せつ菜「家系ラーメン三船?」
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せつ菜「ふぅ〜やっぱり劇場版は映画館で観るからこその劇場版です!」
せつ菜(応援上映…すっごく良かった。叫んでるだけであんなに楽しいなんて。BDの発売はいつ頃でしょうか)
せつ菜(いつか同好会のメンバーとも観賞会をしたいです)
せつ菜(もういい時間になったしお腹が空いてきました…おや?)
せつ菜「家系ラーメン三船…?こんなところにラーメン屋さんが!さっそく入りましょう!」 「いらっしゃいませ…」
せつ菜(ラーメン屋さんにしては元気がありませんね…ここは一つ、スクールアイドル優木せつ菜のパワーを見せる時!)
せつ菜「1人です!!!!!」
栞子「うるさいですね…そんな大きい声出して気が狂っているんですか?」
せつ菜「あっ!すみません!!」
栞子「だからうるさいって言ってるじゃないですか。1名様ですね、空いてるとこ適当に座ってください」
せつ菜「わかりました!」
栞子「……」
せつ菜「えへへ…そんなに見つめられちゃうと照れちゃいます」
栞子「バカなこと言ってないで、早く食券出してください」
せつ菜「えっ?食券?」 栞子「食券は食券ですよ、あれがないと注文承れないので」
せつ菜「あっああ〜!食券!!忘れていました!」
栞子「絶対嘘ですよね。まぁどうでもいいから早く注文してください。麺は早さが命なんですから」
せつ菜「えーと…えーと…」
栞子「何をまごついているんですか。まさか食券の買い方をご存知でない??」
せつ菜「アブラナシヤサイカラメマシニンニクスクナメっていうのを一度注文してみたかったのですが、ありませんね…」
栞子「うち家系ですから。ふざけたこと言ってると同好会潰しますよ」
せつ菜「うわ〜ダメですか!仕方ありませんね。じゃあスタンダードなラーメンにしましょう」
栞子「注文1つするだけでどんだけ時間使うんですか」 栞子「はい、ラーメンですね。固さは?」
せつ菜「固さ?」
栞子「麺の固さです。固め、普通、やわらかめの3種類から選んでください」
せつ菜「3種ですか…ハリガネっていうのはないんですね」
栞子「あなたもう次から出禁にしますよ」
せつ菜「じゃあ固めで!」
栞子「本当に固めでいいんですね?」
せつ菜「えっ?どうしてですか?」
栞子「はぁ…あのですね、家系来たら思考停止で固めにするのはナンセンスですから。通はやわらかめ頼むんですよ、麺にスープがよく絡みますから(そんなことはない)。これ常識ですからね。まぁ今回は初見ということで大目に見てあげましょう」
せつ菜「…そうなんですか」
栞子「おっとつい早口で語ってしまいましたね。しかしラーメン屋ですから、最も重要な麺について語るくらいはいいでしょう?」
せつ菜「素晴らしいです!そのこだわり!!私のスクールアイドルに対する情熱と似たものを感じました!あなたとは熱い思いを持つ者同士、話が合いそうです!それに、麺の話も興味深い内容でした…これから意識して注文してみますね!」
栞子「あ…あぁ、はい。その…うんまぁ、ありがとうございます…へへ」
栞子「すーはー…では味の濃さはどうされますか」 せつ菜「味の濃さ…ですか」
栞子「濃味、普通、薄味から選んでください」
せつ菜「オススメを教えてください!」
栞子「オススメですか。それはもちろん濃味です。先程麺をやわらかめにした際に、スープに絡みやすくなった話はしましたよね。麺を啜るこの瞬間、同時にスープの味をじっくりと堪能できる濃味にするのが最も適性度の高い味の濃さと言っていいでしょう」
せつ菜「(なんか勝手にやわらかめにされていますけど)わかりました!じゃあ濃味でお願いします!!」
栞子「濃味ですね。油の量は?」
せつ菜「油の量…ですか」
せつ菜「多め、と言いたいところですが、これ以上練習に負荷をかけるのは身体的にあまり良くありませんね。じゃあ少なめでお願いします!」
栞子「本当にそれでいいんですか?」 せつ菜「あ…もしかしてあまり良くない選択でしたか」
栞子「はぁ〜あなた、家系における大切さをまるで理解していませんね。麺やわらかめ、スープ濃味ときたら後はもう言うまでもなく油多めでしょう。ここまでこってりのテンプレートのような注文してきて何故突然油は少なめ?頭おかしいんですか?当然油多め一択でしょう」
せつ菜「…それじゃあ油多めで」
栞子「かしこまりました。すぐお持ちしますので少々お待ちください。まぁうちは早さに定評がありますから、そんな動画を見るような時間などありませんが」
せつ菜「お願いします!」
せつ菜「こういうお店は初めて来ました…厨房からカウンターまで近いですね!こういうお店では店員さんとの距離が近いから、なんだか温かい気持ちになりますね!」
栞子「ふひっ!?そ、そんな意図全くありませんから。麺ができてからお客様の下へ届けるのを限界まで早めた結果がこうなったというだけですから。適当なこと言わないでください。同好会潰しますよ」 栞子「はいお待たせしました。麺固めスープ濃味の油多めです」
せつ菜「うわぁ〜美味しそう!」
栞子「そんなキラキラした目で見ないでください。麺が冷めますから」
せつ菜「では!いただきます!」
栞子「ちゃんと手を合わせていただきますするんですね」
せつ菜「あっ!いえ、これはその…クセみたいなもので」
栞子「かわいいなぁ…(ふん、バカみたいです)」
せつ菜「ええっ!?そ、そんなぁ…えへへ、ありがとうございます」
栞子「麺、伸びますよ?早く食べたらどうですか?」
せつ菜(もしかして気づいてないのでしょうか…)
栞子(間違えた。穴があったら入りたい)
せつ菜「おっと…麺につきそうですね」
栞子(髪を掻き上げている…やめてくださいそれ私の性癖なんですから)
せつ菜「どうしました?私何か気に触ることしてしまいましたか…?」
栞子(オロオロしながら不安げな顔でで見てくる…かわいいぃぃいいいい)
栞子「なんでもありません。気にしないでください」
せつ菜「それならよかったです!」 せつ菜「ふぅーふぅー」
栞子「じぃーっ」
せつ菜「ズルズル…」
せつ菜(さっきから…店員さんが怖いです。なんでもないと言っておきながらこちらをずーっと凝視しています。ラーメンは美味しいのになんだか味が感じません)
栞子(猫舌だからか毎回フーフーしてから麺啜っている…猫舌だからか毎回フーフーしてから麺啜っている…大事なことだから2回も心の中で唱えてしまった)
〜♪
せつ菜「おおっ!店内の曲、良く聴いたら中須かすみさんの歌ではありせんか!」
栞子「ご名答。アレンジバージョン、探すのに苦労しました。何せ434枚しか出回っていませんので」
せつ菜「枚数まで覚えているとは!流石ですね!私以外に所持している方と出会えて感激です!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています