ツバサ「自転車?もちろん乗れるけど」
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自転車「」バアァァァン
ツバサ「!!」キリッ
ツバサ「…おっと……ほっ…あ…っと…」フラフラ
ツバサ「きゃっ!!」ガシャンッッカラカラカラ...
英玲奈「………」
あんじゅ「…………」
ツバサ「…ふっ…」
英玲奈「……なんだその顔は………」
あんじゅ「…っ…!……w…!……ww…っ…あはははははっっっ!!!!!」ベシッ!ベシッ!
英玲奈「(痛、痛い)」 ────
──
─
英玲奈「つまり乗れないと…」
ツバサ「いや乗ったじゃない」
英玲奈「5秒だけな」
ツバサ「…別に都心で自転車乗れなくても困らないでしょ」
あんじゅ「たしかに」
ツバサ「ほら、ほらほら」
英玲奈「リーダーが自転車に乗れないのはユニットの威厳に関わるだろ」 ツバサ「そんなことないって、ほら、ギャップよギャップ、キュートな弱点ってことで逆に強みに…」
英玲奈「その体型でその弱点あったらもはや小学生以下もご!?」
あんじゅ「あー!あー!」グググ
ツバサ「……………」
ツバサ「……体型が……なんだって………?……あ?」
あんじゅ「(あちゃ〜遅かったか…)」 ツバサ「…ふっ、おもしろいこと言うじゃないELN-02」
英玲奈「誰がイーエルエヌデロトゥウだ」
ツバサ「自転車に完璧に乗れたら、さっきの言葉、取り消す?」
英玲奈「さっきの?ああ、体型が小」
ツバサ「いいでしょう、やってやろうじゃないの…!」
英玲奈「お、おお……さすがリーダー」
英玲奈「私たちも協力するぞ!」
あんじゅ「(………私たち……たち!?)」 ────
──
─
補助輪付き自転車「」バアァァァン
ツバサ(ヘルメット&サポーター装備)「!!」キリッ
ツバサ「…おっと……ほっ…あ…っと…」フラフラ
英玲奈「いいぞ!そのまま…あ」
ツバサ「きゃっ!!」ガシャンッッカラカラカラ...
あんじゅ「…補助輪付きで倒れるってどういうことなの…?どうしたらそうなるの…?」
あゆじゅ「…呪い…?」
英玲奈「こわい話やめろ」
ツバサ「そもそもこの乗り物が欠陥あると思うの、三輪にするべきじゃない?」
英玲奈「現状4輪でも乗れてないだろ!」 ・・・・・
ツバサ「慣れると割と楽しいかも」スィ--
ツバサ「…っと」ジャガガガ(靴底が擦れる音)
あんじゅ「(なにその止まり方…)」
ツバサ「まっ私にかかれば楽勝って感じ?当然かな」
英玲奈「…」イラッ
あんじゅ「…」イラッ
ツバサ「はぁっ楽しかった」
ツバサ「………帰るわ」
ツバサ「!?」ガシッ
あんじゅ「…」(羽交い締め)
英玲奈「なにを当然のように帰ろうとしてるんだ…むしろここからだろ」クルクルクル...スポッ
英玲奈「次はこれだ」
補助輪付き自転車(右補助輪排除)「」バアァァァン ・・・・・
ツバサ「ほら……大丈夫……行ける行ける……」ギ-コギ-コ
あんじゅ「(すっごい左側に体傾けてる…)」
英玲奈「じゃあそのまま右に曲がってくれ」
ツバサ「は?やだ」ギ-コギ-コ(直進)
英玲奈「…やだって何だ……」
英玲奈「……じゃあ左…左に曲がってみてくれ」
ツバサ「左ィ?……」ギ-コギ-コ
ツバサ「………」ギ-コギ-コ…フラッ
ツバサ「!!」
ツバサ「…やだ」ギ-コギ-コ(直進)
英玲奈「……」
あんじゅ「……」 英玲奈「もう少しスピード出した方がバランス取りやすいんじゃないか?」
ツバサ「私を殺す気!?」
英玲奈「そんな大げさな…」
あんじゅ「……」
あんじゅ「もしかして、怖じ気づいちゃった?」
ツバサ「!!」
あんじゅ「確かに今までの速度でこぐよりリスクは高いかもしれないけど、挑戦すらしないで終わり?」
ツバサ「……」
ツバサ「…!」
英玲奈「(目の色が変わった、ナイスだあんじゅ)」
あんじゅ「(はやく終わんないかな)」 ツバサ「綺羅ツバサ、ELN-03、行きます!」
英玲奈「自転車に妙な名前をつけるな」
ツバサ「はぁぁぁあ!!!」ギコギコギコ
英玲奈「おお!!!」
あんじゅ「問題は倒れずにハンドルを切れるかどうか…」
ツバサ「うおお!!」ギコギコギコ
ツバサ「はっ!!」ジャガガッ(一瞬靴底が擦れる音)
ツバサ「やぁぁあ!!!」(右折)
ツバサ「!!!」スィ--
ツバサ「…」ジャガガガガ(靴底が削れる音)
ツバサ「……やった……やった……!」
英玲奈「いやいやいや絶対曲がるとき足ついてただろ」
あんじゅ「靴底真っ平らになってそう…」 ツバサ「なんかいける気がしてきた!もう片っぽも取っちゃって!」
英玲奈「…いいのか?大丈夫なのか?」ヒソヒソ
あんじゅ「いいんじゃない?本人の意志だし」ヒソヒソ
クルクルクル...スポッ
ツバサ「行きますっ!」ツバサ「」ガシャンッッ...
あんじゅ「ちょっと!?大丈夫!?」
英玲奈「(ペダルが一周もしなかったぞ……)」 「はぁぁぁあ!!!」
「わっ!?」
「大丈夫!?」
「くっ…もう一回…!」
「うぉぉお!!」
「いいぞ!あっ!」
「もう一回…!!」
「次こそ…」
「「次こそ……!」」
「「「次こそ……!!」」」 ──────
────
──
─
英玲奈「始める準備はどうだ?」
ツバサ「ええ、バッチリ」
あんじゅ(坂道下方50m先)「さあ来て!ここに来て!!」
英玲奈「じゃあ…押すぞ」
ツバサ「お願い!!」キリッ 英玲奈「いいぞ!その調子!」タッタッタッタッ
ツバサ「(落ち着け…集中…)」ギ-コギ-コ
英玲奈「……」タッタッタッタッ
英玲奈「……」タッタッタッタッ
英玲奈「(今!!)」パッ
英玲奈「行っっけぇぇえ!!!!」 ツバサ「え?英玲奈…?」
ツバサ「もしかして…乗れてる…?」スィ--
ツバサ「乗れた……!ひとりで乗れてる!!!」スィ--
あんじゅ(20m先)「やった!!!すごいすごい!!!」 ツバサ「やった!やったんだ私!!」スィ---
あんじゅ(15m先)「ツバサ?」
あんじゅ(10m先)「ちょっ…止まっ……ストップ!!ストップ!!!!」
あんじゅ「ブレーキ!!ブレーキかけて!!!」
ツバサ「ブレ…ブレーキ!?ブレーキッッ!!!」ギュッッッ
あんじゅ「あっ」
英玲奈「あっ」 右のは前輪でしょ?
わかるでしょ?
もっと効きたい効きたい
過剰なbrake
今あんじゅの
胸の
中へ あんじゅ「ア゛ッ゛ッ゛ッ゛!?」ゴスッッ
ツバサ「イ゛ッ゛ッ゛ッ゛!?」
英玲奈「大丈夫か2人とも!?」
あんじゅ「」
ツバサ「」
英玲奈「大丈夫か2人とも!!???」 あんじゅ「いっ……………たぁ……」
ツバサ「はぁ〜〜〜二度と乗らんわこんな乗りもんっ!」ヘルメット叩きつけ
英玲奈「えぇ………いや……あの………………えぇ………」 大物スクールアイドルにはチャリなんて似合わねえよな 乙
あのARISEさんやぞ。近所でもリムジンでしょ >>17がこのssのハイライトであり起源であるとも言われているが、あまり知られていない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています