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【ラブライブ!サンシャイン!!】「過去と事件、真実と解決」
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0001名無しで叶える物語(はんぺん)
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2019/12/10(火) 17:28:56.70ID:dOxcsDOP
オリキャラありとサスペンス風の要素あり


果南「皆、お疲れ。今日の練習はここまでにしよう」

千歌「あー、疲れたぁ」

花丸「お腹減ったずら」

ルビィ「今日もたくさん動いたもんね」

ダイヤ「皆さん、ちょっとよろしいですか?」

曜「んっ?」

梨子「なんでしょうか?」

ダイヤ「明日の練習ですが、お休みにしましょう」

千歌「えっ、どうしてですか?」

鞠莉「Sorry。私たち3年生が、ちょっとした用事で明日の練習には出られないからよ。だから、明日はHolidayね」

善子「その、用事って練習よりも重要なこと?」

果南「まぁね…。」

梨子「でも、用事でしたら、仕方ないですよね」

ルビィ「うん。梨子さんの言う通りです」

鞠莉「ご理解ありがとう、二人とも♪」

曜「ちょっと気になったけど、3年生だけの用事って何の用事?」

果南「悪いね、曜。それは言えないかなん」

花丸「一層、気になる」

ダイヤ「プライバシーですから、詮索はぶっぶーですわ」
0002名無しで叶える物語(はんぺん)
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2019/12/10(火) 17:46:52.24ID:dOxcsDOP
~翌日 とある崖下の近く〜

ダイかなまり「…」


(物陰に居る)千歌「…果南ちゃんたちは何してるんだろう?」

(物陰に居る)梨子「ちょっと千歌ちゃん!? いくら気になるからって果南さんたちの跡をつけるのは良くないって!!?」

千歌「だって、梨子ちゃん、気にならない? わざわざ練習を休みにしてまで3年生全員が同じ用事だってことが?」

梨子「まぁ、気にはなるかもしれないけど、用事は個人的な事で、ある意味プライバシーな事でもあるから無理に知ろうとするのはマズいよ」

千歌「それでも私は知りたいよ。だって、同じAqoursなのに、隠し事だなんて水臭いこと私は嫌だから」

梨子「はぁー、まったく千歌ちゃんはしょうがないわね」

梨子「でも、千歌ちゃんの言う通り私も興味はあるかな…。どうして果南さんたちはこんな崖下に来ているのか、後目を瞑って手を合わせてることとか…」

千歌「ねぇ、良く見ると花が添えてあるね」

梨子「花を添えて、目を瞑って手を合わせている……もしかして、今日は誰かの命日かな?」

千歌「えっ、命日って誰の!?」

梨子「私も聞かれて分からないよ。けど、今の果南さんたちの行動は、誰かの命日だから供養しているってそう言い切れるわ」

千歌「じゃあ、この崖下で誰かが亡くなったってこと?」

梨子「それも言い切れるわね。誰かは分からないけど、言えるとしたら…果南さんたちの関係者か、それなりに親しかった人かもしれない」
0003名無しで叶える物語(はんぺん)
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2019/12/10(火) 17:58:20.46ID:dOxcsDOP
〜とある墓地〜

ダイかなまり「…」


(再び物陰に居る)千歌「梨子ちゃんの推測は当たっていたね。今度は、お墓参りしているよ…果南ちゃんたち」

(再び物陰に居る)梨子「推測しなくても、果南さんたちの行動である程度は分かっていたけどね」

千歌「でも、いったい誰が死んだんだろう?そして、誰のお墓かな?? 果南ちゃんと最も親しい人って…」

梨子「確か千歌ちゃんは、曜ちゃんだけじゃなく果南さんとも幼馴染だったよね? だとしたら何か分からないの?」

千歌「うん…。だって、果南ちゃんが1年生の時にスクールアイドル活動をしていたことやダイヤさんと鞠莉ちゃんといざこざがあったことさえ知らなかったぐらいだから」

梨子「そこまで果南さんたちの事を深く知っている訳はないってことね」
0004名無しで叶える物語(はんぺん)
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2019/12/10(火) 18:07:26.52ID:dOxcsDOP
果南「もう2年…。この子が死んでから、もうそんなに経つのか」

鞠莉「そうね。『オリ子』の死後、私たちは果南とのいざこざもあり、私だけは日本を離れて早2年」

鞠莉「2年前は、果南とのいざこざだけじゃなくて、彼女の死もあったわね」

ダイヤ「オリ子さん…惜しい方を亡くなされまして、わたくしは今でも悲しいですわ」

果南「ダイヤ、元気出しなって。そんなんじゃ、天国のオリ子だって悲しむ」

鞠莉「そうよ。例え悲しくても、少しはシャイニーにならないと」

ダイヤ「果南さん、鞠莉さん…」



千歌「オリ子さん…?」

梨子「また何か訳ありなようね…」
0005名無しで叶える物語(はんぺん)
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2019/12/10(火) 18:26:50.81ID:dOxcsDOP
鞠莉「でも、本当にチカっち達に話さなくていいのかしら?」

ダイヤ「鞠莉さん?」

果南「っ……何を?」

鞠莉「オリ子の事よ。2年前、私たちは転校してきたオリ子と出会ったこと、仲が良かったこと…けど、スクールアイドル活動中のアレの件でオリ子が死んだこと、とかよ」

ダイヤ「鞠莉さん、流石にそれを話すのは」

果南「話す必要はないよ。だってもう、2年前の事はオリ子の件は、過ぎた事だからさ」

ダイヤ「そうですわね。果南さんの言う通り…そもそも話す理由は見当たりません」

鞠莉「はぁー。じゃあ、いざこざの件を話さなかったように、このまま黙っているつもりなのね?」

果南「もちろん。そもそも、千歌たちだって、いざこざの件みたくもう私たちの過去を掘り返す事なんてしないでしょ。それにオリ子の件だって、幼馴染の千歌や曜にだって話してないしね」

ダイヤ「オリ子さんの事は、わたくしたちの胸の中にしまう。そして、わたくし達だけでも覚えておく…もうそれでよろしいではありませんか」

鞠莉「まったく、果南やダイヤがそういうなら、私はもう何もいいマセーン」



千歌「やっぱり、話してくれないんだね…果南ちゃん」

梨子「千歌ちゃん?」

千歌「Aqoursの仲間以前に、幼馴染なのに…いざこざの件みたいに話してくれないなんて水臭いよ」

梨子「でもね、千歌ちゃん。その人たちには、その人たちのプライバシーとか触れてはいけない事があるし、あんまり気にしない方がいいと思うわ」

千歌「………」
0006名無しで叶える物語(はんぺん)
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2019/12/10(火) 18:45:52.43ID:dOxcsDOP
〜翌日〜

果南「昨日は休みにしてごめんね」

鞠莉「私からもsorryね」

ダイヤ「本当に申し訳ありませんでした」

曜「大丈夫ですよ。私も久しぶりに水泳部の練習に顔を出してましたから」

ルビィ「ルビィは花丸ちゃん、善子ちゃんと出かけてました」

花丸「練習ばかりであまり出かけられなかったから、楽しかった」

善子「フッ。つかの間の休息もありね」

梨子「わ、私は…ピアノの練習に没頭していました…(まさか、千歌ちゃんと共に果南さんたちの跡をつけたなんて死んでも言えない)」

千歌「………」

果南「千歌、どうしたの? 深刻な顔なんかして?」

千歌「………」

梨子(千歌ちゃん、もしかして…)

千歌「果南ちゃん」

果南「んっ?」

千歌「オリ子さんって誰?」

ダイかなまり「っ!!!?」

梨子(あ、やっぱり聞いちゃった!?)

ようるびよしまる「???」
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