μ's「収容違反っ!!」
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補遺:
SCPとμ'sの愉快な仲間たちのお話をします。
恐らく第十回までします
全てのSCiPの設定は、話の都合上ある程度の改変が加えられています。ご査収下さいあはは
加えて、μ'sの愉快な仲間たちも普段以上の性格になっています。
宜しくお願いします。 真姫「な、なによっ」
にこ「こんな小ちゃいのがコレしか入ってないの!?しかもコレで300円!?」
穂乃果「うわっ!ホントにちっちゃ!!」
にこ(うぅ……それにこの激甘臭……きっととんでもなく甘いに違いないわ……っ)
穂乃果「にこちゃん!早く食べないと!」
にこ「なんでよ!?」
穂乃果「くさいから!」
にこ「ぬぅんっ!!」バッ
穂乃果「むぐぅ!?」
にこ「そんっなに言うならアンタが食べなさいよっ!!」ググッ
穂乃果「おもももももっ!!」モゴモゴ ゴクンッ
にこ「ふん!」
穂乃果「うぅ……っ、にこちゃn──」
穂乃果「!?」
にこ「どぉ?やっぱ激甘?」ニシシ
穂乃果「……っ///」
にこ「?」
海未「ほ、穂乃果?」
穂乃果「あの……ちょ、ちょっとトイレッ!!」
バッ
にこ「……は?」 海未「にこっ!!」
にこ「え?な、なによ」
海未「あんな物無理やり食べさせて、穂乃果に何かあったらどうするのですか!?」
にこ「いや、だって……激甘臭がするだけで、別に毒とかそんなのでは」
海未「そう言う問題ではありません!!」
にこ「〜っ」
にこ「わ、分かったわよ!!私も食べればいいんでしょ!!」
海未「!?」
絵里「あ、ちょ、ちょっとにこ!」
にこ「はむっ!」
にこ「!!?!?!?」 にこ(んぎぃーッ!?あ、甘い爆弾でも食べてるみたい……っ!)
希「に、にこっち……」
にこ「〜ッッッ」ゴクンッ
真姫「……どぉ?」
にこ「はぁ……べ、別にどうって事」
にこ「──んっ!?」
海未「に、にこ!?」
にこ(……ぇ、うそっ)
希「だ、大丈夫なん?」
にこ(な、なんで?そんな感じ全然しなかったのに……)
にこ(てゆーか、先週終わったばっかなのよ!?あり得ないでしょ!?) 真姫「にこちゃん?どうしたの?」
にこ「ちょ、ちょっとトイレ!!」
ダッ
絵里「え?さっき穂乃果も行ったわよね……?」
海未「???」
希「……ねぇ、真姫ちゃん」
真姫「……」
「たっだいまーっ!」
「お、遅くなってごめ〜ん!」
「はひっ、はひぃぃ……っ!」 真姫「あら?」
希「おぉ、凛ちゃん!」
絵里「それに、ことりと花陽も……割と時間がかかったわね」
ことり「う、うん」
花陽「えへへ、ご、ごめんなさい」
海未「凛。ソレは──」
凛「にゃ〜、もちろん盛岡冷麺だにゃ〜」
海未「ちょ、ちょっと良いですか?」スッ
凛「うん。早めに返してね」パッ
海未「……」ヒヤッ 海未「……水で作る物だったのですか?」
凛「ううん。お湯だよ」チクタク
海未「は?有難くもキンキンに冷えてますよ?どう考えてもおかしくないですか?」
凛「おかしくないです」グゥ~ッ
海未「おかしいですよ!物の10分かそこらで熱湯が冷水になる訳ないでしょ!?シベリアじゃあるまいし!」
凛「……」グゥ~ッ
凛「おかしいのは海未ちゃんだよ!」パッ
海未「はぁ!?そこに直りなさいっ!!」
凛「……」ズルズルッ
海未「なんでっ!!麺をっ!!啜ってるんですかっ!!!」
凛「冷麺ウマー」ズルズルッ 花陽「こ、ことりちゃん……付き合わせちゃってごめんね?」
ことり「ううん。楽しかったから大丈夫♪」
真姫(楽しくなかったらどうなるのかしら)
花陽「でも、いいお米が一杯買えて良かったなぁ」
「ただいまー!」
「……」
絵里「穂乃果!にこ!」
穂乃果「やっほー!」
にこ「……」
穂乃果「いやいや、それにしても大変だったよねぇ」
希「なにが?」
にこ「!」ガシッ
穂乃果「ほぅっ!?」 にこ「(アンタねぇ)」ヒソ
穂乃果「へ?」
にこ「(只でさえ恥ずかしいんだから、あんま大声で言うんじゃないわよ!)」ヒソヒソ
穂乃果「(あ……ご、ごめん!)」ヒソッ
にこ「まったくもうっ」
絵里「二人とも、もしかしてお腹壊したの?」
穂乃果「ぅ……え、えっとね?」
にこ「そうなのよ」
穂乃果「え?」
にこ「多分、甘過ぎたからお腹がビックリしたんでしょうね」
絵里「あぁ、なるほど」 真姫(は?)
海未(何がなるほどなんですか?)
凛「カクテキウマー」モグモグ
ことり「ちょ、ちょっとごめんね?」
海未「え?」
ことり「ことり、少し喉が渇いちゃったからジュース買おうかなって」
真姫「……コレで?」
ことり「うん」
希「えっと、飲み物が出るとは限らないんよ?現にことりちゃんの時だって……」 ことり「あはは……でも、近くにコンビニも自販機もないからさ」
ことり「それに、もう一回くらい試してみたいなって思ってたしぃ……」チラッ
海未「ことり。もう駄目ですよ」キッ
ことり「で、でもぉ」
「──ふんっ!」ガシッ
海未「なっ!?」
穂乃果「ことりちゃん!今だよ!」ググッ
ことり「ほ、穂乃果てぃやん!」
海未「おのれ高坂っ!!」ジタバタッ
にこ「……」
チャリン! ことり「ピッピッピっと♪」
海未「離しなさいっ!」グイッ
穂乃果「ふぬーっ!」グッ
ドサッ
希「今の音……」
真姫「ジュースではないわね。」
ことり「……」ガタッ
絵里「な、なにが出て来たの?」
ことり「……」
海未「ことり!もうだんまりは無しです!」グッ
穂乃果「あぅっ」パッ
ことり「……なに?これ」 真姫「どれ」
希「っ」
ことり「熱逆転シュークリーム……?」
海未「は?」
穂乃果「シュークリーム!?」
凛「食べたい!」
絵里「ね、熱逆転?一体どう言う物なのかしら……?」
花陽「えっと……持ってみた感じはどぉ?」
ことり「……」
ことり「……少し冷たい。」 真姫「(ねぇ、どう思う?)」
希「(う〜ん……割とふつうかなぁって、)」
真姫「(麻痺してるわね)」
希「(まぁ、今までの奴がアレだったから)」
ことり「……っ!」
ことり「あれ!?」
穂乃果「え?」
海未「ど、どうしたのですか!?」
ことり「え、えっとね?」
ことり「なんか、持ってたら段々と冷たくなって来たってゆーか……」 にこ「は?普通逆でしょ?」
真姫「!?」
希「ね、熱逆転ってまさか……っ!」
絵里「ちょ、ちょっと貸して!」
ことり「っ」スッ
絵里「……」
絵里「……?」
真姫「……あの、手の温度がことりと大差無いのなら、持ってても分かりにくいんじゃ──」
絵里「知ってるからっ!!」
真姫「!?」
絵里「持ってみたかっただけよ!」 真姫「そ、そう」
希(誰が入れたの、ポンコツスイッチ)
海未「ちょっと待って下さい!それって本当にシュークリームなのですか!?」
ことり「と、取り敢えず開けてみるね!」
ことり「……」スッ
絵里「……パッと見はシュークリームね。」
海未「匂いも……クンクン……普通ですね」
真姫「手触りも異常ないわ」
凛「じゃあ食べてみるにゃ!」
希「それは……どうやろ……」
穂乃果「えーっ!大丈夫だよ!」 花陽「あ、あの……一回割ってみるといいかも……なんて」
真姫「そうね。一度中身を確かめた方が遥かに安全だわ」
ことり「よ、よし。半分こにするね?」
パカッ
トロッ
絵里「……普通のカスタードね。」
ことり「はわわわ!た、垂れるぅ!」
ことり「──はむっ!」パクッ
凛「あ!」
にこ「はっ!?」
海未「なぜ口で!?」 ことり「〜ッッッ」
絵里「ことり!!なんで食べちゃうのよ!?」
真姫「割った意味ないじゃないの!!」
ことり「ムグムグッ」
穂乃果「ことりちゃんだけずるーい!」
花陽「だ、大丈夫?」
ことり「──ッ」ゴクンッ
ことり「美味しいっ!」
穂乃果・凛『えっ!!?』 ことり「凄いよコレ!まるでカスタードアイス食べてるみたい!」
穂乃果「ちょーだーい!」
凛「凛も!凛も!」
ことり「はい、どうぞ♪」
凛「はむっ」
穂乃果「ほむっ」
凛「ん〜♪」
穂乃果「冷たくて美味ひぃ〜♪」
絵里「〜っ」
花陽「お、美味しそう……」
「ストップ」 穂乃果「ほぇ?」
ことり「ど、どうしたの?」
真姫「……それ、どう考えてもおかしいでしょ」
凛「なにが?」
真姫「なにが!?常識的に考えてみなさいよ!熱逆転ってなに!?あり得ないでしょ!?」
希「そ、そうやね。今の時代でそんなん作るのは恐らく無理やろうし」
花陽「や、やっぱりこれ……未来の自販機なのかなぁ……」
希「う〜ん。未来のかどうかは分からんけど、なんだかそろそろヤバい様な気がするんよ」
希「──カードも言うてるし。」ピッ 海未「やはりやめましょう。これ以上買ってもメリットがあるとは思えません」
絵里(凄いコレ……口の中でもずっと冷たいままだ……)モムモム
海未「ですよね?絵里」
絵里「!?」ゴクンッ
絵里「あ」
海未「え?」
絵里「……ううん、なんでもない」
海未「?」
穂乃果「お願い真姫ちゃん!最後にもう一回だけ買わせて!」 真姫「中毒者みたいなこと言わないで」
凛「お願いにゃ〜マキぽ〜ん」スリスリ
真姫「引っ付かないで!」
希「……じゃあ、これでホントに最後やで?」
穂乃果「うん!」
真姫「ちょっと!希!」
希「ただし、出て来た物を不用意に開けたり出したり、間違っても食べたりしたらあかんよ?」
穂乃果「わ、分かりました!」
凛「誓います!」 海未「はぁ……どうなる事やら、」
真姫「……ま、何も起こらない事を祈りましょ」
希「で?どっちが買うん?」
凛「凛が買う!」
穂乃果「えー!穂乃果も買いたいよ!」
絵里「貴方もう二回も買ってるじゃない」
凛「そうにゃそうにゃ」
穂乃果「うぅ……」
穂乃果「あ!」
穂乃果「じゃあさじゃあさ!最後はみんなでお金出し合って買おうよ!」 海未「なぜそうなるのですか!」
ことり「わぁ、それいいねぇ♪」
海未「ことり!」
花陽「ひゃ、100円なら……」
凛「楽しそうだにゃー!」
にこ「んじゃ、一人100円ずつでいいんじゃない?」
穂乃果「そうしよう!」
希(500円以上は初めて……どうなるんだろ、)
真姫(取り敢えず、"食品"である事を願うわ)
チャリン チャリン
穂乃果「ん〜、900円かぁ……あと100円アレばちょうど1000円なんだけどなぁ」 チャリン
穂乃果「え?」
真姫「……」
凛「ま、真姫ちゃん?」
真姫「コレで最後なんでしょ?しょうがないから出してあげるわ」
穂乃果「真姫ちゃーん!」ダキッ
真姫「ぐぇ!」
凛「にゃふふ〜ん♪」スリスリ
真姫「ちょっと!」
ことり「ま、まぁ何はともあれ、コレで1000円になったよ?穂乃果ちゃん」 凛「穂乃果ちゃん、よろしくにゃ!」
花陽「ば、番号はお任せするね?」
にこ「最後なんだし、スッゴいの頼むわよ」
穂乃果「うん!お任せあれ!」
チャリンチャリンチャリン
穂乃果「えっと……番号は、」pi pi……
穂乃果「えへへ、行くよ〜?」
穂乃果「えいっ!」pi!
ドゴッ
穂乃果「!?」 海未「な、なにか凄い音がしましたよ!?」
真姫「なんか、重くて硬そうな音だったわ」
穂乃果「み、見てみるね?」
ガタッ
絵里「穂乃果、気を付けてね」
花陽「穂乃果ちゃん……っ」
希「〜っ」
穂乃果「……」スッ
穂乃果「……なんだコレ?何かのスイッチ?」 にこ「ん〜?」
にこ「……押して下さいと言わんばかりに、真ん中に一個だけ赤いボタンが付いてるわね」
凛「でも、大して大っきくはなかったにゃ」
真姫「どぉ?穂乃果、何か変わったところはあるかしら?」
穂乃果「ん〜?」チラッ
穂乃果「なんか、横に変なマークが付いてる」
にこ「マーク?」
穂乃果「このマーク……どっかで見たことがある様な、無いような……」スッ 真姫「!?」ギョッ
海未「!?」ギョギョッ
「ほ、穂乃果っ!!」
穂乃果「へ?」
真姫「今すぐ離れてっ!!」
穂乃果「ど、どうしたの?」
海未「分からないのですか!?」
海未「ソレは《放射能標識》ですっ!!」
穂乃果「???」 真姫「とにかくそれ捨ててっ!!」
穂乃果「は、はい!!」ポイッ
にこ「はぁ!?な、なんでそんなもん……っ」
海未「捨てましょう!!今すぐ捨てるのですっ!!」
穂乃果「で、でもまだ──」
海未「コレだけ言ってもまだ!そのスイッチを使いたいと言うのであればっ!!」バッ
穂乃果「!?」
海未「……先ずはこの私、園田海未を倒してからにして貰いましょう」……ズズズズッ
穂乃果「う、海未ちゃん!?」 ことり「放射能……?うそでしょ……?」
絵里「ほ、ほ、放射能漏れを防ぐには……っ、うぅ……ふ、震えてフリック出来ないぃ……」
凛(……まてよ?あのシュークリーム、もしレンジでチンしたらどうなったんだろう?)
花陽「ひいぃぃぃぃっっ!!!」
希「み、みんな?ちょっと落ち着いて」
真姫「冗談でしょ……っ、こんな……っ!」
希「ま、真姫ちゃんも落ち着きぃ!」
希「コレは自販機なんやで?そんなもん入ってたらとっくに撤収されとるって!」
真姫「……そ、そうよね。その通りだわ」
希「大丈夫。ただこう言うマークが付いてるってだけだと思うんよ」 海未「さぁ穂乃果!掛かって来なさいっ!」
穂乃果「わ、分かった!もう触んないから!」
絵里「かか、核兵器……っ?アレが……人類最悪の兵器なの……?ミサイルじゃないの?」
希「えりち、ポンコツタイムはそろそろ勘弁して」
にこ「……まぁ、今までの事を考えたらコレも当然ギャグ商品なんでしょうね」
真姫(ギャグで済まない物も何個かあったけど)
希「うん。ウチも多分そうだと思うんよ」
ことり「そ、そうだよね?こんなアニメみたいなスイッチ無いもんね」
穂乃果「そうなの?」 凛「まぁ、食べ物に関係したものだとしたら、少なくとも爆発とかはしないんじゃない?」
にこ「アンタ、たまに核心を突くわよね」
穂乃果「……確かに!」スッ
にこ「!」
穂乃果「やっぱりコレ、ただのおもしろグッズなんだよ!」ケラケラ
ポチッ
希「あっ」
──カッ!
ドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッ モクモクモク……
海未「……」
希「……」
ことり「……ケホッ!ケホッ!」
絵里「……」
真姫「……オレンジくさ、」
凛「にゃ〜……」
にこ「…………穂乃果……アンタッ、」
穂乃果「…………すっ」 穂乃果「スッゴかったでしょ……?」ニヘ
ポカッ
おわり。 第一回
SCP-261【異次元自販機】
と
μ'sの愉快な仲間たち
〈本家〉
http://ja.scp-wiki.net/scp-261 自販機もいくつもあるんだな
http://ja.scp-wiki.net/scp-294
こっちだけ知ってた
面白かったよ! 次回はSCP-1306ですので
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