千歌「修羅場を作るよ!」 2
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あらすじ
二股する少女のドラマを見て修羅場に憧れる高海千歌
千歌「私も修羅場作りたい!」
そんな高海千歌の標的となるは渡辺曜、桜内梨子
曜梨子「「千歌ちゃん大好き!」」
自分の身に危険がある可能性を知ってしまった高海千歌は修羅場を回避しようとするも失敗、半壊するAqours
果南「解散になったら許さないから!!」
Aqoursを続けるため、2人と付き合い続けるために奮闘する高海千歌
幾多の経験を積んだ千歌はある1つの結論に辿り着く
千歌「認めてくれれば浮気じゃない!」
梨子と曜が自分を大好きな気持ちを利用して上手いことやってのけてしまった千歌
千歌「見つけたよ、私の追い続けた輝き!!」
残るはAqours崩壊を止めるのみとなった
前スレ
千歌「修羅場を作るよ!」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1580225831/ このちかがクズなのは間違いないがそれが見たくて追ってるので「そうこなくっちゃ」って感じだわ ーーーーー
個人LINE 渡辺曜 (未読48)
曜「千歌ちゃんごめんね、謹慎中だけどお話ししたくて…今日電話とかできるかな?」
曜「千歌ちゃん寝ちゃってる…?」
曜「もしかして…謹慎中は私とLINEしちゃダメって言われてるのかな?それならしょうがないよね!!謹慎が終わるまで頑張るであります(*> ᴗ •*)ゞ」
曜「曜ちゃんは重い女にはなりたくないからワガママは言わないでいい子で待ってるよ!」
…………
…………
曜「千歌ちゃん会いたいなぁ…こんなに会わないのって初めてだよね?幼稚園の時からずーっと毎日のように会ってたもんね!あの頃から私………
…………
…………
曜「謹慎長くて飽きちゃったヨーソロー!今日はお菓子作りしたんだぁー!千歌ちゃんに食べてもらいたくてみかん味のお菓子も作ったんだよ!私と一緒に食べて…ってこの言い方じゃちょっといやらしい感じしちゃうね/// 千歌ちゃんと一緒に食べたいなぁって!…………… …………
…………
曜「ごめんね、いつも文章長かったかな?反省反省であります*> <*」
曜「謹慎中でダメって言われてるかもしれないけどもし…大丈夫そうな時とかあったらお返事してくれると嬉しいなぁ」
…………
…………
曜「明後日でようやく学校行けるよぉー!千歌ちゃんに会えるから楽しみであります!」
曜「次千歌ちゃんに会ったら渡したいものがあるから…ちょーっとだけ楽しみにしてて!大好きだよ千歌ちゃん!」
ーーーーー
千歌「………」
スマホスッスッ
メニュー → ブロック
千歌「………」
スッスッ
このトークルームを削除します。よろしいですか?
削除 ーーーーー
個人LINE 桜内梨子 (未読445)
梨子「千歌ちゃん、今日はごめんね」
梨子「私は千歌ちゃんのことを信じてるから」
梨子「謹慎の間あんまり連絡しちゃダメだよって言われてるのかな…?」
梨子「そうじゃなかったら声が聞きたいな」
通話:不在着信
梨子「やっぱりダメだよね、私も連絡しちゃダメって言われたし」
梨子「早く謹慎終わって欲しいなぁ」
…………
…………
梨子「千歌ちゃん」
梨子「窓開けて?」
梨子「千歌ちゃんがいなくなっちゃう夢見たの」
梨子「お願い、少しだけでいいから」
通話:不在着信
通話:不在着信
通話:不在着信
梨子「ねぇ、千歌ちゃんお願い」
梨子「怖いよ、助けて」
通話:不在着信
通話:不在着信
………………………… …………
…………
梨子「昨日はごめんね」
梨子「怖くなっていっぱい電話しちゃった、寝てたよね」
梨子「夢で千歌ちゃんがいない世界に行っちゃって…真っ黒な世界だったの」
梨子「私そんな世界で生きていけないよ」
梨子「だから改めて思ったんだ」
梨子「千歌ちゃんがいてくれてよかったなぁって!」
梨子「今日は少しだけ会えたりしないかな?」
梨子「窓開けてくれたらいつでも会えるから」
梨子「私待ってるよ!」
………………… …………
…………
梨子「いっぱいLINEしちゃってごめんね?」
梨子「寂しいなぁ…」
梨子「いろんな人に迷惑もかけて、千歌ちゃんを信じたいのに心のどこかで疑っちゃって」
梨子「私なんてもう生きてる価値ないかもしれないね」
梨子「嘘!今のは冗談だからもし見ちゃっても見ないふりして!」
梨子「大好きだよ千歌ちゃん」
…………
…………
梨子「言わないのもどうかと思うから言っておくね」
梨子「今日ダイヤちゃんが泊まることになったんだ」
梨子「浮気とかじゃないから!信じて…?」
梨子「ちょっと謹慎で辛くなっちゃったのを心配してダイヤちゃんが来てくれただけだから」
梨子「早く千歌ちゃんに会いたいなぁ」 …………
…………
…………
…………
梨子「千歌ちゃんにLINEするの久しぶりになっちゃったね」
梨子「まだ既読になってないってことは携帯没収されちゃったんだよねきっと…ごめんね、私達のせいで」
梨子「でも今日で謹慎も終わりだよ!明日久しぶりに会うの楽しみだなぁ♪」
梨子「あんまりLINEいっぱい送りすぎちゃうと見たときびっくりしちゃうよね」
梨子「千歌ちゃん大好きだよ、明日学校で会おうね♪」
ーーーーー
千歌「………」
スマホ スッスッ
メニュー → ブロック
このトークルームを削除しますか?
削除 訂正です
>>544
…………
…………
…………
…………
梨子「千歌ちゃんにLINEするの久しぶりになっちゃったね」
梨子「まだ既読になってないってことは携帯没収されちゃったんだよねきっと…ごめんね、私達のせいで」
梨子「でも明日で謹慎も終わりだよ!久しぶりに会うの楽しみだなぁ♪」
梨子「あんまりLINEいっぱい送りすぎちゃうと見たときびっくりしちゃうよね」
梨子「千歌ちゃん大好きだよ、月曜日学校で会おうね♪」
ーーーーー
千歌「………」
スマホ スッスッ
メニュー → ブロック
このトークルームを削除しますか?
削除 あ〜あ、やーりおったやりおった
果南泣かせたせんうたちゃんが
またまたやりおった
お前リーダー名乗るな >>548
1です
時系列わかりづらくなってすいません
曜がブロックされてるのに気づいたのが休みの前日で
果南と千歌のやりとりは一応>>499に書いたのですが、時を少し戻して休みの前日なので、ここで初ブロックになります
わかりづらい文で申し訳ないです… >>550
読んでいただきありがとうございます!
中途半端なところで2スレ目にきてしまい申し訳ないです…
ブラウザ表示で見ていただけると見れるかと思います
http://206.223.153.194/fate/test/read.cgi/lovelive/1580225831 ーーーーー
果南部屋
果南「はぁ…」
果南(いやぁ…思ったよりも取り返し付かなそうだなぁ…)
果南(千歌は自分の中では反省したと思ってるのに言っちゃったのが逆効果だったのかな?)
果南(でもあのままだったら絶対に余計なことしてたよね、LINEで『浮気してるでしょ…?』とか言って動画と画像送ったりしかねないし)
果南(不本意だけど明日言いすぎたって謝って…ちゃんともう一回話さなきゃかな)
果南(千歌があのままだとAqours存続は難しくなっちゃうし仕方ないか)
果南(鞠莉とダイヤが頑張ってくれてるんだし…私はなんとか千歌を繋ぎとめないと)
果南(問題は今日、今この瞬間…余計なことをしてたりしたら手の出しようがないってことかな) 果南(でもダイヤと鞠莉は浮気じゃないってことは伝わってるはずだし…いきなり曜と梨子ちゃんに送りつけたりしないか)
ラ-インッ!
果南「ん?」
ーーーーー
グループLINE 元祖Aqours!(3)
鞠莉「sorry,明日の朝集まれなくなったわ!曜と買い物に行くことになったから」
果南「おっけー」
果南「じゃあ次の報告会は月曜日の朝かな?」
鞠莉「そうね、何個か話さなきゃいけないこともあるからその時まとめて話すわ」
果南「LINEじゃ話しづらいようなこと?」
鞠莉「今曜の家だから文にする時間がないの、このまま泊まるから月曜になるわ」
果南「なるほどね、おっけー」
ダイヤ「わかりました」
ーーーーー 果南(あれ?曜の謹慎って今日までだったっけ?)
果南(いや、鞠莉が許可したらオールオッケーだしそういことなんだろうな)
果南(うーん…鞠莉もダイヤも少し肩入れし過ぎな気もするけど…大丈夫かな)
果南(中途半端に自分が依存してとんでもない三角関係を作らなきゃいいけど…)
果南(あの2人なら大丈夫だよね、私は信じるしかないっか!)
果南(私はとにかく千歌をなんとかしなきゃ) ーーーーー
翌日
十千万旅館
果南「えっ、千歌出かけてるの?」
志満「ええ、なんだか朝早くから出かけちゃって」
果南「うーん…参ったなぁ…」
果南(LINEの既読もつかないし…嫌な予感が当たっちゃってるのかな…?)
志満「何か急ぎの用だった?急ぎじゃないなら千歌ちゃんの部屋で待ってれば…」
果南「ううん、ちょっと急ぎだったから探してみるよ、ありがとう志満ねぇ」
タッタッタッタッ
果南(頼むから余計なことだけはしないでよ…千歌!) ーーーーー
ヒョコッ
千歌「…果南ちゃん行った?」
志満「ええ…でも本当にいいの?なんだか果南ちゃん急いでたみたいだけど…」
千歌「うん、今はちょっとね…」
千歌(会ったら絶対にまた怒るもん…私が悪いみたいな言い方で)
美渡「志満ねぇいいのかぁ?そんなに千歌甘やかして」
志満「うーん…でも…」
千歌「千歌だって少しは1人で考えたい時があるのっ!」ウガ-ッ
美渡「そんだけ元気なら果南と直接話して来いっての!」
志満「美渡、もう少し静かに。」
美渡「うっ…」ビクッ
志満「千歌ちゃんにも考えがあるんだろうし…そっとしておいてあげる時も必要じゃない?」
美渡「まぁ…そうかもだけど…」
千歌「ありがと、志満ねぇ」
千歌「私部屋で考えてるから…もし誰か来てもいないって言ってね…?」ウワメッ
志満「はいはい」
美渡(なんか嫌な予感がするんだよなぁ…大丈夫なのか千歌?) ーーーーー
千歌部屋
千歌(絶対来ると思ったよ果南ちゃん)
千歌(そんなに千歌を悪者にしたかったなんて…私のこと嫌いだったのかな)
スマホスッスツ
ーーーーー
個人LINE松浦果南
通話:不在着信
果南「どこいるの?」
ーーーーー
千歌(果南ちゃん…)
千歌(果南ちゃんをブロックしちゃうと3年生がみんなAqours辞めちゃいそうだから…今はダメだよね)
千歌(なんで果南ちゃんは千歌をこんなに悪者にしたがるのかな…)
千歌(曜ちゃんと梨子ちゃんにも同じことを言うのが道理ってものじゃない?)ム-ッ
千歌「はぁ…」 千歌(でも…)
千歌(改めてゆっくり考えると…)
千歌(2人の浮気ちょっとショックだなぁ…)
千歌(本当に私のこと好きだったのかな…いや、遊びだったからこんな酷いことができちゃうんだよね、本当に最低だよ)
伊勢エビのぬいぐるみギュッ
千歌(でも決めつけるのは良くないかな?もしかしたら…本当にもしかしたらだけど、果南ちゃんが言ってたみたいにただ一緒にいただけかもしれないし) 千歌(直接本人に聞いてみれば……って意味ないよね、だって隠すに決まってるもんね)
千歌(本当に浮気じゃないって言うなら誠意を見せてくれないと、言葉なんて飾りだもん)
千歌(本当に好きって時は行動しないとだよ、私が謝りに行こうとしたみたいに)
千歌「………」
千歌「………?」
千歌「行動で……?」
千歌「!!」.ピコ-ンッ ひらめきスキル獲得
千歌(そっか!!これだ!これなら2人の気持ちが確かめられてAqoursも続けられそう!) 本人は無意識かもだけど、自分が浮気してるから他の子も簡単に浮気すると考えちゃうんだろうな 1です
今日はここまでです
仕事がひと段落し、今月から一部テレワークになって少し時間にゆとりができそうです
度々の長期保守になってしまい申し訳無いのですが、ありがとうございました!
またできる限り更新していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。 >>552
仕事終わって全部読んだ
スゲー面白い
分岐も期待してます ーーーーー
翌日
部室
ガラララッ
果南「おはよ…って…」
ダイヤ「……おはようございます」シラッ
鞠莉「…グッモーニン」ムスッ
千歌「おはよう果南ちゃんっ!」ヒョコッ
果南「千歌!?」 千歌「今日で謹慎も終わりだから朝練!でしょ?」
果南(たしかに普通ならそうかもしれないけど…普通じゃないよその考えは…ましてや当事者なのに)
果南(2人のあんな顔初めて見た…今にもキレそうなのに千歌を見捨てて、関わらないって心に決めたような冷たい目…)
果南(てか千歌は気づいてないのかなこの空気に?入った瞬間にどこかの魔物が重力の呪文でも唱えたかのような重さの空気だったけど…) 千歌「みんな遅いねぇ」
果南「千歌、今日はたぶんみんな来ないと思うよ」
千歌「え?なんで?」ホエ?
ダイヤ「……っ」ギリッ
果南「!!」
果南(ダイヤストップストップ…なんとか千歌を教室に戻すようにするから堪えて……!)
果南「謹慎明けいきなり朝集まろうってならないよ普通」
千歌「えー?でも千歌聞いてないよ」
果南「っていうか昨日どこ行ってたの?1日中探してたんだよ?」 千歌「えっ、あー…果南ちゃん私に用があったの?」
果南「まぁ用っていうか、言い過ぎたかなって思って謝りに行ったんだけど」
千歌「あーなんだ、気にしてないからいいよ」
千歌「実際私も悪いことしちゃったのは事実だし」
鞠莉「えっ……?」
ダイヤ「は…?今なんと」
果南「あーー!!千歌!!朝のうちに曜の机に借りてたタオル置いとくって言ったんだった!席まで案内してよ!!」
果南(バカちかぁぁぁぁぁ!!!今ここでダイヤと鞠莉を刺激するようなこと言わないでよ!!)
千歌「えっ、ちょっ…かなんちゃ!?」
グイッ
ガララララ
タッタッタッタッ
果南(これはまずい…本当にまずい……ダイヤと鞠莉がブチ切れてる上に千歌には反省の色がなさすぎる……) クズっちなんだけど胸糞悪くなるクズじゃなくて笑えるクズにする匙加減が素晴らしいわ ーーーーー
2年生教室
タッタッタッタッ
千歌「ちょ、ちょっ…」
スタッ
ガラララッ
果南「よっし!到着!」
千歌「もおっ!!いきなり引っ張ってこないでよ!」ウガ-ッ
果南「ごめんごめん」
千歌「ほら、ここだよ曜ちゃんの机」
果南「ん、ありがと」
果南(さぁて…タオルなんて借りてないからどうしたものか)
バッグガサゴソ 千歌「まだぁ?」
果南「あっれぇ…おかしいなぁ」
ガサゴソ
果南「ごめん、忘れちゃったみたい」テヘッ
千歌「ええぇっ!あんだけ走らせて!?」
果南「ごめんごめん」アハハ
千歌「ごめんじゃないよ!千歌をなんだと思ってるの!」
果南(本当に不本意だけど後でジュースでもおご…
タッタッタッタッ
ガララッ 曜「おはよー千歌ちゃんっ!!!」ガバッ
千歌「わわっ!!曜ちゃんっ!」アワワ
果南「曜…!」
果南(うわぁ、タイミング悪いなぁ…)
果南(まぁでも曜だけでまだ良かった、もし梨子ちゃんも一緒だったらさすがに
タッタッタッタッタッ
タッ!!
梨子「千歌ちゃん、おはよー!」バッ
千歌「梨子ちゃん!」
曜梨子「「っ!!」」ギッ
果南(うーん…神様はいないのかな?) こんな修羅場に巻き込まれる果南ちゃんは前世でどんな悪い事をしたんだよ… 梨子「おはよう、曜ちゃん」ニコォ
曜「おはよう梨子ちゃん」ハハッ
千歌「なんかこうやって揃うの久しぶりだね」アハハ
果南(えっ!?あんだけ揉めたのになんで普通に会話しようとしてるの!?どう考えてもなかったことにはできないよ!?)
千歌「2人ともごめんねぇ、私のせいで謹慎になっちゃったみたいで」
果南(いままで生きてきた中でトップで薄いごめんねだなぁ…)
梨子「ううん、気にしてないよ」
曜「千歌ちゃんは悪くないよ、千歌ちゃんは」
梨子「は……?」ギッ
果南(もう隠す気もないよ、私もいるのに…) 時計チラッ
果南(はぁ…そろそろ登校する生徒が増えてくる時間…こんな時間だし報告会もできないなぁ…)
千歌「ふふっ」ニコッ
果南「!!?」
果南(いま一瞬千歌こっち見て笑ってた…よね?)
果南(………)
果南(もしかして…報告会があることを察してわざわざ朝邪魔しに来たってこと…?)
果南(なんでそんなこと…Aqoursを続けていきたいってのは千歌も同じなはずじゃ…)
果南(あっ…)
果南(一昨日の一件で私は敵だと思ってる…?) 果南(それなら今朝の態度も今の余裕も合点がいっちゃう)
果南(2人が浮気してると思ってるから後ろめたさなんて感じないし、ダイヤと鞠莉は恋敵…申し訳なさそうな態度なんてするわけない)
果南(あーもう私はどうすれば…!!)
果南「ちょっと千歌…
ガララッ
むつ「おはよ…って曜!梨子ちゃん!」
いつき「えっ!本当!?」
よしみ「おー!!本当だ!よかったぁ、流行り病で都内に検査受けに行ったって聞いたから心配してたんだよ!」
ゾロゾロガヤガヤ
果南(あーもうことごとくタイミングが悪いっ…!!)
チラッ
千歌「ふふっ♪」ニコニコ 果南(いや、ここまで千歌の狙い通りか…)
果南(…完全にしてやられた)
梨子「えっ」
曜「は、流行やま…
千歌「そうなんだよねぇ、私もいきなりでびっくりだったよ!2人が感染してるって知って泣いちゃって…」
いつき「大変だったよねあの日の千歌、いきなり目真っ赤にして教室きて」
曜「け、結局検査したらなんでもなくて帰ってきたであります!」
アハハ
ワイワイガヤガヤ
果南(流行病は鞠莉とダイヤの根回し…にしてもあんな当たり前のように通常の風景に戻ってることが異常だよ)
果南(もう私には千歌の考えが全くわからない…)
果南(千歌…千歌はこれからどうするつもりなの…?) あんだけ果南泣かせて一年ズ泣かせて、、、暴れまくれ高海 ここまで来たらもう中途半端じゃなくて行くところまで行かないとなw ーーーーー
部室
ガララッ
果南「はぁ…」
ダイヤ「おかえりなさいませ」
鞠莉「ごめんなさい果南、私たちのせいよね」
果南「いや、気にしないで」
果南「……」
果南「それよりも私の方が謝らなきゃかもしれない」
ダイヤ「なぜですか?この件において謝るべき人物は1人だけのはずですが」
果南「その謝るべき人物の説得に失敗したから、かな…」
ダイヤ「…というと?」 果南「一昨日柄にもなくお説教したら泣かせちゃってさ、それで私のことを敵視するようになっちゃったみたいなんだよね」
鞠莉「待って、おかしい、狂ってるわ。果南は正論を言ったんでしょう?」
果南「そのつもりだけど…千歌を反省させるにはあの言い方じゃダメだったんだよ」
果南「もし最悪のパターンだったら…ってかたぶん間違いなくこの最悪のパターンだと思うんだけど」
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
果南「予鈴…か」
果南(ここまで計算してたのかな、千歌は…)
果南(千歌の行動力とひらめきがこんなに恐ろしく感じる日が来るなんて思いもしなかった) 果南「たぶんこの続きを言ったらダイヤも鞠莉も荒れると思うから続きは放課後にしようか」
果南「昼だと千歌の邪魔が入るだろうし」
ダイヤ「荒れるって…いえ、否定はしきれませんわね」
鞠莉「私も絶対に2年生に聞かれたくない話があるからちょうどいいわ」
ダイヤ「わかりましたわ、放課後にお願いいたします」
スクッ
ガラララッ
テクテクテク ダイヤ「………」
テクテクテクテク
ダイヤ「あの、果南さん」
ダイヤ「歩きながらで構いませんので、少しだけお尋ねしたいことがあります」
果南「ん?どうしたの改まって」
ダイヤ「果南さんは2年生の教室にいらしたのですよね?」
果南「うん、そうだけど」
ダイヤ「梨子さんは無事に来ていましたか…?」
果南「うん、朝から曜と睨み合ってたけど」
ダイヤ「ほっ…よかった…」 テクテクテク
鞠莉「いやいや、よくないでしょ」
鞠莉「曜は梨子とちゃんと話し合いがしたいって言ってたんだから」
テクテク
ピタッ…
ダイヤ「…その言い方ですと梨子さんが喧嘩をふっかけたかのような言い方に聞こえますわよ?」
鞠莉「そこまでは言ってないわよ、曜からふっかけることないってだけで」
ダイヤ「ですから」
ダイヤ「その言い方が梨子さんに非がある、と言っているように聞こえるのです」ギッ 鞠莉「じゃあそれでもいいわ。曜は話し合って表面上だけでも解決しようとしてるのよ?曜が仕掛けるわけない」キッ
果南「ちょ、ちょっと2人とも!」
果南「そんなことで私たちが言い合ってどうするのさ!」
果南「言いたいことはあるかもしれないけど続きは放課後!理事長と生徒会長が遅刻なんて示しがつかない、じゃなかった?」
ダイヤ「そ、そうですわね…わたくしとしたことが…少し熱くなってしまいました、申し訳ありません、鞠莉さん…」
鞠莉「sorryダイヤ、少し冷静じゃなかったわ…そんなつもりじゃなかったの」 果南(まずい、すごくまずい…)
果南(2人のストレスが限界まで来てる…曜と梨子ちゃんの話題に過敏すぎるよ)
果南(まぁでも仕方ないのかな…1番大変なケアの部分をやってくれてるんだし)
果南(私が少しでもストレスを緩和してあげなきゃだよね、2人が壊されちゃわないように…そんなことになったらAqoursとか言ってる場合じゃないからね)
果南(今日の放課後は2人の話をいっぱい聞いてあげよう) 千歌がダントツに有能だわ
ラブライブ優勝する能力をこういう方向に向けられたら他のメンバーは太刀打ちできんわな 能力とかより一人だけモラル無視して行動してるからな。無視というか壊れてるのかw もうダイマリが完全にようりこに感情移入しちゃってるので…
鞠莉に至ってはもう好意を自覚してるし クズは開き直ってる方がある種潔さすら感じるからな… 三年生は原作で残念生だったもんな
前はかなん泣かせた蜜柑猿と呼んでたけどだんだんよくなってきた
酒井監督の息子のわりにやるな作者ちゃん ーーーーー
放課後
淡島ホテル1室
果南「わざわざ部屋借りちゃってごめんね」
鞠莉「それは全然構わないんだけど…私の部屋じゃダメだったの?」
果南「さすがにそこまではやらないと思うけど、千歌が来たら困るから念のため、ね」
果南(まぁ来なかったら来なかったで何かやってそうで怖いけど…)
ダイヤ「早速ですが…まずはわたくしからでよろしいでしょうか?」
鞠莉「OKよ」
果南「そうだね、私のは長くなりそうだし」
ダイヤ「ありがとうございます」 ダイヤ「一昨日の放課後は梨子さんの家に行き、その後また泊まらせていただきました」
ダイヤ「ここ数日で不眠も悪夢もかなり回復傾向にあるように感じます」
ダイヤ「昨日は復学前ということで梨子さんと一緒に謹慎中の勉強をしていました」
果南「さすがダイヤ、面倒見がいいね」
ダイヤ「いえ、勉強はわたくしがいなくてもやっていたみたいですので、わたくしはわからないところを教えてあげていただけです」
果南「はぁ〜…梨子ちゃん真面目だね〜」
ダイヤ「梨子さんが回復傾向というのと今日が登校日というのもあって昨晩は家に帰ってしまったので不安だったのですが…無事に学校に来れたようでなによりです」
ダイヤ「わたくしからはこんなところでしょうか」 鞠莉「ついでだから曜についても話すわ、そんなに長くならないし」
鞠莉「Mainから伝えると、曜もだいぶ回復傾向よ」
鞠莉「ただ頭の中から千歌は消えないみたい」
鞠莉「昨日は沼津まで千歌にプレゼントを用意しに行くくらいだったし…」
ダイヤ「そう簡単には消えませんわよね…悔しいですけどあの人の存在の大きさは認めざるを得ません」
鞠莉「今回はそれが悪い方に作用しちゃってるけどね…」
鞠莉「ただ千歌を抜きにしたら、思いやる余裕とか自分のことを客観的に見たりだとかができるようになってきてるからだいぶまともになったと思うわ」
果南「なるほどねぇ…」 果南「色々と問題はあるけど2人が回復してきてるみたいでよかった…あとは仲直りさえできれば…」
ダイヤ「それについては…もう諦めた方がよろしいかと」
果南「いや、難しいかもだけどさ、みんなで頑張ろうって一番最初に…」
ダイヤ「…わたくしと鞠莉さんは仲直りは難しいと再三申しましたよね?」
果南「た、たしかにそうだけど…」
ダイヤ「梨子さんが仲直りしたいと言うならともかく…第三者のわたくし達が強制的に仲直りさせる、などというのはおかしな話だとは思いませんか?」
ダイヤ「あの時の、果南さんのAqoursを思って…わたくし達を思っての行動を非難するつもりはありませんが」
ダイヤ「今の局面でその考えは些か状況を楽観視しすぎてるとしか思えません」 果南「ら、楽観視はしてないよ!ただやっぱりAqoursを諦めきれなくて…」
鞠莉「ダイヤ、私は仲直りに協力しようと思うわ」
果南「鞠莉…?」
ダイヤ「鞠莉さん!?」
鞠莉「朝も言ったけど曜は表面上仲直りするつもりはあるみたいだし、少しくらい私たちがサポートをしたほうがいいと思うの」
ダイヤ「ですから…表面上の仲直りになんの意味があるのですか?」
鞠莉「表面上だけでも仲直りできれば活動はできるでしょう?意味のあることだとは私も思えないけど…」
鞠莉「それが曜の望むことだから」 ダイヤ「曜さんが望むことって…それでは梨子さんの気持ちはどうなるのですか?また梨子さんに自分を押し殺して自分を責めて…眠れぬ日々を過ごせというのですか!?」ガタッ
鞠莉「なんでいきなりそうなるの?誰もそんなこと言ってないでしょ」
ダイヤ「望む望まぬの話なら梨子さんがそれを望まない可能性もあるではないですか!それなのにこちらの思惑で勝手に手出しをするなど…」
鞠莉「望まないんなら梨子がそもそも千歌を好きな気持ちが半端だったんじゃないかしら?」
果南「ちょ、ちょっと鞠莉…」
ダイヤ「…今なんと…?」 鞠莉「だってそうでしょう?」
鞠莉「曜は千歌が大好きだから、千歌の大切なAqoursを存続させるためにプライドも意地もしがらみも捨てて表面上だけでも仲直りしようとしてるのよ?それなのに梨子は
バンッ!!
果南「!!」ビクッ
ダイヤ「お黙りなさい」キッ
ダイヤ「いくら鞠莉さんでもそれ以上梨子さんを侮辱することは許せませんわよ?」
鞠莉「侮辱なんてしてないわ、ただ歩み寄りましょう?って投げかけてるだけじゃない」
ダイヤ「歩み寄る…?そちらから歩み寄る気などない癖にいけしゃあしゃあと」
果南「待って待って2人とも!!いい加減に…
ダイヤ「梨子さんは千歌さんへの愛が深すぎた故に裏切りの反動を重く受けて不眠と悪夢に苛まれていたのです、裏切りを受けても平然としていた曜さんとは違います」
鞠莉「平然と?見てもいないのによくそんなことが言えるわね」ギッ
ダイヤ「その言葉、そっくりそのままお返しさせていただきます」キッ
バンッ!!!!
果南「うるさい!!!いい加減にしろ!!!」
ダイヤ鞠莉「「!!!」」ビクッ 果南「私たちが喧嘩してどうすんのさ!」
果南「梨子ちゃんと曜のことを全部2人に任せちゃって申し訳ないし、すごく大変だと思う」
果南「しかも千歌があんなんだから余計にストレスかかって気が立つのも仕方ないと思うけどさ…」
果南「私たちがまたバラバラになったら元も子もないでしょ!?」
ダイヤ鞠莉「「……」」
果南「私も仲直りを押し付けたりしないからさ、みんなでまた落ち着いて話し合おうよ」
果南「1週間くらい2人のところに行ってたから何か自分の考えも変わったりしてるかもしれないでしょ?」
果南「もう一回みんなでやり直そ?」
ダイヤ「…ごめんなさい果南さん、少し熱くなりすぎました」
ダイヤ「話し合いをやり直すに当たって初めに1つだけ、よろしいでしょうか?」 果南「うん、なんでも言って」
スッ
タッタッタッ
鞠莉の正面へ
ダイヤ「鞠莉さん…ごめんなさい、少し言いすぎてしまいました」
鞠莉「気にしてないわ」
鞠莉「……わざわざ目の前に来たってことはそれだけじゃないんでしょう?」
ダイヤ「…察しがよくて助かります」
ダイヤ「これ以上口論をする気は無いので、正直に答えて欲しいのですが」
ダイヤ「先程言っていた梨子さんが千歌さんを好きな気持ちが半端だった、という言葉は心からの言葉ですか?」
果南「!!」
鞠莉「………」
鞠莉「そうね、冗談で言ったつもりではないわ」
果南「鞠莉っ…!」 鞠莉「言い方に棘があったことは私も謝るわ、ごめんなさい」
鞠莉「けれど表面上の仲直りも望まないと考えている以上、私はそういう認識をせざるを得ない」フイッ
ダイヤ「そうですか…わかりました」
スッ
バッグ拾い上げ
テクテクテク
果南「ちょ、ちょっとダイヤ!どこ行くの!?」
ダイヤ「果南さん、ごめんなさい」
ダイヤ「鞠莉さんがその考えを持っている以上、わたくしはこの場にいることはできません」
果南「待ってよ!私も言えたことじゃ無いけどさ…1人で抱え込んだせいでいままでバラバラになってたのに…また同じことを繰り返すの!?」
ダイヤ「…勘違いなさらないでください」
ダイヤ「ことこの件において、わたくしたちが一緒にいることはマイナスにしかならないと思ったから離れるだけです」
鞠莉「そうね、私もその方がいいと思うわ」スッ
果南「ま、鞠莉まで…」ウルッ
鞠莉「そんな顔しないで、果南」
鞠莉「目的が噛み合わないから別行動をしようってだけ、喧嘩別れするわけじゃ無いわ」
果南「でも…」
ダイヤ「安心してください、この件が落ち着いたらまたいつもの3人に戻れますわ」ニコッ
鞠莉「ええ、そんな暗い顔しなくても大丈夫よ」ニコッ
果南「鞠莉…ダイヤ……」
果南「うん、わかった…」
果南(目的が真逆ならこうするしか無い…それはそうなのかもしれないけど…本当にこれでいいの…?)
果南(でも2人のストレスを考えたら私が偉そうなこと言えないし…私の考えを言って解決するとも思えないし…)
果南(あーもう…本当にわけがわからなくなってきた…) 1です
今日はここまでです
本当に度々申し訳ないのですが、明日、明後日と出張になったため更新ができないかもしれません
更新がなかった場合はまた保守をお願いできると嬉しいです…
ちょっと文が多くなってきてるので、読み辛かったり、行間をあけて欲しいなど要望がありましたら言っていただけると助かります 出張おつ
個人的には今のところ千歌に対して無性に腹が立つ以外は問題なく読めてるからこのままでいいと思う >>629
こんなときに出張とか上司は何を考えてるんだ…… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています