千歌「修羅場を作るよ!」 2
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あらすじ
二股する少女のドラマを見て修羅場に憧れる高海千歌
千歌「私も修羅場作りたい!」
そんな高海千歌の標的となるは渡辺曜、桜内梨子
曜梨子「「千歌ちゃん大好き!」」
自分の身に危険がある可能性を知ってしまった高海千歌は修羅場を回避しようとするも失敗、半壊するAqours
果南「解散になったら許さないから!!」
Aqoursを続けるため、2人と付き合い続けるために奮闘する高海千歌
幾多の経験を積んだ千歌はある1つの結論に辿り着く
千歌「認めてくれれば浮気じゃない!」
梨子と曜が自分を大好きな気持ちを利用して上手いことやってのけてしまった千歌
千歌「見つけたよ、私の追い続けた輝き!!」
残るはAqours崩壊を止めるのみとなった
前スレ
千歌「修羅場を作るよ!」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1580225831/ ーーーーー
時は少し戻り
休みの前日
放課後
千歌部屋
千歌「果南ちゃん2人はなんて言ってた…?」
果南「聞いてみた感じだと特に浮気って感じはしなかったよ」
千歌「本人が浮気してるなんて言わないでしょ…」
果南(たしかに、そりゃそうだ。でもなんて言えばいいんだろうなぁこの状況)
果南「2人が心配なんだよ、だから全然浮気じゃないかな」
千歌「……」ム-ッ
果南「千歌?」
千歌「本当に聞いてくれたの…?なんか果南ちゃん濁すような感じばっかりで全然真実味にかけるっていうか…」ジ-ッ
果南「!」ギクッ
果南(変なところばっか鋭いんだよなぁ…)
果南(聞いたは聞いたけど言えるわけないもんね、千歌から距離を離そうとするためだよ!なんて)
果南(言ったら絶対に余計なことして大変なことになるし…) 果南「はぁ…」
果南「あーもうわかった、ちゃんと言われたこと言うよ」ボリポリ
千歌「やっぱり濁してたんじゃんっ!」ウガ-ッ
果南「ごめんごめん、本当はあんまり言いたくなかったんだよ、2人のためにも」
千歌「聞いてきてくれるって言ったのにぃ!」
果南「わかったわかった、話すから…」
果南(なんとか弁明するから頼むよ鞠莉、ダイヤ…!!) 果南「まず、鞠莉は曜が1人で暴走しないように一緒にいてあげてたんだって」
果南「付き合い長いんだからもちろん分かるよね?溜め込んで溜め込んでキレた時何するかわからないのが曜だって」
千歌「うん…でもそれなら私でも…」
果南「千歌が行ったら結局なんの解決にもならないでしょ?梨子ちゃんに会った時にまた同じことになるよ?」
千歌「それはちょっと…」
果南「だから『私が曜を助けまーす!』って言って鞠莉が行ったんだよ」
果南(嘘は言ってないよね、3割くらいは本当だし) 果南「んで、ダイヤは梨子ちゃんが夜うなされるからって一緒に寝てあげてたんだよ」
千歌「うなされるって…あっ」
果南「心当たりあった?」
千歌「うん、なんか夜に梨子ちゃんが叫んでたのは聞こえたけど…寝言じゃなかったんだね」
果南「寝言で叫ぶ女子高生なんて嫌でしょ…」
果南「まぁそう言うわけだからダイヤが一緒にいたのは梨子ちゃんの睡眠を守るため、みたいな感じかな」
果南(これは100%本当だもんね、ダイヤの気持ちは言うわけにはいかないけど…) もうちかっちは自分のせいで二人が悩んでることは完全に頭から消えてそうw >>500
千歌、前君はとんでもない状況作ってしまったんだぞ!カレーをつくるよみたいなノリで
逆ギレするな!
作者ちゃんのことにキレてるわけじゃないから安心して続けて 千歌「でも抱きついたりする必要あるかな?鞠莉ちゃんもダイヤちゃんも簡単に抱きつかせすぎだし…」
果南「はぁ…」
果南「千歌はもっと酷いことやってるんだからさ、そのくらいは許してあげなよ」
果南「不安な時は頼れる人に甘えたくなるものだしなおさらだよ」
千歌「そ、そうだけど…でも…」
果南(なんか腑に落ちてない顔してるなぁ…いままでの経験からしてこういう時の千歌はなんかアクション起こしちゃうんだよね)
果南(今なにかやらかしたりしたら2人にも影響が出そうだし…ここは釘を打っておこうかな)
果南「あのさ、千歌」
千歌「ん?」
果南「あの2人が浮気してないのは間違いない事実なんだけど」
果南「もし仮に2人が浮気してたとしたらどうするつもりだったの?」 千歌「え?どうするって…」オドッ
果南「絶縁してた?それとも直接言ってた?疑ってたってことは何かしら考えてたってことだよね?」
千歌「いや、疑ってたっていうよりもあんな場面見ちゃったから」
果南「見ちゃったから疑ってたんじゃないの?」
千歌「うっ…そ、そうだけど…」
果南「怒らないから正直に言ってみな?」ジ-ッ
千歌「えっ!?正直に言ったらまた果南ちゃん怒っちゃうよぉ…」 果南「はぁ、やっぱりねぇ…まぁわかった、私が怒るようなことを考えてたってことだね」
千歌「あっ…!」シマッタノダ
果南「まぁいいよ、これ以上は聞かないけどさ」
果南「あらかた『2人が浮気してるなら私が気にする必要もないよね?2人も同じことやってたんだし!それなら私だけ悪者じゃないじゃん!これを材料に喧嘩させないようにもできるんじゃないかな?』みたいな考えだったんでしょ?」
千歌「そ、そこまで酷いこと思ってないよ!」
果南「本当かな?」ジ-ッ
千歌「ちょ、ちょっとしか思ってないもん…」ウグッ 果南「ちょっとは思ってるんだねぇ」
千歌「あぁっ…」オクチチャック
果南「これは…私が直接聞いたわけじゃないからたぶんの話なんだけどね」
果南「曜も梨子ちゃんも心の底から信じてたんだよ、千歌のことを」
果南「だからそう簡単には千歌の浮気を認められなくて今の状態になってる」
果南「そのせいで色々と家でも大変な思いをしてるみたいだけど…」
果南「それなのに千歌は簡単に疑ってもいいの?そんなにまで信じてくれてる2人のことを」
千歌「っ………」 果南「あと、あくまでこれは私の意見、私の考えだけど」
果南「自分自身がとんでもないことをやらかしたんだっていう罪悪感があるなら、相手が自分に酷いことをしたとしても自分の責任なんだって思うんじゃないかなって」
果南(それが行き過ぎても梨子ちゃんみたいになっちゃって良くないんだけどね…)
果南「千歌にはそれがなさすぎるよ」
果南「隙あれば責任転嫁のチャンスを伺ってるようにしか思えないもん」 このちかっちには罪悪感が無さすぎるだろwwという大半の人が思う部分を果南ちゃんがつっこんでくれたな
届くかどうかは別にして 千歌「そ、そんなことないよ!私もちゃんと謝りに行こうとしたもん!」
果南「鞠莉と曜が一緒にいて謝れなかった、だっけ?」
千歌「うん、抱き合ってたから行けなかった」
果南「そこでちゃんと謝りに行ってれば少なくとも鞠莉の信頼は取り戻せたかもね」
果南「それに、この問題が解決したかどうかはわからないけど少なくとも曜を疑ってめんどくさいことになることはなかったよね」
千歌「で、でも…」 果南「千歌が言ってるのはさ、結局自分を正当化するための言い訳だよ。梨子ちゃんの動画についてもそう」
果南「まずそもそも瞬時に写真とか動画を撮ろうって判断するのがおかしいしね」
果南「自分は反省しようと頑張ってるって思ってても、心のどこかでは常に責任転嫁のチャンスを伺ってる…って感じなんでしょ?」
千歌「ち、違うもん…」ウルウル
千歌「ちゃんと謝ろうとしたもん…」プルプル
果南「まぁ千歌がそう思ってたとしても…もう第三者の目にはそうとしか見えないよ」
果南(ちょっと言い過ぎちゃったかな?) このSS読んでるヤツ、または関係のねえ世界の中にもいるのではなかろうか
このような願望持ってる人
千歌は輝きという言葉に土下座しろ 果南「まぁそういうわけだから…千歌はもう一回ちゃんと自分の責任を…」
千歌「…ていって…」
果南「ん?千歌?」
千歌「出て行って!!いっぱい反省してるのになんでそんなに言うの!!果南ちゃんのバカ!!」ポロポロ
グイッ
オシオシ
果南「えっ、ちょ、ちょっと千歌!?」
果南「ま、待ってもう少し話したいことが…」
千歌「いいっ!!聞きたくないっ!!果南ちゃんのばかぁ!!」ポロポロ
果南(まずい、完全に言い過ぎたっ…!千歌にこの言い方は悪手だったな…)
果南(千歌くらいなら力押しでなんとか抑えられるけど…)
オ-イッ!
1階
美渡「おーいバカちかぁ!かなぁん!喧嘩なら外でやれぇー!お客さんに迷惑だから!」
志満「美渡ももう少し静かに…」 果南(さすがに迷惑はかけられないか…)
果南「わかったわかった、今日は帰るから」
千歌「ふぅー…ふぅー…」プルプルプルプル
果南「再三言うようだけど、余計なことはしないようにね」
千歌「わかったからもぉっ!!」ポロポロ
果南「じゃあ、お邪魔しました、また学校でね」
ガラガラ 1階
美渡「あのバカと喧嘩なんて珍しいなぁ果南、なんかあいつやらかしたの?」
果南(いやぁ、いくら千歌が悪いからって親族には言えないなぁ…)
果南「うーん、やらかしたっていうか部活がうまくいってなくてね、お互いちょっと思うところがあったっていうか意見がぶつかり合っちゃったっていうか」
美渡「はぁ〜青春だなぁ」
美渡「お客さんには迷惑だけど…それだけ夢中になれるものを見つけられたってことなんだよな」
果南(あ、これ心苦しいやつだ)
美渡「まぁ、ほら、あの…さ、あいつはバカだけど私にとっては大切な妹…だからさ、なんだその」
美渡「頼んだよ果南!」ニッ
果南「期待に添えられるように頑張るよ」ニッ
果南(あー…やっぱり心苦しいやつだ…) ーーーーー
千歌(果南ちゃんのバカ…!千歌の言うこと少しくらい聞いてくれてもいいじゃんっ!!)ポロポロ
伊勢エビぬいぐるみボフボフ
千歌(曜ちゃんにも梨子ちゃんにも謝ろうとしたんだよ!!ちゃんと謝って仲直りして…またスクールアイドル頑張ろうって!!)ポロポロ
伊勢エビぬいぐるみボフボフ
千歌(それに責任転嫁って何!私がやったことが悪くても2人がやったことも悪いじゃん!!)ボスボス
伊勢エビぬいぐるみボフボフ
千歌(それに曜ちゃんと鞠莉ちゃんが抱き合ってる時に謝れるわけないじゃんっ!普通の人はあそこで出て行くなんて考えできないよっ!!)ポロポロ
伊勢エビぬいぐるみボフボフ 千歌(菓子折りまで買って謝ろうとしたのに…なんで千歌がこんな風に言われなきゃいけないの…?)ヨレヨレ
伊勢エビぬいぐるみボロボロ
千歌(そもそも曜ちゃんと梨子ちゃんが変なことやらなきゃこんな目に合わなかったんじゃん…)
千歌(大人しくあの場で謝ってぜーんぶ丸く収まってたはずだったじゃん…)
千歌(それにあんなことやるなら私と付き合ったりする必要なかったよね…勘違いさせたかったってこと?)
千歌(え?なんで私がこんな辛い思いしなきゃならないの…?)
千歌(私は本当に好きだったし…本当に好きだったから謝ろうとしたのに)
千歌「私…悪くなくない?」 果南が悪いよー
結果的に寝取ろうとしてるダイヤと鞠莉はもっと悪いよー このちかがクズなのは間違いないがそれが見たくて追ってるので「そうこなくっちゃ」って感じだわ ーーーーー
個人LINE 渡辺曜 (未読48)
曜「千歌ちゃんごめんね、謹慎中だけどお話ししたくて…今日電話とかできるかな?」
曜「千歌ちゃん寝ちゃってる…?」
曜「もしかして…謹慎中は私とLINEしちゃダメって言われてるのかな?それならしょうがないよね!!謹慎が終わるまで頑張るであります(*> ᴗ •*)ゞ」
曜「曜ちゃんは重い女にはなりたくないからワガママは言わないでいい子で待ってるよ!」
…………
…………
曜「千歌ちゃん会いたいなぁ…こんなに会わないのって初めてだよね?幼稚園の時からずーっと毎日のように会ってたもんね!あの頃から私………
…………
…………
曜「謹慎長くて飽きちゃったヨーソロー!今日はお菓子作りしたんだぁー!千歌ちゃんに食べてもらいたくてみかん味のお菓子も作ったんだよ!私と一緒に食べて…ってこの言い方じゃちょっといやらしい感じしちゃうね/// 千歌ちゃんと一緒に食べたいなぁって!…………… …………
…………
曜「ごめんね、いつも文章長かったかな?反省反省であります*> <*」
曜「謹慎中でダメって言われてるかもしれないけどもし…大丈夫そうな時とかあったらお返事してくれると嬉しいなぁ」
…………
…………
曜「明後日でようやく学校行けるよぉー!千歌ちゃんに会えるから楽しみであります!」
曜「次千歌ちゃんに会ったら渡したいものがあるから…ちょーっとだけ楽しみにしてて!大好きだよ千歌ちゃん!」
ーーーーー
千歌「………」
スマホスッスッ
メニュー → ブロック
千歌「………」
スッスッ
このトークルームを削除します。よろしいですか?
削除 ーーーーー
個人LINE 桜内梨子 (未読445)
梨子「千歌ちゃん、今日はごめんね」
梨子「私は千歌ちゃんのことを信じてるから」
梨子「謹慎の間あんまり連絡しちゃダメだよって言われてるのかな…?」
梨子「そうじゃなかったら声が聞きたいな」
通話:不在着信
梨子「やっぱりダメだよね、私も連絡しちゃダメって言われたし」
梨子「早く謹慎終わって欲しいなぁ」
…………
…………
梨子「千歌ちゃん」
梨子「窓開けて?」
梨子「千歌ちゃんがいなくなっちゃう夢見たの」
梨子「お願い、少しだけでいいから」
通話:不在着信
通話:不在着信
通話:不在着信
梨子「ねぇ、千歌ちゃんお願い」
梨子「怖いよ、助けて」
通話:不在着信
通話:不在着信
………………………… …………
…………
梨子「昨日はごめんね」
梨子「怖くなっていっぱい電話しちゃった、寝てたよね」
梨子「夢で千歌ちゃんがいない世界に行っちゃって…真っ黒な世界だったの」
梨子「私そんな世界で生きていけないよ」
梨子「だから改めて思ったんだ」
梨子「千歌ちゃんがいてくれてよかったなぁって!」
梨子「今日は少しだけ会えたりしないかな?」
梨子「窓開けてくれたらいつでも会えるから」
梨子「私待ってるよ!」
………………… …………
…………
梨子「いっぱいLINEしちゃってごめんね?」
梨子「寂しいなぁ…」
梨子「いろんな人に迷惑もかけて、千歌ちゃんを信じたいのに心のどこかで疑っちゃって」
梨子「私なんてもう生きてる価値ないかもしれないね」
梨子「嘘!今のは冗談だからもし見ちゃっても見ないふりして!」
梨子「大好きだよ千歌ちゃん」
…………
…………
梨子「言わないのもどうかと思うから言っておくね」
梨子「今日ダイヤちゃんが泊まることになったんだ」
梨子「浮気とかじゃないから!信じて…?」
梨子「ちょっと謹慎で辛くなっちゃったのを心配してダイヤちゃんが来てくれただけだから」
梨子「早く千歌ちゃんに会いたいなぁ」 …………
…………
…………
…………
梨子「千歌ちゃんにLINEするの久しぶりになっちゃったね」
梨子「まだ既読になってないってことは携帯没収されちゃったんだよねきっと…ごめんね、私達のせいで」
梨子「でも今日で謹慎も終わりだよ!明日久しぶりに会うの楽しみだなぁ♪」
梨子「あんまりLINEいっぱい送りすぎちゃうと見たときびっくりしちゃうよね」
梨子「千歌ちゃん大好きだよ、明日学校で会おうね♪」
ーーーーー
千歌「………」
スマホ スッスッ
メニュー → ブロック
このトークルームを削除しますか?
削除 訂正です
>>544
…………
…………
…………
…………
梨子「千歌ちゃんにLINEするの久しぶりになっちゃったね」
梨子「まだ既読になってないってことは携帯没収されちゃったんだよねきっと…ごめんね、私達のせいで」
梨子「でも明日で謹慎も終わりだよ!久しぶりに会うの楽しみだなぁ♪」
梨子「あんまりLINEいっぱい送りすぎちゃうと見たときびっくりしちゃうよね」
梨子「千歌ちゃん大好きだよ、月曜日学校で会おうね♪」
ーーーーー
千歌「………」
スマホ スッスッ
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このトークルームを削除しますか?
削除 あ〜あ、やーりおったやりおった
果南泣かせたせんうたちゃんが
またまたやりおった
お前リーダー名乗るな >>548
1です
時系列わかりづらくなってすいません
曜がブロックされてるのに気づいたのが休みの前日で
果南と千歌のやりとりは一応>>499に書いたのですが、時を少し戻して休みの前日なので、ここで初ブロックになります
わかりづらい文で申し訳ないです… >>550
読んでいただきありがとうございます!
中途半端なところで2スレ目にきてしまい申し訳ないです…
ブラウザ表示で見ていただけると見れるかと思います
http://206.223.153.194/fate/test/read.cgi/lovelive/1580225831 ーーーーー
果南部屋
果南「はぁ…」
果南(いやぁ…思ったよりも取り返し付かなそうだなぁ…)
果南(千歌は自分の中では反省したと思ってるのに言っちゃったのが逆効果だったのかな?)
果南(でもあのままだったら絶対に余計なことしてたよね、LINEで『浮気してるでしょ…?』とか言って動画と画像送ったりしかねないし)
果南(不本意だけど明日言いすぎたって謝って…ちゃんともう一回話さなきゃかな)
果南(千歌があのままだとAqours存続は難しくなっちゃうし仕方ないか)
果南(鞠莉とダイヤが頑張ってくれてるんだし…私はなんとか千歌を繋ぎとめないと)
果南(問題は今日、今この瞬間…余計なことをしてたりしたら手の出しようがないってことかな) 果南(でもダイヤと鞠莉は浮気じゃないってことは伝わってるはずだし…いきなり曜と梨子ちゃんに送りつけたりしないか)
ラ-インッ!
果南「ん?」
ーーーーー
グループLINE 元祖Aqours!(3)
鞠莉「sorry,明日の朝集まれなくなったわ!曜と買い物に行くことになったから」
果南「おっけー」
果南「じゃあ次の報告会は月曜日の朝かな?」
鞠莉「そうね、何個か話さなきゃいけないこともあるからその時まとめて話すわ」
果南「LINEじゃ話しづらいようなこと?」
鞠莉「今曜の家だから文にする時間がないの、このまま泊まるから月曜になるわ」
果南「なるほどね、おっけー」
ダイヤ「わかりました」
ーーーーー 果南(あれ?曜の謹慎って今日までだったっけ?)
果南(いや、鞠莉が許可したらオールオッケーだしそういことなんだろうな)
果南(うーん…鞠莉もダイヤも少し肩入れし過ぎな気もするけど…大丈夫かな)
果南(中途半端に自分が依存してとんでもない三角関係を作らなきゃいいけど…)
果南(あの2人なら大丈夫だよね、私は信じるしかないっか!)
果南(私はとにかく千歌をなんとかしなきゃ) ーーーーー
翌日
十千万旅館
果南「えっ、千歌出かけてるの?」
志満「ええ、なんだか朝早くから出かけちゃって」
果南「うーん…参ったなぁ…」
果南(LINEの既読もつかないし…嫌な予感が当たっちゃってるのかな…?)
志満「何か急ぎの用だった?急ぎじゃないなら千歌ちゃんの部屋で待ってれば…」
果南「ううん、ちょっと急ぎだったから探してみるよ、ありがとう志満ねぇ」
タッタッタッタッ
果南(頼むから余計なことだけはしないでよ…千歌!) ーーーーー
ヒョコッ
千歌「…果南ちゃん行った?」
志満「ええ…でも本当にいいの?なんだか果南ちゃん急いでたみたいだけど…」
千歌「うん、今はちょっとね…」
千歌(会ったら絶対にまた怒るもん…私が悪いみたいな言い方で)
美渡「志満ねぇいいのかぁ?そんなに千歌甘やかして」
志満「うーん…でも…」
千歌「千歌だって少しは1人で考えたい時があるのっ!」ウガ-ッ
美渡「そんだけ元気なら果南と直接話して来いっての!」
志満「美渡、もう少し静かに。」
美渡「うっ…」ビクッ
志満「千歌ちゃんにも考えがあるんだろうし…そっとしておいてあげる時も必要じゃない?」
美渡「まぁ…そうかもだけど…」
千歌「ありがと、志満ねぇ」
千歌「私部屋で考えてるから…もし誰か来てもいないって言ってね…?」ウワメッ
志満「はいはい」
美渡(なんか嫌な予感がするんだよなぁ…大丈夫なのか千歌?) ーーーーー
千歌部屋
千歌(絶対来ると思ったよ果南ちゃん)
千歌(そんなに千歌を悪者にしたかったなんて…私のこと嫌いだったのかな)
スマホスッスツ
ーーーーー
個人LINE松浦果南
通話:不在着信
果南「どこいるの?」
ーーーーー
千歌(果南ちゃん…)
千歌(果南ちゃんをブロックしちゃうと3年生がみんなAqours辞めちゃいそうだから…今はダメだよね)
千歌(なんで果南ちゃんは千歌をこんなに悪者にしたがるのかな…)
千歌(曜ちゃんと梨子ちゃんにも同じことを言うのが道理ってものじゃない?)ム-ッ
千歌「はぁ…」 千歌(でも…)
千歌(改めてゆっくり考えると…)
千歌(2人の浮気ちょっとショックだなぁ…)
千歌(本当に私のこと好きだったのかな…いや、遊びだったからこんな酷いことができちゃうんだよね、本当に最低だよ)
伊勢エビのぬいぐるみギュッ
千歌(でも決めつけるのは良くないかな?もしかしたら…本当にもしかしたらだけど、果南ちゃんが言ってたみたいにただ一緒にいただけかもしれないし) 千歌(直接本人に聞いてみれば……って意味ないよね、だって隠すに決まってるもんね)
千歌(本当に浮気じゃないって言うなら誠意を見せてくれないと、言葉なんて飾りだもん)
千歌(本当に好きって時は行動しないとだよ、私が謝りに行こうとしたみたいに)
千歌「………」
千歌「………?」
千歌「行動で……?」
千歌「!!」.ピコ-ンッ ひらめきスキル獲得
千歌(そっか!!これだ!これなら2人の気持ちが確かめられてAqoursも続けられそう!) 本人は無意識かもだけど、自分が浮気してるから他の子も簡単に浮気すると考えちゃうんだろうな 1です
今日はここまでです
仕事がひと段落し、今月から一部テレワークになって少し時間にゆとりができそうです
度々の長期保守になってしまい申し訳無いのですが、ありがとうございました!
またできる限り更新していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。 >>552
仕事終わって全部読んだ
スゲー面白い
分岐も期待してます ーーーーー
翌日
部室
ガラララッ
果南「おはよ…って…」
ダイヤ「……おはようございます」シラッ
鞠莉「…グッモーニン」ムスッ
千歌「おはよう果南ちゃんっ!」ヒョコッ
果南「千歌!?」 千歌「今日で謹慎も終わりだから朝練!でしょ?」
果南(たしかに普通ならそうかもしれないけど…普通じゃないよその考えは…ましてや当事者なのに)
果南(2人のあんな顔初めて見た…今にもキレそうなのに千歌を見捨てて、関わらないって心に決めたような冷たい目…)
果南(てか千歌は気づいてないのかなこの空気に?入った瞬間にどこかの魔物が重力の呪文でも唱えたかのような重さの空気だったけど…) 千歌「みんな遅いねぇ」
果南「千歌、今日はたぶんみんな来ないと思うよ」
千歌「え?なんで?」ホエ?
ダイヤ「……っ」ギリッ
果南「!!」
果南(ダイヤストップストップ…なんとか千歌を教室に戻すようにするから堪えて……!)
果南「謹慎明けいきなり朝集まろうってならないよ普通」
千歌「えー?でも千歌聞いてないよ」
果南「っていうか昨日どこ行ってたの?1日中探してたんだよ?」 千歌「えっ、あー…果南ちゃん私に用があったの?」
果南「まぁ用っていうか、言い過ぎたかなって思って謝りに行ったんだけど」
千歌「あーなんだ、気にしてないからいいよ」
千歌「実際私も悪いことしちゃったのは事実だし」
鞠莉「えっ……?」
ダイヤ「は…?今なんと」
果南「あーー!!千歌!!朝のうちに曜の机に借りてたタオル置いとくって言ったんだった!席まで案内してよ!!」
果南(バカちかぁぁぁぁぁ!!!今ここでダイヤと鞠莉を刺激するようなこと言わないでよ!!)
千歌「えっ、ちょっ…かなんちゃ!?」
グイッ
ガララララ
タッタッタッタッ
果南(これはまずい…本当にまずい……ダイヤと鞠莉がブチ切れてる上に千歌には反省の色がなさすぎる……) クズっちなんだけど胸糞悪くなるクズじゃなくて笑えるクズにする匙加減が素晴らしいわ ーーーーー
2年生教室
タッタッタッタッ
千歌「ちょ、ちょっ…」
スタッ
ガラララッ
果南「よっし!到着!」
千歌「もおっ!!いきなり引っ張ってこないでよ!」ウガ-ッ
果南「ごめんごめん」
千歌「ほら、ここだよ曜ちゃんの机」
果南「ん、ありがと」
果南(さぁて…タオルなんて借りてないからどうしたものか)
バッグガサゴソ 千歌「まだぁ?」
果南「あっれぇ…おかしいなぁ」
ガサゴソ
果南「ごめん、忘れちゃったみたい」テヘッ
千歌「ええぇっ!あんだけ走らせて!?」
果南「ごめんごめん」アハハ
千歌「ごめんじゃないよ!千歌をなんだと思ってるの!」
果南(本当に不本意だけど後でジュースでもおご…
タッタッタッタッ
ガララッ 曜「おはよー千歌ちゃんっ!!!」ガバッ
千歌「わわっ!!曜ちゃんっ!」アワワ
果南「曜…!」
果南(うわぁ、タイミング悪いなぁ…)
果南(まぁでも曜だけでまだ良かった、もし梨子ちゃんも一緒だったらさすがに
タッタッタッタッタッ
タッ!!
梨子「千歌ちゃん、おはよー!」バッ
千歌「梨子ちゃん!」
曜梨子「「っ!!」」ギッ
果南(うーん…神様はいないのかな?) こんな修羅場に巻き込まれる果南ちゃんは前世でどんな悪い事をしたんだよ… 梨子「おはよう、曜ちゃん」ニコォ
曜「おはよう梨子ちゃん」ハハッ
千歌「なんかこうやって揃うの久しぶりだね」アハハ
果南(えっ!?あんだけ揉めたのになんで普通に会話しようとしてるの!?どう考えてもなかったことにはできないよ!?)
千歌「2人ともごめんねぇ、私のせいで謹慎になっちゃったみたいで」
果南(いままで生きてきた中でトップで薄いごめんねだなぁ…)
梨子「ううん、気にしてないよ」
曜「千歌ちゃんは悪くないよ、千歌ちゃんは」
梨子「は……?」ギッ
果南(もう隠す気もないよ、私もいるのに…) 時計チラッ
果南(はぁ…そろそろ登校する生徒が増えてくる時間…こんな時間だし報告会もできないなぁ…)
千歌「ふふっ」ニコッ
果南「!!?」
果南(いま一瞬千歌こっち見て笑ってた…よね?)
果南(………)
果南(もしかして…報告会があることを察してわざわざ朝邪魔しに来たってこと…?)
果南(なんでそんなこと…Aqoursを続けていきたいってのは千歌も同じなはずじゃ…)
果南(あっ…)
果南(一昨日の一件で私は敵だと思ってる…?) 果南(それなら今朝の態度も今の余裕も合点がいっちゃう)
果南(2人が浮気してると思ってるから後ろめたさなんて感じないし、ダイヤと鞠莉は恋敵…申し訳なさそうな態度なんてするわけない)
果南(あーもう私はどうすれば…!!)
果南「ちょっと千歌…
ガララッ
むつ「おはよ…って曜!梨子ちゃん!」
いつき「えっ!本当!?」
よしみ「おー!!本当だ!よかったぁ、流行り病で都内に検査受けに行ったって聞いたから心配してたんだよ!」
ゾロゾロガヤガヤ
果南(あーもうことごとくタイミングが悪いっ…!!)
チラッ
千歌「ふふっ♪」ニコニコ 果南(いや、ここまで千歌の狙い通りか…)
果南(…完全にしてやられた)
梨子「えっ」
曜「は、流行やま…
千歌「そうなんだよねぇ、私もいきなりでびっくりだったよ!2人が感染してるって知って泣いちゃって…」
いつき「大変だったよねあの日の千歌、いきなり目真っ赤にして教室きて」
曜「け、結局検査したらなんでもなくて帰ってきたであります!」
アハハ
ワイワイガヤガヤ
果南(流行病は鞠莉とダイヤの根回し…にしてもあんな当たり前のように通常の風景に戻ってることが異常だよ)
果南(もう私には千歌の考えが全くわからない…)
果南(千歌…千歌はこれからどうするつもりなの…?) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています