歩夢「ねえ覚えてる?」あなた「.....」
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歩夢「私たちが幼稚園のとき、一緒にキャンプに行ったよね?ふふっ、お肉をいっぱい頬張ったあなたが可愛かったなぁ」
あなた「....違う」
歩夢「え?」 あなた「私たちがキャンプに行ったのは小学生のときだよ」
歩夢「あ、あれ?私記憶違いしてたみたい。ご、ごめんなさい!」
あなた「ううん、謝らないで。記憶違いしててもしょうがないよ」
あなた「.......だってあなたは歩夢ちゃんじゃないから」
歩夢「!」 あなた「歩夢ちゃんは私との思い出をとても大切にしてくれているからそんな記憶違いをするはずがない。細かいことまで覚えてくれてるし日付まで正確に答えられるはずなんだ」
歩夢「.....」
あなた「あなたは誰なの?本物の歩夢ちゃんはどこなの?」
歩夢「....な、何言ってるの?こ、怖いよ...いつものあなたらしくないよ...」 あなた「いい加減にして!歩夢ちゃんはどこなの?無事なの?」
歩夢「な、なんでちょっと記憶違いしただけなのにそんな悲しいこと言うの?」ウル
あなた「ただの記憶違いだけじゃここまで言わないよ」
歩夢「?」ウルウル
あなた「私と歩夢ちゃんは幼なじみなんだよ!歩夢ちゃんが歩夢ちゃんじゃなかったらすぐにわかるよ!幼なじみなめないで!」
歩夢「!!」 歩夢「.......完璧に演じていたはずなのに...」
あなた「.....演じる?」
歩夢?「...........歩夢さんは今は部室にいるはずです。歩夢さんに危害は一切加えていませんのでご安心ください」
あなた「君はもしかして...」
歩夢?「この度はあなた先輩にご迷惑とご心配をかけたことお詫び申し上げます。それでは失礼します」ガララ
あなた「ちょっと待って!」ピシャッ 歩夢?(演劇部の特殊メイクで歩夢さんの姿になれたのにこうもあっさりばれるなんて....私の演技が未熟だったからですね...反省です)
歩夢?(先輩に会ってから私ずっとおかしいんです。先輩とお話ししたり一緒に過ごしたりすると胸の中が喜劇を見終えたような感情で溢れ出してくるんです)
歩夢?(この気持ちが何なのか自分でもよくわからなかったんです。だけど先輩と歩夢さんが仲良く話してる姿を見て胸がズキって痛んだんです。それでようやくこの気持ちの正体に気づきました) 歩夢?(先輩のことを考えるとずっと心がモヤモヤするんです。どうしたらこのモヤモヤを晴らせるのだろう。そして一つのアイデアに辿り着きました)
歩夢?(私が歩夢さんを演じればいいのだと)
歩夢?(あなたの理想のヒロインになるために) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています