【戒め系SS】穂乃果「3000怖い」
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0001名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:32:38.53ID:MuvVLTUc
  3000
       sanzen  
さんぜん            三
      。      。゚      千
   3   ゚ リ ´Д`゚ )っ゚ サ
  0    (つ   /    ン
 0      |   (⌒)     ゼ
0       し⌒         ン
0002名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:33:01.69ID:MuvVLTUc
駆け足タッタッタッ……


穂乃果「こっ……」

   「怖いっっっっ!!!!」

   「怖いよぉぉぉぉ!!!!」

   「3000が怖いよぉぉぉぉ!!!!」

   「どこまで逃げても、3000が追っかけてくるよぉぉぉぉ!!!!」


3000の幻を追い払おうと、両腕ブンブンッ!!


穂乃果「くっ、来るなぁっ!!!!」

   「3000っ!!来るなぁぁぁぁっ!!!!」


(と、その時!!)
0003名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:33:26.97ID:MuvVLTUc
ガラガラガラガラッッッッ!!!!!!!!


穂乃果「ひぃっっっっ!!!!」


(突如、紫色の地面にヒビが入り、足下にポッカリ開いた無限の闇の中へ––––)


穂乃果「きゃああああああ!!!!!!!!」


(穂乃果は真っ逆さまに、ヒュウウッと転落していった––––)


––––––––––––––––––
––––––––––––
––––––––
––––
0004名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:33:50.65ID:MuvVLTUc
穂乃果「はっっっっ!!!!」


ガバッ!!


〜PM5:25、穂むら・穂乃果の自室〜


ことうみ「!!!!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん!!!!」

海未「やっと気がつきましたね!!!!」

穂乃果「ゼェ……ハァ……」両目剥き出し


寝汗ビッショリ……


穂乃果「…………」

   「…………え?」

   「ここは……私の部屋?」
0005名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:34:10.97ID:MuvVLTUc
(意識が回復した穂乃果が、ベッドの上で目を白黒させている)


穂乃果「あ、あれ?」

   「確か私たち、カラオケBOXにいたんだよね……?」

   「それがどうして、私の家に……」

ことり「なにも覚えてないの?」

海未「あなた、一曲歌い終わった後に、とつぜん意識を失ったんですよ?」

穂乃果「…………あ」


(混濁していた穂乃果の記憶が、徐々に鮮明さを取り戻し始めた––––)
0006名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:34:32.18ID:MuvVLTUc
海未「まったく……」

  「あの後、私たちがどれだけ迷惑を被ったか……」

ことり「穂乃果ちゃんのお家の人に連絡して、車で迎えに来てもらったんだよ」

海未「あなたを車まで搬送する間、野次馬たちの視線の痛かったこと……」恥辱に耐えてる



穂乃果「…………そうだったんだ」

   「…………ごめんね」

   「ふたりに迷惑掛けちゃって」疲弊した声

ことうみ「…………」
0007名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:34:58.68ID:MuvVLTUc
海未「それはそうと、穂乃果……」

穂乃果「?」


                      _, -──- 、.
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海未「なんですか?『サンゼン』って」

穂乃果「」ドキリッ
0008名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:35:23.17ID:MuvVLTUc
ことり「穂乃果ちゃんったら……」

   「気絶してる間、ずっとうなされてたんだよ」

   「『サンゼンこわい……サンゼンこわい……』って」

穂乃果「…………」目をそらす

海未「穂乃果っ!!!!」


穂乃果の両ほっぺグニュウウウウウ!!!!


穂乃果「いいいいいいっ!!!!」涙目

海未「私の両目を、よ〜〜〜〜く見なさい……」

穂乃果「う、うみひゃん……」

海未「これでもまだ、私たちに隠し事をしますか?」


瞬きもせずに、穂乃果を凝視する海未ちゃんアイ……


穂乃果「…………」
0009名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:35:49.99ID:MuvVLTUc
ことり「1人で抱え込んでないで、私たちに頼ってよぉ……」涙ポロポロ

穂乃果「…………」


(ついに観念した穂乃果が、事の真相を語り始めた)


穂乃果「じ、実は……」
0010名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:36:15.19ID:MuvVLTUc
    _
  〃 /  `ヽ
  j{ {ノ|ノヽリ    時を巻き戻すわね
.  〈八ト゚ ー゚ノ)〉
   /_if丞{つ
  ιくヒ士|>
      し'ノ
0011名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:36:40.18ID:MuvVLTUc
〜昨日の昼下がり、校舎・中庭にて〜


にこ「いくわよ!!穂乃果!!」

  「このセンタリングで、勝負を決めるのよ!!」


サッカーボールを宙高く蹴り上げる!!


穂乃果「…………にこちゃん!!」


飛んできたボールをトラップ!!


穂乃果「にこちゃんが繫いでくれた、この友情のパス……」

   「これを決めなきゃ、男じゃない!!」女です


ゴールキーパー凛「来るなら来いにゃ!!」


両手をめいっぱい広げて……


ゴールキーパー凛「何人たりとも、このゴールを割らせないよ!!」



穂乃果「喰らえっ!!南葛っ!!」

   「これが私の…………!!」
0012名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:36:58.98ID:MuvVLTUc
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        ⊂リ`・ヮ・)
.         ヽ ⊂ )
ピキィィン!! (⌒)|
          Σ ○`J

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0013名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:37:19.01ID:MuvVLTUc
キィィィィィィィン……


穂乃果「あっ……アレッ!?」

にこ「ちょっと!!どこへ向かって蹴ってんのよ!!」

凛「ゴールを遥かに超えて、場外ホームランだにゃ〜〜!!」


_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ガチャアアアアンッ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


にこりん「」

穂乃果「あ…………」


(どうやら穂乃果の必殺シュートは、ゴールではなく、理事長室の窓ガラスを、文字通り割ってしまったようだ)


穂乃果「………………」

にこ「………………」

凛「………………」
0014名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:37:40.61ID:MuvVLTUc
    ☆現実逃避タイム・スタート☆


穂乃果「…………や」

   「やったよ!!にこちゃん!!」

   「試合終了1分前で、ついに逆転したよ!!」

   「コレで私も、スーパーヒーローだよ!!」



   ♪  _ _ _
  ♪  く7Z/ `ヽ
     ,| ,|ノノ^Y,}   
     リi|`・ᴗ・リ   ♪
    (( ( つ ヽ、  
      〉 とノ )))    
     (__ノ^(_)♪  

  ゴール名物・ホノダンス


にこ「でかしたわよ!!穂乃果!!」

  「未来のなでしこJAPANのエースストライカーは、あんたに決まりよ!!」
0015名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:38:03.48ID:MuvVLTUc
凛「くっ……くっそ〜〜〜〜!!!!」


地面をドンドンッ!!


凛「スーパーグレートゴールキーパー星空凛とあろう者が……」

 「最後の最後で……とんだ失態だにゃ……」歯ぎしり


穂乃果「今から祝勝会が、楽しみだなぁ〜〜!!」

にこ「見なさい、穂乃果!!」指差し

  「穂乃果に夢中なチャンバが、こっちに向かって走ってきて……」


理事長「誰がチャンバですってぇ〜〜〜〜!?」
               ↑ビブラート全開
  
三馬鹿「あ…………」
0016名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:38:22.34ID:MuvVLTUc
(現実逃避から目が覚めた3人の前に現れた理事長は、例えるならば、羅刹の鬼の化身と言ったところか)


理事長「ちょっと!!あなた達っ!!」尖り声

   「誰ですかっ!!窓ガラスを割ったのは!?」

凛「ランティス所属の鈴木愛奈って奴です」
0017名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:38:36.60ID:MuvVLTUc
 \                    /
   \  丶       i.   |      /     ./       /
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     二                        = 二
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0018名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:38:53.01ID:MuvVLTUc
凛「いったいにゃあ〜〜〜〜……」涙目

理事長「今の時代、下手なジョークでも裁判沙汰になるんですよ!?物を考えて言いなさい!!」
0019名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:39:09.14ID:MuvVLTUc
    __ 
   '´ 、`ヽ
  i  人ヽリ)
  イw(´ヮ`ハ   それから?
   と) 芥)つ
   く/_i_i_>
    し'ノ
0020名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:39:26.21ID:MuvVLTUc
〜放課後・部室〜



                 /⌒ _..二.._\
                 xく⌒Iニニユ_}
.               /   ,、丶`     ``丶、
            .′ /            \
            :         )        `、
            | U      /\\   `、   `、
            | |    |/    - _-__ `、  `、
            | |    |⌒ニ- __   _≫x.   |{ \
              八     reシ⌒  reメA   |\
                  |{|i  {|〉V)ツ      V)ソ )〉 八  )
                  |八 {      __'_     〈∧ {
                  |/介トミ.     /: : : ;   ///\
               /八 込、  |_ : : _}   ′\
                  | | 介i  `¨ ¨´ イ{  
              ____| |个u  `¨¨´| 八
               /| 八 {i|  \  圦〕iト\.,,_
              / i:| |i \辷____〕i〔___|__| \\ト、
           /   i:| |i  ]≧=‐-:i〔i:i:i:i:i|  | | )、
.           ′  i:|.リ  ]ei:i:i:i:i八i:i:i:i〈__, | | /{
         }    i:|    `_i:i:i:i:i/ }〉i:i:i:i:/  ∨  {
           /   /     `_:i:i// /i:i:i:/    '.   {


絵里「まったく……」腕組み

  「とんでもないことをしてくれたわねぇ……」
0021名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:39:45.02ID:MuvVLTUc
海未「あんなに怒っている理事長は、初めて見ましたよ……」


軽蔑しきった表情で……


海未「そんなにサッカーがしたいのならば、そこらの少年サッカー団にでも入団すればどうですか?」

  「頭のレベルが小学生なあなた達には、さぞかしお似合いでしょうねぇ……」怖い笑顔

三馬鹿「…………」床に正座


  リ`・ _ ・)  J(*’ _ ’*)し (・ ω ・)    
  ( J J   ( J J   ( J J      
 ( 、_)_)  ( 、_)_) ( 、_)_)


(並の神経の持ち主ならば、これだけ威圧的なお説教を喰らえば、たちまち許しを請うに違いないだろう)

(だが、そこは叱られ慣れている三馬鹿である––––)
0022名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:40:22.70ID:MuvVLTUc
にこ「ほら、みなさいよ……」ヒソヒソ


膝で穂乃果をつっつき……


にこ「穂乃果が不吉な技名をつけるから、こんな結果に……」ヒソヒソ

穂乃果「え〜〜〜〜っ!?」ヒソヒソ

凛「ホント!!なにがノーエグジットだよ!!」ヒソヒソ

 「時代はもっと、パーシャルでポジティブで、単純明快な技名を求めてるんだよ!?」ヒソヒソ

穂乃果「わ、私が厨二病だとでも言いたいの!?」ヒソヒソ

   「にこちゃんの『ぴょんぴょこドリブル』や、凛ちゃんの『くるりんハンド』よりはセンスあるっしょ!?」ヒソヒソ


机バンッッッッッッッッッ!!!!!!!!
0023名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:40:46.45ID:MuvVLTUc
三馬鹿「ヒッ!!!!」身が縮む

絵里「全っ然反省してないようね!!あなた達!!」

  「この請求書、一体誰が責任を取るつもりなのよ!!」金切り声


3人の前に、ビシッと突きつけっ!!


      請求書

    窓ガラスの弁償代
     ¥9000円也

          理事長


穂乃果「きゅ……9000円!?」

海未「あなた達が割った、理事長室の窓ガラスの弁償代ですよ」

  「これでもまだ、事の重大さに気づかないというのですか?」

凛「凛、法律の授業を選択してないから分からないにゃ」
0024名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:41:07.56ID:MuvVLTUc
 \                    /
   \  丶       i.   |      /     ./       /
    \  ヽ     i.   .|     /    /      /
      \  ヽ    i  |     /   /     /
   \
                                  -‐
  ー
 __             げ   ん              --
     二                        = 二
   ̄.             こ   つ               ̄
    -‐                             ‐-

    /
            /               ヽ      \
    /                    丶     \
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 /    /    /       |    i,      丶     \
0025名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:41:29.43ID:MuvVLTUc
凛「さっ……さっきと同じ場所を殴られたぁ〜〜!!」涙目

にこ「底抜けのアホ……」ジト目


絵里「まったく……バカに付ける薬ってないものかしら?」腰に手を当て

海未「どうでしょう……絵里」


(突如、打って変わって柔和な口調になった海未が––––)


海未「この際……ガラスの弁償は、この3人に全額負担させるっていうのは」ニコニコ

穂乃果「えっ」
0026名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:41:48.81ID:MuvVLTUc
絵里「そうね……」

  「こんな馬鹿げた事に、私たちも巻き込まれたくないし……」ポニテかき上げ

にこ「ちょっと!!なに勝手に話を進めてるのよ!!」

  「弁償代は、部費で賄えばいいじゃない!!」

海未「はぁ?」

  「あなた達3人の尻ぬぐいに、どうして私たちの部費を使わなければならないのですか?」

絵里「こんな私的な事に部費を使うだなんて、ミトメラレナイワァ!!」

にこ「ぐぬぅ……」


(正論を言われては、口から先に生まれたような矢澤にこでさえも、為すすべもない)
0027名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:42:10.26ID:MuvVLTUc
海未「決まりですね」

  「たった今から、この請求書はあなた達3人のものです」

凛「あ、ゴメンね。海未ちゃん」

 「凛、事務所の検閲を通ったモノしか受け取らない方針だから」

海未「…………」


海未、「はぁ〜〜〜〜っ」と拳に息を吹きかける……


凛「わっ!!わかったからわかったから!!」

 「だからもう、げんこつはやめてよぉ!!」怯える
0028名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:42:29.64ID:MuvVLTUc
海未「では、1人3000円でお願いしますね」

凛「そ、そんなぁ〜〜」

 「凛、いま財布の中は、火の車だってのにぃ……」

にこ「にこだって……」弱りきる

  「いきなり3000円用意しろだなんて……」

海未「親に頼んで、おこづかいを前借りしてくることですね」

  「法に触れない手段で、明日までに耳をそろえてキッチリ用意してくださいよ」ドライな口調


穂乃果(ううっ……)

   (既におこづかいは、何ヶ月分も先の前借りをしちゃってるし……)

   (明日までに3000円だなんて、お母さんになんて言えば……)
0029名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:42:49.02ID:MuvVLTUc
   「´~'';;ー::..、,,___
   ヽ.  '''''''::;;;;;:O`'':::::..、__           ,_
     ヽ.     ''''''''::;;;;;;;;;;;`''::::..、__         |ト、
      ヽ.____    '''::;;;;;;;;;;`''::::..、__ ノノ l
それから? 从*´ ヮ`ル `ヽ.      '''''::;;;;;;;;;`:::':..、.|
        ヾ. ̄ ̄`ヽ〉          ''''::;;;;;;ヽ.
         ヽ        三三三彡     __,,,`:.,,________
          `ヽ.         ー―''''´'''''''''''''''''''''''''''''''''''''_/
           ,ノ ヽ.        - 、         _,,. -''´
         ,,/   .ヽ.        ヽ.    _,,. ‐''´;;;ヽ.
       ,,/       j`ヽ.       `ー''´      ;;;;l
     /_, --―――''´   `ヽ               ;;;;|
      ̄             `ヽ.            ;;;;|
0030名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:43:12.55ID:MuvVLTUc
(夕暮れの通学路を、ひとりトボトボと家路に向かう憂えた少女––––)


穂乃果「ああ……」

   「考えたくもない……」

   「どうやって明日までに、3000円を工面すればいいのか……」


〜穂むら〜


扉ガラララ……


穂乃果「ただいまぁ……」上の空

雪穂「あっ、お姉ちゃん」

穂乃果「ん〜〜?雪穂?」


(母の姿は店内にはなく、代わりに雪穂がカウンターに立っていた)
0031名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:43:38.12ID:MuvVLTUc
穂乃果「……お母さんは?」

雪穂「さっき居間で見かけたときは、家計簿を付けてたけど……」


穂乃果(うっわ〜〜……)

   (最悪のタイミングじゃん……)

   (お母さんって、いっつも家計簿を付けてるときは機嫌が悪いんだよね……)

   (そんな時に『3000円貸して』って言おうモンなら、親子の縁を切られるのは必至……)


(時機が悪いと見た穂乃果は、母への懇願を諦め、自室へ向かおうとしたが––––)


スタスタスタ……


(居間の前を横切る以上、否が応でも居間の様子が、穂乃果の視界に飛び込んでくる––––)
0032名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:44:08.13ID:MuvVLTUc
〜穂むら・居間〜


穂乃果「…………ん?」

   「お母さん、いないや……」


(テレビが付けっぱなしのままに放置されていた居間には、ついさっきまで誰かが居たような痕跡があった)


穂乃果「あ、家計簿……」


(テーブル上に散乱していた母の面影は、自室にむかうハズだった穂乃果を、磁石のように吸い寄せた)


穂乃果「お母さん……家計簿付けてるときは、いっつも頭が痛そうな顔をしてるけど……」

   「ひょっとして、ウチって貧乏なのかなぁ……」


(一抹の不安を感じた穂乃果が、こっそり家計簿を盗み見したところ––––)
0033名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:44:32.04ID:MuvVLTUc
穂乃果のお小遣い前借り分  4000円

穂乃果にたかられた分    2700円

穂乃果が店の商品を     1675円
盗み食いした損失分

穂乃果がキャリア支払いで  8000円
スクスタのガチャ回した分


穂乃果「ひぃっ…………」青ざめ

   「バレてないと思ってたけど、しっかりチェックされてた……」

   「娘がこんなに散財してたら、そりゃあ頭を抱えるよね……」



穂乃果「…………ごめんなさい、お母さん」

   「将来、私が大人になって小金持ちになったら、高級な老人ホームに入所させてあげるからね……」


持ってた家計簿を、テーブルに置き直し……
0034名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:45:08.65ID:MuvVLTUc
穂乃果「え〜〜っと、それから……」

   「テーブルには、大量のレシートと……」

   「…………」


(金策の事で頭がいっぱいだった穂乃果の目は、『それ』に釘付けとなった)


穂乃果「もうっ!お母さんったら!!」

   「財布を置きっぱなしにするなんて、不用心にも程があるよ!!」


(小洒落た根付をぶら下げた母の財布が、穂乃果に囁いた)

(この中には、大勢の福沢諭吉や野口英世が監禁されているぞ––––と)


穂乃果「………………」





穂乃果「ゴクリ……」


(魔に魅入られた穂乃果が、はたして財布の中を覗きこむと––––)
0035名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:45:24.88ID:MuvVLTUc
       ,,r'"´ ̄ ̄`""´´~`'‐、
      / ,. -‐'´  ̄ ̄ ̄`゙ヽ ゙、
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.     {!     ,{_  ,、      :iー'
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.      ヽ:::::::... ̄....     /:ト、
        ヽ::::::::::::::...... ,‐'´ ,イ ヽ、
.        _/fl:`' ‐--‐ '::::.. //   } `‐、
    _// |ト、:::::::::::::::::  //   l   l''‐-
    / イ   !!.ヽ::::   :::::://     .!  │

    福沢諭吉「やぁ」
0036名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:45:40.84ID:MuvVLTUc
        /三ンyイミ=-、__
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     野口英世A「やぁ」
0037名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:45:58.12ID:MuvVLTUc
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     野口英世B「やぁ」
0038名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:46:18.82ID:MuvVLTUc
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     野口英世C「やぁ」
0039名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:46:36.08ID:MuvVLTUc
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     野口英世D「やぁ」
0040名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:46:51.85ID:MuvVLTUc
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     野口英世E「やぁ」
0041名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:47:12.09ID:MuvVLTUc
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     野口英世F「やぁ」
0042名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:47:24.73ID:MuvVLTUc
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     野口英世G「やぁ」
0043名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:47:39.96ID:MuvVLTUc
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     野口英世H「やぁ」
0044名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:48:02.63ID:MuvVLTUc
穂乃果「わぁ……」息をのむ

   「英世がいっぱいだぁ……」


財布をもつ手プルプル……


穂乃果「た……例えばだよ?」

   「例えばの話だよ?」

   「これだけ英世がいたらさぁ……」


起伏のない顔で……


穂乃果「3人ぐらい行方不明になっても、気づかないよねぇ〜〜……」











スタスタスタ……


ほのママ「…………あれ?」

    「穂乃果、いないの?」
0045名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:48:21.87ID:MuvVLTUc
(既に穂乃果が去った後の居間の前で、立ち尽くすほのママ––––)


ほのママ「変ねぇ……」

    「さっき、穂乃果の声がしたような気がしたんだけど……」

    「何か、用事でもあったのかしら?」


(犯行は、母がトイレに行ってる約3分間の間に行われた)
0046名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:48:39.22ID:MuvVLTUc
〜その夜……夕食時〜


ほのママ「穂乃果〜〜!!」大声で

    「はやく降りて来なさ〜〜い!!」

    「ご飯が冷めちゃうじゃな〜〜い!!」

雪穂「寝てるのかなぁ?お姉ちゃん」

ほのパパ「…………」ご飯モグモグ
0047名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:48:55.80ID:MuvVLTUc
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0048名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:49:13.52ID:MuvVLTUc
〜穂乃果の部屋〜


(照明も付けずに、真っ暗闇な部屋の片隅でブルブルと震えているのは––––)


穂乃果「やった……」

   「やってしまった……」


(激しい自己嫌悪に陥っている穂乃果の手に握られているのは、汗で湿った千円札が3枚––––)


穂乃果「小学4年の時に、『ちゃお』の最新号が欲しくて、雪穂の貯金箱から500円玉を失敬した事があるけど……」

   「今回はそれを遙かに上回る、神をも恐れぬ大悪事だよ……」

   「…………はぁ〜〜」


溜め息混じりに……


穂乃果「なんて悪い子なんだろう……私って」
0049名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:49:31.70ID:MuvVLTUc
〜再び、居間〜


ほのママ「もぉ……」呆れ顔

    「いっぱしの有名人になっても、ぐうたらなのは直らないようね」

雪穂「お姉ちゃんにそこまで求めるのは、酷な注文だと思うよ」


頬杖をつく……


ほのママ「私にはどうしても理解できないわ」

    「あの子が受賞に値するだなんて……」

雪穂「??」

  「賞??」鳩豆顔

ほのママ「ウフフ……」

    「これはまだ、穂乃果には内緒なんだけどね……」

雪穂「え?」

ほのママ「実は明日の、PTA会議でね……」ニヤニヤ

ほのパパ「…………」味噌汁ズズーッ
0050名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:49:49.32ID:MuvVLTUc
  
  从*´ ヮ`ル  それから
   |   |      どうしたの?
   |   |
   |   |
   |   |
   |   |
   |   |
   |   |
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
0051名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:50:05.88ID:MuvVLTUc
〜翌日・部室〜


絵里「にこ、穂乃果、凛……」

  「ちゃんと弁償代を持ってきたのでしょうね?」

穂乃果「…………」

ことり「大丈夫?穂乃果ちゃん」オロオロ

   「朝からずっと、顔色が優れてなかったけど……」

穂乃果「…………」
0052名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:50:24.67ID:MuvVLTUc
   |: : : :/丶、   / : : : : : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :‘,
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{: : {: : : : : :{   从 : : : : : ‘, \ ヒzzzソ  ∨: :N   弋zzzzソノ  : : /」}/: : : :∧
∨ ト  : : 从  .′: :、: : : : ‘,        \{           / : /,ノ : : : : : ∧
 V{ \ : : ハ {: : : : :\: : : : :、                 . : /: : : : : : : :} : ハ
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      ノイ    ∨: : : : : : : : : 个 .            . 个 : : : : : : : /: /   V}
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0053名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:50:46.63ID:MuvVLTUc
(この土壇場にきて、穂乃果の良心が最後の抵抗を見せていた)


穂乃果(…………できない)

   (やっぱり、私にはできないよ……)

   (こんな泥棒みたいなマネは……)

   (絵里ちゃんや海未ちゃんには、なんとか頼みこんで期限を延ばしてもらって……)

   (この3000円は、お母さんの財布の中に戻そう……)


(いまの穂乃果にとって、一縷の望みは––––)


穂乃果(そ、そうだよね……)

   (みんなで怒られれば、怖くないよね?)

   (昨日の様子からだと、にこちゃんや凛ちゃんだって、きっとお金を工面できなくて……)


凛「ふっふ〜〜ん!!」ふんぞり返り
0054名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:51:14.79ID:MuvVLTUc
海未「おや……?」

  「えらく得意げじゃないですか、凛」

絵里「その様子だと、期待していいのかしら?」

凛「お母さんへ素直に話して、お金を貰ってきたよ!!」


穂乃果(…………え?)


花陽「え、えらいよ!!凛ちゃん」

真姫「どうやら、取り越し苦労だったようね」

  「あなたの事だから、有耶無耶にするんじゃないかって危惧してたけど……」カミノケクルクル

凛「エヘヘ〜〜……」ニンマリ


(と、みんなから誉められて上機嫌な凛が、ブレザーのポケットから取りいだしたるは––––)


凛「はい!!絵里ちゃん!!」
0056名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:52:11.81ID:MuvVLTUc
絵里「プフッ!!」

凛「あ〜〜っ!!絵里ちゃんが笑ったにゃ〜〜!!」

絵里「〜〜〜〜〜〜〜〜」ツボった

希「エリち……」百年の恋も冷める

凛「この子、笑いのレベルが赤ちゃんなのぉ〜〜!!」雑なものまね

海未「凛!!それが高校生のやる事ですか!?」


目に角を立てて……


海未「お札に折り目を付けるだなんて、バチが当たりますよ!!」

凛「フンだっ!!せめてもの抵抗だよっ!!」
0057名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:52:36.70ID:MuvVLTUc
絵里「アハハハッ……」

海未「絵里も何ですか!?」

  「こんな子供だましなネタで笑うだなんて、程度が知れますよ!!」

絵里「ご、ごめんごめん……あはは」

凛「ねぇねぇ!!知ってる!?絵里ちゃん」

 「お札に印刷されてる、この捺印みたいなのに、おちんちんが隠されてるんだよ!!」指差し

希「はいはい、凛ちゃん……」


背後から凛の口を塞ぐ!!


希「お薬の時間やから、病室で静かにしてようね……」

凛「うぐっ、うぐうぅぅぅ……」モゴモゴ
0058名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:53:01.35ID:MuvVLTUc
穂乃果(クッ……)

   (まさか凛ちゃんが、約束を違わずに持ってきたのは想定外だったよ……)唇噛みしめ


顔をクルッと、にこへ向けて……


穂乃果(こうなりゃ後は、お金とは縁が薄い矢澤さんに、全幅の期待を寄せるしか……)


にこ「ほんと、バカよねぇ〜〜!!凛ったら」

  「素直に渡せばいいのに、変化球でいくから……」
0059名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:53:18.26ID:MuvVLTUc
絵里「そういうにこは、ちゃんと3000円持ってきたのかしら?」

希「無理そうだったら、月々300円の10回払いでもええんよ?」ニシシッ

にこ「ばっ、バカにしないでよっ!!!!」


(侮辱されて、顔を紅潮させたにこは––––)


バンッッッッ!!!!


(財布の中から千円札を3枚取り出し、机の上へ憎々しげに叩きつけた)


シーーーーン……


にこ「…………??」

  「ど、どうしたのよ?みんな……」
0060名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:53:36.39ID:MuvVLTUc
メンバー達「…………」

花陽「ねぇ、にこちゃん……」

  「正直に言ってよ」

にこ「へ?」

花陽「こうなる前に、どうして私たちに相談してくれなかったの?」目がウルウル

真姫「念のために聞くけど……にこちゃん」

  「このお金、どうやって『きれい』にしたの?」

にこ「ちょっ……あんた達……」

凛「とうとうヤッてくれたにゃ!!にこちゃん!!」

 「もうこのアイドルグループは終わりだ〜〜!!」

にこ「なっ!!何よっ!!」

  「みんなして、変な妄想を膨らませちゃって!!」

  「お小遣いを前借りしてきただけで、なんでこんなに疑われなきゃなんないのよっ!?」むくれる
0061名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:53:55.76ID:MuvVLTUc
穂乃果(う、嘘でしょ……?)

   (この2人のことだから、絶対踏み倒すと思ってたのに……)

   (これじゃあ、穂乃果ひとりだけ逃げるわけにはいかなくなったじゃん……)


海未「さて……」
0062名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:54:10.97ID:MuvVLTUc
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::穂乃果へ冷たい視線を飛ばす海未……:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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0063名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:54:34.05ID:MuvVLTUc
穂乃果「ひっ!!」背筋ゾクッ

海未「残るは、穂乃果だけですね」

絵里「まさか私たちのリーダーが、ガラス代を支払えないだなんて事はないでしょうねぇ?」皮肉な笑み


穂乃果「うっ…………」

ことり「まさか、穂乃果ちゃん……」

   「朝から様子がおかしかったのは、お金を用意できなかったから……」

穂乃果「い、いや……」

   「そ、そのぉ〜〜……」

海未「………………」

  「その様子では、どうやら弁償代を用意できなかったようですね……」

穂乃果「あわわわわ……」


脂汗タラタラ……
0064名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:54:54.25ID:MuvVLTUc
穂乃果「う、海未ちゃん!!せめて、次のおこづかいが入るまで待って……」

海未「あなた、おこづかいは当面先まで前借りしてるって、前に私に言ってましたよねぇ?」

穂乃果「うぐっ!!」

ことり「ねぇ、海未ちゃん……」助け船

   「支払いの期日は延ばせないの?」

海未「今日中までに支払うって、すでに理事長との約束を取り交わしてますから……」

ことり「そっか……」ションボリ

穂乃果(ちょっと!!簡単に諦めないでよ!!)

   (いつもの『おねがぁ〜〜い!!』を使って、海未ちゃんの考えを改めさせてよぉ!!)




海未「…………仕方がありませんね」

  「せめて、この手段だけは取りたくはなかったのですが……」

穂乃果「…………?」
0065名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:55:20.40ID:MuvVLTUc
(海未はヤレヤレといった面持ちで、携帯を取り出し––––)


絵里「ちょ、ちょっと海未?」

  「何をする気なの?」

海未「弁償代を取り立てに、これから穂むらへ向かいます」毅然

穂乃果「う、ウチへ!!??」

海未「ええ……ですから」

  「穂乃果の家の人へ、事前にアポイントメントだけは取っておこうと思って……」

穂乃果「は……はわわ……」愕然



穂乃果(や、やだよ……!!)

穂乃果(お母さんの3000円を、無断で使うのもイヤだけど……)

穂乃果(こんな形で、ガラスを割ったのを家族に知られるのは、もっとやだよ!!)
0066名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:55:43.39ID:MuvVLTUc
海未「じゃあ、電話をしますね」


(海未が慣れた手つきで、穂むらに電話を掛けようとしたところへ––––)


穂乃果「…………まっ」

   「待って!!!!」右手で制止をかけて


携帯を弄る手ピタッ!!


海未「…………え?」

穂乃果「おっ、お金なら……」

   「お金ならちゃんと……」



穂乃果「…………ここに」

海未「…………穂乃果?」


(きのう誘拐してきた野口英世3人を、ゴソゴソと財布から取り出した穂乃果は––––)
0067名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:56:00.11ID:MuvVLTUc
穂乃果「…………はい」


3000円差し出し……


穂乃果「これでいいんでしょ?」海未の目を見ずに

海未「…………」


(海未は穂乃果の震える手から、3000円を受け取った)


海未「…………確かに」

絵里「これで3人分合わせて、9000円……」

  「ガラスの弁償代が、ようやく支払えるわね」


お札の束を、テーブル上でトントンと整え……


絵里「じゃあ、このお金を納めに理事長室へ行ってくるわね」

海未「頼みましたよ、絵里」
0068名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:56:16.73ID:MuvVLTUc
穂乃果(ついに……)

   (ついにお母さんのお金を、使い込んじゃった……)

   (穂乃果、人の道を踏み外しちゃったよ……)


全身を駆け巡る悪寒……


穂乃果(もう、後戻りはできない……)
0069名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:56:32.32ID:MuvVLTUc
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          それから?  从*´ ヮ`ル
                       
0070名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:56:49.96ID:MuvVLTUc
〜通学路〜


(母のお金を横領した罪悪感の前には、さしもの穂乃果も抗いがたく––––)

(その後の練習でも、穂乃果の表情を覆った影が晴れることは無かったのである)

(そして、2年生組で下校中の事––––)


トボトボトボ…………


穂乃果「………………」死人の表情

ことり(かなり堪えてるね……穂乃果ちゃん)

   (練習の間も、全く一言も発しなかったし……)
0071名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:57:08.93ID:MuvVLTUc
海未「いい加減、過ぎたことは忘れなさい。穂乃果」

  「みんなの前では言えませんでしたが……」

  「………………」

  「その……」


言いづらそうに、頬をポリポリ……


海未「ちゃんと責任を取ったのは、立派でしたよ」

穂乃果「………………」心に響かず

海未(…………)

  (何か言って下さいよ、穂乃果……)

  (私だって、好き好んで憎まれ役をやったワケじゃないんですよ?)

  (ああでもしないと、グループの規律が守れないと思って、つい……)
0072名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:57:24.72ID:MuvVLTUc
ことり(もうっ!!海未ちゃんの鬼軍曹!!)

   (元はといえば、海未ちゃんが頭ごなしに責めるからじゃん!!)怒りプンプン

   (見かけによらず、打たれ弱いんだから!!穂乃果ちゃんって)


ことり(……よしっ!!)


(意気消沈な穂乃果を元気づけるべく、ことりは行動に移した)

(穂乃果の前へ、器用に回り込んで––––)


ことり「♪ほ〜〜のかちゃんっ!」甘々ボイス
0073名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:57:39.44ID:MuvVLTUc
   ,, ―'´ ̄`ヽ、 _
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0074名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:57:59.61ID:MuvVLTUc
穂乃果「……ことりちゃん?」

ことり「このまま家に帰ったって、沈みきった気分は晴れないと思うよ?」

   「それよりも、今から3人でどっか遊びに行こうよ!!」眩しい笑顔

穂乃果「遊び?」トロンとした目

海未「そ……そうですね!」

  「私もちょっと、昨日から穂乃果に辛く当たりすぎましたし……」

  「ここらで、手打ち式といきましょう!」


(やはり、穂乃果をここまで追い込んだ事に負い目を感じていたのか––––)

(いつもは寄り道を渋る海未が、珍しく即決で乗った)


穂乃果(…………そうだね)

   (延々と気に病んでるだなんて、私らしくないし……)

   (一番の特効薬は、何かに夢中になって、早く忘れる事だよね)
0075名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:58:20.86ID:MuvVLTUc
海未「久しぶりに3人で、山手線を一周しましょうか?」

ことり「もうっ!!海未ちゃんったらぁ〜」

   「前にそれやった時、リストラされて行く場のないリーマンみたいで、いたたまれなくなったじゃん!!」しらけ顔

   「JKが憂さ晴らしをする所といえば、カラオケが相場だよ!!」

海未「……そうですか」ちょっと残念


穂乃果「あ、でも……」

ことうみ「??」

ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん」

穂乃果「穂乃果、豪遊できる程のお金を持ってないや……」シュン

ことり「………………」


(穂乃果の為なら何だってやる所が、南ことりという女の真骨頂なのだ)
0076名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:58:38.87ID:MuvVLTUc
ことり「大丈夫だよ!!穂乃果ちゃん」

   「穂乃果ちゃんの分は、海未ちゃんが奢ってくれるから!!」

海未「なっ!!!!????」ギョッ

  「私だって、月末で懐具合が……」


海未の左手の甲をツネツネッ!!


海未「いっっっっ!!」

ことり「誰のせいで、穂乃果ちゃんが落ちこんでると思ってるの?」海未の耳に囁き

海未「うっ……」タジタジ


(クールはピュアに弱い––––ラブライブ世界の常識を、垣間見た瞬間である)
0077名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:58:56.66ID:MuvVLTUc
ことり「よ〜〜〜〜しっ!!」

   「じゃあカラオケで、決定だね!!」

海未「はぁ……」左手をサスサス

  「ま、いいでしょう」

海未「穂乃果、駅前のカラオケBOXへ行きますよ」

穂乃果「…………」

   「海未ちゃん、ことりちゃん……」

ことうみ「??」



穂乃果「…………ありがとう」
0078名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 19:59:11.97ID:MuvVLTUc
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        ‘, : :{: : :i{ rヘ リ: : : : :从 \z少    ‘,/   `ヽ/: : : ′
          ∧: ∨八 {う /{ : : : :{ .. .. ..       { x==ミ /: : : :{
         ∧: ∨: :\__ ‘, : :从          {__)ぅ} }′: : 从
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      人: : : :/ニニ从: /ニニ\\{: :`¨:¨´:/}: 八{
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0079名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:59:31.37ID:MuvVLTUc
(穂乃果の顔に、久しぶりに陽気が差し込み始めてきた)


ことり「そうそう!!」

   「やっぱ穂乃果ちゃんは、笑顔が一番だよ!!」

海未「その調子で、いっぱい歌って見せて下さいね」

穂乃果「うんっ!!」ニコニコ

   「よ〜〜しっ!!そうと決まれば、駅前まで競走だよっ!!」


ダッ!!!!


ことり「あっ!!穂乃果ちゃん」

海未「やれやれ……」

  「宥めるだけ宥めたら、今度は有頂天になって……」


両手を開いて、頭を振り……


海未「あまり元気づけるのも、考え物ですね」
0080名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/26(水) 19:59:45.99ID:MuvVLTUc
(口では皮肉を叩きながらも、復活した穂乃果を見つめる海未の表情もまた、喜色に溢れている)


穂乃果「へっへ〜〜〜〜ん!!!!」

   「穂乃果が1番乗りしちゃうんだからねぇ〜〜〜〜!!!!」稚児の心持ち


(駅前へ向かって爆走する穂乃果の姿は、とても親の財布に手を付けたとは思えない程に、健康優良児に見えた)






(が––––)

(ふと、路傍の電柱に張られた広告を見たのがマズかった)
0082名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 20:00:19.48ID:MuvVLTUc
穂乃果「」


(広告に踊ってある『3000』の数字を見た瞬間––––)


心臓ズキンッ!!


(穂乃果の心臓は、まるで怪力漢に握り潰されたかのような、激しい痛みを覚えた)


海未「??」

  「どうしたのですか?穂乃果」


(苦悶の表情で胸を押さえ込み、立ち止まってる穂乃果の元へ、ふたりが駆けつけると––––)
0083名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 20:00:35.73ID:MuvVLTUc
ことり「…………!?」

   「どうしちゃったの!?」

   「すごい冷や汗だよ……」マジマジ

穂乃果「あ……」

   「な、何でもないよ!!何でも!!」

ことうみ「????」

穂乃果「ほらほらぁ!!グズグズしてると置いてっちゃうよ!!」


ダダダダダダダ……
0084名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/26(水) 20:00:52.30ID:MuvVLTUc
穂乃果(忘れてやる……)

   (何が何でも、忘れてやる……)

   (3000円の嫌な記憶は、楽しい思い出で上書きしてやるんだ……)


(広告から一歩でも遠くへ逃れようと、穂乃果は一路、秋葉原駅前へ走り去った)
0089名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2020/02/26(水) 20:18:15.84ID:ffJkI9Lm
捺印みたいなのワロタw
こんな発想できんわ
0092名無しで叶える物語(四国地方)
垢版 |
2020/02/26(水) 21:12:37.49ID:Wo3mPlx5
野口英世でレス数稼ぐのずるいわ
0094名無しで叶える物語(庭)
垢版 |
2020/02/26(水) 21:28:07.56ID:3pSPy501
理事長「ちょっと!!あなた達っ!!」尖り声

   「誰ですかっ!!窓ガラスを割ったのは!?」

凛「ランティス所属の鈴木愛奈って奴です」
ここで愛奈ちゃんが出てきたのって元ネタあるんですか?
0096名無しで叶える物語(SB-iPhone)
垢版 |
2020/02/27(木) 00:28:05.36ID:p0+97FXs
悪いことしたらすぐ態度に出る穂乃果ちゃんやっぱ天使
0099名無しで叶える物語(りんご)
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2020/02/27(木) 09:57:37.13ID:9x9P8fL9
クレしん作画のラブライブですねこれは…
0101名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2020/02/27(木) 11:48:18.22ID:i6NXf/B3
老人ホームに入れるんか…
0104名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2020/02/27(木) 19:38:45.87ID:5Nf1BWDG
あくしてくださいまし!
0106名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:18:03.57ID:+05DCbE/
〜UTX高校前、交差点〜


信号待ちの3人……


穂乃果「あ〜〜もうっ!!」イライラ

   「ここの信号、いっつも長いんだから!!」

   「せっかく独走してたのに、ふたりに追いつかれちゃったじゃ〜〜ん!!」


(いつまでも青に変わらない信号機に憤慨している穂乃果の頭上で、UTX校舎に備え付けの巨大モニターでは––––)


アナウンサー『この時間までに入っている、全国のニュースです……』

穂乃果「…………ニュース?」
0107名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:18:20.41ID:+05DCbE/
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0108名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:18:39.63ID:+05DCbE/
アナウンサー『本日、アメリカ大リーグのイチロー選手が、日米通算3000本安打を達成しました』

穂乃果「」


心臓ズキリ……


穂乃果(さ、3000……)


アナウンサー『この快挙に、元プロ野球選手で、やはり3000本安打の記録を持つ張本勲さんが『アッパレ』を送りました』

穂乃果「」真っ青


心臓ズキンズキンッ!!


海未「やっぱすごいですね、イチロー選手は……」


海未のブレザーをグイグイ……


海未「……ことり?」

ことり「う、海未ちゃん……」

   「穂乃果ちゃんが……」オドオド

海未「え?」


ことり、穂乃果に向けて指を指す……
0109名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:19:00.72ID:+05DCbE/
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0110名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:19:19.42ID:+05DCbE/
穂乃果「…………」顔面蒼白&足ガクガク

海未「ほ、穂乃果っ!?」

穂乃果「…………」さらに滝のような汗

海未「やはり、どこか体調が……」

穂乃果「……あ」

   「も、もうっ!!ふたりとも疑り深いなぁ!!」

   「穂乃果は元気モリモリ、夢がMORIMORIなんだから!!」年バレるぞ

   「ほらっ!!この通りっ!!」


往来で、ラジオ体操第二!!


ことり「ちょっ!!穂乃果ちゃん////」

海未「何ですか!!往来でガニ股だなんて////」


(穂乃果の浮き沈みの激しい挙動もそこそこに––––3人はようやく、カラオケBOXに入店した)
0111名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:19:43.63ID:+05DCbE/
〜カラオケBOX・個室ルーム〜


扉バタンッ!!


穂乃果「…………」ジト目


室内をくまなく、キョロキョロ……
     リ;`◉皿◉)


ことり「??」

海未「穂乃果……?」


(壁に貼られたポスター、モニターやマイクの品番……)

(警戒心の権化と化した穂乃果のチェックが、部屋の隅々にまで渡る)

(あの忌々しいナンバーが、部屋の何処かに隠れてないか––––)
0112名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:20:04.76ID:+05DCbE/
備え付けのフードメニュー表を熟読……


穂乃果「…………」終始無言

ことり(何かを探してる……のかな?)

海未(やはり今日の穂乃果は、どこか変ですね……)

  (まるで、何かに怯えているような……)


(いつにもましてエキセントリック風味な穂乃果
に、不審者の姿を見たことうみであった)


穂乃果(よし……)

   (どこにもないね……)


穂乃果「ふぅ〜〜〜〜……」安堵の表情
0113名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:20:27.83ID:+05DCbE/
海未「あの……穂乃果」

穂乃果「ん?」

海未「あなた、何か私たちにも言えない悩みを抱えているのでは……?」

穂乃果「え…………」

ことり「正直に言ってよ……穂乃果ちゃん」気を揉む

穂乃果「いい加減にしてよっ!!ふたりともっ!!」

   「もうガラスの件は、蒸し返さない約束でしょ!?」

   「穂乃果の鬱憤を払うのを、手伝ってくれるんじゃなかったの!?」


シーーーーン……
0114名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:20:53.79ID:+05DCbE/
海未「…………そうですか」冷淡

  「ならば私は、もう何も言いません」

  「今までのことは忘れて、仕切り直しと行きましょう」

穂乃果「そうこなくっちゃ!!」指パッチン!!


ことり(…………これでいいのかなぁ?)


(無理にでもはっちゃけようとする穂乃果と、終始訝しがることうみの相反するコントラストが、室内をあまねく支配していた)


穂乃果「じゃ、トップバッターは海未ちゃんね!!」

海未「わっ、私ですか?」

ことり「珍しいねぇ」

   「いっつもカラオケに来ると、穂乃果ちゃんが我先にと歌うのに……」目を丸くする

穂乃果「あ、うん……」

   「ちょっと、喉が渇いてるからね……」


(事実、ここに来るまでの間に大量に汗をかいた穂乃果は、軽度の脱水症状に見舞われていた)
0115名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:21:24.22ID:+05DCbE/
ストローを咥え、ウーロン茶をゴクゴク……


穂乃果「ぷはぁ〜〜っ!生き返るぅ〜〜!!」

海未「では、お言葉に甘えまして……」

ことり「何を歌うか、もう決めてあるの?」

海未「ええ……」

  「母がよく、家の中で口ずさむ曲なのですが……」

穂乃果「おおっ、楽しみぃ〜〜!!」


曲をリクエスト……


海未「では……」マイクを手に取り


(やがて、室内中央に設けられたモニターに、曲名が表示された)
0116名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:21:44.19ID:+05DCbE/
      女ひとり


         作詞:永 六輔

         作曲:いずみ たく


穂乃果「ふ〜〜ん、知らない曲だねぇ……」


(10代の娘には不似合いに思えるムーディーなBGMをバックに、海未が歌い始めた)
0117名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:22:11.58ID:+05DCbE/
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    i     |゙、  ! 三`ヽ  }  / |       !
   }     '、ヽ. ', 'ニニ`'-  ,' ./=:j       !
.   ハ       |  `'! |;;;゙i  l, '  .f       l
   i:.:l       ', ,ヘl |;;;{  ,ト、  .|     {
.  !:.:.}      メ' ヾ、'ー',,_// \ ,'      l.|
  |:.;.:|    /  。 ゙、ヽ/ニ "。   \     |:.!
  |.:!:.|  "   。   `/\   。   ` 、  |.:|
.   リ',:.l          ,."   \          |.:l
   ', ';.',      /, 、   \       ,'| !
    ' ゙, ヽ    /  `"     \.     ,' リ


海未「♪京都〜〜、大原・三千院〜〜」

穂乃果「」


心臓ズギャアアアアアアン!!!!


海未「♪恋に疲れた女が、ひとり〜〜」

穂乃果「…………」顔面土気色


ストロー咥えたまま、ウーロン茶ブクブク……


ことり「ど、どうしたの!?穂乃果ちゃん!!」
0118名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:22:48.70ID:+05DCbE/
(穂乃果の急変に泡を食ってることりを尻目に、完全に自分の世界に入り込んだ海未が熱唱を続ける)


海未「♪結城に塩瀬の素描の帯が〜」

  「♪池の水面に揺れていた」

  「♪京都〜〜、大原・三千院〜〜」

穂乃果「」
0119名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:23:07.75ID:+05DCbE/
          /ヽ _ ...-──- ..._
    /⌒>─<>.イ´          >、
     l  ヽ. /    /             \
     | < У    /     ヽ__.ィヽ  ヽ :.
     | :: V〃 .' |ハ.|    |~^''ヾヽ  ゙.:.
     | :: ,'  | |:| l! |   |l  |     |   | !l
     |  |   | ハ| ヽ|   |l /    | || !|
     |l   !   |/´l ̄`ヽ  | リ´ ̄ ̄`| ||l|
     |l | |l   |、_rfチミxヽ リ'ィ斧ぅzx ! ハ,' リ
     |从 li|   K 乂zり` \〃乂zりヾ>/ /, {    
     リ リハ l ハ` | |      | |   /イ∠! |
    | : : :∧l lハ  | |    :!  | |    /'/ィ^)}|   
    | : :.,' V、\ヽ| |   _ _ | | /ノ:/! |
    V:./  ト、\>| |    -  | | .イ`~: | |ハ   
     ヽ\ ノイ |: : : ≧:..._   .. イ: : |: : :.:| |へ:、
       `ヽ |ハ从: : :,⊥   ̄  |: : :| : : リ从  \ 
          ヽ\:._ノ  ≧-r、r' V:リ: : ノ |/
      __.. -≦| ヽ    ||lヽ_|≧z、 ノ     



海未「♪恋に疲れた女が、ひとり〜〜」

ことり「ちょっ!!ちょっと海未ちゃん!!」


両手でバッテン印!!


ことり「ストップだよ!!ストップ!!」

海未「……えっ?」
0120名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:23:32.68ID:+05DCbE/
(ことりの悲鳴で現実に呼び戻された海未は、慌ててリモコンを手に取り、楽曲を中止した)


穂乃果「………………」涙目

海未「!!!!」

  「ど、どうしたのですか!?穂乃果!!」

ことり「海未ちゃんが歌ってるのを見てたら、急に顔色が……」

穂乃果「………………」胸を押さえる

海未「穂乃果……」

  「やはり今日はもう、家に帰った方が……」


(3000も恐ろしいが、それにもまして親友に余計な心配をされる方が、穂乃果には苦痛であった)


穂乃果「…………」キッ

   「まだだよ、海未ちゃん」

   「まだ穂乃果、一曲も歌ってないよ」
0121名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:23:58.20ID:+05DCbE/
ことり「もう、やめようよぉ……」悲痛

   「カラオケを提案した私が、間違ってたよぉ……」

   「ここで無理して歌って、万が一、穂乃果ちゃんの体に……」

穂乃果「一曲も歌わずに帰って、何がカラオケだよ!!」気色ばむ

   「穂乃果、何が何でも歌うよ!!」

ことり「もうっ!!知らないっ!!」匙投げ


(ことりの制止に耳を貸さず、穂乃果は何を歌おうか液晶リモコンに目移りしている)


穂乃果「あ〜〜もうっ!!何を歌おっかなぁ!!」


(誰の目からでも、穂乃果がヤケを起し、自暴自棄に陥ってるのは明らかであった)


穂乃果「パプリカ!!パプリカ歌っちゃうよ!!」


〜筆者、最近の曲を全然知らないのでカット〜
0122名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:24:29.16ID:+05DCbE/
穂乃果「ふぅ〜〜〜〜っ……」


口元を拭い……


穂乃果「やっぱ大声を出して歌うのって、スカッとするねぇ〜〜!!」

ことり「もう、滅茶苦茶だよぉ……」絶句

   「体調が悪いのに、最後まで歌い切っちゃって……」

海未「もはや、処置無しですね」

穂乃果「昨日から鬱屈していた気持ちが、どっかへ吹っ飛んじゃったよ!!」

海未「はいはい、そうですか……」ヒエヒエ


(モニター上では、穂乃果のパフォーマンスに対しての採点が行われている––––)
0123名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:24:55.21ID:+05DCbE/
ドラムロール・ ドドドドドドドド……


穂乃果「さぁ〜〜、何点かなぁ!?」ワクワク


_人人人人人人人人人人人_
> ジャーーーーン!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄







     YOUR SCORE

         3000点!!




穂乃果「」


ことうみ「…………え?」

ことり「何……この点数」キョトン

   「100点満点じゃないの?」

海未「どうやら、機械の故障みたいですね」

  「店員を呼んだ方がいいのでは……」


バタンッ!!!!


ことうみ「!!!!????」
0124名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:25:22.44ID:+05DCbE/
        -―――‐- 、
    --´-、  / ̄ \\
. /: ∠ ̄   /|        :,
// ̄     {::|      /   :,ヽ 
 r   ミ     丶  _/    :, \
 {      ′             ′  
 乂炒'       __       ト、│  
\ `¨XX     ⌒'     |: ‘ト、
  ヽXXXX  j{__炒  ノ ∧ |: : | }    
    XXX   `¨¨¨¨´ /:..:}./: :..|_ノ 
、    ⌒¨¨ ー--  / : : } : : ,:′/
:.\______,ノ⌒7⌒¨7: : : :/: : / 
/ノ: : :/: : : : : : / : : : /: : /
0125名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:25:37.44ID:+05DCbE/
(哀れ、HPが0になった穂乃果は、白目を剥いて倒れるという醜態を、親友ふたりに披露してしまった)


海未「ほっっ!!穂乃果っ!!!!」

ことり「穂乃果ちゃあああああんっ!!!!」

穂乃果「」口から泡ブクブク


––––
––––––––
––––––––––––
––––––––––––––––––
0126名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:25:54.26ID:+05DCbE/
      ,_____,,..
     |ロロロロロロロ#l;;l
     |ロロロロロロロ||     .┌──、_,
       ξロロロロロ ;,,||     ,.l|____くz.
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λ,  ,.ξ :::::;;,,:::::::;;;;;::::::::/「「「「「/;,I三三三;#;;|
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     |「「「「「「「「|l
     |「メ;;;「「「「「|l

  
  リ; ´Д`) ハァ……
  と    つ   ハァ……
  / 、(⌒)
  (_,,)
0127名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:26:13.90ID:+05DCbE/
(ムンクの『叫び』が如きサイケデリックな空と、荒廃しきった大地の中で––––)


駆け足タッタッタッ……


穂乃果「ハァ……ハァ……」苦痛の色


(姿無き追跡者を振り切ろうと、穂乃果が当て所のない逃走をしている)


ハァ……ハァ……


穂乃果(遠くへ……)


ハァ……ハァ……


穂乃果(出来るだけ遠くへ……)


ハァ……ハァ……


穂乃果(3000から逃げ切れるぐらいに、遥か遠くへ……)


(と––––)
0128名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:26:37.81ID:+05DCbE/
千歌「あっ!!穂乃果ちゃん!!」

穂乃果「!?」ビクッ!!

   「ちっ、千歌ちゃん!?」

   「…………」

   「その襷は……?」


(突如、穂乃果の目の前に現れた千歌は、『西浦みかん大使』と書かれた襷を身に纏っていた)


千歌「エヘヘ……」鼻を擦り

  「この度、高海千歌は、みかん大使になったのです!!」敬礼!!

穂乃果「そ、そうなんだ……」

千歌「穂乃果ちゃんに、とっておきのお土産を持ってきたよ!!」

穂乃果「…………えっ?」


(千歌が指をパチンと鳴らした、その瞬間––––)
0129名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:26:55.89ID:+05DCbE/
      _______.__.__ 
    , '"――――‐ , '"――ヽ`i:1 ●●●●●●●●●
   ./        .//~ ̄ ̄l.|.|::| | ●●●●●●●●●●●
  ..i∫∫( c||^ヮ^|| .i !    i |.|::| |●●●●●●●●●●● 
.[;]__!_っ⌒'と ).0[;]l |. r‐_,.-'..|.|:| :|●●●●●●●n●●●●n 
  ~l、二二二二二ノi.'ー''"~.....__.|.i:| :|lー‐―i iー‐―i iー‐―i iー‐―l i| 
.  .li:-.., ___ ,..-:iコ   ..::__~_!i_|__|l__!_!__!_!__!_!__l__!| 
  l!_} ≡≡ {_」;i..::' /⌒ヽヽll::!=イ二li,:''"⌒)二/_/ ⌒ヽヽ(ニ(] 
.  {i=i::l=[二]=l::i=i::」  |i.(*).i;;;;|:lii□□:l`ー-''";:::::|;;;;;;|ii.(*) i;;;| 
   ̄ ̄ゞ三ノ ̄ ̄ ̄ゞ_ノ ̄   ̄ゞゞ三ノ~   ̄ゞゞ_ノ~   
0130名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:27:17.46ID:+05DCbE/
(大量のみかんを荷台に搭載したダンプカーが出現した)


穂乃果「こっ」硬直

   「これは何?千歌ちゃん……」

千歌「運転手さ〜〜んっ!!」

  「もう降ろしていいですよ〜〜!!」


ウィィィィィィィィィィン……


穂乃果「!!!!????」


(千歌の合図を切っ掛けに、大がかりな駆動音を立てながら、荷台が傾き始めた)

(そして––––)


ドサドサドサドサ〜〜〜〜ッ!!!!


(オレンジ色の津波が、瞬く間に穂乃果を飲み込んだ!!)


穂乃果「うぎゃああああああ!!!!!!!!」

千歌「西浦みかんの主力品種『寿太郎』3000個だよ!!」

  「穂乃果ちゃんにも、みかんの素晴らしさを知ってくれたら嬉しいな!!」無垢な笑顔

穂乃果「ぐっ……ぐるしいっっっっ」
0131名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:27:37.03ID:+05DCbE/
    ●●●●●●●●●       
   ●●●●●●●●●●●       
  ●●●●●●●●●●●●●
 ●●●●●●●●●●●●●●●
●●●●●●リ;`◉ Д◉)●●●●●●
0132名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:27:51.99ID:+05DCbE/
(夥しいみかんの山の下敷きになった穂乃果の両腕が、助けを求めて、必死に宙を掻く––––)


穂乃果「だっ、誰か助けてぇぇぇぇ!!!!」

せつ菜「どうしたんですか!!!!????穂乃果さん!!!!!!!!」

穂乃果「あっ!!せつ菜ちゃん!!」

   「良いところに来たね!!『地獄に仏』ってヤツだよ!!」

   「このみかんを、早くどけてよ!!」

せつ菜「了解しましたっ!!!!!!!!」

穂乃果「うっ……」両耳キーーン!!


せつ菜「いきますっ!!!!!!!!」


大げさなポーズを取り……


せつ菜「必殺っっっっっっっ!!!!!!!!」
0133名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:28:19.30ID:+05DCbE/
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> せつ菜☆スカーレットストーーム!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

   .ゞ@",-´'ヽ
    l@ノШゝ) 
   , ノcリ>▽<イ    ☆☆☆☆☆☆☆☆
   ノノと}》o《{)    ☆ 只今の騒音 ☆ 
    く_/i_iゝ    ☆  3000db    ☆
       l_i_j     ☆☆☆☆☆☆☆☆



穂乃果「ぐああああああああ!!!!!!!!」


両耳押さえて悶絶っ!!!!
0134名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:28:45.91ID:+05DCbE/
  3000
       sanzen  
さんぜん            三
      。      。゚      千
   3   ゚ リ ´Д`゚ )っ゚ サ
  0    (つ   /    ン
 0      |   (⌒)     ゼ
0       し⌒         ン
0135名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:29:01.36ID:+05DCbE/
駆け足タッタッタッ……


穂乃果「こっ……」

   「怖いっっっっ!!!!」

   「怖いよぉぉぉぉ!!!!」

   「3000が怖いよぉぉぉぉ!!!!」

   「どこまで逃げても、3000が追っかけてくるよぉぉぉぉ!!!!」


3000の幻を追い払おうと、両腕ブンブンッ!!


穂乃果「くっ、来るなぁっ!!!!」

   「3000っ!!来るなぁぁぁぁっ!!!!」


(と、その時!!)
0136名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:29:18.01ID:+05DCbE/
ガラガラガラガラッッッッ!!!!!!!!


穂乃果「ひぃっっっっ!!!!」


(突如、紫色の地面にヒビが入り、足下にポッカリ開いた無限の闇の中へ––––)


穂乃果「きゃああああああ!!!!!!!!」


(穂乃果は真っ逆さまに、ヒュウウッと転落していった––––)


––––––––––––––––––
––––––––––––
––––––––
––––
0137名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:29:37.84ID:+05DCbE/
穂乃果「はっっっっ!!!!」


ガバッ!!


〜PM5:25、穂むら・穂乃果の自室〜


ことうみ「!!!!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃん!!!!」

海未「やっと気がつきましたね!!!!」

穂乃果「ゼェ……ハァ……」両目剥き出し


寝汗ビッショリ……


穂乃果「…………」

   「…………え?」

   「ここは……私の部屋?」
0138名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:29:58.42ID:+05DCbE/
(意識が回復した穂乃果が、ベッドの上で目を白黒させている)


穂乃果「あ、あれ?」

   「確か私たち、カラオケBOXにいたんだよね……?」

   「それがどうして、私の家に……」

ことり「なにも覚えてないの?」

海未「あなた、一曲歌い終わった後に、とつぜん意識を失ったんですよ?」

穂乃果「…………あ」


(混濁していた穂乃果の記憶が、徐々に鮮明さを取り戻し始めた––––)
0139名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:30:17.25ID:+05DCbE/
海未「まったく……」

  「あの後、私たちがどれだけ迷惑を被ったか……」

ことり「穂乃果ちゃんのお家の人に連絡して、車で迎えに来てもらったんだよ」

海未「あなたを車まで搬送する間、野次馬たちの視線の痛かったこと……」恥辱に耐えてる



穂乃果「…………そうだったんだ」

   「…………ごめんね」

   「ふたりに迷惑掛けちゃって」疲弊した声

ことうみ「…………」
0140名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:30:39.79ID:+05DCbE/
海未「それはそうと、穂乃果……」

穂乃果「?」


                      _, -──- 、.
                      ,  ´: : : : : : : : : : : : : : : : ` : 、
                /: : : : : : :;: : :‘,: : :、:\: : : : : : \
                    /: : : : : :/: : |: : : :∧: : : :\\: : : : : : :、
                /: : : : : : ': : :.i|;: : : : ハ\: : ハ. \.: : : : : :.
               ': : : : : : : | : : ハ/; : : : ハ \: ハ/ヽ: : : :i: :.
             |: : : : : : :/|: : ' Y: : : i:ハ  \ハ  ∨: : |: :i
              |: : : : : :.:' .| : |  .Y; : Ν| / ヾ}  ∨: | : |
              |: : : : : : | |: |   Y; :| .i|イ¨, -==ミ、}: :|: :.|
              |: : : : :.:├=キ| ̄二Y;:| ! イ V:しr}.' |: } : :|
             |: : : : : :.|   _, -:=ミ ヾ|     `¨´  ! :' :./
                , : ; :: : :{ ィ'¨Vしr}           ,' 'イ
              ∨: ; : :‘,`  `¨´     ヽ      //'ノ!
                 ∨: r:、:‘,             //,~: |
                    Vハ {.\\       , -ー   /|: :.|
                  iリハ\こiミ=-    ´     イ/|: :.|
               i' |: : ∨/// ヽ、        /|//!: :.|
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              /  .|: : |: : リ: ∨//__j≧s。 _   ノ¨‘≧=- ─── :、
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            '    .{:::::‘,:::、::::::::,__:::::::::/  /| } ヽ   ><::::::::::::::、:::j}:::: |
           i     |:::::::‘,:i}::::::::::_><   '  .| '∨  ./:::::::¨7::::::::::Y:::: |
            |     .ハ:::::::::‘。i|::::::::{:::::::::::≧:、  j、 .〉r'}::::::::::::::/:::::::::::::::'| ::: !
             |   /:ハ:::::::::::‘i|::::::::∨::::::::::::∧ ̄ヾ'〃 }:::::::::::厶斗-┐: |::::::|
              |  ./:/:ハ::::::::::::::}:::::::::::\:::::::::::∧     '::::::::::/¨¨::: ̄´:::::|:::: |
              |  ':/:/:ハ:::::::::::::|:::::::::::::::::\:::::::∧   ,':::::::/::::::::::::::::::::::::|:::: |
              |  i////:ハ::::::::::::|:::::::::::::::::::::::\::::::\ /:::/:::::::::::::::::::::::::::::|::::::|



海未「なんですか?『サンゼン』って」

穂乃果「」ドキリッ
0141名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:30:59.56ID:+05DCbE/
ことり「穂乃果ちゃんったら……」

   「気絶してる間、ずっとうなされてたんだよ」

   「『サンゼンこわい……サンゼンこわい……』って」

穂乃果「…………」目をそらす

海未「穂乃果っ!!!!」


穂乃果の両ほっぺグニュウウウウウ!!!!


穂乃果「いいいいいいっ!!!!」涙目

海未「私の両目を、よ〜〜〜〜く見なさい……」

穂乃果「う、うみひゃん……」

海未「これでもまだ、私たちに隠し事をしますか?」


瞬きもせずに、穂乃果を凝視する海未ちゃんアイ……


穂乃果「…………」
0142名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:31:16.88ID:+05DCbE/
ことり「1人で抱え込んでないで、私たちに頼ってよぉ……」涙ポロポロ

穂乃果「…………」


(ついに観念した穂乃果が、事の真相を語り始めた)


穂乃果「じ、実は……」


––––––––––––––––––
––––––––––––
––––––––
––––
0143名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:31:39.42ID:+05DCbE/
3人「………………」

海未「なるほど」

  「そういうワケだったのですか……」

穂乃果「…………」

   「ゴメン……海未ちゃん」

   「あの3000円、お母さんの財布から抜き取ったヤツだったんだ……」



穂乃果(…………終わった)

   (きっと、海未ちゃんの事だから、メチャクチャ怒るに違いない……)



穂乃果(……でも)

   (今はむしろ、怒ってくれた方が逆に安心するよ……)


(長年の逃亡生活に疲れ果てた犯人の如く––––穂乃果の心身は、海未の叱責に救いを求めていた)
0144名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:32:03.10ID:+05DCbE/
海未「………………」

ことり「…………海未ちゃん」

   「今回の事は、穂乃果ちゃんも悪いけど……」

海未「わかってますよ。ことり」

  「あなたの言わんとすることは……」

ことり「え……?」

海未「確かに、親の財布からお金を盗った穂乃果の罪は重いです」

穂乃果「…………」

海未「ですが……」


(と––––)

(それまで険しい表情で、穂乃果の懺悔を聞いていた海未が、一変して自分の過ちを責めるかのように––––)


海未「よくよく考えてみれば、私にも責任の一端があります」

ことほの「………………」
0145名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:32:24.70ID:+05DCbE/
※    ※    ※    ※    ※

(あなた達3人の尻ぬぐいに、どうして私たちの部費を使わなければならないのですか?)

(たった今から、この請求書はあなた達3人のものです)

(親に頼んで、おこづかいを前借りしてくることですね)

(法に触れない手段で、明日までに耳をそろえてキッチリ用意してくださいよ)

※    ※    ※    ※    ※
0146名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:32:42.34ID:+05DCbE/
                    _, . . ,-ー: ':'': :ー- 、.,
                   ,. : ´: : : : : : : : : : :ヽ: : : : :`ヽ、
               , :":´: : : : : : : : : : : : : : ゙、: : : : : : :\
               ,.'; ': : : : : :, : : : : :j : : : : : : ', : : : : : : : :ヽ
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             /:,' : : : : : :,' : :/: / ゙,: : : : : :i: l ヽ: : :゙、 : : : : :',
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             i: i: : : : : : ; : /i:,'_,,. -  '; ; : : j'i:|‐- ,!:l、: ; : : : :',: ,
              |: ! : : : : : ; :,'´|j      ';i : :,' リ   リ '; i : : : : !: !
              l: i: : : : : : i ! ,,z==ミ、   'l: / ,;ャ==ミ、';l: : : : :|',:l
            '; ',: : : : : :':i〃 _)゚小    !'  ' _.)゚.炒 !: : : ; j リ
.              ; ',: : : :',: :i弋'、ンツ        ゞ ニ-'"j : : ,'://'
              ; :゙、 : : ヾ、 , , ,     ,    , , , ノ/ :/,' "
             i : : \: :ヾ'、              ノ,イ
.              l: : : ヽ`' 、\       ,. 、     ´/: !
               } ; : : i :`:ヽ``     ' ー '      ,.': ; |
.             l: i : : l :: : : :`..、         , .i": .i: :l
             i :j : : :i :: : : : :,j `' 、 __ , イ: : l : : |'; i 
             ,':/l: : : l: : : :/!'、      j゙,ヽ;: :i : : l ゙t,
             ,'/ !: _,:j -f" {   ` 、  / ヽ `',‐-:.', ゙、
            ,.-"''"´   j   ',    /゙ヽ   .! ',   `` ' ー、
             f .、     f   ',    /i  .',、  ,{  ゙、     ;  ',
          i  ゙,     .i    ''ヽ_ノ i o.',ヽ/.!   ゙、    i  ',
0147名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:33:07.33ID:+05DCbE/
海未「あの時、つい感情的になって、『明日までに弁償金を持ってこい』と捲し立てなければ……」

穂乃果「…………」

海未「私の短慮が原因で、穂乃果の判断を誤らせる結果になってしまいました」後悔の念


(予想外の海未の温情が、かえって傷口を広げていくようで我慢ならなかった穂乃果は––––)


穂乃果「もうやめてよ……海未ちゃん」無表情

   「変に気を遣われても、惨めになるだけだから……」

ことり「そんなぁ……」

穂乃果「それよりもっと、穂乃果を叱ってよ」

   「何なら、絶交しても構わないから」





穂乃果「……だって」

   「穂乃果、それだけ悪い事をしたんだもん」


(そう言ったきり、穂乃果はおじぎ草の如く顔を俯け––––)
0148名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:33:27.87ID:+05DCbE/
 / }       j/イ ! / /i{      { { /_ノノ ̄  \: |   {|  {|   ,′   }
ノ|!     { i 〕 ! !{|       jノ { :( __,,.. -ヘ   \   {  {{  {   ,′
__j !|       ' {| {、 いi|       ,: : : : : : : : : :!     `  }! ,′ /
 j八    ハ 〕  {ぃ 乂{        {.: : : : : : : : : }       i | ′ i {
   !     〉  いヽ          ハ : : : : : : : :/         }}/  { l
    }      l|  i〉 ぃ       /!「 ̄⌒ヽ、.′      _,ノ/   { l
    ト、    ij  {  } }     / jノ    '/           /       i
    {ぃ、 イ|{   !   j/    ,rfニ⌒ヽ、  ,′        /        {
    Vハ川 !{ i |      八       _ァ|        ∧!       !i !
    イ  jノ八ぃ l     /   ` ⌒''一′ !       /.| {i    l 川
  / ,ハ /   jハ{    〈             l       イ トい   j/ リ
r 1   j/          /  \    _,.  -i      { /   ハ !ル′
∨   , ′       , ′ /´ `ニ二, ′/  l       〈  / jハ
 \/         /、ヽ  _,. -‐/ , ′  i       〈/    i
-/           /  \    / /     l         ∨   |



(ふたりとの交信を、一切断ち切った)
0149名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:33:46.68ID:+05DCbE/
ことり「ダ、ダメだよぉ……」

   「そうやって極端に、自分を責めるのは……」

   「穂乃果ちゃんの、昔からの悪いクセだよぉ……」悲痛な面持ち
0150名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:34:06.98ID:+05DCbE/
     {          / /    /   .:://       {:.:{    il     }} }   '
     |           ///   /   .:://        | :{ :{:{   :i|   :|         ',
.      l :::|       ///   .   .://   ー---   -‐|十从  i| }  :|   .:l     ,
      l:::|      /  :|  : :{   .::{:{  , __,..,,、     ⌒ノリ 、  .:}   .:|     l
     l::|       /  :| .:   :.  ::从 ,.ィrセ7フて'弌       ノL.__メ    :j:l    |
     l::|      /{  :| .::  ;  ::| ヘ〈, {(:::ruしッ         _ └ ノ :リ   :l :|
     |:|    .::l l  | .::{:  '  ::|  ゚(__)。、:::::ン          ,x弌ト、 \/    l :|
     l:|   .:.:l  l  从 八  ヽ ::| ゚     ̄`         ,'し:[_,心, / |    ,' ,
     ||   .:.:|  :l  { \ \  \ ::ヾ:::ヽ::ヽ::        {_::::゙ッソ }L |    / ,'
     |   .:.::|  l:|八 (::{\\   \             ,   `ヾO゚ ム リ   / /
     リ   .:.::|   l|  \ `   \\                 :::ヽ::ヽ::.  / // /
     /   .:.:.:|    |    :.:ーヘ            , '^ー- _         // //
.     //   ..:.:.|    |     i:.:.:.ト、        ̄`:::‐  」     -‐彡イ /
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0151名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:34:24.37ID:+05DCbE/
海未「…………」

ことり「ねぇ海未ちゃん、なんとかならないの?」

海未「…………」深く考え込んでる


海未(あ……)

  (白髪……)


(気がつくと、穂乃果の髪には数本ほどの白髪が覗かせている––––)

(この白髪こそ、穂乃果が3000円シンドロームにきりきり舞いさせられた痕跡であった)


海未(精神的なダメージが、よっぽど大きかったのでしょうか…………)

穂乃果「………………」貝になってる


海未(大分、反省してるみたいですし……)
0152名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:34:52.36ID:+05DCbE/
海未「…………ことり」

  「穂乃果にお金を貸してあげて下さい」

ことり「え?」

海未「私も穂乃果に、お金を貸しますから」

穂乃果「…………貸す?」


(海未とことりは、2人で折半しあった3000円を、穂乃果に差し出した)


穂乃果「え……」キョトン

   「このお金は……?」

海未「本当に後悔しているのならば……」

  「そのお金を持って、おば様に謝ってきなさい」

穂乃果「!!!!」
0153名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:35:11.67ID:+05DCbE/
ことり「私たちへの返済は、お金に余裕がある時で構わないから……」

   「この事は、私たち3人だけの秘密だよ?」

海未「凛やにこが知ったら、『えこひいきだ!!』だのと騒ぐでしょうからね」


穂乃果「そ、そんな……」恐縮

   「穂乃果の悪事に、ふたりを巻き込むだなんて……」

ことり「もうっ!!まだ遠慮する気!?」

   「全部聞いちゃったんだから、私たちは一蓮托生だよ!?」語気強く

穂乃果「い……いちれん……?」

海未「『どんな事があろうと、運命を共にする』って意味ですよ」

  「まさに、今の私たちにピッタリな言葉です」
0154名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:35:29.52ID:+05DCbE/
穂乃果「う……」

   「海未ちゃん……」

   「ことりちゃん……」涙ポロポロ

   「〜〜〜〜〜〜〜〜」お口ワナワナ


鼻水をすすり、涙を拭き拭き……


穂乃果「2人の厚意……疎かにはしないよ!!」


3000円を受け取り……


穂乃果「穂乃果、これからお母さんに謝ってくる!!」
0155名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:35:43.80ID:+05DCbE/
〜居間〜


穂乃果「ねぇ、お母さん……」

   「実は、大事なお話が……」


襖スゥーー……


雪穂「……ん?」

  「お、お姉ちゃんっ!?」仰天

  「いつ意識が戻ったの!?」

穂乃果「ゆっ、雪穂っ!?」


(肝心の母の姿は、居間には無く––––)


ほのパパ「…………」テレビ視聴中


(代わりに、寝っ転がりながら雑誌を読みふける雪穂と、仕事が一段落つき、テレビを見ながらくつろぐ父が居るばかりであった)
0156名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:36:01.57ID:+05DCbE/
雪穂「さっきはビックリしちゃったよぉ〜〜!!」

  「お姉ちゃんったら、白目を剥いたまま海未さん達に運ばれてきたんだもん……」

穂乃果「ね、ねぇ雪穂……」

   「……お母さんは?」

雪穂「は?何いってんの?お姉ちゃん」

  「お母さんなら今さっき、お姉ちゃんの学校へ行ったよ」

穂乃果「が、学校!?」

雪穂「今日はPTA会議があるって、ずっと前から言ってたじゃん!!」面倒くさそうに


(学校、PTA会議––––)

(それらのワードが雪穂の口から飛び出た瞬間、穂乃果の足の裏が、嫌な予感でムズムズし始めた)
0157名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:36:22.96ID:+05DCbE/
穂乃果「何を話し合うんだろう……」

   「この時期に、PTA会議って……」


(と––––)

(不安がる穂乃果を見た雪穂が、ニヤリと悪童の顔になり––––)


雪穂「お姉ちゃん、また何か学校でやらかしたんじゃないの?」ニヤニヤ

穂乃果「」



穂乃果(ま……)

   (まさか…………)

   (理事長……ガラスの件を、お母さんに喋るんじゃ……)
0158名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:36:37.61ID:+05DCbE/
(我が身に破滅が近づきつつあることを、予感した穂乃果は––––)


雪穂「お……お姉ちゃん?」


(背後で呼び止める雪穂の言葉など全く耳に入らず、フラフラと自室へ帰還した)
0159名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:36:51.30ID:+05DCbE/
〜穂乃果の自室〜


襖スゥーー……


穂乃果「…………」

ことり「あっ、穂乃果ちゃん!」

海未「どうでしたか?穂乃果」

  「ちゃんと、謝罪できま……」

穂乃果「…………」


穂乃果、両膝ガクリと崩れ落ち……
0160名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:37:06.58ID:+05DCbE/
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:.:/: : : :./`|: : : : : :|リ _,.斗rミ \: :/ イノ{::ノ / : : / |
/: : : : :.{ : :.|: : :..:.|ィ )r{:::ノ    }ノ   ¨¨´ //:..:/、,ノ
: : : / /:ゝ|: ハヘ、 :ハ`¨¨´         ::'::':/イ:.:/  ヽ
: : : -=ニ }/ヽ}|\:ヘ ::'::'::      '  彡r ″   }
´       リ \ヽ〉     /―ァ   /      |
          ‘,  丶    {__ /  /    /   .′
         ‘,    `>―r‐ .i    ∨/  /
          \     ∧∧__|___   ‘, ./


穂乃果「もうダメだぁ……」絶望の色

ことうみ「!!!!????」
0161名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:37:36.57ID:+05DCbE/
(穂乃果は居間で雪穂から聞いた話を、一字一句誤らずに、2人に伝えた)


穂乃果「いまごろ学校で、理事長がお母さんに告げ口してるに違いないよ……」

   「お母さんが家に帰ってきたら、きっと3000円の出所を追求してくる……」

   「そうなったらもう、穂乃果はあの世行きだ……」


(頭を抱えて打ちひしがれてる穂乃果を見て、事態が急変した事を察知したことうみは––––)


海未「グズグズしてる暇は無いですよ!!穂乃果!!」

穂乃果「…………え?」
0162名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:37:58.54ID:+05DCbE/
海未「理事長がガラスの件を言い出す前に、おば様を摑まえて謝罪するのです!!」

穂乃果「海未ちゃん……」

ことり「そうだよ!!穂乃果ちゃん!!」

   「他人から知らされるより、自分から自首した方が罪は軽くなるよ!!」



穂乃果「…………そ」

   「そうだね!!」

   「穂乃果、これから急いで学校へ行ってくる!!」奮い立つ


(2人のアドバイスで再び立ち上がった穂乃果は、けたたましい足音を響かせながら、廊下を走り抜け、階段を下り––––)

(そして––––)
0163名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:38:16.62ID:+05DCbE/
玄関の扉ガララッ!!


穂乃果「いってきま〜〜すっ!!!!」


ダダダダダダダダ……


(街灯が輝き始めた夕暮れの道を、学校目指して全速力で突っ走って行ったのである)

(その後ろ姿を、穂むらの玄関で見守っているのが––––)


ことり「ねぇ、海未ちゃん……」

   「穂乃果ちゃん……今から行って、本当に間に合うのかなぁ?」漠然と

海未「さぁ……分かりません……」

  「ですが……」

  「穂乃果の贖罪が本物でしたら、天に願いが届くかも知れません……」


(穂乃果の前途を願う2人の背後から、雪穂の間の抜けた声が流れてくる)
0164名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:38:39.60ID:+05DCbE/
雪穂「ど、どうしちゃったの?お姉ちゃん……」

ことり「あ、雪穂ちゃん!」

海未「穂乃果なら今、おば様を追って学校へ……」

雪穂「えっ?学校!?」目を見張る


(ふと……ふたりの頭に、疑問がもたげ始めた)


ことり「ねぇ、雪穂ちゃん……」

   「さっき、穂乃果ちゃんへ言った話は、本当なの?」

雪穂「??」

ことり「今日のPTA会議は、穂乃果ちゃんについてだって……」

雪穂「ど……どうしたんですか?ことりさん」

海未「ちょっと、お伺いしますが……雪穂」

  「どうして、穂乃果が学校で失敗した事を知っていたのですか?」

雪穂「はぁ?」


(海未はこれまでの経緯を、わかりやすく噛み砕いて雪穂に説明すると––––)
0165名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:39:00.81ID:+05DCbE/
雪穂「やだ……私……」


右手を口に当て……


雪穂「お姉ちゃんが、急に怯え始めたから……」

  「つい面白がって、あんな嘘を……」

ことり「嘘っ!?」

雪穂「ひょっとしたら私……取り返しの付かない事をしちゃったのかも……」声がこわばる

海未「どういう事ですか!?雪穂!!」


(責任を感じ始めた雪穂は、昨日の夕食時に、母から聞かされた事を語り始めた––––)
0166名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:39:20.23ID:+05DCbE/
       〜雪穂の回想〜


ほのママ「ウフフ……」

    「これはまだ、穂乃果には内緒なんだけどね……」

雪穂「え?」

ほのママ「実は明日の、PTA会議でね……」ニヤニヤ

    「学校を廃校から救った穂乃果へ、PTAから特別に栄誉賞を贈ろうって話が進んでるのよ」

ほのパパ「!!」

雪穂「え、栄誉賞!?」


思わず身を乗り出す雪穂……


ほのママ「最初は私の方から、断ったんだけどねぇ」

    「『そんなのを贈ったりしたら、あの子が調子に乗るだろうから、辞めてほしい』って……」

    「でも理事長……つまり、ことりちゃんのお母さんが引いてくれないのよぉ」

    「『あなたの娘さんは、私たちにも出来なかった偉業を成し遂げたんだから、誉められても罰は当たらないわ』って」
0167名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:39:37.24ID:+05DCbE/
雪穂「し、信じられない……」

  「家の中では、自堕落なお姉ちゃんが……」

  「父兄の人達から、賞を貰うだなんて……」


ほのママ「ねぇ……雪穂」囁くように


口に人差し指を当てて


ほのママ「さっきも言ったけど……」

    「この事は、本決まりになるまでは、ゼッタイ穂乃果には内緒よ?」

雪穂「わ、わかってるよ……」

ほのパパ「…………」自分の事のように鼻高々


      〜回想おわり〜
0168名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:39:57.63ID:+05DCbE/
雪穂「私が知ってるのは、ここまでです……」

ことうみ「…………」唖然


              ..ィ⌒¨¨:.:.......
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海未「ま、まずいです……」

  「非常にまずいですよ……」激しく動揺

ことり「え?」

海未「考えても見なさい……」


憂い色を浮かべて……
0169名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:40:20.88ID:+05DCbE/
海未「穂乃果に栄誉賞を送るかどうかという、会議の最中にですよ?」

  「いきなり穂乃果が現れて、『ごめんなさい、お金を盗みました』だなんて、言おうものなら……」

ことり「あ…………」お口ぽっかり

海未「きっと、9割9分まで決まっていた穂乃果の受賞が、取り止めになってしまうに違いありません!!」

雪穂「とっ!!取り止め!?」


(事ここにいたって、せめて最悪の事態だけは回避しようと、海未は––––)


海未「ことり!!雪穂!!」

  「私はこれから大至急で、穂乃果を止めに行きます!!」

  「2人はここで、留守を頼みますよ!!」

ことり「あっ!!海未ちゃん!!」


ダダダダダダダッ……


(先発した穂乃果を掴まえるべく、薄暮に染まった道を走り去っていったのである)
0170名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:40:46.58ID:+05DCbE/
〜学校・PTA会議〜


理事長「で、ありまして……」ハキハキ

   「高坂穂乃果さんの輝かしい偉業に、異論を挟む人はいないハズです」

   「彼女の功績を称えて、我々から何かしらの賞を贈るのは、当然の義務だと考えております」


(会議室内に居並ぶ父兄達へ、理事長が持論を展開する最中––––)


海未ママ「おめでとう、きぃちゃん……」

    「ホント、いい娘さんを育てましたね」

ほのママ「もうっ!昔から皮肉が上手いんだから……」

    「穂乃果が適当に投げたサイコロが、偶然いい目に出ただけよ!!こんなの」

海未ママ「謙遜、謙遜……」ニコニコ
0171名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:41:06.05ID:+05DCbE/
(つとめて平常の様に振る舞うほのママだったが、どうしても顔がほころび、ニヤニヤを隠すことが出来ずにいる)


海未ママ「しかし、こんな事って初めてですよね?」

    「穂乃果ちゃんが、父兄や先生たちから絶賛されるだなんて……」

ほのママ「私だって、今でも信じられないわよ」

    「小中学校の頃の懇談会なんて、いっつも穂乃果の迷惑エピソードが上がって、私の肩身が狭かったというのに……」シミジミ

海未ママ「穂乃果ちゃんの行動力が、成長に追いついたって事なのかしらね……」



理事長「それでは、決を採りたいと思います」
0172名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:41:24.15ID:+05DCbE/
海未ママ「ついにその時が来ましたよ、きぃちゃん」

ほのママ「ああ……」

    「あの穂乃果が……」

    「穂むら創業以来のうつけ者だと思っていた、あの穂乃果が……」


(予想外な娘の成長に万感の思いを馳せ、ほのママの目尻に、熱いモノがこみ上がってくる)


理事長「高坂穂乃果さんの栄誉賞授与に賛成の方は、拍手を––––」


扉ガラララッ!!


理事長「…………えっ!?」


穂乃果「ぜぇ……はぁ……」肩で息

ほのママ「」硬直

    「………………ほの、か?」
0173名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:41:41.52ID:+05DCbE/
室内ザワザワ……


理事長「ど、どうして高坂さんが……」

海未ママ「なんだか、大急ぎで来た様に見えますが……」


穂乃果「はぁ……はぁ……」

   「…………」息を整え

   「お……」

   「お母さん……」

ほのママ「????」

    「何しに来たのよ!?一体……」


(覚悟を決めた穂乃果は、顔をしかめたほのママの前へ歩み寄り––––)

(ポケットから、友情の3000円を取り出し––––)

(そして––––)


穂乃果「…………ご」

   「ごめんなさいっっっっ!!!!」
0174名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:41:57.50ID:+05DCbE/
      リ;`> 口 <)
      γ⌒ヽ <     ガバッ!!!!
     / へ \ヽ
    /    \ \\
   /     / \ \\
 (   ⌒ ̄ ̄ ̄`ヽゝ \\_
  >ー――---  ノ ゝ__フっ__フ
と_,,-――――''"
0175名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:42:11.00ID:+05DCbE/
ほのママ「!!!!????」

    「ちょっと!!他人様の前で何を……」

穂乃果「本っっっっ当に、ごめんなさいっっっっ!!!!」


床に額を擦りつけっ!!


ほのママ「な、何を誤って……!!」


3000円を、手前に置いて……
0176名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:42:46.75ID:+05DCbE/
                i/////////i///  i//////////////./i///i      `ヽi//////// i///////i
              i/////////i.//   .i.//i//////////// .i//,′       i//////// i///////i
                 i i///////.i.i/.i    i./.i.i////i////., ′ i/./          i////////.i///////i
                  i.i///.,'///.レi/i ___!/i .i.///,i/ レ\  //          i////////i///////i
             i.i///.i///.i i.i     Y.∨//ハ.i.   7.<_         i/////// i///////.i
               i i///.i///i  .i .z==.x ヽi ∨/i  ヽ  ′  ゚ .‐ __     i/////// i///////.i
             i i/// i///i _.)zX゚ ̄.ニミx  ∨i     _. -ニ___  ゚      i///////.i///////,′
             /,'i/// i/.i/.i .ハ/ん_,ノヽヽ  ヽ     7= ¨.三¨=ミx    .,'///////i ///////
           //i////i/ii/ii  ! .i  ゝノ. ,           ' .ィ  ._}_`ヽ ゚ミx   ,'///////,'///////
                /.i////ト..ハ.i( ̄ ヽ----'           .{i.` ゝ ノ  i.`iZ` ,'/////i//i///////i
          /  ハ////iヾ ヽ ー '                 ゝ _    .ノ .リ`. .,'/////.i//i//////i.i
             i/ハ∧∧.\//                ¨ =i.゚‐‐.、 ,.'///////i/ハ//// i/i
                i/i ∨/ト i/.i.ヽ       `            > __ノ,.'///////.i/i .i////ト∧
               i.i  i.ヽ∧ヽハ                   // / ///////_」i/i////∧ハ
                i  .i//\ヽ.ハ        __                ////,.'//_ ィ i//∧∧∧ヽヽ
             i  .i////`//_>      ´ `゚゚ ー-- 、           //./// i//.i/.!//∧.∧.∧\ヽ _
                   ∨///  .\                _ z' - //.ハ∧/.ト///__///∧∧`ヽ ̄
                  y       \                  _ ‐ ゚/ '  .,' .ヽヽ ヽ-゚_=`ヽ/∧/∧ヽヽ
                   ハ         .\          ._ - .¨  ./.   ,′   i\ヽ¨  ̄` ヽ_ヽ_∧.i/.i
                 / .i               > 、__  -‐ ¨     ,.′   .,′  i  ヽ.`ー---¨,-- \,'/i
                 ,′ i         /   ././\      /     ,.′   |     `ー‐‐ ゚    ̄`ヽ
                  i  i        /    .,' ,'   i\   /     ./,     .|          _ -‐  ̄`ヽ
               i   i       /    ,' ,'  _.i .iヽ_.ィ゚      ,.'.,'      .|          /      ハ
               |   i      /      .i .i  ./ !.i.∨-、    , ' ,′ .     |      ./        ハ
0177名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:43:11.99ID:+05DCbE/
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> すべてをお話ししますぅぅぅぅ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
0178名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:43:33.75ID:+05DCbE/
〜そして、数分後……〜


海未「ぜぇ……はぁ……」肩で息


(遅ればせながら、会議室の前までたどり着いた海未だったが、もはや手遅れである事に、うすうす感づいている)


海未「…………穂乃果」

  「結局、あなたに追いつくことが出来ませんでした……」

  「きっと、穂乃果はもう会議室の中へ……」


_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> こぅぉの、おバカァァァァッ!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
0179名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:43:53.34ID:+05DCbE/
海未「ひっ!!!!」ビクン!!


(会議室のドアの窓越しに、恐る恐る中を覗いた海未が見たモノは––––)


ほのママ「どおりで財布の中のお札の数が、記憶と食い違ってると思ったのよ!!!!」

穂乃果「ううううう…………」涙ポロポロ


(頭に角を生やさんとばかりに激昂したほのママが、会議室のカーペットの上にちょこなんと正座している穂乃果へ向けて––––)


ほのママ「しかも、何!?」

    「それだけでは飽きたらずに、学校の窓ガラスを割ったのを、親に隠しておくだなんて……」


ほのママの拳プルプル……


ほのママ「よくもまぁ、こんなに大勢の人が見てる前で、赤っ恥をかかせてくれたわねぇぇぇぇ!!!!」


(果てることのない罵声を、一方的に穂乃果へ浴びせている光景であった)
0180名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:44:22.94ID:+05DCbE/
.           ____
.      x-ハ. : : : : : : : : : :.
     /:(ィ : : : : : : : : : : : :.`:.
.     ,.:/: : : :/: : :L___: : : :',: :.
.    /l|: : : :∧: : :|~⌒',: : :.l: :|
     |从:W- VY-‐ l: :./:.:.|   ヒック……
      ヘ:l━    ━ !ィ ).:人
.       人‖ 皿‖ ィ-、j:/    ヒック……
.         N`≧=チ /   |
        r' |〈へ// /!
        |  |、`。l ′ / .|
        |  |'ヘ / /  |
        |_| _|_」 .′ `}
.         (~⌒) (⌒y7ーイ-、
         (⌒¨/⌒¨ー‐L イ^ 〉
.        ー^ー‐┴─'⌒¨¨


穂乃果「ごべんなざぁい……」鼻水ドバドバ

   「ごべんなざぁぁぁぁい……」大号泣



海未「…………クッ」


自分の未熟さを呪いながら……


海未「…………遅かった」
0181名無しで叶える物語(しまむら)
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2020/02/27(木) 20:44:46.51ID:+05DCbE/
ほのママ「みなさんっっっっ!!!!」


(怒りと羞恥心で、顔が真っ赤に腫れ上がったほのママが、泣きじゃくる穂乃果の頭を腕ずくで床へ押さえ込みながら––––)


ほのママ「こんな娘が栄誉賞だなんて、とんでもない話ですっ!!!!」

    「どうかこの件は、無かったことにして下さいっっっっ!!!!」


(それまで和やかなムードで執り行われていたPTA会議は、一転して蜂の巣をつついたような騒ぎとなった)


海未ママ「きぃちゃん……」いたたまれない

理事長「こ、高坂さん……」同様


穂乃果「うああぁぁああん……」

   「ごべんなざああぁぁああい……」
0182名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:45:04.58ID:+05DCbE/
(かくして、穂乃果の栄誉賞受賞は幻に消え––––)

(代わりに、校内に出没していたネズミ達を、ホウ酸入りおにぎりで退治した花陽が受賞することになった)


〜おわり〜
0183名無しで叶える物語(えびふりゃー)
垢版 |
2020/02/27(木) 20:50:27.84ID:g1Q8dQD2
穂乃果…
0186名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2020/02/27(木) 21:15:18.72ID:IOFwOF+y
流石花陽ね
0189名無しで叶える物語(四国地方)
垢版 |
2020/02/27(木) 22:43:26.16ID:vpFMfmlD
>>123
ここずるいわ
0192名無しで叶える物語(SB-iPhone)
垢版 |
2020/02/28(金) 01:43:28.22ID:bNfmtAAa
まってました!!
毎日楽しみにしてます
0193名無しで叶える物語(もんじゃ)
垢版 |
2020/02/28(金) 02:02:43.27ID:Vau4rjfN
>>191
言うほど抜けるSS書いてるか?
0194名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2020/02/28(金) 03:44:21.90ID:9IFItgdW
海未ちゃんの選曲w
0197名無しで叶える物語(やわらか銀行)
垢版 |
2020/02/28(金) 11:07:07.92ID:BFOxrDHl
今年入ってからのしまむらはダメだね 勘違いしてる
0200名無しで叶える物語(りんご)
垢版 |
2020/02/28(金) 11:42:04.11ID:mUkSgIxR
(‘v^ζハッピーエンドね✩.*˚
0203名無しで叶える物語(SB-Android)
垢版 |
2020/03/01(日) 15:17:16.09ID:/DXdlECf
一見、妥当な海未ちゃんの判断が全て裏目に出てますね
親鳥は窓ガラスの件を知っていて尚、穂乃果に栄誉賞を与える気でいた。だから会議の場に踏み込むのはヤブ蛇だった訳です
戒め系SSとの事ですが、誠実にいきるべきか、狡猾に生きるべきか、読み手に委ねられています
最も、窓ガラスを割らないように気を付けるべきなんですよね…
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