彼方「がんばりやさんなしずくちゃん」
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部室
しずく「ふぅ…今日の自主練もなかなかいい感じですね…さてもうひと頑張りといったところでしょうか」
ガチャ
彼方「あれ?しずくちゃんだ〜♪」
しずく「か、彼方さん!?どうしたんですか?今日は誰も来ないと思ったんですが…」
彼方「今日はお休みだもんねぇ〜♪彼方ちゃんはね〜?お気に入りの枕を部室に置きっ放しにしてたのを思い出して取りにきたんだ〜♪」
しずく「彼方さんらしいですね…」 彼方「しずくちゃんこそどうしたの〜?そんなに汗かいて…熱中症にでもなったら大変だよ〜?」
しずく「こ、これは…その…」アタフタ
彼方「あ〜分かった〜しずくちゃん練習してたんでしょ〜?」
しずく「そんなことはないですよ?私も彼方さんと同じように忘れ物を…」
彼方「忘れ物を取りに来ただけでそんなに汗まみれにはならないんじゃないかな〜?」
しずく「くっ、彼方さんにしては鋭い指摘です…」 彼方「酷いな〜しずくちゃん…彼方ちゃんのこと一体どう思ってるの〜?」
しずく「・・・いつも寝てる可愛い先輩といったところでしょうか?」
しずく (・・・もちろんそれ以外にも彼方さんの良いところはたくさん知ってますけど)
彼方「むぅ〜しずくちゃん辛口だぞ〜?それなら彼方ちゃん断言します。しずくちゃん練習してたんでしょ?」
しずく「な、なぜですか?」
彼方「またまた〜♪しずくちゃんがそんなに汗まみれになることなんてスクールアイドルの練習か演劇の練習くらい…それに今着てるのはしずくちゃんお気に入りの練習着…極めつけに…」 しずく「?」
彼方「しずくちゃんの歌が廊下まで聞こえてたのだよ〜♪……すやぁ」
しずく「ま、まさか、聞こえてたなんて…それじゃあ、彼方さん最初から分かってたんじゃないですか!!」
彼方「むにゃむにゃ…彼方ちゃんの推理パートはおしまい…完璧な推理を披露したら眠くなっちゃったよ……おやすみぃ…♪」ゴロン
しずく「ふふ…♪枕を取りにきてそこで眠ってしまうなんて本当彼方さんらしいといいますか…さてと!私もまた練習を頑張らないといけませんね。」
彼方 (・・・しずくちゃんすごいなぁ…彼方ちゃんがいるのも気にせず…と〜っても楽しそうに踊ってるよ〜) 彼方 (でも、ちょっと…頑張りすぎじゃないかな〜?…むぅ彼方ちゃん心配だぞ〜?)
しずく「はぁ…はぁ…こんなことじゃダメです…もっと、もっと、私自身の世界観をみなさんと共有できるようなパフォーマンスにしないと…」
フラッ
しずく (・・・?しかいが…朧げに・・・)
バタン!
彼方「しずくちゃん!!」
しずく (あぁ…彼方さん…) 彼方「大丈夫!?しっかりしてよ〜?!」
しずく (…普段見せないようなそんな顔…しないでください…)ガクッ
彼方「しずくちゃん!?しずくちゃん!!」
___
_____
しずく「・・・ううっ…ここは?」
彼方「保健室だよ〜?」 しずく「彼方さん…私…?」
彼方「覚えてないの〜?しずくちゃんは〜倒れちゃったんだよ?だから保健室に連れて来たんだけど…先生がいなかったから…彼方ちゃんが付きっ切りでみててあげたのだよ〜」
しずく「・・・そうだったんですか」
彼方「彼方ちゃんが熱中症になっちゃうよ〜?って言ったあとだったから熱中症じゃないかって思ったんだけど…そうじゃないみたいで良かった〜♪」
しずく「彼方さん、迷惑をかけてしまってすみませんでした…」ペコリ 彼方「気にしなくて良いよ〜しずくちゃんもよく彼方ちゃんのこと助けてくれるし、このことを忘れずにまた彼方ちゃんのことを助けてくれたまえ〜♪」
しずく「ふふ、彼方さんってばいつもそういうこと言うんですから。それじゃあ私は…」
グイッ
彼方「待って」
しずく「か、彼方さん…?」
彼方「しずくちゃん…今ここで帰ったり、部室に戻ったらまた練習しちゃうんじゃないの〜?」 しずく「そんなことは…」
彼方「しずくちゃんの頑張り屋さんで真面目なところは〜彼方ちゃんもみんなもよく知ってるけど、無理しすぎないのも大事だよ〜」
しずく「は、はい…それは彼方さんの言う通りです」
彼方「だから〜?たまには〜彼方ちゃんにたっぷり甘えちゃうと良いよ〜♪よいしょっと…」
しずく「彼方さん?ベットに座って何を?」
彼方「しずくちゃん〜♪今日は特別だよ〜?」ポンポン 彼方「いつもは彼方ちゃんがされる側だけど…お疲れのしずくちゃんのために、激レア〜彼方ちゃんの膝枕だぁ〜♪」
しずく「・・・・」
彼方 (むぅ〜やっぱりしずくちゃんを甘えさせるのって難しいよ〜エマちゃんがいないとダメかな)
しずく「・・それじゃあ…その…お邪魔します」モジモジ
彼方「?」 彼方ちゃんがポンポンと叩いた場所に恐る恐る頭を乗せるしずくちゃん…
いつもは彼方ちゃんにお小言がいっ〜ぱいで、基本的に従順だけど芯が通ってるしっかりもののしずくちゃんが、気弱そうな顔で彼方ちゃんを見上げてる…
彼方 (まさか、しずくちゃんが素直に聞いてくれるなんて思わなかったな〜)
彼方「むふふ〜♪どうかねしずくちゃん?彼方ちゃんの膝枕〜?」
しずく「は、はい…とても柔らかくて…気持ちいいです…彼方さん?」
彼方「なに〜?」
しずく「・・・重たくないですか?辛かったら無理しなくて良いですからね?」 彼方 (・・・しずくちゃん、やっぱり良い娘だな〜彼方ちゃんが提案したことなのに…気を使ってくれるなんて〜)
彼方「全然大丈夫だよ〜?それにしても〜しずくちゃんが彼方ちゃんの言うこと聞いてくれるなんて珍しい〜♪」
しずく「そうでしょうか?」
彼方「えへへ〜♪彼方ちゃん信頼されてるってことだよね〜?嬉しくなっちゃうよぉ…♪」ナデナデ
しずく「ひゃ!か、彼方さん!?」 彼方「えへへ〜♪しずくちゃんの髪サラサラで綺麗だよね〜♪」
しずく「あ、ありがとうございます。ケアの方は怠らないようにしてるので…」
彼方「なるほど〜♪がんばり屋さんのしずくちゃんの努力の結晶なんだ〜」
しずく「はい・・・♪」
彼方「彼方ちゃんは髪のセットとか諸々遥ちゃんにお任せだから〜すごいな〜」
しずく「彼方さんったら、少しは自分でやってみませんか?」 彼方「遥ちゃんがいる限りはお任せしちゃうよ〜?彼方ちゃんと遥ちゃんは〜適材適所でやってるのだ〜」
しずく「・・・な、何か違うような違わないような…」
彼方「しずくちゃん?」
しずく「はい?」
彼方「なんで倒れるまで練習したの〜?無理はダメってせつ菜ちゃんや果林ちゃんもよく言ってるよ〜?」
しずく「そ、それは…」 彼方「・・・もちろん言いたくなかったら、言わなくても良いよ〜?彼方ちゃんはしずくちゃんにゆっ〜くり休んでほしいだけだから」
しずく「私…足りないと思うんです」
彼方「足りない………果林ちゃんみたいなセクシーさとか?」
しずく「そういう訳ではなくて…もちろんそういったことも足りませんが、演劇部と掛け持ちしている以上私は皆さんより練習時間が短くなってしまいます。それに…私自身スクールアイドルとして曲の世界観を表現しきれているのか疑問なんです。」
彼方「う〜ん?しずくちゃんの曲は彼方ちゃんでも素敵に表現されてるって思ったよー?」 しずく「私は、演劇の際は演じるキャラクターを自分に入れていますが…アイドルとして活動するときは桜坂しずくとしてと思っています。でも、私は本当に自分として歌えているのかが不安なんです。」
彼方「彼方ちゃんはね〜?しずくちゃんの曲を聞いて…すっごくしずくちゃんらしいなって思ったよ〜?しずくちゃんのひたむきなところ、がんばりやさんなところ、ちょっといじらしいところ…ぜ〜んぶが曲に入ってて…」
彼方「しずくちゃん自身のことを歌った…そんな曲だと思ったよ〜?だから演劇が大好きなヒロイン・・・自分のことも表現できるでしょ〜?しずくちゃんだからこそできるって彼方ちゃんは思うな〜」 しずく「か、彼方さん…///その…///」
彼方「ん〜??」
しずく「そんなに言われると恥ずかしいです…///」
彼方「わぁ〜♪しずくちゃん真っ赤だね〜♪」
しずく「誰のせいですか…///」
彼方「えへへ〜♪それにね〜?」
しずく「?」 彼方「彼方ちゃんよりも体力があって、しっかりがんばってるしずくちゃんは大丈夫だよ〜」ドヤッ
しずく「・・・ふふ♪」
彼方「?彼方ちゃんなにかおかしいこと言った〜?」
しずく「い、いえ♪彼方さんらしいなと…」
しずく (途中まで彼方さんの抱擁力…?観察眼?に圧倒させられただけあって落差がすごいです…でも彼方さんらしくて、安心します…)
彼方「よ〜し、それじゃあ頑張りすぎちゃうしずくちゃんを〜改めてだけど彼方お姉ちゃんが癒してあげるよ〜♪」 しずく「癒しですか…?」
彼方「むふふ〜♪今しずくちゃんは彼方ちゃんの膝の上〜だから彼方ちゃんにされるがままなのだよ〜」
しずく (そ、そういえば…落ち込んで、疲れてたとはいえ…私ってばなんて大胆なことを…)
しずく (このまま…何をされてしまうのでしょう…///)ドキドキ
彼方「し〜ずくちゃ〜ん♪」ボソッ
しずく「!!」ビクッ 彼方さんの声がいつもより小さく私の耳元で囁く…
いつもより大人びた声を出す彼方さんも相まって、なんだかくすぐったさを感じてしまいます…/// 彼方「しずくちゃんは〜いっつも頑張ってるよね〜♪同好会で頑張りやさんといえば歩夢ちゃんって感じになってるけど〜彼方ちゃんしずくちゃんがいっぱい頑張ってるの知ってるからね〜?」ナデナデ
彼方「自分のことだけじゃなくて〜彼方ちゃんの身だしなみを直してくれたり〜♪かすみちゃんのイタズラを止めながら、キャラ作りの勉強をしたり〜♪」ナデナデ
しずく (・・・な、なんでしょう…撫でられながら…褒められてるだけなのに……とっても眠たく…)
彼方「・・・だからね〜?そんなしずくちゃんが倒れちゃうと彼方ちゃん…と〜っても悲しいぞ〜?」 しずく (・・・・すみません彼方さん…これからは、もう少し……気をつけますね…Zzzzz)
彼方「しずくちゃん…おやすみぃ… ♪」
しずく「むにゃ…彼方お姉ちゃん……ありがとうございます…♪」
彼方「えへへ〜♪しずくちゃんにお姉ちゃんって言われちゃった〜・・・しずくちゃんの寝顔を眺めてたら…彼方ちゃんも眠くなっちゃったよぉ…すやぴぃ…」 しずく「彼方さん…彼方さ〜ん?」
彼方「あれ〜?しずくちゃん〜おはよう♪」
しずく「おはようじゃないですよ?!もうすっかり夕暮れです…」
彼方「しずくちゃ〜ん?」
しずく「何ですか?」
ギューーーー
しずく (えっ、わ、私…彼方さんに抱きしめられてます…///) 彼方「しずくちゃん…彼方ちゃんはエマちゃん、果林ちゃんみたいに頼りにならないかもしれないけど…」
彼方「たまには彼方ちゃんに思いっきり甘えてみても良いんだよ?」ナデナデ
しずく「・・はい///」
しずく「それでその…」
彼方「ん〜?どうしたの〜?」
しずく「なぜ、私は彼方さんに抱きしめられているのでしょうか?」
彼方「えへへ〜♪彼方ちゃん抱き枕を使う権利だよ〜?しずくちゃん…前に彼方ちゃんが抱き枕になってた時入りたそうにしてたから〜♪」 しずく「そ、それは…///そうですけど…」
彼方「それじゃあ、また彼方お姉ちゃんって呼んでくれたら彼方ちゃんいつでも張り切って抱き枕になっちゃうよ〜♡」
しずく「お、お姉ちゃんですか…!?そんな…恥ずかしいです///」
彼方「ええ〜?寝る前に言ってたのに〜」
しずく (聞かれてました…///)
しずく「そ、それじゃあ…疲れた時はまたお願いします…彼方……お姉ちゃん…///」 彼方「えへへ〜♪お姉ちゃんに任せてよ〜♪」
彼方 (今日は彼方ちゃんにとって忘れられない日…新しく妹ができた日になりました♪)
彼方 (…しずくちゃん可愛いな〜♪これからたくさん甘やかせるように頑張っちゃうよ〜♪)
しずく (・・・彼方さんなのにこんなにドキドキさせられてしまうなんて…///でも、悪い気持ちじゃありません…♪)
終わり かなしずも良いよね
案をくれた関西地方さんありがとうございました! >>31
>>32
こっちが姉貴だろ?
762 名無しで叶える物語(もみじ饅頭) sage 2019/08/25(日) 20:17:18.99 ID:16RCZ10W
(^8^) わかるっ!
((((^8^)))) その通りっ!!! しょーもない半コテの名前は出さなくていいよ SSの邪魔になるんで 見てくださった皆さんありがとうございます。
毎回の如くですが見たいシチュ、カプなどあれば是非教えていただきたいですお願いします! おつおつ
>>32
以前はたこやきだった人だと思う >>35
歩夢としずくが誰かを取り合う話
やさしそうな2人のバトルが見たい エマちゃんが活躍するss見たい
やわ銀のにじよん分析スレでキャラ付が弱いって出てたから余計に >>40
エマちゃんはエマかりで一本書く予定なのですが難航中なんですよね…
確かにキャラ付け諸々がなかなか難しいと感じてます >>41
話を考えてくれてるならすごく嬉しい
しかし他の同好会メンバーと被らない「売り」が見えてこないキャラだよね。強いて言うなら、お姉さんポジのかなかりを監督するおかん系になるかな >>42
そうなんですよね…あとスイス出身の純スイス人ってところかなと思ってますがよく知っておかないと難しいです…
引き続きカプ、シチュ参考にさせていただきたいので是非お願いします。 >>44
イタリア語圏のスイス人で
もちろん消えてないぞ スイスはハーフが当たり前で所謂純スイス人というのは珍しいと聞いた >>29
まさか書いてくださるとは……!
すごく嬉しいです、すてきなSSをありがとうございます! >>47
こちらこそありがとうございます!
すごく捗りました…また案などあれば教えていただけるとめっちゃ嬉しいです >>48
亀でごめんなさい……ほんの少しでも創作のお役に立てたなら嬉しいです
自分もエマちゃんのお話が読みたいけど、上でおっしゃってるように書くのは大変そう……
あとせつかすで、かすみんがライバル視するせつ菜ちゃんの謎めいた普段の生活を暴こうと尾行するのとか読んでみたいです
(一度書いていただいた人間がまた要望するのはご迷惑かなと思いつつせっかくなので一応) うわごめんなさい
せつかす一度過去作で言ってました
無視してください申し訳ない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています