リリーと接近大作戦!
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�ヤ丸「相談って何ずら?」
善子「わ、私謎の攻撃を受けてるの!」
花丸「……?」
善子「とある人の前でだけ全身が熱くなるの!」
善子「どうしよう!天使からの攻撃で私の堕天回路が破壊された可能性があるわ!」
善子「その人の前に行くだけで急に喋れなくなったり動きがぎこちなくなったり!」
善子「挙句の果には目も合わせられなくなる!」
善子「これはなんなの!もしかして病気!?」
花丸「」
花丸「確かに善子ちゃんは頭の病気みたいずらね!」
善子「ヨハネよ!あと頭は正常よ!」
花丸「そんなのどう考えても恋ずら!ベタ過ぎで呆れるずら」
善子「こ、恋!?」
花丸「で、相手は誰ずら?」
善子「……」 花丸「……ずら?」
善子「こ、恋って言われると急に恥ずかしく……」
花丸「何言ってるの善子ちゃん!」
善子「ヨハネよ!」
花丸「今の世の中恋は早い者勝ちずら!早急に善子ちゃんの恋愛を成就させる作戦を寝る必要があるずらよ!」
善子「だからヨハ……!もういいわ……」
善子「そもそも何であなたがそんなに盛り上がってるのよ!」
花丸「何を言ってるずら!」
花丸「恋愛は文学の中でも重要な位置を占めることが多々あるずら!だから善子ちゃんの体験談を聞いてイメージ力を鍛えたいずら!」
善子「……まるで実験台じゃない!」
花丸「ええい関係ないずら!さっさと吐くずら!」
善子「え、えぇ……」 花丸「それとも言えないような相手ずらか?」
善子「ち、ちがうわよ……」
花丸「じれったいずら」
善子「……リリーよ」
花丸「ああー道理で」
善子「な、何よその反応!」
花丸「だって善子ちゃん、梨子ちゃんと一緒に居ると紙相撲みたいな動きしてるずら」
善子「えぇ……凄く恥ずかしくなってきたわ……」
花丸「まああとはまるに任せるずら、明後日は12時にみとしー集合ずら一緒にデートスポットの下見ずら」
善子「うぅ……不安ね」 善子「約束の時間になったけど、ずら丸遅いわね……」
梨子「遅れてごめーん!」
善子「リ、リリー!?」
善子「どうしてリリーが……ん?ずら丸からメールだわ」
【デートの用意をしてあげたずら、頭を垂れて感謝するずら
善子ちゃんには盗聴器が仕掛けられてるので、指示は必要に応じてメールで送るずら
精々頑張るずら】
善子「ず、ずら丸うぅぅぅぅぅぅ!!!」
梨子「ど、どうしたの……!?」
善子「な、なんでも無いのよ!行きましょう!」
梨子「う、うん……」 善子「……」
梨子「……」
善子「……」
梨子「……」
善子(わ、話題が無い!)
善子(ま、まずいわ!ものっすごく気まずい!)
ピロリン!
【修行僧じゃないんだから何か喋るずら!】
善子(ず!ずら丸ぅぅぅ!!!)
【そもそもあなたがいきなりデートに巻き込むから話題を用意できなかったんでしょ!】
ピロリン!
【しょうがない童貞少女ずらねぇ……
デートにおいて服を可愛いって言ってあげるのは鉄則ずらよ?】
善子(そ、そうよ!服だ!ナイスずら丸!) 善子「と、ところでリリー」
梨子「ん?」
善子「きょ、今日の服……」
善子「か、可愛いわね……」
梨子「!?」
梨子「ホントに?」
梨子「この服、今日のために下ろしてきたんだ!」
善子(よ、よし!いい感じだわ!)
ピロリン!
【いい調子ずら!この調子なら梨子ちゃんのパンツを下ろせる時も近いずら!】
善子(へ、変な事書かないでよ!)
善子(そんな事言われるとリリーの事を見るたびに想像しちゃうじゃない) 梨子「あ!オットセイだ!」
善子「ほ、本当ね!凄く大きい!」
梨子「でも善子ちゃんのも凄く大きいよね!!」
善子「!?」
梨子「でもちょっと生臭いかな?」
善子「!?!?」
善子(わ、わわ私の!?)
善子(え?え?いつの間にそんな事を!もしかして記憶がないパターン!?でも私お酒なんて……!)
善子(よし!誤魔化そう!)
善子「ち、ちょっやだ!もーリリーったら卑猥!」
梨子「え?」
善子「え?」
梨子「……よっちゃん家の亀の話だよ?」
善子「……」
善子(あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!)
善子(しまった!家で買ってる漆黒玄武の事ね!ずら丸のせいで変なことを考えてしまったわ!)
【善子ちゃんど変態ずらね】
善子(心を読むな!)
善子「そ、そうよ!?何か変な事いった?」
梨子「今卑猥って……」
善子「ち、ちがう!卑猥……ひわい……」
善子「わ、ワイの家でも亀買っとんねんって言ったのよ」
梨子「えっ」
善子(ああああワイは何言っとんねん!) 善子(ん?あそこのカニさんに触ってみよう!のコーナーに居るのは……!)
善子(あ!ずら丸!そんなところにいたのね!)
善子(って……ん?)
善子(ああああ!)
善子(カニ食べてるうぅぅぅぅぅぅ!!!!!)
善子(何やってんのよあの子!マジで頭の病気はあなたじゃないってかそんなの食べたら普通に病気になるわよ!)
善子(何にしてもあの子にどっか行ってもらわないと良くある一緒に回ろうパターンになる!)
【ズラ丸!私達と遭遇しそうよ!
さっさと隠れなさい】
善子(あっ!)
善子(警備員に釣れられてった……)
善子(水族館で買うような生き物って相当高いんじゃ……) 【警備室に連れて行かれたずら
このままだと警察送りになりそうなのでメールどころじゃないずら
最後のアドバイスは"童貞少女臭を消せ"ずら】
善子(ああああああああ参謀が撃たれた!)
善子(何よ童貞少女臭って!?今も出てるわけ!?)
梨子「善子ちゃん」
善子「!?ひゃい!」
善子(やばい!嗅がれたのか!?)
善子(嗅がれたか?嗅がれたかー!?)
梨子「あの魚かわいいね!」
善子(セーフ!嗅がれなかったっ!むしろ美少女の香りが仄かにしたぞ嗅ぎたい!)
善子(い、いかん。童貞少女臭はきっとこういう思考から発せられるんだろう)
善子(落ち着け善子、落ち着け善子)
善子(って私はヨハネよ!!!) 梨子「善子ちゃん」
善子(やばい!クールに笑顔で答えるわ!)
善子「えへぇ……なぁに……」ニタァ
善子(ああーっ極度の緊張でイロイロとコントロールができない!!!)
善子(やばいこれは嗅がれたか!?)
梨子「ど、どうしたの?顔引きつってるよ……?」
善子(嗅がれたーっ!?)
梨子「も、もしかして楽しくないのかな?」
善子(あぁ……これはクールに返さないと行けないパターンだ!カッコつけるときよ!)
善子(……!いや、だめ!そうやって堕天使とか言って失敗してきたんじゃない!)
善子(堕天使とは真逆な感じで、絶対に堕天使がしないような話し方……)
善子(そうだ!カッコつけるの逆でウケを狙ってみよう!)
善子(こい、なにか面白い返し!面白い返し――!)
善子「エ、エンジョイしてるわよ!まあ、私のTwitterがエンジョウしてなければ、だけど!」
梨子「えぇ……」
善子(あああああ!!また失敗よ!何でリリーの前だといつもこうなのよ……!) 善子(こ、これがマルとかマリーみたいなしょうもない人の前なら失敗しないのに……)
善子(なんでこんな失敗ばかり……)
善子(なんで……なんで……)
ピロリン!
善子(え?)
善子(メール?な、なんで……)
善子(ず、ずら丸は法を犯したはずなのに……)
善子(ま、まさか私のためになんとか逃げ出して……!)
善子(このメールはずら丸からか?ずら丸からなのか――?) 【5億円当選しました!今すぐ下記のURLから引き下ろして下さい!】 善子「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」 埋めてほしいみたいなんで、50まで行ったら埋めます 【マリーより
イッツジョーク!】
善子(あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!)
善子(あの似非大柴め!必ずぶっ○してやる!!!!!)
善子(あ!イルカのショーがやってるわ!チャンス!)
善子(これなら間が持つ!気まずくない!)
善子「リ、リリーイルカのショーでも見に行きましょう!」
梨子「うん!」
善子(Yes!成功よ!)
善子(……嘘……!)
善子(な、なんで……なんで……!)
善子(何でやつがここに居るのよ!)
善子(何でショーの席に似非大柴が居るのよ!?) 善子(あの子だけはやばい!絶対にめちゃくちゃにされる!)
善子(デートどころじゃなくなるわ!)
善子(か、顔を伏せて席につかないと……)
鞠莉「オーゥ!そこに居るのはもしかしてリリーとヨハネじゃないの!?」
善子(バレたあぁぁぁぁぁぁ!!!!)
梨子「あ、鞠莉ちゃむぐっ!!」
梨子「んー!んー!」
善子(ごめんリリー!でもマリーと絡むと絶対にろくな事がないわ!)
善子(な、なんとか顔と声変えて誤魔化さないと……!)
善子「お、おいどんの事でごわすか?おいどんは善子ではなく黒澤ダイヤでごわす」
鞠莉「なーんだダイヤか、つまらないし興味ないわ」
善子(っしゃあ!)
善子「ちょろいわ!あの子頭のレベルまで大柴だったようね!」 梨子「な、何するの!よっちゃん!」
善子「え?あっ違うのよ!」
善子「あ、あのマリーは偽物よ!」
梨子「偽物?」
善子「そう!偽物!って言うか似てる人よ!」
善子「ま、まあ金髪巨乳ルー語パイパン女子なんていくらでも居るでしょ!?」
梨子「そ、そうかなぁ?」
善子「そうよそうよ!」
善子(よし!上手く誤魔化せた!もしかしてリリーも馬鹿なのかしら!)
アナウンス「間もなくイルカショーが始まりまーす!」
善子(よっしゃきた!)
善子(このすきにトークテーマを捻り出すわよ!) 善子(え、えーと……た、例えばスイーツの話とか?)
善子(こ、これなら静岡のニューヨーク、沼津駅付近に住む私の得意分野だわ!)
善子(そ、それから動物の話よ!犬はだめでも何かしら好きな動物もいるはずよ!)
善子(あとは音楽の話ね!全然興味ないけどクラシックの話を聞かせてもらおう!)
善子(よ、よし!どんどん話題が思いつく……!)
梨子「き、きゃあ!水が!」
ダキッ
ギュッ
ムニュッ
善子(あああああああああああああああああああああああああああああああ最高よ!生まれてきてよかったあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
梨子(ど、どうしたの……?)
善子(ま、まずい!途中から声に出てたわ!) 善子(で、でも今リリーの胸が!最高よ!ダンスナウ!)
善子(ってだめよ!付き合ってもないのにそんな事を意識しちゃあ!)
善子(落ち着けヨハネ!落ち着けヨハネ!だから善子よ!)
善子(こ、このままだとまた童貞少女臭がしてしまう!平然を装って……!)
善子(そ、そうだ!さっきの続きを考えなきゃ!)
善子(トークテーマ、トークテーマ……)
善子(あああああああ!!!!)
善子(さっきの衝撃で全部忘れたわ!)
アナウンス「以上でイルカショーは終了です」
善子「あ、あかん!」 梨子「善子ちゃん!おなかへっちゃった!ごはん行こっか」
善子「ご……ごはん!?」
善子(つまりランチ!まずい!まずすぎる!)
善子(食事中無言が一番気まずいじゃない!)
善子(や、やばい!ど、どうすれば――)
千歌「あ!梨子ちゃん!善子ちゃん!」
曜「ヨーソロー!」
善子(あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!)
返 善子(終わった!一緒にランチに行く流れだ!)
善子(チキショウ!こうなったら一緒に食事行こう的な発言をさせちゃあいけないわ!)
千歌「こんな所で会うなんて珍しいね!」
曜「せっかくだから一緒にランチでも……」
善子「おらぁ!」
バキッ
曜「ふべらっ!」ドサッ
梨子「ちょ、ちょっと善子ちゃん!なにやってるの!?」
千歌「曜ちゃん大丈夫!?」
善子「ち、違うの!曜さんのほっぺにダイオウグソクムシが止まってたから潰そうと思って!」
千歌「……そうだったんだ!」 曜「じゃあ仕方ないね!」
善子「ご、ごっめーん!」
一同「あははははは!!!」
曜「ところで皆!一緒にランチでも……」
善子「学べおらぁ!」バキッ 梨子「こ、今度は何!?」
善子「ち、違うの!曜さんにダイヤさんの亡霊が取り憑いてたから!」
千歌「ダ、ダイヤさんの!?」
善子「そ、そうよ!今すぐずら丸の家に行って除霊してもらわないと!」
曜「そ、そんな!ダイヤ先輩みたいになりたくないよぉ!」
千歌「よし!今すぐ行こう!」
曜「う、うん!」
善子(……)
善子(……計画通りね!)
善子「さあ!リリー食事に……!?」
善子(リリーがダイヤさんになってるーっ!?)
善子(な、なんで!?まさか本当に取り憑かれていたのはリリーのほうだったの!?) 善子「悪霊退散!悪霊退散!ズンドコズンドコズンドコイェーイ!」
ダイヤ「だ、誰が悪霊ですの!」
梨子「お、落ち着いてよっちゃん」
善子(あああああ!!!本物じゃない!)
善子「ま、まさかダイヤさんも私達をランチに誘おうと……」
ダイヤ「……?私はもう食べましたよ?」
善子(よ、良かった……)
ダイヤ「ま、まぁ……どうしてもと言うのなら付き合って差し上げてもよろしいですわよ……///」
善子「いいです」 ダイヤ「何でですのぉ!私も本当は後輩から誘われたいんですのぉ!」
善子(うるせーポンコツ!)
善子(そ、そうだ!)
善子「そ、そう言えばダイヤさん!さっき向こうの方でマリーが私の大好きな無能パカパカ生徒会長KRSWに会いたいって言ってたわよ!」
ダイヤ「ま、鞠莉さんが!?」
ダイヤ「だ、大好きだなんて!」
ダイヤ「今行きますわぁ〜!」
善子(……)
善子(ちょろいわ!) 梨子「ま、鞠莉ちゃん言ってたの?」
善子「い、5日前くらいにね!」
梨子「い、5日前……」
善子(よし!やっとレストランね!)
善子(ていうか奴らのせいでトークテーマ考えられなかったじゃない!)
善子(ぐぬぬ……でももう入るしか無いわね……)
ガチャ
花丸「おい!店員!客に対して商品が出せないとはどういう事ずら!まるは肉が食いたいずら!」
店員「で、ですから肉料理は全てお客様が食べきってしまったので……!」
花丸「うるさいずらうるさいずら!もうこの店にあるもの全て出すずら!」
店員「は、はいぃ〜!」
ガチャ
善子「昼食はいらないわね」
梨子「えっ」 善子(あの子警察に連れて行かれたんじゃぁ……!)
善子(もぅ……何なのよ……)
梨子「え、入らないの……?」
善子「……もぅある意味お腹一杯よ……」
梨子「も、もしかして何か食べて来ちゃったの?」
善子「ち、違うの!でもやっぱり食歩きしたいかなって」
梨子「そ、そうなんだ」 善子「じゃああそこのお店にでも……」
警備員「見つけたぞ!逃げるな!」ダダダ
花丸「ずら〜」ダダダ
善子「……」
梨子「……今のって」
善子「……きっとズラ丸の亡霊よ」
梨子「で、でも花丸ちゃんまだ生きて……」
善子「亡霊よ」
梨子「……」
善子「……」 善子「じゃ、じゃあ私はホットドッグで!」
梨子「私も善子ちゃんと同じのにしようかな」
店員「どうぞ!」
善子「わあおいしそう!」
梨子「うふふ♡」
善子(よし!少しだけいい空気になってきたわ!)
善子(今までのミスを取り返せるように頑張らないと!)
ピロリン!
【ハァイ!マリーよ!
花丸ちゃんから話は聞いたわ!今から私がサポートしてあげるわ!】
善子(絶対にろくな事にならない!!!!)
善子(正直ずら丸よりよっぽど役に立たないわ!)
善子(せっかくいい方に傾いてるんだから邪魔しないでよね!) ピロリン!
【私がド派手なショーを用意しました!
展望台から海を見なさい!】
善子(う、海……?)
ドッゴオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!
ドガアアアアアアア!!!!
ドオオオオオオアオン!!!!
善子「!?」
梨子「!?」
アナウンス「当水族館付近で爆発が発生しました!テロの可能性もあるので速やかに避難してください!」
ピロリン!
【どう?小原家の力を存分に使った派手な演出でしょう!
これでデートの成功間違いなし!】
善子「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
善子「……」
花丸「昨日のデートは上手くいったみたいずらねぇ!」
善子「……」
花丸「まあまるにかかればこんなの楽勝ずら」
善子「……」
花丸「明日くらいにはもうセックスすらいさせてもらえるんじゃないずらか?」
善子「……」
花丸「なのに包丁何て持ってどうしたずら?」
善子「こ!殺してやるぅ!」ダダダ
花丸「ふっ……甘いズラ」サッ
ブッチュウゥゥゥゥゥ!!!
レロレロ!ヌロォ!
善子「○△☆※×!!!」
花丸「んはぁ♡」
花丸「甘いズラねぇ!実力もキスの味も」 善子「は、初めてのキスが……!」
花丸「まるに逆らうとこうなるずら、分かったずら?」
善子「く、くぅ……」
善子「ていうか昨日のデート!どうしてくれるのよ!」
花丸「ずら?」
善子「最悪だったじゃない!あなたのせいよ!」 花丸「そんな事ないずら、女は刺激的な人に惹かれるずら」
善子「なによそれ!」
花丸「そもそもまるがお膳立てしなければデートにも行けなかったでしょずら?」
善子「語尾おかしいわよ」
花丸「感謝されてこそ命を狙われるのはおかしいずら」
善子「ぐぬぬ!」
花丸「それに梨子ちゃんも楽しかったって言ってたんだし問題ないずら!」 善子「う、うぅ……まあ確かに」
花丸「ずらずら」
善子「……で、次は何をすれば良いのよ」
花丸「梨子ちゃんを自分の家に呼んでみるずら」
花丸「多分善子ちゃんが梨子ちゃんの家に行ったら緊張で何もできないずら、ホームグラウンドで戦うずら」
善子「わ、分かったわ」
花丸「それと……」
善子「……?」
花丸「この薬を使うずら」 本日はここまでってなんやねん
というかSS書き込みするときだけお前ら何を畏まっちゃってんだ これ大昔にしたらばで完結してたやん
それよりエタった方をやってほしいわ 大昔ってなんやねん
PJ始まったのすらたったの4年前やんけ ピンポーン
梨子「よっちゃーん!」
善子「あ!リリー!いらっしゃい!」
梨子「よっちゃんのお家にお邪魔するのも久しぶりだね!」
善子「そ、そうね!」
善子(前回リリーが家に来たときはまだ私が正常だったから楽しく過ごせたわ)
善子(だから前回の自分自身を真似していけばうまく行くはずよ!) 善子「私はリビングから飲み物とおかし持ってくるからリリーは私の部屋で待ってて!」
梨子「分かった!」
善子(さて……本当にこの薬使って良いのかしら……)
善子(どんな効果があるのか結局教えてくれなかったし……)
ガチャ
花丸「……しけた冷蔵庫ずら、ろくなもんが入ってないずら」モグモグモグモグ
善子「……!」
善子「またなの!!!」 善子「やっぱりこの前殺しておくべきだったわ!」
花丸「まあまあ、まるが何でここにいるか分かるかずら?」
善子「……?」
花丸「近隣住民の食料を盗み尽くしたからずら」
善子「あああああああこの犯罪者!!!」 善子「そもそもあなた前科持ちじゃない!何でシャバに出歩いてるのよ!」
花丸「善子ちゃんは堕天使を自称する割に遵法精神が強すぎるずら、気合と根性と金で大抵の事はなんとかなるずら」
善子「鬼畜!!!」
花丸「まあまあ、マルのことはは気にせずお家デートを楽しむといいずら」
善子「気になるに決まってるじゃない!」
花丸「そろそろ戻らないと梨子ちゃんが怪しむずらよ?」
善子「くうぅ……あとで食費は返してもらうわよ!」 善子(と、とりあえずこの薬をアイスティーに混ぜて……)
善子(うぅ……心配だわ……)
善子(何だかんだずら丸を信頼してる私が怖いわ)
ガチャ
善子「リ、リリー、おまたせ」
梨子「あ、善子ちゃん!」パアァ
善子「おまたせ!アイスティーしかなかったんだけどいいかな?」
梨子「うん!ありがとう!頂くね」
ゴクゴク……
善子(よし!) 梨子「あ!そういえば善子ちゃんちの亀さんは?」
善子「ああ、漆黒玄武ならそこよ」
梨子「可愛いなぁ♡」
善子「でしょでしょ!」
梨子「この子よっちゃんに似てるね!」
善子「!?」
善子(漆黒玄武=私
漆黒玄武=可愛い
つまり!私=可愛いってことね!)
善子「えへぇ!」 梨子「亀さんの頭、大きい……!」
善子「!?」
梨子「凄く立派だね」
善子「!?!?」
梨子「なでてあげるわ!」サスサス
善子「!?!?!?」
梨子「よっちゃんに似てるから特別にキスしてあげる!」
善子「ス、ストォォォップ!!!」
梨子「ん?どうしたの?」
善子「リ、リリーちょっと変よ!」 梨子「そんなのよっちゃんが可愛いからだよ」
善子「え!やったぁ♡……じゃなくて!」
善子「すっごくニヤニヤして!目もトローンってしてるし!」
梨子「だから善子ちゃんが可愛すぎてギューってしたくなっちゃうからだよ!」
善子「そ、そんにゃあ♡♡♡」
梨子「よっちゃーん!ハグしよっ!」
善子「うん!……」
善子「って!リリー絶対に正気じゃないわよ!」
善子「目を覚ましなさい!」 善子(……あ)
善子(もしかしてあの薬……)
善子(あああああああああああああああああああああああああああああああずら丸うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!)
善子「リ、リリー!少しこの部屋で待ってて!」
梨子「え……!行っちゃうの……?」
善子(ぐぅ……可愛い……)
善子(だ、駄目よ!今のリリーは薬のせいでおかしくなってるの!私がしっかりしないと!)
善子「ご、ごめんね!すぐ戻るから!」タッタッタッ 善子「おらぁハゲ丸ゥ!何してくれとんじゃい!」
花丸「ずら?」
善子「ぶん殴ってやる!」
花丸「動きが遅いずらよ!」
クチュクチュクチュクチュ
善子「んあぁん!んんぅ♡♡♡」ビクンビクン
花丸「でもイくのは早いずらね!」 善子「誰にも触られたこと無かったのに……」
花丸「そろそろ薬が聞いてきたころずらね」
善子「そ、そうよ!あれは何なのよ!」
花丸「はぁ?媚薬に決まってるだろずら」
善子「び、媚薬ぅ!?」
花丸「心配するなずら、3時間で効果は切れるずら」
善子「へ、へんな副作用とかないでしょうね!」
花丸「当たり前ずら、まるは友達を危険に晒したりはしないずら」
善子「どの口が言うのよ」
花丸「さあ!早く戻って押し倒すずら!」
善子「え、えぇ……」 善子(こ、ここは落ち着いて、リリーの事を考えないと)
善子(リリーだってこんなよく分からない薬で酔わされて変な事されたら嫌がるはずよ!)
善子(だからといってこの家を追い出すのも心配だわ)
善子(何とかこの三時間だけ理性を強く持たなきゃ!)
ガチャ
梨子「あぁん♡善子ちゃん!善子ちゃん!だめぇ!」クチュクチュクチュクチュ
善子(落ち着け私の理性ぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいい!!!!) 善子「リ、リリー!私のベッドで何やってるの!」
梨子「らってぇ!よっちゃんの匂いでいっぱいだったからぁ!」クチュクチュ
善子「ば、馬鹿っ!パンツ履きなさい!」
梨子「やだぁ!もうちょっとなのお!」クチュクチュ
善子(こ、これは薬のせいなんだから!落ち着け!落ち着け善子!だから善子よ!) 梨子「よっちゃん!触ってぇ!」
善子「や、やめなさい!じゃあ3時間我慢できたら何でもしてあげるから!」
梨子「えぇ……そんなに我慢できにゃい……」
善子「じゃあもう何もしてあげないわ!」
梨子「そんにゃあ!」
善子「嫌なら我慢しなさい!」
梨子「うん……」シュン 善子(良しっ!上手くいった!とんだToLoveるだわ!)
善子(あとは私が理性を保つだけ……ん?)
ヌギヌギ
善子「あああああああ!!!」
善子「なんで脱ぐのよっ!」
梨子「だって脱いじゃだめ何て言ってなかったもん!」
梨子「ただ待たされてるだけなんて駄目なの……」
善子「ほあぁぁぁぁぁぁしゅきいぃぃぃぃぃぃ!!!!」 タダイマ-
善子(……はっ!ややややばい!お母さんが帰って来た!)
善子(どどどどうしよう!……って!リビングにずら丸放置したままじゃない!)
善子(何とかしないと!)ダダダ
善子「ずら丸!」
善子ママ「あら、騒がしいわね」
善子「あれ……いない?」
善子ママ「……?」 善子ママ「あら、車の中に鞄置いてきちゃったみたい、取ってくるわね」
善子「え?あ、うん」
善子(ずら丸は私の知らない内に帰ったのかしら)
善子(い、一旦落ち着かなきゃ……ジュース飲もう)
善子(冷蔵庫冷蔵庫っと)
ガチャ
花丸「寒いずらららららららららららららら」ガタガタガタガタ
花丸「!?」 花丸「し、死ぬかと思ったずらぁ」
善子「あなたも死ぬ事はあるのね……」
花丸「まるはクマムシじゃないずら」
花丸「死なないんじゃなくて善子ちゃん程度には殺せないだけずら」
善子「……と、とにかく!」
善子「あなたはこのすきに帰りなさい!」
花丸「えぇー!せっかく面白くなってきたのにずら」
善子「うるさい!出なさい!リビングにあなただけ居たら不自然でしょう!」
花丸「じゃあ善子ちゃんの部屋にいくずら」
善子「もっとだめよ!」
善子「あなたのせいでリリーは今大変なんだから」 花丸「ちっ、つまらんずらねぇ」
花丸「じゃあ帰るずら、善子ちゃんも冷蔵庫に入るときはくれぐれも気をつけるずら、内側からは開かないずら」
花丸「冷蔵庫の中で出産されたまるじゃなければ死んでたずら」
善子「次は冷凍庫にぶち込んであげるわ」 善子「気をつけて帰るのよ」
花丸「ずらぁ」
善子(さ、さて、リリーの事は薬が切れるまでお母さんにバレちゃいけないわ)
善子(お母さんに変な勘違いされたら私もリリーも変態だと思われちゃう!)
善子(頑張らなきゃ!)
善子「た、ただいま……」
ガチャ
花丸「おらぁ!この程度で絶頂を迎えるずらか?この変態!」バシーンバシーン
梨子「あぁん♡らめぇえ!そんなに強く叩かないれぇ♡♡♡」
善子「おい馬鹿丸、貴様叩くのは好きみたいだが叩かれるのはどうだ?」 花丸「わわっ!強く引っ張りすぎずら!」
善子「うるさい!出てけ!」
バタン
花丸「ずら〜!」
善子「窓から落とされなかっただけマシと思いなさい!」
善子(そもそも今の移動は物理的に不可能でしょ……)
善子(あの子何者なのよ……) 善子ママ「ただいま〜」
善子「あ、お、お母さん!」
善子ママ「生物置いてきちゃったから腐るところだったわ」
善子ママ「早く冷凍庫に入れないと……」
善子(ん?冷凍庫……?)
善子(あ!あぁ!マズい!中身空っぽだ!)
善子(や、やばい!開けられちゃう!)
善子(や!やめて――!) 善子ママ「あら、私こんなにいい食材なんて買い揃えてたかしら?」
善子「え?」
ピロリン!
【冷蔵庫の中身は約束通り揃えたずら
鞠莉ちゃんの力を借りたずら
小原家の力を崇めろずら】
善子(小原家の力ってすげー!)
梨子「よっちゃあん♡」ガチャ
善子「!?」
善子(リリー!何でこっちの部屋に来ようとしてるの!?)
善子(ド、ドアを開けられたらお終いよ!)
善子(や、やめて!せめて服を着て!!!)
ガチャ 善子「開けられてたまるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
バダアァァァァァァァン!!!!!
善子(よっしゃあぁぁぁリリーの姿が見られる前に閉めてやったぁぁぁぁぁぁ!!!!!)
善子ママ「ちょっ!どうしたのよ善子!?」
善子「ち、違うの!ダイヤさんの亡霊が出現したのよ!」
善子ママ「え、でもダイヤちゃんまだ生きて……」
善子「生死は関係ないわ!悪霊退散!悪霊退散!ズンドコズンドコ」
善子ママ「……そ、そう、いつも部屋でぶつぶついってる打点王うんぬんってやつかしら……」
善子「そ、それそれ!我は堕天使ヨハネ!夜の闇を体現せしもの……ってバレてる!」 善子「じ、じゃあ私は部屋に戻るから!」
善子ママ「そう……」
善子(あああああああまさか堕天使ヨハネの事がお母さんにバレてたなんて!恥ずかしすぎるわ!)
善子(でももうリリーと一緒に部屋に引きこもれば大丈夫なはず……!)
ガチャ
善子「リリー、部屋に戻るわよ!」
梨子「あぁ♡よっちゃん戻って来てくれた!」
善子「あなたは早く正気に戻って欲しいわ」 ガチャ
善子(もう絶対に部屋から出ないわ)
梨子「ねぇよっちゃん……」
善子「な、なによ?」
梨子「よっちゃんのお母さんが戻って来たって事は……」
善子「……?」
梨子「私がここで叫んだり暴れたりしたらお母さんどうするんだろう?♡」
善子「!?」
善子「や、やめてえぇぇぇぇぇ!」 善子「や、やぁ!脱がさないでぇ!」
梨子「んー?抵抗するの〜?」
善子「ひぃっ!ち、違います!」
梨子「じゃあ脱ぎ脱ぎしよっか?」
善子「ちょっまっ!だめぇ!」
梨子「嫌がってるよっちゃん可愛い♡」
梨子「キスしちゃう!」
善子「こ、こんなその場のテンションでなんて嫌よ!」 梨子「私とキスするの、嫌……?」
善子「そうじゃなくて!そういう事はもっとお互いを知ってから……」
梨子「いやあぁぁぁぁぁぁ!犯されるうぅぅぅぅぅぅぅぅ!お母さんタスケテえぇぇぇぇぇ」
善子「あああああああああああああああああああああああああああああああやめてえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」
善子ママ「ちょっと!?どうしたの急に叫んで!ていうか誰か居るの!?」 善子「ドア開けちゃだめぇ!」
善子ママ「ドアを抑えてるわね!?開けなさい!」
善子「だ、だめなのぉ!」
梨子「よっちゃん、おっぱい柔らかい……♡」
善子「!?」
善子(ドア抑えてるから手が使えないぃぃぃ!)
梨子「下はどうなってるのかな……こすり合わせちゃお!♡」
善子ママ「なんで善子以外の女の子の叫び声がするのよ!打点王だからってバッドで人を殴るなんて許されないわよ!」
善子「し、下!?」
善子(下擦り合わせるなんて……本当に一線超えちゃうじゃない!)
善子ママ「開けなさい!」
梨子「よっちゃぁん♡」
善子「だ、ダメダメ!」
善子「や、やめてえぇぇぇぇぇ!!!!」
善子「そんなことしたらもう戻れなくなっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」 梨子「」プツン
ガクン
シーン
善子「え?」
善子「……」
善子「寝てる……」
善子「あ、今丁度3時間経ったんだ……」
善子ママ「ちょっと何でその女の子急に静かになったのよ!ついに殺したのね!?早く開けなさい!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています