【犯罪系SS】にこ「空腹に耐えかねて、凛のチキンラーメンを食べちゃった……」
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かよう
花 陽サスペンス劇場
__
'´ 、`ヽ ♪ジャンジャンジャ〜〜〜〜ン!!
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ♪ジャンジャンジャン
と) 芥)つ ジャ〜〜〜〜ン!!
く/_i_i_>
し'ノ
矢澤にこ・主演
『にこの旅立ち』 (ここに、1人の少女がいる––––)
(後に、全国を騒然とさせる事になるこのスクールアイドルは、手間の掛かったクラスの掃除当番を終え、一路アイドル研究部の部室へ向かっていた) 〜放課後・部室〜
扉ガチャッ
にこ「…………………」
にこ「見事に誰もいないわね……」
にこ(ったく……)
にこ(誰よ、トイレを詰まらせた馬鹿は)
にこ(水詰まりを直すのに、私がどんだけ苦労したか……)
にこ(あ〜〜あ……練習前だというのに、この疲労感……)
にこ「ん?」
にこ「これは……」 _,,..ィ‐-、 _ _..._ _..._
r‐''"´ ,! l´ `l i´ ヽ. i'´ ̄ ̄ ̄ ̄! ,.r‐-、 /⌒ヽ. i´ ヽ.
| ヤ´ __l l、_ ゙、 ゙、 ゙''--------! !、 '' / ゙、 ゙、
_,'=ニ7 l__ i'´ | ゙、 冫 ,ィ1 i'´ ̄ ̄ ̄``ヽ 丶 ス、 ゙、 冫 ,ィ1
i'´ | ゙ー‐┐ ┌‐┘ ヽィ゙ ,r''´ .| l、 ノ i'´ ̄ ̄l ゙メ ゙i ヽィ゙ ,r''´ .!
ゝ___ ______| i'´  ̄  ̄| _,r''´ !  ̄ 7 / ゝ__,! / r、 ! _,r''´ !
,! ,! ゝ__ __| ,r''´ ,.r''´ / / / / \| ,r''´ ,.r''´
,! ,! l l. l. ,.r''´ ./ / / / l. ,.r''´
゙ー─‐' ゙ー─' `ー‐'´ ゙ー─‐' ゙ー─‐' `ー‐'´ (テーブルの上には、十中八九、凛が持ってきたと思われるチキンラーメンが置いてあった)
にこ「不用心じゃない……出しっぱなしだなんて」
にこ「誰かに食べられたりしたらどうする……」
グギュルルルルウ……
にこ「…………ううっ」
にこ「…………お腹が空いたな」
にこ(そういえばここ数日、ママの給料日前だから、ろくに食べてなかったんだっけ……)
にこ(今の私には、コイツはあまりにも目の毒すぎる……)怯え顔
にこ「」チラッ ィ ´ ̄`丶、
r ´ `⌒ヽ、
( すぐおいしぃ、 ヘ _`ヽ、__,,,....,,_
ヽ すごくおいしぃ ノ `ァ'´ `ヽ
ゝ、 __ノ / ゙i
`ー-─へ\ { }
`ヾ、 l. r=-, r=;ァ ヽ
ヽ ゙i // ∠二ヽ//,ノ
ゝ、_,,..、-‐<_,,,ィ
/ ヾ_,、, リ
ゝ、 _,,ノ
_丁゙゙゙匸 にこ「そ、そんなつぶらな瞳で見ないでよぉ!!」オドオド
グギュルルルルウ……
にこ「…………いいなぁ、凛の奴」
にこ「きっと、練習が終わったら食べるつもりだったんだろうな……」
にこ「」
にこ「」
_,,..ィ‐-、 _ _..._ _..._
r‐''"´ ,! l´ `l i´ ヽ. i'´ ̄ ̄ ̄ ̄! ,.r‐-、 /⌒ヽ. i´ ヽ.
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_,'=ニ7 l__ i'´ | ゙、 冫 ,ィ1 i'´ ̄ ̄ ̄``ヽ 丶 ス、 ゙、 冫 ,ィ1
i'´ | ゙ー‐┐ ┌‐┘ ヽィ゙ ,r''´ .| l、 ノ i'´ ̄ ̄l ゙メ ゙i ヽィ゙ ,r''´ .!
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゙ー─‐' ゙ー─' `ー‐'´ ゙ー─‐' ゙ー─‐' `ー‐'´
にこ「…………ゴクリ」 |i:::::::::::::::::::::::::::::::::/i::::::::::::::::::::,':::// \|::| ;:::::::::::::::::|::::::|::::::::::::::::::.
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. 八:::::::::::::::::::::l ! ::::::::::i| || 爪(_ }i .::::::::::::::::/i|
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,ノ :,::::::::::::::i / ;:::::::::: i| リ { \ :.:.:.:. ¨¨`彡::::::::::::::::/ ,
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ニニニニニニ|::::::: { l:|\ ;:::: ハi| ー‐ .イ /イ/ / /
ニニニニニニ|::::::: | l:| 丶 :,:::{ ||\ /|:::| / /
ニニニニニニ|::::::: | レ \}::| || /\____,,,... ィ:::::::::|:::|
ニニ二二八:::::{\ /t| リ./ { 小:::::::::::::::::::|:::|
ニニニニニニ=/\} : 丶. / i| ∧ } | |:i{:::::::::::::::: |:::|
ニニニニニニ/: : : : : : : :\ ハ/ } ノ | |八::::::::::::: ハ::|
にこ「……………はっ!!」
(我に返ったにこの手元に残っていたのは、生で囓り終えたチキンラーメンの空き袋だけだった) にこ「…………」
にこ「ど」
にこ「どうしよう…………」冷や汗
にこ「凛のチキンラーメン……食べちゃった」体ガクガク
(一線を越えてしまったにこは、罪の意識で喉元が苦く焼け付くような感覚に苛まれ始めた)
にこ「ううっ……」
にこ「口の中が……なんだかすごく渇いてきた」
にこ「とにかく、水分を……」 (突発的な口内の乾燥感に駆られたにこは、たまらず鞄の中からペットボトル飲料を取り出し––––)
ゴクゴクゴク……
にこ「はぁ…………」
口元ゴシゴシ
にこ「…………」
にこ「と……とにかく」
にこ「凛にばれないように、証拠を隠滅しないと……」
(練習着に着替え終えたにこは、屋上に行く途中にある人気のないトイレに立ち寄った) 〜トイレ〜
にこ「とにかく、この袋をなんとかしないと……」
にこ「……トイレに流せばいいかな」
個室の扉ガチャッ
にこ「こいつを流してしまえば、にこの完全犯罪が成立する……」
(……と、トイレに空き袋を捨てようとしたにこだったが、すんでの所で––––)
にこ(…………待てよ)一時停止
にこ(袋を流して、それが原因でトイレが詰まっちゃったら……)
にこ(さっきの掃除中に、にこが怒りを覚えた馬鹿と同類になっちゃう……)
にこ「…………」
にこ「だ、ダメだわ……それだけは」
(変なところで良識が働いたにこは、トイレに流すのを断念して––––) にこ「このゴミ箱なら、凛にも気づかれないハズ……」
チキンラーメンの袋ぽいーっ
にこ「……………」
かしわ手を打ち、一礼……
にこ(これで大丈夫……これで)自分に言い聞かし
にこ(絶対にバレない……絶対に)自己暗示
顔を上げる
にこ「…………はぁ」溜め息
にこ(ごめん……凛)
にこ(おこづかいが出たら、必ず弁償するから……)
タタタタッ……… 〜屋上〜
扉ガチャッ
穂乃果「あっ!やっと来たよ」
凛「にこちゃ〜〜ん!もう練習始まってるよ〜!」
にこ「ひっ!!」動揺
凛「?」
,. ---------
´ ̄ ̄ ` 、
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, { { .: :| | ,. ´ ̄ ` \ : : : . ヽ
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| リ{ j{ __)j刈 、 / | / lノ /
, 八 j{弋r少′ }′ ィ.:|:
′ ヘ ゝ :.:.:.:.: 厂ヽ /: :..:|/
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\ \ \ \_〉 / \: :| 凛「どうしたの?にこちゃん」
凛「凛の顔を見るなり、ぶったまげちゃって……」
にこ「え」
にこ「い、いや……」
にこ「し、しょうがないでしょ!掃除当番がなかなか終わらなかったんだから!」アタフタ
絵里「言い訳する暇があったら、早く準備運動をしなさい」すまし顔
にこ「…………あれっ」キョロキョロ
にこ「真姫がいないじゃない……」
にこ「いったい何処に行ったのよ、アイツ」
海未「真姫だったら、今度の新曲の為に音楽室で作業中です」
にこ「そう……」 希「残念やねぇ〜にこっち、真姫ちゃんと準備運動できなくて……」ウシャシャ
にこ「なっ!!」
にこ「わ、私はただ全員揃ってないから聞いただけで……!!」
希「お〜〜、こわっ」スゴスゴ
にこ「花陽、ちょっと来て」手招き
花陽「なに?にこちゃん」
にこ「にこの柔軟を、手伝ってくれない?」
花陽「うん、わかった」 体ググググ……
花陽「ねぇ、にこちゃん……」
にこ「何?」
花陽「最近の真姫ちゃん……どう思う?」
にこ「何よ、藪から棒に」
花陽「真姫ちゃんね……どうも最近、お父さんと上手くいってないらしくて……」
にこ「ふ〜〜ん……あの真姫がねぇ」
にこ「あいつにも、人並みの気苦労ってもんがあんのかしら?」 _.. -──-
. ´ `丶、
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,∠ ==‐-ミ \
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| l / 人\ 丶、 ー-- ヘ .:l: |
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. ‘、∧ :い, ゙' `ー' ::::::::.: ノノ.::/l}:.:. 从
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ノ.:人 〜::〜 /.::::::::ノ.:.:.: ノリ
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从::::\::ー≧‐- ´ {__ -─-、
. イ⌒^T⌒ ̄ヽ| ア \
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_人人人人人人人人人人人人人_
> あっ、当たり前だよ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ にこ「ひっ!?」
花陽「真姫ちゃんだって、ああ見えてもまだ高校1年の子供だよ!?」
花陽「人間関係で悩むことだってあるハズだよ!!きっと!!」
耳キーン!!!!
にこ「ちょっ、ちょっと!!いきなり耳元で大声立てないでよ!!」目チカチカ
花陽「ご……ごめん」
凛「ま〜〜た真姫ちゃんの心配をしてるよ……かよちん」呆れ顔
希「真姫ちゃんに花陽ちゃんを取られるのも、時間の問題かもよ?凛ちゃん」ニシシッ
凛「!!!!」
凛「か、かよちんは凛のものだにゃ!!誰にも渡さないにゃあ〜〜!!////」 __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ それから?
と) 芥)つ
く/_i_i_>
し'ノ にこ「よっ……と、はっ……と」ダンシング
にこ「ラストォ〜〜〜〜!!」
決めポーズビシッ!!
にこ「ふぅ〜〜〜〜っ」
にこ「やっと今日のノルマが終わった〜〜」
にこ「遅刻したからとはいえ、ひとりだけ居残り練習だなんて、冴えないわね……」
にこ「…………ま、いいか」
にこ「すこしでも罪悪感を振り払いたくって、体を動かしたかったから……」
にこ「部室に戻ろう」 〜部室前〜
にこ「フッフッフ〜〜ン」鼻歌
(と、にこがドアノブに手を掛けた、まさにその瞬間––––)
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> うわああああああああああん!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
にこ「!!??」
凛『無い!!無い!!無〜〜〜〜いっ!!!!』
凛『凛のチキンラーメンが無いにゃあああああ!!!!』
花陽『りっ、凛ちゃん……もう一度よく確認しよっ?』
凛『もう6回も確認したにゃ!!もはや明白だよ!!』
凛『誰なの!?凛のチキンラーメンを盗んだ奴は!!』
にこ「」 穂乃果『凛ちゃん……ラーメンの事になると、性格が変わるね……』
海未『アイドルについて、熱く語る時の花陽にそっくりですね……』
凛『練習後のお楽しみだったのにぃぃぃぃ!!!!』
凛『も〜〜うっ、絶対に許さないよ!!!!』
凛『とっ捕まえて、牢屋へブチ込んでやるにゃあああああああ!!!!』
にこ(ろ、牢屋!!??)
ガシャ━━||Φ|J|´|Д|`|し|Φ||━━ン!!
(凛の物騒極まりない叫びは、冷静な判断を下せない精神状態へ、にこを追い込むには十分だった) にこ(やばい)顔面蒼白
にこ(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい)脳みそオーバーフロー
にこ(とにかく、ここはひとまずずらがって……)
クルッ
-─-
, : ´: : : : : : : : : : : : :`: . 、
'゜: : : : : ;. - : : : : : : : : : : \
/.: : : :.:/: : : : : : : :i|: : : : : : Λ
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: : :|//: : : :/// //__ Y: : : : :!
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|:| : |ャ'"灯iト 勹うミヘ | : : リ
l:W: ゚, 弋ソ 弋zソ ' ハ: /{
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//|: : : : :Κ '丶 ∠イ : : : :ヘ、
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Y、 : : : : ┌|`、 __´| 、:/ : : : : :/_リ
勹ニ\.: : : :,{_/Vヘ _|:/: : : /_二ニヽ
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た-ヘ- - -, -〉イ⌒'l」  ̄`YW- - -|- -l
- - -〉 - 〈 く. ∧ 、|/ヽ - - l.- - |
」 - W - -'ヘ、\ / ゜ //ー ーY- -∧
「 - Wー - - -\ `ヤ √´/ ー - ー Y- -|
l - Y - - - - - \゛ /./ - - - - - }- - -|
|ー - |- - - - - - - ヾ{'^- - - - - - -|- - -
l - 抓- - - - - - -o-| - - - - - - -μー -{
|- - Λー - - - - - - |- - - - - - -Λー - | にこ「ひっ!!!!!!!!」驚愕
真姫「……なに驚いてるのよ?」キョトン
にこ「あ」
にこ「いや」片言
真姫「どうしたの?にこちゃん」
にこ「う……」
真姫「?」
ダッ!!
真姫「あっ!!ちょっと!?」
ダダダダダダ……
真姫「…………行っちゃった」
真姫「にこちゃん……どうしちゃったんだろう」 扉ガチャッ
凛「びええええええええん!!!!!!!!」
真姫「!!!!?????」
花陽「あ、真姫ちゃん!!」
真姫「いったいなんなのよぉ〜〜!!今日は!!」
穂乃果「実はね……」
〜中略〜
真姫「えっ!?凛のチキンラーメンが!?」
海未「練習中に、何者かが部室に侵入したらしくて……」
絵里「私たちの荷物には目もくれずに、凛のチキンラーメンを……」
凛「ひっく……ひっく……」 真姫「…………」
真姫「じゅ……」
真姫「重罪じゃない……」恐怖で身震い
凛「でしょ!?でしょ!?」鼻水ジュルジュル
絵里「信じられないわ……」
絵里「まさか、この学校でそのような真似をする生徒がいるだなんて……」
真姫「食欲は、人間の三大欲求のひとつなのに……」
真姫「人の食糧を横取りするだなんて……」
真姫「万死に値する行為だわ……」 ことり「いったい、誰が凛ちゃんのチキンラーメンを……」
希「しっかし、敵ながら肝が据わった犯人やなぁ……」
真姫「そうね……」
真姫「窃盗食は、思った以上に重い刑罰が下るわよ」
真姫「捕まったら、よくて2・3年は刑務所から出られないわね」
海未「そんなリスクを冒してまで、盗み食いをするだなんて……」
海未「なんて末恐ろしい凶悪犯なのでしょうか……」
凛「警察にゃああああ!!!!110番だにゃああああ!!!!」 _<~ヽ _
i´,, `/ \'´,, `i ! ./ ,
>__,.', ===`、__< ヾ。! /。/:
<_l l /ソ`ヽl_> (☆。゚: -+一
从*´ ヮ`ル ' /`´ メ、_ノ
ど}'OO{つ/ し' +
く,__」 それからどうしたの?
(ノ゙J 〜校外〜
トボトボトボ……
. ‐''´ ̄ ̄ ´ ` .._
l⌒ー--く ..::::/ `丶、
r─-、 | /..::::/ .: .::::::::::ヘ :. :::::. \
| :::::::弌ニV .::::≠ .::: .:::::::::::::::: l ::. ::::::. ヽ
l :::::/ }::::/ ..:::: .::::::{:::::::::::│::::. ::::::::::. ,
. l .::/ }:::l .:::::/ .::::/|::::::l:::: | :::::::.ヽ:::::::::. l
l :::: ̄/\_∧:l .::::::l .:::/ :|:::::l l:: |ヽ:::::::::.ヽ:::::: |
. l :::::::::{ }| .:::::::::| ::::/ |:::::|:|:: | \:::::::ハ::::::. |
l ::::::::::: ̄`ー ┘ .:::::::/|:::::_,,.. -‐1:::| |:: | `'ー-::::::|:::::: |
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| :::::::::::::∧:::::::::| .::::::::::l |/_,,k=弌ッ、l:| / イ{「[`V:::::::リ
| :::::l:::::/ V{:::::ハ :::::::::::| /'{(r:':::カ ト::::リ 从::/
| ::: l:::/ \{^| ::::::::::::|ヘ;, 弋:::ソ 'ー'' ゙イ /
| ::::l::/ {(l :::::::::V| , 、、、{
. / :::::l/ \ :::::::::|:| ``` }
. ,゙ .:::::::{ ∧:::::::::l::l __ '
| :::::::::::、 { V{ :::| ト ´ .イ|
| :::|::::::::\ ;:::::| | ` .._ イ::::::}:|
| :::| \::::::.ヽ ∧::| ヽ 「¨¨ }::: }:::::::l
从 :::| \. / ∧| ト、 丿::ノハノ
\| イ | \\ /
\ / / | |\`ヽ._
/ l \ ─- -‐l ヽ V}]\
にこ「にこの馬鹿……」
にこ「怖くなって、反射的に逃げて来ちゃった……」
足ピタッ にこ「………………」
にこ「やっぱり、このままじゃダメだ」
にこ「このまま逃げても、なにも解決しないわ」
にこ「ちゃんと、凛に謝ろう」
にこ「凛のことだし……きっと許してくれるわよ」
にこ「……そっ」
にこ「そうよ!!」生気が蘇る
にこ「何を今までオドオドしてたのよ!!矢澤にこ!!」
にこ「人間、素直になるのが一番なのよ!!」 にこ「さっきは余りのショックに、こんな簡単なことも思いつかなかったけど……」
にこ「今の私にならできる!!」意気揚々
にこ「そうと決まれば、学校に引き返して……」
ファンファンファンファン……
にこ「…………え?」
_⊂三ニニ⊃____
, -'____ ,-'__ ''-,,
/_,,''⌒'',,. 7/''⌒'',,_.i;|;i ̄"''ヽ,ヽ,
/ ( ) ) .// ̄,_√)|;|;| |ヽ,ヽ,
[/__⊆⊇_ヽ__)_/[;;;]y_つ_|;|;|.__.|__ヽ, ''―-,,,
_,,,.-' ̄' ̄' ̄' ̄/;,,.-―''''"_ |__警_=.|視_庁__=_|___|]
._/二ゝo=*=o/二ソ;;/⌒ヽ ;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;/⌒ヽ;;;;;;;;;;;;〕
ヽロ=[ニ]=ロヽ....,ii:: 0 i| ;;;;;;_|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;ii:: 0 i|;;;;;;;;;;ノ ≡3
 ̄ゞ;三ノ ̄ ̄ ̄ゞ___ノ ̄ ̄ ̄ゞ;三ノ ̄ ̄ ̄ ̄ゞ___ノ
ファンファンファンファン…… にこ「…………………」
にこ「あ」
にこ「パトカーが、学校の中に入ってった……」
にこ「」
秋風ヒュウウウウウウウウ…………
にこ「…………もうダメだ」
にこ「警察が介入してきた以上、正式な事件になっちゃった……」
にこ「いま学校に戻ったら、にこ、逮捕されちゃう……」 〜にこの妄想〜
輪転機ガガガガガガガガガ…………
『μ'sメンバー矢澤にこ・緊急逮捕!!』
大量生産された新聞がベルトコンベアで流れてきて……
『許されざる凶行!!仲間のチキンラーメンに手を出す!!』
銀座の街の電光掲示板に踊るニュース……
『μ'sが通う高校、廃校決定!!』
〜妄想おわり〜 にこ「」
にこ「いっ」
にこ「いやああああああああああ!!!!!!!!」
(恐怖に駆られたにこは、学校へ向かっていた足を、突如方向転換したのちに、練習着のまま自宅のマンションがある方角へむかって走り去った)
ダダダダダダダダ………… __
'´ 、`ヽ ♪ジャカジャカン!!
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ♪ジャカジャン!!
と) 芥)つ
く/_i_i_> ♪ジャ〜ジャ〜〜〜〜ン!!
し'ノ
かよう
花 陽サスペンス劇場
※明日へつづく…… おつおつ
火サスと同枠なら、
明日だと水曜グランドロマン、あさってなら木曜ゴールデンドラマ… チキンラーメンってたまにすごく食べたくなるけど一口食ったらもういいやってなる
あれなんなんだろうな >>17
かよちんが好きだからって必要のないところにクソデカAA使うのはずるいと思います!! よくこのペースでポンポンssを生み出せるな
尊敬するぜ 杏从c`□´§明日になったぞおらっ!早く開店して店長出しやがれっ! 初めて見たけど文章上手いしAAの使い方も効果的だし期待してルビィ! いつものAAのカットインがおもしろい人か
好きです +
+ +
+从´ ヮ`ル それからそれから?
(0゚つと) +
+ と_)_) 〜部室〜
鑑識のカメラパシャッ
警部「……では、屋上で練習してる間に、星空さんのチキンラーメンが無くなったと……」
凛「はい……」シュン
警部「屋上で練習してたのは……」
真姫「私を除いた8人です」
警部「あなたは練習に参加しなかったのですか?」
真姫「その時は、音楽室にいました」
警部「なぜですか?」
真姫「今度のライブで発表する新曲を作るためです」
真姫「ピアノがなければ、作業になりませんから」 警部「では、あなたが犯行時間中に音楽室にいたと証明できる人物はいますか?」
真姫「そ……それは……」タジタジ
真姫「…………」
真姫「…………いません」
警部「そうですか……」 NNNニュース速報 ピコーンピコーン
穂乃果「あ……」
穂乃果「そういえば、にこちゃんが練習に来たのって……」
ことり「にこちゃん?」
海未「たしか、掃除当番で遅れてきたとか言ってましたね……」
警部「掃除当番……」ピクリッ
(その時の警部の目は、獲物に食らいついた猛々しい鷲のような目をしていた) 声優の楠田亜衣奈さんのiPhoneの
ガラスフィルムに、またヒビが入る
真姫(…………あ)
真姫(そういえば……)
真姫(あの時のにこちゃん……)
(警部がにこへ疑いの目を向けたのと時同じく、真姫の脳裏に、さっき部室前にて遭遇したにこの不可解な言動がフラッシュバックしていた)
–––––从;廿 _ 廿从–––––!!
真姫(……そういう事だったのね)
真姫(……にこちゃん)
真姫(……なんて事をしてくれたのよ)青ざめ NNNニュース速報 終
凛「ちょ、ちょっと!?」
凛「まさか、にこちゃんを疑ってるの!?」
穂乃果「そうは言っても……」
穂乃果「にこちゃん、私のポテトを盗った前科もあるし……」
凛「にこちゃんはμ'sに入って、改心したハズだよ!!」
凛「……そっ」
凛「それに、仲間を疑うだなんて……」
凛「凛……そういう事はしたくないよぉ」
絵里「そんなの、私だって……」
絵里「でも……みんなと行動してない時間がある以上、にこにはアリバイが……」 希「凛ちゃん、えらくにこっちの肩を持つなぁ……」
花陽「凛ちゃん、ああ見えてもにこちゃんの事が大好きだから……」
海未「そういえば、にこが屋上から帰ってきませんね」
7人「あ……」
海未「ちょっと、見てきます」ダダッ
真姫(まずいわ……)ハラハラ
真姫(みんな、一斉ににこちゃんを疑い始めた……)
扉ガチャッ
部下「警部!」
警部「おおっ、威勢がいいなぁ」
警部「その様子だと、何か有力な手がかりを見つけたな?」眼鏡クイッ
部下「はい」 部下「この部室から屋上までのルートの間をくまなく調べましたところ……」
部下「3階の女子トイレのゴミ箱から、こんなものが……」
(といって、部下が取り出したのは、
_,,..ィ‐-、 _ _..._ _..._
r‐''"´ ,! l´ `l i´ ヽ. i'´ ̄ ̄ ̄ ̄! ,.r‐-、 /⌒ヽ. i´ ヽ.
| ヤ´ __l l、_ ゙、 ゙、 ゙''--------! !、 '' / ゙、 ゙、
_,'=ニ7 l__ i'´ | ゙、 冫 ,ィ1 i'´ ̄ ̄ ̄``ヽ 丶 ス、 ゙、 冫 ,ィ1
i'´ | ゙ー‐┐ ┌‐┘ ヽィ゙ ,r''´ .| l、 ノ i'´ ̄ ̄l ゙メ ゙i ヽィ゙ ,r''´ .!
ゝ___ ______| i'´  ̄  ̄| _,r''´ !  ̄ 7 / ゝ__,! / r、 ! _,r''´ !
,! ,! ゝ__ __| ,r''´ ,.r''´ / / / / \| ,r''´ ,.r''´
,! ,! l l. l. ,.r''´ ./ / / / l. ,.r''´
゙ー─‐' ゙ー─' `ー‐'´ ゙ー─‐' ゙ー─‐' `ー‐'´
の空き袋がはいったビニール袋であった)
凛「!!!!」 真姫(ああっ!!にこちゃんの馬鹿っ!!)イライラ
真姫(せめて、詰まらないように細かく切り刻んでトイレに流すとか思いつかなかったの!?)
真姫(そんな所に捨てたら、『どうぞ捕まえてください』と言ってるようなモンじゃない!!)
部下「ゴミ箱の一番上にありましたから、かなり最近に捨てられたモノと考えられます」
ビニール袋受け取り
警部「星空さん……」
警部「ひょっとしたらこれは、あなたのチキンラーメンじゃありませんか?」 凛「………………」
花陽「凛ちゃん……」
凛「間違いないにゃ……」
凛「凛が少ないお小遣いをやりくりして買った、チキンラーメンだにゃ……」
真姫(にこちゃんもにこちゃんだけど、そんな大事な物をテーブルの上に置きっぱなしにしてた凛も大概よね)
凛「………ううう」怒りフツフツ
凛「うああああああ!!!!!!!!」発狂
花陽「り、凛ちゃんっ!?」
(そこへ、屋上を見回ってきた海未が帰ってきた) / / .::::::::::::::::::::::/ l :::::::/ l :::::::::::::::: } :::| '::::|\::::::::l ::::::::::::::::::::: i
l .::::::::::::::::::::/ |::::::/ l ::::::::::::::: } :::| ':::| ヽ::::::l :::::::::::::::l::::: i
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l ::::::::::::::::l::|rf弌=ッニ=孑ト、 ゙、:::::::::| ,,x弌=ッニ=孑トx | ::::::::::: ,' ::/
, ::::::::::::::: l小、,,弋┘::::ソ ヽ::::::| 弋┘::::ソ ,,ノリ ::::::::::/:::/
, ::{:::::::::: l:l  ̄ ヽ::|  ̄ ,' .::::::::::::::/|
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|::::::::::::::::l::::::` ー- -‐-:::-‐- /::::::::l::::::::::::::::::|
. |:::::::::::::::::|::::::::{`::..._ ´ ̄` イ::::::::::::::l:::::::::::::::::::| ことり「お、おかえり……海未ちゃん」不安顔
穂乃果「海未ちゃん、にこちゃんは……?」
海未「…………」頭を振る
海未「居ませんでした」
7人「…………」
(事態が好転するような回答を期待していた7人の望みは、脆くも崩れ去った)
警部「ところで、折り入ってお願いがあるのですが……」
海未「はぁ、何でしょうか?」
警部「矢澤にこさんの、指紋と唾液を採取したいのですが……」
8人「えっ!?」 〜その頃、矢澤家では〜
(ファンシーな装飾で拵えた部屋のベットの上で、さながらアルマジロのように毛布にくるまった固まりがある––––)
(無論それは、これから先に待ち受ける恐怖の運命に押し潰されそうになり、体の震えが収まらないでいる矢澤にこであった)
にこ(…………終わった)ガクブル
にこ(今頃、部室では私が疑われてるはず……)
にこ(いずれ、にこを逮捕しに警察がウチにやってくる……)
にこ(捕まったら、私のアイドル生命は一巻の終わりだ……) 扉コンコン……
こころ「お姉様〜〜?」キョトン
こころ「一体、どうしたんですか〜〜?」
にこ「……………」
こころ「いきなり練習着のまま、学校から帰ってきて……」
こころ「どこか、体の具合が……」
にこ「…………あっちいって」
こころ「え?」
にこ「お願いだから、1人にしてちょうだい!!」金切り声
こころ「………………」呆然
ここあ「どうしちゃったんだろう、お姉ちゃん……」
虎太郎「引きこもり〜〜」 〜そして、部室では〜
真姫「……警部さん」
真姫「にこちゃんを疑っているのですね」キッパリ
警部「いやいや……」和やか
警部「まさか天下のスクールアイドルグループであるμ'sに限って、その様なことは無いと思いますが……」
警部「こっちも、マニュアル通りに事を運ばなければならない公務員としての悲しいサガがありまして……」
真姫「なぜ、唾液が必要なのですか?」厳しい口調
真姫「女子校生相手に、そこまでするなんて……」
真姫「これって人権無視なんじゃないですか?」
絵里「真姫……何をそんなにムキになって……」 警部「…………」
警部(この子、犯人を庇ってるな……)
警部(図らずも態度に滲み出てしまうところが、まだまだ子供だな……)ほくそ笑み 警部「……」眼鏡クイッ
警部「これは、あくまで私の推測なんですがね……」
警部「犯人はきっと、チキンラーメンを生のままで囓って食べたのでしょう」
警部「……ということは、この空き袋には犯人の指紋だけじゃなくて、唾液も付着してると思うんですよ」
真姫「うっ……」言い返せない
希「より確実に、犯人を特定するために必要ってワケやね」
真姫「じゃあ、同じくアリバイのない私からは採取しないのは何故ですか!?」返す刀 警部「西木野さん……」眼鏡クイッ
警部「あなたは先ほど、犯行時間は音楽室にいたと言いましたよね……」
警部「ところが音楽室と件の女子トイレとは、全くルートが違いますから……」
真姫「私は捜査線から外れるってワケですね」
警部「ま、そういう事です」
警部「それに、見たところあなたは実に賢い」
真姫「えっ?」
警部「あなたが犯人なら、こんな足が付くような馬鹿な真似は、絶対しないハズです」
真姫「……………………」
真姫「にこちゃんが疑わしいのは、馬鹿だからですか?」ボソッ 部下「そういえば、矢澤にこさんって有名ですよね」
部下「高坂穂乃果さんと星空凛さんと併せて、μ'sの三馬鹿だって……」
警部「き、君ぃ!!!!」泡を喰う
真姫「」プッツン
真姫「…………今、なんて言いましたか?」
部下「うっ……」
(真姫の沸点が、人より若干低めなのが災いした)
真姫「謝ってよ」
真姫「にこちゃんに謝ってよ」
穂乃果「ま、真姫ちゃん!!」アワアワ
海未「真姫、無礼が過ぎますよ……」
ガタッ!!!!
胸ぐら掴み!!!! _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 謝れええええええええ!!!!!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
---- 、__
´: : : : : : : : : : : : : : :`丶、
/: : : : : : :/⌒: : : : : : : : : : : : \
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :│: : : : : : ヽ
/: : : : : : : :/ : : : : : : : : : : |: :| : : \ : : ∧
.: : : : : : : :/: : : : : : : : :/ : ∧ 「\: : :丶 : : .
. : : : : : :::|:/: : : : : : : : :/: :./ | | \.: : : : :|
|: : : : : :::| : : :_ : //: / 、_j厶孑く_∨|: : :|
|: : : : : :::|____,..斗子k/ /イ:い 》 | : : : |
|: : : : : :::ト-〃 r':::い 弋ソ 八 : :リ
. 八:. : : : :::∨ 弋^ソ ///厶/: :人
ヽ : : : : 丶 //// ' /:イ : : \__
〉\ : : : \_ _____ ⌒7_ノ: : : : <⌒
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⌒7: : 八: : : : : : : :\|∧ /∨: : : :/ ̄^⌒\
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レ|人_:/::\ : : : : :リ ∨ヘ. / /V:::::: / :::::::::::::::: |
\/ ::::::::::::ヽ} : :厶/ | 厶ィ/ /::::| :::|/::::::::::::::::::::::|
/∧ ::::::: くノ/f^}\」/__/_∧::::::::::| :::::::::::::::::::::::| 部下「なっ!!何をするんだ!!」
真姫「そりゃあ、にこちゃんは頭が悪くて、勉強はからっきしよ!!」
真姫「時々理解不能な行動をして、みんなを困らせるわよ!!」
真姫「それでも……」
真姫「それでも……」
真姫「……」歯ぎしり
真姫「それでもにこちゃんは、大事な大事な私たちの仲間なのよ!!」
真姫「それを簡単に「馬鹿」と決めつけて……!!」
真姫「ゆ…………許さないっ!!!!」 (不遜な大人に激しい怒りを覚えながらも、真姫の心中に、ある種の疑問が沸き上がってきた)
(なぜ自分は、こうまでしてにこちゃんを庇うのか––––)
部下のネクタイぐい〜〜〜〜っ!!!!
部下「ぐっ…………苦しいっ」脂汗タラタラ
(その光景に一瞬仰天したμ'sメンバー達だったが、すぐに我に返り、暴走した真姫を取り押さえにかかる)
穂乃果「暴力はダメだよ!!真姫ちゃん!!」右腕取り押さえ
海未「相手は腐っても、警察の人ですよ!?」左腕取り押さえ
絵里「そんな事をしたら、公務執行妨害で真姫が逮捕されるわよ!!」足取り押さえ
希「真姫ちゃん!!ここで真姫ちゃんが捕まったら、今度の新曲が……!!」どさくさに紛れてわしわし
真姫「はっ……離しなさいよぉ〜〜!!あなた達ぃ〜〜!!」 (官民入り乱れての乱闘のすぐ側で、狼狽しているか弱き2人の乙女––––)
ことり「み、みんな〜〜〜〜!!喧嘩はダメだよぉ〜〜〜〜!!」涙目
花陽「あぁ……」涙目
花陽「こんな時に、にこちゃんが居てくれたら……」
花陽「きっと、誰よりも簡単に真姫ちゃんをなだめてくれるのに……」
(それと、茫然自失で佇む1人の少女––––) 凛(…………違うよ)
凛(絶対にこちゃんじゃないよ……)
凛(そうだよ……)
凛(きっと、理性を失った過激なファンの犯行だよ……)
凛(…………)
凛(…………でも)
凛(もし、にこちゃんが犯人だったら……)
凛(その時は、凛はどうしたら……)
凛(……どうしたら)
凛(…………)
(結局、部室に残されていたにこの鞄に入っていた飲みかけのペットボトル飲料が、鑑識に回されることになったのだが––––) };ハ ノ ;':}
(\ | ::;∨ ;::八 ∧
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┌-J ..:;:;:.... ;.;.;. .;' ...:;{
( ..:::...,, ∴∵;∴;., `、 :;`7
ゝ :::::、ヽ巛Vし∵:, :;(
{ ::、ナ" 丶`ぐ,'∵;. ; ::;;}
\__ノ ,.ィ'ニヽ....;;ゝ-ぅ''" :;;ノ
、___/、ィ巛(●)ソ`>弌'";;ツ{
_,`三'´ ミ `ヾミ=彡'"_;≧=''"⌒\
`ラ" , ' , `才介=:辷三ヒブ´从*´ ヮ`ル それから?
__彡" / / しイ }  ̄==斗孑了「;;}
_,〃 / ,' /.:{ { ミ弐"j;':じ<;'八
_彡′// ,' ,' ,' 八 `ージイ:;;!..:::..:.〕:{:}
_/ 〃/ 〃小ゝ-{::';'{;i;!;∴;;{;:;:!':}
,/ / / / / / ,' j リ八::';:;∵:':'':':'.j:':.'リ
/ 〃/ / / ,' ,'〃人:.∵...::...::/::::/
// // 〃/ / ,' ,' ;' "'〃\::;,;;,ノ;;;ノ
/ / / /〃/,' 〃 ,' j ! 小ミ `~/~´
/ / / // ,' ;' ! {ミ . :{i
ノ〃 / // / ノノ 小{ ミ : :リ 〜夕暮れの通学路〜
真姫「」イライラ
真姫「あ〜〜〜〜っ!!」
真姫「ホント、頭に来るわ!!」
真姫「あんな奴が治安を取り締まってるんじゃ、日本の行く末は真っ暗闇だわ!!」
真姫「どうして人って、大人になると根性がひん曲がっちゃうのかしら!?」
トボトボ……
真姫(…………)
真姫(万事休す……か)
真姫(きっと、あのペットボトルについてる指紋と唾液が、動かぬ証拠になるわ)
トボトボ…… 真姫(……いくら家計が苦しいからといって)
真姫(どうして盗み食いなんかしちゃったのよ、にこちゃん……)
真姫(もう、私にはカバーしきれないわよ……) 〜西木野家〜
玄関の扉ガチャッ
真姫「ただいま〜……」
ドタドタドタ……
真姫パパ「真姫!!!!」鼻息荒く
真姫「!?」
真姫パパ「ネットで噂が流れてるぞ!!」
真姫パパ「お前がやってるスクールなんちゃらとやらで、盗食難騒ぎがあったんだってな!!」
真姫(根性が曲がった大人が、ここにもひとり……)
真姫「…………そう」
真姫「もう全国中に知れ渡ってたの」ウンザリ 真姫パパ「高校時代の思い出作りにって、ママがなだめるから黙認してやっていたが……」
真姫パパ「今度という今度は、もうパパも我慢の限界だぞ!!」
真姫パパ「そんな烏合の衆どもの下世話なお遊びなんか辞めて、勉強に本腰を……」
スタスタスタ……
真姫パパ「おい真姫!!話は終わって……」
真姫「聞かなくったって、パパのお小言なんて想像がつくわよ」
真姫「壊れた音楽プレーヤーみたいに、『勉強しろ勉強しろ』の一点張りなんだもの」
真姫「怒るんだったら、もっと語彙を増やしてからにしてちょうだい」
真姫パパ「なっ…………!!!!」
真姫ママ「真姫ちゃん!!パパに謝りなさい!!」
足ピタッ 真姫「いまね……私」
真姫両親「!?」
真姫「学校で嫌なことがあって、すっごくムシャクシャしているの!!」激昂
真姫「これ以上、私を怒らせないでくれる!?」
真姫「じゃないと、自分でも何をしでかすか分からないから!!!!」
スタスタスタ……
真姫両親「」ボーゼン 〜真姫の自室〜
扉バタン……
真姫「」唇噛みしめ
鞄ぶん投げ!!
壁にバンッ!!
イライラ 从#▽皿▽从 ムカムカ
真姫「…………どいつもこいつも」イライラ
真姫「わたしをいつまでも子供扱いして……」
真姫「こんな家、私の方からおさらばしてやりたいわよ……」
ベットにダイブ 真姫「…………出たい」
真姫「家を出たい……」
真姫「何処でもいいから……頭の悪い大人達に干渉されない場所へ逃げたい……」
寝返りゴロリ……
真姫「でも、そんな場所って……」
真姫「この狭い日本の何処に……」
真姫「…………あ」
(膨大な記憶の海から、真姫は有力な武器を手繰り寄せた)
(それは、夏休みになると家族でよく訪れた、スイスの雄大な山麓に守られた西木野家の別荘であった––––) 真姫「…………そっか」
真姫「なにも、日本じゃなくていいんだ……」
真姫「あの別荘なら、身を隠すにはうってつけだわ……」
真姫「」ハタッ
真姫「身を……隠す……」
真姫「…………」
真姫「にこちゃん……」
(その時であった…………真姫が、途方もない騒動の引き金を引いたのは) __
'´ 、`ヽ ♪ジャカジャカン!!
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ♪ジャカジャン!!
と) 芥)つ
く/_i_i_> ♪ジャ〜ジャ〜〜〜〜ン!!
し'ノ
かよう
花 陽サスペンス劇場
※明日へつづく…… 『にこの旅立ち』
これからの展開は……
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 私と一緒に、スイスへ逃げない!? <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
从;>Д<从
にこ「はあああああああああ!!!!????」
※ ※ ※
花陽『…………やだよぉ』絞り上げるような声
花陽『にこちゃんがいなくなるなんて……』
※ ※ ※
真姫「…………ふふっ」自嘲
真姫「人って、いざとなったら平気で嘘つきになれるのね……」
※ ※ ※ μ's(9)
園田海未:チキンラーメンの袋についてた指紋と
にこの指紋が一致しました
※ ※ ※
にこ(このまま日本に残って、私が逮捕されたら……)
にこ(きっと、この子たちの人生もメチャクチャになってしまう……)
こころ「……お姉様?」
※ ※ ※
希「人ってね……」
希「悪の道に逸れるのは、それ相当のワケがあるんよ」
※ ※ ※
絵里「…………ごめんね」
絵里「あなたの心の悩みに、気づいてあげられなくて」
※ ※ ※
凛『にこちゃんだけは、犯人じゃないと信じてたのにいいいいいいいいいいい!!!!!!!!』激怒
※お楽しみに…… まさかの3夜連続スペシャルで草
突然の鶏で何事かと思ったけどもしやチキン要素かこれ 今日嫌なことあったし明日も嫌なやつに会うけどこれを楽しみに頑張る チキンラーメン窃盗なんて大罪一高校生が償えるわけがないにゃ… 犯罪がもうちょっと前だったなら恩赦になったかもしれないのに… 〜矢澤家〜
prrr……
電話ガチャッ
こころ「はい、矢澤です」
こころ「…………」
こころ「あっ、真姫さん!!」
こころ「…………お姉様……ですか?」
こころ「そ、それが……」
こころ「お姉様なら、さっきからずっと部屋に篭もって……」
こころ「…………えっ、大事なお話?」
こころ「そういう事でしたら……」
タッタッタッ…… こころ「お姉様〜〜!!電話です〜〜!!」
扉ドンドンッ!!
にこ(!!!!!!!!)
にこ(まさか……警察!?)肝を冷やす
にこ「私ならいないって、言ってちょうだい!!」
こころ「あの……μ'sの真姫さんからなのですが……」
にこ「……えっ?」
こころ「なにやら大切なお話があるようで……」
にこ(…………なにを考えてるのよ、アイツ)
にこ(……はっ!!)
にこ(あ、あいつ……)
にこ(ひょっとして、あの事を警察に喋ったんじゃ……)
にこ(……ちっ)舌打ち 扉ガチャッ
こころ「あっ、お姉様……」
/::::,, ⌒Y:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{/ ̄:.:.:.:\::::::ヽ
{/:.:.:.:.:.:.:/ ::::::::::::::::/}::::|:::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:::i
|⌒ヽ:.:.:. ′::::::::|:::: ゜1 ::|::::::::|:::|::::|::::::::::::::::::::::::::{ .:.:.:.:,,-‐…ヾ
/:.:.:.:.\{ ::::::::::::|::::| |:::j|::::::::|:::|:::::、:::::::::::::::::::::::∨:./.:.:.:.:.:.:.:.:\
ー― 、:.:.:.|:::::::::::/|::::| :::i|::::::::|:::|\:\::::::: |::::::::i:: ∨.:.:.:./ ̄厂
:, :::\:{:::::::::::|゙|::::ト .,Yv:::::|{ノ __,.斗\:::|::::::::|:::::i∨ィ:::::::::::′
|:::::::::::゚,:::::::::| Y! −リ ∨{ − \ヾ} ::::::|::::,{::::::::::::::::::i
|:::::::::::::i::::::::| リ===ミ x======ミ::::::::}:/ i ::::::::::::::::|
|:::::::::::::|::::::::|〈 乂辷ツ 乂辷ツ /:::::/ } |:::::::::::::::::|
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,:::::::::::::::|::::::::トヘ .:.:.:.:.: ′ :.:.:.:.:.: __/ .〃1 : i::::::|ハ
/:::::::::::::::ハ:::::::} 、 ,. ´ i{ |:::::i::::::| ぃ
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| ::|::::i::::::| |::::::小 rf>-- ´ __}i、 l| |:::::i::::::| |:i
| ::|::::i::::::| |::{:::::| \// ヽ r< :|i\ { ノハji :::リ |:i
| ::| ; {y=ニ{ニ\}ニr‐ /- ハ/-ヘ ―┴┐ヽ二二ニニニヽ{ j/
乂{ ∨ニ|ニニニニ/{ :.:.:.:.:.:.:.「|_:.:.:.:.:.:.:.:./ニニ\ニニニニ/ニ∧/
にこ「ん…………」右手差し出し
子機受け取り
扉バタンッ にこ「…………なに?」
真姫『あ、にこちゃん!!』
真姫『あ〜〜っ!!よかった!!』胸なで下ろし
真姫『どこへも逃げずに、自宅にいてくれて!!』
にこ「なんで、ウチに電話してきたのよ……」
真姫『だってにこちゃん、携帯の電源を切ってるんだもの』
にこ「……誰とも話したくなかったからよ」
真姫『あのね……にこちゃん……』
にこ「念のために聞くけど……」
真姫『?』
にこ「あんた、部室の前で私に会った事を、誰かに喋った?」 真姫『………………』
真姫『…………いいえ』
真姫『まだこの事は、警察にも言ってないわ……』
にこ「」
にこ「はぁ………」安堵
にこ「ファインプレイだわ……真姫」
真姫『それよりも、にこちゃん……』
にこ「?」
真姫『部室に残ってた、にこちゃんの鞄の中にあったペットボトルが鑑識に回ったわ……』
にこ「えっ」
真姫『ペットボトルから、にこちゃんの指紋と唾液を採取するんだって……』
真姫『私たちで抵抗してみたんだけど、国家権力には勝てなかったわ……』
にこ「」目の前真っ暗闇 真姫『今頃、照合してるんじゃないかしら』
真姫『トイレのゴミ箱に捨てられてた、チキンラーメンの空き袋と……』
にこ「………………」
にこ「あんた…………」
にこ「うすうす気づいてるんでしょ?」
にこ「にこが、凛のチキンラーメンを食べた犯人だって……」
真姫『………………』
にこ「何か言いなさいよ……」 真姫『…………ねぇ、にこちゃん』
にこ「?」怪訝
真姫『ひとつ、提案があるの』
にこ「提案もクソも、にこはもう『終わった人間』なんだけど」
真姫『…………』
にこ「終わった人間には、良策も悪手も全て無力よ」
真姫『そんな…………』
にこ「…………それと」
にこ「お願いだから、もう私と関わらないで……」
にこ「これ以上深入りされたら、真姫の人生も……」
真姫『いや、終わらせない』
にこ「へ?」 真姫『私が、にこちゃんを終わらせない』
にこ「ど、どういう事よ……」
真姫『にこちゃん……』
真姫『パスポート、持ってる?』
にこ「はぁ?」
真姫『持ってるの!?』強く問いただし
にこ「…………身分証明用に作ったのなら」タジタジ
真姫『ああ、よかった……』ホッ
にこ「そんなもの持ち出して、何する気よ?」
真姫『…………にこちゃん』
真姫『』
にこ「????」
真姫『わっ』声上ずり _人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 私と一緒に、スイスへ逃げない!? <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
从;>Д<从
にこ「」
にこ「」
にこ「は」
にこ「はあああああああああ!!!!????」 (堰を切った真姫は、にこに反論の余地を与えぬように早口でまくし立てる)
真姫『私ね、もうあんな家にウンザリしてたの』
真姫『さっきも、パパと派手に喧嘩しちゃってね』
真姫『もうイヤ!!家出してやる!!って決心したの』
真姫『そこで、スイスにあるウチの別荘へ逃亡しようと思ったら、にこちゃんを思い出してね……』
真姫『にこちゃんがよかったら、一緒に連れてってあげてもいいけど……』カミノケクルクル
にこ「ちょっ!!ちょっと!!」
にこ「話が飛躍しすぎて、頭が追いつかない!!」 真姫『もうっ!!』
真姫『モノを選べる立場じゃないでしょ!?にこちゃんは!!』
にこ「うっ」グサリッ
真姫『このまま日本にいたんじゃ、捕まるのは時間の問題よ!?』
にこ「で……でも」
にこ「いくらなんでも……海外だなんて……」
にこ「国内を転々と逃げ回るんじゃ、ダメなの?」
真姫『日本中を逃げ回ったって、交通機関で足が付いて十津川警部に捕まるのがオチよ』
真姫『十津川警部から逃げ切るには、海外へ行くしかないわよ』
にこ「そ……そうね……」
にこ「向こうは、シリーズ累計2億部のベテランだしね……」 真姫『で、どうするの!?』
にこ「……………………」
真姫『性根を据えて返事して!!』
真姫『行くの!?行かないの!?』語気強く
にこ「……飛行機代は?」
真姫『そんなの私が肩代わりしてあげるから!!』
にこ「…………」
にこ「………だけど」
にこ「いきなり急に海外だなんて……」
にこ「心の踏ん切りがつかないというか……」
真姫『…………』
にこ「…………」 真姫『そうよね……』
真姫『いきなりすぎて、冷静に判断が下せないわよね』
真姫『あまりに唐突すぎて、悪かったわ……』
にこ「…………」
真姫『じゃあ、15分だけ時間をあげるから……』
にこ「えっ?」
真姫『その間に、ゆっくり考えてみて』
にこ「…………わかった」
電話ガチャッ
にこ「…………スイス」
にこ「真姫と一緒に……スイス……」
(常識外れな真姫の提案のせいで、にこのミニマムな思考回路は論理エラーを繰り返すばかりであった) 扉ガチャッ
ここあ「お姉ちゃ〜〜ん!!」
にこ「ひっ!!!!」ビクッ
ここあ「????」
にこ「きゅ、急に入ってこないでよ!!!!」
ここあ「お姉ちゃん、晩ご飯は〜〜?」
にこ「えっ?」
時計チラリ
にこ(も……もうこんな時間……)
にこ「あ〜〜っ、わっ、わかったから!」
にこ「すぐに用意するから待ってて!」
(台所へ行く道すがらも、にこは真姫から突きつけられた究極の選択に苛まれていた)
(このまま日本にいて捕まるか……それとも––––) 〜台所〜
にこ「真姫……スイス……」
包丁タンタンタン!!
にこ「国外逃亡……」
フライパンジャージャー!!
にこ「スイスへ行ったら……」
にこ「多分……」
にこ「もう、日本には帰れない……」 〜その頃、真姫の自室では〜
真姫「…………はぁ」溜め息
真姫「にこちゃんと一緒にスイス……か」
(なにか、早まったことをしたような浮かない気持ちを振り払うかのように、真姫がトランクに荷造りを始めた、その時––––)
prrr……
真姫「えっ!?」ビクンッ
真姫「いくらなんでも、結論を出すのが早すぎ……」
発信者確認
真姫「あ……」
真姫「花陽からだわ」
真姫「お、脅かさないでよね……」安堵
通話オン 真姫「もしもし、花陽?」
花陽『あっ、真姫ちゃん』
真姫「一体何の用なの?」
花陽『あ、あのね?』
真姫「??」
花陽『にこちゃん……何か言ってなかった?』
真姫「!!!!????」
(なぜ、花陽が自分とにことの密事を知ってるのか……一瞬、真姫の思考が飛んだものの、すぐに平常心を取り戻し––––)
真姫「はぁ?にこちゃん?」
真姫「そんなの、私も知りたいわよ」
真姫「とにかく、にこちゃんからは何の返事もないわ」 花陽『…………そうなんだ』
花陽『てっきり、真姫ちゃんにだけは何か伝えるかなぁと思ってたけど……』
真姫(……私にカマをかけたっていうの!?この子)
(花陽の意外な一面には、これからの付き合いを考えさせられるモノがあった)
真姫「……用はそれだけ?」
花陽『うん……』
花陽『ちょっと……不安になっちゃって……』
真姫「不安?」 花陽『あ、あのね……』
花陽『にこちゃん……けっきょく部室には帰ってこなかったじゃない?』
花陽『学校中を探しても、どこにもいなくて……』
花陽『それが何だか、怖くなっちゃって……』
真姫「??」
花陽『……にこちゃんが』
花陽『』言葉に詰まる
花陽『このまま私たちの前から、いなくなるんじゃないかって……』
真姫「…………」
花陽『苦楽を共にした仲間が、ある日突然目の前から消えると思うと……』
花陽『なんだか、胸が張り裂けそうで……』
真姫「…………」
花陽『…………』 (両者の携帯の間に、沈黙の電波が飛び交った)
花陽『…………』
花陽『グスッ』
真姫「は、花陽!?」
花陽『…………やだよぉ』絞り上げるような声
花陽『嫌だよぉ……』
花陽『にこちゃんがいなくなるなんて……』
花陽『そんなの耐えられないよぉ……』
真姫「…………」
花陽『…………ううっ』嗚咽
真姫「…………花陽」 真姫「大丈夫」
真姫「にこちゃんは、そんな薄情者じゃないわよ」
真姫「ただ、あんな状況になっちゃって、みんなの前に出るのが憚られるだけなのよ」
花陽『……そうかなぁ』
真姫「にこちゃんを信じなさい……花陽」
花陽『…………』
花陽『……ねぇ、真姫ちゃん』
真姫「?」
花陽『もし……にこちゃんが真姫ちゃんを頼ってきたら』
花陽『その時は、力を貸してあげてね』
真姫「………………」 花陽『だって……』
花陽『今のにこちゃんを救えるのは、真姫ちゃんにしか出来ないから……』
花陽『私じゃ、あまりにも力不足だから……』
(涙に濡れた花陽の言葉のひとつひとつが、罪悪感の矢となって真姫に突き刺さった)
(このいたいけな少女から、にこを奪い去ろうとしているのかと思うと––––)
真姫「…………わかったわ」
真姫「いざとなったら、私がにこちゃんを守ってみせる」
真姫「……でも」 (真姫はせめて、花陽の無念を成仏させねばならないと思い––––)
真姫「でも、私ひとりじゃ出来ることに限界があるから……」
真姫「その時は花陽にも声を掛けるわ」
真姫「私たちの仲間は、私たちの手で守るのよ」
花陽「…………」
真姫「ほら、にこちゃんも言ってたでしょ?」
真姫「『にこにーは、みんなのモノ♡』って……」
(言ってて、鳥肌が立った)
花陽「…………真姫ちゃん」
花陽「ありがとう、真姫ちゃん……」
(真姫への感謝を繰り返し述べながら、花陽は通話を切った) 真姫「………………」
真姫「声を掛ける……か」
真姫「…………ふふっ」自嘲
真姫「人って、いざとなったら平気で嘘つきになれるのね……」
真姫「………………」
(部屋にあった全身サイズの立てかけの鏡に、嘘で塗り固めた自分の虚栄が映る)
真姫「」
バキッ!!!!
从#) _ 廿从
真姫「…………この泥棒猫め」ほっぺジンジン 〜かたや、矢澤家では〜
(苦悩しながら作った野菜炒めは、不揃いに切られたタマネギや、焦げ目があるピーマンなど、にこらしからぬ出来映えであった)
ご飯パクパク
ここあ「うへぇ……」
ここあ「このピーマン、焦げてるよ……」しかめっ面
こころ「こら、ここあ!」
こころ「具合の悪いお姉様が、病を押してまで作ってくれたのですよ!」
こころ「好き嫌いを言わないように!」
虎太郎「違いが分かる女〜〜」
にこ「………………」 にこ(もし……)
にこ(このまま日本に残って、私が逮捕されたら……)
にこ(きっと、この子たちの人生もメチャクチャになってしまう……)
こころ「……お姉様?」
こころ「見たところ、全然お箸が進んでないようですが……」
にこ(………………)
にこ(この子たちの為にも……)
にこ(私は消えなきゃならない……)
(にこが、決心をした瞬間であった)
ここあ「あ〜〜っ!ごちそうさまぁ〜〜!」
にこ「」
ここあ「?」
ここあ「どうしたの?お姉ちゃん」 /:::/::::::::::::::/ .ハ::::|、:::‘。::::::::::::::::::::::::::,..:::::::::::::<三{::::::::::::::::::::::::::::
i:::/::::::::::::::/ | |:::| V::::‘。:::::::::::::::::::::::::, ::::::::::::::/ ::::|::::::::::::::::::::::::::::
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l:ノ |::::; 癶汽う_、{ }::::|::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::i::
乂 v/ i{ 込少C` }ハ}:::::::::::::::::::::j ::|:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::i::
. ′::乂::/::/:: }::::::::::::::}::::/::::゙:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::i::
「 ̄ :.:.:.:.:.:.:.:. }:::::::::::/|::∧:/:::::::::::::::::::: : |:::::::::::::::::::::::::i::
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ー┬<´........、 ;'⌒:, } .|:::|::::i ノ:::i:::::::::::: i:
|::::ハ::::::::::::} | } ノ v:|::::i::::::::::::::::::::: }
涙ポロポロ こころ「お、お姉様!?」
にこ「」グスンッ
ハグッ!!
ここあ「えっ!?」
にこ「ここあ……」
にこ「あんたはちょっと、おてんばが過ぎるわよ」
にこ「もっと、女の子らしくなる勉強をしなさい」
ここあ「な、何なの一体!?」 ハグッ!!
こころ「お姉……さま?」キョトン
にこ「こころ……」
にこ「今日から矢澤家の長女はあんたよ」
にこ「この家のことは、あんたに一切任せるわ」
こころ「どういう事ですか……?お姉様」 ハグッ!!
虎太郎「????」
にこ「虎太郎……」
にこ「あんたが大人になっても、にこの事は忘れないでね」
にこ「にこは、遠いところからあんたを見守ってるから」
虎太郎「…………にこにーが狂った」 〜にこの自室〜
スマホポチポチ
prrr……
ガチャッ
にこ「あ、真姫?」
真姫『に、にこちゃん……』
にこ「?」
(電話に出た真姫の第一声が、さっきとは打って変わってか細い口調だった事に、にこは妙な違和感を感じた) にこ「どうしたのよ、さっきと態度が違うけど」
真姫『あ……いや……』
にこ「????」
真姫『…………ゴホンッ』咳払い
真姫『や、約束の15分が過ぎたわよ』
真姫『考えがまとまった?』
にこ「………………」
真姫『………………』
にこ「…………行くわ』ボソッ
真姫『…………』
にこ「私も、真姫と一緒にスイスへ行くわ」
真姫『…………そう』 真姫『覚悟を決めたのね』
にこ「私ひとりのせいで、身内を路頭に迷わせたくないから……」
真姫『…………』
(少しの沈黙の後、真姫の口調に、さっきまでの威勢が戻り始めた)
真姫『ふふっ』
真姫『少しは思案できるようになったらしいわね』
真姫『それを聞いて安心したわ』
にこ「…………で、いつ行くの』
真姫『今夜のウチに、日本を脱出するわ』
にこ「えっ?今日!?」 真姫『はぁ〜〜〜〜っ』溜め息
真姫『あのねぇ!!にこちゃんは今、警察に睨まれてるの!!』
真姫『悠長にしてる暇は無いの!!』
真姫『一刻も早く、警察の包囲網から抜け出さないと!!』
真姫『ほんとは、この15分だって惜しかったんだから!!』
にこ「ご……ごめん」
真姫『じゃあ、秋葉原駅の改札前で待ち合わせね』
真姫『すぐに身支度を済ませてちょうだい』
にこ「わかった……」
通話オフ 〜真姫の自室〜
真姫「にこちゃん……」
真姫「すっかり、その気になっちゃってる……」
(…………やだよぉ)
(にこちゃんがいなくなるなんて……)
(そんなの耐えられないよぉ……)
真姫「…………」苛まれる
(仲間の安否を気遣う花陽の涙が、真姫の決心を鈍らせた)
(この時から、弱気になる自分を言い聞かし、それを正当化するという、際限のない内なる闘いが始まったのだ)
真姫(……ごめん、花陽) 〜矢澤家・玄関〜
トランクごろごろ……
こころ「ちょ、ちょっとお姉様!?」
こころ「そんな物を持って、何処へ行くのですか!?」
にこ「…………ちょっと、遠くへね」
ここあ「遠くって?」
にこ「う〜〜ん、神田からは徒歩では無理かなぁ」
虎太郎「帰りはいつごろ〜?」
にこ「」ドキリッ
3人「????」 にこ「………………」
(観念したにこは、実に穏やかな口調で––––)
にこ「あのね、みんな……」
3人「………………」
にこ「私はちょっとの間、みんなの前からいなくなるから」
こころ「えっ!?」
にこ「ママにも、そう伝えておいてね」
ここあ「ど、どういう事!?お姉ちゃん!!」
にこ「もう、行かなきゃいけないから」
虎太郎「…………」
虎太郎「行かないでよ、にこにー」 にこ「…………」
にこ「不祥の姉だったけど……」
にこ「今まで、ありがとね」
にこ「あんた達のことは、絶対忘れないから」
にこ「強く生きるのよ、みんな……」
3人「」呆然
にこ「じゃあ……」
にこ「……………」
(涙腺の底から沸き上がる熱いモノを、にこは必死になって堪えていた)
(今生の別れに、涙は絶対見せまいと––––) にこ「グッドラック……」
扉バタンッ!!
こころ「…………」
ここあ「…………」
虎太郎「にこにー……カムバック……」 __
'´ 、`ヽ ♪ジャカジャカン!!
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ♪ジャカジャン!!
と) 芥)つ
く/_i_i_> ♪ジャ〜ジャ〜〜〜〜ン!!
し'ノ
かよう
花 陽サスペンス劇場
※明日へつづく…… まきちゃんと一緒に出国したら、その時点でまきちゃんの別荘が疑われそうやけどええんか? かつてないスケールだぁ…
と思ったけどμ'sはつらいよで海外の話は出てたね(未遂に終わったけど) チキンラーメンの盗み食いで国外逃亡するSSをシリアス扱いして良いのか よくよく考えたら何も悪い事してない真姫ちゃんが1番苦しんでて草 この特急は、この日だけ浜松駅で8分間停車していたんです!
な、なにぃ〜!? 今日はチキンラーメン食べよう
もちろんちゃんと買ったものを チキンラーメン(カップ麺)買ってきた
袋麺の方って高いんだね ラ王の袋麺より高かったよ ,.――――-、
ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、
| | (・)。(・)|
| |@_,.--、_,>
ヽヽ___ノ 6回それからしたら从*´ ヮ`ルが来たでござる μ's(9)
園田海未:みなさん
園田海未:大変悪いお知らせがあります
ほのか:どうしたの!?海未ちゃん
ことり:まさか
園田海未:先ほど、警察から連絡が来ました
園田海未:チキンラーメンの袋についてた指紋と
にこの指紋が一致しました
Rin☆:は?
Rin☆:騙されちゃダメだよ、海未ちゃん
Rin☆:そいつはきっと、警察の名をかたった
海未ちゃんのストーカーだよ
花陽:凛ちゃん…… Rin☆:そんな奴にコロッと騙されるなんて
海未ちゃんもまだまだだ青いにゃ
ELI:凛……
のぞみん:凛ちゃん、現実を見ようよ
Rin☆:……
ほのか:凛ちゃん、やっぱりにこちゃんが
Rin☆:みんな!!どうしてにこちゃんを
犯人にしたがるの!?
Rin☆:にこちゃんが、凛のチキンラーメンを
食べただなんて
Rin☆:きっと、テーブルの上にあったのを
触っただけで、食べてなんかないよ!! 園田海未:それと、もうひとつ
Rin☆:え?
園田海未:袋についてた唾液と、にこの
ペットボトルについてた唾液も
一致したそうです
ことり:あっ
のぞみん:もはや決定的やね
ELI:ねぇ、凛
ELI:辛いでしょうけど
ELI:これは動かしようのない事実よ
Rin☆:ちょっと待ってて、みんな
Rin☆:電話してみるから
花陽:え? Rin☆:にこちゃんに直接問いただしてみる
ELI:無駄よ
ELI:さっき電話してみたけど、電源を切ってたわ
ELI:きっとどこかへ逃げてる最中よ
Rin☆:どうして見てきたような事を
言い切れるの!?
Rin☆:外出中に
携帯の電池が
切れたのかもよ!
Rin☆:そんでもって
途中でコンビニによって
モバイルバッテリーを買ってるかも
しれないじゃん!!
Rin☆:とにかく、凛はにこちゃんに
電話するよ!!
ELI:もうっ!!凛の分からず屋!!
園田海未:やらせてあげましょう、絵里
園田海未:自分の目で現実を見るのが
一番でしょうから 〜凛の自室〜
凛「…………」
スマホポチポチ……
凛「…………」
『お客様がおかけになった番号は、電波の届かないところにあるか、電源が入っていないため……』
通話オフ
凛「…………にこちゃん」
凛「やっぱり、にこちゃんが……」
(凛の心の奥底から、不意にドス黒い感情がこみ上がってきた) 凛「あっ」
凛「そういえば、さっきのLINEに真姫ちゃんがいなかったけど……」
凛「真姫ちゃんなら、何か知ってるかも……」
スマホポチポチ
prrr…… 〜空港・ロビー〜
(だだっ広いロビーのベンチに腰掛け、飛行機の搭乗時間を待ち続けている2人の少女が居る)
(1人は、家族との別れを済ませて、サッパリした心持ちの矢澤にこ––––)
(もう1人は、友情との板挟みで懊悩している西木野真姫––––) ___ _
/ヘ _,...<::::::::::::::::::::::::::≧::..r-'/,l _
,.::: ̄:::.. {/,イ::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::ヾ-{ィ:::::::::ヽ
/::::::::rf'///::::::::::::::::::::'::::::::,::::::::::::::ハ:::::::::ハ//`>:::::::::i
i::::::::::::ィ7V::::::::i:::::::::ア !::::i::ハ:::::::::::::ハ::::::::::W//ン:::::::l
|:::::::::::⌒゙i:::::::::l::::::/ l::::l{:l V::::::::::::i!::::::::::{':::::::::::::::l!
i!:}:::::::::::::!i::::::::::!:::,´ ̄ i:::l {l \:::::::::::::::::::::ll:::::::::::::::l
};:::::::::::::! !:::::::::{Vl _, Y i! _ヾ::::l::::::::リ::::::::::::::::l
l::::::::::::::i! l::::::::: ,ィr云ミ`゛、 'r云ミヽ l::::::/ {::::::::::::::l
|:::::::::::lリ i:::::::八 弋zノ 弋zノ ノ::/,< W:::::::::l:{
l::l{:::::::::l l::::::::i゛ 〃〃 , 〃〃 ノ ) ノ ‖::::::::ll:i
{:ハ:::::::ハ l::::::八 / ィ ‖{:::::::i:ll:}
{! W:::::ハ !:::l:::i个 ー イ { V:::jl:lリ
゛ V{:::{ ! i::::l!:ハ > __ < ゛ Wノ,/
ヾ丶 W:l ヾ、,ィ'ノ 弋 、 /' "
_ -ヾ≦゙ / V ≧=- r-v"
/ ` / ー 一 W { j ヽ
' ハ l,'l } l l i!
i { l l! ト _ 斗} l .l/ , l
| ゙{ l 、ヘ  ̄ ̄ /, l {f ; l
にこ「もうすぐ日本ともお別れか……」 /: : : : : : : : : : / : : : : : : : / : : : : : : : : : |: : :\: : : ヽ
.: : : : : : : : : : :/: : : : : : :/: : : : : : : : :..:.|: :|、: : : ゚。: : : :.
i: : : : : : : : : : ′: : : :, ‘: : : : : : : : : : :. '゚|: :| ヽ: : :.:i:.: : : :.
|: : : : : : : : : ′: : : :/: : : : : : : :.:// |: :| ‘。: :|: : : : ::.
|: : : : : : : : :i: : : : : ′: : : : : :// j::.′ ,,.. Y:.:.: : : :i
|: : : : : : : : :|: : : : i_:_:_:_:_:_// // ''" i|: : :|: : |
|: : : : : : : : :|: : : : l ー‐/―一 〃 _,,..斗=ァ/: :..:.|:.|:.|
. 〉 : : : : : : : |: : : : l r======ミk / /斤(_| /ハ: :..:レj/
/: ‘。: : : : : :.l: : : :{八 |/rし(_| / 弋少 i.:/: : : ; ′
,, /:.:‘。: : : : : 、: :..:ヘ 弋辷少 :.:.:.:.: {/: /: /
/ /: : /: : : : : : : ::、: :小 :.:.:.:.: 、 /: /}イ
.′:/: : : : : : : : : :\.:| 彳ィ: : \
|: : |: : : : : : : : : : : : :\ -‐ /}: : : : :..ヽ
|: : |: : : : : : : : : : : : : : :ヽ .:.:.:. : :}: : :、 : リ
|: : |i:.:.:.:.:.:. : : : : : : : : : ハ ` ... __/.:.:.:.:.: : }:i{: :.\: }
、 八:.:.:.:.:.:.:. : : : : : :\: : } ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ八: : :.:}ノ
\ ヽ:.:.:{\: : : : : : :.ヽノ ∧ \{`ー‐ 、:.ト 、:.:. |.: :.|
,, ´ \{ \: : : : : : } { ‘, \ }ノ \}: : |
/ \ ヾ:.ト、: : }___ /∨ 〉 │ }: :,′
:'゜ | }ノ ヾノ /} / | イ /}
真姫「…………………」ソワソワ
真姫(とうとう空港へ来ちゃった……)
真姫(搭乗手続きも済ませちゃったけど……)
真姫(……………)
真姫(本当に、これでいいのかしら……)
真姫(なんだか、後ろ髪を引かれるようで……) prrr……
真姫「!?」
にこ「電話よ、真姫」
発信者確認
真姫「凛からだわ」
にこ「え」固まる
prrr……
真姫「着拒するわね」
にこ「待って!!真姫!!」
真姫「!?」 にこ「……その電話」
にこ「私が出ても……いいかしら?」
真姫「」
真姫「はぁ!!??」
真姫「何考えてるのよ!!気は確か!?」
にこ「…………私」
にこ「ちゃんと、凛に謝ってから日本を出たいの」
にこ「このまま海外へ逃げても、心にモヤモヤが残ったままになるのはイヤだから……」
prrr……
真姫「……わかった」
真姫「にこちゃんには負けるわ」
スマホ手渡し にこ「…………」
通話オン
凛『あ、もしもし?真姫ちゃん!?』
にこ「…………」
凛『……どうしたの?真姫ちゃん』
にこ「…………私よ、凛」
凛『えっ!?』
にこ「…………」
凛『……にこ、ちゃん?』
凛『なんで、にこちゃんが真姫ちゃんの携帯に……』 にこ「…………」
にこ「ごめん……凛」
凛『』ドキンッ
にこ「にこね……」
にこ「あ……」
にこ「……っ」躊躇い
にこ「あんたのチキンラーメンを……」
にこ「……食べちゃった」
凛『』
(凛の心臓が、一瞬、止まった……) 凛『…………』
真姫(あ〜〜あ、言っちゃった……)
にこ「…………ほんと、ゴメン」
凛『…………』
凛『グスッ』
にこ「うっ……」
凛『…………信じてたのに』
凛『ヒック……』
_人人人人人人人人人_
> (#▽Д▽)/ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
凛『にこちゃんだけは、犯人じゃないと信じてたのにいいいいいいいいいいい!!!!!!!!』激怒
耳キーーーーン!!
にこ「うっ……」耳ジンジン 凛『オイッ!!矢澤にこ!!』
凛『よくも凛の心を、ズタズタにしてくれたな!!』
凛『今すぐ凛のところへ来るにゃ!!』
凛『凛の手で、お前を警察へ突きだしてやるにゃああああああああ!!!!!!!!』
スマホ取り上げ
にこ「あっ」
真姫「もしもし、凛」
凛『!!??』
凛『真姫ちゃん!?』
凛『なんで、そいつと一緒にいるの!?』 真姫「あのね……凛」
凛『いいからそこにいる犯罪者と代わるにゃ!!』
真姫「私たち、これでみんなとお別れなの」
凛『そいつのお陰で、凛の大事なチキン……』
凛『…………えっ?』
真姫「これが私たち2人とあなた達との、最後の電話よ」
凛『最後の電話!!??』
真姫「もうすぐにこちゃんは、全国に指名手配されると思うの……」
真姫「だからそうなる前に、にこちゃんと一緒に海外へ逃げるわ」
凛『ばっ……!!』 真姫「いい?凛……」
真姫「私やにこちゃんがいなくなっても、立派に次期リーダーとしてμ'sをもり立てていくのよ」
凛『そんな……!!』
凛『にこちゃ……矢澤はともかく、真姫ちゃんがいなければ作曲が……』
真姫「曲だったら、潜伏先から送るつもりだから、問題ないわよ」
凛『でも…………』
凛『どうして、真姫ちゃんが矢澤と……』
真姫「…………」
真姫「私ね……」
真姫「一度、自分の人生をリセットしたかったの」 真姫「うるさい両親や、家業の跡継ぎという十字架から……」
真姫「……自分を守りたかったの」
凛『…………』
真姫「図らずも、にこちゃんが馬鹿やってくれたお陰で、そのチャンスに巡り会えたってわけ」
キィィィィィィン……
真姫「……搭乗予定の飛行機が来たわ」
凛『飛行機!?』
真姫「私たち、いま空港にいるのよ」
真姫「そろそろ、お別れの時間ね」 凛『行っちゃダメだよ!!真姫ちゃん!!』
凛『かよちんだって、そんなの望んでないよ!!』
真姫「」ピクッ
真姫(…………花陽)
(凛の口から、その名前が出た瞬間––––ついに真姫の理性が決壊した)
真姫「凛……」
真姫「………………」言い淀む
凛『????』
真姫「あんまし……」
涙ポロポロ
从; _ ;从 真姫「あんまし花陽を困らせちゃ、ダメだからね」
真姫「私やにこちゃんがいなくなったら、あの子を守ってあげられるのは、あなただけなんだから……」
凛『まき……ちゃん?』
真姫「〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ただただ落涙
にこ(真姫……)
(その時の、にこの仰天たるや––––)
(今の今まで気丈に振る舞っていた真姫が、一転して心の弱さを見せたのには、驚きを禁じえなかった)
真姫「……じゃ、切るわよ」グスッ
凛『ちょっと!!真姫ちゃ……』
通話オフ
真姫「…………」
スマホの電源オフ…… 真姫「うぅっ……」
・゚从゜´ 皿`゜从・。
涙ぶわっ……
真姫「うううううううう……」両手で顔覆い
にこ「なんで、あんたが泣くのよ」冷ややか
にこ「さんざん人に『スイスへ逃げよう』って煽っておいて……」
にこ「いざその時になって、海未みたいに臆病風にでも吹かれたの?」
真姫「…………うぐっ」
真姫「わたし、今……」
真姫「死ぬほど辛い……」 真姫「この瞬間まで、自分を騙してきたけど……」
真姫「これで、みんなとお別れかと思うと……」
真姫「急に、空恐ろしくなってきて……」
真姫「…………グスッ」
にこ「呆れた……」
にこ「未練タラタラじゃないの」
にこ「あんたからそんな言葉を聞くとは、思わなかったわ」
真姫「にこちゃん……」ヒック
真姫「お願い」
真姫「いつもみたいにおどけて、わたしを笑わせてよ」
真姫「今だったら、にこにーやっても怒らないから」
にこ「やだ」
真姫「!?」 /:::::::::\ / },. --────∠ _\__
/:::::::::__>く ∨":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....、 \
. /::/´ 乂_)__,ノ::::::::::/::::::::::::::::::::::く⌒ヽ:::::\ ノ
′:::\ ハ\/ :::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::',::::::::∨、
′:::::::::人 / .|::/:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::: | :::::::',:::::::::',:::.
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|:::::::::::::::::{::::::::::::::|:::::::::::::::′/// |::::::::ハ::′ X:}:::::::|::::|
|:::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::::::: /`> ミ ::::: ' ,::′_,.V|: :: :|::::|
X:::::::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::| `i|:::::{ ,/ ´ |:j:::::: |::::|
X:::::::::∧::::::::::::|:::::::::::::| __ X:レ / リ|::::: |::::|
}::::::::::::::::ト、'⌒}:::::::::::::√,灯下ミ ∨ 斗--ミv: ::: |::::|
/::::::::::::::: | { ::::::::::::::{乂,zン rイ少 //:::/:::Y
/7::{ :::::::::: | ヘ ::::::::::::::| ¨ `¨ ''ノ/:::::〈 |
/'/::/:::::::::::: | 丶,:::::::::::人 、 7 :::::::::::::: |
l:::{ i:::::::::::レ X:::::::::. ` ,′ }::::::::::::|
|:::| :::::::|〈 〉::::::::::.、 - ‐ ,イ:::| |:::::::::|リ
乂! \:::| \ / ト、:::::、 イ Y }:::::: /
\ | 丶::. \> _ < У:::/
ノ \, / /:/
ー‐ '´ { ̄ヽ`ー‐ 、 ´
/⌒ヽ, \ 丶丶 ト、
/ ヽ 、- ___ / } 、 / '
にこ「…………別に泣くのは、悪い事じゃないわ」
にこ「辛いときは、泣くのが一番の特効薬なんだから……」 真姫「グスッ……」
真姫「にこちゃんは……泣かないの?」
にこ「にこはもう、さっき自宅で済ませてきたし」
真姫「…………」
真姫(よく見たら、にこちゃんの顔に泣きはらした跡が……)
真姫「…………にこちゃん」
真姫「にこちゃんの膝、借りていい?」
にこ「好きにすれば……」
(張り詰めていた糸が切れた真姫は、にこの膝の上に顔を突っ伏し、沸き上がる嗚咽を押し殺しながら、ただただすすり泣くばかりであった……) μ's(9)
Rin☆:大変にゃ大変にゃ!!
花陽:あっ、凛ちゃん!
園田海未:何かわかったのですか?凛
Rin☆:真姫ちゃんが矢澤と一緒に
海外へ行っちゃうにゃ!!
ほのか:え?海外!?
ことり:ホントなの!?凛ちゃん
Rin☆:きっと矢澤のヤツが、真姫ちゃんを
そそのかしたに違いないにゃ!!
園田海未:何ですか、矢澤って……
ELI:まさかあの子たち、高飛びする気なの!? Rin☆:いま空港にいて、もうすぐ日本を
脱出するとか言ってたにゃ!!
花陽:そ、そんな……
花陽:にこちゃんと、真姫ちゃんが……
ELI:それが本当だとしたら、一大事じゃない!!
ELI:はやく2人を止めないと!!
のぞみん:無理や!!いまから空港へ行っても
間に合わんよ!!
ほのか:あ、それなら
ことり:あ!
ことり:穂乃果ちゃん、まさか!!
ほのか:穂乃果、空港へならワープできるよ!!
のぞみん:なんと!!
ことり:それを使って、前に私の留学を
止めに来たんだよね
園田海未:そうでした!!その手がありました!!
ELI:みんなで、2人の高飛びを阻止しに行くわよ!!
ほのか:そうと決まれば、みんなすぐに
穂乃果の家の前に集合して!! 〜穂むら・玄関前〜
ダダダダ……
穂乃果「あ、絵里ちゃん!」
絵里「ぜぇ……はぁ……」息上がり
絵里「……私で最後かしら?」
海未「これで7人、全員ですね」
ことり「はやく空港へワープしよう!」
凛「…………」
花陽「凛ちゃん……」
凛「…………待ってろにゃ、矢澤」ブツブツ
花陽「ひっ!!」怯え
凛「真姫ちゃんは、お前には絶対渡さないにゃ……」 希「あれれ?」
希「凛ちゃんは、真姫ちゃんに花陽ちゃんを取られそうで、ヤキモチ妬いてたんちゃうん?」ニシシッ
凛「!!!!」
凛「まっ、真姫ちゃんも凛のものだにゃ!!////」
凛「かよちんも真姫ちゃんも、どっちも凛の大事な友達なんだにゃあああああああ!!!!////」
花陽「……凛ちゃん////」
海未「のろけてる場合じゃないですよ!!凛」
絵里「まったく、こんな時でも平常運転なんだから……」呆れ顔
穂乃果「じゃあみんな、手をつないで輪になって」 (穂乃果の指示に促されるように、7人は手と手を繋ぎ合い、ひとつの輪になった)
リ`・ヮ・)(・8・)
/cVσ _VσV 从*´ ヮ`ル
∬cVσ _σv (>ω<)/
╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮
穂乃果「じゃあ、いくよ……」
海未「お願いします……穂乃果」
6人「」心臓ドキドキ…… 穂乃果「……………………」精神統一
穂乃果「」クワッ!!!!
穂乃果「ほのワーーーープ!!!!」
シュン!! 〜空港・ロビー〜
真姫「………………」
にこ「………………」
(さすが、3人も妹弟がいるにこである––––)
(情緒不安定に陥っていた真姫の頭を、慣れた手つきで優しくなで上げ、真姫の精神に一時の安らぎを与えている) ……こんなの、生まれて初めて
ただ、頭を撫でてくれてるだけなのに……
どんな精神安定剤よりも、穏やかな気持ちになれる
どうして、こんなに心が落ち着くのかしら……
………………
……ああ、そっか
私、この人の前なら自然体でいられるからだ……
……もっと
もっと、この人に撫でられたい……
たとえ、仲間を裏切っても構わないから……
……この人の側にいたい にこ「…………少しは落ち着いた?」
真姫「………………」
顔ムクリッ
从廿ᴗ廿从
真姫「…………ありがとう、にこちゃん」
にこ「ったく……」 NNNニュース速報 ピコーンピコーン
にこ「にこがあんたを泣きやますだなんて……あべこべじゃない」
にこ「これじゃあどっちが犯罪者か、分かったもんじゃないわ」
真姫「そういう気遣いなら必要ないわよ」
真姫「だって私も、もうすぐ犯罪者になるんだから」
にこ「え?」
真姫「にこちゃんをスイスへ逃がすんだから、逃亡幇助罪ってヤツよ」
にこ「………………」 声優の楠田亜衣奈さんのiPhoneのガラスフィルム
張り替えて25分でまたヒビが入る
真姫「私、やっと覚悟を決めたわ」
真姫「にこちゃんと一緒に、スイスへ行く」
にこ「……本当にいいの?」
にこ「にこのせいで、真姫も警察に追われるハメになるけど……」
真姫「もう!!まだそんな事を気にしてるの!?」
真姫「さっき、凛との電話を聞いてたでしょ!?」
真姫「海外へ行って、生まれ変わるんだって……」
にこ「そ、そっか……」
にこ「私も向こうへ着いたら、心を入れ替えて働きに出るわ……」 NNNニュース速報 終
真姫「それは無理ね」
にこ「ぬわぁんでよ!」
真姫「だってにこちゃん、英語もろくに出来ないのに、向こうの人と会話できるの?」
にこ「うっ」
真姫「それにスイスの公用語は、ドイツ語やフランス語やイタリア語が入り乱れてるんだから……」
にこ「え、なにそれ?聞いてない」
真姫「向こうに着いたら、まずは言語の勉強をしないと」
にこ「……は〜〜い」シブシブ シュン!!
にこ「…………!?」
真姫「…………えっ!?」
リ`・ヮ・)(・8・)
/cVσ _VσV 从*´ ヮ`ル
∬cVσ _σv (>ω<)/
╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮
从;◎ ◇ ◎从 J(;◎口◎)し __
'´ 、`ヽ ♪ジャカジャカン!!
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ ♪ジャカジャン!!
と) 芥)つ
く/_i_i_> ♪ジャ〜ジャ〜〜〜〜ン!!
し'ノ
かよう
花 陽サスペンス劇場
いよいよ、明日で完結––––
『にこの旅立ち』最終章に
ご期待下さい…… 死ぬ程気になる所で引きよるぞコイツ
エンターテイナーかよ 盗られただけという奴はチキンラーメンを盗られたことがない奴が言うセリフだ / }{ j レ /::::::::::::::::/
〉::´ }{ 厂}:::::::::::::::/
ヾー'⌒ ) }{ :′ ー==ニ{
} }{ / {
〈____,,..}{ィ / ,, ´ ̄}
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厂/ ′ '’ /
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__j/ 、 \ ,, ⌒ヽ¨¨¨¨¨` /′
/⌒7⌒ヽ :, \ / ー .、、\ / {
. / / { \ :, \_/、__⌒ヽ 〉^ー'⌒¨¨` / { でも楽しみにとっておいた好物を盗まれたらやっぱり悲しいと思うのです 穂乃果ちゃんがワープしてチキンラーメンを食った可能性は疑われなかったのか。 穂乃果「……ふぅ〜〜」
穂乃果「どうやら、上手くいったみたい」
ことり「ここ、前に穂乃果ちゃんが来てくれた場所だ……」
絵里「じゃあ、ホントにここは空港なのね?」
希「穂乃果ちゃんも、中々のスピリチュアルパワーの持ち主やねぇ」関心
海未「驚いてる場合じゃないですよ、皆さん」
海未「はやく2人を捜さないと……」
絵里「でも、この広い空港のどこに……」
花陽「…………!」
凛「あ…………」
にこ「…………」地蔵
真姫「…………」地蔵 花陽「にこちゃんに……真姫ちゃん」
にこ「…………あ」
にこ「あんた達……なんで」
真姫「なんでここにいるのよ!?あなた達!!」
穂乃果「あっ!!もう見つかった!!」
海未「ウォーリーを探すよりも、簡単でしたね」
凛「…………おい」
凛「真姫ちゃんとずいぶんヨロシクやってんじゃねぇか、矢澤」古い
凛「チキンラーメンの次は、真姫ちゃんを凛から奪おうって魂胆かよ」 にこ「凛…………」
真姫「凛!!にこちゃんに向かって、なんて口の利き方してるのよ!!」
(#▽皿▽)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
./ ) ババババ
(ノ ̄∪
(※シャドーボクシング)
凛「覚悟は出来てるかにゃ?矢澤」
凛「凛を怒らせたことを、死ぬほど後悔させて……」
U (#▽皿▽)/
U
ツカツカツカ…… U
U
∬cV# _ v
从;廿 _ 廿从 J(;’_’)し 凛「………え?」
凛「ちょっと、絵里ちゃん!?」
希「え……エリち……」
絵里「………………」
/ ヾー‐ 、={_ ヽ
__/ --- \ \=} !
´ ハ \ \ ヽ |
/ { {\ ‘。 '. l、
/ ハ .| `ー=ァ…‐- 、‘。 ∨ } \
/ 丶、 /ぅr气ミュ,_ヾ } }/} l 丶 ,ノ
| | {―-- \ 弋少/ リ /i}/} | {\ ヾ¨¨´
| | | ィ汽 :.:.:.: /...イ⌒!ノ | 、 \ \
リ 乂゙入少 /⌒i | /| \ \ '.
丶 \:.:.:. ` rリィ'...| \ \ ノ
\__ト-- -− /个 、.|\}、 \ ヽ/
|入 // .! }...| `¨¨¨¨⌒ヾ〈
| / ` ., / / ̄/ ハ、 ノ }
| { } `¨∧ / ////`¨¨¨¨¨⌒ヽイ
乂 } / 「ハ ィニ/ニ/ニニニニ/ニニニニニ'.
/⌒}__j´ ̄`}/{=:/ニニニニ ′ニニニニニハ 真姫「な、なによ!!」ビビリ
真姫「そんな険しい顔して!!」
真姫「いまさら高飛びを中止する気はないから!!」
真姫「私は自分の意思で、μ'sを捨ててにこちゃんを選んだんだからね!?」
絵里「にこ……真姫……」
にこ「…………」
にこ「……絵里」
にこ「真姫の事は、頼んだわよ」
絵里「!?」
真姫「にこちゃん!?」 にこ「……真姫」
にこ「今まで私を助けてくれて、ありがとう」
にこ「でも、やっぱりここでお別れだわ」
真姫「な、なんで!?」
にこ「海外へ逃げるのは、私ひとりだけで沢山だってこと」
にこの両肩ガシッ!!
真姫「どうしてそんな事を言うの!?にこちゃん!!」
そのままにこをユッサユッサ!!
真姫「私のことが、嫌いになったの!?」涙目
やがて、ツインテールの揺れが収まり…… にこ「……ううん」首振り
にこ「真姫からは、誰よりも思い出をもらったわ……」
にこ「にこがμ'sに入ったときから、ずっとお互い意地の張り合いっぱなしで……」
にこ「顔を合わせちゃあ、皮肉を言い合ったっけ……」
にこ「でも、そんな関係が病みつきになっていくのも、心のどこかで感じちゃって……」
真姫「…………」
にこ「このまま2人で、スイスへ行くのも悪くないなぁ〜って思ってたし……」
にこ「……でも」
真姫「でも?」 にこ「やっぱりあんたは、大事な大事なμ'sの作曲担当だもん」
にこ「にこ1人が、独り占めするわけにはいかないわよ」
真姫「…………」
にこ「それに引き替え、私はただのしがない一メンバー……」
にこ「私がいなくなっても、μ'sには何の支障も……」
バチンッ!!
J(*◎△(#)し !!??
ほっぺヒリヒリ……
絵里「」キッ 真姫「え、絵里!?」
絵里「…………」体プルプル
絵里「なにが『いなくなっても大丈夫』よ……」
絵里「忘れたの!?にこ!!」
にこ「!?」
絵里「あなたがいなくなったら、BiBiはどうなるのよ!!」
にこ「…………あ」
真姫「……そういえば」
絵里「にこ!!真姫!!」
絵里「あなた達は、どっちも欠けたらダメなの!!」
絵里「あなた達のいないBiBiなんて……!!」
絵里「BiBiなんて……」
絵里「………………」顔うつむき
にこまき「………………」シュン 絵里「…………心配」
絵里「ホントに心配したんだから……」
にこをハグッ
にこ「!?」
絵里「…………ごめんね」
にこ「え?」
絵里「あなたの心の悩みに、気づいてあげられなくて」
絵里「私がしっかりしていれば、にこがあんな事をしなくてもよかったのに……」
絵里「私、にこの力になれなかった……」涙ポロポロ
にこ「…………」
(にこの頬に、絵里が流した涙の熱が伝わってきた) にこ「ごめん、絵里」
にこ「ちょっと、身勝手が過ぎたみたい」
絵里「にこ……」
にこ「でも、誤解しないでちょうだい」
にこ「にこが罪を犯したのは、決してあんたがダメだったからじゃないから」
にこ「お願いだから、自分をそんなに責めないでよね」
絵里「……うん」グスンッ
真姫「ちょ、ちょっと……」
真姫「なに2人だけでイイ感じになってるのよ……」
真姫「私を忘れないでよね……ったく」カミノケクルクル
絵里「……いいわよ、来なさい」
ハグに加わる真姫 穂乃果「絵里ちゃん……にこちゃん……真姫ちゃん……」
海未「美しきBiBiの友情ですね……」
ことり「ちょっと、悔しいな……」
花陽「あの固い友情の前には、プランタンもリリホワも敵いません……」
(この感動的なシーンを、やりきれない思いで見つめる少女がいた)
凛「………………」 希「……なぁ、凛ちゃん」
凛「…………何?」
希「あんなに元気のないにこっちを見て……」
希「まだ、チキンラーメンを食べたのを許せない?」
凛「………………」
希「まだ、『矢澤』って呼び捨てにするのを止めない?」
凛「………………」
希「人ってね……」
希「悪の道に逸れるのは、それ相当のワケがあるんよ」
希「にこっちだって、やむにやまれずやったんやろうよ」
希「本当に怒りをぶつける相手は、にこっちじゃなくて、そういう風にさせた要因なんじゃないかな……」
凛「………………」 にこ「…………ありがとう、絵里」
にこ「私、決めたわ」
にこ「海外へ逃げるのは取りやめよ」
えりまき「えっ!?」
にこ「警察へ行って、自首するわ」
真姫「にこちゃん……」
にこ「あんたに叱られて、悟ったわ」
にこ「このままスイスへ逃げたら、もう一生みんなと逢えなくなるって……」
にこ「ちゃんと刑務所へ行って、キレイな体になるつもりよ」
絵里「そう…………」
絵里「この場合、それが一番の解決策よね」 にこ「…………もし」
えりまき「?」
にこ「もし、わたしが刑期を終えて、出所したときには……」
にこ「もう一度、私をBiBiに入れてくれるかしら?」
絵里「そ……」
絵里「そんなの、ハナから答えなんて決まってるわよ!!」
真姫「にこちゃんが帰ってくるのを、首を長くして待ってるから!!」 にこ「…………2人とも、ありがとう」
にこ「せめて、しっかりその目に焼き付けてちょうだい」
にこ「にこの旅立ちを……」清々しい顔
真姫「うん……うん……」
絵里「そのうち面会に行くから……」
真姫「刑務所へ慰問活動に行くのも、悪くないわね」
絵里「そしたら3人で、またライブができるわね」
にこ「な〜〜んだ、やっぱ日本に残るのが正解だったワケね」
アハハハハハハハ…… (これから捕まりに行くというのに、にこの顔は太陽のように明るく、それを見た絵里や真姫も、つられて笑みがこぼれ落ちるばかりだった)
(––––そして、その時がやってきた)
ツカツカツカ……
穂乃果「……………あ」
ことり「え?」
海未「どうして、ここに……」 ??「矢澤にこさんですね……」
絵里「!!」
真姫「うっ……」
にこ「…………あなたは?」
警部「警察です」警察手帳見せ
にこ「………………」
警部「星空凛さんのチキンラーメン盗食事件について、お聞きしたい事があるのですが……」眼鏡クイッ
にこ「………………」
にこ「食べました」
凛「!!!!!!!!」 にこ「私が……星空凛さんのチキンラーメンを……」
にこ「…………食べました」
花陽「にこちゃん……!!」両手で口覆い
警部「…………そうですか」
警部「おかげで、取り調べをする手間が省けましたよ」
警部「感謝します」眼鏡クイッ 穂乃果「なんで?なんで刑事さんがここに……」
部下「あれからずっと、矢澤にこのマンションの前を張り込み続けていてね……」
部下「夜、人目を避けるようにトランクを引きずりながら、彼女が玄関から出てきたのを見て……」
部下「『さては高飛びするだな?』と、刑事特有の第六感ってヤツがピンと来たのさ」
海未「…………さすが日本の警察は、優秀ですね」
部下「天下のμ'sさんにそう言われるなんて、光栄だなぁ」
海未「あなたのその優秀なカンのお陰で、私たちは大事な仲間を失うことになりましたよ……」
部下「」
海未「もっと、加害者の気持ちも汲めるような、立派な刑事になれるよう邁進してくださいね」怖い笑顔
部下「…………」バツが悪そうな顔 手錠ジャラ……
警部「午後9時34分……」
警部「矢澤にこ、窃盗食の容疑で逮捕する」
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ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ_
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9 ∂
6 ∂
(9_∂
ガチャン!!
(恐れていた光景が、8人の目の前に突きつけられた)
(愛おしき仲間の両手に、手錠がはめられるとは––––) 警部「…………行きましょう」
にこ「……はい」
ツカツカツカ……
花陽「にこちゃん……」
凛「………………」拳プルプル
ダッ!!
希「あっ!凛ちゃん!!」
警部の腕にとっつかみ!!
警部「!?」
部下「き、君!!何をするんだね!!」
凛「………………」顔プルプル 腕を強くギュッ……
凛「……もう」
凛「もういいよ……」
凛「許してあげるから……」
にこ「!?」
(今日一日だけで、たくさんの涙を見てきたにこだからこそ、瞬時に見抜いた)
(凛が、今にも泣きそうになってるのを、必死に堪えている事を……)
凛「だから……」
凛「だからにこちゃんを……連れてかないでよぉ……」
凛「ねぇ……」腕グイグイッ
にこ「り、凛……」 凛の肩トン……
海未「ダメですよ……凛」
凛「……海未ちゃん!?」
海未「ちゃんと犯した罪は、償わないと……」
凛「そんな……」
凛「元はといえば、凛が悪かったんだよ……」
凛「チキンラーメンを片付けずに、屋上へ行っちゃったから……」
海未「凛……」
凛「にこちゃんは悪くない!!悪くないんだよ!!」
凛「悪いのは全部、凛とチキンラーメンだよ!!」
にこ「………………」申し訳なさそうに顔をうつむく 凛「そうだよ!!」
凛「チキンラーメンは、悪いラーメンだよ!!」
凛「お湯に入れて調理しなくても、生のまま囓っても美味しいだなんて……」
凛「こんな卑怯なインスタント食品が、他にある!?」
凛「インスタントの、風上にも置けない奴だよ!!」
海未「凛……」肩を強く掴む
凛「そんなのがテーブルの上に置きっぱなしだったら、誰だって食べたくなっちゃうじゃない!!」
海未「凛……!!」肩ユサユサッ
凛「だから……」クッ
凛「だから、にこちゃんを連れてかないでよぉ……」
海未「いい加減にしなさい!!凛!!」怒号
凛「!!!!!!!!」ビクッ
後ろ振り返り 凛「…………」
凛「海未ちゃん……」
凛「何、その顔……」
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:.:.:.:i|:.:.| {ソー‐ Y \ー―\ :.:.:.|:.:.:|
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リ .:∨{ 代r少 V少 .ノ |:.:.:.|:.:.,
:.:.:.{\ | | , | | /:.:./.:.:′
\i「`\.| | _ | | 厶ィ }:.|!|
}:ーヘ |.| ´ ` | | , 、/:ハ:|
|:.ハ:个:.|.... |.|イ:.:.i:.:.:.| }
|:.l |:j|:.:.:.:.:.}__ー<{:.:.j|:.:.:i:.:.:.| :,
. __}/_j_i|__/__/{/{ ̄\il:_:_i:_:.:{_ \
/ | | }ニニ「|ニニニ{/ / ./ ヽ \
凛「涙と鼻水で、顔がクシャクシャじゃん……」
グスッ……
海未「そりゃあそうですよ……」擦れ声
海未「身を引き裂かれるような思いです……」
海未「悲しいのは、凛だけじゃないんですよ……」
凛「み、みんな……」 /ヽ _ ...-──- ..._
/⌒>─<>.イ´ >、
l ヽ. / / \
| < У / ヽ__.ィヽ ヽ :.
| :: V〃 .' |ハ.| |~^''ヾヽ ゙.:.
| :: ,' | |:| l! | |l | | | !l
| | | ハ| ヽ| |l / | || !|
|l ! |/´l ̄`ヽ | リ´ ̄ ̄`| ||l|
|l | |l |、_rfチミxヽ リ'ィ斧ぅzx ! ハ,' リ
|从 li| K 乂zり` \〃乂zりヾ>/ /, {
リ リハ l ハ` | | | | /イ∠! |
| : : :∧l lハ | | :! | | /'/ィ^)}|
| : :.,' V、\ヽ _ _ /ノ:/! |
V:./ ト、\> - .イ`~: | |ハ
ヽ\ ノイ |: : : ≧:..._ .. イ: : |: : :.:| |へ:、
`ヽ |ハ从: : :,⊥  ̄ |: : :| : : リ从 \
ヽ\:._ノ ≧-r、r' V:リ: : ノ |/
__.. -≦| ヽ ||lヽ_|≧z、 ノ , ' ‐-、 , -‐―‐=、-、
../. . . . . . .l .,、 /. . . . . . . .`ヽ、
l ,:'´`l>、. . l/::::l'. .......__. . . . \ヽ,
ヽ',.:.:.:.:.:._,.ヾゝ-'. . .¨´. . . . . .`ヽ.、. ...ハ、
./ヽ-<´::::/. . . . . l. . . . . . . . . . . . 丶ハヽ
. . . .....`l/. / . . ././l.l. . . . .ヘ. . . . . . . `'. . .、
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|. . ....i . . l. . . .l./ リ V. . .ヽ}l. . . ., l', . . . . l
|. . ...i . . .| . . .i/_,. -‐‐ `ー-' └- 、ルi . . . . |
|. . ...l. . . l. . . i ,, ==ヾ '',, == 、 `l. . . . i
|. .....i l . . i . . トイ { i:i小 ´ { i:i小'_l . . . .′
|. ......i.l、. . l. . .lヽ弋.ノ 弋.ノ ''/. . .../
|. .......',l.Yl´ヽ. ヽ | | | | //.....,イ
|. .......,リ lヽl`ヽ.ゝ | | ' | | _ノ....ノll. |
|. .......| |. ..`.‐-、ヽ − - ク,'-'´ |.i.l
リ ......l. |.l..............ヽ、 ,...'...... . .| i.|
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ヽl|...|_,. -‐'''"´ニlニ',r´:i:i:i:[]:i:i:i:i:`〉iニ"'' ‐-' ,,.' _{r‐/⌒ク>へ ヽヽ
__{/ ̄ ̄ ̄ ~''く〕 い
-< { -‐-ミ \ } l
/ { \ \ l
/ /l ト \ ヽ弋
/ / 、 l \ \ヽ l \
, j / \ \ Y l \\
l| l''" ̄ 二\  ̄`〜ミ_l l } l \ヽ
|l { ,xぅ芯ミ 'て)心x,} j j い )ノ
! l ミ(弋:゚:リ 弋:゚:ソ 个/ / l !
八l\ | | ! | | // / }ノl }
{`ト\| | _ _ | | /ィノ
ヽ}人 - ノ { l
ノノ} \ イ ヽ} }
〈( j /__l ー '"|┐〈(_ノ j
ノ / /`'''┐┌''" 〉ヽ V -─-
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l:W: ゚, 弋ソ 弋zソ ' ハ: /{
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//|: : : : :Κ '丶 ∠イ : : : :ヘ、
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八:ヘ : : : \ - /: : : /j/
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「 ̄ヽ:::::::::::::::::::v|| イ:.:.:.′
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/.:.::::::::::::::::::::-┬==ヘ ニ=‐v' |_7ハ ヽノ
.:.:.:.:-==ニニニニニ二|ニニニr―― 、/ {ハ| \廴..人
/:.:/ニニニニニニニニニニ|ニニニ|: :../: : : :\____,. x―┐::}
. /:.:/ニニニニニヽニニニ二|ニニ∧:/: : : :/___: 「|: /: :/: :{二ニ=- 凛「…………」呆然
(急に五体の力が萎えるのを覚えた凛の両腕は、取りすがっていた警部の腕から滑り落ちた)
にこ「……行きましょう、刑事さん」
警部「あんまり長居すると、別れが辛くなりますからねぇ……」眼鏡クイッ
ツカツカツカ……
凛「…………」
両膝ガクッ
凛「…………」口ワナワナッ 凛「………まっ」
_人人人人人人人人人人人人_
> 待ってるよぉ〜〜!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
足ピタッ
にこ「………………」
凛「いつまでも待ってるから!!にこちゃん!!」
凛「いっぱい、い〜〜っぱい!!アイドルになる特訓をう〜〜んとして……」
凛「誰もが認めるような、立派な次期リーダーになって……」
凛「にこちゃんが帰ってくるのを、待ってるから〜〜!!」 にこ「………………」
後ろ振り返り
凛「…………」
凛「にこちゃん………」 >'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ーl ''< __
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i:.:.:.::',:.:.:.:.:iィ ハ:rtリ ,':.ル/ /.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
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i:.:.:.:.:.:.:'.,:.:.:.:ム " .,.' !/ .!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
ニコッ l:.:.:.:.:.:.:.l{:.:.:.:.:lム  ̄ , ' .!hx、 l:.:.:ハ:.:.::.:.:.:i
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__(ニニニニニニヾ../ r== <ム/ .ィfチi} iニニニニニニ.ノ_
///////./>、ニニ> マ:i:i:i:只:i:i:i:i:i:i} <ニニニニ=<./////ム
前に向き直し
スタスタスタ……
(にこは、もう後ろを振り返ることは無かった––––) 凛「………………」
凛「うぅ…………」
凛「うぐぅぅぅぅ………」
床に涙ポタポタ…… /:/: : / : : : : : : / : / |、: :|: : : :} : : : : :ヽ
/:/ : : ′: : : {: :/ //------‐=キ\|: : : ハ:!: : : : : :'.
.′ : : : : : : : : V: j仏 -―-ミ |: : / j: : : : : : :'.
: : : : : | : : : : : {/瓜rそL...才^ |/く }ハi : : : : :i
i: : : : : |: : : : : : iて .ノ ̄ ̄` そメ、\U: : : : :|
И : : : |: : : : : : |..厂 , へ.ノ∨ ! : : : : :|
| : Y´|U: : : : |,′ j⌒ソ〉,. :/: : :,ハ!
| : :| |人: : : : | /\__ .′ _,ノイ : : /
、:\ヽ \: : { ,、 } ; ′|: : /
}! : :>-ヘ\ ! ノイ′
∧!: : : j |\i Ul 人
lハ: : 小! し、 _しイ:|
V^ ` ,_ j j人|
__,,ノ /≧r<!
. ニ=‐--‐v//∧ .′,ハ!
凛「うぅぅああああああああ……」むせび泣き
凛「あああああうううぅぅぅ……」 凛の背中さすさす
海未「今の今まで涙を見せずに、にこを送り出すとは……」
海未「…………立派でしたよ、凛」
凛「うううああぁぁぁああああ……」
花陽「凛ちゃん……」グスッ . -─ ^~ ̄ ̄` 丶、
/ \
/ / \
/ -‐{ \ ヽ
/ / | { ヽ ,
,' / ___ l ト、 , ′
{ /  ̄ '「 ヽ \ ' l
八 {_ ヽ \ \ | l
/ ノ ̄ `≠ミx。 \ \ | l
/イ / \」 ` | / リ
. {/ _ \〕:.::::: '=ミx │ / /
. / ノ(_/ , ゚)oj/ / /
' . イl、_ :.::::: / イ/
/ /八:. {:. 从 ` ー 彡イ {
. / / Vい:.:.:|\ ノイ:| 八
. / / \\| ` _ -‐彡:.:.ノノ /
. / / . イ⌒7ー--┤ \__ -‐ に二/___
/ / | / 」{_ {∧_ / / / /`ヽ、
花陽「最後の最後で、やっとにこちゃんと仲直りできたんだね……」涙ふきふき
希「偉いで……凛ちゃん」涙ホロリ
希「そして……」
希「今までで最高の笑顔だったよ……にこっち」 (♪〜イントロ〜)
(♪ワイン・カラーのたそがれは
ひとを子供に変えるわ)
(♪星を飾るみたいに ともしましょう
明かりを)
リ`;_;)(;8;)
∬cV; _;v从; _ ;从 从*; _;ル╭*( ๑;-;๑ )*╮
/cV; _V;V
・゚(゜´Д`゜)゚/・。
警部J(*’_’*)し部下
(♪強がりのこの都会(まち)の
おだやかな横顔) (♪お帰りなさい 私のところへ
いつだって かまわない)
(♪お帰りなさい 開けてあるの
やさしさの鍵は)
γ⌒) ::.. . /;;/ ≡=-
....:...⌒` '⌒`; /;:;:;/ ≡=-
. .:.:'⌒`.. ____,/;:;:;:;:/ ;;;;,;:.;,,,,::.≡=-. ..
...:.: . :: i二/;:;:;:;:;:/= ;;;;,;:.;,,,,≡=-
:.:....:.. /;:;:;:;:;:;:/= ;;;;,;:.;,,,,≡=-
..../;:;:;:;:;:;:;:;/= ;;;;,;:.;,,,, ___
i二/;:;:;:;:;:;;;;:;:/= ;;;;,;:.;,,,, //≡=-
_,, -ー=====';:;:;:;:;:;;:;::;:;:;:;|======;;:、// ≡=-
< ,.,.,.,.,.,.,,;:,.;:;;:;;;:;,.,:.;:;:;.;:;.:,.,:.;:;:;.;:;.:;,.,:.;:;:;.;:;.:;;:;.:;.,.,:.;:;:;.;:;>- ≡=-
` ー-────'i__ ;:;:; :;:;:; :;: _;,.ー'' ̄ ̄ ̄ ̄ \\ ≡=-
\;:;:;:;:;:;:;;;/ ;:;;;,;:.;,,,,≡=-  ̄ ≡=-
i二\ .:.|= ;;;;,;:.;,,,,≡=-
.  ̄\ ;:;:ヽ ;;;;,;:.;,,,,≡=-
※2人が乗るハズだったスイス直行便が、無情の夜空へ飛びだっていく……
(♪あなたは誰かに 寄り道をしただけ
夢に疲れただけ)
(♪迷子の子猫を 抱き上げた両手で
私を抱きしめて) 拝啓、矢澤にこさん––––
早いモノで、あれからもう2年が経ちましたね。
にこちゃんが立ち上げたアイドル研究部は、かよちんと真姫ちゃん、それから雪穂ちゃんや亜里沙ちゃんといった後輩たちで、今日もにぎやかです。 (♪ひとは誰も 孤独な罪人
許し合うことが愛)
(♪思い出して いつも私
ここにいることを)
かよちんはすっかり部長としての貫禄がつき、真姫ちゃんは医大受験の勉強と平行して、後輩の指導に余念がありません。
凛もリーダーとして、ちょっとはにこちゃんに近づけたのかなぁ……
(♪Hold me now~
Hold me now~
kiss me now~
once again~) こんど、仮出所が決まったそうですね。
意外と早くにこちゃんと再会できると知って、みんなで喜び合ってます。
そこで、にこちゃんに折り入ってお願いがあって、ペンを執りました。
(♪ベットのくぼみも 風の吹く心も
あなたを待ってるの)
(♪言葉のかわりに 唇で許して
あの日のあやまちを) にこちゃんが出所したら、μ'sのみんなで集まって、復活ライブをやりませんか?
やる曲はもちろん!!あの時にこちゃんがいなくなって、8人で歌わざるおえなかった、あの新曲を––––
にこちゃんがいなくなった、あの日の続きから、もう一度––––
日本テレビ
制作
ユニオン映画 この物語はフィクションであり
登場する人物名、団体名は
実在のものとは関係ありません __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ
と) 芥)つ
く/_i_i_>
し'ノ
かよう
花 陽サスペンス劇場
終
※五日間ものご愛読、ありがとうございました。 でもおかしない?チキンラーメンを盗み食いする事がそんな悪いことなの? >>310
あたりまえだろ
悪質極まりない犯罪行為したんだから 悪いことに決まってんだろ
北朝鮮だったら死刑に値する行いだぞ? チキンラーメンは買う時が味のピークで食べ始めると1口で飽きる為寧ろその後を引き継いでくれるのは善行と言える
言えない?そう 時折カットインしてくるAAが最高ww
しかし刑期長えな 犯罪はイカンと、小学校の道徳の教科書に載せるべき内容 >>300
歌詞検索したらほんとに火曜サスペンス劇場の曲で草 このしまむらほんとかよちん好きすぎだよな
来週の花サスも楽しみにしてるからな よし!今度俺も友達のチョコモナカジャンボ盗み食いするか チキンラーメン窃盗食して2年刑務所にいる矢澤で流石に笑ってしまった 乙
罪を犯したことに間違いがない場合でも、事案が軽微である、前科がない、反省している、
示談が成立しているなどの事情があると、起訴猶予処分といって、裁判にならない場合もあるみたいです 長編大作乙
7人が泣くとこで声だして笑った
ここ数日ちょっとチキンラーメン食べたくなってたけど
インスタントの風上にも置けない悪いラーメンだということに気付いたからやめるわ よかった・・・くっすんのスマホは割れなかったんだね・・・ 乙乙
この世界でサンタを信じてる子に真実を教えたらどうなるんだろうか すげえ凝った大作だな……
読んでて何回笑ったか分からんくらい笑わせてもらった、面白かった
AAほんと好き 恩赦が発動したり、凛が被害取り下げて無罪になるかと思ったが、ガチで投獄したんだな。
いっそ二年留年させて、凛達と一緒に卒業する結末もあったかもな。 凛「元はといえば、凛が悪かったんだよ……」
凛「チキンラーメンを片付けずに、屋上へ行っちゃったから……」
凛(でも矢澤には豚箱に入ってもらうにゃ) マジレスすると窃盗とかの初犯は大抵は執行猶予が付く
民事の弁済責任を全うするためにも、塀の外の方がやりやすいもんね むしろ死刑にならなかったんだから相当情状酌量が認められてるんだぞ チキンラーメンは絶対盗まないようにすると心に誓いました にこ「ふう、ようやく刑務所の生活にも慣れてきたわね」
看守「昼食だ、全員集まれ」
にこ「さて、今日の献立は何かし...」
にこ「ら?」
にこ「ら、ラーメン??」
囚人「ん?お前、要らないなら食っちまうぞ」ニヤニヤ
にこ「」タベチャダメタベチャダメタベチャダメ 赤信号の件といい、しまむらは刑罰に関して何らかのトラウマを抱えているのではないか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています