かすみ「ドッキリでしず子に告白します!
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璃奈「なるほど…それより、随分と露骨だったね。よほど痛いところを突かれたのかな?」
果林「どうでしょうね…当の本人にはその自覚はなさそうだったけど」
せつ菜「えぇ…かなり衝動的にアクションを起こしたように思えました」
果林「今頃後悔してるかもね…勢いでやっちゃった感が半端ないもの」
璃奈「とはいえ、かすみちゃんはああ見えて結構頑固。行ったことは撤回しないと思う」
果林「そうよね…とはいえ、私たちにできることも特にないわ」
果林「日曜日に何もないことを祈るしかないわね…」
璃奈「…無理だと思う」ボソッ
せつ菜「あ、あはは…ホント、何もなければいいんですけど……」 とりあえずこれで書きだめは全部吐き出したので今日はここまでで
ageんなって書かれてたから今日は基本的にはsageてみた
何度もsage忘れしてすまない 果たしてドロドロになるかイチャイチャになるか
続き楽しみです 展開が丁寧で好感が持てる
このまま行く先を見守りたい 日曜日・待ち合わせ場所
かすみ(ど、どうしよう…どう断るかさっぱり決まらないまま日曜になっちゃった……)
かすみ(せつ菜先輩に言われたことにムキになって、勢いでしず子を誘ったのは失敗だったよ…)トホホ
かすみ(今日の夕方の観覧車に乗る時間までに覚悟、決まるかなぁ…?)
かすみ(…でも、しず子のためにも…私のためにも。今日、言わなきゃいけないよね。きっと!)
かすみ(あっ、そろそろ待ち合わせの時間!しず子、もういるかな?)キョロキョロ
???「ここだよ?かすみさん❤」ツンツン かすみ「にゃっ!?お、驚かせないでよしず子〜」フリムキ
かすみ「って。あっ……」
しずく「おはよう。かすみさん…かすみさん?どうかした?」
かすみ(今日のしず子…可愛い……って、はっ!まずいまずい…かすみんは先輩が好きかすみんは先輩が好きっと!)
かすみ「…う、ううん。何でもない何でもない…しず子、おはよっ」
しずく「うん。おはよう。今日は誘ってくれてありがとう」ペコリ
かすみ「ううん。それはこっちのセリフ。タイミング合ってよかった」
しずく「えぇと、今の予定はかすみさんが全部予定を決めてくれるんだよね?」 かすみ「うん。任せて!もうバッチリ予定は決めてあるから。最初は映画!」
しずく「映画?いいね!私、ちょうど見たい映画があって…」
かすみ「うん。最近話題のあの映画でしょ?あと30分後にそこの映画館でやるらしいんだけど…」
かすみ「それを一緒に見るのはどうかなって」
しずく「わぁ!それすごくいい!!私もそれがいいな♪」
かすみ「決まりだねっ。それじゃ、早速…」スッ
しずく「ねぇ、かすみさん…手を、繋いでもいいかな?」 かすみ「!!!い、いいよ」
しずく「…ありがと。」
ギュッ
しずく「ふふっ…」
かすみ「しず子、手を繋ぐの好きだよね」
しずく「うん。何だか、かすみさんと手をつないでると安心するから」
しずく「でも、ドキドキもするの。その微妙なバランスがね、とっても好きなんだ…」
かすみ「…早く行かないといい席取れなくなっちゃうから早く行こ?」
しずく「うん!」 映画館
シカシ…
ココデアクムノナカニ…
しずく「……………」シンケン
かすみ(しず子、見入ってるなぁ…いつの間にか姿勢が前のめりになってるし)
かすみ(でも、なんでだろ。この女の子の声、どこかで聞いたことがあるような…)
かすみ(まぁ、気のせいかな。ってそれより…ちょっと意外なことを知れたかも…) コレデカッタト…
アキラメルナーッ!
しずく「………あっ!」パァッ!
かすみ(しず子って映画観るときはすぐ顔に出るんだ…初めて知った…)
かすみ(ワンシーンワンシーンですぐ表情が変わって面白いなぁ。映画よりそっちに夢中になりそう…)
ソレヨリダイジニシタイモノガ…
しずく「………」シンケン
ギュッ
かすみ「………あっ」 かすみ(しず子、かすみんの手を握ってきた……)
かすみ(うぅ…さっきもだけど。手を繋ぐとさらにドキドキする…)
かすみ(しず子の手、ひんやりしてて小さくて触ってて気持ちいいんだよね…触り心地もいいし)
かすみ(…しかし、羨ましいなぁ。映画を見てる横顔だけで絵になるもん。)
かすみ(映画の内容も頭に入ってこないし、このまましず子の顔を見続けようかな)
かすみ(そっちの方が楽しいし)
ゴクゴクチイサナマチカドダケヲ…
しずく「………」グスッ スンッ かすみ(しず子、かすみんの手を握ってきた……)
かすみ(うぅ…さっきもだけど。手を繋ぐとさらにドキドキする…)
かすみ(しず子の手、ひんやりしてて小さくて触ってて気持ちいいんだよね…触り心地もいいし)
かすみ(…しかし、羨ましいなぁ。映画を見てる横顔だけで絵になるもん。)
かすみ(映画の内容も頭に入ってこないし、このまましず子の顔を見続けようかな)
かすみ(そっちの方が楽しいし)
ゴクゴクチイサナマチカドダケヲ…
しずく「………」グスッ スンッ 〜間〜
しずく「…くすん。かすみさん、とってもいいお話だったね!」
かすみ「うん。そうだね…」
かすみ(最後の方はしず子の顔ばっかり見てたような気もするけど)
しずく「あのピンク色の髪の人の役者さんが私、好きなんだけど…」
ペチャクチャ
かすみ(その後もしず子の演劇トークは続き、その話はお昼ご飯を食べ終わるまで続きました…) 〜間〜
かすみ(映画を見終わった私たちは時間がちょうどいい感じになっていたため、そのままお昼ご飯を食べた)
かすみ(かわいいカフェで可愛いランチタイム。私はパンケーキ、しず子はクラブハウスサンドを注文。)
かすみ(事前に調べて可愛いなと思っていたものではあったけど、現物を見るとそれ以上に可愛くて!)
かすみ(スマホで写真を撮って、しず子のクラブハウスサンドもちょっと分けてもらって。どっちも美味しかった!)
かすみ(このお店を教えてくれた果林先輩には感謝しないと!また来たいな)
かすみ(そして、次の目的地は…)
しずく「…ゲームセンター?」 かすみ「そうだよ。しず子、こういうところ来たことないんじゃないかなって思って」
かすみ「新鮮かなと思ったんだけど…どう?」
しずく「…かすみさんは私のことを何だと思っているのかな?私だってゲーセンくらい行ったことあるよ」ジトッ
かすみ「そ、そうなの?なんだか意外…」
しずく「でも、その。回数を行ったことはないので新鮮なのは確かかも…」
かすみ「ほらぁ、やっぱりそうなんじゃん」ニヤニヤ
しずく「…もう。それで、ゲームセンターに来て何をするつもりなの?」 かすみ「う〜ん…やっぱり私たちなら…あれかな?」
しずく「あのゲームはどういうゲームなの?」
かすみ「うん。えぇと、ダンスゲームかな」
かすみ「決められたステップが画面に表示されて、それに合わせて踊るゲームなんだけど…」
イクワヨホノカ!リベンジマッチヨ!! ソノショウブウケテタツヨエリチャン!
しずく「でも、誰かが使ってて埋まってるね。人だかりも出来てるし、しばらく出来そうにないけど…」
かすみ「う〜ん…それだと…ホッケーは、ダメなんだっけ?」 しずく「…どうだろう。球技じゃないといえばないけど。やったことないから…」
かすみ「う〜ん…じゃあ、やめとく?それじゃないなら…」ジー
かすみ「あっ!あれなんてどう?」
しずく「プリクラ?」
かすみ「うん!今日の記念に1枚ってことで!どう?」
しずく「いいかも!私もプリクラ撮るのなんて結構久しぶり」
かすみ「じゃあ決まり!早速入ってみよっ!!」 サー!
センタクシタイフレームヲエランデネ!
しずく「…えっと、かすみさん。ごめんなさい、私、こういうのは…」
かすみ「あぁ、大丈夫大丈夫。設定とかは私がやるから」
かすみ(にっしっし。プリクラは得意分野!!盛れるだけもって、かすみんを世界一カワイく撮ってやりますよ!)
かすみ「えっと、ここはこうして。ここはあぁで…」ポチポチ
かすみ「出来た!!」 ポーズヲトッテマッテテネ!
かすみ「まず1枚目!ほらほら!しず子もポーズとって!!」キメポーズ!
しずく「う、うん!」ポーズ!
ハイチーズ!!
パシャッ!
かすみ(よしっ!1枚目は可愛く撮れた!!)
ニマイメ、イクヨー
かすみ「ほらっ!次来るよしず子!!」
しずく「…かすみさん。失礼するね」 かすみ「えっ…」
チュッ!
カワイクトレタヨッ! ツギハ…
かすみ「なっ…なななな……」マッカッカ
しずく「ふふっ、いいのが撮れたね?かすみさん」
かすみ「な、何やってるのしず子?!」
しずく「?ほっぺにキスをしただけだけど」
かすみ「だけって!だけじゃないよ!!」 しずく「??こういうのは普通にやることじゃない?」
しずく「せっかく恋人同士になったんだからやってみようと思って…ダメだった?」
かすみ「うっ…!」
かすみ(唇にされたわけじゃないし…しず子も嬉しそうだし。まぁ、いっか…)
かすみ(すっごく恥ずかしいけど)
かすみ「大丈夫…その、ちょっとビックリしただけだから…気にしないで」 かすみ「大丈夫…その、ちょっとビックリしただけだから…気にしないで」
かすみ「それより…仕上げの時間足りないからしず子も手伝って!!」
かすみ「好きなようにデコっていいから!」
しずく「は、はい!」
かすみ(そして、その後も私たちはプリクラを撮り続けた)
かすみ(被り物をかぶってみたり、コスプレ衣装を着て撮ってみたり…変顔してみたり…)
かすみ(ふざけ合って、笑い合って。色んな思い出をプリントアウトしているうちに時間はあっという間に過ぎていき…)
かすみ(そして、その時はついに来てしまった) 観覧車
かすみ(来ちゃった…)
しずく「わぁ…観覧車に乗るなんて小さい時以来かも…!」パァ・・・
かすみ(まずい…何だかんだめっちゃ楽しんでたから何言うか全然考えられてない…)
かすみ(しかも、もう観覧車に乗っちゃったし!どうしよう!!)
しずく「かすみさんは観覧車に乗ったのはいつ以来?」
かすみ「え、えぇと。中学生の時に一度友達と乗ったから…それ以来かなぁ」
しずく「そうなんだ!ほら見て!あっちに学校が見えるよ!あれ、虹ヶ咲かな?」 かすみ(い、言わなきゃ!観覧車が一周する時間なんて何分もないし!!)
かすみ(時間切れになる前に!!)
しずく「かすみさん」
かすみ「ひゃっ!ひゃいぃ!?」
しずく「今日は誘ってくれてありがとう…すごく楽しかった」
かすみ「ど、どう致しまして…」
しずく「私、こういうデートというのは初めてで…どういう感じで楽しめばいいのかよくわからなかったんだけど…」
しずく「今日は自然体でかすみさんとのデートを楽しめたと思う。それもかすみさんのおかげかな」 しずく「本当に、ありがとう」ペコリ
かすみ「そんなに畏まらなくていいよ。私もすっごく楽しかったし!」
しずく「かすみさん…ありがとう。…それにしても、夕日がだいぶ傾いてきたね」
しずく「そろそろ帰らなきゃいけない時間になってきたね…少し、残念」
かすみ(そうこうしてる間にもうだいぶ観覧車の高度が上がってきた!ま、まずい…このままだと……)
かすみ(言わないと!!しず子のためにも!私のためにも!!)
かすみ「え、えぇと!し、しず子!!折り入って話が…!」
しずく「…ねぇ、かすみさん。さっき、後ろのカップルが話しているのが聞こえたんだけど…」 かすみ「ふ、ふぇっ!?」
しずく「この観覧車ね。ジンクスがあるらしいの」
かすみ「ジンクス?」
しずく「この観覧者の最上部まで上がって来たタイミングでキスをしたカップルは……」
しずく「絶対に別れないし、結婚するんだって…」
かすみ「…えっ…」
しずく「…かすみさん。私、キスしたい」
かすみ「なっ!?」
しずく「初デートでこのシチュエーション…かすみさんにもその気があるんでしょ?」 かすみ「!そ、そんなこと…」
しずく「…違うとしても、そう勘違いされてもおかしくない状況を作ったのはかすみさんだよ?」
しずく「私は…したい。いいよね?かすみさん…」スッ・・
かすみ「し、しず子…!ちょっとまtt」
しずく「待てない。」
チカヅキ…
かすみ「…だ、ダメっ!」
ガシッ!
しずく「あっ……」 かすみ「い、いくらしず子でもそれだけはダメ…!」ググッ
しずく「……………………」ポロポロポロ
かすみ「…あっ!ち、違!これはそういうことじゃなくて…!」
しずく「…そうだよね…そうに決まってるよね…私、何を期待していたんだろう…バカみたい」
しずく「…全部、わかってたのに…」ポロポロ
かすみ「し、しず子…ほら、ハンカチ…」オズオズ
しずく「…かすみさん。ごめんね…私、知ってた。知ってた上でかすみさんと付き合っていたの…」 かすみ「えっ……ど、どういうこと!?」
しずく「かすみさんの告白は本気、じゃなかったんだよね?イタズラして、ちょっとからかおうとしてた程度…違う?」
かすみ「!!!!な、なんでそのことを…」
しずく「…わかるよ。だって、かすみさん…演技が下手なんだもの…本気かどうかなんてすぐわかっちゃうよ」
かすみ「えっ…えええええええええええええ!?」
かすみ「そ、それならどうして!」
しずく「それは…私が、狡い女だから。あの時、すぐおふざけだってわかって…」 しずく「いつも通りかすみさんをちょっと叱って流そうとしようとした時…どうしてだろう、涙が流れてきちゃったの」
しずく「イタズラだってわかってたはずなのに、悪意も何もないとわかっていたはずなのに…」
しずく「嬉しい気持ちもあったけど…それ以上に、悲しかった。あなたにとって、私はその程度の存在なの…?って」
かすみ「っ!」
しずく「そんな時にね。私の中に悪魔の囁いたの…『この状況を、利用したらいい』って」
かすみ「ど、どういうこと?」
しずく「私から言い出さなければ、かすみさんから言わない限り…その状況は継続できる」
しずく「私がその機会さえ作らなければ…いつまでもかすみさんと付き合っていられる…そんな考えが私の中に浮かんだの」 しずく「馬鹿みたいだよね…そんなことしたって、ただ辛くなるだけなのに」
しずく「でも私はその甘い考えに負けてしまった。かすみさんがイタズラを自白しようとしているのを分かっていたのに…」
しずく「私はそれをあえて、嬉しすぎて視野が狭くなっているふりをして…無理やりそれをかわしたの」
かすみ(確かにあの時のしず子には違和感はあったけど…そういう事情があったんだ…)
しずく「でもね。その後すぐに気づいてしまったの。こんなことしたって、それこそ虚しいだけだって…」
しずく「そうしたら、本当に泣きそうになってしまって…無理くりお弁当の話題を出して、私はそのままかすみさんの前から去るしかなくなってしまったの」 かすみ「そうだったんだ…」
しずく「私、実はね。あの後すぐに家に帰ったわけじゃなかったの」
しずく「誰にも見つからないように、校舎裏の方に回って…1人で泣いてた。」
かすみ「しず子…」
しずく「悲しくて、辛くて…でも何よりも…自分の弱さが嫌だった」
しずく「そんな時…」 しずく「うっ…うっ…ぐすっ…」グスッ
??「あれ?しずくちゃん?どうしたのこんなところで」
しずく「え、エマさん?!」
エマ「えっ…もしかして、泣いてるの…どうかした?何かあったの?」
エマ「私で良かったら、話を聞くよ?」
しずく「え、エマさん……」ウワーン
〜間〜
エマ「…ちょっと、部室行ってくるね」スクッ しずく「ちょっとエマさん!?」
エマ「私に任せてしずくちゃん。私が責任をもって、かすみちゃんを更生させてみせるから!」
しずく「そんなことしなくていいですから!!だから、落ち着いてください!」
エマ「でも…こういうことはしっかりとやっておかないと…」
しずく「私は大丈夫ですから!話を聞いてくれただけで、大分スッキリしました」
しずく「ありがとうございます」ペコリ しずく「良いもなにも…こんな方法でかすみさんとお付き合いしたって意味がありません…」
しずく「私は、私のことをちゃんとかすみさんに好きになって欲しいんです」
しずく「じゃないと、私は…」
ピョコッ
??「だったら〜、振り向かせればいいじゃない〜」
しずく「!か、彼方さん!?いつから…」
エマ「彼方ちゃんいつの間に!?」
彼方「ふふふふ…話は聞かせてもらったよ諸君〜」 彼方「実は、少し離れたところにあるベンチが彼方ちゃんお気に入りのお昼寝ポイントでね〜」
彼方「少しすやぴして目が覚めたら、しずくちゃんとエマちゃんがいるじゃな〜い」
彼方「立て込み中だったっぽいから、すやぴするフリをしつつ話を聞いてたというわけなのだ〜」
しずく「な、なるほど?」
エマ「全然気付かなかったよ〜」
エマ「えっと、それで…振り向かせるっていうのは?」
彼方「言葉の通りだよ〜この状況を使って、かすみちゃんが振り向くように頑張ればいいんじゃないかな〜」 しずく「こ、この状況を利用してって…そんなのいけません!!」
彼方「そうかなぁ?そもそも、こういう状況を作り出したのは誰だったのかなっていう話じゃない?」
彼方「しずくちゃんは騙された側なんだから、ここはむしろ開き直っていいとすら彼方ちゃんは思うな〜」
彼方「それに、これはある意味チャンスでもあると彼方ちゃんは思うよー」
エマ「チャ、チャンス!?ど、どういうこと彼方ちゃん!?」
彼方「だって、いくら偽物とは言っても恋人同士なんて言いだしたら…」
彼方「かすみちゃんのしずくちゃんを見る目だってそりゃ、変わるよ〜」 彼方「見方が変われば…」
しずく「…私を好きになってくれる可能性もある…そういうことですか」
彼方「そゆこと〜」
エマ「それいい!それいいよ彼方ちゃん!!」
しずく「………私は」
彼方「しずくちゃんが罪悪感を覚えるのはわかるけど〜正直に言って、チャンスを見逃さない手もないと思うな」
彼方「彼方ちゃんとしては、さっきの話を聞いてしずくちゃんのことを応援したくなった〜」
彼方「私としては、しずくちゃんを勝たせたいと思ってる。だから…頑張ってみない?」ギュッ しずく「彼方さん…」
エマ「私も彼方ちゃんと同じ気持ちだよっ!私も、手伝うから一緒に頑張ってみようよしずくちゃん!」
しずく「…はい。わかりました…私、頑張ります!」
しずく「かすみさんに私のことを好きになってもらえるよう、頑張りたいと思います!!」
彼方「よ〜し…これでチーム結成だね。頑張るぞ〜!お〜!」
2人「「お〜!」」 しずく「こんなことがあったの。それから、2人にはいっぱい協力をしてもらっていて…」
かすみ(かすみんが果林先輩やりな子に相談してた一方でそんな話が…)
しずく「お二人のおかげもあって、かすみさんに色々とアピール出来たと思う…でも、やっぱり無理だった」
しずく「かすみさんはきっと、私のことを好きになってくれない…それがさっき、本能的に分かったの」
かすみ「そ、そんなことない!私はしず子のこと、好きだよっ!!と、友達としてだけど…」
かすみ「告白のことは本当にごめん!でも、だからと言って私はしず子のことを嫌いなんてことはない!!」 かすみ「それは、好きな人じゃない以上…キスを迫られたら拒んじゃうよ。でも、それとこれとは…!」
しずく「ううん。そうじゃない、そうじゃないの…」
しずく「ねぇ、かすみさん。かすみさんは覚えてるかな?告白の次の日、通学路で私がかすみさんに言った言葉を」
かすみ「え、えぇと…一杯言ってたよね。後悔してることとか…」
しずく「うん。そのこと。あのね…私、それについてかすみさんに聞きたいことがあったの」
しずく「ずっと、怖くて聞けなかった。でも…私、聞いておかなきゃ」
かすみ「し、しず子…何を……」 しずく「かすみさんは、かすみさんは…私のことを許してないんだよね?」シンケン
しずく「あの時、同好会がギクシャクしていた時、かすみさんを1人ぼっちにした…私のことを」
かすみ「な、何言っているの!?そんなのもう終わった話じゃん!」
かすみ「今はこうしてみんなで同好会やれてるし、かすみんは……」
しずく「あのね、かすみさん。気が付いてないかもしれないけど…同好会騒動の前と後じゃ…」
しずく「かすみさんの私に対する、態度ちょっと変わってるんだよ」 かすみ「えっ…」
しずく「騒動前までは…その、もう少し近い距離感で接していたと思うの。でも、今は…」
しずく「何か…一定のライン、みたいなものを感じる。壁を作られてる、言い換えてもいいかな」
しずく「騒動があるまでは違って、騒動が起きてからはそうなった」
しずく「…結論はひとつ、だよね?」
かすみ「!!!あっ…」
しずく「…やっぱり。そうなんだ」
かすみ「ち、違…」
しずく「…じゃあ、やっぱり最初からかすみさんに振り向いてもらおうなんて到底、無理なことだったんだ…」 しずく「ははっ……私、バカみたい」
かすみ「ち、違う…しず子…私……」
しずく「あなたを…1人ぼっちにして、苦しめて…助けようともしなかった」
しずく「それは…嫌われて、当然だよね……」
しずく「ごめんなさい……かすみさん…ごめんなさい………」
オオリノオキャクサマハ…
ガチャッ
しずく「っ!」 ダッ!
かすみ「あっ…しず子…待って……」
オキャクサマー?
かすみ「……はい、降ります」
かすみ(…私、しず子に全部見透かされてた……)
かすみ(私、しず子のこと…許せてなかった。どうして、一人にしたの?どうして私を助けてくれなかったの?そんな思いをずっと持ってた…) かすみ(ずっと考えないようにしてたけど、内心ではずっと、あの時のこと根に持ってたんだ……)
かすみ(だから、しず子は好きじゃない。しず子のことは好きじゃない…って心の中で強く思ってて……)
かすみ(あのイタズラだってしず子が嫌な思いするなんてわかってたのに…自分でも不思議だった。どうしてあんなこと…)
かすみ(…今ではわかる。その時の鬱憤をしず子に投げつけてスッキリしようとしてた…)
かすみ(私たち、友達じゃなかったの?って裏切られたような、そんな気持ちを引きずっていたんだ…)
かすみ(私……最低だ……しず子、ゴメン…傷つけて…本当にごめん…!) 続き気になって仕方ない……ハッピーエンドであってくれ…… 乙です
……まさかの展開
続きがすごく気になります まだ書き終わってないのでちょっとお待ちいただたきたい
今日中には書き上がると思うから 翌日・放課後
あなた「…ねぇ、何があったの?かすみちゃんがあんなに塞ぎ込んでるの、初めて見たんだけど…」ボソッ
かすみ「」ドヨーン
あなた「これ、ただごとじゃないよね?しずくちゃんから欠席の連絡もないし…」
璃奈「………えぇと」
果林「う〜ん…こればかりは言えないとしか言いようがないのよ…本当にごめんなさい」
果林「別に特別まずいことではないのよ。ただ、あなたには言えない…それで察して?」
歩夢「あっ…」
あなた「??」 果林「そもそも、私たちも背景は把握してても、事実関係までは把握してないし…」
愛「でも話、聞くしかないよねー。多分しずくからは無理だから…かすみんからかなぁ」
かすみ「………………」ズーン
せつ菜「と、とても話を聞ける状況に思えませんが…」
璃奈「らしくなさすぎ…璃奈ちゃんボード『😩』」
果林「とりあえず…私たちは話を聞くからあなたと歩夢は少し、外してもらえる?」
あなた「う〜ん…なんか釈然としないけど…いいかな、ちょうど三船さんから呼び出し受けてたし」
あなた「歩夢ちゃんは?」 歩夢「それじゃあ、私はしずくちゃんを探してみるよ。私はしずくちゃんから聞くなら、いいですよね?」
果林「…えぇ。察しが早くて助かるわ…どうかお願い。彼方とエマも探してくれているわ…2人と協力してね」
歩夢「わかりました」
あなた「?????とりあえず、2人はお願いね!」
ガチャン
果林「…さて、と。改めて聞くわ…日曜日に何があったの?」
かすみ「……………でください…」ボソッ
愛「??声が小さくて聞こえない…」 かすみ「私は最低な女なんです…だから…構わないでください…」
璃奈「うん?どうしてかすみちゃんが最低なの?そんなこと、誰も思ってない」
かすみ「だって…私、しず子にあんなやつあたりみたいなことして…!」
かすみ「傷つけて、挙句の果てに…」
果林「ちょっと待って!話が見えないわ!!ゆっくり、順を追って説明して頂戴」
〜間〜
かすみ「…ということがあったんです。私が最低だってこと、理解してもらえました?」
全員「「「「……………………」」」」 果林(想像以上に、重い話だったわ…まさか、かすみちゃんがそんな気持ちを抱えていただなんて…)
愛(話を聞いてる限り、深層心理が働いて…っていう感じなんだろうけど…そりゃ、ショックも受けるかぁ…)
璃奈(私たちが同好会に入る前の話が原因じゃ…正直、どうしようもない。でも、ここに1人だけ介入できる人がいる…だけど)
チラッ
せつ菜「……………」ズーン
果林(…せつ菜にとってはきっと耳の痛い話でしょうね…)
愛(再結成前の経緯を考えると…せっつーにも責任の一端はあるよねぇ……)
璃奈(こんな状況で、せつ菜さんに何か言えっていうのは酷かも…)
果林(…しょうがない。ここは私が…)
せつ菜「………覚悟は、決まりました」 果林(想像以上に、重い話だったわ…まさか、かすみちゃんがそんな気持ちを抱えていただなんて…)
愛(話を聞いてる限り、深層心理が働いて…っていう感じなんだろうけど…そりゃ、ショックも受けるかぁ…)
璃奈(私たちが同好会に入る前の話が原因じゃ…正直、どうしようもない。でも、ここに1人だけ介入できる人がいる…だけど)
チラッ
せつ菜「……………」
果林(…せつ菜にとってはきっと耳の痛い話でしょうね…)
愛(再結成前の経緯を考えると…せっつーにも責任の一端はあるよねぇ……)
璃奈(こんな状況で、せつ菜さんに何か言えっていうのは酷かも…)
果林(…しょうがない。ここは私が…)
せつ菜「………覚悟は、決まりました」 果林「…えっ?」
愛「ちょっとせっつー!?いきなり何を…」
せつ菜「私は生徒会長の立場を使って廃部という無用なプレッシャーをかけ、かすみさんを追い詰めました」
せつ菜「あの頃の心の傷が今回のことを引き起こしたのであれば…その責任は私にあります」
せつ菜「かすみさん…どうか、しずくさんを許してあげてください。悪いのはこの私です…」
せつ菜「私の覚悟は出来ています。あなたが望むなら私は…スクールアイドルを辞める覚悟もあります」
果林「ちょっ…ちょっとせつ菜!?何を言ってるの!!そんなの誰も望んでいないわ!」 愛「そうだよせっつー!もう終わったことをとやかく言う必要は…」
せつ菜「止めないでください。これは…私なりのけじめでもあるんです」
せつ菜「あの時の私は皆さんとちゃんと向き合うのが怖くて、同好会から離れていました…」
せつ菜「またギクシャクするのを怖がって…こんな思いなんかしたくありません!!」
せつ菜「…今度こそ、同じ過ちは繰り返しません。かすみさんの気持ちとちゃんと向き合って…」
せつ菜「私はあの時の失敗を、取り返さないといけないんです!」
果林「せつ菜…」 せつ菜「何も、スクールアイドルを大好きな気持ちを伝えるための手段はスクールアイドルを続けるだけではない…」
せつ菜「私はそれも皆さんに教わりました…ですから、遠慮は要りません。かすみさんの好きにしてください」
璃奈「で、でも!それだと…」
かすみ「…ズルい…ズルいですよ……せつ菜先輩…!」ポロッ
せつ菜「…えっ?」
かすみ「そんなこと言われたらかすみん…また、自分のことを許せなくなっちゃうじゃないですかぁ…」ポロポロ
璃奈「かすみちゃん…泣いて…」 かすみ「…しず子は私のあの話をする前に怖いって言ってました…でも、怖いけど聞くって言ってた…」
かすみ「せつ菜先輩もスクールアイドルを辞めるのなんて絶対嫌なはずなのに…私のためにここまで言ってくれて……」
かすみ「これじゃ…自分の気持ちとすら向き合えずにみんなを傷つけたかすみんが本当にバカみたいじゃないですか…!」
せつ菜「…かすみさん……」
かすみ「私が許せないのは自分自身なんです…!自分勝手にしず子に告白して迷惑かけて…」
かすみ「挙句、自分の最低な部分をしず子に見抜かれた上傷つけて、泣かせて…何もできなくて…」
かすみ「せつ菜先輩にも辛い思いさせてこんなことまで言わせて…」
かすみ「そんな自分が許せなくて…情けなくて……!もう、どうしたらいいのかさっぱりわかんないよ…!」グスッ…グスッ… 3人「「「……………」」」
せつ菜「………かすみさん…あの」
??「…だったらもう一回、やり直せばいいんじゃないかな〜?」
果林「………えっ、エマ!?な、なんでこんなところに…!それに、彼方もいるじゃない!」
彼方「やっほ〜彼方ちゃんもいるよ〜」
愛「一体どうして2人は戻ってきたのさ!?しずくはどうしたの?」 エマ「…えっとね、さっきしずくちゃんを見つけたの。講堂の舞台袖で」
璃奈「…!よ、よく見つけたね…」
彼方「いつものところにいなかったからね〜演劇部関連かなーと思って探してたらビンゴ〜」
果林「そうだったの…ということは、しずくは歩夢に任せてきたっていうこと?」
エマ「うん。歩夢ちゃんもしずくちゃんの話を聞きたがってたから…私たちはそれを伝えに部室に戻ってきたっていうことなの」
彼方「そうしたらかなり深刻そうなムードでお話しをしてたっていう感じだね〜」
璃奈「…なるほど…璃奈ちゃんボード『🆗』」 愛「そ、それでやり直せばいいてどう言う…」
エマ「うん。私、思うんだけど…せつ菜ちゃんもかすみちゃんも…1人で背負いすぎっ!」
せつ菜「そ、そんなことはありません!だって…」
エマ「あるよ!だって、この話…悪いのは私たち最初の5人全員じゃない!」
かすせつ「「………えっ………」」
エマ「もちろん、2人にも原因はあるよ?でもね…私たちにも責任はあるよ」 彼方「確かにせつ菜ちゃんはかすみちゃんに必要ない重圧かけて、しずくちゃんを傷つける要因の1つを作って…」
彼方「そして、かすみちゃんはしずくちゃんの好意を裏切る告白をしてしまった…その事実はある…でもね」
彼方「私たちがもっとちゃんと不在の理由を伝えておけばこんなことにもならなかったと思うんだよ」
かすみ「…………」
彼方「しずくちゃんが言ってたんでしょ?1人にしたことを恨んでるんじゃないかって」
彼方「かすみちゃんがより追い込まれた原因に、自分1人だけになってしまったという誤解もあるんだとしたら…それは」
彼方「私たちに責任がないという方がおかしいよね〜」 せつ菜「そ、それは違いますっ!だって、お二人には避けられない理由があったじゃないですか!?」
エマ「ううん。それは違うよせつ菜ちゃん。それでも私たちはちゃんとかすみちゃんに事情を話しておかなきゃならなかったよ」
エマ「手紙とかじゃなく直接ね。それをしなかったんだもん…それはもちろん」
エマ「私たちも悪いってことになるよね。…そして、それはしずくちゃんも同じじゃないかな?」
せつかす「「!!!」」
彼方「つまり、この話は全員悪いが妥当な結論だと思う〜」
せつ菜「ちっ、違います!!これは言いだしっぺで部長の私が…」
彼方「せつ菜ちゃん。私はそれ、好きじゃないなー。」 せつ菜「えっ…」
彼方「責任云々言うんだったら年長の3年生の責任が大きいのが普通じゃないかな?」
彼方「せつ菜ちゃんが負い目を感じてるのはわかるけど、全部自分で背負われる方が彼方ちゃんは嫌だな〜」
彼方「そんなに私たち頼りないかなってなっちゃうよ…」オヨヨ・・・
せつ菜「………し、しかし…」
エマ「えっと…しかしもかかしもない!だっけ?それはもう終わったことだし前を向かないとダメ!!」
エマ「それより大事なのは…さっき言ったけど。やり直すことだと思う!」 かすみ「やり直す…ですか?」
彼方「うん。そもそも彼方ちゃんたち、最初からの付き合いなのにそこまで仲良くなかった〜」
せつ菜「…!!」
エマ「…きっとみんな心の中に負い目があって、心から打ち解けることが出来てなかったんだと思う」
エマ「だから、この際全部チャラにしてもう1回、いちからやり直してみるのがいいんじゃないかなって!」
かすみ「で、でも…かすみんしず子とどう向き合えば…」
エマ「それはまた別の問題。それとは別にまずはこの問題を解決してしまう方を優先しよう!」
彼方「彼方ちゃんとしては、この問題にも責任を感じてるしもう一度やり直したい気持ちでいるけど…みんなはどう?」 エマ「私はもちろんYES!このままギクシャクが残ったままなんて嫌だもん!!仲直りして、もう一度、やり直そう?」
せつ菜「……私は正直、こんなにして頂いていいのかとても疑問に思ってます。…でも…!」
せつ菜「私は同好会を辞めたくないです…そして、またみなさんと仲良くなりたいです!!」
せつ菜「みなさんが良ければぜひ、やり直させてください!!」
かすみ「せつ菜先輩…かすみん、かすみんもやり直したいです!!もう一度、仲良くなるために!!」
エマ「…決まりだね。じゃあ、今度はすれ違わないようにしっかり話をして気持ちをすり合わせよう!」
彼方「しずくちゃんと話せたら、改めて再始動しよ〜。それが私たちの再スタートになる〜」
彼方「最初の立ち上げメンバーは特別だってμ'sのみんなもAqoursのみんなも言ってた。私たちもそんな、特別な関係になれるように頑張ろ〜」
4人「「「「お〜」」」」 果林「…ぐすっ…綺麗にまとまって良かったわね!」
愛「これが友情だね!まぁ本解決はしずくが戻ってこないとできないけど…」
璃奈「とりあえずそれはおいておこうよ愛さん。とりあえず、蟠りがなくなったことのほうを喜ぼう」
璃奈「璃奈ちゃんボード『🙌』」
グスッ スンッ グスッ
愛「………ん?もしかして…これは?」
璃奈「?愛さん、どうかした?」
愛「…りなりー。ちょっと、耳貸して」ゴニョゴニョ 璃奈「…なるほど。了解、多分それがベストだね。私も協力する」
愛「よっしゃ。じゃ、作戦開始と行きますか!」
璃奈「ところでかすみちゃん」
かすみ「…?どうしたのりな子」
璃奈「この後どうするの?」
かすみ「この後?」
璃奈「しずくちゃんに対する返事もそうだけど…部長さんにいつ告白するのかとか」
ガタッ
かすみ「なっ…な何言ってるのりな子!?」 愛「いや〜決して遠くない日にやることでしょ?作戦くらいは練って損はないんじゃないかな〜?」
かすみ「いやいやいや、そんなことよりまずしず子を最優先にしなくちゃ」
愛「…それもそっか」
かすみ(えっ…?そんなことで引き下がるの?)
璃奈「それよりも…返事はどうするの?」
かすみ「…そうは言うけど…返事はしちゃったようなものだし…」
愛「ううん。それは違うんじゃない?かすみん」
愛「かすみん、言ったよね。しずくへの気持ちを否定するために、一生懸命自分の中でぶちょーが好きだって言い聞かせてたって」 かすみ「は、はい…」
愛「でも、今はそれはないよね。あの時のしこりはみんなが取ってくれた」
愛「だったら、今ならわかるんじゃない?かすみんの、本当の気持ちが」
かすみ「………」
愛「と、いうよりさ。わかりやすく、はっきりさせるべきだと思うんだよね!」
かすみ「はい?」
せつな「????」
愛「カリン!悪いんだけどアタシが扉を開けたら逆側のドアから出て、道をふさいでもらえる?」コソッ 果林「え、えぇ…いいけど……何をするの?」
愛「まーまー見ててって!」
ガチャッ!
愛「そこにいるのはわかってるよ!!」
愛「観念して出てきて…ぶちょー!」
あなた「あっ!し、しまった!!」
せつ菜「えっ、本当ですか?!」
かすみ「なっ…せ、先輩!?先輩がそこにいるんですか!?」 あなた「ま、まずい…逃げなきゃ…!」
タッタッタッタ
ボヨンッ
果林「はいストップ。捕まえたわよ?」
ギュムッ
あなた「…か、果林さんく、苦しいです…でも、柔らか…」モガモガ
かすみ「むっ…!と、とにかく離れてください!先輩は事情聴取ですよ!!」
あなた「あ、あぁ……」アワワワ あなた「…ということで、本当にさっき来たばかりなんだ。話の内容の大半は聴いてないよ!」
あなた「その、4人が仲直りする件とさっきのは聞いちゃったけど…」
彼方「はぇ〜…そうだったんだ〜彼方ちゃん、全然気付かなかったよ〜」
せつ菜「私も全然気づきませんでした!!」
かすみ「それで…その、かすみんのアレについては…」
あなた「え、えぇと…しょ、正直距離が離れてたからそれは〜」ゴニョゴニョ
璃奈「聞こえてたよね。だって、私たち敢えて聞こえるように喋ってたし」
あなた「ぐぬぅ……」 かすみ「って!急に話題振ってきたから何かと思ったらあれわざとなの?!」
璃奈「うん。この際だし、聞かれたらしょうがないって思ったから」
かすみ「ぬぬぬ…りな子め……」
愛「で、かすみん。愛さんはこの際だから勢いのまま告っちゃえばいいって思うんだけど…どう?」
かすみ「えっ!?」
愛「だってこの際だしいいじゃん。バレちゃったんだし、告白する以外の選択肢なくない?」
かすみ「誘導したの愛先輩とりな子ですよねぇ!?」
璃奈「うん。でも謝るつもりはない…私たちはこれがベストと判断した」 果林「私も愛と璃奈ちゃんに賛成。ここまで来たら女でしょ?一発かましてきなさい♪」カタポンッ
かすみ「か、果林先輩まで〜」
せつ菜「あ、あの!私がこういうのはあまり良くないと思うんですが…かすみさん、頑張って!!」
エマ「ここまで来たら後は勇気だよっ!頑張ってかすみちゃん!!」
彼方「頑張って〜とりあえず彼方ちゃんは頑張りすぎたのですやぴ」
かすみ「せつ菜先輩たちまで………」
あなた「あ、あのねかすみちゃん…私…」
かすみ「……………………………………」
かすみ(…なんだか、すごく久しぶりに頭がスッキリしてる…今なら自分の本当の気持ちが、わかるような気がする)
かすみ「…先輩、私…先輩のことが…!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています