しずく「あれ……この瓶のフタ開かないですね……」グググ 果林「開けてあげる♪貸して」
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しずく「……」
果林「……っ」グググ
しずく「あの」
果林「……っ、ん?」グググ
しずく「キツイですよねそれ、誰が締めたんでしょうか」
果林「んーまあ」グググ
果林「でももう開きそ……」グググ
果林「あっ」ツルッ
しずく「え?」
果林「ほら、開いたわよ♪」
しずく「開いてないですよ」
果林「あれー?」
しずく「手が滑っただけです……」 果林「エマ、空けて」
エマ「うん。いいよー」パカッ 果林「あらあら、うっかり」
しずく「『あれー?』って言ってましたけど、素ですか?」
果林「こらこら、からかわないの♪」
しずく「うふふ」
果林「ふふふ」グググ
果林「……っ」グググ
しずく「……」
果林「……」グググ
果林「……ぁ゛あ!」グググ
しずく(あ……もう笑えない……) エマ「貸してみて〜」
エマ(そんなに固く締まってるのかな〜?)
キュルッ
エマ(えっ、簡単に開いちゃったよ!? このままだと私、怪力女みたいに思われちゃう!?)
エマ「う、う〜ん、ふぬぬぬぬ、か、固いな〜」
果林「エマ?」
エマ「固くて固くて、中々開けられないよ〜」
しずく「エマ先輩?」
エマ「えいっ、えいっ、やあっ」クルクルクルッ
エマ「ふぅ〜。すっごく苦戦したけど、何とか開けられたよ」
果林「そ、そうね。ありがとうエマ」
しずく「ありがとうございます。エマ先輩」
エマ「どういたしまして〜」 果林「……どうしよ」ボソッ
しずく「え?」
果林「……」
果林「あ、こういう時はね?しずくちゃん」
しずく「はい……」
果林「お湯をかけるといいのよ♪」
しずく「あー、言いますね」
果林「熱で膨張するから隙間が出来て開きやすくなるのよ♪」
しずく「そこにポッドあるので使いましょうか」
果林「ええ」ジョボボ
果林「あっつ!」
しずく(なんか既視感が……) しずく「大丈夫ですか!?」
果林「え、ええ」
果林「冷やしておけば大丈夫よ♪」
しずく「本当に大丈夫ですか……?」
果林「もう、心配しないの」
果林「それよりほら、これで開くわよ」グググ
果林「ふんっ……んんっ……んっ……」グググ
しずく「嘘でしょ……」
果林「あっ……あぁ……痛っ……」グググ しずく「や、やっぱり火傷のところ痛いんですか!?」
果林「違っ……開かないから……痛っ……手のひらが……」グググ
果林「いや、開くけどっ……」グググ
しずく「なぜこの後に及んで見栄を張れるんですか……」
果林「……」グググ
果林「……ちょっと待ってくれる?」
しずく「はい……」
果林「ほら……」
果林「胸が……」
しずく「はい!?」 エマ「貸してみて〜」
エマ(そんなに固く締まってるのかな〜?)
キュルッ
エマ(えっ、簡単に開いちゃったよ!? このままだと私、怪力女みたいに思われちゃう!?)
エマ「う、う〜ん、ふぬぬぬぬ、か、固いな〜」
エマ「固くて固くて、中々開けられないよ〜かすみちゃん開けてみて〜」
かすみ「仕方ないですねぇ。うりゃーーってえええ!?」瓶つるん
パリーン!
エマ「え…」
しずく「何やってるんですか…かすみさん」
果林「うわっ、中身が飛び散ってるよ…」
かすみ「か、かすみん悪くないですよー!だって蓋が簡単に」
ってパターン想像してたのに;; しずく「胸が……!?」
果林「胸が……」
しずく「む、胸がどうしたんですか……?」
果林「胸のせいで……ほら……」
しずく「胸のせい……!?」
果林「え、何か引いてない?」
しずく「いや……このあとの発言次第ですけど……」
果林「いや、胸が邪魔で……」
しずく「胸ってこの場合邪魔になりますか……?」
果林「分からないけどこうなってるってことはそうなのかもしれないわね……」
しずく「胸の大きさを何かしらの免罪符にするの止めませんか……?」 果林「……」
しずく「……」
愛「あれ?二人ともどしたの?」トコトコ
果林「愛ちゃん」
愛「なーんか暗くない?なになに、ヤなことでもあったー?」
果林「えっと……この瓶のフタがちょっとね」
愛「固いの?かして?」ヒョイ ギュオン パカッ
果林「あれー?」
しずく「あ、開いた!胸が大きいのに開きましたよ」
愛「ほんでこれをまた締めるじゃん」ギュオン ギュッッッ
果林「なんで!?」
愛「いじわるーw」 愛「さっきより固く締めといたよーwじゃねーw」スタスタスタ
しずく「状況を悪化させてどっか行っちゃった……」
果林「もぉ〜!!」
しずく「えっ」ビクッ
果林「開くからぁ!開けるから!!」グググ
しずく「どれだけ取り乱してるんですかちょっと……」
果林「馬鹿にしてあの子っ……宮下っ……宮下っ……!!」グググ
しずく(そんな……海苔の佃煮の瓶にここまで感情をぶつけるなんて……)
果林「このっ……怒りをっ……力にっ……」グググ
果林「あっ」パカッ
果林「……開いた!」
しずく「やりました!」 はい、果林さんが海苔の佃煮の瓶を開けるまで18レスかかりました 果林「ふふっ、開いたわよ♪」
しずく「さっきから思ってたんですけど語尾に『♪』を付けるのは余裕ある時だけにした方がいいですよ……」
しずく「……でもありがとうございます!助かりました!」ニコッ
果林「最初に開けたのは愛ちゃんよ、お礼ならあの子に言う事ね///」
しずく「その理屈はちょっと意味分かんないです……」
果林「ふふっ、それにしても海苔の佃煮なんて珍しいわね、今日はパンじゃなくてお弁当なのかしら?」
しずく「パンには付けないですよ〜」
果林「おうちから持ってきたの?」
しずく「いえ、この佃煮は部室にあって……」
しずく「えへへ、こっそり使っちゃおうと」
果林「なるほどね、誰のなのかしら?」 おしまい
果林さんはそれほどポンコツじゃないだろうけど非力ではあると思う 愛さん口ではああ言いつつも、実はゆるめに締めてったんだろうな 乙
ニジガクだと凛ちゃんに匹敵する愛、球技以外はいけるしずく、スイス生まれのエマさんが強そう 愛さんは全教科90点以上取っといて得意教科を「強いて言えば体育」とか言っちゃうタイプだぞ 愛さんてっきりスプーンで蓋を叩いてから開けるとかそう言う小技使うのかと思った… >>15
>愛「いじわるーw」
この気を許してる友達だからこそやる意地悪感すき 硬いところにコンコンっと打ち付けると蓋が曲がって隙間ができて簡単に開けられる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています