真姫「今日凄い臭いわよ」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
海未「…気を使ってるつもりなんですが」
真姫「嗅覚バグってんじゃないの?すっごいくさいわよ」
海未「し、しかし…制服にはちゃんと消臭スプレーも当てていますし…」
真姫「あのねぇ…そんな簡単に消えるもんじゃないの」
海未「…3年間、一瞬たりとも気を抜いたつもりはないのですが…」
真姫「体に染み付いてんじゃない?…そもそも私にバレた時点でもっと気を使うべきだったと思うわ」
海未「…とにかく練習着に着替えて制服はお茶をこぼしたとか適当な言い訳をしておきます」
真姫「…海未…やめる気ないの?」
海未「え?」
真姫「タバコなんて吸ってて良いこと無いわよ」 海未「辞めようと思えばいつでも辞められるのですが…」
真姫「それ、中毒の人が余裕ぶってる時のセリフだから」
海未「そうでしょうか」クスッ
真姫「あのねぇ…笑えないわよ」
海未「もう生活の一部になってしまったんです、疲れたら一服しないと気が休まらなくて」
真姫「中毒じゃない…」
海未「大丈夫です、タバコが吸いたくて手が震えたりイライラしたりとかはしませんし」
真姫「どうかしらね…」
海未「とにかく着替えてきます」
真姫「……タバコねぇ」 ことり「……海未ちゃん」
海未「ことり、どうかしましたか?」
ことり「……なんでもない」
海未「?…失礼します、着替えなければいけないので…」
ことり「どうして着替えるの?」
海未「えっと…お茶をこぼしてしまいまして」
ことり「どこに?」
海未「…えっと…」
ことり「嘘ついたでしょ」
海未「…ごめんなさい」
ことり「……ねぇ海未ちゃん」
海未「は、はい」
ことり「…秘密があるなら話して?」
海未「…秘密なんて何も…」 ことり「……そっか」
海未「はい、何も隠してませんよ」
ことり「海未ちゃん、耳貸して」
海未「え、はい」
ことり「…ことりはずっと前から知ってるから」ササヤキ
海未「っ!」ギクッ
ことり「…じゃあね海未ちゃん!作詞頑張って!」フリフリ
海未「……ぁ、はい」 ガチャッ
絵里「…あら?海未じゃない」
海未「絵里、お先に着替えてます」
絵里「今日は練習不参加で真姫と曲作るんじゃなかった?」
海未「あの、実は飲み物をこぼしてしまったので仕方なく練習着に…」
絵里「へぇ〜、海未でもそんなドジするのね」
海未「まぁ、人間ですから」
絵里「そうねぇ………ねぇ海未、なんかこの部屋…におわない?」
海未「えっ!?そ、そうですか?」
絵里「…なんか…タバコみたいな…」
海未「き、気のせいでしょう?私は何も」
絵里「いいえ、絶対タバコよ…更衣室で喫煙してる生徒がいるのね…問題だわ」
海未(そんなに匂いが濃く残っているのですか!?) 絵里「まったく…ただでさえ廃校の話が出てて大変な時期に生徒がこれじゃあねぇ…」
海未「そ、そうですねぇ」
絵里「海未、見かけたら教えてね」
海未「もも、もちろんです生徒会長」
絵里「よろしい、じゃあ作詞頑張って」
海未「はい!」タッタッタ
絵里「…あれ、なんか匂いが薄くなったような…」
絵里「………まさか」
絵里「いやいや、海未はないでしょう、バカねぇ私」 海未「真姫!!」
真姫「おかえり、どうしたの」
海未「嗅いでください!!」
真姫「は、はぁ!?」
海未「私の匂いを嗅いでください!!」ズイッ
真姫「わ、わかったから!落ち着きなさいよ!」
海未「…今日はおかしいんです、異常です」
真姫「はぁ…ほら、頭こっち向けて」
海未「は、はい」
真姫「…………スンスン……うっ」
海未「っ…その反応は…」
真姫「…たばこくさい」
海未「…そんな…」 真姫「いい機会じゃない、禁煙しなさい」
海未「…そ、それは…」
真姫「やろうと思えばできるんでしょ?今がその時よ」
海未「…うぐ…」
真姫「…もし、もしも穂乃果にバレたらなんて言われるか考えたことある?」
海未「穂乃果に…バレたら…」
穂乃果『海未ちゃん、普段はあんなに偉そうに穂乃果の事怒ってるくせに…自分が一番ダメじゃん!!』
穂乃果『もう海未ちゃんなんか知らない!!』
海未「…ほ、ほのかぁ…」ポロポロ
真姫「泣くほどなら禁煙しなさい」 海未「というわけで禁煙する事にします」
真姫「その意気よ」
海未「…しかし真姫、ここで問題があるのですが」
真姫「何かしら」
海未「作詞が終わったら自分へのご褒美に1本と決めていました」
真姫「…そう」
海未「今作詞は終わりました」
真姫「そうね」
海未「…その、最後に、ですね」
真姫「タバコ出しなさい」
海未「…はい」
コトッ
真姫「ラッキーストライクって…せめて吸うならもっと女性らしいのを吸いなさいよ…」
海未「一番美味しいんです」
真姫「じゃ、没収ね」
海未「えぇ!?」 海未「じゃあ私は何を吸えばいいんですか!?」
真姫「自分の指でもしゃぶってなさい」
海未「私は赤ん坊じゃないんですよ!?」
真姫「そうかしら、駄々こねる姿は赤ん坊そっくりだけど」
海未「…真姫ぃ…」イライラ
真姫「ニコチン不足でめちゃくちゃイラついてるじゃない…」
海未「…わかりました!もう知りません!!私は指をしゃぶります!!!」
真姫「はぁ、勝手にして」
海未「真姫、手を出しなさい」
真姫「は?」
海未「手を!指を出しなさい!!」
真姫「…は?」 真姫「ちょっと待ちなさいよ!!吸うなら自分の指に決まってるでしょ!?」
海未「ふざけないでください。そんな事したらバカみたいじゃないですか」
真姫「ニコチンの摂取で脳ミソが縮んでるのね…?」
海未「捕まえました」グッ
真姫「あっ、ちょっと!?//」
海未「んっ」パクッ
真姫「ひゃう//ちょ、海未!!」
海未「ちゅー……ぷはっ……なんか違いますね」
真姫「なっ//…人の指に吸い付いといて何よソレ!!」
海未「やっぱりタバコがいいです、返してください」
真姫「ふざけないで!!!」 海未「…口が寂しい…」
真姫「なんなのよ…ほんと…//」
真姫(海未の口、すごくあったかかった…)
ことり「…って思ってるでしょ、真姫ちゃん」
真姫「ヴェッ!?」
海未「ことり!?」
ことり「やっぱりそうだったんだね、海未ちゃん」
海未「こ、これは違うんですことり!!」
真姫「いつから見てたのよ!?」
ことり「真姫ちゃんが海未ちゃんの頭を嗅いでるところからかな」
真姫「ほとんど初めからじゃない…」 ことり「ねぇ海未ちゃん、ことりは知ってたよ?海未ちゃんがタバコ吸ってるって」
海未「…いつから…」
ことり「初めて気づいた時は…中学三年の冬休みだったかな」
海未「吸い始めた時期じゃないですか…」
ことり「その頃から海未ちゃん、私が抱きつくと嫌がるようになって…悲しかった」
海未「うっ…」
ことり「匂いでバレたくなかったんだよね、わかってたけど悲しかったよ」
海未「…ごめんなさい」
真姫「…ことり、気付いてたならなんで言わなかったのよ」
ことり「…海未ちゃんがタバコ吸ってるところ、見た事ある?」
真姫「…えぇ」 アイドルでタバコが似合う女なんて天海春香くらいだろ ことり「私が見た時はね、穂乃果ちゃんと3人で遊んで解散した後で…公園のベンチに海未ちゃんが座ってたの」
ことり「何かあったのって話しかけようと思って近付いたら…海未ちゃんがポケットからタバコを出した」
ことり「口にくわえて火をつけて…ため息みたいに、はぁーって煙を吐いて…」
ことり「…それがね、それが…」
ことり「すっごくカッコよかったの」
海未「…え?」
真姫「は?」
ことり「その時からことり、海未ちゃんのタバコ咥えてる姿が頭から離れなくなってね?海未ちゃんが1人になったらこっそり後をつけて、写真撮ったり、動画撮ったり…海未ちゃんがタバコを吸う場所も全部メモしたし…それに」
真姫「ちょっと待って!ストップ!」
ことり「ん、なぁに?」
真姫「ことり…あなた、海未がタバコ吸ってる事を…」
ことり「ことりは良いと思うなぁ、海未ちゃん、カッコいいし…それにことりだけが知ってる海未ちゃんの秘密って考えたら…やぁん♡」
真姫「…この子はもうダメね」
海未「…私の…私のせいでことりはこんな変態に…」 海未「…真姫…私、禁煙します」
真姫「よく言ったわ。それでこそ海未よ」
ことり「ちょ、ちょっと待ってよぉ!それじゃあもうカッコいい海未ちゃんは見納め!?」
真姫「あのねぇ…そのカッコいい海未ちゃんの為に海未は命を削ってるのよ?タバコの火は海未の命を燃やしてるんだから」
海未「ことり、私の事を支えてくれませんか?」
ことり「…んん…海未ちゃんの為なら…我慢する…今のプロポーズ?」
真姫「じゃあまずはニコチン依存性の海未がどうやって禁煙するかから決めないとね」
海未「iQOSはどうでしょうか」
真姫「……何か咥えてないとそんなに嫌?」
海未「…だ、だって今は方法を決めるのでしょう!?iQOSは立派な手段です!」 ことり「電子タバコならカッコいい海未ちゃんがまた見れるね!」
海未「ほら、禁煙にもなってウィンウィンです」
真姫「iQOSは却下」
海未「な、なぜですか!」
真姫「知らないの?iQOSはニコチンが入ってるのよ」
海未「え、そうなんですか?」
ことり「電子タバコってそうなの?」
真姫「えぇ、海未の吸ってるラッキーストライクに入ってるニコチンの量は1.0mg」
真姫「iQOSは…バラツキはあるけど、ほぼ1.0mg」
海未「えっ」
ことり「じゃあ…」
真姫「そうよ、大差ないわ。火がついてない電子タバコだから電池切れまでずっと吸えちゃうしむしろ禁煙には逆効果じゃないかしら」
海未「そんな…」 もしやダイエットことりちゃん描いてた人?
スレ落ちてて言えんかったけど面白かったぞ あれは至高過ぎたしこの人とは別だよ
ダイエットことりちゃんはもっと面白かった ことり「…残念だったね、海未ちゃん」
海未「非常に残念です」ズーン
真姫「海未、今こそ根性見せて禁煙しなさいよ」
海未「…しかし…」
真姫「辛いのはわかるけど…辞めなきゃダメよ」
ことり「…海未ちゃん、ことりも応援するよ」
海未「真姫…ことり…」
海未「…わかりました。頑張ってみます」
真姫「ふふっ、さすがね」
ことり「それでこそ海未ちゃんだよぉ」ダキッ
海未「…本当はもっと早くに辞めなきゃいけなかったんです」
海未「出来心で吸った1本からここまでズルズル来るとは思ってませんでした」
真姫「それがタバコの怖いところね」 真姫「自分は大丈夫と思って吸った1本から気付いたら数えきれないほどタバコを吸っていた」
真姫「依存性じゃないと思っていたけどいざタバコを断つとしんどくなって結局また吸い始めてしまった」
真姫「そういう人が多いのよ」
海未「…そのまんま私ですね」
真姫「海未、あなたはタバコ脱却できるように今日から頑張ってね」
海未「…はい!」
ことり「ねぇ真姫ちゃん、ひとついい?」
真姫「?何かしら」
ことり「やけに詳しいね」 >>25
だって読んでればわかるじゃん
この作者とダイエットことりの作者を同じにされたらダイエットことりの人が可哀想じゃん
そこはちゃんと否定してあげないと 真姫「…まぁ、医学的な話でもあるし」
ことり「海未ちゃんのタバコの箱を少し見ただけで銘柄がわかってたよね」
海未「…そういえば、もっと女性らしいタバコを…なんて言っていましたね、ラッキーストライクが男性向けのタバコだとどうして知っていたのですか?」
真姫「…親が吸ってるのよ」
ことり「普通のタバコとiQOSのニコチンの量も覚えてたよね」
真姫「……」
海未「…真姫、まさか」
ことり「…真姫ちゃん?」
真姫「…えぇそうよ!私も喫煙者よ!何か文句あるかしら!?」
海未「えぇ…」 COPDになって全員酸素のカート押してライブするミューズですか 真姫「1本だけなら大丈夫と思って吸ったら依存性になったって話も経験談よ!」
真姫「ニコチン量だって、禁煙しようと思ってiQOSに手を出したけど全然喫煙衝動収まらなくて調べたらニコチン入ってたのよ!!」
真姫「1度禁煙成功したと思ったけどまた吸い始めたのも私の話!!」
真姫「どう!?これで満足!?」
海未「ちなみに何を吸ってるんですか?」
真姫「ゴールデンバットだけど」
海未「女性らしいとは?」
ことり「真姫ちゃんも海未ちゃんと一緒に禁煙しなよ」
真姫「無理よ…私はもう何度も禁煙を挫折してるのよ…」 海未「…真姫、今度は大丈夫です」
真姫「…海未…」
海未「1人でできなかった事も2人で頑張ればきっとなんとかなります」
真姫「………」
ことり「ことりもいるよ!3人だよ!!」
真姫「…2人とも…」
海未「真姫、タバコ出してください」
真姫「…ん」ポイッ
海未(本当にゴールデンバットじゃないですか…)
ことり「2人のタバコはことりが没収します!!」
真姫「…わかったわよ、もう一度だけ頑張ってみるわ」
海未「えぇ、仲間がいると心強いです」ニコッ
絵里「タバコは法律で禁止されていないだけで薬物と同じ。それに喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。疫学的な推計によると、喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります。」
絵里「妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因の一つとなります。疫学的な推計によると、たばこを吸う妊婦は、吸わない妊婦に比べ、低出生体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなります。」
絵里「他にもまだまだ害があるけど、どれを読んでもタバコは吸わない方がいいって事だけは共通してるわ」
絵里「このスレを読んでいるそこのアナタも、これを機に海未、真姫と一緒に禁煙しましょう」
おわり 乙
わざわざ誰々よりつまらないとか言いに来る奴やら訂正してあげないと可哀想とか言い出す勘違いしてる奴が現れるとはな 俺はむしろタバコ吸い始めようかと思ってたがなんか怖くなってきた >>38
お前生きててクッソ恥ずかしいから死ねば?w >>38
自分に酔ってる意識高い系ss読み手()の末路 お前1レス劇場ことほのうみ完結してないのにこんなとこで油売って面白いモン書いてんじゃねぇぞ 加熱はやめとけ
紙やめようと手出したけどやっぱり紙も吸いたくて二刀流になって費用倍になったから >>35
乙
1レス劇場の続きはもう書かないちゅんか〜?
待ってるちゅんよ〜
>>38
ID:eajpvQ2Vオモロすぎるやろ おつおつ面白かった
1レス劇場もまだまだ書いてくれていいのよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています