千歌「修羅場を作るよ!」
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ーーー千歌部屋ーーー
夜
ベッドの上でドラマ視聴中
スマホスッスッ
ーーーーー
女A「ねぇ…あなたは私のことが好きだって言ってたよね…?」
女K「は!?先輩はかす…私のことが好きなんです!勝手に取らないでくれます!?」
二股女「いや、私には2人のどっちかを選ぶなんて…」
女A「選ばなくてもいいよ、あなたにとって私が一番大切な存在ならそれでいいの」
女K「何言ってるんですか?先輩の一番大切な人はかす…私です!先輩も困ってないで早くこの人を振ってください!」
女A「ふふっ、自分が振られるってわかってないのかな?」
女K「その言葉そっくりそのままお返しします!」
女A,K「「むーっ…」」バチバチ
二股女「え、えぇ〜…誰かタスケテェ…」
ーーーーー
千歌「んぁぁ〜〜」パタパタパタ
ボフッ
千歌「いいっ!修羅場っ!羨ましいっ!私もそんな経験してみたぁい!」
千歌「私だったらどうするのかなぁ、2人から詰め寄られちゃったりしたら…」
千歌「うーーっ、考えただけでワクワクしちゃうよぉ〜」パタパタパタ
千歌「あーあ、私もそんな経験してみたいなぁ…」
千歌「………」
千歌「……………いける…?」
千歌「梨子ちゃんも曜ちゃんも絶対に私のこと好きだよね…」
千歌「もしかして…現実で修羅場作れちゃうかも…!?」
千歌「くっふっふっふっ…楽しくなってきたぁ〜!」 ーーーーーー
翌日
ピピピピッピピピピッ
千歌「んっ…ふあぁ〜…」コシコシ
千歌「んぁ…んん!?もうこんな時間!修羅場作るのに作戦考えなきゃだったのに何も考えてないよぉ〜!」
美渡「バカ千歌ぁー!学校遅刻するぞぉー!」
千歌「あぁー!もう仕方ない!授業中に考えるしかないか!」バタバタ
食パンヒョイパクッ
千歌「いってきまーふ!」 ーーーーー
教室
梨子「おはよう千歌ちゃん、またバス乗り遅れそうだったの?」
千歌「おはよー梨子ちゃん…最近はちゃんと起きれてたのになぁ…」
曜「あっ、千歌ちゃん来てたんだおはよー!」
千歌「んあ、曜ちゃんもおはよー」
梨子「髪の毛もそのまんまで来ちゃって…梳かしてあげるから後ろ向いて」
千歌「わぁーい!梨子ちゃんに髪梳かしてもらうの気持ちよくてだーいすき!」パタパタ
梨子「もうっ、褒めても何も出ないからね?///」テレリコテレリコ
曜「……」 曜「あっ!ね、ねぇ千歌ちゃん!朝ご飯中途半端だったんじゃない!?こんな時のためにおにぎり作ってあるんだけど食べる?」
千歌「えっ、本当!?やったぁー!朝パン1枚で済ませちゃったからお腹空いてたんだぁ〜」ピョンッ
曜「うんっ!いっぱい食べてよ!」
パクパク
千歌「うーん美味しいっ!曜ちゃんの作ったおにぎり握り方も塩加減も私好みでだーいすき!」
曜「えへへっ、喜んでもらえて嬉しいよ///」
梨子「……」 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
千歌「あっ、予鈴なっちゃった!私今日日直だから先生のところ行かないとなんだった!!」
千歌「行ってくるね!」バタバタバタ
曜梨子「「行ってらっしゃい」」
梨子「今日も慌ただしかったわね、千歌ちゃん」
曜「そうだね、まぁ千歌ちゃんらしくていいと思うけど」
梨子「ふふっ、そうね」
梨子「曜ちゃんっていつもおにぎり余分に持ってきてるの?」
曜「あーうん、千歌ちゃんがいつお腹減ってもいいように持ってきてるよ」
梨子「へぇー…」
曜「梨子ちゃんもいつも櫛持ち歩いてるの?」
梨子「私だって女の子だし当たり前だよ」
曜「いやいや、そうじゃなくて…わざわざ梨子ちゃんと同じシャンプーとリンス摩り込ませて同じヘアコロンで匂いつけた櫛を持ち歩いてるの?って」
梨子「うん、私が使ってるやつ千歌ちゃんの髪質にも合うみたいだから」
曜「へぇー…」 千歌「たっだいまぁー!」バタバタ
曜梨子「「おかえり」なさい」
千歌「もうすぐ先生来るってぇ」
千歌「ねね、2人でいまなんの話ししてたの?」
梨子「ふふっ、千歌ちゃんが慌ただしいって話しをしてたのよ」
曜「千歌ちゃんらしくていいよねって」
千歌「えーっ!これでも落ち着いたと思ってたんだけどなぁ…」
千歌「んあっ!そんなことより席戻らなきゃ怒られちゃうっ!」
梨子曜ニコニコ 修羅場が修練場に見えた
ドラマの人達どこかで見たことがありますね… ーーーーー
授業中
千歌「うーん…」
千歌(どうにかして修羅場を作ってみたいなぁ…)
千歌(でも2人とも仲良いし…いくら私のことが好きでも取り合いになったりはしなさそうだなぁ…)
千歌(やっぱり思い切って2人と付き合って修羅場を作るしかないかな…?)
千歌(あの2人ならなにかあっても笑って許してくれるはず)
千歌(よしっ!決めた!まずは2人とバレないように付き合ってみよう!) ーーーーー
放課後
ダイヤ「では今日も2人一組でストレッチを始めてください」
曜「千歌ちゃー
千歌「梨子ちゃん!今日一緒に組まない?」
梨子「うん、一緒にやろっか」
曜「……」
イッチニィサンシッ
ニィニサンシッ
千歌「ねぇ梨子ちゃん」ボソボソ
ギュ-ッ
梨子「んっ、どうしたの?」
千歌「今日大事な話があるから夜窓開けてお話ししたいな」耳元囁き
梨子「…!!!///」
梨子「うっ、うん!わかったわ!」 ーーー千歌部屋ーーー
夜
千歌「おーい梨子ちゃぁーん」ブンブン
梨子「千歌ちゃん、お待たせ」
千歌「ううん、今開けたばっかりだよ」モジモジ
梨子「そ、それで…大事な…話って?///」
梨子(これはやっぱり…!?いや、待ちなさい桜内梨子、相手はあの千歌ちゃんよ。散々思わせぶりな態度を取って落とされる可能性も…まだ期待はしちゃだめ…!)
千歌「あのねっ…実は…」
千歌「私梨子ちゃんのこと好きみたいなの…」
梨子(えっ…えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?本当に本当!?これってそういうことよね!?いや、もしかしたら友達の好きって可能性も…)
梨子「えっ、あの…その好きってどっちの…」
千歌「私じゃダメ…かな?」上目遣いウルウル
梨子「ダメじゃない!全然ダメじゃない!!」ブンブン
梨子「私もずっと千歌ちゃんのこと好きだったの!だから…嬉しい…」ポロポロ
千歌(よし!これでとりあえず梨子ちゃんはおっけい!明日は曜ちゃんへアタックだね!)
千歌(その前に…)
千歌「あっ!でも私が梨子ちゃんのこと好きだってことはみんなには内緒にしてね…?Aqoursの活動に支障が出ちゃうと…」
梨子「うんっ、わかってる!みんなには内緒で…だよね、ふふっ、2人だけの秘密ができて嬉しいわ」ニコニコ ーーー千歌部屋ーーー
ベッドの上
千歌「あーそれにしても梨子ちゃん可愛かったなぁ」
千歌「私が好きって言ったら顔真っ赤にしちゃって」
千歌「1時間も経たずに浮気しようとしてるのが申し訳なくなっちゃうよ…」
スマホスッスッ
ーーーーー
個人LINE 渡辺曜
千歌:曜ちゃん明日の朝学校行く前って時間ある?
ーーーーー
千歌「よしっ、これでおっけ
ピコンッ
千歌「はやっ!」
ーーーーー
個人LINE 渡辺曜
千歌:曜ちゃん明日の朝学校行く前って時間ある?
曜:もちろん!何時にどこに行けばいい!?
千歌:場所と時間は………
………
ーーーーー ーーーーー
翌日
ピピピピッ
千歌「んあっ…あと3時間…」
千歌「んんっ…んっ!?ダメだ曜ちゃん待たせてるんだった!」
バタバタワッショイ
志満「あらぁ、今日は千歌ちゃん早いわねぇ」
千歌「うん!曜ちゃんと待ち合わせしてるから!行ってきます!」
志満「行ってらっしゃい」 ーーー教室ーーー
曜「あっ、千歌ちゃんおはよう!」
千歌「はぁ…はぁ…曜ちゃん!遅れちゃってごめんねぇ…」
曜「ううん!私も今来たところ!」
千歌「えー曜ちゃんのことだから30分くらい待ってそうな…」
曜「あははっ、千歌ちゃんには嘘つけないなぁ」
千歌「またせちゃってごめーん!」
曜「大丈夫大丈夫!千歌ちゃんを待ってると思ったら辛くなかったから!」 曜「それで…なんで今日はこんな朝早くに?大事な話とか?」
千歌「大事な話ってわけじゃないんだけど…」
千歌「曜ちゃん私に言いたいこととかってない…?」
曜「えっ?言いたいこと?」
千歌「うん…その…」モジモジ
千歌「れんあい…かんけーで…」ボソボソ
曜「……!??///」
曜「ちっちかちゃぁん!?」
曜(恋愛関係で私が千歌ちゃんに言いたいことなんて好き以外ないよ!!えっ、でも絶対違うよねいままでそんなそぶりなかったしちかちゃぁぁん!?でももしかして…本当に…!?)
千歌「千歌…ずっと待ってるよ…?」上目遣いウルウル
曜「/////」
曜(今しかないっ!長年の想いっ千歌ちゃんにぶつけるのは今しかないっ!!)
曜「あのね千歌ちゃん…」
曜「いきなりこんなこと言って気持ち悪いとか引いちゃうかもしれないんだけどね…」
曜「私、小さい頃からずっと千歌ちゃんが好きだったの!友達としてじゃなくて!1人の女の子として!///」
千歌「嬉しい…ありがとう曜ちゃん」ニコッ
千歌「私も…曜ちゃんのこと好き…だよ?///」
曜「よ、よーそろ…///」
千歌(よしっ!準備は整った!あとは修羅場を作るだけだねっ!) ピコンッ
千歌「ん?LINE?」
ーーーーー
個人LINE 桜内梨子
梨子:おはよう千歌ちゃん、もう起きてる?
梨子:私早く起きちゃったからもし起きてたら…歩いて一緒に登校したいなって
ーーーーー
千歌「………」
千歌「さすがに今はまずいのだ…」
曜「ん?どうしたの千歌ちゃん?」
千歌「いやなんでもな…」
千歌「……」
千歌「実は遅れちゃいそうだったから忘れ物しちゃったみたいで」
千歌「一回取りに帰るね!」
曜「ふふっ、千歌ちゃんは本当に慌てん坊だね」
曜「私もついていっていいかな?」
千歌「ふぇっ!?あっあーさすがに悪いからちょっと待ってて!」
曜「私は大丈夫!千歌ちゃんと一緒に入れれば無敵であります!」
千歌(私が無敵じゃなくなっちゃうんだよぉ〜) 帰宅路
千歌「あっ、曜ちゃん言い忘れてたけど」
曜「んっ?なぁに?」
千歌「私が曜ちゃんのこと好きだってことはAqoursのみんなには…」
曜「うんもちろん!みんなに自慢できないのは悲しいけどAqoursのためだもんね!」
千歌「ありがとー」
テクテクテクテク ーーー十千万ーーー
千歌「じゃあちょっと待っててね、忘れ物取ってくるから」
曜「うんっ!大人しく待ってるね!」
千歌「よしっ、なんとか最悪の事態は避けることができたのだ…」
千歌「さすがに当日でバレたら修羅場にもならず絶縁されちゃってたかも…」
千歌「あれ?わたしもしかしてけっこう危ないことしようとしてる…?」
千歌「いやっ!大人な女はちょっと危ないくらいの方がいいって言ってたしこのくらい大丈夫っ!」
千歌「今のうちに梨子ちゃんに…」
ーーーーー
個人LINE 桜内梨子
千歌:おはよー、今起きたよ!
千歌:実は今日朝曜ちゃんに一緒に行こうって誘われてたから…曜ちゃんも一緒になっちゃうんだけどいい?
梨子:先に約束してたならしょうがないよね
梨子:今日は3人でいいよ
梨子:でも今度は2人きりで歩いて登校したいなって…
ーーーーー
千歌「これでよしっ!」 千歌「曜ちゃんお待たせ〜」
曜「ううん、全然大丈夫!」
ガチャッバタンッ
梨子「2人ともおはよう」
曜「えっ、梨子ちゃん…?バスまではけっこうあると思うけど…」
梨子「早く起きちゃったから一緒に歩いて行こうかなって」
曜「それにしても早すぎ…
千歌「みんなで朝のお散歩してるみたいで楽しいね」ニッコニコ
曜梨子「「う、うん///」」
千歌「早く歩かないとせっかく早起きしたのに遅刻しちゃうよぉ〜」パタパタ このあと果南ちゃんの鉄拳を喰らう千歌ちゃん…、さようなら ーーー授業中ーーー
千歌(よしよし、ここまでは順調順調っ!)クフフッ
千歌(あとはしばらく上手くすごして修羅場を作るだけ!意外と簡単だったなぁ)
千歌(もしかして…私って二股の才能あったり…モテ女だったり!?)
千歌(ちかっち恥ずかしいっ///)パタパタ
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
先生「はいっ、じゃあここまで」
キリ-ツ.レイッ
千歌「んあ、ずっと考えてたら授業終わってた…」
ガタッ
曜梨子「「千歌ちゃん!お弁当一緒に屋上で食べない?」」
曜梨子「「……」」
千歌「うわっ、2人とも息ピッタリ!いいよ!たまにはみんなで屋上ランチだね」
千歌(うーん…簡単とか思っちゃったけど…これだけ仲良いと修羅場になったりはしない気がするなぁ…) ーーー屋上ーーー
曜「はいっ、千歌ちゃん!曜ちゃん特製のエビフライ!こっちはオムライスで、こっちはハンバーグ!」
千歌「うわぁー美味しそう!あーん」
曜「はい、あーん…///」
パクッ
千歌「んーっ美味しいっ!曜ちゃんは間違いなくいいお嫁さんになるよ!」
曜「ちかちゃん…///」テレソロテレソロ
梨子「むっ…」
梨子「千歌ちゃん、私のサンドイッチもどう…?曜ちゃんには敵わないかもしれないけど…サンドイッチだけは自信があるから」
千歌「うわぁ〜美味しそう!あーん」
梨子「はい、どうぞ…///」
千歌「すごく美味しいよ!やっぱり梨子ちゃんの作るサンドイッチが一番美味しい!毎日食べたいくらいだよ!」
梨子「あ、ありがとうちかちゃん…///」テレリコテレリコ
曜「むぅ…」 千歌「2人ともごちそうさまぁ!ふぁ〜…いっぱい食べたら眠くなってきちゃった…」
梨子「ふふっ、お粗末様でした」
梨子「……あのっ」
梨子「私の膝でよかったら使う?///」
曜「んなっ…!千歌ちゃん!私の膝も使っていいよ!」
千歌「スゥ…スゥ…」
曜「壁に寄りかかって寝ちゃった…」
梨子「相当眠かったんだね」
曜「…」
曜「最近梨子ちゃん千歌ちゃんと仲良いよね」
梨子「そう?元から私たちは仲よかったけど…」
曜「ま、まぁ千歌ちゃんに仲良い友達ができるのは嬉しいよ!幼馴染として!」
梨子「そういう曜ちゃんも最近千歌ちゃんと近くない?」
千歌「んむにゃ…ちかだけに!」
曜梨子「!!!」ビクッ
千歌「あぁいまのはちかとちかを…むにゃむにゃ…」
曜梨子「「ふぅ…」」 今気づきました
しまむらになってますが1です
申し訳ないです 穂乃果修羅場はギャグで済みそう
千歌修羅場は修羅場 曜「私はずーっと千歌ちゃんと仲良かったよ?だって幼馴染だもん!」
梨子「幼馴染ねぇ…」
曜「何か言いたいの?」
梨子「ううん、ただ幼馴染だからずっと一番仲良いとは限らないんじゃないかなぁって」
曜「どういうこと?」
梨子「そのまんまの意味だけど?」
曜梨子「…」
梨子「はぁ…もうやめましょこんな争い…」
梨子(曜ちゃんがどう思っていても千歌ちゃんは私のことが好きなんだし争っても仕方ないわよね)
曜「そうだね、千歌ちゃんを悲しませちゃうだけだね」
曜(千歌ちゃんが好きなのは私だっていうのは変わらないし…梨子ちゃんとは仲良くしておいた方がいいよね)
曜「3人でいるときはいつも通り普通にすごそう、その方が千歌ちゃんのためにもなるよ」
梨子「そうね、いいと思うわ」
千歌「ふわぁ〜…んぁ…寝ちゃってたみたい」
梨子「おはよう千歌ちゃん」
曜「ぐっすりだったね」
千歌「最近色々考え事してて疲れちゃったのかなぁ…今後のこととか」
曜梨子「「今後…///」」
千歌「んあーっ!よく寝たらスッキリしたぁ〜」ノビ-ッ
千歌「そろそろ教室戻ろっか!授業始まっちゃう!」 ようりこ(ハイライトオフ)「千歌ちゃんが悪いんだよ」
もうこれ確定コースだろ ーーーーーー
放課後
ダイヤ「では今日も2人一組で…」
曜「梨子ちゃん、一緒にやろっか」
曜(本当は千歌ちゃんと組みたいけど…これから毎回梨子ちゃんとやれば千歌ちゃんが梨子ちゃんと一緒にストレッチしてるところ見なくて済むし、我ながら名案!)
梨子「え、えぇいいわよ」
梨子(うぅ…千歌ちゃんとやりたかったけどさすがに断れないわよね…)
千歌「ええーじゃあ私は…」
ダイヤ「千歌さん、今日はわたくしと組みましょう、1年生も遅れるそうですしちょうど6人ですから」
千歌「やったぁありがとう!ダイヤちゃんとやるの緊張しちゃうなぁ〜」
ダイヤ「ふふっ、お手柔らかにお願いしますわね」
千歌「んっ…ふっ…んぁぁ…っ…ダイヤちゃんもうちょっとよわめてっ…んぁ…っ」ハァハァ
ダイヤ「まだまだいけますわよ千歌さん、ほらしっかり深呼吸して…?」
千歌「ふぅーふぅー…んぁっぁぁ…っ!」ハァハァ
ダイヤ「だんだんっ…よくなってきましたわねっ」フッ
千歌「んぁーーっ!」ビクンッ
果南「あの2人の本当にストレッチ…?」
鞠莉「だーいぶエキサイティングしてるわね」
曜梨子「「……」」 ーーー曜宅ーーー
曜「はぁ…」
曜(千歌ちゃんがみんなから人気なのは嬉しいことなんだけど…私だけのことを見ててほしいなぁ…)
曜(このままなにもしないでいたら千歌ちゃんを取られちゃうかも…)
曜(ここは思い切って…!)
ーーーーー
個人LINE 高海千歌
曜:ヨーソロー!千歌ちゃん起きてる?
曜:明日学校も部活もお休みだし私とデートしよっ!
千歌:うんいいよ!久しぶりに曜ちゃんとお出かけ楽しみぃ〜♪
曜「やったぁ!場所は……」
………
ーーーーー
曜「よっし!!言えたっ!ちゃんとデートって言えたっ!」バタバタボフンッ
曜「明日どんな服着て行こうかなぁ」
曜「千歌ちゃん可愛いって言ってくれるかなぁ…///」 ーーー梨子宅ーーー
梨子「うーん…このままでいいのかなぁ…」
梨子(千歌ちゃん…私のことが好きって言ってくれたんだしもうちょっと私だけのこと見てくれても…)
梨子(でもワガママは良くないよね、私みたいな地味な子を選んでくれたんだもの)
梨子(それに千歌ちゃんが人気なのは今に始まったことじゃないし…)
梨子(でも…このままだといつか千歌ちゃんが他の人のところに行っちゃうかも…)
ーーーーー
個人LINE 高海千歌
梨子:千歌ちゃん、ちょっと窓開けてお話ししよ?少しだけ話したいことがあって…
ーーーーー
窓ガラガラッ
千歌「んぁ、梨子ちゃんどうしたの?」
梨子「千歌ちゃん!ごめんね、寝るところだった?」
千歌「ううん、いまちょうどお風呂から上がって戻ってきたところだったよぉ〜」
梨子「お風呂上がり…///」
千歌「それで話したいことってなぁに?」
梨子「あっ、うん、大した話じゃないんだけど…付き合い始めて初めてのお休みだし…デート…したいなって…///」
千歌「明日?うん、いいよ!」
梨子「ほんとっ!?嬉しいっ!じゃあ場所と時間は…」 ーーー千歌部屋ーーー
千歌「ふぅっ…」
千歌「まさか自分から動かずにチャンスが来るとは思わなかったけど…これで完璧っ!」
千歌「あとは明日修羅場を作るだけだねっ!」
千歌「その前にドラマで予習をしておかなきゃだねっ!その後のことも考えるなんてちかは賢いなぁ〜」 ベッドの上でドラマ視聴中
スマホスッスッ
ーーーーー
ザシュッ
二股女「えっ………?」血塗れ
女A「ごめんね…あなたの中の一番になりたかったから…こうするしかなかったの…」
女K「先輩が悪いんですよ?二股なんてするから…」
二股女「た、たすけてっ…」ガハッ
女A「あなたのことが好きなのって私たちだけじゃないんだよ?私が一番になれないなら…ね?」
二股女「一番好き!ガフッ!一番…好きだから…」
女A「ふふっ、嘘ばっかり、聞いたよ?KちゃんだけじゃなくてSちゃんにも言ってたんだよね?」
女S「はい…先輩が…世界で一番愛してるって…」
二股女「そん…な…しず…ガフッ」
女K「お別れですね、先輩。大好きでした」
二股女「ごめ…んなさ…いっ…」パタッ
ーーーーーー 千歌「これってもしかして…私もやばい………?」
千歌「えっえっえっ…二股女さん死んじゃった…?」
千歌「まずいのだまずいのだまずいのだ…」
千歌「あの2人に限ってそんなことはない…だろうけど…」
女A:幼馴染
女K:幼馴染への対抗意識◎
千歌「まずいのだ…これはまずいのだ…」 千歌「考えろ、考えるんだ高海千歌っ!まずは明日どうするか…!」
千歌「まずは家が遠い曜ちゃんとのデートを先にして…」
千歌「お昼過ぎに曜ちゃんの家まで送って…その後沼津駅で待ち合わせをすれば…」
千歌「よしっ!もうこれしかない!!修羅場なんてなってたまるか!なんとかして生き延びなきゃ…!」
ーーーーー
個人LINE 渡辺曜
千歌:ごめんね曜ちゃん!明日午後はダメだったから午前中じゃダメかな?
曜:全然大丈夫!旅館の手伝いとかもあるもんね!从*> ᴗ •*)ゞ
千歌:ありがとっ!大好きちゃん!
曜:私もだよ千歌ちゃん♡
ーーーーー
個人LINE 桜内梨子
千歌:梨子ちゃんごめぇん、時間なんだけど明日午後でも大丈夫?
梨子:うん、大丈夫だよ!もしかしてオシャレに時間かけてくれたり…?メイ*> _ <リ
梨子:朝はゆっくりで大丈夫だから午後に沼津駅に行くね
梨子:私も頑張ってオシャレしていくね!大好きな千歌ちゃんのために…
千歌:ありがとう梨子ちゃん!私も大好きだよ!
ーーーー
千歌「これでよしっ」 从c*•ヮ•§「助けてホッノ!幼馴染二人から狙われない方法教えるのだ!」 ーーーーー
翌日 AM8:00
千歌「おまたせ曜ちゃん!」
曜「ううん、今来たところだよ!」
千歌「また嘘ばっかり〜」
曜「あははっ、それより…そのっ…」
千歌「ん?どうしたの?」ヒラヒラフリフリ
曜「いつも千歌ちゃんは可愛いんだけど…今日の千歌ちゃんはいつもよりも可愛いなぁって思って…///」
千歌「ふぇっ///あ、ありがとうよーちゃん…よーちゃんも可愛いよ?」
曜「…///ありがとっ!」
曜「じゃあ行こっか千歌ちゃん!」
千歌「う、うんそうだね!もうどこに行くか決めてあるの?」
曜「うんっ、前千歌ちゃんか見たいって言ってた映画がちょうどいい時間だから…どうかなって!」
千歌(私が見たいって言った映画…どれだっけ?)
千歌「うんいいよ!映画楽しみぃ〜♪」 AM8:45
映画館
曜「はいっ!これ千歌ちゃんの分のチケット!最近の映画館はカップルシートってのがあるんだって!せっかくだから…とっちゃった!///」
千歌「ありがとう!カップルシートかぁ緊張しちゃう…なぁ…?って」
千歌(この映画私が見てた修羅場のやつの映画じゃん!!!!)
曜「このドラマ純愛かと思ったらけっこう愛憎劇繰り広げててびっくりしちゃったよ、映画化も早くて大人気みたいだね」
曜「千歌ちゃんもこれ見たがってたってことは見てたんだよね?」
千歌「えっ、あうん!最近見たの!映画面白そうだなぁって思って予習にね!つい昨日見終わったばっかりだよ〜」
曜「そうなんだ!じゃあちょうどいいかもしれないね!私も内容思い出すために見直したんだぁ」
千歌(よりにもよって今日このタイミングでこれはヘビーすぎるのだ…) 映画視聴中
ーーーーー
女A「よかった…あなたが最後に私を選んでくれて…」
二股女「うん、気づいたんだ自分の気持ちに」
二股女「いつも隣で支えてくれてたのはAちゃんだった、小さい頃からずっと」
二股女「私にはAちゃんが必要だったんだ」
女A「ううっ…嬉しい…」ポロポロ
二股女「私から改めて言わせてほしい」
二股女「Aちゃんのことが好き。私とずっと一緒にいてほしい」
女A「うんっ、こちらこそお願いします」ニコッ
チュッ
ーーーーー
曜「…///」
千歌「…///」
曜「あ、あの…千歌ちゃん、こっち向いて?」ヒソヒソ
千歌「…ふぇ…?どうしたのようちゃ」
チュッ
曜「えへへ、我慢できなくてしちゃった///」
千歌「!?!?!?///」
曜「///」ニコニコパタパタ
千歌(か、可愛すぎる…!二股なんてやっぱりよくない!私は曜ちゃん一筋だ!) AM11:30
映画視聴後
千歌「…///」
曜「…///」
千歌(曜ちゃんの唇柔らかかったなぁ…)
曜「ま、まさかだったね、二股女ちゃんがタイムリープできるなんて」
千歌「そ、そうだね!ドラマで死んじゃったはずなのに生きててびっくりしたよ!」
曜「やっぱり幼馴染ルートが一番だよね、うんうん…」
千歌「ふぇっ?曜ちゃん?」
曜「ううん、なんでもない!こっちの話!」
千歌「うぇ〜教えてよぉ〜曜ちゃんの意地悪ぅ〜」ポカポカ
曜「あははっ、本当になんでもないから気にしないで!」
千歌「むーっ」プク-ッ
曜「あ、そろそろ時間になっちゃうよね、ちょっと早いけどお昼ご飯食べて解散にしようか」
千歌「あ、うん…」
千歌(私は曜ちゃん一筋って決めたから梨子ちゃんとの予定は正直…いや、でもさすがにそれは悪いか…今日はちゃんと行って、梨子ちゃんに言わないとだもんね) PM12:30
千歌「ふぁーお腹いっぱい!おごってもらっちゃったけど本当にいいの…?」
曜「うんっ!私のためにこんなにオシャレしてきてくれたんだもん!このくらい安いもんだよ!」
千歌「ありがとう曜ちゃん〜!」ギュッ
曜「///ど、どういたしましてであります」テレソロテレソロ
千歌「じゃあせめて千歌は曜ちゃんを家に送っていくね!」
曜「えっ、大丈夫だよ、あんまり時間ないんじゃないの?」
千歌「千歌がもうちょっと一緒にいたいから…///ダメ…?」上目遣いウルウル
曜「うっ…じゃ、じゃあお願いしようかな!!」
千歌(曜ちゃんにはすごく申し訳ないけど…これでなんとか鉢合わせは回避できる…!) PM14:00
沼津駅
千歌「ふぅっ…なんとか間に合った…」
梨子「あっ、千歌ちゃん!こっちこっち!」キラキラ
千歌「あっ、梨子ちゃん!」
千歌「…!!」
千歌(うわぁ…梨子ちゃんすっごく綺麗な格好…今日のために気合い入れてオシャレしてくれてるのが伝わる…)
梨子「千歌ちゃん今日の服すごく可愛い!私のためにオシャレしてくれたんだよね…?ありがとうっ」ギュッ
千歌「ふぇっりこちゃぁん!?///」
千歌(今日の梨子ちゃんなんだか大胆なのだ…)
梨子「あっ、ごめんね…///嬉しくてついハグしちゃった…」
千歌「ううん、梨子ちゃんから来るなんて珍しくてびっくりしちゃっただけ」
梨子「今日の私の格好どう…かな?変じゃない?」
千歌「変じゃないよ!すっごく似合ってる!キラキラしてて都会の女の子!って感じでとっても綺麗だよ!」
梨子「はわわ…そんなに褒められると照れちゃうよ…///でもありがとう」 某エロゲメーカーのお祭りアニメにあるドキドキデート大作戦みたいだな
最終的に全員にばれて半殺しにされるやつだなこれ… ???「二股から一筋に絞っても大体は後ろから刺されるわよ」 曜「千歌ちゃんが悪いんだよ、あ、リコちゃん手押さえてて」
梨子「はーい、あとこれで口塞いじゃお(脱がしたた千歌ばん)」
あくしろ これは千歌ちゃんおしおきでお尻ぺんぺんなスパンキングプレイに目覚めるコースですわ 梨子「今日ってどこ行くかとか決めてる?」
千歌「いやぁお恥ずかしながら…梨子ちゃんかどこ行きたいかわからなくて…」
梨子「そしたら私ちょっと行きたいところがあるんだけど…いいかな?」
千歌「もちろん!行きたいところって?」
梨子「ふふっ、着いてからのお楽しみ♪」
千歌「もー焦らさないで教えてよぉ〜」プクゥ PM14:15
映画館
千歌(まさかの映画館被りっ!?)
千歌「梨子ちゃん、行きたかったのってこれ?」
梨子「うんっ、千歌ちゃん見たがってたからどうかなぁ…って」
千歌(うわぁ、これは断れない…)
千歌「うんっ!これずっと見たかったんだぁ、楽しみぃ〜!」
梨子「せっかくだから…カップルシートにしたいんだけど…いいかな?///」
千歌「そうだね、せっかくだしそうしよう!」
千歌(寝ちゃわないか心配だなぁ…) 映画視聴中
ーーーーー
女K「本当に…かす…私なんかでいいんですか?」
二股女「ううん、なんかじゃないよ、Kちゃんじゃなきゃダメなんだ」
二股女「Kちゃんが頑張ってるところを一番近くで見ていたい」
二股女「人知れず頑張ってるKちゃんのことが大好きなんだ」
女K「先輩…」
二股女「だからKちゃん…私とずっと一緒にいてほしい」
女K「はいっ、もう離してあげませんっ…!」
チュッ
ーーーーー
千歌(なんか話違うなと思ったら2パターン映画にしてたんだ…)
梨子「……///」
手ギュッ
千歌「梨子ちゃん?」
梨子「手…握ってちゃダメ…かな?///」
千歌「う、ううん、大丈夫!」
千歌(初々しさが可愛い!けど…カップルシートに座ってると曜ちゃんの唇を思い出しちゃうなぁ…梨子ちゃんには申し訳ないけど) PM17:00
映画視聴後
千歌「面白かったねぇ梨子ちゃん!」
梨子「うん!」
梨子「この後なんだけど…私の家でご飯食べるとか…どうかな?」
千歌「いいけどいきなり押しかけちゃって大丈夫?」
梨子「うんっ、今日は私しかいないから大丈夫///」
千歌「じゃあお言葉に甘えちゃおうかな!どこかで買い物とかしていく?」
梨子「実は今日の朝あらかじめ買っておいたの、だから大丈夫だよ」
千歌「うわぁ、さすが梨子ちゃん!千歌なんにもしてなくてごめんねぇ…」シュンッ
梨子「私がやりたくてやってるだけだから気にしないで?」
千歌「何か手伝えることがあったら手伝うね」 PM17:05
バス車内
梨子「あ、そうだ、帰ったら少し海岸をお散歩したいな」
千歌「海岸?うちの前の?」
梨子「うんっ!私この時間に見る夕焼けの景色がとっても好きなの」
梨子「千歌ちゃんと2人きりで見たいなって…///」
千歌(うん…言うなら海岸で…かな?)
PM17:30
梨子宅前海岸
ザザ-ッザザ-ンッ
千歌「うーんっ、今日も夕焼けが綺麗っ!」
梨子「うん!この景色やっぱりいいなぁ…波の音もとっても綺麗」
梨子「…」
梨子「あのね、千歌ちゃん」
千歌「ん?どうしたの梨子ちゃん?」
梨子「さっきの映画の話になっちゃうんだけど…実はあの映画ってAちゃんのルートとKちゃんのルートがあったみたいなんだ」
千歌「あ、そうみたいだね」
千歌(Aちゃんルートはもう見てるけど…)
梨子「Aちゃんのルートは…なんだか千歌ちゃんと曜ちゃんを見てるみたいだったからやめたの」
千歌「ふぇっ?私と曜ちゃん?」 梨子「うん…幼馴染がやっぱり最後は結ばれちゃうのかなぁって」
千歌(え!?もしかして梨子ちゃん気づいちゃってる…!?)
梨子「だから私はKちゃんに頑張って欲しかったんだ、幼馴染だからってずっと一番とは限らないんだって思っていたくて」
千歌(セーフ!バレてないみたいなのだ!)
梨子「そう思わないと…私なんか地味だから…千歌ちゃんがどこかに行っちゃいそうで…」
千歌「大丈夫、私はここにいるよ?」
梨子「千歌ちゃん、ありがとっ」ニコッ 梨子「こんな地味な私でも…千歌ちゃんは好きって言ってくれた…」
梨子「だから私も自分の好きって気持ちを精一杯伝えたいの」
千歌「ふぇ?梨子ちゃん?」
梨子「千歌ちゃん、少しだけ目を閉じてもらってもいい?」
千歌「うん、どうしたの?」
チュッ
千歌「!!?!?///」
チュッ
梨子「これが私の気持ち…///」
梨子「私なりに精一杯伝えたんだけど…伝わった…かな?」ニコッ
千歌「は、はい…」
千歌(あ、ダメだ…やっぱり私にはどっちかを選ぶなんてできない…) なんとか素直に土下座すれば許して貰えそうな雰囲気には持っていったな PM18:30
梨子宅
食事中
千歌(ダメだよぉ…どれだけ考えても私にはどっちかを選ぶなんてできない…二股女ちゃんの気持ちがよくわかる…)
千歌(でもこのままだと待ってるのは…)
ーーーーー
二股女「ごめ…んなさ…いっ…」パタッ
ーーーーー
千歌(ダメダメダメ!!それだけは絶対に嫌!!どうにかしないと、でも2人を傷つけないようにするためには…)
梨子「千歌ちゃん?どうしたの?お口に合わなかった…かな?」
千歌「ううん、そんなことない!!すごく美味しいよ!」
梨子「そう?なら良かったけど…」
梨子「なんだか暗い顔してたから気になって…」
千歌「ちょっと考え事しちゃっててね…梨子ちゃんは私に色々してくれてるのに私には何ができるんだろうって…」
千歌(嘘は言ってない…よね?大丈夫、大丈夫)
梨子「千歌ちゃん…!」
梨子「私は千歌ちゃんがそばにいてくれるだけで十分幸せだよ」
梨子「千歌ちゃんは私にいろんな景色を見せてくれるの」
梨子「だから何もできないなんて言わないで?」
千歌「梨子ちゃん…ありがとう」
千歌(もしかして……梨子ちゃんなら浮気してても許してくれる………?) 梨子「あ、そうだ」
千歌「ん?どうしたの梨子ちゃん?」
梨子「せっかくだから今日…うち泊まって行かない…?///」
千歌「うん、いいよ!そしたらちょっとだけ荷物取ってくるから少し待ってて!」
梨子「うん、その間に準備しておくね」
パタパタパタ PM19:00
梨子部屋
千歌「梨子ちゃんお待たせー!」
梨子「おかえりなさい、千歌ちゃん」
千歌「おかえりなんてなんだか夫婦みたいだねっ」ニコッ
梨子「ふうふ…」
梨子「!///」ボンッ
千歌「うわっ、梨子ちゃん顔真っ赤だけど大丈夫?疲れて熱出ちゃった?」
梨子「ううん、大丈夫大丈夫…///」
梨子「それよりお風呂沸かしておいたからよかったら先に入って?」
千歌「ふぇ?女の子同士なんだし一緒に入ろうよ!」
梨子「一緒に!?」
千歌「うちの温泉でもよく一緒に入ってるでしょ?」
梨子「で、でも付き合ってる今は特別と言うかその…」ゴニョゴニョ
千歌「ほら入ろ入ろ!」パタパタ
梨子「あ、ちょっと待って千歌ちゃぁん!」 PM19:05
梨子宅浴場
千歌「梨子ちゃんちのお風呂に入るのってなんだか新鮮だねぇ、いつもうちのお風呂だし」
梨子「うぅっ…勢いに負けて来ちゃった…」
千歌「もー梨子ちゃん!そんなに恥ずかしがらないでよぉ〜」
梨子「千歌ちゃんはもうすこし恥じらってよぉ…私ばっかり意識しちゃって馬鹿みたいじゃない…」
千歌「そんなことないよぉ!いつもうちのお風呂入る時も」
千歌「あー、梨子ちゃん身体綺麗だなぁ〜」
千歌「って思いながら入ってるから慣れちゃっただけだよ」ニシシ
梨子「そんな風に見てたんだ…エッチ」
千歌「えー、それ梨子ちゃんが言う?」
梨子「ふふっ、なんだか恥ずかしさもなくなって来ちゃった」
千歌「あ、やっとこっち向いてくれた!やっぱり綺麗だなぁ梨子ちゃん」
梨子「そんなことないよ…あんまり見られるとやっぱり恥ずかしい…」
千歌「慣れだよ慣れ!」 千歌「あ、梨子ちゃん背中流しっこしよーよ」
梨子「うん、じゃあ千歌ちゃんこっちきて後ろ向いて?」
千歌「お願いしまぁす」
ゴシゴシ
梨子「力加減は大丈夫?」
千歌「うん気持ちいいよ!」
梨子(千歌ちゃんの背中…私より小柄なのになんだか大きく見える…かっこいいなぁ…)
ツツツッ
千歌「わひゃぁ!?」ビクッ
千歌「いきなり指でなぞったらびっくりしちゃうよ!」
梨子「あ、ごめんね、背中見てたらつい…」
千歌「もう交代っ!次はわたしのばーん」
梨子(もうちょっと見てたかったなぁ…)
ゴシゴシ
ツツツッ
梨子「ひうっ!?///」ビクッ
千歌「お返しだよぉ〜!びっくりするでしょ?」
梨子「も、もぉ千歌ちゃん!」
千歌「にひひっ、おあいこおあいこ」 PM20:00
梨子部屋
千歌「ふーっ、さっぱりしたぁ」ゴロン
梨子「千歌ちゃん?ゆっくりする前に髪の毛乾かさないとだよ?」
梨子「やってあげるからこっちきて?」
千歌「わぁーい!お願いしまぁーす」パタパタ
ブオ---ッ
千歌「わひゃぁー突風なのだぁ〜!」カラダユラユラ
梨子「もぉ千歌ちゃんっ、あんまり動くと乾かしづらいよぉ」
千歌「えへへ、ごめんごめん、楽しくなっちゃって」テヘチカ
梨子「…//」キュン PM21:00
千歌「もうこんな時間かぁ、明日朝練だし早めに寝ないとだよね」
梨子「そうだね、明日の準備と寝る準備だけしておきましょう」
ピコンッ
千歌「ん?」
ーーーーー
個人LINE 渡辺曜
曜:千歌ちゃん今日は楽しかったよ!ありがとう♪
曜:今って時間あるかな?少しだけ電話したいんだけど…いい?
ーーーーー
千歌(このタイミングで!?)
梨子「明日はどっちの練習着を…」
千歌(ここは断って…いやでも曜ちゃんは今日あんまり時間取れなかったし…ここは…)
千歌「んあ!梨子ちゃんごめん、家に忘れものしちゃったみたい!ちょっと取ってくるね!」
梨子「もう夜だしもし足りないものだったら私の貸すけど…」
千歌「歌詞ノート忘れちゃったから持ってこないと!」
梨子「あ、千歌ちゃん…」
ガチャッバタン PM21:03
十千万リビング
千歌(部屋で電話するわけにはいかないし…もう仕方ない!うるさいって言われちゃうかもだけど…)
LINE通話ON
曜『あ、もしもし千歌ちゃん?』
千歌「曜ちゃん今日はごめんね慌ただしくしちゃって」
曜『ううん、大丈夫、気にしてないよ!』
千歌(曜ちゃんなんていい子なんだろう…)
曜『今日あんなことしちゃったから…千歌ちゃんの声が恋しくて電話したくなっちゃった…///』
曜『迷惑じゃなかったかな?』
千歌「全然!私も曜ちゃんの声が聞けて嬉しいよ」
曜『本当!?ふふっ、嬉しい♪』
ーーーーー PM21:20
ーーーーー
曜『あははっ、千歌ちゃんらしいね!』
千歌「もぉ〜曜ちゃん!笑い事じゃないよ!」
ガララッ
志満「千歌ちゃん?もう夜だからあんまりおっきな声で電話しちゃダメよ?」
千歌「んぁ、ごめんしまねぇ…」
曜『あ、怒られちゃったかな?ごめんね、私がわがまま言っちゃって…』
千歌「ううん、曜ちゃんのせいじゃないよ、千歌が声大きすぎたせいだから気にしないで?」
曜『ありがとう千歌ちゃん』
曜『じゃあそろそろ寝よっか!』
千歌「そうだね、おやすみ曜ちゃん」
曜『おやすみ、大好きだよ千歌ちゃん///』
千歌「私もだよ、また明日ね」
通話終了
千歌「…長電話しちゃったのだ…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています