|c||^.- ^| |「聖良さんとルビィが一つの部屋で仲良くですか……」
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ダイヤ「姉として、その動向は見守らないとなりませんわね」
理亞「……」
ダイヤ「不審者がおりますわ!?」
理亞「鏡見ろ」
ダイヤ「……失敬、理亞さんも二人の様子を?」
理亞「うん、ルビィにはお世話になってるから」
ダイヤ「しかし、お世話になっていても、屋根裏に忍び込むのはいかがなものかと」
理亞「鏡見ろ」
|c||^.- ^|| ……わたくしって本当に美しいですわね」 理亞「でもどうして、ルビィの部屋の上に覗き穴が?」
ダイヤ「由緒正しい家には不埒者の一人や二人いるものですよ」
理亞「一人はお前か」
ダイヤ「否定はしません」
理亞「否定してよ」
ダイヤ「しっ、二人がなにか会話を始めましたわ」
理亞「どうしてこんなに緊張するんだろう……」 ルビィ「あの、聖良さん、このプロフィール」
聖良「スクールアイドルの特集雑誌ですか?」
聖良「ああ、私も恥ずかしながら特集されてしまいましたね」
聖良「ラブライブの優勝候補として」
理亞「(ズーン……)」
ダイヤ「(気を落とさず! まだ会話の途中ですわ!!)」
ルビィ「ここに、成績優秀って書いてありますけど」
聖良「ええ、私は函館聖泉女子高等学院に推薦で入りましたからね」 ルビィ「風のうわさで聞いたんですけど」
聖良「ルビィさんは風の声が聞こえるのですね」
|c||^.- ^|| !?
理亞「(ダイヤさん! 顔! 顔!!)」
ルビィ「その……七の段の掛け算ができないって」
|c||^.- ^|| !?!?
理亞「(ああ……ルビィ……言っちゃった……)」
|c||^.- ^||「(マジで?)」
理亞「(口調……マジで)」 聖良さんを過度なポンコツにするのやめてください
ブロッコリー食わしますよ 聖良「あのですね、ルビィさん」
ルビィ「はい、さすがに嘘ですよね! ルビィも中学卒業するまでにはできましたし!!」
理亞「!?」
|c||^.- ^|| (マジですわ)
理亞「(マジでか……)」
聖良「この電子の時代、電卓があれば計算をやってくれるのですよ?」
聖良「なんで私が掛け算ができないといけないんです?」
ルビィ「それはね、小学生が諳んじる掛け算を高校生が電卓使うのは恥ずかしいからです」
|c||^.- ^|| (マジレスにもほどがある) 聖良「良いではないですか、7の段ができなくても人は生きていけます」
ルビィ「たしかにそうですけど……」
聖良「バレなければよいのです、ごまかせば問題は先送りできます」
ルビィ「解決になってませんけど……」
聖良「日本の政治はそういうふうにできてますから」
ルビィ「だから三流って諸外国から称されるんですが……」
聖良「つまり私一人が問題を抱えているのではないのです」
聖良「赤信号、みんなで渡れば怖くない精神で行きましょう」
理亞「(7の段ってそんなに難しいかな?)」
ダイヤ「(幼稚園児だって頑張ればできますわ)」 ルビィ「あの、それと聖良さん」
聖良「はい、頼れる姉だと思って何でも尋ねてください」
|c||^.- ^|| (どうやって答えるんだよ……)
理亞「(ダイヤさん口調……)」
ルビィ「函館から飛行機で羽田まで来るって聞きました」
聖良「ええ」
ルビィ「風のうわさで聞いたんですけど」
聖良「ルビィさんは風の声が聞こえて羨ましいですね」
ルビィ「函館から東京までは飛行機に乗らないと来られないって思ってるって」
|c||^.- ^|| !?!?!? 聖良「あの、失礼ですが」
ルビィ「なんでしょう?」
聖良「ルビィさんは飛行機に乗ったことが?」
ルビィ「ありますけど」
聖良「よかった、一度たりとも乗ったことがないというのではないかと」
ダイヤ「(ルビィが観たことのない鬼のような顔をしてますわ!!!)」
理亞「(観てない! 観てない!!)」
聖良「北海道というのは東京から遠いのです」
聖良「ゆえに、函館から東京へは飛行機でしか来られない、違いますか?」
ルビィ「違うよ」 ルビィ「では問題です」
聖良「なんなりと、全て完璧に答えてみせましょう」
ルビィ「東京駅を始発にして新函館北斗駅に到着する新幹線の名称は次のうちどれ!!」
1 北海道新幹線
2 東北新幹線
3 上越新幹線
4 東海道新幹線
ダイヤ「(問題になってませんわ……)」
理亞「(姉さま! 頑張れ! 頑張れば必ず分かります!!!)」
|c||^.- ^|| (嘘だよ言ってよバーニィ) 聖良「さすがに私をバカにしすぎですよ」
ルビィ「ですよね? はは、簡単すぎて……」
聖良「1と答えさせたいのでしょう? 函館は北海道ですからね」
ルビィ「ん?」
聖良「それが引っ掛けであることくらい、私にだって分かります」
|c||^.- ^|| !?!?
理亞「(ね、姉さま……)」
聖良「ですが、2・3・4の新幹線は聞いたこともないものです」
聖良「実在しないものを出して引っ掛けさせようとする魂胆……」
聖良「この鹿角聖良には通用しません!!! 答えは1!!!!」
ルビィ「……正解です」 理亞「(はあ……よかった)」
ダイヤ「(安心してよいんでしょうか……?)」
ルビィ「ちなみに新幹線には名前がありますが、知っているものは」
聖良「オオキ コダマ ヒビキ たしか、そんな名前でしたね」
ダイヤ「(奇跡的に一個合ってますね)」
理亞「(よかった……ひとつも合っていないよりは)」
ルビィ「では次の問題です、ここに日本地図があります」
聖良「日本は広大ですね」
ルビィ「北海道は指差せます?」
|c||^.- ^|| !? まぁでも所要時間と金額考えると飛行機でええかとはなるよね 聖良「日本地図なのですから、当然北海道もありますね」
ルビィ「だいたいどのあたりでもいいですよ」
聖良「ふむ、しかし北海道もまた広大ですからね」
理亞「(ああ! ルビィが沖縄の方を指差してる!)」
ダイヤ「(こ、これは引っかかってしまいますわ!!!)」
聖良「しかし、地球という観点から見たら、北海道もまた小さな土地の一つに過ぎないかもしれません」
理亞「(ああ!!! 姉さま!!!)」
聖良「しかし、私は高校に入るころには北海道の形を覚えました!! これですルビィさん!!!」
ルビィ「ちっ」
|c||^.- ^|| !?!?!? 聖良「甘かったですね、ルビィさん」
聖良「私を騙そうとする魂胆、卑しく、香川県のように矮小です」
ルビィ「(お前の脳香川県かよ……)」
理亞「(アレ? ルビィの脳内の声が)」
ダイヤ「(おかしいですわね……わたくしにも……)」
聖良「問題はここまでですか?」
ルビィ「聖良さん、理亞ちゃんのことはどう思ってます?」
聖良「大切な妹です」
理亞「(ね、姉さま!!!)」
ダイヤ「(ステイ! 理亞ステイ!!!)」 ルビィ「かわいいですか?」
聖良「ええ、目に入れても痛くない自慢の妹です」
ルビィ「ルビィも、そう思ってるんです」
理亞「(ん?)」
ダイヤ「(ん?)」
ルビィ「理亞ちゃんは、ルビィの妹です」
聖良「ハァァァァァァ!?」
理亞「(る、ルビィ!?)」
ダイヤ「(わたくし! わたくしも妹に!!)」
理亞「(るっせー! お前は姉だろ! 脳みそ香川県かよ!!)」 ルビィ「いつか、理亞ちゃんをルビィのお嫁さんにしようと思ってます」
聖良「あなたのような人を理亞の嫁にするわけには行きません!!」
ルビィ「なんでですか!!」
聖良「確かに理亞は可愛い、あなたの言うとおりです」
ルビィ「お似合いじゃないですか!」
聖良「ですが、理亞には聡明で美しい、私のような人が似合うのです」
ルビィ「聡明? 脳みそそうめんの間違いじゃないんですか?」
聖良「キシャァァァァァ!!!!」
理亞「(意味はわからないけど……)」
ダイヤ「(とにかくすごいバカにしているのだけは分かりますわ……)」 聖良「姉妹として長年、同じ釜の飯を食い、親睦を深めたんですよ!?」
ルビィ「はい」
聖良「私は理亞のことなら何でも分かります!!」
ルビィ「はい」
聖良「答えてみせましょう!!! 何でも尋ねなさい!!」
ルビィ「これが理亞ちゃんが最近悩んでいる学校の宿題です」
聖良「人には向き不向きがあるんですよ、理亞なら自分で解けるでしょう」
理亞「(姉さま! 私を信じてくれるんですね!!!)」
ダイヤ「(そうじゃねえよ)」
ルビィ「(そうじゃねえよ)」 なんやこれ
でもこんなのでも普通に燃料として認識してしまう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています