ことり「海未ちゃんは今日からμ'sの彼氏!」
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ことり「海未ちゃん、久々の新曲で作詞の腕がなまってるんじゃない?」
海未「いえ、そんな事は…」
ことり「海未ちゃん!!」
海未「は、はい」
ことり「皆で久しぶりに歌うんだよ?最高の曲にしないと!!」
海未「えぇ、ですから作詞は順調に…」
ことり「やっぱり調子が出ないんだね!!」
海未「あの、ことり?話を聞いてください」
ことり「というわけで海未ちゃんには甘々キュンキュンな歌詞を書きやすいようにメンバー皆の彼氏になってもらいます!」
海未「あの…はい…」 音楽室
海未「という事でことりの口車に乗せられてしまって…」
真姫「ナニソレ…まぁ、当時の感を取り戻すためっていうのは良いと思うけど…」
海未「私の歌詞、そんなにレベルが落ちましたか?」
真姫「いえ、むしろ良くなってるわよ」
海未「真姫…ありがとうございます」ニコッ
真姫「なっ、ほっ…本当の事言っただけだから!」
海未「だからそれについてお礼を…」
真姫「あーもう!わかってるってば!」
海未「ふふっ、真姫は変わりませんね」 真姫「で、どうするの?明日から彼氏期間スタートなんでしょ?」
海未「どうすると言われましても…いつも通り過ごすしかないかなと」
真姫「…まぁ、ことりが楽しんでるだけだろうしそこまで気にする事ないんじゃない?」
海未「それならいいのですが…ことりには困ったものです」
真姫「あの子、海未と穂乃果の事大好きすぎるのよ…」
海未「ふふっ、大事な幼馴染ですから」
真姫「本人が満更でもないのがねぇ」 真姫「ま、頑張りなさいよ彼氏さん」
海未「私は付き合い方を変えるつもりはないので頑張る事は無いですよ?」
真姫「何言ってんのよ、立場を利用してことりをぎゃふんと言わせるチャンスじゃない。」
海未「ぎゃふんと?」
真姫「えぇ、海未はいつも受け身なんだから今回は攻めに回ればいいの」
海未「攻め…ですか?」
真姫「例えば…海未、手を出して」
海未「こうですか?」スッ
ギュッ
真姫「こうやって自分から手を繋ぐとか」
海未「ま、まま真姫!?//」 真姫「何よ、私と手を繋ぐのは嫌ってワケ?」
海未「いえいえいえ!そんな事はないのですが!!//」
真姫「海未、明日から彼氏なのよ?」
海未「し、しかしそれはことりが勝手に…」
真姫「μ's全員の彼氏、でしょ?」
海未「ででで、ですが…」
グイッ
真姫「じゃあ海未は私の彼氏って事よね」ササヤキ
海未「っ!!!!////」
バッ
真姫「あ、手解けちゃったじゃない」
海未「きょっ…//今日は帰ります!!!!!また明日ごきげんようさようなら!!!!!//」ダッ
真姫「…ちょっと遊びすぎたかしら」 自宅
海未「か、かれし…思ったよりも大変なのかもしれません…ん?」
メールダヨ!メールダヨ!
真姫『ごめんなさい海未、今日はふざけすぎた。』
海未「まったく…真姫はおふざけが過ぎます!!」
海未「…こちらも急に帰って申し訳ありませんでした、と…」ポチッ
海未「ふぅ…ことりに勘弁してくださいと頼んでみましょう…今日のような事を皆からされたら気が気でなくなってしまいます」
メールダヨ!メールダヨ!
海未「ん、真姫でしょうか」ポチッ 絵里『なんだか大変な事になってるみたいだから明日は私と登校しましょう』
海未「絵里…確かに、普段通りことりと登校すると何をされるか…」
海未「…ぜひお願いします、私が絵里の家までお迎えにあがります…と」ポチッ
海未「さすがにクラスメイトのいる教室でことりが恥ずかしい事をする訳ないでしょうし…ことりとは朝のHR前にお話をする事にしましょう」
メールダヨ!メールダヨ!
絵里『了解、楽しみね。』
海未「…絵里、登校するだけですよ…ね?」 翌朝
海未「絵里は…まだ出てきてないみたいですね」
ガチャッ
絵里「海未、おはよう。待たせちゃったかしら」
海未「いえ、今来たところですよ」
絵里「ふふっ…ねぇ、今の恋人っぽいわよ」
海未「えっ、な、何を言ってるんですか!//」
絵里「ふふっ、冗談よ冗談!さ、学校行きましょ」
海未「ぐっ…はい!」 絵里「にしても昨日のことりのテンションは凄かったわよ?音楽室にいた2人にも見て欲しかったくらい」
海未「そ、そんなにですか…」
絵里「えぇ、それはもう。海未と合法でイチャつけるのが嬉しいんでしょうねぇ」
海未「ことり…あの子の将来が心配でなりません」
絵里「あら、てっきりことりの苗字が園田に変わるのかと思ってたけど?」
海未「変わりません!!!」
絵里「ごめんごめん…海未は妻をほったらかしで私と一緒にいるような不埒者じゃないものね。」
海未「ど、どういう意味ですか!」
絵里「え?だって…」 絵里「今日は私も海未の彼女なのよ?」
海未「ま、またアナタも真姫と同じような事を…」
絵里「あら、真姫が?あの子抜け駆けしたわね」
海未「絵里も絵里です!私で遊ぶのはやめてください!」
絵里「…遊びじゃないんだけど」ピタッ
海未「え、絵里?あの、恥ずかしいので手を頬から離してくれると嬉しいのですが…」
絵里「…海未、ほんとに綺麗な目。」
海未「ななっ、何を言ってるんですか急に!//私の反応で遊ばないでください!!//」
絵里「本気よ?このままキスだってできるけど?」
海未「なっ//さっ、先に行きます!!!///」ダッ
絵里「あっ、ちょっと海未ぃ!!」
絵里「行っちゃったかぁ…うーん」 海未「はぁ…はぁ…こ、ここまで来れば大丈夫でしょう…」ゼェゼェ
海未「まさか絵里がそう来るとは…もう少し用心深くなるべきでした…」
「あっ、海未ちゃんだにゃー!」
海未「…この声は…」
凛「うーみーちゃん!!!」バッ
海未「凛!わっ」
ドスン
凛「え!?ご、ごめんね海未ちゃん!いつもは受け止めてくれるから…調子悪いの?大丈夫?」
花陽「凛ちゃん待ってぇ〜!」タッタッ
凛「かよちん!海未ちゃんが!」
花陽「へ!?う、海未ちゃん大丈夫!?」
海未「…あ、大丈夫です…少し星を見てました」 凛「ふーん、絵里ちゃんから逃げてたから息切れしてたんだね」
花陽「え、絵里ちゃんがそんな事を…//」
海未「…凛と花陽は…」
凛 花陽「?」
海未(…この2人は大丈夫そうですね)
花陽「でもビックリしたなぁ、昨日のことりちゃんすっごく興奮してて」
凛「頬を染めてヨダレを垂らしながらゼェゼェ言ってたにゃ!」
海未「え!?ことりが!?」
花陽「凛ちゃん、嘘はよくないよ」アハハ
凛「ごめんにゃ」 海未「とにかくことりと話をつけて彼氏期間を終了させてもらわないといけません」
凛「えぇ〜終わっちゃうの?凛はもっと海未ちゃんが困ってるところ見たいにゃ」
海未「りん…?」ギロッ
凛「ごめんにゃ」
花陽「ふふふ、私は海未ちゃんに迫る絵里ちゃんや真姫ちゃんが見たかったかなぁ」
海未「は、花陽まで…何を言ってるのですか」 凛「なんにせよ終わりにしちゃうのはもったいないにゃ!」
海未「凛…この状況を楽しまないでください」
凛「だってこの機会に普段じゃ見られない皆の一面が見れるかもしれないんだよ!?」
海未「…そうですが…」
凛「かよちん!試しに海未ちゃんと腕組んでみて!」
花陽「えぇ!?私!?」
海未「凛!?何言ってるんですか!」
凛「えっと…かよちんの引っ込み思案を治す為にゃ!」
海未「適当に言って今理由考えましたよね」 花陽「…海未ちゃん」
海未「花陽、無理しなくていいんですよ!こんなの…」
花陽「ううん、凛ちゃんの言う通りだよ、これも引っ込み思案を治すための1つの道なの…!」
海未「何簡単に乗せられてるんですか!?」
花陽「…それに、海未ちゃんなら…いいよ?//」
海未「はぅっ//」
凛「…ぷっ…くく…」ニヤニヤ
花陽「し、失礼します!」グッ
ギュッ
花陽「…えへへ、できた」
海未「は、花陽…//」 花陽「海未ちゃん、あったかいね」ニコッ
海未「は、はなよぉ…//」カァッ
凛「はいはいおふたりさん!こっち見て!」サッ
海未「え?」
花陽「へ?」
パシャリ
凛「この写メはμ'sのグループに貼っとくにゃ〜!」ダダッ
海未「なっ!?待ちなさい凛!!このっ、のわっ!?」
グイッ
花陽「う、海未ちゃんっ!」
海未「は、花陽?凛を追いかけないと…」
花陽「もうちょっとこのままがいい、な…//」ギュッ
海未「……わ、わかりました…(かわいい)」 このままでも十分キュンキュンできるよ
自然体でどうぞ 「ちょっとアンタ達!何やってんのよ」
花陽「あっ」
海未「にこ!」
希「ウチもおるで〜」
花陽「希ちゃん、おはよう」
希「にひひ、初日から女の子侍らせて、海未ちゃんやり手やなぁ〜?」
海未「違います!これは!//」
ギュッ
花陽「えへへ//」
にこ「コルルァ!花陽!!早く離れなさい!!」グイッ
花陽「えぇ!?ち、ちょっと待ってぇ〜!」 にこ「まっったく…アイドルは恋愛禁止!でしょうが!」
海未「にこ、あの、そもそも恋愛ではなくてですね…」
にこ「言い訳無用!恋人ごっこも恋愛のうちよ!」
希「まぁまぁにこっち、姉妹みたいでええやないの」
にこ「ぬわぁに言ってんのよ!!こんな所週刊誌にでも撮られたら終わりよ終わり!!」
希「もう凛ちゃんが写真撮ってウチらに送ってきてるけどな?」ニシシ
にこ「ぬわぁんですってぇ!?凛を追うわよ!!写真を消させるわよおぉぉ!!!」ダッ
希「えっ、ちょっとま…足はっや…」 希「で?海未ちゃんは清純な乙女の花陽ちゃんにどんな事をしたん?」
海未「何もしてません!!」
花陽「そ、そうだよ希ちゃん!海未ちゃんは…その…優しくしてくれたよ//」
海未「はっ、花陽!?その言い方は誤解を招きますからやめてください!!」
希「ふぅ〜ん、でも海未ちゃんは自分がやられる時は強引な方がええもんなぁ?こんな風にっ!!」バッ
海未「ちょっ、希!」
がしっ
希「わしわしやぁ〜!」ワシワシ
海未「あぁっ//ちょ、やめてください通学路の真ん中で!!///」
花陽「はわわ//」 希「いたいぃ」タンコブー
海未「希が悪いんです、しっかり反省なさい」
花陽「ご、ごめんね海未ちゃん、ぶたないで…」
海未「DV夫みたいな感じにするのやめてください!!」
希「そうこうしてるうちに学校着いたけど、海未ちゃんこれから頑張ってな?」
海未「登校だけでお腹いっぱいです…早くことりと話をつけないと…」
花陽「そういえばことりちゃん、衣装の調整で朝は部室に行くって昨日言ってたよ」
海未「部室ですか…わかりました、ありがとうございます!行ってきます!」
希「行ってらっしゃーい」
花陽「こ、こちらこそありがとうございました…//」 部室
ガチャッ
海未「ことり!お話しがあります!」
にこ「ことりならもう教室に帰ったわよ」
海未「えっ、にこ…何故ここに?」
にこ「ことりと2人で衣装のアレコレをやってたの、もちろん凛を捕まえてからだけど」
海未「そうだったんですか…ご苦労さまです。」
にこ「…ねぇ海未、凛が撮ったこの写真なんだけど」 海未「な、なぜそれを!?消したのでは!?」
にこ「聞きたいことがあったから保存しといたのよ、この写真のアナタの表情、これ理想のアイドルの表情よ」
海未「えぇ、そうですか…?隣の花陽の方が恥じらいがあって可愛いですよ」
にこ「花陽は恥ずかしがりすぎ!でも海未は普段からキリッとしてるから顔が赤くなって丁度いいバランスになってて最高よ!」
海未「それは…その、ありがとうございます…//」
にこ「だからこの顔、もっかいやってみて」
海未「えっ」 海未「その顔は不意に撮られた偶然の1枚で…意識してできるものではないというか…」
にこ「できるわよ!アイドルでしょうが!1回やった表情くらいいつでもできるようになってるでしょうが!」
海未「なってないですよ!?」
にこ「はぁ〜、しょうがないわねぇ」グイッ
ギュッ
海未「えっ、にこ?」
にこ「ほら、花陽がやってたみたいに腕組んであげたわよ!これでアンタも照れてまずは顔が真っ赤に…」
海未「えっと…アイドルは恋愛禁止!ではなかったのですか?」
にこ「…なってない…」 にこ「ちょっと!!なんで顔色ひとつ変えないのよ!!花陽の時はデレッデレだったでしょうが!」
海未「え?…確かに、何故でしょうか…」
にこ「ぐぬぬぬ…」ググッ
海未「痛っ!ちょ、にこ!腕に力を入れないでください!!…あっ、わかりました!」
にこ「何!?」
海未「花陽はなんだか柔らかくて可愛かったのですが、にこはその…固いので」
にこ「………ハァン??」
海未「…あっ、ごめんなさい」 にこ「…アンタねぇ…!!」
海未「あっ、じょ、じょ、冗談ですよ!!にこが腕をキツく締めるから…その」
にこ「もういいわ!!わかったわよ!!にこの魅力を教えてやるわ!!!」
海未「えっそれは別に…」
にこ「うるさい!つべこべ言わずに…倒れなさい!!」バタン
海未「いたっ、ちょっとにこ!押し倒すなんて危ないじゃないですか!」
にこ「ふぅ〜ん、まだ余裕って感じね」
ノスッ
海未「えっあの、にこ?上に跨るのはその…」
にこ「覚悟しなさい海未、腑抜けにしてやるんだから!」 海未「な、何言ってるんですか!どいてください!」
にこ「あらぁ?無理やりどかしていいの?ニコはお肉のついてない固くて軽い体だから乱暴されたら怪我しちゃうニコ〜」
海未「なっ…た、確かに」
にこ「確かにじゃないわよアホ!!」グイッ
海未「に、にこ!顔が近いです!!」
にこ「胸ぐら掴んでるのはスルー?海未ってMなの?」ニヤニヤ
海未「そ、そういうことではなくてっ//」
にこ「ふふ、赤くなってきたわね」 にこ「ねぇ海未、このまま顔が近付いてったらどうなると思う?」グッ
海未「だ、ダメですにこ!やめてください!!//」
にこ「バカにしてた先輩にいじめられる気分は?ん?」
海未「ばっ、バカにしてなんていません!にこは私の大事な先輩です!!」
にこ「っ!//はっ、はぁ!?何言ってんのよ急に!!//」
海未「本当の事です!にこの事は心から尊敬していま……凛?」
にこ「は?凛?」
パシャリ
凛「にこちゃん、恋愛禁止なんて言っときながら大胆だにゃ〜」ニヤニヤ
にこ「なっ、アホ!!その携帯貸しなさい!!待てこらああああ!!!!」ダッ
凛「にゃはははは!今度は逃げ切って見せるにゃ!!」ダダッ
海未「………」
海未「あっ、もうこんな時間じゃないですか!早く教室に戻らないとHRが始まってしまいます」 教室
海未「セーフ…です」
穂乃果「海未ちゃん遅い!遅刻ギリギリじゃないですか!また夜ふかししたんでしょう!これだからあなたは…」
海未「穂乃果?それは誰のマネですか?」ギリッ
穂乃果「すいませんでした…」
海未「まったくあなたという人は…」
ことり「海未ちゃん?随分とお楽しみだったんだね」ギリッ
海未「すいませんでした…っていや!何も楽しんでません!!」
ことり「その割にはずいぶんと時間をかけて登校したんだね〜」ニコッ
穂乃果「そうだよ!私の家より絵里ちゃんの家からの方が学校には早く着くのに!」
海未「学校にはもっと早くに着いていたんです!」 穂乃果「へ?じゃあどこにいたの?」
海未「部室です」
穂乃果「教室にカバンも置かずに部室に直行?」
海未「はい、ことりが部室にいると聞いていたので…」
ことり「ことりを探しに行ってたの!?//」バッ
海未「はい、ちょうど入れ違ったみたいで…にこに会いました。」
ことり「そっかぁ…ふふ、私を探しに来てくれるなんて、嬉しいなっ」ニコッ
海未「あ、あはは…」 昼休み
真姫「…で、ことりがあまりにも嬉しそうにしてるから言い出せなかったって?」
海未「はい…幸い授業中や10分休みは特に何もなかったのですが…」
真姫「まぁ、昼休みは長いから絶対に何か仕掛けて来るわよね」
海未「はい。だから音楽室にお邪魔して真姫とお弁当を食べようと思いまして」
真姫「あのねぇ、私は音楽室に住んでるわけじゃないの。今日はたまたまピアノ弾いてただけで凛と花陽を断って来てるんだから」
海未「ふふ、すいません。なんだか真姫がいるような気がしたので」
真姫「な、ナニヨソレ//」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海未「さてと、予鈴も鳴りましたしそろそろ教室に帰りましょう」
真姫「そうね…あっ、ちょっとまって」
海未「はい?」
真姫「新曲なんだけど…改良案があってね、2分で終わるから聞いてくれないかしら」
海未「今ですか?放課後でも…」
真姫「これで頭がいっぱいで授業に集中できないのよ、海未の意見も聞かせて」
海未「ふふ、真姫は本当にμ'sが大事なんですね」
真姫「は、はぁ!?//違うわよ!…違わないけど…」
海未「いいですよ、聞かせてください」 チャーン
真姫「…どうだった?」
海未「えぇ、とてもいいと思います。きっと皆も気に入りますよ」
真姫「ふふっやっぱりそうよね!悩んだ甲斐があったってもんよ」フフン
海未「…真姫は本当にすごいです、真姫と一緒に曲が作れて良かった」
真姫「えっちょっと何よ急に」
海未「思った事を言っただけです、さぁ行きましょう!授業に遅れますよ」
真姫「…待って」 海未「え?早くしないと…もう走らないと間に合わないですよ」
真姫「…私も海未と一緒に曲が作れて幸せよ」
海未「…そ、そうですか//ありがとうございます」
真姫「ねぇ海未、聞きたいことがあったの…あなたは自分の詩みたいな恋愛がしたいの?」
海未「えっ//いやいやいや!詩は詩でしょう!?私は別に、その恋愛がしたいという訳では…いや、したくない訳でもないんですけど…真姫!変なこと聞かないでください!!」
真姫「ふふっ、良かった…キミのくせにとか読んでたら、あなたは穂乃果とかことりとか、幼馴染が好きなんだと思っちゃってたわ」
海未「確かに2人のことは大好きですけどそれはあくまで幼馴染で…あぁもう!何言ってるんですか私は…何を言わせるんですか真姫は!!」カァッ 真姫「ふふっ、じゃあ私にもチャンスはあるって事よね」スッ
海未「えっなんですか急に手を取って…また昨日みたいに私をからかうつもりですか!?いい加減に」
ギュッ
真姫「手じゃなくて体を絡ませれば逃げられないんじゃない?」ダキッ
海未「まっ…真姫…?//」
キーンコーンカーンコーン
真姫「ふふっ、授業始まっちゃったわね」
海未「あの…真姫!またふざけてると怒りますよ!?//」
真姫「…ふざけてないから逃がさない」ギュッ 海未「ま…真姫…//」
真姫「大体ズルいのよ、穂乃果とことりばっかり」
海未「2人が…ですか?」
真姫「海未ちゃん海未ちゃんっていつもベタベタして…私だって海未に甘えたい」
海未「真姫、何か変ですよ??私緊張感より心配が勝ってきましたよ??//」
真姫「…疲れてるのかもしれないから、膝枕してくれる?」
海未「わ、わかりました!わかりましたから、そろそろ離れてください!」バッ
真姫「ふふっ…やった」
海未(真姫のこんな笑顔、初めて見ました…//) 真姫「あーー…幸せかも。膝枕っていいわね」
海未「真姫…あの、本当に疲れているだけですか?あまりにもその…なんだか幼児退行しているというか…」
真姫「失礼ね、別に甘えたっていいじゃない。海未は私の彼氏なんだから」
海未「なっ…ぐぬぬ…」
真姫「別に?やめて欲しいならいいけど?彼氏って別れることもできるんだし」
海未「わ、別れる…ですか?」
真姫「えぇ、私は海未の意思を尊重するけど?別れる?」
海未「そんな…真姫と別れるだなんて…私は…」 真姫「そう…悩むくらいなら別れた方がいいんじゃない?」
海未「た、ダメです!!別れるなんて!!私は真姫の事好きですよ!!!」
真姫「うぇっ//」キュン
ガチャッ
穂乃果「海未ちゃ〜ん、ここにいるの〜?」
海未「穂乃果!?」
真姫「…いいところに…」スクッ
真姫「穂乃果、海未ならここよ」
海未「えっちょっと真姫!」
穂乃果「あっ真姫ちゃん!海未ちゃんも!」 穂乃果「もう!心配したんだよ?あの文武両道成績優秀容姿端麗大和撫子の海未ちゃんが授業サボるなんてって先生もショック受けてたし!」
真姫「ごめんなさいね、少し目眩がして倒れちゃって。保健室も遠いし海未に看てもらってたの。」
海未「そ、そういうことなんですっ」
穂乃果「なんだそういうことだったんだね…って、真姫ちゃんそれ大丈夫なの!?今日の練習出れる!?」
真姫「大丈夫よ、海未のお陰でね」ウインク
海未「ぬっ…わ、私が頑張って看病したので!!」
穂乃果「良かった良かった、じゃあ次の授業遅れちゃダメだし真姫ちゃんも教室にお戻り〜」
真姫「…そうね、じゃあまた放課後」 穂乃果「…で、海未ちゃん?本当は1時間も何してたのかなぁ?」
ガチャッ
海未「えっと…穂乃果?なぜ音楽室の鍵を閉めるんですか?私達まだ出てませんよ?」
穂乃果「そりゃあ鍵かけてないと人入って来ちゃうかもだし…」
海未「そ、そうですねぇ…あはは…(これは嫌な予感が)」
穂乃果「……おりゃあ!!」バッ
海未「えっ、ちょっと穂乃っきゃあ!?」
ドスン 海未「いたた…穂乃果、また太りましたね?」
ギューッ
穂乃果「あーんもう!そういうのは今はいいの!!」
海未「やれやれ…」ナデナデ
穂乃果「あっ撫でて…//じゃなくて!!真姫ちゃんと1時間も何してたのさ!」
海未「べ、べつに…さっき真姫が説明した通りです…」
穂乃果「むぅ〜、海未ちゃん嘘ついてる」
海未「う、嘘じゃないですし!!」
穂乃果「絶対嘘ついてる!!」
海未「ついてません!!」 穂乃果「ついてる!!わかるもん!!」
海未「なんで穂乃果にわかるんですか!!見てもないでしょうに!!」
穂乃果「だっ…だって…」
ギュッ
穂乃果「海未ちゃんは、穂乃果の…ずっと一緒にいる大事な人…だし…//」
海未「…ばっ、なっ、何言ってるんですか!?//」
穂乃果「う、うそじゃないもん!ホントの事だもん!!//」
海未「うぬぬ…//」 海未「確かに…真姫の説明は…ちょっと嘘ですけど…」
穂乃果「ほらやっぱり!!」
海未「でも決してやましい事をしていた訳ではありません!!多分!!」
穂乃果「…信じるからね?海未ちゃん」
海未「もちろんですとも」
穂乃果「…えへへ〜!じゃあ心配かけたお詫びに1時間穂乃果と一緒にいよう!」
海未「それはダメでしょう!?そんな事したら私が授業を2つも…」
穂乃果「でももうチャイム鳴ってるし…」
海未「…気付きませんでした」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「あはははっ!それでね!その時雪穂がー」
キーンコーンカーンコーン
穂乃果「あっ」
海未「あら…授業が終わったみたいですね」
穂乃果「むぅ…もっと話したい事いっぱいあったのに…」
海未「ふふ、そんな今生の別れじゃないんですし…また後で続きをしましょう?」
穂乃果「ダメだよ!…海未ちゃんと2人になる時って最近あんまりないし」
海未「穂乃果…」 穂乃果「真姫ちゃんが羨ましいなぁ、作曲の時は何時間も一緒なんてザラじゃん。穂乃果が海未ちゃんと2人きりなんて、最近1日に10分あるかないかだよ」
海未「…じゃあ今度、1人で穂乃果の家に泊まりに行きますよ」
穂乃果「いいの?ほんと!?」パァッ
海未「えぇ、もちろんことりやμ'sの皆には内緒です」クスッ
穂乃果「…えへへ…海未ちゃん、こっちきて」
海未「?はい」 穂乃果「うーん…ちょっとだけ屈んで?」
海未「こう…ですか?」
穂乃果「そうそう、頭撫でたげる」ヨシヨシ
ナデナデ
海未「ほ、穂乃果!?これはどういう…」
穂乃果「…昔は穂乃果の方が背高かったのになぁ…」ナデナデ
海未「…そうですね、いつの間にか私の方が大きくなっていました」 穂乃果「…ねぇ海未ちゃん、今よりもっと大きくなっても…ずっと一緒にいようね」
海未「ふふっ、もちろんです。あなたとならどこへでも。」
穂乃果「…海未ちゃん大好き!」ダキッ
海未「うおっと…穂乃果、やっぱり太りましたね?」
穂乃果「あーんもう!だからそれはいいんだってばぁ!!」 ガチャガチャ
「ちょっと?鍵かかってるんだけど」
「でも確かにここだって真姫ちゃんが…」
穂乃果「あっ、ことりちゃんの声だ!ちょっと待ってね!」ガチャッ
絵里「あら穂乃果、やっぱりここにいたのね」
ことり「穂乃果ちゃん!海未ちゃんも!心配したんだよ!?」
海未「あぁことり…ごめんなさい、迷惑をかけてしまいました」
ことり「ううん、何もなくてよかったぁ海未ちゃん」ギューッ
海未「あっもう…ことりったら」ナデナデ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海未「という訳でですね、ことり…やはり皆の彼氏というのはナシにして頂きたいのです」
ことり「だめっ!!!」
海未「即答ですか」
絵里「そりゃそうよ、だって言い出しっぺのことりがまだ何もしてないんだもの」
ことり「そうだよぉ!ことりだって海未ちゃんに色々したい!!」
海未「いつも色々されてる気がするのですが…」 希「ことりちゃんの言う通りや!ウチもまだ何もしてないもーん」
凛「凛もだよ!」
穂乃果「わっ、急に出てきた!」
海未「そもそも!!何もしないでください!!」
ことり「むぅ〜…海未ちゃんのばか!もう知らない!!」
絵里「あらあら」
海未「こ、ことりぃ…」 絵里「海未、花陽とは腕を組んだんでしょう?真姫には昨日音楽室でからかわれて…」
穂乃果「私はさっきまで2人でお喋りしてたよ!」
絵里「私は今朝遊ばせてもらったわ」フフン
希「となると後はウチと凛ちゃんと…にこっちとことりちゃんが何もしてないんやね」
海未「…あっ、にこは今朝部室で色々と…」
凛「ばっちり携帯に写真があるにゃ!」
「りんんんんん!!!!!やっと見つけたわよおぉぉぉぉぉお!!!!!!!」
凛「さらばにゃ!!!」シュバババババ
穂乃果「…凛ちゃん足速いねぇ…」
絵里「凛はあの調子だしノーカウントでいいんじゃない?」
希「…まぁ、ウチも今朝わしわししたし…あとはことりちゃんだけやね。」 ことり「ほらあ!海未ちゃん!!」
海未「そ、そもそも全員平等に何かするなんてルールはなかったはずですが!?」
絵里「海未…」
希「海未ちゃん、それはあかんよ」
穂乃果「…そうだよ海未ちゃん、皆ことりちゃんのおかげで海未ちゃんに積極的になれたんだし」
海未「で、でも…」
絵里「メンバー間で差を付けるのは私としては見過ごせないわね」クスッ
希「えりち、楽しんでるのバレバレや」
海未「うぅ…」 絵里「じゃ、私達は出ていくから」
穂乃果「ことりちゃん、ファイトだよ!」
希「鍵は置いてくからな〜」
バタン
海未「…えぇ…っと…」
ことり「///」カァッ
海未「こ、ことり…あの…」
ことり「…どうしよう、海未ちゃん」
海未「え?」
ことり「どうしよう…」 ことり「私ね、もしも海未ちゃんが彼氏だったらやりたい事がいっぱいあったの」
ことり「でも…その、いざこういう状況になると…」
ことり「…海未ちゃん、ことり…何をすればいいのかなぁ…?//」ジッ
海未「…ことり……もう少しこっちへ」
ことり「へ?…あっ」
ダキッ
海未「ことりはいつも通りでいいんですよ、それが私の大好きなことりなんですから。」
ことり「海未ちゃん…//」カァッ ことり「まいっちゃうなぁ、海未ちゃんをドキドキさせようと思って私から言い出した事なのに…」
海未「ふふっ、そんな事しなくても私はいつもことりを見てますから」
ことり「…ありがと海未ちゃん、好きだよ」ギュッ
海未「えぇ、私もです」クスッ
ことり「…よしっ!じゃあもう終わりっ!!」
パッ
海未「あっ、ことり…もういいのですか?まだ数分しか…」
ことり「もうじゅうぶんだよ…海未ちゃん、ことりのワガママに付き合ってくれて本当にありがとう」ニコッ
海未「ことり…はい、こちらこそありがとうございます。いい経験になりました」ニコッ 翌日
海未「はぁ…まだ昨日の疲れが取れません」
希「ふふふ、お疲れ様やったね」
凛「結局昨日の写真は全部にこちゃんに消されちゃったにゃ〜」
海未「それは朗報ですね、少し元気が出てきました」
希「それにしても海未ちゃんはモテモテなんやねぇ、改めてビックリや」
海未「そうでしょうか…絵里なんて完全に遊んでたようでしたけど…」
凛「あ、でもね!昨日からかよちんと真姫ちゃんはずっと様子が変なんだよ!」
海未「花陽と真姫が?」 希「花陽ちゃんは顔真っ赤にしてたからわかるけど…真姫ちゃんも?」
凛「うん、なんか帰りにずーっと「あああぁぁぁあ!!
やっちゃったあああああ!!」って唸ってたにゃ」
海未「あぁ…真姫、やはりあの時は正気じゃなかったのですね…意外と雰囲気に流されやすいのでしょうか」
希「ほぉー?海未ちゃん、相当な事をしたみたいやね」ニヤニヤ
凛「何したの!?海未ちゃん何したの!?」
海未「わ、私は何もっ」 希「そういえばウチと凛ちゃんは昨日なぁなぁで終わってちょっと消化不良ぎみやんなぁ」
海未「えっ、希っ!?あなた自分で…」
凛「そーだよねっ!!凛達も海未ちゃんに何かしたいにゃ!」
海未「凛っ!!あなたまで!!」
希「なぁ海未ちゃん?ツイてる事に今日はユニット練習や」ソー
凛「邪魔者は来ないにゃ〜」ゾロゾロ
海未「だ、だ、誰か助け…」ガクガク
ガチャッ
ことり「海未ちゃん!!」
海未「あぁっことり!!」
ことり「いい事思いついたの!!明日から海未ちゃんはμ'sの彼女!!!どうかな!?」ニコッ
希「おっ、いいねぇ」
凛「賛成にゃー」
海未「だ…誰か…」
ダレカタスケテーーーー!!!!
おわり いいね
うみまき好きだから多めに書いてくれてうれしい ことりと穂乃果はお互い暗黙の了解で抜け駆けしないところ真姫ちゃんが抜け駆けして仲良くなって焦ることほのが見たい こういうみんながイチャイチャしてるかわいいお話ほんと好き
できればうみりんとのぞうみもっと詳しく読みたい 乙乙
彼女編が気になる、みんなとのデートとか見たい μ's全員の彼氏ってことは自分自身の彼氏でもあるってことか? ttps://twitter.com/i/status/1170897517866713088
完熟バナナ3本でお相手します!!!
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています