時々険しい顔をして夜遅くに仕事へ向かうお兄様
何かを尋ねても「早く寝なさい」の一点張り
ある日日付も変わる頃、仕事へ向かうお兄様
それを見てこっそり後をつけるダイヤさん
仕事場で何かを受け取るお兄様はいつもと違う、怖い顔をしていた
受け取った荷物は大きい麻ぶくろで、ちょうど大人が一人入るくらいの……
数人の仲間と荷物を持って船へ乗り、お兄様たちは沖に消えていった

翌朝、一睡もできないままで真っ青になったダイヤさん
お兄様はいつものように優しく微笑んで頭を撫でてくれた
震えるダイヤさんを見て悟ったお兄様は涙を溜めて「心配しなくていいよ」と言った
その時ダイヤさんは気付く
お兄様は黒澤家の為に、ダイヤさんとルビィの為に手を汚しているんだと
黒澤家の女には知らされない秘密を背負って苦しむお兄様の手を握ってダイヤさんはさめざめと涙を流した

そのころぅびぃはお姉ちゃあのプリンを食べてました!