千歌「修羅場を作るよ!」 2
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あらすじ
二股する少女のドラマを見て修羅場に憧れる高海千歌
千歌「私も修羅場作りたい!」
そんな高海千歌の標的となるは渡辺曜、桜内梨子
曜梨子「「千歌ちゃん大好き!」」
自分の身に危険がある可能性を知ってしまった高海千歌は修羅場を回避しようとするも失敗、半壊するAqours
果南「解散になったら許さないから!!」
Aqoursを続けるため、2人と付き合い続けるために奮闘する高海千歌
幾多の経験を積んだ千歌はある1つの結論に辿り着く
千歌「認めてくれれば浮気じゃない!」
梨子と曜が自分を大好きな気持ちを利用して上手いことやってのけてしまった千歌
千歌「見つけたよ、私の追い続けた輝き!!」
残るはAqours崩壊を止めるのみとなった
前スレ
千歌「修羅場を作るよ!」
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1580225831/ ーーーーー
バス内
ブ-ン
花丸「千歌ちゃんは何を買うつもりなの?」
千歌「色々考えたんだけど…まだ決められなくて」
ルビィ「じゃあみんなで千歌ちゃんの買う物一緒に選ぼうよ!」
千歌「えっ、でも悪いよ、みんなも買い物あるんでしょ?」
ルビィ「どうかな、善子ちゃん?」
善子「ヨハネ」
善子「…まぁいいわよ、私たちの買い物はそんなに急ぎじゃないしね」
千歌「みんなありがとうっ、じゃあお言葉に甘えちゃおうかな?」
千歌「正直自分だとどうしていいかわからなかったから助かるよ」ニコッ
善子「……」
花丸「丸は本の栞とかがいいと思うなぁ」
花丸「最近の栞は誕生石付けられたり名前を入れたりしてくれるところもあるし」
ルビィ「可愛くていいね!ルビィはアクセサリーとかもいいと思うなぁ、ネックレスとかリングとか…」
千歌「2人ともいい案!逆に悩んじゃうなぁ…」ウムム
善子「菓子折にしておきなさい、あんまりモノにこだわりすぎると誠意が見えなくなるわよ」
千歌「お菓子で大丈夫なのかなぁ…」
善子「梨子と曜に渡す趣旨を考えたらそれしかないでしょ?」
善子「大事なのは何をあげるか、じゃなくて自分の気持ちをどう伝えるか、でしょ?」ニコッ
千歌「善子ちゃん…そうだねっ」ニコッ
花丸「そ、そうだねっ!ついついプレゼント考えるの楽しくなっちゃってたずら」
トウチャクデ-ス
ルビィ「じゃあみんなで菓子折選びに行こっか!」 ーーーーー
曜宅
窓を見つめる曜
曜「………」ボ-ッ
テクテク
ピンポ-ン
曜(鞠莉ちゃん…また来たんだ)
曜(なんで千歌ちゃんは来てくれないんだろう…)
曜(会っちゃダメって言われてるのかな…)
曜(ダメって言われてるなら誰に…?)
オジャマシマス
テクテク
コンコン
鞠莉「曜?マリーよ、入ってもいいかしら?」
曜「いいよ」
ガチャッ
鞠莉「チャオ〜」ニコッ
曜「また来たんだね、用もないのに」
鞠莉「あらぁ〜?私が用がないから来たと思ったの?」
曜「あ、ごめん、今日は何か用があったのかな?」
鞠莉「いいえ!今日も何もナッシングよ!」
曜「………」イラッ
鞠莉「もぉ〜、そんな怖い顔しないで!スマイルスマイル」ニコッ
曜「誰がイライラさせたと思ってるのっ!」ガ-ッ
鞠莉「ふふっ、ソーリーソーリー」 曜の顔ジ-ッ
曜「な、何鞠莉ちゃん?私の顔に何かついてる?」オズッ
鞠莉「ふふっ」
鞠莉「昨日よりは元気そうで安心したわ」
鞠莉「今日も窓とにらめっこだったらどうしようかと思ったもの」
曜「………」
曜「してたけどねさっきまで」
曜「千歌ちゃんなかなか来ないなぁって」
鞠莉「千歌と会う約束でもしてたの?」
曜「ううん、してない。けど千歌ちゃんなら来てくれると思ってずっと見てるの」
鞠莉(たしかに曜と梨子には会うのを控えろって言ったけど千歌には言ってないものね、あの後1度も話してないから…)
鞠莉「…たまには千歌以外のことも考えなきゃダメよ?」
曜「そんなの無理だよ」
曜「ずっとちっちゃい頃から千歌ちゃんのことだけ考えて生きてきたんだもん」
鞠莉「曜…」
鞠莉(ダメよ、ここで暗い雰囲気に飲まれたら曜のケアにならないわ)
鞠莉「えーいっ!」
ホッペムニ-ッ
曜「んぇ!?」
鞠莉「いまはマリーとお話しの時間っ!ちょっとくらいちかっちのことは忘れてくれてもいいんじゃない?」ム-ッ
ムニムニムニ-ッ
曜「わ、わはった、わはったはらふにふにやめへ!」 鞠莉「もうっ…私と話すのそんなに嫌だったかしら?昨日は普通にお話できなかったから今日は楽しくトークしようと思ってたのに」
曜「ごめんごめん、じゃあお茶でも用意するからちょっと待ってて」ホッペサスサス
鞠莉「お構いなく〜♪」
テクテク
ガチャッ
鞠莉「はぁ…」
鞠莉(ここからどうしようかしら…今の感じだと何を話しても千歌に繋がりそうなのよね…)
鞠莉(私にできるのは精々少しの間気を紛らわせるくらい…)
鞠莉(でもそれだとなんの解決にもならないのよね…)
ガチャッ
曜「お待たせ、安物のお菓子とお茶だけど…」
曜「サンキュー!ノープロブレムよ!ガールズトークにはやっぱりお菓子よね!」
パクッモグモグ 訂正です
>>157
鞠莉「もうっ…私と話すのそんなに嫌だったかしら?昨日は普通にお話できなかったから今日は楽しくトークしようと思ってたのに」
曜「ごめんごめん、じゃあお茶でも用意するからちょっと待ってて」ホッペサスサス
鞠莉「お構いなく〜♪」
テクテク
ガチャッ
鞠莉「はぁ…」
鞠莉(ここからどうしようかしら…今の感じだと何を話しても千歌に繋がりそうなのよね…)
鞠莉(私にできるのは精々少しの間気を紛らわせるくらい…)
鞠莉(でもそれだとなんの解決にもならないのよね…)
ガチャッ
曜「お待たせ、安物のお菓子とお茶だけど…」
鞠莉「サンキュー!ノープロブレムよ!ガールズトークにはやっぱりお菓子よね!」
パクッモグモグ リアルでもメンヘラの治療って時間がかかるし、度合いが強いと精神科や心療内科のお世話になるくらいだしな 鞠莉(準備が整っちゃったけど何を話そうかしら…)
鞠莉(千歌のことを思い出させないような話…千歌がいない話をしないとだから…)
鞠莉(私たちの思い出話!の中でも…あんまり言いたくない類のやつを出すしかないっ!)
鞠莉「さぁ、ガールズトークしましょっ!」
曜「いきなりそんなこと言われてもなぁ…千歌ちゃんの話くらいしか」
鞠莉「よ〜う〜〜??」ジト-ッワシワシ
曜「わぁうそうそ!じゃあ鞠莉ちゃん何か話してよっ!」
鞠莉「ふふっ、マリーのガールズトーク力を舐めないでよね?」
ーーーーー ーーーーー
曜「えっ!?ダイヤちゃんってそんなことするの!?」
鞠莉「誰も見てないと思ったんでしょうね、絶対に秘密よ?」ニコッ
曜「あはは…」
ーーーーー ーーーーー
曜「あはははっ、果南ちゃんらしいなぁ」ケラケラ
鞠莉「もう!笑い事じゃないわよ!そんなに海が好きなら海に住んじゃえばいいのに」アハハ
時計チラッ
PM6:00
鞠莉「あら、もうこんな時間…」
曜「あ、本当だね…」シュン
鞠莉「ふふっ、そんなに悲しそうな顔してくれるなんて意外だわ」
曜「あはは…正直思ったよりも楽しかったからさ、千歌ちゃん以外とこんなにちゃんと話したのってほとんどないかもだし…」
鞠莉「千歌から私に鞍替えしてもいいのよ?」フフッ
曜「調子に乗らないで、鞍替えなんてしないもん」ム-ッ
鞠莉「あら、ざーんねん」ニコッ
鞠莉(よかったわ、本当に…思ったよりも心を開いてくれたみたいで) ヨーソロー!なんて言っていつも明るい曜ちゃんが実はメンヘラで嫉妬深いのすごく良い 鞠莉「じゃあそろそろ帰るわね、楽しかったわ」
曜「あ、待って、せっかくだから外出たところまで付いていくよ、謹慎中でもそれくらいいいでしょ?」
鞠莉「オフコース!嬉しいわ」
ガチャッ
テクテク
オジャマシマシタ-
鞠莉「じゃあね曜、あんまり窓ばっかり見てたらダメよ?」フフッ
曜「わかってるよ」
曜「…ねぇ、鞠莉ちゃん」
ソデクイッ
曜「明日も…来てくれたら嬉しいな」ウワメッ
鞠莉「!!!」キュンッ
鞠莉(ダメダメダメ…私は曜を助けたいだけ…この気持ちは…気の迷いよ)
曜「千歌ちゃんがいなくて私どうしたらいいのかわからないの…1人でいると頭がグルグルして…心がズキズキして…苦しくて辛くて…」
曜「でも今日鞠莉ちゃんと一緒にいれて楽しかったから…ワガママかもしれないけど…またお話ししてくれると嬉しいな、って」ウワメッ
鞠莉「曜…」
鞠莉(…そうよ、私はこの子を守らないと)
鞠莉(例え私が本心で曜に惹かれ始めていたとしても…今は曜を混乱させるだけ)
鞠莉「ええ、もちろんよ!また明日来るわ、大切な後輩を放っておくなんてできないもの」
曜「ありがとうっ、鞠莉ちゃん」ギュッ
鞠莉「…!!!//」
鞠莉(あーもうっ、なんでこんなに可愛いのかしら!)
…っ!
スッ
タッタッタッタッ
鞠莉「じゃあ名残惜しいけど…そろそろ行くわね」
曜「うん、明日も待ってるからね」ニコッ ーーーーー
曜宅前
千歌(ん…?あれって…鞠莉ちゃん…?)
千歌(なんで鞠莉ちゃんが曜ちゃんの家の前に…?)
ソデクイッ
千歌(!?)
千歌(い、今…曜ちゃん袖掴んだ…?)
千歌(見間違いかもしれないよね…もうちょい近づいてみようかな)
コソコソ
コソコソ
曜「でも今日鞠莉ちゃんと一緒にいれて楽しかったから…ワガママかもしれないけど…またお話ししてくれると嬉しいな、って」
鞠莉「ええ、もちろんよ!また明日来るわ、大切な後輩を放っておくなんてできないもの」
曜「ありがとうっ、鞠莉ちゃん」ギュッ
千歌(え…?曜ちゃん…?どういうこと…?) 千歌(なんで曜ちゃんが鞠莉ちゃんと2人きりで会ってるの…?私のことが好きなんじゃなかったっけ…?)
無音カメラカシャッ
千歌(私が浮気してたから…かな?鞠莉ちゃんに乗り換えるってこと?)
千歌(せっかく謝ろうと思って…1年生に手伝ってもらってお菓子も買ったのに…)ウルッ
千歌(…帰ろう)
スッ
タッタッタッタッタッ
千歌(なんでこんなにうまくいかないの…?私が悪いことしちゃったから…?反省の機会も与えてくれないのかな…?)ポロポロ
千歌(曜ちゃんは鞠莉ちゃんでもよかったの…?)ポロポロ ーーーーー
バス内
千歌(曜ちゃん…)
千歌(謝りそびれちゃったな…今日は様子見のつもりだったけど…)
千歌(やられたらやり返すってこと…なのかな…?)
千歌(私が浮気してるってわかったからやり返してやるってことなのかな…?)
千歌(…………)
千歌(………)
千歌(…?)
千歌(それならあんな大喧嘩しなくても良くない?) 千歌ちゃんは前ルートでは突き放して依存させるクズっちっぷりを発揮してたけど、今回は一応反省するそぶりは
見せてるから、少しはマシになってるんだろうか。それでも十分におかしいんだろうけどw 千歌(なんであんなに大喧嘩したのかな)
千歌(私ちゃんとやめてって言ったし…むしろ曜ちゃんが喧嘩煽ってたもんね)
千歌(私があれだけ泣いて辞めてって言っても聞いてくれないって…私のこと好きじゃなかったんじゃないかな…?)
千歌(第1謹慎中なのに鞠莉ちゃんがいるって時点でおかしいよね、謹慎にしたの鞠莉ちゃんだよね)
千歌(……)
千歌(……!!)
千歌(……もしかして…)
千歌(私が付き合う前からあの2人は…?)
千歌(はぁ…)
千歌(なんのためにわざわざお菓子持って謝りに行こうとしたんだろう) 千歌とは金輪際関わらないで欲しい
関われば関わる程不幸になるだけや 曜ちゃんこんな風に思われてること知ったら自殺しちゃいそうだ ーーーーー
PM5:00
梨子宅
ピンポ-ン
オジャマシマス
コンコン
ダイヤ「梨子さん、ダイヤです。入れていただけますでしょうか?」
ガチャッ
梨子「…どうぞ」ボサッ
ダイヤ「!!」
ダイヤ(酷いクマ…涙の跡も…)
ダイヤ「梨子さん…失礼かもしれませんが…その顔はどうしたのですか…?」
梨子「顔…?私の顔がどうかしたの?」
ダイヤ「酷いクマが…目もひどく充血して…」
梨子「あーうん、昨日は色々考えて寝れなかったから」 梨子「千歌ちゃんを疑いたくない…けど…大切なら疑うことも必要だって…」ウツロ
梨子「……」
梨子「だけど…やっぱり疑いたくない気持ちが強くって…」
梨子「どうしたらいいのかな…なんて、ずっと考えてたら寝れなくなっちゃったみたい」フフッ
ダイヤ「…っ」
ダイヤ(わたくしはなんと迂闊なことを…わたくしのせいではありませんか…)
ダイヤ(梨子さんは真面目で人の意見をしっかり聞き入れる方だということはわたくしも理解していましたのに…)
ダイヤ(憔悴した心にあのような言葉を投げかけたらこうなる可能性も考えられたはずなのに…わたくしは…) ダイヤ「梨子さ…
梨子「考えれば考えるほど、あの時の曜ちゃんが千歌ちゃんにキスしてるところとか、千歌ちゃんの泣き声が蘇ってきちゃって…」
梨子「ねぇ、ダイヤちゃん…」
梨子「私はどうすればいいと思う?」フフッ
ダイヤ「梨子さん…っ!!」ギュッ
梨子「ダイヤ…ちゃん…?」
ダイヤ「ごめんなさい…ごめんなさい…」ギュ-ッ
梨子「どうしたのダイヤちゃん…?なんで謝るの?」 ダイヤ「昨日の梨子さんにわたくしが投げかけた言葉を…そこまで重く受け止めていただけるなんて思っていなかったのです…」ポロポロ
ダイヤ「わたくしはあなたを助けたかった…それなのに…それなのに…」ポロポロ
ソッ
背中ポンポン
梨子「ダイヤちゃんが私のことを思って言ってくれたのはわかるから、だから謝らないで…?」
ダイヤ「梨子さん……」ポロポロ
ダイヤ(こんなにも思いやりのある方がなぜこんな目に合わなければならないのでしょう…)
ダイヤ(わたくしは…梨子さんのために何ができるのでしょうか…) ーーーーー
梨子「落ち着きましたか?」
ダイヤ「ええ…取り乱してしまい申し訳ありません」
梨子「ううん、大丈夫だよ」
ダイヤ「みっともない姿を見せてしまった手前偉そうなことを言うのもどうかと思うのですが…」
ダイヤ「梨子さんはちゃんと休まれた方がいいと思います、わたくしの言ったことを真剣に考えていただけるのは嬉しいのですが…」
ダイヤ「その言葉によって梨子さんに負担をかけてしまうのは本意ではありません…」
ダイヤ「考えをまとめるためにも、しっかり寝て休息を取ってください」
梨子「私もちゃんと寝ようと思ったんだよ?」
梨子「でも…目を閉じるとどうしても思考がぐるぐるしてきちゃって…」
梨子「前の記憶が頭に浮かんできたりして…寝たくても寝れないの」
ダイヤ「でしたら…わたくしが一緒に寝ます」
梨子「え!?」
ダイヤ「もちろん梨子さんがよろしければの話ですが…」 梨子「そ、そんないきなり…私には千歌ちゃんがいるし…」
ダイヤ「1人で寝るよりも安心して寝れると思ったのですが…」
ダイヤ「それに今の梨子さんを放っておくことはわたくしにはできません」
梨子「ダイヤちゃん…」
ダイヤ「これでもルビィをよく寝かしつけていたのですよ?人を寝かしつけるのは得意だと自負しています」フフッ
梨子「じゃあ…一緒に寝てもらおうかな…?」
ダイヤ「ありがとうございます」 ダイヤ「では早速…と思ったのですが…」
チラッ
梨子「?」カミボサボサ
ダイヤ「一度お風呂に入ってきた方が良いかもしれませんわね」
梨子「あっ、そういえば…昨日ずっと考えてたから入れなかったんだった…ごめんね、もしかして…臭ったりした…?」
ダイヤ「いえ、いつも通りいい匂いですわ」
梨子「い、いい匂いって…///」
ダイヤ「ですがより快適に寝るためにも入浴した方がいいでしょう、風呂は命の洗濯とどこかの偉い方も言っていましたから」
梨子「う、うん…じゃあ一回お風呂はいってくるね」
ダイヤ「はい、わたくしは1度寝る前に必要なモノを取りに行っているのでごゆっくりとどうぞ」ニコッ
ーーーーー ようまりにダイりこ、かなよしまるびぃときて取り残される千歌ちゃん それに気が付いたときどんな暴挙をしでかすのか楽しみ Aqoursクビ→退学コンボで心ズタズタにされて欲しい ーーーーー
PM18:45
テクテク
ガチャッ
梨子「ふぅ…」
ダイヤ「おかえりなさいませ」
梨子「あれ?ダイヤさんの方が早かったんだね、待たせちゃったかな?」
ダイヤ「いえいえ、もっとゆっくり入っていただいてもよかったくらいですわ」
ダイヤ「疲れは取れましたか?」
梨子「まぁ…ただやっぱりまだ…」
梨子「ん?」
机に軽食
梨子「あの…この料理…もしかしてダイヤちゃんが?」
ダイヤ「お母様に頼んでキッチンをお借りさせていただきました。」
ダイヤ「寝る前に食べても大丈夫なように消化に良い物を選ばせていただきましたが、お口に合うかどうか…」
梨子「もしかしてダイヤちゃん…荷物取りに行ったんじゃなくて食材買って来ただけとか…?」
ダイヤ「そうですわね、家までの往復だとだいぶ時間がかかってしまうので」
梨子「私なんかのためにそこまで…」
ダイヤ「なんかではありません、梨子さんは自分が思うよりもずっと心優しい方です。もう少し自分に自信を持ってください」
ダイヤ「わたくしも梨子さんだからやりたいと思えるのです、誰にでもこのようなことをするわけではありませんよ?」フフッ
梨子「ダイヤちゃん…ありがとう」ニコッ
ダイヤ「では夕飯にいたしましょうか」
ーーーーー ーーーーー
梨子「ご馳走さまでした」
梨子「さすがダイヤちゃん…こんなに美味しい和食始めて食べたよ」
ダイヤ「お粗末様でした、喜んでいただけて何よりですわ」ニコッ
梨子「そういえばダイヤちゃんはお風呂とか大丈夫?買い物だけってことは着替えとかもないんだよね?」
ダイヤ「わたくしのことさお気になさらず」
ダイヤ「梨子さんが寝たら家に戻るつもりですので」
梨子「えっ、ダメだよ!こんな夜遅くに…いくらダイヤちゃんがしっかりしてるからって」
梨子「着替えも私の貸すから泊まっていって?お風呂も入ってきちゃっていいから」
ダイヤ「お気持ちは嬉しいのですが…明日も学校ですし」
梨子「どうしても家に帰りたいなら明日の早朝にしてください!夜は絶対ダメだよ!」
ダイヤ「…ご心配ありがとうございます、ではお言葉に甘えさせていただきますわね」 訂正です
>>197
ーーーーー
梨子「ご馳走さまでした」
梨子「さすがダイヤちゃん…こんなに美味しい和食始めて食べたよ」
ダイヤ「お粗末様でした、喜んでいただけて何よりですわ」ニコッ
梨子「そういえばダイヤちゃんはお風呂とか大丈夫?買い物だけってことは着替えとかもないんだよね?」
ダイヤ「わたくしのことはお気になさらず」
ダイヤ「梨子さんが寝たら家に戻るつもりですので」
梨子「えっ、ダメだよ!こんな夜遅くに…いくらダイヤちゃんがしっかりしてるからって…」
梨子「着替えも私の貸すから泊まっていって?お風呂も入ってきちゃっていいから」
ダイヤ「お気持ちは嬉しいのですが…明日も学校ですし」
梨子「どうしても家に帰りたいなら明日の早朝にしてください!夜は絶対ダメだよ!」
ダイヤ「……ご心配ありがとうございます、ではお言葉に甘えさせていただきますわね」 ーーーーー
シャァァ
ブォォォォ-ン
コポコポ
チンッ
テクテク
ガチャッ
ダイヤ「お待たせいたしました、お風呂ありがとうございます」
梨子「早かったね、もっとゆっくりしてもよかったのに」
ダイヤ「人様の家で長湯するわけにはいきませんので」
ダイヤ「お風呂から戻る時にまたキッチンを少しお借りして…ホットミルクを作ってきましたのでよろしかったら」
コトッ
梨子「わぁ、ありがとう」
フ-ッフ-ッ
コクッ
梨子「すごい美味しい…私がたまに飲むホットミルクと全然違う味」
ダイヤ「牛乳の中に砂糖を少々ときな粉を多めに入れたものですわ、お口にあったようで何よりです」
梨子「和菓子食べてるみたいな気持ちになっちゃうね」フフッ
ダイヤ「ルビィが怖い話を聞いて眠れなくなった時もよく作ったものです」フフッ
ーーーーー この世界線の3年さ前の世界線はなんだったんだレベルに有能すぎる 対応は間違ってないんだけどこれはこれで泥沼化しそうな気配がぷんぷんと もうやることやっちゃってる時点で丸くおさまるなんて無理だしな ケアの為にめっちゃ献身的になったせいでようりこから依存されるダイまり クズに依存するよりは良いのだろうか
される方は可哀想だが この世界線だとようりこに入れ込んだダイまりが「曜/梨子さんをこんな目にあわせた千歌(さん)許すまじ」ってなって千歌を殺しかねない ーーーーー
PM21:00
ダイヤ「寝る前の準備も終えましたし…そろそろ床に着きましょうか」
梨子「そうだね…寝れるかなぁ…またあの時のこと…」
ダイヤ「……心身が衰弱した状態で1人でいると嫌なことを思い浮かべてしまうものです」
ダイヤ「今日はわたくしが隣にいますので安心してくださいませ」ニコッ
梨子「うん…ありがとう…」
ポフッ
ポフッ
モソモソ
梨子「んっしょ…」モソモソ
ダイヤ「………」ドキッ
梨子「…な、なんかこれはこれで…違う意味で寝れないかも…」ドキドキ
ダイヤ「い、言わないでください!わたくしも落ち着かなくなってしまいますわ」ドキドキ
梨子「えぇ…ダイヤちゃんが一緒に寝てくれるって言ったのに…?」
ダイヤ「…こほん」
ダイヤ「寝るとしましょうか」
梨子「あ、話そらしましたね?」フフッ
ダイヤ「し、仕方ないでしょう!恥ずかしかったのですから…//」
梨子「……」キュン
梨子「ダイヤちゃんが恥ずかしがってるところ新鮮で可愛いね」フフッ
ダイヤ「んなっ…//」
ダイヤ「い、いい加減寝ますわよ!そのために残ったのですからっ!//」
梨子「はぁい」 梨子(なんだかこの感じいいなぁ…1人でいると悪いことばっかり考えちゃってたけど)
チラッ
ダイヤ「?どうしました梨子さん?」ニコッ
梨子「ううん、なんでもない」ニコッ
ダイヤ「そうですか、ゆっくりおやすみください」ニコッ
梨子(ダイヤちゃん…本当に優しいなぁ)
梨子(お姉ちゃんがいたら、こんな感じだったの…かな?)
梨子(………)トロン
梨子(安心したら…眠気が…)ウトウト
梨子(うん…なんだか今なら…ねれ…そ、う…)
梨子「すぅ…すぅ…」
ダイヤ(よかった…ちゃんと眠れたようですわね)
ダイヤ(少しはリラックスできた…ということでしょうか)
ダイヤ(流石に毎日同衾するというわけにもいきませんし…明日明後日と同じように眠れるとは限りませんが…)
梨子「………」
ダイヤ(時間をかけてでも梨子さんが快方に向かうことができるならわたくしはどのようなことでも…) ダイヤ(梨子さんも眠りにつけたようですし…わたくしも寝るとしましょう)
チラッ
梨子「………」
ダイヤ(この綺麗な寝顔を見てると寝るのが少し惜しく感じますが…明日も早いのです、そうも言っていられませんわね)
ダイヤ(けれど…縁というのは不思議なものですね)
ダイヤ(わたくしが梨子さんと2人で一緒の布団で眠ることがあるなんて誰が想像できたでしょう)
ダイヤ(なんだか妹とも同級生とも違った特別な存在ができたような気分です)フフッ ダイヤ(………)
ダイヤ(今はこんな状態になってしまっていますが、その縁を繋げ続けたのは他でもない千歌さん…そこについては疑う余地もありません)
ダイヤ(あの方にはなぜか惹かれるモノを感じる…それはおそらく全員同じなのでしょう、故にAqoursができた)
ダイヤ(鞠莉さんや果南さんとまた一緒にいられるようになったのも、千歌さんの尽力があってこそですし…わたくしも感謝はしています)
ダイヤ(故に今回は裏切られた気持ちが強い…千歌さんにとってお二人は…Aqoursは大切な存在じゃなかったのかと)
ダイヤ(……しかし誰にでも大なり小なりの過ちはあります)
ダイヤ(梨子さんにはもう千歌さんに近づいて欲しくないというのが今の正直なところですが…)
ダイヤ(千歌さんが誠心誠意反省する姿勢を見せ、手を引くというのであれば…時間はかかるでしょうが…関係を修復することに協力するのもやぶさかではありません)
ダイヤ(もちろんおつきあいの関係ではなく、友人の関係に…ですがね)
ダイヤ(なんにせよ今は少しでも梨子さんが回復しつつあることを喜ばしく
梨子「……や…」
ダイヤ「…?」
梨子「や……いや……」
ダイヤ「っ…!!!」 千歌孤立エンドフラグキタ━(゚∀゚)━!
前のは罰を受けてないし痛い目みろ 憎まれっ子世に憚るとはいうけれど開き直った方よりちょっとは反省の色がある方が報いを受けることになるというのが何とも無情 梨子「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」ガバッ
ダイヤ「梨子さん!!梨子さんっ!!」ユサユサ
梨子「いや…千歌ちゃん…行かないでっ…」ブルブル
ダイヤ「梨子さん!落ち着いてください!ここに千歌さんはいません!」
梨子「疑ってごめん…千歌ちゃん…千歌ちゃんっ……」ブルブル
ダイヤ「…っ!!」
バサッ
ギュ---ッ
梨子「!!!」 完全に病んじゃってるじゃないですか。もうAqoursの未来とかを心配する段階は過ぎてそうw ダイヤ「梨子さん!!安心して!!あなたはわたくしが守るから!!」
梨子「ダイヤ…ちゃん…」
ダイヤ「あなたは1人じゃない…わたくしが隣にいるから…だから…落ち着いて」ヨシヨシ
サスサス
梨子「う、うぅ…」ポロポロ
梨子「ごめんね…私もうダメなのかも…どれだけダイヤちゃんが優しくしてくれても…結局こうなっちゃう……」ポロポロ
梨子「自分がどうすればいいのか考える度に苦しくなって…千歌ちゃんが遠くに行っちゃって…」ポロポロ
ダイヤ「大丈夫、大丈夫です…梨子さんはダメなんかではありません…」
梨子「苦しいよぉ…楽になりたいよぉ…」ヒックヒック
ダイヤ「…っ」
ダイヤ「梨子さん、まずは一緒に深呼吸しましょう…」ス-ッハ-ッ
梨子「っく、はぁー…ひっく…」ブルブル
ダイヤ(こんなにも震えて…梨子さん…)
ダイヤ(………)
ダイヤ(先ほどの考えは訂正しなければいけないかもしれませんね)
ダイヤ(いままでどれだけ頑張っていようと…ここまで人の心を弄び踏みにじっていい通りがまかり通っていいはずがない)ギリッ
ダイヤ(高海千歌さん…私はあなたを許すことができそうにありません)ギッ 梨子はバイブ突っ込んでも千歌といることを選んだんだもんな 訂正多くなってすいません…
>>224
ダイヤ「梨子さん!!安心して!!あなたはわたくしが守るから!!」
梨子「ダイヤ…ちゃん…」
ダイヤ「あなたは1人じゃない…わたくしが隣にいるから…だから…落ち着いて」ヨシヨシ
サスサス
梨子「う、うぅ…」ポロポロ
梨子「ごめんね…私もうダメなのかも…どれだけダイヤちゃんが優しくしてくれても…結局こうなっちゃう……」ポロポロ
梨子「自分がどうすればいいのか考える度に苦しくなって…千歌ちゃんが遠くに行っちゃって…」ポロポロ
ダイヤ「大丈夫、大丈夫です…梨子さんはダメなんかではありません…」
梨子「苦しいよぉ…楽になりたいよぉ…」ヒックヒック
ダイヤ「…っ」
ダイヤ「梨子さん、まずは一緒に深呼吸しましょう…」ス-ッハ-ッ
梨子「っく、はぁー…ひっく…」ブルブル
ダイヤ(こんなにも震えて…梨子さん…)
ダイヤ(………)
ダイヤ(先ほどの考えは訂正しなければいけないかもしれませんね)
ダイヤ(いままでどれだけ頑張っていようと…ここまで人の心を弄び踏みにじる行為がまかり通っていいはずがない)ギリッ
ダイヤ(高海千歌さん…私はあなたを許すことができそうにありません)ギッ ーーーーー
PM11:00
ダイヤ「落ち着いたようで何よりですわ」
梨子「うん…ごめんね、ダイヤちゃん…私のせいで…」
ダイヤ「梨子さんは悪くありません」
ダイヤ(悪いのは…)
窓チラッ
ダイヤ(きっと梨子さんがこんなに苦しんでいることも知らずに今も呑気に寝ているのでしょうね)
ダイヤ「梨子さん…あの状況を見て睡眠を強いるのは気が引けるのですが…」
ダイヤ「もう一度寝てみましょう」 梨子「え…いや、でも…私もう…」
ダイヤ「たしかにかなり辛いのだと思います、目を閉じて心を無にすればするほど孤独を感じ、嫌な思いがふつふつと湧き上がる…」
ダイヤ「わたくしにその感覚はわかりませんから他人事のように聞こえるかもしれませんが…」
ダイヤ「今の梨子さんがそれに蝕まれている様を見ているだけ、なんてわたくしにはできません…」
梨子「気持ちは嬉しいんだけどね…もうダメなの…」
梨子「目を閉じるのも怖くて…少し意識が飛びかけるとね」
梨子「私の世界から千歌ちゃんが消えちゃうの…」ガタガタ
ダイヤ「梨子さん」 >>219
これから反省するにしても二人ともに手を出しちゃってる時点でもう手遅れ感が強いしな
真摯に一人だけ選びますといっても選ばれなかった方は結果的にヤリ捨てられてるわけで
どう考えても同じグループでやるのは地獄だし、選ばれた方もお前そんなクズが好きなの?
ってなっちゃうしw 梨子「知ってる…?千歌ちゃんのいない世界って真っ黒なんだよ…暗いとかじゃない、気持ち悪くなるくらいの黒…」
梨子「そんな世界で私は1人で…ずーっと千歌ちゃんを探すの」
ダイヤ「梨子さんっ」
梨子「その度に…耳元で『あなたが疑うからいなくなっちゃうんだよ?』『正しい方向に導けなかったのもあなたのせいでしょ?』なんて囁きが…聞こえてっ…」ガクガクブルブル
ダイヤ「梨子さんっ!!」
梨子「うっ…うぅっ…」
梨子「うっ…おえっ…!」
ビチャビチャビチャ
ダイヤ「梨子さん!?」 これはもう親が知ったら完全に絶縁コースだろうな。自分の娘をこんなにされて許せる親なんていない ダイヤ(!?夕食を食べてから4時間は経っているはず…しかも消化にいいものしか作っていないはずなのに…まるで消化していない…どれだけのストレスを抱えればこんなことに…)
梨子「あっ…ああっ…あぁぁっ……」ガタガタ
梨子「ダ、ダイヤちゃんがせっかく作ってくれたのに…ごめんね…ごめんね…私…っ」ポロポロ
ダイヤ「気にしないで梨子さん、いまはもう一度落ち着いて…ね?」サスサス
梨子「うぅっ…ごめんね…ごめんね…せっかく優しくしてくれたのに…私なんかのために…ごめんなさい…っ…」ヒックヒック
ダイヤ「梨子さん、なんかなどと言わないでくださいまし…あなたを好きな人はたくさんいます…だからそんなこと言わないで…」
梨子「千歌ちゃんをっ…疑って…ひっく…1年生を怖がらせちゃって…っ…ダイヤちゃんにもっ…迷惑かけて…っ私なんて…」
ダイヤ「梨子さんっ、お願いですからわたくしの声を聞いて…」ウルッ
梨子「死んじゃえばいいのに…」 パシ------ン
梨子「、、、、、」
梨子「え…?」
ダイヤ「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」ポロポロ
梨子「ダイヤ…ちゃん…?」 これもうダイヤさんは千歌ちゃんを敵として認識してそう 肩ガシッ
ダイヤ「なんで…なんでそんなことを言うのですか…?」ポロポロ
ダイヤ「あなたのことを大切に思う人がいないとでも思っているのですか…?」ポロポロ
ダイヤ「死んでいい命が…あっていいと思っているのですか!?」ブアッ
梨子「でも…っ私なんて…ひっく…みんなに迷惑かけてばっかりで…」ポロポロ
ダイヤ「迷惑?たしかにあなたたちの喧嘩に私たちは迷惑を被っています…」
梨子「そう、だよね…だから
ダイヤ「でも…それを何故あなたが抱え込む必要があるのですか…?」ヨロッ
ホッペソッ
梨子「…っ!」
ホッペナデナデ
ダイヤ「………」 ダイヤ「梨子さんは…優しすぎるのです…」
ダイヤ「誰よりも優しくて繊細で…誰よりも人を思いやる心に溢れている…そんなあなたがわたくしは大好きです…」ポロポロ
ダイヤ「ですが…抱え込まなくていいものまで抱え込んでしまう…たとえ自分が壊れてしまおうと」
ダイヤ「あなたが傷つくことで…あなたを大切に思う人はどう思うか…わかりますわよね…?」
梨子「でも…私のこと大切に思う人なんて…」ヒック
ダイヤ「………自分のことももっと思いやってあげてください…梨子さん」ナデナデ
梨子「…無理だよっ…そんなの…だって私…っ…じ、自分のことばっかりで優しくなんて…」ヒック
ダイヤ「いいえ…あなたはとても優しいですわ」ナデナデ
ダイヤ「自分のことではなく…誰かのために怒り誰かのために泣くことができる…そんな方が優しくないはずがありませんもの」ニコッ
梨子「ダイヤちゃん…っ」 ギュッ
ダイヤ「だからこそ余計に抱え込んでしまったのですよね、こんなになるまで…本当に…頑張り、ましたわね…っ…」ポロポロ
ギュ--ッ
梨子「私…いても…っ…いい、のかな…?」
ダイヤ「当たり前ではありませんか」
梨子「みんなに迷惑かけちゃったのに…?」
ダイヤ「普段しっかりしている梨子さんなのですから、少しくらい迷惑をかけることがあってもいいではないですか」
梨子「ダイヤちゃんにも…っ…いっぱい、迷惑かけちゃっ、て…」ヒック
ダイヤ「迷惑だなんて思っていませんよ、あなたを大切に思うから…わたくしがやりたくてやっているのです」
ダイヤ「エゴのようなものだと思ってくださいな」ニコッ
ダイヤの顔覗き込み
梨子「本当に…いてもっ…いい、のっ…?」ポロポロ
ダイヤ「はいっ」ポロポロニコッ
ダイヤ「だからもう…二度と死にたいなどと言わないでくださいませね?」アタマナデナデ
梨子「うっ…ううっ…ひっく…ありがどう…ダイヤちゃん…」ポロポロ ーーーーー
AM0:30
梨子「何度もごめんね、本当にいっぱい迷惑かけちゃって…」
ダイヤ「気にしないでくださいと言ったでしょう?」フフッ
梨子「ありがとう…」
ダイヤ「では…今度こそ眠りにつきましょうか、泣き腫らして疲れたでしょう?」
梨子「で、でも…やっぱりまだ…」
ダイヤ「千歌さんが気になりますか?」
梨子「う、うん…またあの時の光景が出てきちゃうんじゃないか、声が聞こえてくるんじゃないかって…」
ダイヤ「…一度ベッドに入っていただいてもよろしいですか?」
梨子「え?う、うん…」
ポフッ
ポフッ
モソモソ 梨子「入ったけど…って…」
ギュッ
梨子「えっ、ちょっとダイヤちゃんっ…!?//」
ダイヤ「気休めかもしれませんが…こうやって抱き合っていれば少しは安心できるのではないですか…?」
ダイヤ「応急処置にしかなりませんが…千歌さんのことを少しでも忘れられるかと」
ギュ-ッ
梨子「う、うぅ…たしかに安心はするけど…」
ダイヤ「それは何よりです」ニコッ 背中トントン
梨子(あっ…)
梨子(…心地いいリズム…)
梨子(私も昔ママにやってもらったこと…あったなぁ…)
梨子(あれ…なんだか…意識が…)
梨子「………」ウトウト
トン
トン
トン
ダイヤ「ルビィが寝付けない時…よくこうしていたのを思い出しますわね」フフッ
梨子「………」ス-ッス-ッ
ダイヤ「おやすみなさい、梨子さん」
ダイヤ(梨子さんは眠りにつくことができたようですわね)
ダイヤ(問題はこの後…何もないと良いのですが…) 前の世界線雑な打ち切り感あったけどこっちの世界線は見てて引き込まれる感覚!!
楽しみにしてます!! ーーーーー
AM1:05
梨子「すぅ……すぅ……」スゥスゥ
ダイヤ(寝始めてから25分…と言ったところでしょうか)
ダイヤ(今のところ大丈夫そうですが…まだわたくしが眠るわけにはいきませんわね…)
ダイヤ(けれど…正直わたくしもかなり…)ウトウト
ダイヤ(普段規則正しい生活をしていたのが裏目に出てしまいましたわね…)
梨子「…んっ…」
ダイヤ(!!)
ダイヤ(気を抜いている場合ではありませんわ…!)
梨子「ち、ちかちゃ…」ピクッ
ギュッ
ダイヤ「大丈夫、大丈夫ですわ…あなたにはわたくしがついています…」ササヤキ
ダイヤ「あなたは悪くありませんよ、自分を責めないで…」トントントントン
梨子「う…ぅっ…すぅ…すぅ…」
ダイヤ「ほっ…」
ダイヤ(気を抜いている場合ではありません…梨子さんを助けられるのはわたくしだけなのですから…!)
ダイヤ(必ずあなたを救ってみせます…安心してください、梨子さん…) ーーーーー
AM6:15
チュンチュン
梨子「んっ…あれ…私…」
梨子(もしかして…わたし…っ!寝れたんだ…!)
梨子「ダイヤちゃん!あれ…?ダイヤちゃんは…」
ガララッ
ダイヤ「あら、おはようございます、お早いのですね」ニコッ
梨子「!!ダイヤちゃんっ!私…寝れたの!ダイヤちゃんのおかげだよ!!」
梨子「真っ黒な世界にね…ダイヤちゃんがいて私を助けてくれたの…私がいるから、安心して…って声かけてくれて…!」
タッタッタッ
ギュ-ッ
梨子「一緒にいてくれてありがとうっ!」
ダイヤ「!梨子さんっ…」
ギュッ
ナデナデ
ダイヤ「どういたしまして…」ニコッウルッ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています