善子ママ「善子ちゃん、学校の先生とお話してきたんだけど…」
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家族会議
善子「…」
善子パパ「…」
善子ママ「…」
善子「家族会議って何するの?」
善子ママ「もちろんあなたの事よ善子ちゃん」 善子パパ「何かあったのかい?善子の成績が悪いとか、学習態度が悪いとか?」
善子ママ「違うわ、成績は良好。学習態度も時々ハメを外す事もあるけど別に問題になるほどではないそうよ」
善子パパ「じゃあ、何が?」
善子ママ「…」
善子パパ「まさかイジメか!?おのれ!!よくも我が娘を!!あの学校を我が紅蓮の炎で焼き尽くしてくれるわ!」
善子ママ「違います。スクールアイドル部の子達や旧浦の星や静真のみんなとも仲良くしてるそうよ」
善子パパ「ほっ…」
善子「…それじゃあいったい何なのママ?」 善子ママ「あなた分からない?」
善子「…全然」
善子ママ「ハァ…。善子ちゃん、あなた2年生に進級したでしょ」
善子「うん」
善子ママ「それで3年生に向けて進路調査を提出したわよね」
善子「あーあれね」
善子ママ「その提出した調査票に問題があるって、あなたの担任の先生に呼び出されたのよ」
善子パパ「まさか…何も書いてなかったのかい?」
善子ママ「いいえ、第三希望までちゃんと書かれてあったわ」
善子パパ「なら問題ないじゃないか。まさか君は善子のやりたい事に口出しするのかい?できるだけ善子の自主性を尊重しよう、彼女の夢を応援していこうって言ってたじゃないか?」
善子ママ「…あなたは善子が書いた調査票を見てないからそんな事が言えるのよ」 善子ママ「これが娘の出した進路調査票です!」
バーン!!!
・高校を卒業したら進学を希望しますか?→×
・進学を希望しない人に質問です。卒業したらどういう仕事や職業を希望しますか?
1、堕天使
2、YouTuber
3、なろう作家 善子パパ「ポカーン」
善子ママ「…」
善子「?」
善子ママ「善子ちゃん、どこがおかしいか分からないわ?みたいな可愛い顔してるわね」
善子「うん、どこがおかしいか分からないわ?」
善子ママ「まず第一希望よ!」 善子「これのどこが問題なの?」
善子ママ「善子ちゃん、あなたが堕天使なのは理解してるわ。でも、堕天使だとお給料もらえないわよ!どうやって生活するの?」
善子「ママとパパに養ってもらう!」
善子ママ「堕天使=ニートかい!!!」 善子「わ、わかったわよ。堕天使は副業でやっていくから。ちゃんと学校を卒業したらお金稼ぐから!だから怒らないで!ご飯抜きにしないで!」
善子パパ「ママも落ち着いて…ドゥドゥ」
善子ママ「ふぅ…分かったわ。堕天使はまあ良いとしましょう」
善子ママ「問題は次のYouTuberよ」 善子パパ「確かにママの言うとおりだ。今、YouTuberが流行りなのは分かる、子供がなりたい職業にもランクインしたりするみたいだからね。でも、そう簡単に稼げる仕事じゃないはずだよ」
善子「でも私、ニコ生やってて結構視聴者数多いのよ。学生時代にやってた事をそのまま活かせるってとても合理的じゃない?」
善子パパ「…確かに一理あるかも。善子はスクールアイドルとしての実績もあるし…」
善子ママ「パパ流されないで!」
善子ママ「いい善子ちゃん?YouTuberで生活できるぐらいお金を稼げる人なんて一握りの人間だけなのよ。あなたがそんな限られた人間になれるぐらいの才能があると思う?」
善子「クックック!私は闇に魅入られた堕天使、暗黒界を生きてきた才能があるわ」
善子パパ「このキャラを活かす手もあるな…」
善子ママ「パパ!!」 善子ママ「いい?YouTuberは視聴者数を増やすため、あの手この手で色んな事をするのよ。目立つため色んな事をやったりするわ。エロい事やって視聴者を増やしたりとかもするのよ?あなたにそんな事をする覚悟がある?」
善子「…ちょっとぐらいなら///」
善子ママ「ちょっとぐらいとこそんな半端な覚悟だとあなた絶対潰れるわよ!!そのちょっとぐらいでエスカレートして、どんどんエロい事やって、次第にはオフ会とかやって男どもにパコられるのよ!!」
善子パパ「ママ、おさえて…近所にも聴こえるよ」
善子ママ「コホン…とにかくYouTuberは無しね」
善子「えぇ…」 善子ママ「次はなろう作家ね」
善子ママ「善子ちゃんさぁ…安易に流行りに飛び付きすぎじゃない?」
善子「い、良いじゃないの!素人でも投稿してそっからプロの作家になれるかもしれないなんて夢があるでしょ!」
善子パパ「僕もママの意見に賛成だな。だいたいなろう作品は異世界転生してチートな能力をもらって最強とか安易だしワンパターンすぎるよ。そりゃ一部の作品は大人が見ても面白いものがあるのは事実だ、僕も認める」
善子パパ「だけどね、多くは本当にチープなものばかりで、僕が子供の時に読んだファンタジー小説の重厚さや壮大な世界観なんてものは無いものばかり。これだったら学園ものでバトルやっていた時代とかの方がまだ…」
善子ママ「パパ、ストップ。どんどん善子ちゃんの話と脱線していってるわ」
善子パパ「コホン…そもそも善子、君は小説とか書いたりするのかい?」
善子「ダークなファンタジーとか書いてるわよ」
善子ママ「ちょっと見せてくれないかしら」 善子パパ「…ふむ」
善子ママ「…なるほど」
善子「どうかしら?」
善子パパ「…何の変哲も無い女子高生が正義の堕天使となり強大な力を得て、悪の天使と戦う。まあここまでは良い、特に堕天使と天使の悪と正義をひっくり返した構図なんか良いと思う(どこかでありそうだけど)」
善子「でしょ?」 善子パパ「でも安易に堕天使が強すぎて、敵の天使が弱くて小物ばかりなのはいただけないな。もっと強敵と戦わないと」
善子「い、今は主人公が最強なのが流行りなの!」
善子ママ「流行りに乗っかるのは良いけど、その割には長い設定や説明、専門用語ばかり。今の流行りとは外れてるわ。流行りを無視しても読んでて目が滑る滑る」
善子「うっ…」
善子パパ「後、単純に文章が下手」
善子「うぐっ!?」
善子ママ「物語に起伏が無い。ずっと単調に敵を倒してるだけ」
善子「ぎゃふん!」
善子ママ「でも、お寺育ちの巨乳幼馴染とピアノが得意で面倒見の良い先輩がダブルヒロインってのは良いと思うわよ」
善子「そ、そこを言うのは止めてよ///」
善子ママ・パパ「協議の結果、良いものはヒロインだけと判断して、善子ちゃんはなろう作家の適正無しと判断しました」
善子「そ、そんな!!」がーん 善子ママ「ちゃんと進路を考えるようになるまで善子ちゃんには、おこづかい無しにしようと思います」
善子「えぇー!!!!」
善子パパ「善子の将来のためだ、仕方がない」
善子「将来の事なんて今、考えたくないわよー!」
善子ママ「善子ちゃん!このまま進路をしっかり決めないようだったらスクールアイドル部も休ませるわよ」
善子「そ、そんな…」 善子「うぅ…」
善子パパ「かわいそうだが、仕方があるまい。心を悪魔にせねば…」
善子ママ「ちゃんとした職業で三つの志望を考えるのよ。私達と学校の先生が納得できるものをね!」
善子「そんなの無理よ!!第四志望までしか考えてなかったのよ!」
善子ママ「え?」
善子ママ「第四志望なんてあるの?」 善子「うん…調査票には3つまでしか欄が無かったから書かなかったの」
善子ママ「4つまであったら何て書くつもりだったの?」
善子「…教師」 善子ママ「え?今、なんて?」
善子「…教師」
善子ママ「もう一度お願い!」
善子「だから教師って言ってるでしょ!!」
善子ママ「…」 善子ママ「どうして教師になりたいと思ったの?」
善子「理由を言ったら笑ったりしない?」
善子ママ「大丈夫よ、笑ったりしないわ」
善子「…だって教師やってるママがカッコいいとか素敵だなって思ってたから///」
善子ママ「…」 善子パパ「よし第一希望が決まったな。この後の2つも考えようか」
善子ママ「いいえ、必要ないわ。希望は教師だけで良いんじゃないかしら」
善子パパ「えぇー!?」
善子ママ「善子ちゃん、怒ったりしてごめんなさいね。おこづかもいも無しにしないし、スクールアイドル部も休まなくていいわよ」
善子「ほんと?やったー!!」 善子パパ「ふぅー。仕方がないねーママも」
善子ママ「それじゃあ、今日の晩ご飯は善子ちゃんの好きな辛いものにしようかしら♪」
善子「ママ、どうしたのかしら?急に機嫌が良くなったりして」
善子パパ「ママに、とっても嬉しい事があったのさ」
善子ママ「デザートにチョコやイチゴも買わなくちゃ!」
善子ママ「〜♪」
終わり 最後まで読んでいただきありがとうございました
善子ちゃんはママが大好きであったら良いなって思っております >>27
善子ママ「そうだったわ、善子ちゃん進学しないと!」
善子「ええー!?受験勉強したくないー!」
すいません、忘れてましたw 堕天使キャラの教師(YouTuber兼なろう小説家)で両立できるのでは? なんでか知らないけど、パパが魔法使いサリーのサリーちゃんパパの顔でイメージ再生された。 >>28
この部分でエンドレスになるSSでもよかったw 今のガキが目指す企業って企業って本間なさけないものばっかりだな 何故かずっとヨハネの厨二設定ママハネ譲りのもんだと思ってたわ YouTuberにやたら詳しいママとなろうにやたら詳しいパパ そりゃおまえ不登校で引きこもりだった子がスクールアイドルやって明るくなってくれたら全親が泣くわ 乙乙、家族SSすばらしい
ママ大好きなヨハネはもちろんだけどパパさんの柔らかい喋り方に妙に萌える 善子ちゃんはお母さんと髪型一緒にするくらいママ大好きだからね 出たよ善子推しの「ホントはいい子」
ただのアホやぞ こっちの善子ママスレ好き
もう一つの善子ママスレ大嫌い ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています