【安価SS】黒澤ダイヤの実況、六日目
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ダイヤ「しかしわたくしは知っているのです。五匹も一度に相手をしていては、もくたんちゃんがボールの狙いを定められないことを」ギラン
ダイヤ「ここは一匹ずつ追い返して、最後に残ったユキワラシさんを捕まえることにしましょう」カチカチ
聖良「…理亞」ヒソ
理亞「うん…」ヒソ
ルビィ (…ん?)
聖良「こんなにたくさんいたというのに、なぜ今まで出会えなかったのでしょうか」ヒソ
理亞「ちょこっと見かけるくらいしてもよさそうなのにね」ヒソ
聖良「あまいミツとやらは、もしかして私達が思っている以上に強力なものなのでしょうかね」ヒソ
理亞「化学物質が多量に含まれてるかもしれない」ヒソ
聖良「それをこんな、狭くないとはいえ密閉した空間で…」ヒソ
ルビィ「…」
ルビィ「がんばれー、おねいちゃん」ファイトッ
ダイヤ「残り三匹!」カチー 『相手の ユキワラシの こごえるかぜ!』
『相手の ユキワラシの こおりのつぶて!』
ダイヤ「うう…やはりレベルが低いとは言え手数は多いし、かと言ってなみのりで一気に数を減らすこともできない…それなりにダメージがかさんでしまうわね」
ダイヤ「しかもこごえるかぜですばやさは下げられるし、こおりのつぶてとやらはビュンビュン飛んでくるし…」
ダイヤ「まマさんに交代してしまいたいけれど、この氷の洞窟内で強烈な太陽を呼び出しては可哀想だものね。なんとか踏ん張ってくださいな、かずおさん」ムムム…
ルビィ (太陽を呼び出したら可哀想…!すごい…!)
聖良「あれは笠ですかね。そうするほど寒いのなら住み処を変えればいいのに…」
理亞「お店もあるし、なかなかそういうわけにはいかないから」
聖良「…なるほど!」
ルビィ (もはや不思議姉妹じゃんこの人達) ユキワラシ『…』
ダイヤ「やっとお一人になりましたか。群れからはぐれさせてしまったお詫びではないけれど、あなたにはわたくし達の仲間になっていただきますわよ」
ルビィ (そうやって聞くと結構ひどいことしてる感じする)
理亞「捕まえるって、アミかなにか?」
ダイヤ「いいえ。ポケモンは捕まえるための専用のどうぐがあるのですよ。それがこの」カチカチ
『もくたんは モンスターボールを 使った!』ヒューン
ダイヤ「モンスターボールですわ!」
ポワァン コン、コンコンコン…
理亞「すごっ…ものすごくハイテク…!」
聖良「ボールをぶつけられて痛くないのでしょうか」 ユラユラ…
理亞「頑張って抵抗してる」
ダイヤ「群れでいたところをあまい香りにつられて顔を覗かせたら、大きなポケモンに仲間がみんな追い払われてしまい、挙げ句自分だけになったかと思ったらボールをぶつけられて中に閉じ込められたわけですからね。少し怖くも感じるでしょう」
理亞「確かに」コクン
聖良 (それは少しですか?)
ユラユラ…
ダイヤ「ですが、このコはこれから第二の人生──ならぬポケ生を送っていただくのよ。そう、わたくし達の仲間としてね」
理亞「別れと出会い…!」
聖良 (ストックホルム症候群を故意に引き起こしているようなものなのでは) ユラユラ…
ダイヤ「もう少し!もう少しで納得してくださいますわ!」
理亞「お店は姉さまに任せて、こっちにおいで。第二のポケ生だよ」
聖良「えっ」
ルビィ ポン…
聖良「やめてください!状況にかこつけて理亞がしれっと本音を吐いたのではないかと邪推しそうになる心を慰めようとするのは!」
カチッ
ダイりあ「「!」」
『やったー!ユキワラシを 捕まえたぞ!』
ダイヤ「捕まえましたわ!」
理亞「生まれ故郷を出て、一人で歩いていく決意をしたんだ…!」
ダイヤ「応援してあげましょうね」
理亞「する」コクン 『ユキワラシの データが 新しく ポケモン図鑑に 登録されます!』
『ユキワラシ ゆきかさポケモン』
『雪の 多い 土地で 暮らす ポケモン。 春や 夏の 雪の 降らない 季節には しょう乳洞の 奥で 静かに 暮らす』
ダイヤ「雪…」
理亞「雪…」
聖良「!」ハッ
『ユキワラシに ニックネームを つけますか?』
ダイヤ「理亞さん」
理亞「うん」コクン 聖良「ゆ、雪ですか。ふーん、氷の洞窟に住んでいるくらいですからね。当然といえば当然ですか。しかしそういえば先ほど捕まえたタマザラシには『♡♡りあ♡♡』と名付けたんでしたね。
えっと、ユキワラシなら…そうですねー、いい名前が」チラッチラッ
『ゆきほ』
ダイヤ「これしか!」
理亞「ない!」
聖良「おふざけも大概にしてください!!」ギーーーッ!
ルビィ「あの伝説のスクールアイドルμ'sの所属する音ノ木坂学院に、μ's解散翌年に発足したスクールアイドル。それだけでも話題には事欠かなかったけど、なんとそのメンバーはμ'sメンバーの実の妹二人が立ち上げたものだったのです。
その事実は四月中旬にはラブライブ!ネットを中心に瞬く間にスクールアイドル界隈へと知れ渡って、スクールアイドルの勢いの成長を底支えする大きな要因になりました。でも彼女達の立ち上がりは決して平坦な道のりではな ♡♡りあ♡♡(タマザラシ)♀ こおり、みず LV31 あついしぼう
オーロラビーム、のしかかり、ねむる、いびき
https://i.imgur.com/eQgnXT2.png
ゆきほ(ユキワラシ)♀ こおり LV16 ムラっけ
にらみつける、かげぶんしん、こおりのつぶて、こごえるかぜ
https://i.imgur.com/U7sPxAB.png
ゆきほは群れ捕獲なのでレベルが低いです。 名前つけたポケモンで氷ポケは初かな?かずおさんはキバ使えたけど 今日は書けなさそうです
この後はサファリゾーンに行きますが、今のところ捕獲はさせずにいようかなと思っています。書いている中で流れが変わるかもしれませんが。
参考までに出現するポケモンは、ピカチュウ、コダック、ドードー、キリンリキ、ネイティオ、ソーナンス、サイホーン、ヘラクロス、カイロス、ドンファン、アズマオウ、です。(捕獲済みのものを除く) おつかれー
そんななんとしても捕まえたいやつもいるようには見えないしいいのではなかろか サファリだけでも魅力的なポケモンが多いなぁ
それだけに最新作でのリストラが悔やまれる ダイヤ「満を持して、やってきました──」
サファリゾーン
ダイヤ「サファリゾーン!」テテーン
理亞「満を持したの?」
ダイヤ「持しました」
聖良「基本形から活用が変わると途端に見慣れない聞き慣れない言葉になりますね」
ルビィ「じしました」
理亞「ここはなにをするところ?」
ダイヤ「端的に言うと、動物園ですわ」
理亞「へえ…!」
聖良 (そうでしたっけ?) ダイヤ「特別な環境を整えて、この辺りでは本来見かけることができないポケモンを飼育しているようですわよ」カチカチ
聖良「私達は、そもそもこの辺りでどんなポケモンを見かけるのか知りませんけどね」
理亞「そう言われたらそうだね」
ダイヤ「それならばそれで結構。どんなポケモンに出会っても一から楽しめるということではありませんか」
ダイヤ「今のわたくしに後悔などあろうはずもないけれど、そのある意味での無知さはとても羨ましいものだわ」カチカチ
ルビィ「ポケモンのことにどんどん詳しくなっていって、一匹一匹をきちんと大切にできるおねいちゃん、かっこいいよ!」
ダイヤ「まあルビィ…!」キューーン
ダイヤ「ポケモントレーナーとしてまだまだ成長するわたくしを横で見守り支えていてくださいな〜〜っ♡♡」スリスリ
理亞 (ルビィだいすきくらぶ…)
聖良 (名誉会員どころか会長職に就いていそうですね) ルビィ「おねいちゃんおねいちゃん、ポケモンに出会ったみたいだよ」
ダイヤ「さっそく…どんなポケモンが出てくるのでしょうか…」
『野生の ピカチュウが 飛び出してきた!』
ダイヤ「!」
聖良「!」
理亞「!」
ダイせらりあ「「「ピカチュウ!!!」」」 理亞「ピカチュウ!私もピカチュウは知ってる!」
ダイヤ「わたくしも知っていますわ!ポケモンといえばピカチュウ、ピカチュウといえばポケモン!」
聖良「ねずみポケモン!電気を扱うことからでんきねずみポケモンと勘違いされることも多いようです!」
理亞「テレビで見たことある。横浜にいっぱい集まってくるんだよ」
ダイヤ「ポケモンのことをわずかにも知らなかった頃は固有のキャラクターなのだと思っていたけれど、今になってみるとその知名度に度肝を抜かれますわね!」
聖良「数多の子供を病院送りにした挙げ句、その責任を他のポケモンに押し付けた戦犯ですね!」
ルビィ (これが三者三様ってやつか) ピカチュウ『ピカピッカァ!』
ダイヤ「…」
理亞「…」
聖良「…」
ダイヤ「なんだか、随分とセリフくさい鳴き声なのですね」
理亞「今まで出会ってきたポケモンの鳴き声と雰囲気が全然違う」
聖良「声優さんが声をあてているかのようですね」
ルビィ (正直前の方がいいよね) ダイヤ「そう、ピカチュウにこんなところで出会えるなんてね…」
聖良「私、今、今日の中で一番ダイヤさんに無理やりポケモンをやってもらってよかったと思ってます」
理亞「テレビで見るより小さいんだね。もっと大きいんだと思ってた」
ルビィ (みんなピカチュウに興味津々だなあ)
聖良「ピカチュウは捕まえないんですか?」
ダイりあ「「!」」
ダイヤ「な──なんてことを言うのですか、ピカチュウに!」
理亞「ピカチュウを捕まえるなんて、だめ。みんなが悲しむ」
聖良「えっ、ええ……すみませんでした…」
ルビィ (お姉ちゃんと理亞ちゃんは興味津々の域を越えてるなあ) ダイヤ「名残惜しい気持ちでいっぱいですが」カチカチ
『うまく 逃げきれた!』
聖良「残念ですね…せっかくピカチュウに会えたというのに」
理亞「可愛かったね」
ダイヤ「ピカチュウとポケパルレで遊ぶもくたんちゃん………はああ、見たかった…」ウットリ
ルビィ「おねいちゃん、ピカチュウよりもくたんちゃんの方に寄ってない?」
理亞「ポケパルレってなに」ズイ
聖良「その口ぶりだと、ポケモンと遊べるようですが」ズイ
ダイヤ「な」 ダイヤ「…なんでもありませんわよ!ポケモンと遊ぶだなんて、ふふ、そんなことできるはずがないでしょう!」
ルビィ (なんで隠した!?)
聖良「本当ですか?もしかしてダイヤさん、独り占めしようとしてるんじゃないですか」
理亞「独り占めはよくない。私達も遊びたい」
ダイヤ「だ──だめです!ポケパルレはもくたんちゃんとわたくしだけの特権なのですから!」
理亞「! やっぱりあるんだ!」
聖良「ずるいですよダイヤさん!私も♡♡りあ♡♡と遊ばせてください!」
理亞「?」
ダイヤ「いーーやーーでーーすーーわーーっ!」カチカチ
ルビィ「千歌ちゃんにはポケパルレさせてたのに」
せらりあ「「!!」」
ダイヤ「ルビィ!!」 聖良「減るものじゃないんだからいいじゃないですか!」
ダイヤ「減ります!みんなが仲良くなってしまうと、もくたんちゃんとわたくしの仲良し度が相対的に減りますもん!」
理亞「もっと仲良くなればいいだけだよ」
ダイヤ「聞こえません聞こえません!次のポケモンを探しにいきます!」カチカチカチカチ
聖良「ダイヤさん!耳も塞がずに聞こえないふりを信じると思ってるんですか!」
理亞「耳を塞いでないと音は聞こえるんだよ」
ダイヤ カチカチカチカチ
ルビィ (おとなげない…) ダイヤ「あっほら、そうこうしているうちにまたポケモンと出会ったようですわよ」
せらりあ ピタ ジッ…
ルビィ (ポケモンは気になるんだ)
ピカチュウ『ピカピッカァ!』
ダイヤ「んまーーーっ!ピカチュウが追いかけてきましたわ!」
理亞「ピカチュウも遊んでほしいのかもしれない」
聖良「これでも!?これでも捕まえちゃだめなんですか!?ピカチュウだってきっともくたんさんの仲間になりたいんじゃ…」
ダイりあ「「だめ!」」
聖良「くっ…!」
ルビィ「かたくなに捕まえないのなんなの?」 『野生の キリンリキが 飛び出してきた!』
理亞「きりん」
『アズマオウを 釣り上げた!』
聖良「金魚」
『野生の ヘラクロスが 飛び出してきた!』
理亞「カブトムシ」
『野生の サイホーンが 飛び出してきた!』
聖良「サイ」
ダイヤ「なかなかバリエーションに富んだポケモン達が生息しているようね」カチカチ
理亞「さすが動物園だね」
聖良「金魚とカブトムシは異色な気もしますが…」
『野生の ネイティオが 飛び出してきた!』
せらりあ「「壁画!!」」
ルビィ「壁画って」 ダイヤ「一通り散策し終えたかしら」カチカチ
聖良「本当に色んなポケモンがいましたね」
理亞「知らないポケモンばっかりだったけど面白かった」
聖良「私はコイキングとソーナンスは知っていましたよ」
ダイヤ「なぜその二匹を」
聖良「ロケット団パ、というものの一部だそうですよ」
ダイヤ「…?」
ルビィ (随分コアだな) ダイヤ「ポケモンには概ね会えたのではないかと思うけれど、どうぐは取れなかったものがいくつもあったわね…」
ルビィ「おねいちゃんが持ってるのマッハじてんしゃだけだもんね」
ダイヤ「カゼノさんはいつでも取り替えると言ってくださっていたし、そのうちダートじてんしゃをお借りしてまた来なくてはね」
理亞「また来るの?」ピク
聖良「へー…また来るんですかー」ソワ
ルビィ (すっかりトリコリコになってるっぽい) ダイヤ「さてと、これでホウエン地方巡りの旅は一息ついたのでしょうか」
ルビィ「んっとー…うん、そうだね」
ダイヤ「ではいよいよルネジムへ挑むときが来たということね」
ルビィ「おねいちゃん、がんばるびぃ!」
理亞「ルネジムってなに」
聖良「ジムとは、ポケモン世界の各地に置かれた対戦施設ですよ。そこでの勝負に勝つとジムバッジが貰えるんです」
理亞「ふうん」
ダイヤ「ポケモンWikiとやらで手に入る類いの情報には、本当に滅法強いですわね…」
聖良「セキチクジムはジムリーダーがころころ変わるんですよ」
理亞「ふうん…?」
ルビィ「さっきからちょいちょい知識がかたよってますよね、聖良さん」 ダイヤ カチカチ
『もくたんは レポートに しっかり 書き残した!』チン
ダイヤ カチッ
聖良「え!?なんでゲームを終わるんですか!?」
ダイヤ「えっ」
理亞「ジムは…?」
ダイヤ「いえ、もういい時間ですし、そろそろ夕飯ができるでしょうから…」
聖良「ジムはどうするというんですか。ポケモンというゲームの真髄はそこなんじゃないんですか?」
ダイヤ「それはまあ、普通に後日…明日にでも挑戦しますが」
聖良「なんだと!!」 聖良「ダイヤさん、あなた私達がいなくなったところで一人だけポケモンジムを楽しもうというんですか!」
ダイヤ「結果的にはそうなりますわね」
聖良「私達がなんのためにここまでゲームに付き合ったと思ってるんですか!それを一人で続けようなんて…人でなし!ヒトデ!」
ダイヤ「むしろわたくしが付き合ったような気持ちなのですが?」イラッ
ルビィ「それ、はやってるんですか?」
理亞「ジム、観れないんだ…」シュン
聖良「いーえ、観ます!ここまで来てジムを観ずにすごすごと帰るわけにはいきません!ディズニーは延期です!」
理亞「!?」 ダイヤ「意味不明な駄々をこねていないで、姉妹水入らずのディズニーをきちんと楽しんでおいでなさいな」
聖良「ですがジムを…!」
理亞「ジム…ディズニー…ジム………ぅぅ…」
ダイヤ「…………はあ。ルビィ」
ルビィ「はーい」スマスマ
♪
理亞「なにこのURL」
ルビィ「そのサイトで、おねいちゃんのジムの様子もみられるよ。録画のやり方も送っとくね」スマスマ
理亞「ルビィ…!」
聖良「ルビィさん…!」
ダイヤ「というか、聖良さんは何度か観てきたのではなかったの…?」 ダイヤ「さ、気が済んだら居間へ行きますわよ。働かざる者食うべからず、食器を出すくらいのことはなさいな」
理亞「もちろんやる。お皿も私が洗う」
ダイヤ「まあ理亞さん、偉いですね。きっと母も喜びますわ」
理亞「…ダイヤさんは?」
ダイヤ「もちろん、わたくしにとっても自慢の友人よ」ニコッ
理亞「///」
聖良「ダイヤさんが!ダイヤさんがまたうちの理亞を口説いています!妹として姉のあんな狼藉を見逃していいんですか!」
ルビィ「はいはい。きちんと手を洗ってからごはんにしますよ〜」
聖良「ルビィさんまで!!」
こうして鹿角姉妹との時間は楽しく過ぎていった… 字数制限に引っかかるようになってきたので次スレに移行します。
今日の夕方に立てようと思いますが、立てられなかったらそのときは代行をお願いするかもしれません。
捕獲しないとサファリゾーンは随分あっさり終わりましたね おつです
ピカチュウと遊ぶもくたんちゃん見たかった… おつー。ポケパルレを独り占めするダイヤさん大人げないなぁ…… 現状整理に思ったより時間がかかってしまい立てられませんでした
明日の夜か明後日の朝になります
宣言しておきながら申し訳ない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています