ルビィ「鞠莉ちゃんとお泊まり」
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ホテルオハラ 鞠莉部屋 〜バスルーム〜
コンコン
「ルビィ? 湯加減はどう?」
ルビィ「うんっ。ちょうど良いよ」
「それじゃ、ごゆっくりどうぞ♪」
ルビィ(ルビィは今、一人で鞠莉ちゃんのお家に来ています)
ルビィ(きっかけは突然のことでした) 二日前 〜部室〜
鞠莉「ルビィ、明後日の放課後は空いてるかしら?」
ルビィ「えっ。だっ、大丈夫…だけど。どうして?」
鞠莉「ああっ、ソーリーソーリー、驚かせるつもりはなかったのよ」
鞠莉「ウチでパジャマパーティしない?ってだけ。マリーとルビィの二人で」
ルビィ「それってお泊まり!?」ワクワク
鞠莉「イエース! ルビィさえ良ければなんだけど」 ダイヤ「鞠莉さん? わたくしを差し置いていったい何の話をしてますの?」ニコニコ
鞠莉「ダイヤ〜。一晩ルビィを貸して欲しいんだけど、ダメ?」
ダイヤ「はぁ? 何を言い出すかと思えば。いったいルビィをどうする気ですの? ダメに決まってますわ」
鞠莉「まったく、相っ変わらず頭がカタいんだから」
ダイヤ「なんですって!? 大体あなたはもっと理事長としての自覚を」ガミガミ
果南「まあまあ、二人とも落ち着いて。ここはルビィがどうしたいかを聞いたほうが良いんじゃない?」
ルビィ「ルビィは……」
ダイヤ「ルビィ?」ギロッ
鞠莉「ルビィ!」 ルビィ「ルビィは行きたい、かな。せっかく鞠莉ちゃんが誘ってくれたんだし」
鞠莉「!」パアァァァ
ダイヤ「そんな、ルビィ……。いけません。いけませんわ」プルプル
果南「ルビィが行きたいって言ってるんだからさ。認めてあげなよ」ポンポン
ダイヤ「いえ、しかし……。はぁ。…わかりました。お父様とお母様にはわたくしから話しておきます」
鞠莉「サンキュー! ダイヤ!」ハグッ
ダイヤ「ただし夜更かしは絶対にしないこと!/// 鞠莉さん! ルビィに何かしたら承知しませんからね!」 現在 〜バスルーム〜
ルビィ「お風呂気持ちよかったぁ♪」
コンコン ルビィ?
ルビィ(それにしても…鞠莉ちゃんはどうして急に)
コンコンコン
ルビィ(お姉ちゃんのいないところでお泊まりなんて緊張しちゃうな)
コンコン ルビィー?
ルビィ(でも鞠莉ちゃんと仲良くなるチャンスだよね)ガンバルビィ
コンコン
「ルビィ、入るわよ?」
ルビィ「え!? ちょ、ちょっと待ってまだパジャマ着てないかr」 ガチャ
鞠莉「あら、ルビィってば意外と大胆な下着なのね。…ショーブ下着ってやつ?」
ルビィ「そっ、そんなんじゃないよ!/// あっち向いてて!」カオマッカ
鞠莉「ソーリー。ノックしても返事がないから心配で」テヘペロ
ルビィ「も、もう///」
ルビィ「あっ、鞠莉ちゃんはお風呂どうする?」
鞠莉「それなら別室で済ませてきたわ。誰かさんが一緒に入ってくれないから」ジトー
ルビィ「だって、それはさすがに恥ずかしいんだもん……」
鞠莉「みんなで温泉に入ったのに?」
ルビィ「それとこれとは違うよぉ///」
鞠莉「まあいいわ。ディナーの支度をするから、それを着たら来てちょうだい」
ルビィ「はーい」 〜キッチン〜
ルビィ「ホテルの部屋の中に厨房まであるんだぁ。この香りは……カレー?」クンクン
鞠莉「そうよ。曜直伝、船乗りカレー。それにトッピングを加えた、名付けてシャイニーカレーよ!」
ルビィ「あ、相変わらず豪華だね」アハハ
鞠莉「堕天使の涙も入れた方が良かったかしら」クスクス
ルビィ「あはは…。それは無くてもいいかな」
鞠莉「盛り付けは任せて! ルビィはライスをお願いね」
ルビィ「うんっ」 〜リビング〜
ルビまり「「ごちそうさまでした」」
ルビィ「鞠莉ちゃん、ありがとう。すっごくおいしかったよ」
鞠莉「そう」ニコッ
ルビィ「今度は一緒にお料理してみたいなぁ」
鞠莉「今度……。今度ね!」クスッ
ルビィ「そうだ、鞠莉ちゃん。これ、今日のお礼にお土産を持ってきたの」スッ
鞠莉「まあ! ありがとう! 開けてもいいかしら?」
ルビィ「どうぞ。気に入って貰えるかわからないけど……」 鞠莉「これは、お茶の詰め合わせね!」キラキラ
ルビィ「こういうオシャレなパッケージ、前から憧れてたの。鞠莉ちゃんなら似合うと思って」
鞠莉「とってもシャイニーよ! せっかくだし今から飲みましょう?」
ルビィ「うん! 鞠莉ちゃんさえ良ければ、ルビィも飲みたい」ニコッ
鞠莉「どれが飲みたい? マリーはジャスミンティーかな」
ルビィ「これにする!」
鞠莉「オーケー、ストロベリーティーね。お湯を沸かしてくるから、少し待っててちょうだい」ガタッ ルビィ(……鞠莉ちゃん、喜んでくれたみたいで良かった)
ルビィ(それにしても高そうなインテリアばっかり。やっぱり本物のお姫さまなんだなぁ)キョロキョロ
ルビィ「広いお部屋。本当にお城みたい……」
鞠莉「そうよ? 今日はルビィとマリー、二人だけのお城」
ルビィ「鞠莉ちゃん!?///」
鞠莉「お待たせ。用意ができたわ」シュンシュン 鞠莉「先にポットをお湯で温めておいて、高いところからお湯を注ぐの」コポポポポ
ルビィ「いい香り♪」
鞠莉「ふんわりと香りが立つでしょう? 高くから注ぐ理由は他にもあるけれど」
ルビィ「鞠莉ちゃん! ポットの中に入ってるのって」ワクワク
鞠莉「ええ、リーフと一緒にドライストロベリーを入れてみたの」
ルビィ「すっごくキレイ!」パアァァァ
鞠莉「まるで真紅の宝石。ルビィにピッタリね」ニッ
ルビィ「///」 鞠莉「……時間ね。カップに注ぐときは軽く上下にゆらしながら優しく」トポトポ
ルビィ(お茶を注ぐ鞠莉ちゃんの姿は、とっても様になってて)
鞠莉「お待たせしました。マリーのお茶会にようこそ」カチャン
ルビィ「鞠莉ちゃんのお茶会…!」キラキラ
ルビィ(まるで物語に出てくるお姫さまのお茶会みたい)
鞠莉「冷めないうちにどうぞ?」
ルビィ「いただきます」カチャ
ルビィ「うん、やっぱりいい香り」クンクン
鞠莉「火傷しないように気をつけて?」
ルビィ「うん、ありがとう」フーフー
鞠莉「……」ジー
ルビィ「…おいしい! おいしいよ鞠莉ちゃん!」ニコッ
鞠莉「そっか」クスッ
鞠莉(よかった)ホッ 鞠莉「それじゃあ、私はジャスミンティーの準備をさせてもらうわね」ガタッ
ルビィ「鞠莉ちゃん、それは何?」
鞠莉「これは中国茶を淹れるためのセットよ。紅茶や日本茶とはスタイルが違うから、見慣れなかったかしら」
ルビィ「器も急須も小さくて可愛いねぇ」
鞠莉「ええ。少ない量を繰り返し淹れて飲むのが本場流なの」
鞠莉「でもね、道具が違うだけで基本は一緒。お湯で温めておいた急須にリーフを入れてお湯を注ぐ」コポコポ
鞠莉「一度お湯でリーフを洗茶、葉を開くやり方もあるけど、このリーフには必要ないわ」
ルビィ「こっちもいい香りだね♪」
鞠莉「そうね♪ このオリエンタルな香りが好きなの。心が落ち着くわぁ」 ルビィ「ねえ、鞠莉ちゃん」モジモジ
鞠莉「こっちも飲んでみる?」
ルビィ「うん!」
鞠莉「中国茶は小道具も多いから、ちょっとした儀式に見えるかもしれないわね」トポトポ
ルビィ「儀式かぁ」
鞠莉「リラックスの儀式……それとも夢の中でもルビィに会える儀式かしら?」ニコリ
ルビィ「夢の中でも///」
鞠莉「ジャスミンの香るお花畑で、二人でダンスを。なんて夢が見られたら幸せね。夢の中でも一緒よ♪」
ルビィ「///」 鞠莉「どうぞ」コトッ
ルビィ「ありがとう。いただきます」コクリ
鞠莉「お味はいかが?」
ルビィ「香りが良くて、でも飲みやすい、優しい、味で、」ウトウト
ルビィ(鞠莉ちゃんのお話おもしろいなぁ。それに、いっぱいおもてなしして貰っちゃった)
ルビィ(いつかルビィも、鞠莉ちゃんをおもてなしできたら良いなぁ)ポーッ
鞠莉「………」ニッコリ
ルビィ「ん。はっ」パチパチ 鞠莉「眠い?」
ルビィ「えへへ。いつも10時過ぎには寝てるから」クシクシ
鞠莉「そっか。もう11時だものね」
ルビィ「鞠莉ちゃんは何時ごろ寝てるの?」
鞠莉「11時くらいね。もっと遅い日もあるわ。……そろそろ寝ましょうか?」
ルビィ「ううん。せっかくの鞠莉ちゃんとのお泊まりだもん。もっとおしゃべりしたい」
鞠莉「そう? それじゃあ、ベッドでお話ししましょう?」
ルビィ「…うん」ウトウト 〜ベッドルーム〜
鞠莉「いらっしゃい、ルビィ」ニコッ
ルビィ「鞠莉ちゃんのお部屋にはいつもベッドが二つあるの?」
鞠莉「? そうよ」
ルビィ「…やっぱりすごいなぁ」
鞠莉「シーツは替えてあるから、好きな方を使ってくれて良いわ」
ルビィ「じゃあ、こっちにするね」モソモソ 鞠莉「ねえ、ルビィ」
ルビィ「ダメ」
鞠莉「まだ何も言ってないのに〜」
ルビィ「…同じベッドで寝たいって言うんでしょ」ジトッ
鞠莉「あらら。お見通しってわけね。ねえ、良いでしょ? ダイヤとは一緒に寝たことがあるって聞いたよ?」
ルビィ「そんな昔のこと覚えてません」プイッ
鞠莉「マリーと寝るのがイヤ?」シュン
ルビィ「…う」
鞠莉「マリーのことが嫌い?」ウルウル ルビィ「っ、そんなことないよ。ただ」
鞠莉「ただ?」
ルビィ「…ずかしいから」ボソッ
鞠莉「ホワット?」
ルビィ「恥ずかしい、から///」
鞠莉「〜〜っルビィ! ソーキュート!」ハグッ
ルビィ「もう、鞠莉ちゃん。苦しいよぉ///」 鞠莉「コホン。では失礼するわね」モソモソ
ルビィ「どうぞ」クスッ
鞠莉「ルビィ、布団は足りてる?」
ルビィ「うん、大丈夫。鞠莉ちゃんは?」
鞠莉「平気よ」
ルビィ「///」
ルビィ(ま、鞠莉ちゃんが、近い///)
鞠莉「今日は来てくれてありがとね。……迷惑じゃなかった?」
ルビィ「迷惑だなんて。そんなことない。楽しかったよ」ニコッ
鞠莉「そっか…」クスッ 鞠莉「………」
ルビィ「………」
鞠莉「…ルビィって好きな人はいるのかしら?」
ルビィ「す、好きな人!?///」
鞠莉「パジャマパーティでは恋バナがテーバンなんでしょ? それで? その反応は……いるのね?」ワクワク
ルビィ「うう…///」
鞠莉「どんな人?」
ルビィ「えっと……ルビィと違って大人っぽくてね。自分らしさをしっかり持ってて。一緒にいると笑顔になれて」
鞠莉「そっか。脈はありそう?」
ルビィ「…全然。ルビィなんかと釣り合う訳ないし、気持ちを伝える気も、ないんだ」ウツラウツラ
鞠莉「大丈夫よ! ルビィみたいなプリティーガールに迫られたらイチコロよ! もっと自信を持って?」
ルビィ「そう、かな」ウトウト
鞠莉「それにしてもあのルビィが恋ねぇ。ダイヤが聞いたら卒倒しちゃうんじゃない?」シミジミ
ルビィ「すぅ……すぅ……」
鞠莉「寝ちゃった、か」 鞠莉(可愛い寝顔。髪の毛もサラサラね)ナデナデ
ルビィ「うーん、鞠莉ちゃ、ん」
鞠莉(どんな夢を見てるのかしら)クスッ
ルビィ「…す…き……」
鞠莉「!?///」ドキッ
鞠莉(すきって、好きって言った? 聞き間違いよね?)ドキドキ
ルビィ「…う〜ん。鞠莉ちゃん?」モゾモゾ
鞠莉「ご、ごめんなさい起こしてしまったかしら」ドキドキ
ルビィ「あれ? 鞠莉ちゃん、今なにかしてた?」
鞠莉「ううん。なんにも」ドキドキドキ
ルビィ「そっかぁ」
ルビィ(夢の中と同じように鞠莉ちゃんが頭を撫でてくれてたら良かったのに) ルビィ「……今日はどうして誘ってくれたの?」
鞠莉「お礼がしたくて。予備予選の曲作りで意見が割れたとき、ルビィとダイヤが間に立ってくれたでしょ」
ルビィ「お姉ちゃんにも素直になったら良いのに。お姉ちゃん喜ぶと思うよ」クスッ
鞠莉「う〜ん、わかってはいるんだけど、本人を前にするとチョッカイを出してしまうのよ」
ルビィ「もうっ。……予備予選、勝とうね」
鞠莉「ええ」ギュ
ルビィ「他には?」
鞠莉「…パジャマパーティに憧れてて」
ルビィ「それだけ?」 鞠莉「…今日は何日?」
ルビィ「9月20日だね」
鞠莉「明日は何の日?」
ルビィ「ルビィの、誕生日」
鞠莉「…本当のことを言うとね、ルビィともっと仲良くなりたかった。一番にバースデーをお祝いしたかった。それだけなの」
ルビィ「そっか///」 ルビィ「それじゃあ、もっとお話ししよっ?」クスッ
鞠莉「ええ。ルビィのこと、もっと教えて?」
鞠莉(聞き間違いかもしれない。勘違いかもしれない)
鞠莉(でも、私がルビィのことを知りたいって思うこの気持ちは本物)
鞠莉(じっくり確かめていきましょう。夜はまだ長いもの)
鞠莉(まずは日付が変わるのを待って、誕生日をお祝いして)
鞠莉(ごめんねダイヤ。夜更かしはダメって言われたけど、その約束は守れそうにないわ) 乙!
ルビィは姉と違ってカップリング需要高すぎるな
最近だとダイまりよりルビまりの方が人気あるし お茶飲み過ぎておねしょする話かと
思ったら違ったw , ―――― 、
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