜♡」ニパァァァァ
しっぽブンブンッ!! 絵里「ホント〜〜?」😄
「遠慮しないで、ドンドン食べていいわよぉ〜!!」
のんたぬ「もっともっとぉ〜〜〜〜!!」
ぴょんぴょこ跳ねながらおねだりっ!!
希「…………」🥶
〜間〜
のんたぬ「ゲップ……」
小さなお腹がパンッパン…… 絵里「よっぽどお腹が空いてたようねぇ〜」
「私の分まで、全部食べちゃったわ」☺
希「よ、よかったなぁ……のんたぬ」
のんたぬ「幸せぇ〜〜〜〜……」
希「さ、満腹になったんやから……」
「早く、寝床に戻って……」😓
絵里「あら?いいじゃない」
「せっかく起きたんだし、もうちょっと私と遊んで……」
希「いや、よいこはもう寝る時間やで」
「いくらエリちでも、ウチの教育方針に口出しせんでよね」🖐
絵里「どうしたのよ……さっきから様子が」
(その時、のんたぬに異変が生じた––––) のんたぬ「………………」
「…………」
絵里「…………?」
「どうしたの?」
「急に無口になっちゃって……」😲
希(マ……マズイ……)😨
のんたぬ「………………」
「ごめん……」
「ごめんなぁ……エリちぃ」
絵里「えっ?」
(のんたぬの顔は、何やら自己嫌悪に苛まれているような、怯えた表情へと変貌を遂げた) のんたぬ「いつだったか、エリちのバッグにカエルのおもちゃが入ってたけど……」
「あれ、ウチとのんたんがこっそり入れたんよ……」
絵里「」
希「ひぃっ」😣
絵里「…………そう」
「アレ、あなた達の仕業だったの……」
「学校でバッグを開けて、アレが出てきた時は心臓が止まるかと思ったわよ」😑
のんたぬ「それだけじゃないんよ……」
絵里「え?」
希「…………」
のんたぬ「μ'sのライブの時に、エリちのプレゼントBOXに『死霊の盆踊り』のDVDを入れたのもウチなんよ」
「『そろそろエリちにも、こういうのに慣れてもらわないと』って、のんたんに命令されて……」
絵里「…………」 _____
// ̄ ̄ ̄\
/,<⌒⌒ヽ、_ \
_ -―  ̄― ̄ ̄\ }
´ ̄ \. \ |
/  ̄ ̄\ \ \ |
/| \ \ \ ‘, |
/ ' l | | \ \ | | | |
/ N | \ _ Y .| | |
|l ‖ \_八 | _/ー―| | | |
| l| ,ィ==ミ ,ィ=ミx | |⌒l |
| l|〃、_)ハ トーハ 》 |) 八 \
八| 八乂少 ゞ‐ ' | | / \
人 |"" 、 "" //|/´| 〈⌒
\ ≧=- /イ / / |
丁 }ト 〔 〕 イ7:! / | /
| ∧ }ト ____ |\| | | '
八{_ } .|Υ | |〉,_| | | /
___| ノイ (′ _/ | |≧s。.,j__
/ /ノ // ヽ _/ヘ 人. \/ / \ 希「ア」
「アハハハハハハ……」😅💦💦
「微笑ましいよねぇ〜〜、子供がつく嘘って……」
絵里「」ギロッ
希「ヒッ!!!!」😰
絵里「…………他には?」
のんたぬ「あとね……」
「フェス限エリちのサイドエピで、お化け屋敷に行かせるように蟹に働きかけたのもウチらなんよ」
絵里「フ〜〜ン……」😠
のんたぬ「それから……」
絵里「もういい……もういいわよ」
希「」👈死刑判決が降りた囚人みたいな顔
のんたぬ「エリち……」
グスン……
のんたぬ「いっぱいイタズラして、ごめんなさい」
頭をペコリ…… 絵里「よく正直に話してくれたわね……」
「素直に謝ったその気持ちを、いつまでも忘れないでね」😌
のんたぬ「…………」鼻水ズズッ
「許して……くれる?」小首傾げて
絵里「あなたは全然悪くないわよ〜」
「ご主人様の命令で、仕方なくやったんだものね……」
「でも、許してあげるのは今回だけよ?」🤫
のんたぬ「!!」ジーーン
「エリち……」
絵里の胸元へ、ぴょ〜〜んと飛びつきっ!!
絵里「ひゃっ!!??」
のんたぬ「エリち、だ〜〜いすきっ!!」
絵里「ちょっ!!重たいわよぉ〜〜!!」💦
(懺悔を済ましたのんたぬは、スッキリした心持ちで寝床へ戻っていった) 希「あ〜〜〜〜っ!!あのさぁ、エリち!!」😂
「エリちの分のカレー、すっかりのんたぬに食べられちゃったし……」シドロモドロ
「まだ、お腹すいとるやろ?」
「なにか代わりの食料がないか、見てくるわ……」
(と、もっともらしい理由をつけて、台所へエスケープしようと試みた希だったが––––)
腕ガシッ!!
希「ヒッ!!!!」😱
絵里「…………」
「ねぇ、希?」ニコニコ
μ's初期の頃の、甘ったるい声色で…… 絵里「のんたぬの態度を見て、思ったんだけどぉ……」
「私に出したカレーって……」
希「…………」
絵里「何か、特別なスパイスでも入ってたんじゃないかしら?」
希「しゅっ……しゅぱいすぅ??」すっとぼけ
絵里「例えばぁ〜〜……」
絵里「過去の過ちを、綺麗さっぱり『自白』したくなっちゃうようなスパイスとか……」
絵里「」👹
希「ヒィィィィッ!!!!」🥶 希(あ……あかん)
(エリちのカレーに、自白剤を盛ったのがバレた……)
恐怖のあまりに、全身が金縛りに合う希……
希「………………」
絵里「……図星のようね」
(今更ながら権謀術数に長けた希に、怒りを通り越して呆れかえった絵里だったが、おくびにも顔に出さず––––)
絵里「ごめん、希」
「せっかくのご厚意だけど、晩ご飯は遠慮するわ」
「一食ぐらい抜いても、死にはしないでしょうから……」
希「うっ……」
絵里「その代わりと言っちゃ何だけど、先にお風呂に入らせて貰うわね」
「あなたの後に入ったら、また何か細工をしてくるでしょうから……」😠
希「あううっ……」😖 (バッグから着替え一式を取り出し、浴室へ向かおうとした絵里が、その道すがら––––)
棒立ちの希の側で、一時停止し……
絵里「そこまでして、私のおねしょの事を知りたいだなんて……」
「ちょっと、性癖が異常なんじゃないかしら?東條さん」
希「」🤢
(最小限の言葉で、最大級のダメージを与えてから、絵里は浴室へと消えていった) 〜浴室〜
絵里「ったく……」
「油断も隙もあったモンじゃないわ」😤
服を脱ぎ脱ぎ……
絵里「無二の親友を、何だと思ってるのよ……」
エリちマッパッパ
絵里「あまりの憤りに、頭の中が煮えくり返っちゃったわ……」
「お風呂にでも浸かって、リフレッシュしなきゃ……」
浴室の扉ガチャッ…… _人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> キャ〜〜〜〜ッ!!!!!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
○ o
_ 。
┻┓
|||。o9cハ◎ Д◉リ
( ̄ ̄o∪ ̄∪ ̄○ ̄)
.i ̄○ ̄ ̄○ ̄o゚ ̄0i
(_oノ_O_゚_Oo_) 絵里「!!!!????」
慌てて胸を隠すことり!!
ことり「み、見ないでよぉ〜〜!!!!」😫
(今日という日は、どこまで絵里に試練を与えるのか––––)
(時空間に、僅かな歪みが生じた結果––––東條家の浴室のドアは、南家の浴室に繋がってしまったのだ)
絵里「ど……どうしてことりが、ここに!?」
ことり「絵里ちゃんのエッチ〜〜!!!!」
バスクリンが入った風呂バシャア〜〜!!♨
絵里「あっつ!!!!」😵
ことり「早く出てってよぉ〜〜!!!!」💢
絵里「ご、ごめんなさい!!」
浴室の扉バタンッ!! 絵里「はぁ……はぁ……」😓
全身、熱湯でビッショリ……
絵里「……って」
「女同士なのに、どうして怒られなきゃならないのよ……」
激しく歯ぎしり……
絵里「…………くそっ」 > ― 、
/ ヽ ヽ
/ _ 、 _ ヽ ヽ
/ / >< ⌒ヽ≪ ヽ Y
/ /__>―-`- _Y、
/ /  ̄< _ ヽ、
, i/ , ' ` _
| / / :.:. ヽ
/ / /:.イ :i :. ヽ ヽ
ノ / / // | |、 :. ヽヽ ヽ
/ ,' ,' ,'' i i ヽ :. 、 、 、ヽ
/ , , / 、 i ヽミ、 ヽ、 :.、ヽ
, | | i い ` ミ ヽ:. 、:}
//:i i :| , ,' ∧ヘ ヽ_/、 ヽ ト V
/ | | ,| | i`\_ _ ヘヘ __ >ヽ、 |ヽ |
,/ | | ∧ |' __===≡ ヘ、 ≡===___ | , | i i
{{ ヘ :i/ 、 ::、 | ` 込;;_少` ヽ "込;;_少〃| ,:|:リ ノ
{{ ヽ从 |、 ::N 、 リ, り|:ノ ノ
ヽ、 | 》λ》、、へ ///// //////ノ/ /ソノ
` 、 | { / 入` ` 彡ノ、ノ、
、|人| 入 __ _ ノ_, 、 )
` ヽ、 i、へ ´ ` ´ / }ノ
>ー ' >i 、 ィ ´ ノ
リ >- ' |
__, 、___ ノ ` __, 、___
/ 、 , ヽ
/ ` ヽ , ´ ヽ
/ ` '
絵里「コレも全部、希がいけないんだわ……」😡
🔥怒りメラメラメラメラァ〜〜〜〜!!!!🔥 __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ 〜深夜・希の自室〜
グギュルルルルゥ……
絵里(う〜〜〜〜……)😰
(希の前では、強がって見せたけど……)
(やっぱり、何も食べないのは失敗だったわ……)
(ささやかな常夜灯の明かりの中で、ビジター権限でベッドに入り、眠りにつこうと努力する絵里だったが––––)
グギュルルルルゥ……
絵里(ど、どうしよう……)
(あまりにも空腹で、全然寝付けないじゃない……)😢 (腹の虫のかわいい音色が、床にシーツを敷いて雑魚寝する希の耳にも入ってくる)
希(エリちのアホ……)😒
(お腹の音……こっちにまで聞こえとるよ)
(そこまでして守らなきゃならない秘密って、一体何なんよ?)
(自白カレー事件以来、2人の間には冷たいすきま風が吹きすさんでいた)
(と––––) 絵里(ハァ……)
(最近になって、やっと忘れかけてきたというのに……)
(希がせっつくから、思い出してきちゃったじゃない……)😣
(瞼の裏に、かつて故郷の地で過ごした時分の忌々しい記憶が浮かび始める––––) _
〃 / `ヽ
j{ {ノ|ノヽリ 時を巻き戻すわね
. 〈八ト゚ ー゚ノ)〉
/_if丞{つ
ιくヒ士|>
し'ノ 〜ロシア・絵里の実家〜
/  ̄ ̄\ 〜〜〜〜
⊂⊃ /\ ⊂⊃
/⊂⊃ \/ \ /\ ⊂⊃ /\
〜〜〜〜 \ \ /\/ \
/ / \
○
O 人
o 人 人
||人 人 人
人 人 人 人
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\
| □□ |
| □□ |
─卜| □□ | ──────────────────
ヒ| |
 ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ L
|| || L
 ̄  ̄ (首都・モスクワから北上すること約600km––––)
(風光明媚なサンクトペテルブルクの田舎町に、絵里が幼少期を過ごした住家がある)
(それは、短いロシアの夏が、そろそろ終盤にさしかかった頃の出来事であった)
玄関の扉バタンッ!!
えり(10歳)「おばあ様!!」😀
おばあ様「おや、遅かったわねぇ……エリー」
「こんな時間まで、一体どこへ行ってたんだい?」
えり「ねぇねぇ!!見てよコレ!!」
(えりがおばあ様に差し出した、木で編まれたカゴの中には––––) おばあ様「あら〜〜」🤗
「真っ赤なラズベリーが一杯……」
「コレ全部、ひとりで採ってきたのかい?」
えり「えへへ……」
果汁で赤く染まった手で、鼻を擦りながら……
えり「一日中、山に篭もって採ってきたの!!」✌
(日本人が見たら、特異に見えるであろうやり取りだが、ロシアでは特段変わったことではない)
(寒冷地に生きるロシアの人々は、このように冬に備えてキノコやベリー類を採取し、それで保存食を拵えるという生活の知恵があるのだ) 絵里ママ「まぁっ!!エリーったら!!」😠
「せっかくの白いワンピースが、泥だらけじゃない!!」
えり「うっ……」
絵里ママ「はやくシャワーを浴びてきなさい!!」
えり「は〜〜い……」バツが悪そうに __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ タオルで髪の毛ふきふき……
えり「はぁ〜〜、さっぱりしたぁ」☺
廊下をスタスタ……
えり「…………ん?」
(自室へ戻ろうとするえりを引き留めるかのように、キッチンの方から甘い匂いが漂ってくる)
👃クンクン……
えり「なんだろう……」
「この匂い……」 つづく
※にこちゃんは生きてるので、ご安心を・・・ お前のSSの場合ここで死んでいた方がマシなのでは…?🤔
かよちん今回バグってて草 >>14
例のセリフだけなんちやまんになってるの芸が細かい 無礼討ちという参勤交代を妨害でもしなきゃ起きないイベント (〆::::、::::ヽ)
i::::ノノ人::::) しまむやしゃあのえすえすはさいこうやんな〜♪
人l|*´ヮ`ノリ
._|::〈l⊃目と
(_((__,く/O__つ 〜キッチン〜
お鍋グツグツ……
おばあ様「さてと……」
「こんなモンかしらね?」
(鍋の中では、えりが持ってきたラズベリーをすり潰して入れた砂糖水が、グツグツと沸騰している)
おばあ様「あとはレモン汁を入れれば……」
ありさ(7歳)「うわぁ〜〜!!美味しそ〜〜う!!」
ドタドタドタッ!!
えり「あっ!!」😳
「何を作ってるの!?おばあ様!!」
おばあ様「あら、エリー……」
「エリーが採ってきたラズベリーを見てたら、居ても立ってもいられなくてねぇ……」🥴
「久しぶりに、コンポートを作ってみたんだよ」
(コンポートとは、古くからロシアの人々に愛飲されてきた果汁飲料なんだって) 絵里ママ「ホント……昔を思い出すわね」
「あなた達のおじい様も、これが大好きだったのよ?」
おばあ様「そうそう……」
「あの人が喜ぶ顔が見たくってねぇ〜〜」
「夏になると、毎年こうやってコンポートを作ってあげてたっけ……」😌
えりあり「ふ〜〜ん……」
(と––––)
おばあ様「……………………」
「グスッ」😢
えりあり「!?」
おばあ様「せめて……」
「せめて、スターリンが死ぬのが、もうちょっと早かったら……」
「あの人も、粛正されずに済んだのに……」
えりあり「え……」
おばあ様「…………」😭
絵里ママ(あ…………)
(しまった……ついお父さんの話題を)😰
厨房に、しんみりとした空気が漂う…… 絵里ママ「あ〜〜〜〜!!お母さん!?」💦
「もう火を止めた方がいいんじゃないかしら?」
おばあ様「あら、いけない……」
涙をふきふき……
おばあ様「ダメねぇ……歳を取ると涙もろくなっちゃって」
コンロの火を止める……
おばあ様「あとはコレを、瓶に詰めて……」
(鍋を掴んだおばあ様は、ガスコンロの脇に置かれた大きめの瓶の中へ、コンポートを注ぎ込んだ)
えり「………………」
真紅の液体に、目を輝かせながら……
えり「綺麗…………」🤩
(幼心なえりにそう思わせるほど、瓶の中の液体は、蠱惑的なまでに赤く輝いていた) ありさ「ねぇねぇ!!早く飲もうよぉ〜〜!!」
絵里ママ「まだ完成じゃないわよ、アリサ」
ありさ「え?」😮
「どうして?だってもう……」
おばあ様「これはね、まだ飲み頃じゃないのよ」☝
「冷蔵庫に入れて、一晩は寝かさないと……」
ありさ「そ、そんなぁ〜〜……」意気消沈
(がっくりしているありさを見るや、えりがお姉ちゃん風を吹かせ始める)
えり「意地汚いわよ?ありさ」
「一晩ぐらい待てないようじゃ、いつまでも大人になれないわよ?」😏
ありさ「もぉ〜〜、お姉ちゃんまで……」
「海未さんみたいなお説教しないでよぉ〜〜」
古時計ボーーン、ボーーン…… おばあ様「あらあら、もう6時じゃない……」
「BS日テレの『長七郎江戸日記』を見なきゃ……」
絵里ママ「いけない……忘れるところだったわ」
ありさ「今日の長さんは、どんな話かなぁ〜〜?」
絵里ママ「エリー?そんな所で突っ立ってないで、居間に行くわよ」
(出来たてのコンポートを冷蔵庫に入れ、家族みんながキッチンから去った後も––––)
えり「…………」
冷蔵庫の扉を、ガチャリと開けて……
えり「コンポート……」
「私のラズベリーで作った、コンポート……」
「エヘヘ……」✨😁✨
(冷蔵庫の奥に貯蔵されたルビー色の瓶は、えりの心を捉えて離さないでいた) __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ 〜深夜・絵里の自室〜
えり「…………」
「気になる……」
寝返りゴロン……
えり「コンポートが気になって、眠れない……」
お目々パッチリ……👁👁
えり「一体、どんな味なんだろう……」
「きっと、甘くて美味しいんだろうな……」
「…………」
(と––––)
えり「飲みたい……」
「ママやおばあ様に、叱られてもいい……」
「今すぐにでも、コンポートが飲みたい……」
「…………」
(すっかり魔に魅入られたえりの心は、すでに冷蔵庫の前へ飛んでいた) 〜キッチン〜
懐中電灯を片手に持ち……
抜き足……
差し足……
忍び足……
えり「…………」💦
周囲をキョロキョロ……
えり「誰も起きてこないわよね……」
冷蔵庫の扉ガチャッ……
えり「おお……」
コンポート「やぁ」
えり「じゅっ、10ハラショー……」
「なんだか、さっき見たときよりも綺麗に見えるわ……」😲
(えりは罪悪感で強ばった手の操縦に四苦八苦しながらも、すっかり冷たくなった瓶を取り出した) えり「さて……」
「どうやって飲めばいいのかしら……コレ」
「コップは全部、ドイツ軍が攻めてきたときに壊されちゃったし……」
(床にドッカリと鎮座ましましてる瓶を前に、えりは子供なりの思案を巡らせる)
えり「!!」💡ピコーン
「そうだわ!!」
食器の棚から、ストローを取り出し……
えり「ふふふ……」
「ちょっと、お行儀が悪いけど……」😅
ストローを口にくわえて……
えり「ん……」 (『かしこい・かわいい』との評判が高い少女の、他人には見せられない姿が、そこにはあった)
(ともかく、ストローの先を瓶の中へと挿入したえりは––––)
ストローちゅうううう……
えり「ゴクッ……ゴクッ……」😙
(一心不乱に、祖母特製のコンポートをすすり始めたのである)
えり「ぷはぁ……」
口元ゴシゴシ……
えり「…………」
「お」
「おいし〜〜〜〜いっ!!!!」✨😄✨
(初めて体験する、甘露の味であった) えり「も……」
「もうちょっとだけ、飲んでもいいわよね?」
「そもそもこれは、私が山から採ってきたんだから……」
「誰よりも多く、飲める権利があるわよね?」😏
再びストローをくわえて……
えり「ゴクッ……ゴクッ……」😙
(この夜、家族の誰もがキッチンの異変に気づかず、寝静まっていた事が、えりの幸運でもあり、不幸でもあった––––) _
〃 / `ヽ
j{ {ノ|ノヽリ 時を元に戻すわね
. 〈八ト゚ ー゚ノ)〉
/_if丞{つ
ιくヒ士|>
し'ノ 絵里(……………)
(ホント……)
(どうかしていたのよね……あの時の私)
(あの頃に戻れるのなら、叱り飛ばしてやりたいわ……)😩
(過去の自分に、激しい自己嫌悪を催していた絵里であった)
(と––––)
ドンッ……
絵里「!!??」ビクッ!!
………………
絵里「…………え?」😨
(ベッド脇の窓に、何かかぶつかった音が––––) ドンッ……
ドンッ……
(一度ではなく、二度、三度と鳴り響いた)
絵里「な、何!!??コレ」
(今までタヌキ寝入りしていた希も、この騒音にはたまらず起き上がり––––)
希「どうしたん……エリち……」目ゴシゴシ
絵里「の、希っ!!」
「何かが窓に当たって……」😫
希「え?」
恐怖ですくみ上がる絵里……
希「いやいや、そんなアホな事が……」
「ここ、何階だと思っとるんよ!?」😅 絵里「お願いだから、早く明かりを……!!」
希「う、うん……」
部屋の照明パッ!!
のぞえり「!!!!!!!!!!!!」
🕊 🕊 🕊
🕊 🕊 🕊 🕊
🕊 🕊 🕊 🕊 🕊
ハトの群れ「バサバサバサバサッ!!!!」
(なんと窓には、ロート製薬本社ビルから飛び去ったハトの大群が––––)
ハトが全身で窓ドンッ!!
ハトが全身で窓ドンッ!!
(窓に向かって執拗に体当たりを繰り返すという、世にも恐ろしい光景が広がっていたのだ) 絵里「」
希「なんやの!?このハト……」🥶
絵里「」
絵里「ぎ」 . / / / V〉∧ \ \ | | ‘, ‘,
/ / ′ V〉∧ \ \ | | :, :,
{,/ /、 V〉∧ \ `ー‐ | | ‘, ‘,
′ ′`ー === V〉∧ {__,.≧==-- __| |
| | i| ‐- 、 \ \ x≦丐ミx、 | | } }
| i| i| i| x=≠ミx\ \ \ 〃 斧ミ 、\ | |i
| i| i| i| 〃 __)r心ヾ `¨¨¨` _ノr小} }Vリ リ ′ .′
| i| i| i| 《 乂__ソ 、乂__ソ ノリ/ / / /
|从 ト { ____彡 .:. ≧====彡 〃 / 〃 ′
|' 、 ‘, \:: :: :: :: . : ; : . :: :: :: :: / 〃 /} |
\ ト \ :: :: :: :: :: :: :: 幺イ, /'" } |
`{ {\ \ ハ / /へ ノ i|
乂∨`ト \ { ¨¨¨¨´ } ー=彡イi | / |
/ 八¨¨´ .: 从 i|"{ |
// / } 、 乂 __ノ /{ i| ∧ |
〃 / / 从 \ `¨¨¨´ イヽ∧ |' ∧ i|
{{ / / / ∧ } ≧s., .,s≦ { 从 \j ∧ |
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ギャアアアアアアアアアアアア!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 大慌てでベッドから飛び降りっ!!
絵里「のぞみのぞみのぞみのぞみぃぃぃぃ!!!!」
希にしがみつきっ!!
希「ひゃあっ!!」
絵里「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
希の耳キーーーーンッ!!👂⚡
希「み、耳が……」😫
絵里「ハトォォォォォォォォォ!!!!」😭
(やがて––––)
バサバサバサバサ……
希「あ……」
「ハトが行っちゃった……」
(塩を引いたように、ハトは退散していった) 絵里「ううううぅぅぅぅ……」大号泣
希「もう行ったよ、エリち」
絵里「うああああぁぁぁ」😭
希(…………アカン、赤ちゃんに戻ってる)
絵里「…………ヒック」
「の、のぞみぃ……」😢
希「はいはい……」
絵里の背中を、優しくなで上げ……
希「ずっとエリちの側に、いてあげるから……」
(そこへ––––)
グギュルルルルゥ……
希「!?」
絵里「あ……////」 (たとえ恐怖のどん底でも、生理現象だけはマルチタスクで発生するものだ)
絵里「…………////」🥵
希「あの……」
「その……なぁ、エリち」
絵里「??」
希「お腹が空いて、眠れないんじゃない?」
絵里「…………」😖💦
希「さっきから、お腹の鳴る音が聞こえてたし……」
「非常食用のカロリーメイトがあるから、それ食べる?」
絵里「…………」😟
希「もうっ……疑っちゃって」
「今度は、何も小細工はせんから……」
絵里「…………うん」 〜リビング〜
______
|Calorie | |
| Mate| |
|三三三( | |
|三三三三| |
|三三三三|_|
カロリーメイトをモグモグ食す絵里……
希「どう?エリち」
絵里「…………おいしい」☺ (街がすっかり寝静まっているこの時間––––室内は2人の呼吸と、絵里の咀嚼音だけが反響していた)
希(あんなにがっついちゃって……)
(よっぽどお腹が空いとったんやね……)
(なんだか、悪いことをしちゃったな……)😓
絵里「ふぅっ……」
(カロリーメイトを胃袋に詰め終え、安堵の表情を浮かべた絵里は––––)
絵里「ごちそうさま……」😋
「ありがと、希」
希「ええよええよ……」
右手をフリフリ……👋
希「元はといえば、ウチのせいなんやし」
「迷惑やったやろ?ウチがおねしょの事を詮索してきて……」😓
絵里「…………」
(希が今の気持ちを、罪悪感混じりに吐露する) 希「もうさぁ、その件については不問にするから……」
絵里「ねぇ……希」
突如、希の話に割って入り……
希「??」
絵里「…………そのぉ」
希の目を、ジッと見つめて……
絵里「誰にも……言わない?」
希「へ?」😯
絵里「2人だけの秘密にできる?」
希「…………秘密?」😳
(何が起きてるのか飲み込めずに、キョトンとしてる希を見るなり、フフッと口元を緩めた絵里が––––) 絵里「いいわ……」
「カロリーメイトのお礼に、教えてあげる」
╭*( ๑◎◇◎๑ )*╮「」
絵里「あのね……」
「私が10歳の時だったんだけどね……」
_
〃 / `ヽ
j{ {ノ|ノヽリ 時を巻き戻すわね
. 〈八ト゚ ー゚ノ)〉
/_if丞{つ
ιくヒ士|>
し'ノ 〜早朝、絵里の実家〜
洗面所の廻りをキョロキョロ……
えり「あ……」
「あった……」
ドライヤーを手に取り……
えり「はやく部屋に戻って、乾かさないと……」😓
クルッと振り返り……
絵里ママ「エリー?」
えり「」
(やはり悪いことは、出来ないモノである––––) 絵里ママ「こぉ〜〜んな朝早くから、何してるのかしら?」😠
えり「あわわわわ……」💦
絵里ママ「あら?」
「どうしたの?そのドライヤー……」
えり「…………」
絵里ママ「ひょっとして……」
絵里ママ「いま着ている濡れたパジャマを、乾かそうとしていたのかしら?」
えり「」🥶
しばし、沈黙が流れ……
えり「ねぇママ、知ってる?」
絵里ママ「??」
なんじょう「『合宿免許WAO!!』なら、最短2週間で卒業できるのよ!?」
絵里ママ「ごまかさないで!!!!」🤯
えり「ひぃぃぃぃっっっっ!!!!」😱 〜絵里の自室〜
\ r'´ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`、::. ___
l} 、:: \ヘ,___,_ ______/::.__| .|___________
|l \:: | | |、:.. |[], _ .|:[ニ]:::::
|l'-,、イ\: | | |::.. ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
|l ´ヽ,ノ: | | ,l、:::  ̄ ̄::::::::::::::::
|l | :| | | l:::::
|l.,\\| :| | ,' ..::ll::::
|l | :| | | . .:::|l::::
|l__,,| :| | | ..:::|l::::
|l ̄`~~| :| | | :::::::::::::::: |l::::
|l | :| | | ::: :::: |l::::
|l | :| | | ::::::::::::::: |l::::
|l \\[]:| | |. .:::::::: |l::::
|l ィ'´~ヽ | | .:::: :::: |l::::
|l-''´ヽ,/:: | | .:::::: :::: |l::::
|l /:: | \, ____________`l__,イ:::: えり「ひっく……ひっく……」😢
おばあ様「おやまぁ……」🤭
「誰の作品なのか、一目で分かるシミだわね」
絵里ママ「これはどういう事かしら……?エリー」
(いまにも額の血管が切れそうな絵里ママが、鬼の形相でえりを睨み付ける)
(と––––)
扉バタンッ!!
ありさ「あ〜〜っ!!こんな所にいた!!」
絵里ママ「アリサ……」
おばあ様「どうしたんだい?朝もはよから……」
ありさ「どうもこうもないよっ!!」😫
(いつもは穏和なありさが、めずらしく怒髪天をつきながら––––) ありさ「いまさっき目が覚めて、さっそく昨日つくったコンポートを飲もうとしたんだけど……」
「いつの間にか、半分近く無くなってるじゃない!!」
えり「」
ありさ「もうっ!!ずるいよみんな!!」😡
「どうしてありさを起こしてくれなかったのぉ〜〜!?」
絵里ママ「…………」
おばあ様「…………」
(大人達はすぐに、謎のコンポート大量消失と、えりのおねしょとの因果関係を察した)
えり「ごめんなさい……グスッ」
「ごめんなさぁい……」
絵里ママ「ごめんで済めばKGBはいらないわよ!!馬鹿っ!!」👹
近隣に聞こえるかというぐらいに、声を荒らげ…… 絵里ママ「まったく……!!」
「たった1人で、そんなにガブ飲みなんかしてぇ〜〜!!」
「10歳にもなっておねしょだなんて、恥ずかしいと思わないの!?」
えり「ああああぁぁぁぁ!!!!」😭
火が付いたように、泣きじゃくるえり……
(怒りに身を任せる絵里ママとは対称的に、おばあ様は物腰柔らかく––––)
おばあ様「ダメですよ?おねしょをした子を叱りつけるのは……」
「子供の自尊心が傷ついて、逆効果になってしまいますよ?」
絵里ママ「くっ……」握り拳グッ えり「もう、夜に水分は取らないからぁ……」
「どうか許してくださぁい……ヒック」😢
おばあ様「いいのよ……エリー」
えりの頭をなでなで……
おばあ様「あなたはまだ、子供なんだから……」
「大人になったら、こんな事は出来なくなるんだし……」
「きっとその頃には、良い思い出になってるわよ」😌
えり「…………グスッ」
おばあ様「それよりも早く、濡れたシーツを片付けましょうね?」
えり「うん……」 _
〃 / `ヽ
j{ {ノ|ノヽリ 時を元に戻すわね
. 〈八ト゚ ー゚ノ)〉
/_if丞{つ
ιくヒ士|>
し'ノ 絵里「…………というワケよ」
希「…………」
絵里「これで満足かしら?」
希「エリち……」
(絵里の重い過去を聞いた希は、自分がすごく愚かに思え始めていた)
絵里「私ぐらいよね……」😥
「最後におねしょをしたのが、10歳の頃だなんて」自嘲ぎみに
希「そんな……卑屈に並んでも」
「そんならウチかて……」
絵里「…………?」
(意を決した希の口から、驚くべき事実が発せられた) 希「あっ」
「あのなっ……エリち」
歯切れが悪そうに……
希「にこっちの前では『幼稚園の時』って言ったけど……」
「…………」😓
絵里「??」🙄
希「あれなぁ……」
モジモジ……
希「ホントは、そのぉ……」👉👈
目を逸らしつつ……
希「……小2の時だったんよ」ボソッ
絵里「」
「……え?」 希「だぁ〜〜かぁ〜〜らぁ〜〜!!」😫
「ウチが最後におねしょしたのは、ホントは小2の時だったんよ!!」
絵里「????」😳
「じゃあ、幼稚園というのは……」
希「にこっちよりも卒業が遅かったのが恥ずかしくて、あのとき咄嗟にウソついたんよ!!」
絵里「…………」
希「う〜〜〜〜////////」耳まで真っ赤っか
絵里「…………希」
希「…………これで」
「これでおあいこやん?エリち」😔 希(ああ……)
(とうとう言ってもうた……)
(ついに真実を打ち明け、虚脱状態に陥った希は、心の何処かで絵里からの慰めを期待していた)
(しかし––––)
絵里「……………………」
絵里「…………フフッ」
希「!?」
絵里「ふっふ〜〜ん♪」😊
「それにしても、意外ね♡」
「μ'sで一番大人ぶってる希がぁ〜〜……」
「意外や意外、小学校に入ってからもおねしょしてただなんてぇ〜〜……」 j壬, ‐ 、 -、 ヽ
,∠∠ -<_-┴、 ゙,
, -=ニ , -=- 、 ` マ、. !
/ ` ′ ヽ ヽ l
' , / ‐- `ヽ \ ゙、ヽ
/ / / / ,j ト、 `ヽヽ , ゙, ヽ
' ' .// イ ! l ゝ、 ヾ、 ゙, ゙,、 ニ=-'
l ! ,','/ ! l  ̄`ヽ、_ィフ !ヽヽ
l ! !! ___ ヾ, `く | l l ソ、ヽ
! ! l! 、__ミ ヾ、 -‐ニニ ゙̄、} l l ヽ∨
l ! .lィヘ_)。::}ヾ \ ,イ゙_)::__.リ // ゙, }
゙、゙,、 ゙,` `ー" L_゚.:ノ_ゝ'/ .〃 !. l
ヾ i 、 ヽ , /イ/ !.リ
∨ハ` 、 彡! ) } //
// ヽ マ _ フ ´イ lイ' /ハ!
{ ! >、 /l ハ. ,イ ./ `‐
l! !r'´}> _, イ| lハ ij ! レ'
ゝ-' ゙ リ ! >'/ {_
,-、_/ \_-'‐' ` ̄
, -‐ ´ ヽ ヽー- 、 , -―ノ゙フー- 、
/ ヽ ` ー---― ´ / ゙、
_,/. l ` ―-― ´ , ゙,
ト、 、 j, / ゙,
. `| ヽY , -_-―ァ ゙、 , イ
| ./ / (_| ! ゙、_/ |
| ., `7 n l } |
| .{ ./ /.l | } |
|八∠ j j_ゝ..........::::.............::::::::::::::::::::::...リ |
絵里「すっごくいい事を聞いちゃった♡」
希「!!??」 絵里「そっかぁ〜〜♪」😁
「なんだかんだで、希も卒業が遅かったのね♪」
「あ〜〜あっ、なんだかウジウジ悩んでたのが、馬鹿馬鹿しくなっちゃったぁ〜〜♪」
希「なっ!!??」😵
(もし、相手が希でなかったら––––絵里の態度は、180度違ったモノになっていたに違いない)
(ミステリアスな鎧を脱ぎ去り、人間臭くなった時の希の愛らしさを知ってるからこそ、絵里は希の失敗談を笑い飛ばせたのである)
(このときの絵里の態度は、好きな女の子の気を引きたくて、ついイジめてしまう小学生男子そのものであった) 希「念を押して言うけど、エリち!!」😡
絵里「ん〜〜?」
希「エリちの事も、誰にも喋らないから……」
「だからエリちも、私の事は他言無用だからね!?」
絵里「ハイハイ……」
「わかったから、わかったから……」🤗
希「何なの!?薄ら笑い浮かべちゃってさぁ!!」
絵里「だって希が、子供っぽい意地の張り方をするもんだから、つい……」
希「も〜〜うっ!!」
ほっぺたぷく〜〜っ……🐡
希「余計な心配して損したっ!!」
絵里「ウフフッ……」
「怒りすぎて標準語に戻った希もまた、可愛いわねぇ♡」
希「もう食べ終わったなら、電気消して寝るよ!!」
絵里「わ、わかったわよぉ……」 (と––––)
トコトコトコ……
のんたぬ「や〜〜ん……」目ゴシゴシ
絵里「あらあら……」
「私達がうるさくしてたから、起きちゃったのかしら?」☺
希「ほら見ぃよ……」
のんたぬ「……ねむい」
大口開けて、生あくび一つ……
のんたぬ「何しとったん?二人して……」
絵里「ごめんなさい……グッスリ眠っていたでしょうに」
のんたぬ「エリち……」寝ぼけ眼
絵里「あ、そうだ!」 r'⌒7⌒ン'⌒>、  ̄\ \
_.. -┴─-< -‐'⌒ヽ \ ヽ
_. '´ `丶、└┐ \ .
, -‐=ニ二 ̄ ̄ ─- .._ \_」 ヽ}
/  ̄ `丶、 ヽ ',
{ ( ‐─- \ ∧\ '
/ …‐-ミ \ \ } ∧ 丶 }
. / { ` ._ \ ヽノ / ハ \ 、
/ ハ \ `丶、 ∨ / l } \\
| ∧ \ \ V l | \ ヽ \
| i / ヽ\ 丶、 ヽ | ノ│ \\ 、 \
. | ii { __ \ ` ー-- --‐ヘ | リ │ヽ ヽ ,
| ii { / 丶、\ 、,.ニ..,,__ ∨| ハ ′ | ,ハ }
│ ii ∧ ,,..__、 ー-- ン'^⌒`` } | /^}/ ,' / } リ
. Vi :、//{_[刄ト 、、、 ノノ/ /l ) } l / / j }/
、ヽ \ lト 弋沙 _从/} / l │ / /
、ヽ \ \ 、、 /} 厂 | l /
. \\ ー-- ' ァ /│ | l l
. \ヽ厶__ < __, ' { / .| { { 乂__,ノ
`¨´込._ ゙゙ /{ { !} 乂_,ノ
} } ` ‐ .._ _. ' } } V } } ハー-‐'
ノ .ノ | } 「∧ __/ ∨ /_..⊥ -- 、
{/ ' | } | } / // / ̄ ̄\
{,,′ | ノ j_,ノ / / / / ヽ
} 丿 / -‐/ 〃 / / ∧
_ / /─-、 / //// / / ハ
. イ ∨ / ', , ' 〈/( / / l
/ \{ / ' , , ' /ヽ |
| {/(辷ー- _†__ -‐=彡 `ー- / |
│ } (  ̄ ̄ ̄ l / |
| / | / |
{ / / } | 絵里「今日は、私と一緒に寝ましょうか?」
のんたぬ「!!」
「いいの!?いいの!?」🤩
絵里「一度で良いから、あなたの太いしっぽをモフモフしたかったのよねぇ〜〜」
のんたぬ「や〜〜ん♡♡♡♡」
しっぽパタパタ大喜び!!
希「……ったく、調子ええんやから」
「あ〜〜あっ」😧
ため息交じりに……
希「うちものんたぬみたいに、何の悩みもない子供の頃に戻りたいわ」
絵里「あら?だったら希も一緒に寝ましょうか?」
希「!!!!????」
「な、なんでそうなるんよ!?」😖 絵里「前にも言ったけど、この子はあなたの分身なんでしょ?」
のんたぬを抱っこしながら……
絵里「この子がしたい事は、つまり希のしたい事……」
希「ああああああああ!!!!////」小学生かよ
「エリちのアホッッッッ!!!!////」
(結局、その夜は一緒のベッドには寝なかったが、二人の友情は復調の兆しを見せたのであった) __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ゲバゲバ
と) 芥)つ ピーッ!!
く/_i_i_>
し'ノ 〜翌日、部室にて〜
メンバー達「おお〜〜っ……」
にこの手元に、新品のカメラが一台……📷✨
凛「それって、ポラロイドって奴でしょ!?」😺
花陽「今の時代は『チェキ』って言うんだよ?凛ちゃん」
真姫「どうしたの?そのカメラ……」
(メンバー達からの注目を一身に集め、すっかり得意げになったにこが語り始める––––)
にこ「フッフッフッ……」🥴
「こんどのμ's撮影会に備えて、新調したのよ」
得意満面な調子で…… にこ「いつまでも学校の備品の古いカメラを使ってたら、ファンのみんなに良い印象を与えないでしょ?」
「何事にも、まずは道具からこだわらないとね」
海未「で、そのカメラを買うために、虎の子の部費を使ったと……」
にこ「ひっ、必要経費ってやつよ!!」
凛「もっともな理由にかこつけて、私物化する気が透けて見えるにゃあ……」
真姫「こういう事には、ホント抜け目がないんだから……」カミノケクルクル
(新しい道具を手に入れたら、早速使いたくなるのが人情というモノ––––)
穂乃果「ねぇねぇ、試しに何か撮ろうよぉ!!」😃
凛「にこちゃん!!凛とかよちんを撮ってみてよ!!」 海未「もうっ、2人ともなんですか?」😕
「私物化しようとしてるのは、むしろあなた達ではないですか?」
凛「むぅ……」
ことり「フィルムの事も考えなきゃダメだよ、穂乃果ちゃん」
「チェキのフィルムって、意外と値が張るんだから」
穂乃果「へ、そうなの?」😮
にこ「やけに詳しいじゃない……ことり」
「さすが、メイド喫茶でバイトしてただけのことはあるわね」😉
ことり「う……////」
にこ「ま、機材テストがてらに、一枚だけなら……」
(と––––) 穂乃果「あっ……」
「そうだっ!!」💡ピコーン!!
クルッと希に顔を向けて……
穂乃果「ねぇねぇ、希ちゃん!!」
希「??」
穂乃果「希ちゃんのスピリチュアル・パワーってさぁ〜〜……」
「ほら、テレビの超能力特集みたいに……」
「思い描いた光景を、写真に撮れたりとかできる?」
希「え……」
海未「それは俗に言う『念写』って奴ですね」
真姫「馬鹿馬鹿しい……念写だなんて」🤷♀
「あんなもの、どうせインチキに決まって……」
希「まぁ……出来ないこともないけど」😕
真姫「ヴェッ」ギョッ 花陽「す、すごいっ……!!」😳
凛「二十一世紀のエスパー魔美だにゃ〜〜!!」
希「別に大したことないよ」
「念写だなんて、初歩中の初歩やん」
(希の底知れない能力に、誰もが呆気にとられている中––––)
にこ「大きく出たわねぇ……希」
注目を希に奪われ、イラッときたにこ……
にこ「そこまでいうなら、何か撮ってみなさいよ」
カメラを手渡し……
希「ええの?ウチなんかが使って」🙄 にこ「そうね……」
「失敗したら、フィルムが勿体ないし」
「念のため、にこをモデルにして撮りなさいよ」
希「にこっちを?」
にこ「そうすれば、結果がどう転んでもフィルムが無駄にならないでしょ?」
凛「ファーストショットがにこちゃんだなんて、カメラが不憫だにゃあ」
〜間〜 ___
,..-'::::::::::::::::::''''ー ..、
_..-'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::::.;;;;;'-ー''''ー―ヽ::::::::::::::::゙''、
/:::/ ;;;;;;;;;;;;;;;;、 ゙''ト,:;;;;:::::::!
l::/ _,,ン'´::; ===、 .!::::::::\;;|
!.〃.,彡゙ノ 、...... !::::::,::i;;\
|i .,.. ,″ !::::l ⌒i::\
,i'.!.゛ ヽ'' _,,..、 .、. !;;;| し .|:: .〉
! ! ヽ´_/ ! 、.,ノ..../
ヽ ! ,,,,,,.. ! i'"
゙'.l. .ノ .l
ヽ 、 _..-ー'''^゙ ̄´゙'''ー
ヽ .... ......--;;''''":;.,;;〆;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::
/ .″,r'゛:::::::::::::::::. ゙̄''ー- ,,,,
__,,,,_. / ._,,,x'゙___、:::::::::::::::::::::::::::::::::::
../´:::::::::::゙ヽ, ‐^!-ー'|o゛`゙,´.../ ´::::::::`゙゙゙゙'''''''ー ....,::::::::::::
.ノ,,.. -ー―'''"ヽ__,,,,,,,..| -'"゛::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒''
,, ィ'"゛ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-―/----――‐''''''''''''''''''''''''''''''''''ー . , ‐
.,/゛ i,,,ー'"゛::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
.'" .!:::::::::::._,;;;;;;;;;;;;;. -―ーi!-――----ー-――ー--......,,,,,_. l
!-‐'"゛:::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::″
にこ「にっこにっこにぃ〜〜!!」😁 間違った
r‐、
__.. -‐…‐- 」 \ , -─-、
r─-、 '⌒ ..:::::::::::::::::::::::::..丶、 }L -┐::::ヽ
{ / ..::::: / .:::::::::::::::::::::::::::.. \( | ::::::::::、
-─_」___/ ..::::::::::::{ .:::::: } ::::::::::::::::::::::::::. ヽ / :::::::::: | ┐
/ .::::/ ^7 ..::::::::::::/ | ::::::: |\ :::::::} ::::::::::::::. ∨ .::::::::::: | l. | /7
l ::::::\ ′.:::::::::::::/ | :::::::::| \:::|\::::::::::::: :::::::::::::::: | l. | __ __ / /
| :::::::く \| .::::::::::::/ .!::::|ハ::| '^「 ̄`\:::::::: }:::::::::::::::: | l. ト{. |. |. 〈
「 l | :::i ::::::\| .::::::::::::::レ'"´「:: | リ |:::::::::}:::::::::::::::: と.._ ┘ L∪ l
. r 、 l. | | ::i ::::::::::::| :::::::::::::::{ ヽ:| _,..,,_ |::::::::ハ::::::::::::::│ ヽ `ヽ }ハ
. l.│__,_ |. | | :i :::::::::::::| :::::::::::::::{ _,,_ '^⌒`Y:::::/ハ|::::::::::::: | ト -─''T 八
l. |:|│}: l |:::レ┐ :::::|{:::::::::::::从 ,;ン'⌒ . :.::.:ノ イ) }|:::::::::::: | V{ { {{ ∧
|. L∪ `'' / ::::::::从::::::/:ハ :.:::.: ムイ |:::::::::::: | , 、
ト、 イ .:::::: { {:::::V:{::{^( _ l'´ } / リ::: }::::: { ′ ヽ
{ `ー--‐'7/ .::::::::: |ハ::::::::::::ト .込、 .ノ / /:::::ハ:::::八 ヽ ハ
} } } }!/〈 :::::::::: |∧:::::::: | `‐- _ _ イ ノ::::从 }:/ ヽ / .
/ / :::::::::リ ':::::::::|. ┌}  ̄ 人\_ -─十─- 、__ ', / ,
\ 八:::::::::/ '::::::レ ─-‐ '^{ `ー┐「 } '⌒ ̄ ー--} ′
l ヽ イ \:::{ /∧::| r─<_V>─┐ -─\ ∧
. l | \ ´ | { _」_〕___」 -‐= \ }
. l | / / 八 \ 丿
l |/ く / \ / l _ -‐''"
. l 「` 、 { \__/ /\/ l__ -─ ^~ ̄
| 丿 ` 、 { \ / 「
にこ「にっこにっこにぃ〜〜!!」😁 渾身のにこにーで、笑顔を維持しながら……
にこ「ほら、希……撮りなさいよ」
希「う、うん……」
凛(覚えてろよ……矢澤)つねられた両頬ヒリヒリ
(ファインダー越しににこを眺めながら、希が逡巡し始める)
希(はて……)
(念写しろとは言っても……)
(一体、何を念写すればいいのか……)🤔
(…………)
希(そうや)ニヤリッ
(昨日の勉強会をすっぽかした分の、お仕置きがまだだったよね……) 希「フフフッ……」🤩
メンバー達「!?」
にこ「ちょっ……ちょっと希!?」😅
「そういえば、聞いてなかったけど……」
「あんた、何を念写する気なの?」
希「そうやねぇ……」
「せっかくにこっちが、被写体になってくれるんやし……」
希「にこっちが、幼稚園時代におねしょした光景なんて……どうや?」😁
にこ「!!!!????」
(にこの営業用スマイルが、グニャリと歪んだ)
花陽「えっ!?おねしょ!?」
穂乃果「そんなのも撮れるの!?希ちゃん!?」
にこ「なっ!!何考えてるのよバカッ!!」😠
「そんなの撮ったら、タダじゃすまさないから……」
(慌てたにこが、希の暴走を取り押さえようとするも–––––) 凛、にこを羽交い締めっ!!
にこ「あがっ!?」
凛「やれやれぇ〜〜!!希ちゃん!!」😼
「下級生に暴力をふるうにこちゃんに、鉄槌を下すにゃあ〜〜!!」
にこ「くっ……星空ぁ〜〜」💦
ジタバタするも、逃げられないにこ……
希「しっかりにこっちを抑えててよ、凛ちゃん」
「にこっちのおねしょ姿を見たくて、真姫ちゃんがウズウズしとるんやから……」😏
真姫「べっ……別に!?」
「人の恥を覗き見するほど、わたしは悪趣味じゃないしっ!!」
海未「真姫……鼻の下が伸びてますよ」😒
ことり(後でこっそり、穂乃果ちゃんと海未ちゃんの分も頼もうかなぁ……)
希「じゃあ……撮るよ?」
にこ「あっ!!コラッ!!!!」😵
シャッターボタンに指をかけ…… 希(にこっち……)
にこ「やぁ〜〜めぇ〜〜てぇ〜〜〜〜っ!!!!」
希(お覚悟っ!!!!)
扉ガチャッ……
絵里「遅れてごめんなさーい……」🙁
希「!!」
パシャッ!!!!📸
希(し、しまった……!!)😨
(予想外のエリちの登場で、雑念が入って……)
撮影済みのチェキが、ヴィーッと排出される……
希「…………」 穂乃果「おっ……さっそくチェキが出てきたよ」
凛「今世紀最大のショーの始まりだにゃあ〜♪」😸
にこ「うああああああああああ!!!!」😫
絵里「…………????」😮
「みんな、一体なにを……」
海未「実はですね……絵里」
(海未が掻い摘んで説明してる間に、写真の像が浮かび上がる––––)
花陽「で、出てきました……」
真姫「にこちゃんのおねしょ……」ハァハァ
「にこちゃんのおねしょ……」😇
ことり「本性を現したね、真姫ちゃん」
(だが、写真に写っていた少女は––––)
メンバー達「」
メンバー達「」
メンバー達「え」 _____
__/ヽ ヽ__
‖ ̄||| | ̄‖
‖ ||| Я | ‖
‖ ||| | ‖∬cV˶> _<˵v
‖ ||____ノ ‖ .U |
‖ ‖ | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2005-08-19 メンバー達「…………」
穂乃果「…………誰?この子」🤔
ことり「にこちゃんとは、似ても似つかぬ子だね」
一同騒然……
花陽「…………あ」🤭
「この子、なんだか……」
にこ「え?」
花陽「髪の色といい、絵里ちゃんに似てるような……」
凛「というか、絵里ちゃんを小さくしたらこうなるっていうか……」
真姫「そして、シーツに浮かぶ文字……」
絵里「」🥶
海未「え……絵里」
「まさかとは思いますが、この写真の子は……」
絵里「」
(死んだ魚のような目で硬直している絵里をみて、それが『正解』だと悟る一同––––) 真姫「ねぇ、思ったんだけど……」
メンバー達「??」
真姫「仮にこの写真の子が、絵里だったとして……」
「チェキに印刷された日付を、逆算してみたけど……」
メンバー達「…………?」
真姫「この光景は、絵里が10歳の頃ということになるわよ?」😟
メンバー達「…………あ」
絵里「」
(その時メンバー達は、知ってはならない禁断の領域に踏み込んでしまった事を、たちどころに理解した) 凛「え〜〜っ?嘘でしょ!?」
「絵里ちゃんって、10歳になってもおねしょしてたの……」
凛の口を塞ぎっ!!
にこ「バカッ!!KGBに消されたいの!?」😠
凛「う、うぐぅ……」🤐
絵里「」
「…………」
「…………」
(やがて––––)
絵里「どこよ……」
絵里「何処へ行ったのよ……」💢💢💢💢
メンバー達「うっ……」
(絵里がバーサク状態に陥ったときには、すでに部室から希の姿は消えていた) / \
/ ̄z==、 ___ヽ
/〃⌒`ー―`ー、 ヽ
ノ ´ _ \ ヽ
〃 / ヽ ヽ ,
/ { ヽ ヽ{
/ / /| | ヽ
/ / ヽ | 、ヽ ヽ Y
' ' ヽ 、\ ヽ ヽ V
i |/ 、 \:.ヽ、:::::`/、 / } V
{ { __`ー、ヽ-ー∠_― } V
{{ { ○ . . . . . . ○ // 人 V
ヽ ム .....―::::::::::::::::::::::―.... / ィ/ V
╋・・ \ ヽ ∠彡 / ヽ }.
╋ //`ー ___.._` /ハハ ヽ \
┃┃ { { ` 、 '=――--' /ヽノノ} } } ヽ
╋・・ / _ ヽ― ', > _ <| | ノ =- 、
╋ /| ', /` 、 ノ | | λ
┃┃ / |/ )-、_ //、_ 八_ /ヽ、 八
/ { ( / / )、 // }////V////} ヽヽ | / }
/ ヽ ノヽ /}{/ }////}////{ / } { ヽ
/ ヽ ⌒ { \/////}{////}/ / }
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 東條の大馬鹿野郎は何処へ行ったのよぉぉぉぉ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 〜東北地方・とある漁村にて〜
吾作(9歳・飛び級で高2・マルチン・ルターの生まれ変わり)「じっちゃあ!!」
茂助(72歳・漁師・元外務大臣)「どうしたぁ?吾作」
吾作「知らねぇ女が、浜辺に座ってるべなぁ!」😀
茂助「女だぁ〜?」😲
吾作「なんだかえらく落ち込んでて、話しかけられんかったけども……」
茂助「放っとけぇ……喜八」☺
吾作改め喜八「あん?」
茂助「ああいう手合いがよく現れるんじゃよ……この時期になるとなぁ」
「きっと、都会で夢に破れて逃げてきたんじゃろう……」😏
喜八「そっか……」 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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さざ波ザザァ……
_
〃 ^⌒ヽ
| i |ノ人_jり
〈,,j( ´ -`ノi,,
/,(/つYO
( <Z人_)_) 希「…………ハァ」😥
「エリちの事やから、きっと報復にウチのおねしょをバラしてるやろうし……」
「ほとぼりが冷めるまで、神田には帰れんな……」
さざ波ザザァ……
希「これから先、どうすればええんや……」
〜おわり〜 ※執筆スケジュールが逼迫した結果、東條希生誕祭2020に間に合わなかったことを、深くお詫びします。 斬られてぶっ倒れたはずのにこがピンピンしてて草生えますよ スターリンだのドイツ軍だの言うから頭の中で古めかしいロシア像が浮かんでたのに2005年だったか… 2度とツラを見せるな
顕示欲まみれの不審者が
>>160 色々ツッコミどころはあったけど幼少絵里ちゃんが可愛いかったのでそれらは忘れました
乙です ドカベンは最初「壁(にこ)」とかけた高度なギャグかなんかなのかと思ってちょっと考え込んでしまったけどすぐ下に「間違った」って書いてあって笑った
考えて損したわw __ _ __
(〆::::、::::ヽ)
i:::ノノ人::::)
人l| ^ヮ^ノリ/ たのしかったやん♪
r-くっ⌒cソ/
,, ,_,,,ノ 、 , 、 _, //
(_((__,ノ(_,. .//
(.,_`ー-、_,ノ/
ー---‐‐ この人の過去作知りたいんだがだらか教えてくれませんか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています