果林「卒業の瞬間のみんなって…」
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ー部室ー
エマ「それでねそれでね!」
彼方「おお〜エマちゃんってば欲張りさんだ〜」
ガチャ
果林「あら?まだエマと彼方だけなの?」
エマ「果林ちゃん♪」
彼方「ふふーん♪彼方ちゃんたちと違って〜1年生は野外活動の2年生は修学旅行の説明があるのだよ〜」
果林「・・・そういえばそんな時期ね。はぁ…私もまた行きたいわ」
エマ「あはは‥それなら今度ウチに来てみない?」
彼方「おお〜3年生でスイス旅行だ〜それも楽しそう・・」
果林 (・・・お金とか大丈夫なのかしら?)
果林「それにしても2人とも盛り上がってたみたいだけど…なんの話をしてたの?」 エマ「はぁ〜♪すっごくエモエモだね〜♡」
彼方「璃奈ちゃん…ボードなしでも彼方ちゃんにはちゃんと気持ちが伝わったよ・・・」シンミリ
果林「・・・1年生のみんなをギュッとしたくなってきたわ」
エマ「わたしも!」
彼方「彼方ちゃんも〜」
エマ「こうして考えたら…やっぱりみんないい子だからわたしたちが心配することなんてないのかもね♪」
彼方「でも、こうやってみんなの反応を考えるのは楽しいかも〜」
果林「2人とも忘れてないかしら?」
かなエマ「??」
果林「まだ4人考えてない子がいるじゃない♡」
エマ「そっか!2年生の子たちだね♪」 彼方「あの子は最後にするとして〜」
果林「それは異論なしね」
エマ「それじゃあ愛ちゃんは?」
果林「愛ね…ユニットおなじだけど意外と想像つかないかも」
彼方「愛ちゃんは泣かなそうなイメージがあるよね〜」
エマ「うんうん♪最後まで笑顔でテンアゲって感じ!」
エマ「こんな感じかな?」 愛「かりーん、エマっち、かなちゃん卒業おめ〜♪」
愛「実は愛さん…果林たちが卒業できなければいいって少し思っちゃったことがあったんだけど…そうつぎょう(都合)よくはいかないね卒業だけに♪」
愛「あはは!!そんなに怒んないでよ〜流石に愛さんもマジでそんなことは思ってないから」
愛「・・・実はさ…3人のこと美里お姉ちゃんみたいにお姉ちゃんみたいだなって思ってたんだよ?」
愛「エマっちにはもっともっと下町のこととかダジャレのこと教えたかったし…かなちゃんには婆ちゃんの料理の味とか教えてもうちょっと抱き枕にしたかったし…果林にはオシャレを共有してユニットとしてももっと高めていきたかったな。あ、あと勉強もね」
愛「ん?3人ともそんな湿っぽい顔しないでよ〜!!愛さん大事な人を見送る時は笑顔って決めてるから♪だからさ…今日はパーっと愛さんのお家でパーティーしよ!!ぶちょーにも許可は取ったし思い残すことがないよう楽しも♡」ニコッ エマ「どうかな〜?」
彼方「エマちゃんすご〜い愛ちゃんなら確かに言いそうだよ〜」
果林「…私の扱いに不服を申し上げるわ」
果林「あれからそれなりに勉強はしてるからね!?」
彼方「愛ちゃんにもっとおばあちゃん直伝のレシピ教えてもらおうかな〜」
エマ「私もダジャレをもっとレクチャーしてもらわないと!」
チラッ
果林「・・・勉強も…もう少し教えてもらおうかしら」
果林「…愛とまた、コーディネート対決も悪くないわね♡」 彼方「・・・残るはせつ菜ちゃんに歩夢ちゃんか〜」
果林「せつ菜はともかく…歩夢が想像しにくいわね」
エマ「せつ菜ちゃんならライブとかしてくれないかな?」
彼方「卒業式を乗っとってゲリラライブ〜?」
果林「いやいや…流石にせつ菜でもそんなことは……やりかねないかもしれないわね」 せつ菜「皆さん!ご卒業おめでとうございます!!」
せつ菜「あれ?元気がありませんね……そんな時は・・!」バサッ
せつ菜「この優木せつ菜!みなさんを送り出すためにライブを行わせてもらいます!!」
せつ菜「みんな〜会いたかったよ??」
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_____
せつ菜「ふぅ…やっばりライブは最高です♪」
せつ菜「私の出せるパフォーマンスは全て出し切りました……ここまでが私からです…その………ここで会えるのも最後なので少しだけわがままを言ってもいいでしょうか?」モジモジ せつ菜「みなさんのスクールアイドルとしての最後のライブ…見せてもらえませんか!?」
せつ菜「良いんですか!?ありがとうございます♪…私の全力のライブに負けない最後のライブ楽しみにしてますね♡」ニコッ
せつ菜「えっ?目の横が赤くなって……あはは…昨日ゲームを夜通しやっていたからでしょうか?生徒会長を続けていればこうはならなかったと思います」ゴシゴシ
せつ菜「そ、それよりも!!みなさんの最高のライブ見せてくださいね?待ってます!!!」タッタッタッ…! 果林「せつ菜…」
彼方「せつ菜ちゃんって好きなことに全力少女って感じだしライブ前にこっそり涙を拭うっていうのはありそう〜」
エマ「最後にせつ菜ちゃんからそんなわがまま言われたら…わたし張り切っちゃう♪」
果林「・・・せつ菜に見せるためにも恥ずかしくないパフォーマンスができるようにならないといけないわね」 果林「っていうか…他のみんな遅くないかしら?」
彼方「説明が長引いてるのかもね〜」
エマ「でも、そのおかげでこうしてお話できてるわけだしラッキーだよ♪」
エマ「次は歩夢ちゃんだよね?」
彼方「むう…いい子なんだけど…」
果林「今ひとつ読めない…っていうのが正直なところかしら」
エマ「うーん…歩夢ちゃんは泣く派かな?」
彼方「泣いてそうなイメージはあるよね〜」
果林「あの子のもらい泣きとか?」
彼方「それはあり得る〜」 歩夢「卒業おめでとうございます…」
歩夢「私…みんなに助けられてばっかりで」
歩夢「果林さんみたいにかっこよく大人っぽく振る舞える自信もないし…彼方さんみたいにどーんと構えることも難しいし…エマさんみたいに優しく包みこむこともできないと思って」
歩夢「自信ないけど…少しでも近づけるように頑張ります…!」
歩夢「それと本当にあの子も感謝してました…私からも一緒に同好会で活動してくれてありがとうございます」ペコリ
歩夢「そ、それと…」パカッ
歩夢「彼方さんやエマさんには及ばないかもしれないけど…卒業の記念にケーキを焼いてみました良かったら食べてください!」
歩夢「エマさんも彼方さんも果林さんのことも…絶対に忘れません‥♪これで私のことも覚えててくれたら…なんて♪」ポロポロ エマ「歩夢ちゃんのケーキ食べた〜い!!!」
彼方「わっ!」
果林「ちょ、ちょっとエマ!?まだ歩夢がケーキを用意するって決まったわけじゃ…」
彼方「でも歩夢ちゃんは何か贈り物がありそうだよね〜」
果林「歩夢の真心がこもったケーキ…卒業する時に贈られたらもったいなくて食べられないかも…」
エマ「きっとどんな贈り物でも嬉しいよね♡」
彼方「それは間違いないよ〜」
果林「・・・最後はあの子だけど」
彼方「むー」
エマ「どんなふうになるのかな?」 彼方「あまりにも難しくて…彼方ちゃんすやぴしそう……」
エマ「彼方ちゃ〜ん!まだ寝ちゃダメだよー?」ユサユサ
果林「・・・・」
あなた「こんにちは〜」ガチャ
果林「キミってばちょうどいいタイミングで来るのね♪」ダキッ
あなた「えっ?」
エマ「あなたは…わたしたちが卒業しちゃうとき」
彼方「どんなふうに送り出してくれるー?」
あなた「ちょ、ちょっといきなり…どうしたの?」 果林「実はかくかくしかじかで…」
あなた「な、なるほどね……うーん、私ならきっと笑顔でいる‥とは断言できないかな」
あなた「エマさんも彼方さんも果林さんもいっぱい私をときめかせてくれたから…どんな表情してるかなんて想像もできないよ」
彼方「そうだよね〜」
あなた「ただ…」
かりかなエマ「???」
あなた「だからこそ絶対後悔しないように今を過ごしたい!…答えになってないけどこれじゃダメかな…?」
エマ「ううん!ダメじゃないよ!!」
果林「キミの熱い思い‥お姉さんたちはちゃ〜んと受け取ったわ♡」
彼方「彼方ちゃんたちのテンションが最高潮だよ〜」
あなた「彼方さん…果林さん…エマさん」 果林「それじゃあ早速練習に…って言いたいところだけど」
あなた「?」
ギュー
果林「今はもう少しだけ…こうさせてもらえると嬉しいわ…♪」
あなた「か、果林さん…///」
エマ「果林ちゃんだけずるーい!!!わたしもギューってするね!」
彼方「そうだそうだ〜彼方ちゃんも〜」
モッギュー
あなた「・・・///」 せつ菜「さあ!今日も練習……って…」
歩夢「せつ菜ちゃん?」
しずく「どうかしましたか?」
モッギュー♡
せつ菜「な、な、な、何をやってるんですか!!!!?」
果林「あら…せつ菜じゃない♪ちょうど良いところに来たわね…あなたもギュッとしていいかしら?」
エマ「しずくちゃんも歩夢ちゃんも♡」
彼方「彼方ちゃんたちにぎゅーっとされちゃうのだ〜♪」
歩夢「か、彼方さん!?」
しずく「ちょ、ちょっとエマさん!!!急にどうしてしまったんですか?!」 愛「お〜!今日はいつもに増して騒がしいねハグ日和?ハグで愛を育む!なんつって♪」
かすみ「そんなに遊んでる暇があるなら…かすみん練習してみなさんのこと出し抜いちゃいますけど」
璃奈「そう言って、混ざりたそうにソワソワしてる」璃奈ちゃんボード『ニヤリ』
かすみ「か、かすみんは別にそんなことないけど!?」
愛「素直じゃないな〜かすかすは!それ〜!!!」ドンッ
かすみ「ちょ!?愛先輩!?」
カスミチャン! カナタチャンノダキマクラニナッテモラウヨー オネエサンガワシワシシチャウワ♡
かすみ「や、やめてくださ〜い!かすみんが可愛いのは分かりますけど…一気にするの禁止です〜!」 璃奈「かすみちゃん楽しそう。」璃奈ちゃんボード『キラキラ』
愛「果林たちも楽しんでるしアタシらも混ざろっかりなりー♪」
璃奈「うん♪」
果林 (私たちがこうしていられるのもあと少しの間…)
彼方 (だからこそ彼方ちゃんたちは〜)
エマ (この時間を精一杯楽しむね♡)
かりかなエマ (大切な同好会のみんなで♡)
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