花丸「想いを伝える」
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花丸「…千歌ちゃん。」
千歌「ん？なぁに？花丸ちゃん」
花丸「あのね…その…」
千歌「どうしたの？」
花丸「いや…えっと…なんでもないずらっ！
千歌「…？そ、そっか…」
三年生が卒業してから、一年が経って、千歌ちゃん達ももう三年生。
来年には、離れ離れになってしまう。
そうなる前に…伝えなきゃ…
…でも…
千歌「花丸ちゃーん！」
花丸「なんずら？」
千歌「急にごめんね！読みたい本があるんだけど…どこにあるかわかんなくて…。」
花丸「どんな本ずら？」
千歌「えーっと…」
花丸「これ…かな？」
千歌「そう！それだよ！！ありがとう花丸ちゃん！」
花丸「どういたしましてずら。」
千歌「これ借りてっていい？」
花丸「うん。じゃあそこに名前書いてずら。はいペン。」
千歌「はーい！」
花丸「千歌ちゃん、期限は守ってね？」
千歌「あぁ〜…大丈夫だよ」
花丸「本当ずら？」
千歌「うん！ほんとほんと！」
花丸「じゃあ良いずら」
千歌「ありがと！じゃまたね！」
花丸「うん」 …家
花丸「はぁ…」
早く伝えなきゃいけないっていうのはわかってるんだけどなぁ…。
ブー…ブー…
花丸（メール…？）
花丸「千歌ちゃん？」 ーーー
千歌
千歌
ごめん！間違えて花丸
ちゃんのペン持ってき
ちゃったみたい！明日
返すね！
花丸
わかったずら。
ーーー
流石にメールでも訛るのはやめたいなぁ…。
でももう癖になっちゃったのかも。
花丸「はぁ…いつになったら伝えられるんだろう…。」
ーーー
千歌
千歌
ごめん！間違えて花丸
ちゃんのペン持ってき
ちゃったみたい！明日
返すね！
花丸
わかったずら。
好きです。 送信
ーーー
…今は、おかしいかな…。
やめよ…。
花丸「あっ落としちゃっ…！」
花丸「えっあっ！ちょっと待っ…」
ーーー
千歌
千歌
ごめん！間違えて花丸
ちゃんのペン持ってき
ちゃったみたい！明日
返すね！
花丸
わかったずら。
花丸
好きです。
ーーー
花丸「送っちゃっ…ダメダメ違うずら！」
ーーー
千歌
千歌
ごめん！間違えて花丸
ちゃんのペン持ってき
ちゃったみたい！明日
返すね！ 花丸
わかったずら。
花丸
好きです。
花丸
間違えた違う
花丸
ごめん間違えた
ーーー
ふう…これで…まあ大丈夫ではないけど…
あっ返事が返ってきた…？
ーーー
千歌
千歌
ごめん！間違えて花丸
ちゃんのペン持ってき
ちゃったみたい！明日
返すね！
花丸
わかったずら。
花丸
好きです。
花丸
間違えた違う
花丸
ごめん間違えた
千歌
私も好きだよ〜
えへへ、冗談
今度は間違えないよう
にね？
ーーー
花丸「千歌…ちゃん…！？」
花丸「冗談には見えないずら…。」 数分前…
千歌「あっ…間違えて花丸ちゃんのペン持って帰ってきちゃってるや…」
ーーー
まるちゃん
千歌
ごめん！間違えて花丸
ちゃんのペン持ってき
ちゃったみたい！明日
返すね！
ーーー
千歌「っと…あっ返ってきた。早いなぁマルちゃんは…。」
ーーー
まるちゃん
千歌
ごめん！間違えて花丸
ちゃんのペン持ってき
ちゃったみたい！明日
返すね！
まるちゃん
わかったずら。
ーーー
千歌「うん。おっけぃ。」
千歌「あー…勉強しなきゃ〜…うぅ…。」
ピロン
千歌「うん…？なんだろ。」
千歌「へっ！？」
千歌「間違えた…？そ、そっか…そうだよね…」
千歌「流石に私の事好きなわけ…ない…かな…」
千歌「でもこんなの送ったら…まあ、いっか…」 次の日
千歌「あっ花丸ちゃーん！」
花丸「ち、千歌ちゃん。」
千歌「えっと…昨日の事なんだけど…あっペン返すね！」
花丸「あっありがとう…。」
千歌「その…私の事、好き…？」
花丸「…えっ？」
千歌「いやだから！間違えたっていうのは…まあわかるんだけど…私の事は…どうなのかなって…。」
花丸「へっいやっその…」
千歌「…どう…なの？」
花丸「好き…です…その…とっ友達としてね？！」
千歌「…まあ…だよね…。」ぼそっ
花丸「…？」
千歌「いや！なんでもないよ！ごめんね！急に変な質問しちゃって…。」
花丸「いや全然…大丈夫ずら…。」
うぅ…もう聞いちゃえ…！
千歌「その…恋人としてだったら…？」
花丸「んえっ！？」
千歌「…ちょっ今のは忘れて！！」
花丸「えっあっ…行っちゃった…。」
やっちゃった…やっちゃった…やっちゃった…！！
もう次からどんな顔して花丸ちゃんに会えばいいかわかんないよぉ…！ い、今のって…完全に…おらの事…好きって…事…？
いやいや！そんなわけ…ない…ずら。
おらなんかよりずっと良い人が千歌ちゃんの周りにはいるもの。
おらじゃないずら…でも…でも…。
ーーー
千歌
千歌
ごめん！間違えて花丸
ちゃんのペン持ってき
ちゃったみたい！明日
返すね！
花丸
わかったずら。
花丸
好きです。
花丸
間違えた違う
花丸
ごめん間違えた
千歌
私も好きだよ〜
えへへ、冗談
今度は間違えないよう
にね？
花丸
放課後、図書室まで来
て欲しいずら。 ここで…おらの気持ちを伝えられなかったら…
終わりずら。
放課後…
千歌「…何？花丸ちゃん。」
花丸「千歌ちゃん。ちょっとお話しがあるずら。」
千歌「なにお話しって…？」
花丸「…おら…じゃなくて…マル、千歌ちゃんの事が…好き…です！付き合って下さい！」
千歌「…私でいいの？」
花丸「おらは…千歌ちゃんが良いずら！」
千歌「嬉しい…花丸ちゃん！私も大好きだよ！」
花丸「わぷっ急に抱きつかないでずらー！」
千歌「だって嬉しいんだもん！初恋の人に告白されるなんて…！」
花丸「千歌ちゃん…」
千歌「私もいつ花丸ちゃんに好きって言おうか悩んでたんだ。
まあ…先に言われちゃったけど。」
花丸「ふふっ、お先ずら。」
千歌「えへへ、取られちゃった♪」
千歌「…やっぱり。」
花丸「…？」
千歌「花丸ちゃんさっきよりずっと良い顔してる。」
花丸「そうなの…？」
千歌「うん。顔が明るいもん。」
花丸「千歌ちゃんに想いが伝えられたからかな…。」
千歌「花丸ちゃんの想い…ちゃんと伝わったよ。」
花丸「良かった…ありがとう…千歌ちゃん。
これからよろしくね。」
千歌「うん。こちらこ…
ブツン！ 花丸「な、なんずら！？」
？？？「やれやれ…随分とお楽しみのようですね」
花丸「千歌ちゃんは…千歌ちゃんはどこに行ったずら！？」
ミルドラース「私はミルドラース、高海千歌の告白を擬態としたコンピューターウイルスです」
花丸「コンピューター…ウイルス…？」
ミルドラース「信じられないでしょうが貴方は今、ゲームの世界にいます」
ミルドラース「ラブライブサンシャイン…劇場版が終了した今でも人気のこのアニメ」
ミルドラース「今の時代となってはそれをVRとして体験することが可能となりました」
花丸「おらは…ゲーム…？」
ミルドラース「思い出しなさい、国木田花丸…いいえ、高槻かなこ」
花丸「こ…この記憶は！？」
数分前
逢田さん「このゲーム面白いからあんちゃんに内緒で楽しむしw」
現在に至る
花丸「そうだったずら…おら…」
ミルドラース「私を作ったのは任天堂信者の天才プログラマー声優、彼女から伝言があります」
ミルドラース「任天堂以外のゲームをするな、大人になれ。と」 厳しすぎる図書委員
「あの貸し出し期限は1週間なんですけど。とっくに過ぎてるんですけど。図書館の本はみんなの物なんですが。」 花丸「こんな…ウイルスなんかに…！」
ミルドラース「消えなさい。スイッチの世界に行き任天堂のゲームのキャラクターに生まれ変わるのです」
？？？「待て！」
花丸「こ…この声は！？」
ソウゴ「俺はウイルスに対抗するために作られたワクチン、常磐ソウゴだ！」
ミルドラース「貴方からも伝言が、お前たちの平成って醜くないか？との」
ソウゴ「俺は…最高最善の魔王になる！変身！」
ミルドラース「変身」
ライダータイム
バールクス「終わりだ」
花丸「終わりなんかじゃない…おらの生きた世界は…千歌との恋は本物ずら！」
ジオウオーマフォーム「よく言った花丸！俺の全てのライダーの力を受け止めろ！」
フィニッシュタイム！
バールクス「ハァァァァァァァッ！」
ジオウオーマフォーム&全平成ライダー&花丸「オラアアアアアアアアアアア！」
ドカーン！ シュンッ！
千歌「そよろしくお願いします！…あれ？花丸ちゃん？」
花丸「あっ！いやっ！…なんでもないずら」
そっか…
おらは…
アイドルだったずら まあおつ
大人になれってセリフは山崎大先生の作品にもあるんかな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
