SCP-8181 でかみかん
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class:safe
説明:
SCP-8181は、日本の■■県■■に住む、17歳女性(以下SCP-8181-Aと呼称)の胸部に付着している二つの球状物体です。
SCP-8181を目視した人間の多くは「非常に魅力的である」と評価します。
(ただし、胸部失調症の患者はこれに限りません)
目視による確認では柔軟性が見て取れますが、触覚サンプルの取得は、SCP-8181-Aの激しい抵抗にあったため成功していません。
SCP-8181の異常性は、適合する人間がそれに接触、もしくは目視した時に発現します。
発症した適合者(以下SCP-8181-Bと呼称)は、あらゆる手段を用いてSCP-8181への接触を試みます。
SCP-8181-Bの用いる手段には、金銭によるSCP-8181-Aへの取引の持ちかけ、泣き落とし等が見られますが、暴力に訴える事例はごくわずかです。
SCP-8181-Bとなる条件は不明ですが、暴露時間と比例して発症リスクが高まることが確認されています。
男性が圧倒的に多いですが、女性であっても発症する事例が確認されています。
SCP-8181を目視した時に否定的な意見を持った被験者は、SCP-8181-Bとならないと考えられています。 矢澤研究員によるSCP-8181-Aへのインタビュー記録
(矢澤研究員は胸部失調症であり、SCP-8181に対して否定的です)
矢澤研究員:SCP-8181-A、アンタの事はそう呼ばせてもらうわよ
SCP-8181-A:なんでなのだ?
矢澤研究員:記録に残るからよ、アンタも実名晒されるのは嫌でしょ
SCP-8181-A:わかったのだ
矢澤研究員:早速聞くけど、その胸についてるものはなんなの?
SCP-8181-A:?
矢澤研究員:その二つの塊はなんなのかって聞いてんの
SCP-8181-A:何を言ってるのかわからないのだ
矢澤研究員:…質問を変えるわ、いつから持ってるの?
SCP-8181-A:子供の頃からちょっとあったのだ
矢澤研究員:どういうこと?
SCP-8181-A:小学校5年生ぐらいから大きくなってきたのだ
矢澤研究員:私にもわかるように答えてくれる?
SCP-8181-A:?
―インタビュー終了― 園田博士によるSCP-8181-Aへのインタビュー記録
(園田博士は胸部失調症ではありますが、SCP-8181を魅力的だと思うと評価しました)
園田博士:では、インタビューをはじめます
SCP-8181-A:よろしくお願いしますなのだ
園田博士:では、SCP-8181について知っていることを教えて下さいますか?
SCP-8181-A:私の[検閲済み]について知ってる事?
園田博士:はい、何でも構いませんよ、色でも形でも構いません
SCP-8181-A:う〜ん……
園田博士:答えられませんか?
SCP-8181-A:今まで考えたこともなかったのだ
園田博士:ならば、私が直接調査してもよろしいでしょうか
SCP-8181-A:分かったのだ
園田博士:では失礼ですが、触ってもよろしいですか?
SCP-8181-A:え?
インタビューの様子をカメラで監視していた南研究助手によってインタビューは中断され、園田博士にはCクラス記憶処理がなされました。
園田博士はSCP-8181-Aとのインタビュー内容を完全に忘失しましたが、これ以上SCP-8181-Aへの接触は禁止されました。 インシデント-8181-2015/12/31-1
知佳男治研究員によるインタビュー中に、同研究員によってSCP-8181-Aの飲料に睡眠薬が混入されました。
SCP-8181-Aは10分ほどのインタビューの後に眠りに付き、2分後、知佳男治研究員がSCP-8181-Aの衣服を脱がせようと試みました。
このインタビュー自体が非公式であり、監督官は存在しませんでしたが、たまたまSCP-8181-Aを監視していた桜内博士が事態に気づき
直ちに保安部隊が派遣され、知佳男治研究員は拘束されました。
これによるSCP-8181-Aの外傷は確認されません。
後の取り調べによって、知佳男治博士はこのインタビュー以前にすでにSCP-8181-Bを発症していましたが、精神鑑定を偽る事に成功していました。
これにより、精神鑑定プロトコルが変更になりました。
知佳男治研究員は取り調べ中の事故により終了されました。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています