Pigueeeeeeee Inc.-伝染病株式会社-
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理亞「姉様!Aqoursのみんなから手紙が届いてなかった!?」
聖良「ああ、届いてましたよ、イタリアで買ってきた絵はがきだそうですね」
理亞「先に見ないでよ!それで、何て書いてあったの?」
聖良「新しい沼津の学校でもうまくやっています、新入部員も多く入ってきそうです、理亞ちゃんは元気ですか?って、理亞、良い友人を持ちましたね」
理亞「私も新しくグループを組めましたって返事出さなきゃ!……ルビィは個人でも書いてくれるって言ってたけど、それも同時に届いて」
聖良「ルビィ"さん"!」
理亞「ひぃっ!!」 理亞「ね、姉様……?」
聖良「あっ!ごめんなさい、理亞、急に大声を出してしまって……」
理亞「いえ、いいんです……あの、大丈夫ですか……?」
聖良「ええ……いえ、今日は少し自室で休んでいます、ルビィさんからのお手紙も届いていましたよ、そちらはまだ読んでいないのでご安心を」
理亞「あ、ありがとう、姉様……」
理亞「……」
理亞「……?」 花丸「ルビィちゃーん、待ってずらぁ……!」
ルビィ「もう、花丸ちゃん遅いよ!」
善子「そうよ、置いていくわよ!?」
花丸「そんな酷いこと言わないでぇ……」
ルビィ「善子ちゃん、新しい学校では引きこもらずやっていけてるんだね」
善子「アンタもダイヤとまでは行かないけど大分しっかりしてきたじゃない、みんな成長してるのよ……ずら丸以外はね……」
花丸「おらも成長してるずら、春休み中に体力が落ちただけずらぁ……」 善子「それにしてもそんなに疲れやすかったっけ?食欲は旺盛なのに、カロリーはどこへ行ってるのよ」
花丸「何だかここのところ特に疲れやすいんだよね……」
ルビィ「一度お医者さんに診てもらったら?」
花丸「うーん、そこまでではないと思うけど」
同級生「あっ!ルビィさん!おはよう!」
ルビィ「わぁ、みんなおはよ!一緒に教室行こっか!」
善子「ルビィさん……?何でクラスメイトにさん付けされてるのよ」
花丸「善子ちゃんは年上も呼び捨てだもんね、敬意が足りないずら」
善子「なによ!」 梨子「それで理亞ちゃんからは何て?」
千歌「うん、前に声を掛けてた子達も戻ってきてくれて、Aqoursよりは少ないけど多人数のグループを作れたって喜んでたよ!」
曜「ほんと良かったよ!ルビィちゃんにも早く見せてあげないとね!理亞ちゃんが立ち直るきっかけになったのは何と言ってもル」
梨子「ルビィちゃん……?」
曜「え?何かまずいこと言った?」
梨子「ちゃんじゃなくてさ、ん……うっ、ごほっあっ」
千歌「梨子ちゃん!?曜ちゃん、先生呼んできて!梨子ちゃん戻しちゃってる!」
曜「う、うん!そこから動かないでね!安静にしてて!」
梨子「げほっげほっ……!」 絵里「教授は今回の件は何が原因だと?」
希「高い感染力を持った新種の伝染病じゃないか、って」
絵里「伝染病……感染源は?」
希「それが不明なんよ、類似の症例が最初に見付かったのは函館の女子大生だとは判明したとは聞いたんやけど」
絵里「死因は臓器不全、死の直前には相当言語能力が衰えて意思の疎通も図れなかったみたいね」
希「うゆとかぴぎぃとか、微かな鳴き声のような音しか出せなかったみたいや」
絵里「ウイルス性の伝染病……本当にそうかしら……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています