【安価SS】黒澤ダイヤの実況、六日目
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
代行ありがとうございます
ダイヤさんが『ポケットモンスター オメガルビー』をプレイする様子を粛々と書き綴るSSです
たまに安価が発生します 現在のパーティ
(グラードン戦前)
ようちゃん(バシャーモ)♀ ほのお、かくとう LV45 もうか
つるぎのまい、にどげり、バトンタッチ、ブレイズキック
https://i.imgur.com/xDrTutP.png
ダイヤ(ミロカロス)♀ みず LV43 かちき
どくどく、じこさいせい、なみのり、メロメロ
https://i.imgur.com/oOpSvfi.png
まり(ビブラーバ)♀ じめん、ドラゴン LV39 ふゆう @しんかのきせき
メロメロ、いわなだれ、じしん、りゅうのいぶき
https://i.imgur.com/E4Vxkvz.png
よしこ(ドクケイル)♀ むし、どく LV39 りんぷん
どくどく、ヘドロばくだん、むしのさざめき、まもる
https://i.imgur.com/Eh2UFrp.png
ルビィ♡♡♡(エアームド)♀ はがね、ひこう LV43 がんじょう @チーゴのみ
ほえる、はがねのつばさ、そらをとぶ、まきびし
https://i.imgur.com/fqo8N24.png
あくあしっぷ(サメハダー)♀ みず、あく LV41 さめはだ
なみのり、ダイビング、いわくだき、かいりき
https://i.imgur.com/cnQwuNc.png ボックス控え
じゅっき(コイル) でんき、はがね LV14 がんじょう
でんじは、ちょうおんぱ、でんきショック、ソニックブーム
https://i.imgur.com/s5YVIHg.png
かずお(ギャラドス)♂ みず、ひこう LV31 いかく
ちょうはつ、なみのり、かみつく、たつまき
https://i.imgur.com/QYE99gs.png
ソーナノ エスパー LV1 かげふみ
はねる、あまえる、アンコール
https://i.imgur.com/S9K0tGT.png
さくらうち(アブソル)♀ あく LV27 きょううん
かみつく、かげぶんしん、きりさく、つるぎのまい
https://i.imgur.com/cxWEQkQ.png
ドクロちゃん(ヨマワル)♀ ゴースト LV30 おみとおし
かげうち、おいうち、おにび、あやしいひかり
https://i.imgur.com/o5G8GCS.png
りこちゃん♡(ジュカイン)♀ くさ LV40 しんりょく @ジュカインナイト
メロメロ、がんせきふうじ、リーフブレード、ダブルチョップ
https://i.imgur.com/Oub68eP.png
https://i.imgur.com/khQdkVC.png
かなん(ケッキング)♀ ノーマル LV41 なまけ
いわくだき、かいりき、いあいぎり、メロメロ
https://i.imgur.com/WG2NmOn.png
マル(マルマイン) でんき LV40 ぼうおん
エレキボール、じばく、ひかりのかべ、でんじふゆう
https://i.imgur.com/UsOnSuu.png
ちか(アメモース)♀ むし、ひこう LV42 いかく
エアスラッシュ、しびれごな、メロメロ、むしのさざめき
https://i.imgur.com/mJFxzxk.png
この他、ニックネームはつけていないものの、道中通常プレイで手に入るポケモンは基本的に全て捕獲しています 【コメント制度】
ダイヤさんはプレイングの様子を大手動画サイトで絶賛配信中です。(チャンネル登録車数がとんでもない)
頭に【コメント】とあるレスは動画へのコメントとして扱い、ものによってダイヤさんが反応したりそれに伴って流れが変わったりします
たくさんコメントしてあげてください! >>7
テンプレで誤字を打ちました
登録者数、です ☆グラードン戦の仕様について☆
ここから間もなくORASの伝説枠、グラードンとの戦いに入ります
倒すのか捕獲するのかから、実際にもくたん(ダイヤさんの操作キャラ)がどのような行動を取るのか、行動の結果まで、概ね安価や判定で決定します
少し文章が多くなりますが、以下に仕様を投下しますのでご確認ください ☆グラードンの行動☆
・体力が満タンのとき、ねむるを使用しない。
・効果がない攻撃を使用しない。(とくせい、また交代先のポケモンとのタイプ相性は参照しない。具体的には、ちか、かずお、ルビィ♡♡♡、と対面しているとき、じしんとだんがいのつるぎを使用しない)
・上記を原則として、使用可能なわざからランダムで使用する。PPは参照する。 ☆もくたんの行動☆
・毎ターン終了時、次ターンの行動安価が発生。
・選択可能な行動は、わざ、どうぐ、交代、にげる。
・わざは、どのわざを使うかも併せて指定。PPを参照する。
・どうぐは、げんきのかけらorげんきのかたまり、すごいキズぐすり、は各ポケモンにそれぞれ一度ずつまで使用可能。それ以外は下記画像参照。
・交代は、誰に交代するかも併せて指定。
・にげるは、戦闘終了。全員を全回復の上、再戦。(判定はなく、必ず成功)
・安価がマスターボール使用となった場合、再安価。同じ人は安価不可で、二連続マスターボールの場合のみ、マスターボールを使用する。
https://i.imgur.com/uBZb1vW.png グラカイの行動パターンってネクロズマみたいに賢いんだったっけか ☆持たせるどうぐ☆
ここまで、ぬるゲーになるのを回避するため基本的に持ち物の効果を適用せずにきましたが、グラードン戦は戦力に差があり過ぎることが発覚したので持ち物を解禁します
現在のパーティにもあるよう、まりがしんかのきせき、ルビィ♡♡♡がチーゴのみを持っています
特に安価は出さないので、レスやコメントで誰になにを持たせるかを誘導してください。もちろんなにも持たせなくてもよいです
きのみ以外は、複数匹に重複して持たせることはできません
https://i.imgur.com/LF1jut1.png ☆その他☆
行動結果(命中判定、ダメージ判定、追加効果判定、主人公補正判定、捕獲判定)も仕様として用意はしましたが、ひとまずマスクデータにしておきます
開示した方がよければ言ってください
それ以外にも、なにか確認したい事項があれば適宜お願いします 仕様は以上です
本編は11時頃から開始しますが、保守がてらなにか適当に書きます Q.Aqoursの中では誰がポケモンをやっているのですか?
A.おねいちゃんとよしこちゃん、鞠莉ちゃん、それとルビィもORASはやってます。よしこちゃんと一緒にUSUMも始めよっかってゆってるところです。
千歌ちゃんはポケモン自体はやってたみたいだけど、金しかやったことないって。だからとくせいとかの知識はあんまりないみたいです。
あと、えっと、他にもやってる人がいたような気がするんだけど…忘れちゃいました。 Q.Aqoursメンバーのポケモンのプレイの傾向を教えてください。
A.おねいちゃんは本物のポケモントレーナーみたいに、自分のポケモン最優先って感じです。ひんしになるのもいやがるし、ポケパルレでの可愛がり方はちょっと異常です。
あと、『からだに良くなさそうだから』ってゆって、キズぐすりみたいな人工のどうぐをあんまりあげたがらないのが一番すごいと思います。
よしこちゃんは好きなポケモンだけ捕まえて進めるので、途中までずっと手持ちが三匹とかだったりします。そのせいで捕まえた順番にレベル差が結構あります。
鞠莉ちゃんは、廃人一歩手前です。旅パでも努力値をふろうとしたり、ってゆうかふったりしてて、ちょっとおかしいです。個体厳選してないからダイジョーブとかゆってましたけど、おかしいです。
…ルビィですか?ルビィは…かわいいポケモンが大好きです! Q.みんなで対戦したらどうなると思いますか?
A.どうって、勝ち負けですか?うーんと…
いちばん弱いのはおねいちゃんだと思います。 HP少しでも減ってれば眠る選択肢があるなら初手は適当な技で削っておくか 善子ちゃんは「孵化余りのタマゴあげる」とかいって
事前にちゃんと性別特性個体値チェックした理想個体のタマゴとかくれそうなところある >…ルビィですか?ルビィは…かわいいポケモンが大好きです!
猫かぶってやがる……! Q.ルビィちゃんは強いんですか?
A.えー(笑)
よしこちゃんの方が強いですよ、きっと。 ここの善子は若干にわかだった気がするよ
【コメント】ルビィにいちゃもん覚えさせてみよう まぁ善子はエアームドの分布覚えてなかっただけだし
対戦の知識には関係ない 善子はいろんなゲームに手を出してそうだからポケモンだけに特化してそうなイメージはそこまで無いなー
果南とか数学できるなら強そう 目覚めの祠、内部
ヒュオオオ…
ダイヤ「こ、これが目覚めの祠…」
千歌「なんかすっごい霧?が濃くって、怖い感じだね…」
ルビィ「グラードンさんがいるんだとしたらきっと暑いだろうし、サウナみたいなのかもね…」
ダイヤ「そ、そんなことを言わないでくださいな二人とも!」
ダイヤ「しかし、せっかく頂いたマグマスーツとやらをもくたんちゃんは着ていないようだけれど…大丈夫なのかしら」
ルビィ「だいじょうぶだよ、暑くなってきたらちゃんと着るよ!」
ダイヤ「そ、そうよね。それならいいわ…」カチカチ
千歌「ダイヤさん、そこそこ!なんかどうぐ落ちてる!」
ダイヤ「供え物とかではないのでしょうか…」カチ…
『もくたんは プラスパワーを 手に入れた!』
ルビィ「全然ちがいそう」
ダイヤ「…」 【コメント】せっかくちかちゃんがいるんだし海岸通り歌ってよ〜
千歌「おー」
ダイヤ「そんな場合ですか!?」
ルビィ「でもほら、楽しく歌いながらだったら怖くもなくなるかも!」
千歌「そーだよダイヤさん!ダイヤさんはよーちゃんのパートね!」
ダイヤ「えっ決定ですか!?」
千歌「ティルルルルルン」
ダイヤ「!?」
ルビィ「テテテテー テテテ テテテテー テテテ テテテテテテーテー」
千歌「トゥトゥトゥ トゥリルリ」
ダイヤ「そこ口でやる必要あります!?」
ちかルビ「「♪海岸通りで待ってたのに キミは今日来てくれない」」
千歌「ちょっとダイヤさん!出だしは三人でしょ!」
ルビィ「ツッコミもいいけど歌をないがしろにしないで、おねいちゃん。ルビィ達スクールアイドルなんだから」
ダイヤ「んまーーーーーっ!!」 千歌「♪車が走り去るだけさ」
千歌「ブゥーーーーン」
ルビィ「あ、おねいちゃん。そこにもなにか落ちてるよ」
ダイヤ「はいはい」カチカチ
『もくたんは げんきのかけらを 手に入れた!』
ダイヤ「なぜこの神聖な祠の中にちょこちょことどうぐが落ちているのかしらね」カチカチ
ルビィ「んー…逃げるときにあわててたから落としたのに気づかなかったとか?」
ダイヤ「に、逃げる…?」
ルビィ「だってほら、神様と会う場所ってゆうくらいなんだから、怖いこととかもあったんじゃないかなって」
ダイヤ「なぜそんな恐ろしい想像を口にするの!というかなぜ平気そうなの!?あなたそういうのだめではありませんでしたか!?」
ルビィ「えへへ〜」
ルビィ (ボール投げたら捕まえられる神様だし、そんなに怖くはないかな) 確かにポケモンだけに特化はしてないと思うけど、それ以上に他メンバーがポケモンやらなそうだから善子が一番強いかなってなる ダイヤ カチカチ…
千歌「なんにもないねー」
ダイヤ「少し前から、粛々と下っていくだけになりましたね…」カチカチ
千歌「ほんとにグラードンいるのかな?」
ダイヤ「いる…のではありませんか?ああも盛大に送り出していただいて、なんの成果もなくすごすごと引き返すのはさすがに些かばつが悪いのですが…」カチカチ
ドオオオオオオンッ
ダイちか「「!?」」ビクッ
『なにかの 暴れるような 音が 聞こえた…』
千歌「いいいいいいるよいるいる!グラードン絶対いるよこれェ!!」ガタガタガタガタ
ダイヤ「そっそそそそそりゃいるに決まっているでしょう!そうでなければここまで潜ってきた意味がががが」カチカチ
ドオオオオオオンッ
『音が 近くなってきた…!』
ダイちか「「ひぃぃぃいいいっっ!!」」 【コメント】ホウエンの神話は作り話という裏設定がある 目覚めの祠、地下五階
もくたん トン…
千歌「──ぁ…」
ダイヤ「ぁ…ぁぁぁあぁ…!」
グラードン ドン…!!
ダイヤ「ぐ、グラードンが…あそこに…!」
『これ以上は 暑くて 進めそうにない…』
『もくたんは マグマスーツを 着用した!』
ダイヤ「も──もくたんちゃん、決して無理をしてはいけませんからね…!」
千歌「デザインださいね」
ルビィ「ルビィならもっと可愛く作れるよ」
もくたん トコトコ…
ダイヤ「ああっそんな、少しくらいゆっくりと近づいたらいいものを…」オロ グラードン ドン…
もくたん『…』
ダイヤ「こ、こここ、これしきの威圧感、マジギレなさったときの果南さんに比べたら、な、ななななんとも…」ガクガク
【コメント】でかいサンドだ!!
ダイヤ「そ、そうですわ!こんなのただの大きなサンドではありませんか!手も短くて、ろくに頬を掻くこともできなさそうな──」
グラードン『ぐらぐらるぅぅぅぅ!』
ダイヤ「ピギャアッ!?」
千歌「果南ちゃんもここまでの怒声はさすがに上げないね…!」グッ…
ルビィ「ちょっとシリアスっぽくしようとしてるけどできてないと思う」
グラードン クルッ
ダイヤ「ぇ…」
グラードン ズン…ズン…
ダイヤ「ぇ、ぁ、グラードンが奥へ──マグマを渡って奥へ行ってしまいますわよ!どうすれば──」
もくたん グ…
ダイヤ「…ちょ、もくたんちゃん…」
ダイヤ「まさか…」
もくたん ピョンッ ガシッ
ダイちか「「グラードンに乗ったああああああっっ!!?」」
ルビィ (これにはルビィも驚いた) 目覚めの祠、再深部
──ズン……ズン……
ダイヤ「こんな奥まで連れてこられてしまったわね…」
ルビィ「外に戻る道もないみたいだし、ここでグラードンさんと戦うしかないよ…おねいちゃん」
千歌「た、戦うの…?こんな強そうなポケモンと…?」
ダイヤ「…当然」
ダイヤ「わたくし達はそのために──来たのですから」
ルビィ「おねいちゃん、グラードンさんに話しかけたら戦闘になっちゃうから…今のうちに準備しておいて」
ダイヤ「!」
ダイヤ「わかったわ、ありがとう」
ダイヤ カチ… ダイヤ「やはり、見た目に違わず強いのでしょうね…」
『ようちゃん ダイヤ まり よしこ ルビィ♡♡♡ あくあしっぷ』
【コメント】ルビィ♡♡♡以外最悪一撃で吹き飛ぶよ
ダイヤ「なっ…!」
ダイヤ「そ、それはさすがに…言い過ぎなのでは…」
ダイヤ「はは、わかりました。わたくしを脅かそうとなさっているのですね?そうでしょう、ふふ…わたくし達の仲間はそんなにヤワでは…」チラッ
ルビィ「…」
ダイヤ「…………そう、なの…」
千歌「ルビィ♡♡♡だいじょーぶかなあ」ハラハラ…
ダイヤ「グラードンがなにタイプかはわからないけれど、陽射しを操作するということは──ほのおタイプの可能性も大いにありますわね…」
千歌「マグマかけてきたりするかな?」
ダイヤ「そ、そんなに野蛮なことはしてこない──と、思いたいですが…」 【コメント】
神様扱いの生き物なんだからそれくらい覚悟すべきだよ 【コメント】ルビィに保険でチーゴの実を
ダイヤ「!」
ダイヤ「やけどを回復する…」
──『ようちゃんの ひのこ!』ボボッ
──『エアームドの がんじょう!』
──ダイヤ『やりましたわ!』
──善子『ええ!これであとはモンスターボールを投げるだけ──』
──『相手の エアームドは やけどを 負った!』
──善子「 」
ダイヤ「…そうね、それは妙案です。せっかくのがんじょうが真価を発揮できなくなってはいけませんものね」カチカチ
ダイヤ (──がんじょうが発動する、ということは…それだけの攻撃を受けるということで…)
ダイヤ グッ…
ダイヤ (お願い…!)
『ルビィ♡♡♡に チーゴのみを 持たせた!』 ダイヤ「他にも、どうぐを持たせておいた方がいいでしょうか…」
【コメント】かなん以上の攻撃力からかなん以上の威力の技を繰り出してくるグラードンにどう立ち向かう?
ダイヤ「か、かなんさん以上の…」
ダイヤ「だって、かなんさんの攻撃力は相当なものですわよ!かいりきだって、タイプが一致するので威力はとんでもないことになります!決してかなんさんが劣るようなことなど──」
【コメント】神様扱いの生き物なんだからそれくらい覚悟すべきだよ
ダイヤ「…っ」ギリ…
『しんかのきせき』
『進化の 不思議な かたまり。持たせると 進化前 ポケモンの 防御と 特防が あがる』
ダイヤ「…攻撃力が高いと言うのならば、これは役に立ちそうね。…進化前のポケモンに…」
ダイヤ カチカチ
『まりに しんかのきせきを 持たせた!』 >【コメント】ルビィにいちゃもん覚えさせてみよう
いちゃもんを覚えさせますか? >>42
※ 覚えさせるなら、忘れさせるわざを併せて指定。 ダイヤ「準備はこのくらいでいいかしら…」
【コメント】ルビィにいちゃもん覚えさせてみよう
ダイヤ「!」
ダイヤ「いちゃもん──ですか…」カチカチ
千歌「どーゆーわざだっけ?」
『わざマシン41 いちゃもん』
『相手に いちゃもんを つけて 同じ 技を 2回連続で だせなくする』
千歌「ふうん…??」
ダイヤ「これがどの程度の命綱となるかわかりませんが、せっかく頂いた助言です。貪欲に取り入れていくとしましょう」カチカチ
『ルビィ♡♡♡は ほえるの 使い方を きれいに 忘れた!』
『ルビィ♡♡♡は 新しく いちゃもんを 覚えた!』
後は平気ですか ダイヤ「では、これで…!」
千歌 ゴクリ…
ルビィ「おねいちゃん」
ルビィ ギュ
ダイヤ「ルビィ…」
ルビィ「きっとけわしい戦いになると思うけど、負けないで。もくたんちゃん達を信じて」
ダイヤ「…ええ。ありがとう」
ダイヤ「ルビィ。千歌さんも、一緒にやってくださいます?」スッ
千歌「!」
ルビィ「もちろん!」スッ
千歌「ち、チカだってやる!」スッ
ダイヤ「それでは、ホウエン地方の危機を救う最後の戦いも──」
ダイルビちか「「「がんばるびぃ!!!」」」 ダイヤ「もくたんちゃん」
もくたん『…』
ダイヤ「ここまで、よくぞ一人で戦ってきましたわね」
ダイヤ「いえ、もちろん一人などでは決してなかったのですが──常にみんなの先頭に立ち、自らの足で道を切り拓いていくその姿、とても格好よかった」
ダイヤ「憧れていました」
ダイヤ「ミシロタウンの家を出たあの日には、まさか世界の危機を救うことになるだなんて、思ってもみませんでしたわね」フフ
ダイヤ「もくたんちゃん。あなたはわたくしのとっても大切な友人ですわ」
ダイヤ「この強大な困難にも──力を合わせて立ち向かい、勝利をおさめましょう!」
もくたん コクッ
ダイヤ「…!」
ダイヤ ニコッ
ダイヤ カチ
グラードン『ぐらぐらぅるぅぅぅぅぁぁあああッ!!!』 『グラードンと 対峙した!』
もくたん『いっておいで!ルビィ♡♡♡!』
ルビィ♡♡♡『キョエキィー!』
ダイヤ「さあ、みんな!正念場ですわよ!気合いを入れて──」
『グラードンの おわりのだいち!』
『ひざしが とても 強くなった!』カァァァッ
ダイヤ「ぅ、ひざしが──やはりほのおタイプのポケモンと見るべきですか…………いや…」
ダイヤ「ひざしが、とても…?」
ダイヤ「ぶっぶさんのみずわざが半減にされてしまうのは痛いですが、今は!」
『ルビィ♡♡♡は もくたんの 指示を 待っている…』
ダイヤ (大事な第一手──!)
もくたんの行動 >>52
※ >>11参照。
手透きのコにオボンのみ、採用します。
https://youtu.be/0m4GAC_ESZ0 開幕クイックはダイヤさんはやらんか……
「グラードンを捕まえる」って発送はまだないもんな
安価↓ ダイヤ「…そもそも、この戦いは──どうすれば勝利と言えるのでしょうか」
千歌「え…?そ、それは、倒したら…じゃない?」
ダイヤ「そうね」
ダイヤ「ホウエン地方を襲うこの危機を引き起こしている原因はグラードン。だから、このグラードンを倒せば恐らく事態は収拾するのでしょう」
千歌「だよね…」
ダイヤ (しかし、一つ気になるのは…)
──ダイゴ『この惨状を食い止めるには、グラードンを再び眠らせるか、力を完全にコントロールするしかない』
ダイヤ (ダイゴさんのあの物言い)
ダイヤ (必ずしも討ち倒さずとも、なんとか──なんとかグラードンを傷つけずに事態を収める方法があるのでは…)
【コメント】がんじょう維持でいこう
ダイヤ「!」 ダイヤ「がんじょうを維持。そうですわね」
ダイヤ「ひざしが強いとあっては、グラードンがほのおわざを放ってきたときルビィ♡♡♡が耐えられる可能性は低くなる」
ダイヤ「常にがんじょうを維持することを優先的に考えた方がいいかしら」
ダイヤ「だとすれば、ほのおわざを連続して使わせない──このわざ!」カチ
ダイヤ「さあ、勝負ですわグラードン──」
『グラードンと べにいろのたまが 反応した!』
ダイヤ「!」
キィィィィン…
ズズゥッ ウォォオオァァッ
『グラードンは ゲンシグラードンに ゲンシカイキした!』
ダイヤ「な──」ガタッ…
──ダイゴ『グラードンの力はまだ完全には覚醒していない。今はこの目覚めの祠の奥深くへ潜り、身体じゅうに力が戻るのを待っているようだ』
ダイヤ「これは…まさか、すでに力が完全に覚醒してしまっているの…!?」
千歌「ま、ますますおっかなくなったよう…」
ダイヤ「で──ですが、ここまで来て怯んでなどいられないでしょう!」 ダイヤ「ルビィ♡♡♡が先手を取れているか──」
『ゲンシグラードンの ふんえん!』
ダイヤ「ぅ──さすがに速い…!」
『こうかは ばつぐんだ!』
『ルビィ♡♡♡の がんじょう!』
千歌「げえっ!今の減り方なに!?一瞬だったよ!?」
ダイヤ「…っ」
【コメント】やべぇよ……やべぇよ……
ルビィ (がんじょうがなければ余裕のオーバーキル…火傷しなかったのが幸いだね。ここでいちゃもんされたら、ゲンシグラードンってどういう行動を取るんだろう)
『ルビィ♡♡♡の いちゃもん!』ゴニョゴニョ
『ゲンシグラードンは ちょうはつに 乗ってしまった!』
千歌「意外とメンタル弱いんだね」
ダイヤ「助かりますわね」
もくたんの行動 >>58
※ >>11参照。 ルビィ♡♡♡のHPは100を超えているので、安価内容から『すごいキズぐすり』を使用すると判断します
ダイヤ「これで、次もふんえんを放ってくることはなくなりましたが…」
千歌「ほのおわざってふんえんしかないのかな?」
ダイヤ「…他にあったら結構やばいです」
ダイヤ「ひとまずここは体力を回復させて様子を見るとしましょう」カチ
ルビィ (確か…確かねむるされてイヤだった記憶がある。それに専用わざだんがいのつるぎは絶対に持ってる)
ルビィ (あと一つのわざ、なんだっけな…ほのおわざかじめんわざか…)
『もくたんは すごいキズぐすりを 使った!』
『ルビィ♡♡♡の 体力が 回復した!』
『ゲンシグラードンの だんがいのつるぎ!』
『こうかが ないようだ…』
ダイヤ「だ──だんがいのつるぎ…」
千歌「名前からやばそうだったね…」
ダイヤ「しかし、ルビィ♡♡♡に効果がないということは…どくタイプということはないでしょうから、じめんタイプのわざなのでしょうね」
千歌「効果ないわざって!やったね!」
ルビィ (効果なくてもねむるよりは優先して使ってくるんだ…)
もくたんの行動 >>61
※ >>11参照。 ふんえんのPP5だっけ?
使い切らせる作戦とかとれたらええけど なんとか地面透かし空を飛ぶ噴煙回避みたいにハマればいいんだが ダイヤ「効果のないわざを使ってくることが判明したのは大きいわね。防戦一方では仕方ありません、ここは攻めましょう」
千歌「はがねのつばさ?そらをとぶ?」
ダイヤ「…そらをとぶを使えば攻撃を一回避けられるけれど、ふんえんを放ってこないタイミングと被ってしまって悪手ですわね」
ダイヤ「まずははがねのつばさを!」カチ
千歌「がんばれルビィ♡♡♡!」
『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『こうかは ばつぐんだ!』
『ルビィ♡♡♡の がんじょう!』
ダイヤ「く──やはり、どうしてもじり貧ね…ですがこのはがねのつばさがあなたに突き刺さりますわ!」
『ルビィ♡♡♡の はがねのつばさ!』ギィンズパパッ
『こうかは いまひとつの ようだ…』
ダイヤ「…ぁ…」
ゲンシグラードン『…』ケロッ
千歌「ぜ、全然きか──むぐっ」
ルビィ (言わないで。口に出さないで)
ルビィ (音になったら、絶望になっちゃう)
千歌 …コクン
ダイヤ グ…
もくたんの行動 >>68
※ >>11参照。
たぶん人が少ないので、マスターボール二連安価時以外は気にせず連続で取ってもらっていいです。 ↑
ORASやってないから積極的に安価取りにくい。自分の一手でみんなを死なせられん そっかここで飛べば降りるタイミングでかわせるのか
そらをとぶ 失礼、ゲンシグラードンの残り体力を表示し忘れました
ゲンシグラードン残り体力:92.8% パターン知ってればそらをとぶ連打でいけるだろうけどルビィの口出しなしでダイヤが気づくまでには時間かかるでしょ 『ルビィ♡♡♡は もくたんの 指示を 待っている…』
千歌「どうする?回復してあげる?」
ダイヤ「してあげたい、けれど…」
ダイヤ (あまり人工的な薬をたくさん飲ませたくはない。しかしモーモーミルクでは全回復できないし…)
ダイヤ「…ここはひとまず、そらをとぶで攻撃を回避しつつ次のターンに備えましょう」カチ
ルビィ (これで、そらをとぶでふんえんが回避できる。その次はねむるかだんがいのつるぎか、もう一つのわざか…)
『ゲンシグラードンの だんがいのつるぎ!』
『こうかが ないようだ…』
ダイヤ「ルビィ♡♡♡!一旦大空へ待避!」
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』
千歌「…目覚めの祠」
ダイヤ ギロッ
千歌「なんでもないですごめんなさい」 >>75
使える時は絶対にふんえん使えるからって話だよ 次の技が噴煙か地震かで変わるか
CPUだし噴煙だとは思うけど試したわけじゃないしわからん 『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『しかし こうげきは 外れた!』
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』ヒュウ…バシッ
ダイヤ「よ、よし…なんとか戦えていますわ…」
千歌「この調子で少しずつダメージを与えていけば勝てるかな!」
ダイヤ「ええ、きっと勝てますわ。気を抜かず、慎重に丁寧に積み重ねましょう」フゥ…
ルビィ「…」
ルビィ (残り一つのわざ、なんだろう)
ルビィ (ルビィ♡♡♡が低空にいるときも使ってこないってことは、もしかしてじめんわざ…?もし、そうだとしたら…)
もくたんの行動 >>83
※ >>11参照。 下手なことしても誰かやられるかもしれんしとりあえず安定択で
そらをとぶ 何度もごめんなさい
ゲンシグラードン残り体力:76.6%
ダイヤ「ルビィ♡♡♡は再びゲンシグラードンの前へ戻ってきてしまったわね」
千歌「次は、んー…そらをとぶ?」
ダイヤ「そうね。ずっとこの緊張を強いるのも申し訳ないけれど、今ルビィ♡♡♡に取ってもらう選択肢としてはそれがベストですから」
千歌「ここではふんえんは来ないんだよね」
ダイヤ「いちゃもんが効いているのだから、来ないはずです」ドキドキ…カチ
『ゲンシグラードンの じしん!』
『こうかが ないようだ…』
ダイちか ホッ…
ルビィ「!!」ガタッ
ダイヤ「ピギャ!る、ルビィ…?」
千歌「ど、どーしたのルビィちゃん…」
ルビィ「わかった…」
ダイヤ「え?」
ルビィ ハッ
ルビィ「う、ううん、なんでもない。関係ないこと!」アセ
ダイヤ「そ、そう…?」
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』
千歌「…」ムムー…
【コメント】吹き抜けがあるタイプの祠なんだよ
千歌「!」
ダイヤ「!」パァ
千歌「なんか…ずるい…」
ダイヤ ギロッ
千歌 サッ
ルビィ「…」 ルビィ的には勝ちまでの道筋が見えた瞬間か。激アツだな 『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『しかし こうげきは 外れた!』
千歌 ホッ
ダイヤ ホッ…
ダイヤ「…」チラッ
ルビィ「!」ササッ
ダイヤ「…」
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』ヒュウ…バシッ
千歌「なんとかこのターンも乗り切ったね〜…」ヘニャア
ダイヤ「そう…です、わね…」
『ルビィ♡♡♡は もくたんの 指示を 待っている…』
ダイヤ「…ルビィ」
ルビィ「な、なに?おねいちゃん…」
ダイヤ「いちゃもんの効果はどのくらい続くの?」
ルビィ「…ルビィの記憶が正しかったら、基本的に戦闘が終わるまで続くはずだよ」
ダイヤ「…そう。ありがとう」
ルビィ「うん」
千歌「ダイヤさん?」
ダイヤ「いえ…」
もくたんの行動 >>88
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:57.7% 『ゲンシグラードンの じしん!』
『こうかが ないようだ…』
千歌「ゲンシグラードンのわざ、じしんとだんがいのつるぎでよかったね。もう一個わかんないのが怖いけど──」
ダイヤ キッ…
千歌 ビクッ
千歌「だ、ダイヤさん…?」
ダイヤ ハッ
ダイヤ「え、ええ。なに?千歌さん」
千歌「や、ううん、なんか怖いカオしてたから…」
千歌「ほら、またじしんよけて、ルビィ♡♡♡が飛んだよ!」
ダイヤ「本当ね。これだけの敵を前に、よくやってくれていますわ」ニコッ
千歌「ねっ!」ニコニコ
ダイヤ「…」
ルビィ「…」 千歌「ふんえんよけてー、そらをとぶー!」
ダイヤ (緊張で頭が上手く回らないけれど…)
ダイヤ (なにか──なにか、糸を掴めそうな気がしてならない…)
ダイヤ (だって、そうでなければ、あのとき…)
千歌「うえええええっ!?」
ダイヤ「!」
ダイヤ「ど、どうしましたか千歌さん──」
『ゲンシグラードンの ねむる!』
『ゲンシグラードンは 眠って 体力を 回復した!』
ダイヤ「…!」
千歌「ね、ねむる持ってるよゲンシグラードン…」
ルビィ (今のままのやり取りが続いたら、たぶんお姉ちゃんはそろそろ気づいたと思うけど…ここで予想外の行動は、混乱してる頭には負担が大きいかもしれない…)
ルビィ (それにこのねむるがあることで、必ずしも──)
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』ヒュウ…バシッ
ダイヤ「また振り出し…ですか…」
もくたんの行動 >>92
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:89.6% ルビィHP危ない状態だよね?
残りの技わからなかった状態で攻撃連打はやられる覚悟あるってこと? ここで回復というと、すごいキズぐすりの使用ができないのでモーモーミルクかオボンのみになりますが、どうしますか?
仕様に無茶があるということであれば、人工薬の使用制限は解放しますが 人工薬ひかえめは縛りというよりダイヤさんの思想だからできるだけ大事にしてあげたい >>91
いちゃもんで有効打がふんえん以外無いの確認できたからじゃないか? ミルク2回で全回復かな?
ダイヤさんは眠る初見だから目覚めるタイミング分からなそうだけど 『ルビィ♡♡♡は もくたんの 指示を 待っている…』
千歌「…」
ダイヤ「…」
ルビィ (そらをとぶ三回でやっと半分まで削ってて、ここでのねむる──)
ルビィ (攻撃わざの強力さとも併せて、心が折れるには充分かもしれないけど…)
ルビィ「おねいちゃん!今ならゲンシグラードンさん攻撃してこないんだから、チャンスだよ!攻撃でも回復でも、なんだってできるよ!」
ダイヤ「ルビィ…」
ルビィ「このチャンスを逃しちゃったら、ここまでのルビィ♡♡♡のがんばりがむだになっちゃうよ!」
ルビィ「勝てる道筋は──あったでしょ!」
ダイヤ「!」
ルビィ ギュ…
ダイヤ「…そうね。その通りだわ」
ダイヤ「わたくしがこんなことで諦めてしまっては、一生懸命戦ってくれているルビィ♡♡♡に申し訳が立たないというものです」
ダイヤ「それにここで態勢を整え直せば──」
ダイヤ「──千歌さん、しゃきっとなさい!戦いはまだ終わってなどいませんわ!」
千歌「は、はいっ…」 【コメント】えるしっているかグラードンは捕獲できる それにしても直前で覚えさせたいちゃもんが刺さりまくってんな ダイヤ カチ…
→すごいキズぐすり
ダイヤ (一度で体力を回復するには、これを使うしかない…悠長なことを言っていられる場面でもないのだし、ここは…) グ…
ルビィ「…」
ルビィ (ゲンシグラードンの攻撃力を考えたら、モーモーミルクじゃ意味がない。がんじょうがなかったらルビィ♡♡♡はふんえん一撃で吹き飛ばされちゃうから)
ルビィ (S負けてるのも痛いよね…モーモーミルク二回で全回復しても、そらをとぶで逃げる前にふんえんを受けちゃう)
ルビィ (ルビィ♡♡♡を最優先に使うなら、他のコを受け出しするしか──)
ダイヤ カチ…
ルビィ「!」
『もくたんは モーモーミルクを 使った!』
『ルビィ♡♡♡の 体力が 回復した!』
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
ルビィ (…そうなる、よね…)
ルビィ (どうしたら…)
もくたんの行動 >>102
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:89.6% HP減ってるなら起きてまた眠る可能性もあるんじゃない?
とりあえず回復 【コメント】グラードンは「強大な力を持つポケモン」だってこと、忘れないでね。ルビィ♡♡♡やりこちゃん♡と何も変わらないんだよ 【コメント】眠るは起きるターンが決まっているんだ。あとは分かるね? 【コメント】ダイヤ…この子を倒してしまったら、この子はこれからどうなるのかな… 『もくたんは モーモーミルクを 使った!』
『ルビィ♡♡♡の 体力が 回復した!』
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
ダイヤ「これで体力は完全に回復し、がんじょうを呼び戻すことができました」
千歌「ゲンシグラードン、まだ寝てるね…」
ダイヤ「る──」
ルビィ「!」
ダイヤ「──いえ、千歌さん。ねむりはどのくらい続くものか知っていますか?」
千歌「えー?んー…結構長かったと思うけどなー。5ターンくらい寝てることもあるよ」
ダイヤ「そんなに…!それならば、」
千歌「でも2ターンくらいで起きることもよくある!」
ダイヤ「それでは次のターンに起きてしまうではありませんか!」
千歌「ち、チカに言われてもぉ…」
ダイヤ「ああ、それはその通りですわね…ごめんなさい…」
ダイヤ「しかし、そう幅があっては戦略もろくに…うう…」チラッ
ルビィ「…おねいちゃん、」
ダイヤ「いえ!あなたに頼っては、うう…」
ルビィ「…」
ルビィ スマホ スッ 【コメント】眠るは起きるターンが決まっているんだ。あとは分かるね?
ダイヤ「!」
ダイヤ「起きるターンが決まっている…!」
千歌「えー、うそだー!チカのオーダイル一回寝たらめちゃくちゃ寝てたもん!」
千歌「なのにあのジムリーダーのとこのニョロボンすぐ起きちゃってえ…」
千歌「ちくしょーーーっ!」
ダイヤ「これが本当ならば、ここさえ凌いで起きるターンを確認できれば、この後は戦略を立てやすくなりますが…」
もくたんの行動 >>
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:89.6%
次、起きます 失礼
【コメント】眠るは起きるターンが決まっているんだ。あとは分かるね?
ダイヤ「!」
ダイヤ「起きるターンが決まっている…!」
千歌「えー、うそだー!チカのオーダイル一回寝たらめちゃくちゃ寝てたもん!」
千歌「なのにあのジムリーダーのとこのニョロボンすぐ起きちゃってえ…」
千歌「ちくしょーーーっ!」
ダイヤ「これが本当ならば、ここさえ凌いで起きるターンを確認できれば、この後は戦略を立てやすくなりますが…」
もくたんの行動 >>113
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:89.6%
次、起きます ダイヤ「仮にここでゲンシグラードンが目を覚ますのだとしても、ルビィ♡♡♡はがんじょうで耐えられる…」
ダイヤ「お願い!」カチ
『ゲンシグラードンは 目を覚ました!』
ダイヤ「!」
千歌「ぉ──起きた…!」
『ゲンシグラードンの ねむる!』
千歌「そしてまた寝た──!!」
ダイヤ「そ…そういう動きも有り得るのですか…」
ルビィ (前のそらをとぶで削れてたから、行動の候補にねむるも含まれたんだ…!)
『ゲンシグラードンは 眠って 体力を 回復した!』
千歌「こんなにずっと寝ていられるなんて、羨ましいなあ…」
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』 千歌「ここからまたさっきの緊張感が続くのかあ…うう、胃に穴があいちゃいそう…」キュウ
ダイヤ「いえ」
ダイヤ「先ほどとはがらりと状況が変わりましたよ、千歌さん」
ルビィ「!」
千歌「え…?」
ダイヤ「ここまで来て、やっと少し頭が冷えてきました──」
ダイヤ「この勝負、わたくし達は勝てる…!」
千歌「そ、そーなの!?」 あれ…
ごめんなさい、この場合『ねむる』はいちゃもんで縛られるのですか? 多分縛られるんじゃないかな?
正確には直前に使うことに成功した技を縛る効果のはずだし ありがとうございます
おれの感覚でもどちらかと言うと縛られるような気がするので、縛られる前提で書き直します
>>114-115はなかったことにしてください 【コメント】ふんえんって炎タイプならようちゃんが耐えそう ダイヤ「仮にここでゲンシグラードンが目を覚ますのだとしても、ルビィ♡♡♡はがんじょうで耐えられる…」
ダイヤ「お願い!」カチ
『ゲンシグラードンは 目を覚ました!』
ダイヤ「!」
千歌「ぉ──起きた…!」
『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『こうかは ばつぐんだ!』
『ルビィ♡♡♡の がんじょう!』
千歌「うう…せっかく回復したのに…」
ダイヤ「くっ…ですが」
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』
ダイヤ「これで次の攻撃は凌げる──…」
ルビィ「おねいちゃん…」
ダイヤ「しまった…!」
千歌「ほえ?」
ダイヤ「次にふんえんが来ることはないのだから、ここでそらをとぶのは悪手でしたわ…むしろ、次に地上へ戻ったとき、再びふんえんをぶつけられてしまう…!」
千歌「あっ…!」 ルビィ (ここに来て、痛恨のプレイングミス…でも仕方ないよね。この緊張状態の中で全くミスしないなんて、いくらお姉ちゃんでも無理だよ…)
ルビィ (ルビィ♡♡♡を切るわけにはいかないだろうし、降りてきたら交代するしかないかな…)
ルビィ (それか、ここでまた眠ってくれれば…)
ダイヤ「くっ…!」
千歌「だ、ダイヤさぁん…」オロ
ダイヤ「今慌てても仕方がありません、まずはルビィ♡♡♡が降りてくるのを待つしか…」
『ゲンシグラードンの じしん!』
『こうかが ないようだ…』
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』ヒュウ…バシッ
ダイヤ (どうする──)
ダイヤ (次はふんえんが来るのだから、ルビィ♡♡♡を守るためには交代するしか…いや、ねむる可能性もある…?)
もくたんの行動 >>124
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:82.4% ダイヤ「ふんえんが来るのだとすれば…」
千歌「ルビィ♡♡♡は耐えられないよ…!」
ダイヤ「ええ。だから──」カチカチ
ちかルビ「「!」」
もくたん『もどっておいで、ルビィ♡♡♡!いっておいで!ようちゃん!』
ようちゃん『バウウッシャァ!』
千歌「そっか、ほのおタイプのようちゃんなら…!」
ダイヤ「…ふんえんを効果今一つで受けられる!それすらをも超える攻撃力──いえ、破壊力なのだとしたら、正直ほぼ打つ手はなくなってしまいますが…」
千歌「お願いよーちゃん!耐えて!」
『ゲンシグラードンの ねむる!』
ダイヤ「ぁ」
千歌「ぁ」
ルビィ「ぁ」
『ゲンシグラードンは 眠って 体力を 回復した!』
ダイヤ「こ、れは…」
千歌「たぶん、チャンスなんじゃ…」
ダイヤ「です、わよ…ね…?」
ルビィ「チャンスだよ、おねいちゃん!」
ダイヤ「は──はいっ!」
もくたんの行動 >>
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:100% また…ごめんなさい
ダイヤ「ふんえんが来るのだとすれば…」
千歌「ルビィ♡♡♡は耐えられないよ…!」
ダイヤ「ええ。だから──」カチカチ
ちかルビ「「!」」
もくたん『もどっておいで、ルビィ♡♡♡!いっておいで!ようちゃん!』
ようちゃん『バウウッシャァ!』
千歌「そっか、ほのおタイプのようちゃんなら…!」
ダイヤ「…ふんえんを効果今一つで受けられる!それすらをも超える攻撃力──いえ、破壊力なのだとしたら、正直ほぼ打つ手はなくなってしまいますが…」
千歌「お願いよーちゃん!耐えて!」
『ゲンシグラードンの ねむる!』
ダイヤ「ぁ」
千歌「ぁ」
ルビィ「ぁ」
『ゲンシグラードンは 眠って 体力を 回復した!』
ダイヤ「こ、れは…」
千歌「たぶん、チャンスなんじゃ…」
ダイヤ「です、わよ…ね…?」
ルビィ「チャンスだよ、おねいちゃん!」
ダイヤ「は──はいっ!」
もくたんの行動 >>127
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:100% ルビィに交代して目がさめるタイミングに合わせて噴煙を避けられるようにとぶ ダイヤ「ここはようちゃん渾身のブレイズキックをお見舞いして──」カチ…
千歌「いけいけーっ!あのおっきなお腹を蹴っちゃえーようちゃーん!」
ダイヤ「…」
ルビィ「…おねいちゃん?」
ダイヤ「いえ…」
ダイヤ パチ…
ダイヤ パチ…パチ……パチ………
ダイヤ「────違う」
ルビィ「!」
千歌「ダイヤさん?」
ダイヤ「ここで取るべき行動は──」カチカチ
もくたん『もどっておいで、ようちゃん!いっておいで!ルビィ♡♡♡!』
ルビィ♡♡♡『キョエキィー!』
千歌「ええっ!?ようちゃんで攻撃しないの!?」 ダイヤ「しません」
ダイヤ「なぜなら」
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
『ルビィ♡♡♡は もくたんの 指示を 待っている…』
ダイヤ「ここでそらをとぶことで──」カチカチ
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』
ダイヤ「──どうなるかわかりますか?」
千歌「え、それは…」
ダイヤ「ヒントですわ。ゲンシグラードンは、ここで目を覚まします」
千歌「だったら、ルビィ♡♡♡相手にはふんえんを使ってくるはずだから…あ、でも飛んでるからよけて…………あ!」
ダイヤ「ようやく気づきましたか、千歌さん。と言ってもわたくしも気づいたのはつい先ほどですが…とにかくこれこそ──わたくし達がなにを置いても守り抜くべき、勝利へのルーティン!」 【コメント】そらをとぶのPP……
どのタイミングで拾われるかは展開次第 だんがい5 じしん10 ふんえん15だっけ?
先にグラのPP尽きそう ダイヤ「ゲンシグラードンのふんえんを避けられる形でそらをとぶを繰り返すことで、ルビィ♡♡♡は傷を負うことなく立ち回り続けられる──!」
千歌「じしんとだんがいのつるぎは効果なし、ねむるはダメージなしだから…」
千歌「す、すごいよダイヤさん!完璧なゲンシグラードンの攻略法じゃん!」
ダイヤ「…懸念事項もあり、完璧と言い切れるのかはわかりませんが…しかし!」
ダイヤ「この態勢を維持すれば、いずれゲンシグラードンを倒すことができるでしょう」
千歌「すごい…すごいね!ダイヤさんももくたんちゃんも、ルビィ♡♡♡も!たった一匹でこんな強そうなポケモンを倒しちゃうなんて!」
ダイヤ「ふふ…誉めてあげるのはもう少しだけお預けですわ。しっかりそれを果たし終えたら、鋼の装甲が剥がれ落ちるまで撫でて、お腹が破裂するほどポフレを食べさせてあげるとしましょう」
千歌「うん!も〜〜〜、チカのおやつだってあげちゃうんだから!がんばれルビィ♡♡♡!!」
『ゲンシグラードンは 目を覚ました!』
『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『しかし こうげきは 外れた!』
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』ヒュウ…バシッ
千歌「いけいけーっ!」ヒューヒュー
ダイヤ「格好いいですわよ、ルビィ♡♡♡!」ヒューヒュー
ルビィ (自力で気づいた…さすがお姉ちゃん)
ルビィ (…あとは…) PP切れたらねむるとわるあがき交互で15ターンくらいは生きてそう 千歌「へいへーい!ゲンシグラードンびびってるぅ〜!」ヨイショッヨイショッ
ダイヤ「さあて!このままルビィ♡♡♡の華麗なる空の演舞でゲンシグラードンを翻弄し、そのまま──」
【コメント】ダイヤ…この子を倒してしまったら、この子はこれからどうなるのかな…
ルビィ「…!」
ダイヤ「──倒し、て……」
ダイヤ「…………ぇ…」
ダイヤ「もくたん、ちゃん…」
千歌「ダイヤさーん!?どうしたのどうしたの!ここはそらをとぶしかないでしょ!やったれい、ルビィ♡♡♡!」シュッシュッ
ダイヤ「あ、いえ、その…」
【コメント】グラードンは「強大な力を持つポケモン」だってこと、忘れないでね。ルビィ♡♡♡やりこちゃん♡と何も変わらないんだよ
ダイヤ「!!」
ダイヤ「グラードンも、ポケ…モン……ルビィ♡♡♡やりこちゃん♡達と、変わらない…」
もくたんの行動 >>135
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:80.5% 今気付いたけど、ルビィのHP1だから油断してたらわるあがきで殺されるやつだこれ
まあまだ倒せないし飛ぼう
【コメント】安全なターンでボールを投げるのもいいね。寝てると捕獲率上がるし ダイヤ カチカチ
『ゲンシグラードンの だんがいのつるぎ!』
『こうかが ないようだ…』
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』
千歌「いやー今日も飛ぶねえルビィ♡♡♡!こんな狭い地下で──じゃなくて、チカもそんなにびゅんびゅん飛べたら気持ちいーだろーなー!あ、今のは地下とチカをかけて…」
ダイヤ「…ルビィ」
ルビィ「なあに、おねいちゃん」
ダイヤ「今ホウエン地方を襲っている灼熱の日照りは、ゲンシグラードンが引き起こしたものなのよね」
ルビィ「そうだね」
ダイヤ「この日照りを止めるためには、ゲンシグラードンが倒れればいいのかしら。戦闘で負けて力尽きて、再び海底洞窟の奥深くで眠りに就けばいいのかしら」
ルビィ「そうかもしれないね」
『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『しかし こうげきは 外れた!』
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』ヒュウ…バシッ
ダイヤ「…本当に、それ以外に道はないのかしら」
ルビィ「…道って、例えばどんな?」 ダイヤ「それは…」
ルビィ「手加減して、また悪さしたらこらしめるよってゆったり?聞いてくれるかな」
ダイヤ「…」
ルビィ「そもそも、この日照りって、ゲンシグラードンさんは起こしたくて起こしてるのかな。もしかしたら、自分ではコントロールできてないのかもね」
ダイヤ「もしもそうなのだとしたら…やはり、倒すしかなくなってしまうわね…」
ルビィ「そうだね」
ダイヤ「…」
ルビィ「それか、ちゃんと自分の力の使い方を教えてくれる人がいたらいいのにね」
ダイヤ「…え…?」
ルビィ「ゲンシグラードンに、あなたの強すぎる力はこんな風にコントロールするんだよって、ちゃんと教えてくれる人がいたら、いいんじゃないかな」
ダイヤ「ゲンシグラードンに、自身の力を…コントロールさせる…」
──ダイゴ『この惨状を食い止めるには、グラードンを再び眠らせるか、力を完全にコントロールするしかない』
ダイヤ (ダイゴさんも同じことをおっしゃっていた…)
ダイヤ (それは一体、どういうことなのでしょう…)
もくたんの行動 >>138
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:62.3% 『ゲンシグラードンの ねむる!』
千歌「うあーっ、また寝たーっ!」
『ゲンシグラードンは 眠って 体力を 回復した!』
千歌「どーなってるのこのサンドパンはー!眠り過ぎでしょ!」プンプン
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』
千歌「そろそろルビィ♡♡♡も羽根が疲れてきちゃうんじゃないかなあ…鋼の翼って言っても、ゲンシグラードンも硬そうだし、何回も打ち付けてたら痛そう…」
ダイヤ (…懸念事項の一つはまさにそう、わざのPP)
ダイヤ (こちらは2ターンごとにそらをとぶのPPが減っていき、使えるのはあと八回…)
ダイヤ (対するゲンシグラードンのPPがどうなっているのかはわからないけれど、お互いにいつか限界を迎える。このまま数ターンごとに眠られ、そらをとぶのPPが切れてしまったら…)
ルビィ (ヒメリのみなんかで回復はできるけど、それで行動のルーティンは崩れる。上手く眠りのタイミングで回復しないと、それがそのまま負け筋になりかねない)
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
千歌「も〜…そのまま起きずにずっと寝ちゃってればいーんだ!」
ダイヤ「!」
ダイヤ「──こらっ!なんてことを言うのですか!!」
千歌「!?」ビクッ
ダイヤ「ぁ…」ハッ
千歌「ご、ごめんなさい、チカ、このままだとルビィ♡♡♡ももくたんちゃんも、みんな疲れちゃうだけだと思って…」
ダイヤ「あ、いえ、今のはわたくしが悪かったですわ。ごめんなさい、千歌さんが謝る必要はありませんから…」ナデナデ
千歌「うん…」グス… ダイヤ (しかし、千歌さんの心配はもっともだ)
ダイヤ (ゲンシグラードンが眠り続ける限り、この戦いに決着はつかない)
ダイヤ「…眠り、続ける…」
──『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
ダイヤ (『ねむる』は当然ながら、自身の体力を回復するわざ。それを使うのは、負けたくないから──倒れたくないから──傷つきたくないから──痛いのがイヤだから──)
ダイヤ「…」
──『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
ダイヤ「…あなたもそうでしょう、ゲンシグラードンさん」
千歌「!」
ダイヤ「眠っていたあなたを起こしたのは、わたくし達人間」
ダイヤ「引き金を引いたのはマツブサですが、それはホウエン地方の未来を見据えてのこと。自然を蔑ろにしてきたわたくし達人間全員に、その責任はあると言えます」
ダイヤ「それを勝手に『なんとかしてくれ』と叩き起こされ、かと思えば『期待していたのと違う』と再びその力を奪おうとされる」
ダイヤ「あなたからしてみれば、わけがわからない──こんらん状態ですわよね」
ダイヤ「──決めました」 公式ノベライズみたいなエモエモの流れになりつつある…… ダイヤ「ルビィ。千歌さん」
ルビィ「!」
千歌「ほえ?な、なに?」
ダイヤ「ゲンシグラードンは倒しません」
千歌「え──ええっ!?じゃあどーするの!?このままにしといたら、ホウエン地方が大変なことになっちゃうよ…!」
ダイヤ「もちろんこのままになどしませんわ」
ダイヤ「捕まえましょう。捕まえて、わたくし達の仲間に──黒澤ダイヤモンズの一員になっていただくのです」
千歌「え…………ええええええっ!?」
ダイヤ「このゲンシグラードンだってポケモンなのですから、捕まえられない道理はない。モンスターボールを投げ、よしこさんと同じように、ちかさんと同じように、わたくし達の仲間にしてしまえばいい」
ダイヤ「わたくし達がこのコに──正しい力の使い方を教えてあげればいい!」
ダイヤ「それが正解なのではありませんか?ルビィ」
ルビィ「………ひゃくてんまんてん、ですわ!おねいちゃん!」ニパッ
ダイヤ「でしょう」ニィッ
ダイヤ「そうと決まれば──まずは体力を減らし、状態異常にし、そしてモンスターボールを投げる。たったそれだけの──簡単なことですわ!!」 開始から五時間、残りPPは
そらをとぶ…8
ふんえん…8
ねむる…7
じしん…7
だんがいのつるぎ…7
という、どう足掻いてもまだまだ続く状態です。
このまま同じ形式で続けますか?
今日じゅうに終わらないと平日に入るので、進行速度は鬼のように遅くなると思いますが… 【コメント】ひゃくてんまんてん、だけど……覚悟の要る茨の道だよ……! 見る方は見て安価書くだけだからまぁ複数人でどうにかなるけど1が現実的にどうできるか、ってことが一番重要では? 戦闘をパソコンで管理してる関係上、正直家にいるときでこの速度、外にいると1レスを作成する時間自体が今以上に遅くなります
一日何ターン進められるか、最悪来週末にまで続く可能性もある、というところですが、それでもよければおれは平気です
とりあえず続けましょうか ダイヤ (──とは言ったものの)
【コメント】ひゃくてんまんてん、だけど……覚悟の要る茨の道だよ……!
ダイヤ「でしょうね」
ダイヤ「これだけの力を持つポケモンが、一度モンスターボールを投げてハイ捕まりましたとは残念ながらいかないでしょう」
ダイヤ「体力は減らす端から回復される、となれば、眠っているタイミングを見てモンスターボールを投げる回数を積み重ねる方が賢明かもしれませんわね」
ダイヤ「しかし、タイミングを誤ればふんえんを受けてルビィ♡♡♡は倒れてしまう…」
ダイヤ (例えばここでモンスターボールを投げることは、捕まえられなかった場合、そのままふんえんを受けることに繋がる)
ダイヤ「茨の道、ですか…!」 展開も展開なので、捕獲判定の仕様を開示しておきます。
知ったからと言ってできる調整は多くないと思いますが…
☆グラードンの捕獲成否☆
・もくたんがモンスターボールを使用するレスのコンマ、グラードンの残り体力、の二点で決定する。グラードンの残り体力は小数点以下第一位まで有効、毎ターン終了時に明示。
・コンマ2桁×残り体力(%)<4、のとき捕獲成功。
(『もくたんは モンスターボールを 使った!』とき、コンマ75でグラードンの残り体力が5.3%以下なら捕獲成功。75×5.3%=3.975<4のため)
・マスターボールを使用した場合、必ず捕獲に成功する。
もくたんの行動 >>149
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:82.4% この確率だとPP切れまで粘って20%ぐらいまで減らさないと厳しいかね え、ごめん全然頭回らないんだけど
いま睡眠で、目覚めるターンはいつだっけ?
このターンはそらとぶでいいんだっけ?はがねのつばさ?
安価一旦↓ 今って
そらをとぶ開始 ねむる
だから
着地 眠り継続 HP9割くらいの状況?
とりあえず作者の続き待ちかな 既にプレイミスした自分が言うのもアレだけど
ふんえんのPP切れたの確認する所までいい感じに進めてもらって
からの浮遊のまりがじしんでHP削るとか まぁ正直安定択は眠り中に回復して噴煙を頑丈で耐えたの確認してからそらとぶ
噴煙のPP枯渇したら>>153のようにまりで地震打って削ってボール
ダイヤさんもパターン気づいてるっぽいし
唯一の不安要素はやけどだけか
1回はチーゴあるけど すみません
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』を記述しなかったので混乱させているのだと思います
現在、
グラードン:ねむる、ルビィ♡♡♡:そらをとぶ
グラードン:ねむり継続、ルビィ♡♡♡:そらをとぶ攻撃
が終わったところでの行動選択なので、次のターンはねむり継続で後攻から安全に動くことができる状態です
まだ安価に有効レスがついていないので
もくたんの行動 >>156
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:82.4%
ルビィ♡♡♡残り体力:1 自分もだけど同じ人のレスばっかになるな
モーモーミルク ちょっと相談させてほしいんだけど
ルビィのそらをとぶは温存したい
はがねのつばさはほぼ効果ない
ってなると曜ちゃんに交代して積んで変わって次で飛ぶ、ってのは?間に合う? ダイヤ「次のターンもゲンシグラードンは眠り続けているはず。安全にそらをとぶで大空へ舞うことができ、目覚めのふんえんを回避、そのままダメージを与えられますが…」
千歌「いつねむるが来るかわかんないんじゃ、なかなか難しいね…」
ダイヤ「そらをとぶのPPが無限に続くわけではありませんからね」
ルビィ (方向性をこれと決めて、頭も回り始めたみたい。ゲンシグラードンにただ勝とうとするんじゃなくて救おうとするあたり、やっぱりお姉ちゃんはこうでなくっちゃね!)
ダイヤ「ルビィ♡♡♡の体力をここらで回復させておきましょうか」
千歌「だ、だいじょーぶ?そしたらふんえんが…」
ダイヤ「ダメージは未知数だけれど、ようちゃんなら耐えられるという前提ですわ。上手く立ち回りさえすれば本当に安全に動けることがわかった以上、何手も先を見越してアドバンテージを取りにいく方がよいでしょう」カチカチ
『もくたんは モーモーミルクを 使った!』
『ルビィ♡♡♡の 体力が 回復した!』
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
千歌「…お腹たぷたぷ」
ダイヤ「飛ぶのに支障を来さなければよいのですが…」
ルビィ「がんばります」
もくたんの行動 >>159
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:82.4%
ルビィ♡♡♡残り体力:101 炎半減が4匹もいるし噴煙に合わせて交代→地面技に合わせてルビィに交代でPP4削れるな
そもそもダイヤさんが噴煙のPP知らないと思うけど 次の次で起きるなら空を飛ぶ一択、かな?(合ってる?)
どうにかようまりに負担を分配したい 【コメント】いざというときはマスターボールをつかうのぢゃ まりが噴煙を確定耐えするなら2連続噴煙は来ないんだからモーモーミルク飲んでるだけでPP全部枯らせるな プレイングミス以外そらをとぶは有り得ないと思うので、一応忠告しておきます
もくたんの行動 >>169
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:82.4%
ルビィ♡♡♡残り体力:101
ゲンシグラードンは次で起きて先制で動きます ダイヤ「ゲンシグラードンはここで目を覚まし、ふんえんを放ってくる──」
千歌「よ、ようちゃんに交代する…?」
ダイヤ「交代、す…る…」
ダイヤ カチ
『もくたんは モーモーミルクを 使った!』
『ルビィ♡♡♡の 体力が 回復した!』
ルビィ「ど…どうしたのおねいちゃん!?」
ダイヤ「だって怖くて…!ようちゃんがもしふんえんに耐えられなかったらどうするのですか!?倒れてしまったら!」
ルビィ「そうだけど…」
『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『こうかは ばつぐんだ!』
『ルビィ♡♡♡の がんじょう!』
千歌「おんなじ状態に戻ったよダイヤさん!」
ダイヤ「だ…だってえ〜…」
ルビィ (これまでの経緯を思えば当然のことかもしれないけど…ポケモンのことを大事にし過ぎて、思い切りがなくなってるなあ)
ルビィ (でも、このままギリギリながらふんえんのPPが枯れるところまで持っていけたら、そこからはルビィ♡♡♡で完封できるから…)
『ルビィ♡♡♡は やけどを 負った!』
ルビィ「!!」ギョッ
ダイヤ「あっ…」
『ルビィ♡♡♡は チーゴのみを 食べて やけどを 回復した!』
ダイルビ ホーーーッ…
ルビィ「いややばいっておねいちゃん!あんまり安易にふんえん受けさせちゃだめだよ!もうチーゴのみなくなっちゃったよ!」
ダイヤ「しょ、正直持たせたことを忘れていたので今一瞬意識が飛びかけたけれど…そ、そうね…気を付けるわ…」バックンバックン
もくたんの行動 >>172
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:82.4%
ルビィ♡♡♡残り体力:1 ダイヤ「ここではそらをとぶのが最善手よね…そ、そうよね!?」
ルビィ「う、うん。たぶん…」
ダイヤ ビクビク…
ルビィ (今ので臆病になっちゃった…ふんえんの追加効果発動率って三割だっけ?今受けたのが──四回目、かな…確率通りと言えばそのくらいだね…)
千歌「ダイヤさん、だいじょーぶ!次はふんえんしてこないんだから、そらをとぶだよ!」
ダイヤ「そ、そうね。そうよね…だだだ大丈夫です」カカカカカチ
『ゲンシグラードンの だんがいのつるぎ!』
『こうかが ないようだ…』
ダイヤ ホッ…
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』
ルビィ (ふんえんって、PPいくつだったかな…採用したことないわざだからわかんないよ…)
ルビィ (そらをとぶのPPが残り7、このままループさせたとして…まさかふんえんの方がPP多いとは思えないけど…同じくらいかな…)
『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『しかし こうげきは 外れた!』
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』
千歌「け、結構ゲンシグラードンの体力減ってきたね…!」
ダイヤ「そうね…ねむるをされなければ、あと二回ほどで捕まえられる圏内に入るでしょうか…」
ルビィ (ねむるのPPも枯れてほしいけど…)
もくたんの行動 >>175
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:65.5%
ルビィ♡♡♡残り体力:1 【コメント】眠るに合わせて一度そらをとぶのPP回復しよう。念の為 ダイヤ カチ
『ゲンシグラードンの じしん!』
『こうかが ないようだ…』
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』
ルビィ「おねいちゃん」
ダイヤ「うん、なに?」
ルビィ「その…ボール投げるの、体力が減ってるときって考えすぎなくてもいいんじゃないかな」
ダイヤ「え?」
ルビィ「こんなことゆっちゃうのもなんだけど、捕まるときは捕まるし、捕まらないときは捕まらないから…特にグラードンさんなんか、…」
ダイヤ「…グラードンなんか?」
ルビィ「あ、や、体力が減ってても捕まりづらそうだから、どっちでも一緒かなって…」
ルビィ (どうせ捕獲係数5だから乱数に任せて試行回数増やす方がいいかも、とは…ちょっと言えないけど…)
ダイヤ「それもそうかもしれませんが」
『ゲンシグラードンの ふんえん!』
『しかし こうげきは 外れた!』
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』ヒュウ…バシッ
ダイヤ「モンスターボールを投げようにも、その隙がない…というのが正直なところなのよ」
ルビィ「そ──そうだったね…」
もくたんの行動 >>179
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:49.3%
ルビィ♡♡♡残り体力:1 赤ゲージギリギリくらいに減らして、状態異常無しでハイパーボールで捕獲率3パーセントくらいだって。きついな…… 『ルビィ♡♡♡は もくたんの 指示を 待っている…』
→そらをとぶ PP 5
ルビィ「あと5だね…」
ダイヤ「ええ…」
【コメント】眠るに合わせて一度そらをとぶのPP回復しよう。念の為
千歌「チカPPって回復したことないかも。どうやって回復するんだっけ?」
ダイヤ「えっと、確か専用のどうぐがあるのですよ。ピーピーエイダーとかなんとかいう…」ム…
ルビィ (うわ、イヤそう…)
ルビィ「あ、あれ?おねいちゃん、ヒメリのみ持ってるよね?」
ダイヤ「ヒメリのみ?たくさん持っていると思いますが…ああ!PPを回復させる効果があるのでしたっけ!」パァ
千歌「へー、きのみで回復できるんだー!すごいね!」
ダイヤ「本当に。きのみ様々ね」
ルビィ (やれやれ…) ダイヤ「しかし、モンスターボールを投げるのが難しいのと同様、ヒメリのみを食べさせるのも一苦労ですわね…」カチカチ
『ゲンシグラードンの ねむる!』
ダイルビちか「「「!」」」
『ゲンシグラードンは 眠って 体力を 回復した!』
千歌「ぃ──今だよダイヤさん!ヒメリのみヒメリのみ!」
ダイヤ「む、無茶を言わないでください!今しがたそらをとぶよう指示をしたばかりで──」
ルビィ「キャンセルしよう、それ!」
ダイヤ「で──できるのですか!?」
ルビィ「むり!」
ダイヤ「ルビャスァ!!」
『ルビィ♡♡♡は 大空高く 舞い上がった!』 『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
『ルビィ♡♡♡の そらをとぶ!』ヒュウ…バシッ
ルビィ「ここ!ここ大事おねいちゃんミスだめ!」
ダイヤ「あ、あなたも相当焦ってるじゃないの…!えーと、ヒメリのみヒメリのみ…」
千歌「ま…待って!」
ダイヤ「なんですかこの緊迫した場面で!」
ルビィ「選択するまで動かないからだいじょうぶだよ」
ダイヤ「あなただけ冷静に戻るのはずるいわよ!」
千歌「今ヒメリのみ使ったら、その…ルーティン?って、だいじょーぶなんだっけ…?」
ダイヤ「え、っと…」ピタ…
ルビィ (え、ちょっと待って、ルビィもすぐには頭回らないかも…寝たのが前のターンで、起きるのが、えっと…)
もくたんの行動 >>184
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:82.4%
ルビィ♡♡♡残り体力:1 どうでもいいけど伊波さんなら「るぅてぃーん?」って言いそうだな ダイヤ「一旦、一旦落ち着いて考えましょう」
ルビィ「う、うん」
ダイルビ スー…ハー…
千歌「いいアドバイスしたでしょ、チカ。誉めてくれてもいーんだよ?ねえねえ」
ダイヤ「ゲンシグラードンが眠ったターンをこことして」トン
ルビィ「このターンでルビィ♡♡♡はそらをとぶで空中に行ったよね」
ダイヤ「その次、今さっきのターンでゲンシグラードンは眠り続け…」
ルビィ「ルビィ♡♡♡がそらをとぶ攻撃を当てた」
ダイヤ「ということは、このターンではゲンシグラードンは目を覚まさず」
ルビィ「待っておねいちゃん、どうぐだからヒメリのみ使うのが先だよ」スイ
ダイヤ「ええ、ああ、そうね。それで、その後にゲンシグラードンが目を覚まして…」
ルビィ「そらをとぶで空中に行く前に、ふん…えん……」
ダイルビ ((あ──あぶねえええええ!!))
ダイヤ「で、でもこれじゃいつまで経ってもヒメリのみやモンスターボールを使うことができないのではありませんか…!?」
ルビィ「いや、でも、ふんえんのPPさえ切れればルビィ♡♡♡で完封できるから…」
ダイヤ「か、かんぷう…?」
千歌「ねー、チカのこと誉めないの?ねー」クイクイ
ダイヤ「と、とにかく──ここでヒメリのみは使えませんから!」カチカチ
ルビィ「あっ」
もくたん『もどっておいで、ルビィ♡♡♡!いっておいで!まり!』
まり『ザシュリシュ!』
ダイヤ「…」
ルビィ「…」
千歌「…」
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
ルビィ「………えっと、この選択でだいじょうぶ…だっ、た…?」
ダイヤ「………今から考えます」
もくたんの行動 >>190
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:82.4%
まり残り体力:100% モーモーミルクで全回復できるくらいには耐えるから攻撃に転じよ、じしんで
これで3割強減らせるはず ゲンシグラードン『zzz』
まり『…』
『まりは もくたんの 指示を 待っている…』
ルビィ「おねいちゃん、これは…」
ダイヤ「…ルビィ。ここはもう恥をしのんで直接訊くわ」
ダイヤ「まりさんはゲンシグラードンを攻撃を耐えられると思う?」
ルビィ「────」
ルビィ「…正直、わかんない。でも、他のコよりはかなりいい条件で立ち向かえると思う」
ダイヤ「それは、なぜ?」
ルビィ「…まずね、まりちゃんのとくせいってふゆうでしょ」
ダイヤ「!」
ルビィ「ね。だから、じしんとだんがいのつるぎは効果がないんだよ」
ダイヤ「そ──そうね、言われてみれば…確かに…!それなら、ふんえんは!?ふんえんさえ耐えられるならば、まりさんは相当安全に戦えるのではない…!?」
ルビィ「ふんえんは──」
ルビィ「ごめんね、わかんない…」
ダイヤ「そ、そう…」
ルビィ「でも、ドラゴンタイプだし、しんかのきせきも持ってるから…可能性はあると思うんだ…」
ダイヤ「へたに期待を持たされたら、わたくしが過信してしまうかもしれない。わからないことを正直にわからないと答えてくれて、ありがとう。あなたのそういうところがとっても素敵よ、ルビィ」
ルビィ「うん…」
ダイヤ「ところで」
ルビィ「うん?」
ダイヤ「『ドラゴンタイプだし』とは、どういうことかしら?」
ルビィ「…………あ」
ダイヤ「…効果今一つなのね。ドラゴンタイプに、ほのおタイプのわざは」
ルビィ「………うん、そう。ごめんなさい、ゆっちゃった…」
ダイヤ「いいえ。ここでその情報を得ることができたのは、素直に幸運と捉えましょう。そこにしんかのきせき──防御力が上がるどうぐだったわね…それなら、なんとかなるかもしれませんわ…」
ダイヤ「もちろん過信をするわけではないけれど、ここで逃げ腰になるばかりでは事態が好転しないのも事実」
ダイヤ「勇気を出して──ゴーまりさん!」カチ
ルビちか「「…!」」ゴクッ… 「お褒めの言葉」を求めてた千歌ちゃんもいつの間にか空気に飲まれてる。
このまままりでミルク地震を5回繰り返せば削りきれる……?いやねむりがくるから攻撃の手は止められんなぁ ダイヤ「すばやさは──」
『ゲンシグラードンは 目を覚ました!』
ダイヤ「ルビィ♡♡♡よりまりさんの方がすばやさは低いんだもの、それはわかっていましたわ。ただちょっと、神様のいたずらを期待しただけです」ニ…
ダイヤ「あとは、ゲンシグラードンの攻撃を──」
『ゲンシグラードンの ねむる!』
ダイヤ「ねむ…!」
千歌「こ、攻撃してこないならチャンスなんじゃない!?」
ルビィ「う、うん!まりちゃんはルビィ♡♡♡と違って毎ターン攻撃できるし、今選んだわざは──」
『まりの じしん!』グララララ
『こうかは ばつぐんだ!』
ルビィ「──効果抜群の、じしん!」
千歌「おおおおっ!見たことないくらいのダメージが入ったよ!」
ダイヤ「………これは…っ!」
ダイヤ「いける──いけるかも…!」
もくたんの行動 >>194
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:70.1%
まり残り体力:100% ダイヤ「ゲンシグラードンはまだまだ眠り続ける…!」
千歌「今こそ最大のチャンスぅ…!」
ルビィ「しかもじしんなら外れることもないから、確実にダメージを与えられる…!」
ダイヤ カチ
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
『まりの じしん!』
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「────ん!?」
千歌「んんん!?」
ルビィ「これってもしかして…」
『まりは もくたんと 息を合わせて 攻撃を 急所に 当てた!』
ダイルビちか「「「あ──『愛のうた』だーーーっ!!」」」
ダイヤ「す、すごいですわまりさん!ここに来て怒濤の快進撃…!」
千歌「ちょ、ちょちょちょお!初めてゲンシグラードンの体力が黄色──を越えて、赤になったよ!!」
ルビィ「………!」
もくたんの行動 >>196
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:16.8%
まり残り体力:100% ダイヤ「こ、これ、こっ…」ワナワナ
ルビィ「お、落ち着いておねいちゃん!」
ルビィ「ゲンシグラードンさんの眠りターンは、あと1ターン残ってる──つまり…」
ダイヤ「モンスターボールを投げる、またとない機会…!」
ルビィ「うん!」
千歌「体力は赤、しかも眠り…これなら…」
ルビィ (相手はゲンシグラードン、捕獲係数は5。状態だけを見て手放しで捕獲を確信して喜べる場面なんかじゃ全然ないけど──)
ルビィ (今、だけは…っ!)
ダイヤ カチ…
『もくたんは モンスターボールを 使った!』 55×16.8%=9.24
ダイヤ (お願い──これで、もう誰も傷つかずに──!) ギュ…
ポワァン コン、コンコンコン…
千歌「みんなで数えよ!せーの、いーち…」
『だめだ!ポケモンが ボールから 出てしまった!』
千歌「…に、ぃ……」
ダイヤ「…!」
ルビィ (やっぱり──そう、甘くはない…よね…) ギリ…
『ゲンシグラードンは ぐうぐう 眠っている!』
千歌「…出てきちゃった…」
ルビィ「おねいちゃん、まだ諦めないで、」
ダイヤ「当然でしょう」
ルビィ「!」
ダイヤ「わたくしはこのコを──ゲンシグラードンを仲間にすると決めたのです!一度や二度、モンスターボールを弾かれたからといって、そう易々と諦めるつもりなど毛頭ありませんわ!」
千歌「そ…そーだよね!一回で捕まえちゃったら伝説ポケモン(笑)って感じだもんね!」
ルビィ「──うん!まだまだ、ルビィ達は諦めないよ!」
もくたんの行動 >>200
※ >>11参照。
ゲンシグラードン残り体力:16.8%
まり残り体力:100% どうせ次起きるんならもっかい
ハイパーボールあるならハイパー、ないならスーパー、それもないならモンボ ゲンシグラードン『zzz』
ダイヤ「ゲンシグラードンの体力は、相当少ないですわね…」
ルビィ「そうだね」
千歌「これ、もう一回じしんしたら、たぶん倒れちゃうよね…」
ルビィ「そうだね…」
ダイヤ「ルビィ。いちゃもんの効果は当然まだ続いているわよね?」
ルビィ「え?うん、と思うよ」
ダイヤ「…次またねむるをしてくることはあるのかしら」
ルビィ「え、それは………あれ?どうなんだろう」
千歌「?」
ダイヤ「まりさんがゲンシグラードンの攻撃を耐えられる可能性が高いというのならば」カチ
千歌「おお…!」
『もくたんは モンスターボールを 使った!』 ヒューン
ダイヤ「ここはまだ、『またとない機会』の最中にあると考えられる!」
ルビィ (強気の一手だ──!!) 弱点突いてくるAIって特性とかも考慮してくるっけ? 12×16.8%=2.016
ダイヤ グッ…
ルビィ (目をそらすことなく──まっすぐ…!)
ルビィ (怖い。見たくない。ゲンシグラードンがまたボールから出てきたらイヤだ………でも)
ルビィ (お姉ちゃんが目をひらいてるのに、ルビィが閉じてるわけにはいかない…!!) キッ
ポワァン コン、コンコンコン…
千歌「ぅぅ…ずっとそらをとぶしてたときより緊張するよぅ…」
千歌 (ほんと言うと、無理だって思ってる。ホウオウだってスイクンだって、伝説のポケモンが一回や二回で捕まったことなんかないもん)
千歌 (でも、ダイヤさんは…信じてる…)
千歌 (どんなときも、弱音を吐きながらも、もくたんちゃん達を──自分のポケモン達を──そして自分のことを、信じてる…)
千歌 (チカ一人じゃ無理だけど、でも、ダイヤさんのことだったら──チカだって信じられるから…!) キッ
ユラユラ…
ダイヤ「…ゲンシグラードンさん。よくお聞きなさいな」
ダイヤ「あなたを深い眠りから目覚めさせ、私利私欲にあなたの力を借り受けようとしたわたくし達人間を恨んでいるでしょうか」
ダイヤ「わけもわからず目覚めさせられ、強すぎるご自身の力に振り回され、かと思えばこんな風に戦闘を挑まれて何度も攻撃され」
ダイヤ「イヤよね。わたくしだったらすごくイヤです」
ユラユラ…
ダイヤ「こんなことがあって、それでもわたくし達のことを許してくれとは、とてもではないが言えません──だから」
ダイヤ「今一度、あなたの力を貸してはいただけませんか。強すぎてどうにもならないというならば、その力をコントロールする方法を一緒に探しましょう」
ダイヤ「それでも誰かがあなたに石を投げるというならば、わたくしがこの身をもって守ります。あなたの盾になります、何度でも!何度でも!!」
ダイヤ「だから──だから、どうか、もう怒りにその身を任せるのはおやめくださいな!今日からあなたは──」
ユラユラ…
ダイヤ「わたくしの、友達になって────!」
カチッ あ、そっかモンボ安価じゃなくてもくたんちゃんが投げた時のコンマか ルビィ「…………………ぁ……」
千歌「ほぇ………?…これ、って…」
ダイヤ ハァ………ハァ………ハァ………
ダイヤ「……………え……………………あら……?」
ルビィ「ぉね、おねいちゃ…」
千歌「ダイヤ、さん…」
ダイヤ「今、あれ………モンスターボール、揺れてなぃ…………ゲンシグラードン、さんが、出て…こな……」ハァ……ハァ……
『やったー!グラードンを 捕まえたぞ!』
ダイヤ「…………」ポカン…
ルビィ「………………ゃ、」
ちかルビ「「やったーーーーーーっっ!!ゲンシグラードンを捕まえたーーーーーーっっ!!」」ワアアアアアアッ
ダイヤ「…へ……」 あっ、安価じゃなく投げた瞬間か。
おいおいおい幸運にも程があるやろ! ルビィ「すごい…すごいよおねいちゃん!ゲンシグラードンさんを仲間にできたよ!」ギューッ
ダイヤ「わっ!?苦し…ぇ、あれ…捕まえたのですか…?ほんとうに…?」
千歌「ほんとだよぉ!三回揺れたもん!カチッてなったもん!見てよあのメッセージ!読んでダイヤさん!」ギューッ
ダイヤ「わわっ、千歌さんまで…!」
ダイヤ「えと、『やったー!グラードンを 捕まえたぞ!』………」
ダイヤ「捕まえた、のですか…本当に……!」
ルビィ「これでゲンシグラードンさんは、今日からもくたんちゃんの手持ち──ううん」
ルビィ「おねいちゃん達の、お友達になったんだよ!」
ダイヤ「………………!」パァァァ
ダイヤ「そう──そうですか…!ゲンシグラードンさんは友達になったのね、それならきっと、ホウエン地方の危機も…」
ルビィ「おさまるよ!今すぐに!」
ダイヤ「ゃ………やりましたわぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜っっっ!!!」ヨッシャーーー!!! グラードンにニックネームをつけますか? >>215
※ つけなくてもよい。 ま、ま、まりのママ………!!?
安価了解…(震え
と、今日はここで更新を終わります
苦節十時間、お付き合いいただきありがとうございました。こう一日じゅう物を書いていたのはかなり久し振りで着かれましたが、楽しかったです
最後に付記しておきますが、判定や安価の仕様を調整したりはしていません。全て乱数の赴くまま、そして皆さんのもくたんちゃん操作の結果です
お疲れ様でした! 10時間頑張った末にまりのママを捕獲……うーん……
とにかく1乙。安価うまくできんで申し訳なかったけど、こっちとしては手に汗握る感じで楽しかった。 ぶっぶがLV44でとぐろをまく、
よしこがLV40でちょうのまい、をそれぞれ覚えるのですが、採用するか迷ってます
安価で決めさせてください
ぶっぶのとぐろをまく >>226
よしこのちょうのまい >>228
※ 覚えさせなくてもよい。覚えさせる場合、忘れさせるわざを指定。
今朝は状況整理などに使いたいので本編の更新はお休みさせてください、ちょこちょこ安価を置くかもしれません むずかしいな、要らない技でもないけどよしこはある意味完成してるから…… 【コメント】最近よしこただのマスコットになってない? 【コメント】Aqoursのマスコットと言えばルビィちゃんずら!よしこちゃんにはゆずれないずら!! 現在のパーティ
(グラードン戦後)
ようちゃん(バシャーモ)♀ ほのお、かくとう LV46 もうか
つるぎのまい、にどげり、バトンタッチ、ブレイズキック
https://i.imgur.com/xDrTutP.png
ダイヤ(ミロカロス)♀ みず LV44 かちき
どくどく、じこさいせい、なみのり、メロメロ
https://i.imgur.com/oOpSvfi.png
まり(ビブラーバ)♀ じめん、ドラゴン LV40 ふゆう
メロメロ、いわなだれ、じしん、りゅうのいぶき
https://i.imgur.com/E4Vxkvz.png
よしこ(ドクケイル)♀ むし、どく LV40 りんぷん
どくどく、ヘドロばくだん、むしのさざめき、ちょうのまい
https://i.imgur.com/Eh2UFrp.png
ルビィ♡♡♡(エアームド)♀ はがね、ひこう LV44 がんじょう
ほえる、はがねのつばさ、そらをとぶ、まきびし
https://i.imgur.com/fqo8N24.png
あくあしっぷ(サメハダー)♀ みず、あく LV42 さめはだ
なみのり、ダイビング、いわくだき、かいりき
https://i.imgur.com/cnQwuNc.png ダイヤ「はー…はー…」
千歌「やー…はしゃいだねー…」フニャア
ルビィ「おかあさんいたら絶対おこられてたよねー」ハハ…
ダイヤ「いいわ、そのくらい。どれだけ怒られようがわたくしが言い返しますから」
千歌「ダイヤさんたーのもし〜!」
ダイヤ「それくらいの出来事が起こったのだということよ」フフ…
『やったー!グラードンを 捕まえたぞ!』
ルビィ「ね。まだ画面だってこの状態なのに、ほったらかしてうかれまくったね」
ダイヤ「燃え尽きた…燃え尽きましたわ…これが世に言う燃え尽き症候群というやつなのですかね…」カチカチ
千歌「じゃあ千歌は五月病〜」
ルビィ「なにが『じゃあ』…?」 『グラードンの データが 新しく ポケモン図鑑に 記録されます!』
ルビィ「あ、ほらほらおねいちゃん。グラードンさんの説明文だよ」
ダイヤ「いやごめんなさい、今ちょっと頭が…酸素が行き届いていない感じで…後できちんと読むわ」カチカチ…
ルビィ「うん、そうだね」
千歌「それにしてもボール二回で捕まえちゃうなんてすごいなー」
ダイヤ「すごいことなの?」
千歌「すごいよ!普通何十回も投げても捕まえられるかどうかって感じなんだよ!」
ダイヤ「まあ、そうなの…!」カチカチ
ルビィ「でもそれをゆうなら、まさか誰一人ひんしにならなかったのが一番すごいと思う」
千歌「そうだね〜」 ルビィ「まさかルビィ♡♡♡とまりちゃんでパターンにはめてほとんど完封できるなんてね…」
ルビィ「いちゃもん覚えさせようってゆってくれた人がいてよかったね」
【コメント】名前をつけよう
千歌「あの人がえむぶいぴーだよね!」
ルビィ「ほんとほんと」アハハ
『グラードンの ニックネームを 入力してください!』
ダイヤ「進化していないまりさんを戦闘に出してしまったときはどうなることかと思ったけれど、それも結果オーライだったものね。
まりさんはまりさんのままで、ルビィ♡♡♡はルビィ♡♡♡のままでいいということね」カチカチ
ルビィ「やっぱりミスだったんじゃ〜ん!」
千歌「ねー!ほんと、あのときどーしよーかと思ったよねー!」
ダイヤ「い、いいではありませんか。こうして事なきを得たのだから…」 ダイヤ「しかし、誰も傷つけることなく──グラードンさんすらをも傷つけることなく事態を収束させられて本当によかったわ」カチカチ
【コメント】ありがとう、ダイヤ
ダイヤ「そんな!もくたんちゃんの一言があったからこそ決断できた道ですわ、こちらこそ…本当にありがとう」
千歌「はー疲れたあ…そーいえば、グラードンには名前つけるの?」
ダイヤ「ああ、そうね。つけてあげようかしら………ん?」
ルビィ「ルビィは伝説のポケモンだけはニックネームつけないことが多いな〜」
千歌「あーわかるー!チカもー!」
ルビィ「なんかね、いげんがね」
千歌「そー!いげんがね!」
ダイヤ「………………」
ルビィ「…おねいちゃん?どうしたの?」 ダイヤ「あ、いえ、ニックネームをつける画面を通り過ぎてしまったかもしれない…と…」
ルビィ「ありゃ」
千歌「いーんじゃない?ダイヤさんも伝説には名前つけない同盟ってことで!」
ルビィ「いいかも!グラードンさんはグラードンさんで!」
ちかルビ キャッキャ
ダイヤ「あー………やー………そのう………」
ダイヤ「ただ通り過ぎたのではなくて、えー………」
ルビィ「?」
ダイヤ「これ、を…」トン
千歌「もー、どーしたのダイヤさんってばー……」
『まりのママを ボックスに 転送しました!』
ダイヤ「は、ははは……いやー、わたくしも頭が回らなくてピンと来ないのですが、えへへ…ここって、うー…ニックネームが入る部分ではない…の、でしたっけ…?」
ダイヤ「へへ……違うか、違いますわよね。じゃないと意味がわからない…ね、『ばぐ』とやらの可能性がありますか、あはは…」
ダイヤ「………えへ…」 ルビィ「──なにこのニックネーム!!?」ガガガーーーンッッッ
千歌「ま、ま、ま、まりのママ!!?」ガガガーーーンッッッ
ルビィ「おねいちゃんなに考えてこんなニックネームつけたの!?」
千歌「ママ!?ママってお母さんのこと!?まり!?まりってどっちの!?」
ダイヤ「ぁ、あゎ、あわわばばばば……」
ダイヤ「わたくしの認識に誤りがなければ、グラードンさんのニックネームが『まりのママ』で決定してしまったということに──」
ルビィ「そうだよ!!なに冷静ぶってるの!!だいしっぱいでしょ!!」
ダイヤ「や──やはりですかあ!!?」ガガガーーーンッッッ
千歌「なんで!?なんでこんなことになってるの!?どうしたら間違ってこんな名前つけるの!?」
ダイヤ「──────」
ダイヤ「わたくしの推測通りならば、グラードンさんとの戦闘で燃え尽き症候群になっていたわたくしは、ニックネームを入力する画面に遷移していたことに意識が向いていなかった。
そこで、放心気味だったわたくしは、考えた言葉か口に出した言葉か──そういった類いの言葉を、無意識に入力し決定してしまったと…」
ダイヤ「そういうこと、でしょうね…」キリッ…
ルビィ「キリッじゃないよ!!!」
千歌「ダイヤさんなんで今鞠莉ちゃんのお母さんのこと考えてたの!?せめてチカ達との会話に集中しててよ!」
ダイヤ「やっちまったですわ!!!」エーーーンッ
【コメント】これはデスワだな〜ん(笑) ルビィ「どうするのこれぇ…」
千歌「どうって、これ、どうしよーもないでしょ…」
ホワンホワンホワン…
──ダイヤ『くっ、なんという強敵…このままでは我が黒澤ダイヤモンズ(笑)が壊滅してしまうわ…!』
──ダイヤ『こうなったら、わたくし達の最終兵器!もくたんちゃんを守る最強戦士!あのコに迎え撃っていただきますわ!おいでなさい──』
──ダイヤ『まりのママ!』
──まりのママ(グラードン)『ぐらぐらるぅぅぅぅ!』
──『まりのママの だんがいのつるぎ!』
──『まりのママの 勝利だ!』
ホワンホワンホワン……
ルビィ「…」
千歌「…」
ちかルビ「「いげんのかけらもないよ!!」」 ルビィ「やっぱりだめだよおねいちゃん!これはニックネーム変えるべき!」
千歌「チカも!チカもその意見には強く賛成です!」ハイハイッ
ダイヤ「や、でも、今さらニックネームを変えるのは…」
ルビィ「なに!?まだ一回も呼んであげてないニックネームなんだからノーカンだよ!おねいちゃんだって思い入れないでしょ!」
ダイヤ「じゃなくて、ほら、」
──姓名判断師『もしよければ私がもう少しだけいい名前を考えてあげるけど、どうかな?』
ダイヤ「関係のないおじさんがつけたお名前になってしまうでしょう?」ネッ?
ルビィ「自分のトレーナーからつけられた『まりのママ』よりはよっぽどいいよぉ!!」
ダイヤ「む──」カチン…
ダイヤ「お待ちなさいな、先ほどから!まるで『まりのママ』がだめなお名前であるかのように二人揃って!」ガタ
千歌「………なんでちょっと気に入り始めちゃってるの!?」 ダイヤ「グラードンさんのバックボーンを視野に入れれば、決して変えるべき変えるべきと連呼するほどのニックネームではないはずよ!」
千歌「ば、ばっくぼーん…?」
ルビィ「…なに。ゆってみてよ」
ダイヤ「グラードンさんはホウエン地方をかつてない危機へ陥れんとした、神様のような存在。しかしそれは、…こんなことは言いたくないけれど、オメガルビーの設定としてのお話でしょう」
ルビィ「…だから?」
ダイヤ「では、わたくし黒澤ダイヤにとってどのような存在だったのかを考えてみると、物語も終盤へ差し掛かったところへ配置された乗り越えるべき壁。試練のような存在だったのだと思わない?」
ルビィ「それは…そうだと思うけど、…だから!?」
ダイヤ「それ即ち──劇場版という最後の最後に出てきてわたくし達の卒業旅行を引っ掻き回すだけ引っ掻き回していった鞠莉さんのお母様と、立場としては概ね相違ないだろうと言いたいのです!!」ドン!
ルビィ「──誰も納得できないような理屈ドヤ顔でぶちかましてくるのやめなよ!!!」ドドドン!!!
千歌「ダイヤさん。まだ一月だよ」 ダイヤ「ええーいうるさいうるさいうるさいですわー!グラードンさんはまりのママさんなのです!乱心中とはいえわたくしがつけたこのお名前に、誰にも文句は言わせませんわ〜〜〜っ!」ジタバタ
千歌「お、おお……なんだかダイヤさんがこれまで見せたことないくらいに子どもみたいなすね方をし始めた…」オロ
ルビィ「乱心中って自分でゆったんだけど」
ダイヤ「うー…っ」
ルビィ「…はあ」
ルビィ「もう、わかったよう。このグラードンさんはおねいちゃんのポケモンなんだし、ルビィ達がどうこうゆうことじゃないもん。おねいちゃんが納得してるならそれ以上はなにもゆわないよ」
ダイヤ「ルビィ…!」パァ
千歌「ここでルビィちゃんにパァってなるのもおかしいんじゃないかな」
ダイヤ「そう、そうですわ!まりさんといえばじめんタイプ。じめんタイプのお母様、じめん…母親…ち、地球…マザー…大地……」ハッ
ダイヤ「母なる大地!グラードンさんにぴったりのイメージでしょう!そういう意味を込めておちゃめでキュートに練ったのがこの『まりのママ』というお名前なのよ!どうかしら!」フフン
ルビィ「いやもういいけどそれで」 【コメント】あんまりうるさいとダイヤのママが噴火するわよ? ダイヤ「それではグラードンとお友達になり、ホウエン地方の危機も救ったことだし、威風堂々と皆さんの待つ地上へ帰還するとしましょうか」カチカチ
千歌「…ダイヤさんってこんな感じ?」ヒソ
ルビィ「オメガルビーやってるときはねー…うん、こんな感じかも…」ヒソ
千歌「そーなんだ…」ヒソ
ダイヤ「あら、帰りは自動で上がってくれるみたいね」
地上、目覚めの祠前
もくたん トコ…
『もくたん!』『もくたんちゃん!』
あああああ『もくたん…やったんだな!すごい、すごいよ本当に!』
ダイゴ『初めてキミと会ったときの予感は間違っていなかったようだね』
ミクリ『目覚めの祠を守る者としてお礼を言うよ、ありがとう──』
ワイワイ…
ダイヤ「わわ、随分な歓待ですね…」
千歌「そりゃそーでしょ〜」
ルビィ「世界を救った英雄サマなんだもんね」
ダイヤ「な、なんだか気恥ずかしいですわね…」
【コメント】あんまりうるさいとダイヤのママが噴火するわよ?
千歌「お──怒られる…!?」ササッ
ルビィ「怒られないよ。この雰囲気を怒りにきたらもう人間じゃないでしょ」 マツブサ『もくたんくん』
ダイヤ「あ──マツブサ……さん…」
マツブサ『この度は、本当にすまなかった。キミにはどれだけ礼を言い、そして謝っても足りないくらいのことをした』
ダイヤ「…」
マツブサ『私はもう少しで、世界を滅ぼしてしまうところだったのだな…』
ダイヤ「…違うでしょう、マツブサさん」
ダイヤ「あなたがここで謝るべきなのは当然ですが、そんな態度を取られてしまってはわたくし達だってどうしたらいいかわかりませんわ」
ダイヤ「あなたはあなたらしく、そう、一番の理解者が望む姿でいてくださらないと」
マツブサ『…だが、マグマ団は不滅だ。ホムラにも叱られて、ようやく気づいた。私は今度こそポケモンと人間の理想郷を作り上げてみせる』
マツブサ『それを再び邪魔するというなら、何度でも相手をしてもらうさ…!』
ダイヤ「──そう」
ダイヤ「あなたはご自身の正義を貫いただけなのですから、そうでないとね」ニコッ マツブサ『そのべにいろのたまは、キミが持っていたまえ。私の手には余るシロモノだ』
マツブサ『だが──』
マツブサ『私の方が持つに相応しいと判断したら、そのときは容赦なく貰い受けるぞ。正々堂々、ポケモンバトルでな』
ダイヤ「望むところですわ」
マツブサ『では私は行くとしよう』クルッ
マツブサ『キミに会えたことを、私の数十年の旅の戒め、そして──勲章とするよ』
マツブサ スタスタスタ…
ダイヤ「人は誰しも間違える」
ダイヤ「だけれど、それが自身の正義の結果なのだとすれば、反省こそすれ後悔をする必要は全くない」
ダイヤ「あなたからはわたくしも大切なことをたくさん学ばせていただきましたわ」
ダイヤ「ありがとうございました──」ペコ… ダイゴ『もくたんちゃん』
ダイゴ『ありがとう…すまない…お疲れ様…』
ダイゴ『なんだろう、どれもしっくり来ないな』
ダイゴ『きっとキミは、キミの運命の中、為すべきことを為した。それだけなんだろうね』
ダイゴ『僕にはもう、キミに先輩面をしてあれこれと示唆することはできないみたいだ』
ダイヤ「そんな…」
ダイヤ「わたくしは初め、あなたのことをなんと失礼な方だろうと訝っていました」
ダイヤ「ですが、全てはわたくしの何歩も先を行っていればこそだったのだと、今になってよくわかりますわ」
ダイゴ『キミと次に会うとき、そのときは──うん。楽しくなりそうだ』
ダイヤ「いつか見せてくださったメタングさんとやら、あのコの強さを知るまでは、わたくしも旅の足を止めるつもりはありませんからね」 ダイゴ『これをキミに』
『もくたんは むげんのふえを 手に入れた!』
ダイヤ「これは…?」
ダイゴ『それは、僕がかつて──』
ダイゴ『──一人前のポケモントレーナーとして認められたときに、先輩トレーナーから貰ったものだ』
ダイゴ『キミに引き継ぐにはまだ早いのかもしれないけれど、そのとき、僕が平静を保っていられる自信はないからね。今日の健闘を思えば、これくらいのフライングは彼女だって許してくれるだろう』
ダイヤ「…?はあ、よくわかりませんが…」
【コメント】ダイゴさんが大誤算
ダイゴ『キミがホウエン地方の頂点に立つ日を楽しみに、』
ダイゴ クルッ
ダイヤ「ダイゴさん…?」
ダイゴ『見えない未来の話はおしまいだ。それじゃもくたんちゃん、また会おうね』
ダイゴ ヒュバッ バサァッ
ダイヤ「ダイゴさん──なんだか、まだなにかを隠し持っていそうな雰囲気を残して行ってしまわれたわね」
ダイヤ「ですが、わたくしが追い付き、そして追い越す日は近いですわ!待っていなさいなーっ!」 あああああ『もくたん』
ダイヤ「あああああさん」
あああああ『俺、なんていうかさ、頑張らなきゃって思うよ』
あああああ『もくたんとの距離を感じて、ほんとはちょっと腐ってたけど…そんな気持ち忘れちゃうくらい、俺は今すごく感動してるんだ』
あああああ『待っててくれ、もくたん!』
あああああ『俺、もっともっと強くなって、もくたんの隣に立つのも恥ずかしくないくらいのポケモントレーナーになるからさ!』
あああああ『だから、そしたら、そのときは…』
あああああ『…へへへ!今は言わない!』
ダイヤ「な、なんですか!ここまで言っておいてそれはずるいのではありませんか!?」
あああああ『じゃあな、もくたん!今日のこと、父さんにも報告しなきゃ!ミシロタウンにも帰ってこいよ!』
あああああ ヒュバッ バサァッ
ダイヤ「あっ──もう…」
ダイヤ「誰も彼も、言いたいことだけ言って慌ただしく去っていってしまいますわね…」 ダイヤ「そして最後に残ったのは──」チラッ
ミクリ『もくたんちゃん』
ダイヤ (絶対立ち去るタイミング逃したのでしょう。なぜこのほとんど話をしたこともない方がトリなのですか)
ミクリ『ありがとう』
ミクリ『これは目覚めの祠を守る者としてではない、ホウエン地方に住む一人の者としての感謝だ』
ミクリ『そして、キミと戦うのを楽しみにしているよ』
ダイヤ「…はい?戦う…?」
ミクリ『こうして正体を隠さずに堂々と宣言ができるのは、嬉しいことだね』
ミクリ『ルネシティジムリーダー、ミクリ』
ダイヤ「!」
ミクリ『もくたんちゃん、キミが倒すべき最後のジムリーダーがこの私だ。これ以上の言葉はいらないね』
ミクリ『ジムで待っているよ』スタスタスタ… ダイヤ「いやに風格のある方だとは思っていましたが、そう、あの方が──わたくし達が倒すべき、最後のジムリーダー…!」
ルビィ「いよいよここまで来たね、おねいちゃん」
千歌「金ではドラゴンタイプのジムだったから気を付けてね、ダイヤさん!」
ダイヤ「な──それでは、まさかルネジムもドラゴンタイプの…!?」
ルビィ「なんでむだに混乱させるようなことゆったの…」
千歌「なにタイプだって関係ないよね!だってダイヤさん達は、さいきょーなんだもん!ジムリーダーなんかけちょんけちょんにしちゃえーっ!」
ダイヤ「もう、千歌さんってば…」クス
ダイヤ「向かうべき場所がわかったのならば、足を前に踏み出すだけ──それでは行きましょうか!ホウエン地方、最後のポケモンジムへ!!」
ちかルビ「「おーーーっ!」」 ここからのパーティ編成 >>256-257
※ 1レスで三匹まで指定可、被ったり六匹未満だったりしたら下1も安価に含む。安価取るのは一人一回。
特に制限はなく、上限六匹フルで指定可能。
この後、わざマシン安価も出します。
候補
ようちゃん(バシャーモ)♀ ほのお、かくとう LV46 もうか
つるぎのまい、にどげり、バトンタッチ、ブレイズキック
ダイヤ(ミロカロス)♀ みず LV44 かちき
どくどく、じこさいせい、なみのり、メロメロ
まり(ビブラーバ)♀ じめん、ドラゴン LV40 ふゆう
メロメロ、いわなだれ、じしん、りゅうのいぶき
よしこ(ドクケイル)♀ むし、どく LV40 りんぷん
どくどく、ヘドロばくだん、むしのさざめき、ちょうのまい
ルビィ♡♡♡(エアームド)♀ はがね、ひこう LV44 がんじょう
いちゃもん、はがねのつばさ、そらをとぶ、まきびし
あくあしっぷ(サメハダー) みず、あく LV42 さめはだ
なみのり、ダイビング、いわくだき、かいりき
じゅっき(コイル) でんき、はがね LV14 がんじょう
でんじは、ちょうおんぱ、でんきショック、ソニックブーム
かずお(ギャラドス)♂ みず、ひこう LV31 いかく
(メガギャラドス みず、あく かたやぶり)
ちょうはつ、なみのり、かみつく、たつまき
ソーナノ エスパー LV1 かげふみ
はねる、あまえる、アンコール
さくらうち(アブソル)♀ あく LV27 きょううん
かみつく、かげぶんしん、きりさく、つるぎのまい
ドクロちゃん(ヨマワル)♀ ゴースト LV30 おみとおし
かげうち、おいうち、おにび、あやしいひかり
りこちゃん♡(ジュカイン)♀ くさ LV40 しんりょく
(メガジュカイン くさ、ドラゴン ひらいしん)
メロメロ、がんせきふうじ、リーフブレード、ダブルチョップ
かなん(ケッキング)♀ ノーマル LV41 なまけ
いわくだき、かいりき、いあいぎり、メロメロ
マル(マルマイン) でんき LV40 ぼうおん
エレキボール、じばく、ひかりのかべ、でんじふゆう
ちか(アメモース)♀ むし、ひこう LV42 いかく
エアスラッシュ、しびれごな、メロメロ、むしのさざめき
まりのママ(グラードン) じめん LV45 ひでり
(ゲンシグラードン ほのお、じめん おわりのだいち)
ふんえん、ねむる、じしん、だんがいのつるぎ わざマシン使用 >>261-262
※ 下記画像参照。誰にどのわざマシンを使いどのわざを忘れさせるか、という旨を全て記述すること。また、「特に使用しない」で安価を消費することも可。
1レスで複数指定してもいいですが常識の範囲内でお願いします。
なおここからのパーティは
まり、かずお、まりのママ、よしこ、りこちゃん♡、マル
ですが、これ以外のポケモンを指定してわざマシンを利用することも可です。
https://i.imgur.com/jvh0nUO.png
https://i.imgur.com/ysZ8XPu.png
https://i.imgur.com/iNLLxZ6.png わざマシンってほしいときにほしいわざが案外ないね…… 【コメント】ビルドアップ!地震!閉廷!
伝ポケ無双するの楽しいよね。ダイパのディアルガなんかは捕獲時のレベルのままでシロナのガブリアスからの地震を耐えてから返しの一撃でワンパンしちゃう 現在のパーティ
(グラードンイベント後)
まり(ビブラーバ)♀ じめん、ドラゴン LV40 ふゆう
メロメロ、いわなだれ、じしん、りゅうのいぶき
https://i.imgur.com/E4Vxkvz.png
かずお(ギャラドス)♂ みず、ひこう LV31 いかく
(メガギャラドス みず、あく かたやぶり)
ちょうはつ、なみのり、かみつく、たつまき
https://i.imgur.com/QYE99gs.png
https://i.imgur.com/01a2CyJ.jpg
まりのママ(グラードン) じめん LV45 ひでり
(ゲンシグラードン ほのお、じめん おわりのだいち)
ふんえん、ビルドアップ、じしん、だんがいのつるぎ
https://i.imgur.com/qfBVvCF.png
https://i.imgur.com/xrDZxu8.png
よしこ(ドクケイル)♀ むし、どく LV40 りんぷん
どくどく、ヘドロばくだん、むしのさざめき、ちょうのまい
https://i.imgur.com/Eh2UFrp.png
りこちゃん♡(ジュカイン)♀ くさ LV40 しんりょく
(メガジュカイン くさ、ドラゴン ひらいしん)
メロメロ、がんせきふうじ、リーフブレード、ダブルチョップ
https://i.imgur.com/Oub68eP.png
https://i.imgur.com/khQdkVC.png
マル(マルマイン) でんき LV40 ぼうおん
エレキボール、ボルトチェンジ、ひかりのかべ、でんじふゆう
https://i.imgur.com/UsOnSuu.png
持ち物を細かく設定するつもりがないので、かずお、まりのママ、りこちゃん♡の三匹は基本的にいつでもメガシンカ(ゲンシカイキ)できるものとしておきます 善子「はー…間に合うかと思ったんだけど、だめだったわね。まさかグラードン戦があんな短時間で決着つくとは思わなかったわ…」
ダイヤ「短時間といっても、悠に30ターンを越えていましたわよ」カチカチ
善子「普通もっともっとかかるってことよ。ま、最高の形で終えられたみたいだし、間に合わなかったことをいつまでもぶちぶち言うつもりはないけど」
千歌「おっ善子ちゃん、大人になったねえ」
善子「誰目線よ…千歌さんこそ、自分の分くれるだなんて随分と気前いいじゃない。どうしたのよ」つお菓子
千歌「これはね、頑張ったルビィ♡♡♡とまりに捧げるつもりだった分なの。でもあげられないから、代わりに善子ちゃんにあげよーと思って」
善子「………ありがとう」←色々呑み込んだ
ルビィ「善子ちゃんが来てくれたら、ひゃくにんりきだよね〜」
ダイヤ「そうね。ルビィ同様、頼りにしていますわ」カチカチ
善子「うん、それなんだけどさ」
善子「なんでおくりび山にいるの?ルネジムは?」
おくりび山
ダイルビ「「へー?」」 千歌「やだなー善子ちゃんってば、ここまでの会話聞いてなかったの?」
善子「今来たばっかりの人間が聞いてたわけないでしょ、と言いたいところだけど聞いてたわ」
善子「聞いてた上で意味わかんないって言ってるのよ…」チラッ
ルビィ アハハ…
善子「ダイヤのオメガルビーなんだし、細かいことやいやい言うつもりはないけど。早いとこ用事済ませてジム戦といきましょうよ」
『あ!野生の カゲボウズが 飛び出してきた!』
ダイヤ「カゲボウズさんって、これ、中身はどうなっているのでしょうね」カチカチ
もくたん『いっておいで!よしこ!』
よしこ『グーゲェッ!』 『よしこの むしのさざめき!』キシキシキシ…
ダイヤ「よしこさんはメガシンカしないのでしょうか」
千歌「メガよしこ!」
ダイヤ「予想していいですか?ええとね、よしこさんと言えばやはり頭の触覚と虫らしい目が特徴的なので、ここが変化すると思うのですよ」カチカチ
千歌「おお!どんな風に!?」
ダイヤ「まずは触覚が伸びます」
千歌「伸びるの!?」
ダイヤ「そして目が増えます」
千歌「増えるのぉ!?」
ダイヤ「ご存じでないですか?蛾やトンボは複眼といって、小さな目が無数に集まって形成された目を持っているのよ。このおかげで目が光を反射せず、夜中でも敵に見つかることなく近づけるの」
千歌「ほえ〜〜!だから目が増えるんだー!」
ダイちか キャッキャ
善子「序盤低種族値むしポケモンには、軒並みメガシンカあげていいと思わない?」
ルビィ「メガスピアーさん強いよね。こわいけど」
善子「ステロ〜」
ルビィ「ちょっとやめてよぉ!」 『相手の カゲボウズは 倒れた!』
ダイヤ「よーしよし、いい健闘っぷりでしたわ。ご褒美にポフレをあげちゃいましょう!」スッスッ
千歌「あー!次はチカがあげる番って約束したのに〜!」
ダイヤ「それはまりさんにでしょう。よしこさんにはわたくしがあげます〜」スッスッ
千歌「やーーだ貸して貸してーー!」
善子「なんか、甘やかしに拍車かかってない?」
ルビィ「たぶん仲間が増えてきて、いっしょに冒険できないストレスがいつも誰かに対してたまってるんだと思う」
善子「なるほど。難儀ね」
よしこ『〜♡』パタパタ…
【コメント】最近よしこただのマスコットになってない?
善子「ん」 ダイヤ「…どういう意味ですか?よしこさんはケムッソの頃から変わらず可愛らしいままでしょう。最近になってさらに磨きがかかったということであれば、ふふ、それは一重にわたくし達の愛情の賜物で──」
善子「戦闘で活躍してないってことじゃないの?」
ダイヤ「え"」
ルビィ (わ、言った…)
善子「マスコット化してるってそういうことでしょ、たぶん」
善子「グラードン戦でも出番なかったし、まあタイプ的に仕方ないけど、戦えそうなフウラン戦でも出してあげなかったし、すっかり戦力から外されちゃって──みたいな意味じゃ」ハハハ…
ダイヤ プルプルプル…
善子「どぉわっ!泣きそう!!」
ダイヤ「なん──なんで、そういうごどをぉ…言うのですか…たまたま要所の戦闘で出してあげないことが少し続いたからっで、そんな言い方しなくでも…」
善子「いや違うもう泣いてる!!」 千歌「つっこんでる場合じゃないでしょ!よしよしダイヤさん、だいじょーぶだよ。よしこは強いし可愛いし、もくたんちゃんの大切な仲間だもんね」
ダイヤ「はい…」グス
善子 (メンタルよわ…)
ルビィ「おんなじ気持ちだけどとりあえず謝ったら?」
善子「ごめんなさいダイヤ、私もよしこは好きなのよ。でもあんまり活躍してなかったから、ちょっと悲しくてイヤなこと言っちゃったわ…」
ダイヤ「…そうね、善子さんがよしこさんの活躍を願うのは当然のことだものね。取り乱してしまいました、もう大丈夫──」
【コメント】Aqoursのマスコットと言えばルビィちゃんずら!よしこちゃんにはゆずれないずら!!
ダイヤ「──そういう意味ィ!?」
善子「違う違うちがぁーーーう!っていうかそれ私じゃなーーーいっ!」
千歌 (Aqoursのマスコットは千歌でしょw) プ おくりび山、山頂
千歌「やっと着いた〜」
ダイヤ「皆さんのレベルが上がっている分、道中での戦闘で苦戦することはなかったけれど、やはり登山となると道のりがね」
善子「おくりび山って飛んでこれないんだっけ?」
ルビィ「え、どうだろ。わかんない」
ルビィ「でもどっちみちルビィ♡♡♡置いてきちゃったからそらをとぶ要員いないんだよ」
善子「むげんのふえ貰ったじゃない」
ルビィ「あー…おねいちゃん全然覚えてないと思う。そのうち教えてあげなきゃ」
善子 (おおぞらをとぶとか、めちゃくちゃ喜びそうよね)
千歌「煙がいっぱい!」
ダイヤ「煙ではなく霧だと思いますわよ」クス
千歌「そっか〜」
善子 (…二人とも、ね) ダイヤ「もくたん、ただいま帰還いたしました」カチ
おじいさん『おお、お嬢さん。活躍は話に聞いているよ、大変だったね』
ダイヤ「いえいえ。わたくしはわたくしの運命の中、為すべきことを為しただけ──ですから」
ダイヤ「それでですね、お借りしていたあいいろのたま、それにべにいろのたまをお返しにあがった次第ですわ。二つ揃って、またこちらへお納めくださいな」
おじいさん『しかし、彼の超古代ポケモンが本当に実在したとはな…いやなに、疑っていたわけではないが、やはりこの目で見たことがないものはな。なかなか実感できんよ』
ダイヤ「そうですわね。わたくしも実際にグラードンさんと対峙するまでは、どこか絵空事のように感じていましたもの。…さ、この珠を再びこちらに」
おじいさん『超古代ポケモンの力の暴走が収まったのならば、もうこの祭壇も、私達も、役目は終えたと言えるかもしれないな』
【コメント】ホウエンの神話は作り話という裏設定がある
ダイヤ「あの…おじいさん…?それはどういう──って嘘ぉ!?嘘でしょう!?グラードンさんの力によって引き起こされた異常気象を見たでしょう!一匹であれなのだから対になるポケモンまで目覚めていたら世界は──」
善子「作り話だって公式設定なんだっけ」
ルビィ「ルビィその辺はくわしく知らないなあ…」 おじいさん『お嬢さん。あいいろのたま、そしてべにいろのたま。それらはあなたに差し上げよう』
ダイヤ「え!?」
おじいさん『超古代ポケモンの力が落ち着きを取り戻した今、その宝はこんなところにあるべきではない。あなたのような心正しきトレーナーの手にあるべきだ』
おじいさん『きっとあなたの助けとなるだろう』
『もくたんは あいいろのたまと べにいろのたまを 手に入れた!』
ダイヤ「手に入れちゃった!!」
ダイヤ「え、でも、よいのですか、こんな、『宝』とおっしゃいましたよね?それをあっさりと頂いてしまって…」
千歌「せっかくここまで登ってきたのに〜」
ダイヤ「その気持ちも半分くらいありますが…」 善子「ま、いいんじゃない?くれるって言うなら貰えば」
ダイヤ「善子さん…」
ルビィ「力のみなもとってゆってたし、グラードンさんも近くにあった方が嬉しいかも!」
ダイヤ「ルビィまで…」
千歌「おたから…!」
ダイヤ「売りませんわよ?」
千歌「な、ななななんてこと言うの!売るわけないでしょ、売るわけ!お腹いっぱいお菓子食べられるよ!」アセアセ
ダイヤ「いや心の声だだ漏れですが」 ダイヤ「しかし、ここでなにを言ったからといって受け取ってくださるおつもりはないようですしね」
ダイヤ「まさか勝手に置いて帰るわけにもいかないし、マツブサさんがいつ勝負を挑んでくるかもわからないし、このまま持っておくとしましょうか」
善子「なんか、随分聞き分けがよくなっちゃったわねえ」
ダイヤ「はい?いつわたくしの聞き分けが悪かったというのですか」
善子「いつぅ〜〜〜?そんなの挙げたらキリないわよ、ねえルビィ」
ルビィ「う〜んと、『助けて』ってゆわれてるのに、人のかばん触りたくないとかゆってオダマキ博士のことずっとほったらかしてたりー」
ダイヤ「なっ…!」
善子「ツツジと喧嘩したとか言って、ハギ老人に相談してたこともあったわよねー」
ダイヤ「な、ちょ、おやめなさいな!」
千歌「…」
千歌「ちかのこと捕まえたのって妥協だったよね?」
ダイヤ「今になってそれ言うゥ!?」ンマーーッ と、ここまでで一応構想してた『グラードンイベント編』が終わりです
この後ですが、後回しにしていた様々なもの(サファリゾーン、浅瀬の洞穴、ニューキンセツ、かせき復元、石の洞窟深部、沈没船(シーキンセツ)など)を回収するのとルネジムへ向かうのと、どちらがよいですか? 過酷なバトルが続いたから4人でわいわいサブイベこなしてく、ってのはどうだろうゆ 【コメント】善子ちゃんも善子玉でゲンシカイキしてる状態なの?もいでみたらどうなるのか気になる 善子「チキチキ!ホウエン地方巡りの旅〜!」
ダイルビ「「いえ〜〜〜〜〜!!」」
千歌「ちきちきってなに?」
善子「…ダイヤ」
ダイヤ「知己。知人、友人など、自分のことをよくわかっている方を言いますわ」
千歌「う〜ん、違いそう。次!」
ダイヤ「地気。風土、気候、また動植物を育む大地の精気です」
千歌「お…ホウエン地方巡りっていうのにはちょっと合ってるかも!他は?」
ダイヤ「稚気。子どもっぽい様子を表す言葉です」
千歌「それはチカのことでしょ!」ビシッ
ルビィ「いやいいのそれで」
千歌「へへ、今のはちきとチカをかけた──」
ルビィ「いいから」
善子「てゆーか、なにこの企画。そもそも企画なの?」
ルビィ「タイトルコールしたの善子ちゃんのくせに…」 ドラマCDばりにルビィちゃんのツッコミが冴えわたるぜ……! ダイヤ「要は、気を抜けない戦いの連続も一段落ついたということで、ここらで少しばかり小休止を挟んでもよいのではないかということですわ」
ルビィ「うん、いいと思う。ジムリーダーさんは逃げないしね」
千歌「さんせー!」
善子「せっかくジム戦だと思ったのに…ま、いいけど。好きにしなさいよ」
千歌「じゃーまずどこから行こっか?」
ルビィ「もう行けるけどまだ行ってないってところ、実は結構あるんだよね」
ダイヤ「そうなのですか?」
ルビィ「サファリゾーンに行ってないでしょ、ニューキンセツと…シーキンセツにもまだ行ってないし、浅瀬の洞穴も後回しにしちゃったよね」
善子「細かいとこだと、石の洞窟の奥とか119番道路の橋の向こうとかもね」
千歌「お〜!どこがどこか全然わかんないけどいっぱいあるね!」
ダイヤ「ここがおくりび山であることを考えると、一番近いのはサファリゾーンですか。園のポケモンを捕まえるかどうかは置いておいて、覗きにいくのもいいですわね」 千歌「じゃーまずは近いサファリゾーンに行こーっ!」
ダイヤ「ええ。それではさっそく──って、ああ…!」
千歌「どうしたの、ダイヤさん!」
ダイヤ「頑張って山を登ってきたもくたんちゃんが、ここに来て『もう歩けない』と言っていますわ!」
千歌「そ、そんなあ…!」
ダイヤ「無理もありません。ミシロタウンを旅立ってからこの方、ご自身の身体ひとつと自転車、時にハギおじいさまの船、なみのりでかずおさんやぶっぶさん、あくあしっぷさん、ルビィ♡♡♡のそらをとぶの力を借りながら
長旅を歩んできたのですから。脚はパンパン、息はふうふうでも仕方がないことでしょう」
ルビィ「脚はパンパン息はふうふう」
善子「身体ひとつと、多くない…?」 ダイヤ「こうして自分の部屋で座し北へ南へと指示を出すばかりのわたくしが、どうしてこれ以上もくたんちゃんに無理をさせられましょうか!」
千歌「でも、でもぉ…!そんなこと言ったらもう旅を続けられなくなっちゃうよ!おくりび山からも出られないし、ここでみんなでヨマワルになっちゃう…!」
ダイヤ「しかし生憎ルビィ♡♡♡には休暇を与えているところですし、わたくしの手元にはそらをとぶことができる方もおらず、もくたんちゃんが歩けないとあっては他に取れる手段が──」
ルビィ「あ、歩きつかれて困ったな!自転車こぐのもやだもんな!そんなあなたに朗報です!」
ダイヤ「る、ルビィ…!?」
善子「今回そんなあなたにお勧めしたいのが、こちら!むげんのふえ!」
千歌「よ、善子ちゃんまで…って、」
ダイちか「「むげんのふえ?」」 千歌「むげんのふえって、ダイゴさんから引き継いだ、あのどうぐ?」
ダイヤ「頂いたっきり、カバンにしまっていましたが、これが一体…」
【コメント】浦の星女学院購買部始まった
ルビィ「取り出したるのはむげんのふえ、こいつぁ世にも奇妙な笛でさあ!」
善子「笛の嗜みいりゃあせん、咥えて一息ピーヒョロリ!」
ルビィ「お山にいようが小島にいようが、吹いてみやしょうピーヒョロリ!」
善子「音色に誘われやって来たるは、」
ダイヤ「や…やって来たるは…?」ゴクリ…
善子「……そいつぁ言えねえ明かせねえ!知りたきゃ自分で鳴らしてごらんよその笛を!」
千歌「善子ちゃん!知ってるなら意地悪しないで教えてよ!」
ルビィ「千歌ちゃん、台本だからね」
ルビィ「そいじゃあーしらはこの辺で!」
善子「咥えて一息ピーヒョロリ!次の迷い子はいずこかな」
ルビィ「ピーヒョロリったらピーヒョロリ…」(フェードアウト) 【コメント】ホテルオハラグループの提供でお送りしたのかな……? ダイヤ「な、なんだったのでしょうか…今の方々は…」
千歌「歩いて来て歩いて帰ってく感じだったけど、わざわざおくりび山のてっぺんまで…過酷な職務内容だね…」
【コメント】ホテルオハラグループの提供でお送りしたのかな……?
千歌「鞠莉ちゃんとこはブラック企業。はっきりわかんのだ」
ダイヤ「ですが、この状況を打開する策は、奇しくもわたくし達の手の中にあったようですわね」カチカチ
→むげんのふえ
千歌「これが、むげんのふえ…!」
『どこに いても ラティオスや ラティアスを 呼び寄せることが できる 笛』
千歌「す、すげえ効果なのだ!」
ダイヤ「すげえ高価そうですしね」
────从*・ヮ・§────!
ダイヤ「今のはあなたを呼び出したくてわざと言いました」 千歌「ラティアスとラティオスは知ってるよ!映画観にいったもん!」
ダイヤ「映画ですか?」
千歌「ダイヤさん知らないの、ポケモンって毎年映画やってるんだよ」
ダイヤ「ほう。もくたんちゃんが主人公ですか?」
千歌「もくたんちゃんは出てきたことないかな」
ダイヤ「そう…」シュン
善子「とりあえず使ってみたら?むげんのふえ」ニュ
ルビィ「おねいちゃん好きだと思うよ、おおぞらをとぶ」ニュ
ダイヤ「お帰りなさい」
千歌「いい感じでした!」パチパチパチ
ダイヤ「おおぞらをとぶ…なんと素敵な響きでしょうか。鞄の肥やしにしていいようなどうぐではなさそうだし、さっそく使ってみるとしましょう」
千歌「わーい!」ワクワク ダイヤ カチ
『もくたんは むげんのふえを 吹いた!』
ダイちか ワクワク…
ラティオス ヒュァァーーーンッ
ダイヤ「ら、ラティオスさんが!」
千歌「飛んできた!」
ダイヤ「飛んできて──」
もくたん バッ
千歌「もくたんちゃんが飛び乗ったーー!」
ダイヤ「格好いいですわ!ねえ善子さん、ルビィ、」
善子「まだよ!もくたんから目を離さないで!」
ダイヤ「え、え…!?」 もくたん on ラティオス キィィィィン…
ダイヤ「こ──この輝きは…!」
ズズゥッ ウォォオオァァッ
千歌「ゲンシカイキしたーーーっっ!!」
ダイヤ ブッブーーーッ
ルビィ「うわー!あんまりのかっこよさにおねいちゃんが鼻血ふいて倒れたー!」
善子「まじかこの姉!」
ルビィ「ティッシュティッシュ!」バタバタ
善子「やばいやばいカーペットに着く!この気持ちよくて水をよく吸いそうなカーペットに!」バタバタ
千歌「かっけー…!」ソッ…
ダイヤ「ち、千歌さん…おそらく、おそらくですが…この場合はゲンシカイキではなく、メガシンカだと…思い、ます…わ…」
ルビィ「おねいちゃん!意外と冷静!」
ダイヤ「あとDSから手を離しなさい…もくたんちゃんとおおぞらをとぶのは、絶対に…この、わたくし…」ガッ
千歌「くっ、ばれた…!」
善子「案外余裕ありそうねこの人」 むげんのふえ吹くだけでこんな大騒ぎになるとは…
明日からチキチキホウエン地方巡りの旅を開始します
どこからでもよいですか?
回る順番などご要望があれば。 おつー。未プレイ組なので特に要望なし。
千歌ちゃんダイヤさんが楽しそうすぎて完全にやりたくなってんじゃん。 真ん中くらいにキンセツでホラー体験してほしいかなぁって レジ系もやっちゃいます?
本編戻れるのいつになるかわかったもんじゃないけど レジ系ですかー
書きたいのは書きたいけど、捕獲イベントってそんなにパターン生めなさそうなので面白くならないんじゃないかと思ってるんですよね
せっかくORASは伝説祭りなのでたくさんの伝説と会ってはほしいけど…
あとジーランスとホエルオー捕まえないといけませんしね 捕獲シーンはグラードンみたいじゃなくてもいいけど謎解きしてるダイヤさんは見たいなーって思って ダイヤ「ご覧ください、千歌さん!眼下にはホウエン地方の広大な景色が贅沢に広がり、その中を自由に飛び回ることができますわ!」
千歌「ねーずるいー!チカもやらせてー!」グイグイ
ダイヤ「千歌さんに任せたら墜落しそうなんですもの…」
千歌「しないよーー!内浦の船頭と呼ばれたチカの腕を見せるときだよ!」
ダイヤ「船ではありませんか!」
善子「おおぞらをとぶだけであと一時間は遊んでいられそうね、この人達」
ルビィ「うん。ルビィもそう思うけど、そろそろ進めない?もうよくない?」 ダイヤ「さて、どこへ行きましょうか。ラティオスさんの力をお借りすれば、近場のサファリゾーンに限らずとも、北はハジツゲタウンに南はムロタウンまで自由自在に行き放題ですわよ」
善子「そんなこと言われたっけ?」
ダイヤ「え?」
善子「いつでもどこでも呼べるとは書いてあったけど、何度でも呼べるとは書いてなかったでしょ」
ダイヤ「え、あ、そ、そういえば──」
ルビィ「だからなんでそうゆういじわるばっかりゆうの、善子ちゃんは!」ペシ
ダイヤ「まーた嘘ですかァ!あなたは!」
善子「ノット嘘、からかっただけよ」
千歌「じゃーしょーがないね!」 ムロタウン
善子「というわけで最初に来るのはここなのね」
ダイヤ「旅で訪れた順番を意識してみました」
千歌「あ、チカここ知ってる。かくとうタイプのジムのとこでしょ」
ルビィ「ゅ。そっか、千歌ちゃんRSEはちょっとやったんだっけ」
ダイヤ「るびさふぁ?」
善子「オメガじゃなかった頃のルビーのことよ」
千歌「うん、ちょっとだけやってた〜。この辺まではやったんだと思う」
ルビィ「最初だれ選んだの?」
千歌「誰だっけなー。みずタイプのやつ、名前なんだっけ」
ルビィ「ミズゴロウさん!」
千歌「たぶんそれ!」
善子「…最初は当然ミズゴロウデッショー」
ダイヤ「…………!?」バッ
善子「〜♪」ヒューヒュー 石の洞窟、壁画の前
千歌「うわー、すご…!」
ダイヤ「ここで初めてダイゴさんとお会いしたのですよね。なんだか歯切れの悪い去り際だったけれど、きっとまた会えますわよね…」
善子「…」
千歌「ねーダイヤさん、これなにが描いてあるのかな?」
ダイヤ「え、ああ、これはね。グラードンさんと、対になるカイオーガ、そして二匹を治めるレックウザ──だったかしら。その三匹を描いた壁画だそうよ」
千歌「へ〜!」
ルビィ「…善子ちゃん?」
善子「ん、なに?」
ルビィ「どうかした?かな、って」
善子「さすが、なんやかんや目敏いわね」 善子「自分でも言ってたけど、ダイヤってダイゴのことあんまりよく思ってなかったわよね」
ルビィ「あー…おつかいが連続したからだっけ」
善子「イヤな奴として描かれてたわけでもないし、まあ単純にダイヤがゲーム慣れしてなかったからこその受け取り方だったんだろうけどさ」
ルビィ「うん」
善子「ライバル──あああああも、嫌がらせみたいに変な名前に仕立て上げたりして、しばらくは会うたびに噛み付いてる感じだったけど…」
ルビィ「…あ〜」
ルビィ「そうだね、最近は信頼してるみたいだもんね」ニヤニヤ
善子「腹立つわね。なにそのカオ」
ルビィ「わかってるくせに〜」
ルビィ「善子ちゃん、ダイゴさんとかあああああさんにちょっぴり嫉妬してるんでしょ」
善子「…うっさい」プイ 善子「だってさ、オメガルビー始めたばっかりのときは、画面放ったらかしで私に電話して訊いてきたりしてたのにさ」
善子「どんどん知識も身につけていっちゃうし、頭いいからなんでも自分で推測して進めていっちゃうし、もう私の助言なんか──一つもいらないみたいじゃない」
善子「グラードン戦だって、誰も瀕死に追い込むことなく乗り切っちゃうし」
善子「…まさか過ぎるわよ」ムスー
ルビィ「よしよし。善子ちゃんよしよし」
善子「ばかにしてる?」
ルビィ「してないよ。善子ちゃんかわいいなあって思って」 ルビィ「前にね、鞠莉ちゃんがゆってたの」
ルビィ「善子ちゃんはおねいちゃんのことを好きになり過ぎちゃった、って」
ルビィ「そのせいで、思い切って踏み込むことができなくなっちゃってる、って」
善子「…なにそれ知らない」
ルビィ「うふふ。今、ルビィその言葉の意味がよくわかっちゃった」
善子「なによ。教えなさいよ」
ルビィ「えー、やだ〜」
善子「なんなのよ、この子はっ!」ウリウリ
ルビィ「きゃー!やーめーてーよ〜〜〜!」
ダイヤ「善子さん、ルビィ。なにを二人だけで騒いでいるのですか?」
ルビィ「…おねいちゃんのこと、もっともっとちゃんと見てあげて」 ルビィ「善子ちゃんのこと頼りにしてないなんて、全然そんなことないよ。あんまり質問したりしなくなったのも、そんな理由じゃない。逆だよ」
善子「逆?」
ルビィ「おねいちゃんはね、自分一人でもちゃんとゲームできるんだってところ、善子ちゃんに見せたいんだよ」
ルビィ「善子ちゃんとかゲームをよくする人からしたら当然みたいなことを何回もきいちゃうの、申し訳ないとか思っちゃうんだよ」
ルビィ「自分も善子ちゃんくらいゲームできるんだって、おんなじ位置に立てるんだって、ちょっぴり背伸びしてるんだよ」
善子「そんな、勉強でも運動でもないのに…」
ルビィ「だっておねいちゃんは、黒澤ダイヤだから」
善子「…!」
ルビィ「みんながゲームしたりテレビ観たりしてたとき、おねいちゃんはずっと勉強して、踊りやって、お琴を弾いてたから」
ルビィ「おねいちゃんにとっては、ゲームのことなんでも知ってて、一つ聞いたら答えと豆知識と聞いてもない三つくらいを余計に返してくれる善子ちゃんのことが、先生みたいに思えるんだよ。きっと」
ルビィ「だからね」 ──ダイヤ『これはいわゆる「ぬるげー」というやつなのでは』
──ダイヤ『これが、対戦…!』
──ダイヤ『オーバーキル、となることを、どうかご容赦くださいな』
──ダイヤ『ぱわーばらんすが崩れてしまいますわ!』ドヤァァッ
ルビィ「おねいちゃんの初めてのゲームは──オメガルビーは、ずっと善子ちゃんと一緒にプレイしてるようなものなんだよ」
ルビィ「ほら」
善子「!」
千歌「ねーダイヤさん、チカは自転車に乗れるようになったの二年生の頃なんだよ!早いでしょー」クイクイ
ダイヤ ジー…
ルビィ「かまってほしい、ってよ」
善子「…っ」// 善子「なんなのよ、ほんとにもう…どいつとこいつも…」
ルビィ「え、ルビィも?」
善子「あんたも!…一人だけ大人になっちゃってさ」
善子「もー、なにやってんのよ!降りた先でも自転車使うんだからまだ乗ったままでいいの!」
ダイヤ「だって洞窟の中で自転車に乗るなんて危ないではありませんか。もくたんちゃんが転んで怪我でもしたら…」
善子「ダイヤじゃないんだからそう簡単に転んだりしないわよ、もくたんは!」
ダイヤ「んまーっ!誰がいつ転んだというのですか!」
千歌「ダイヤさん左ステップ苦手だよね、よく転ぶじゃん」
ダイヤ「千歌さん!!」
ワイワイ…
ルビィ「うふふ…♪」
ルビィ「ねーえ、ルビィもまぜてーっ!」ムギューッ
ダイヤ「きゃあっ!ほらもう手元が狂ってズバットさんが出てきたじゃない!」
ルビィ「関係ないでしょ〜〜〜」 105番水道
もくたん(なみのりの姿) スイー
ダイヤ「ここを北上するとトウカシティの辺りに出るのよね、きっと」
ルビィ「そうだね」
ダイヤ「やっとハギおじいさまのお世話にならず、トウカシティとムロタウンを行き来できるようになって…よかったですわ」
千歌「ダイヤさん、島があるよ」
善子「!」
ダイヤ「あら本当。立ち寄ってみましょうか」カチ
ダイヤ「やはり船で一息に運んでいただくばかりでは気づけないことも多いのね」
ルビィ「ここ…」
善子「…そうね」 小島の横穴
ダイヤ「ん…なにもない、わね」
千歌「ほんとだー、広いだけだね」
ダイヤ「…この壁、なにか書いてあるような」カチ
千歌「なにこれ」
ダイヤ「点字ね…」
千歌「なんて書いてあるの?」
ダイヤ「『このまま うごかず ふたつの ときを まて』…だそうよ」
ルビィ「え!?」
ダイヤ ビクッ
善子「読めるの!?」
ダイヤ「な、なんですか急に…点字くらい、それとわかればさして読むのが難しいものでもないでしょう…」
善子「あんたのお姉さん、ちょっとおかしいわよ…」
ルビィ「だっておねいちゃんは、黒澤ダイヤだから」
善子「最低な使い回ししてんじゃないわよ」 善子 (だけど)
ルビィ (だよね、確か)
千歌「どーゆー意味?」
ダイヤ「なにか、謎かけのようなものなのでしょうか」
千歌「ふたつのとき…?十時のおやつと三時のおやつみたいな?」
ダイヤ「幼児ではないのだから、千歌さんにおやつの時間は二度も必要ありません」
千歌「じゃーお昼抜くから!お願い!」
ダイヤ「より悪いでしょうが!」 再び105番水道
ダイヤ「結局なにもわかりませんでしたね」
千歌「お腹減っちゃったことくらいかな」
ダイヤ「…まあ、すっかりお昼を食べ損ねた感じはありますからね」
善子「私が来た時点でごはんにすればよかったじゃない」
ルビィ「来たとたん『ジム行こう』ってゆったの善子ちゃんでしょ」
ダイヤ「そして三人もいながら誰も頷かずおくりび山へ向かったのがわたくし達ですわ」
千歌「そこにチカ達の意見はなかったような…」
ルビィ「おねいちゃんが行きたがったんだよね」
ダイヤ「なにを裏切ってますの!!」 104番道路
ダイヤ「あら、なんだか見覚えのある砂浜が」
千歌「トウカシティに着いたのかな?」
ダイヤ「ああ、そのようですわね。よく見たらあれはハギおじいさまのお家と船ですわ」
もくたん(陸地の姿) スタッ
千歌「とーちゃーく!」
ダイヤ「数名の海水浴の方々とポケモンバトルをした以外、特に新しい発見はありませんでしたね」
善子 (基本的に、小島の横穴がある場所、だからねあのマップ──とはまだ言えないけど)
ルビィ (海水浴の人達かなあ、あれ…)
ダイヤ「ここからはよく知る場所ですし、再び大空の旅と洒落込むことにしましょうか」
千歌「!」
千歌「つ、次こそチカがもくティオスちゃんと──」
善子「混ざってる混ざってる」
ダイヤ「ハギおじいさまにご挨拶してから、ね♡」カチカチ
千歌「んむ〜〜〜〜〜っ!」 次はニューキンセツとシーキンセツ辺りですかね
ちなみにグラードン戦は終わったもののオダマキ博士と話していないので、全国図鑑にパワーアップはしていません
(これ以上ポケモンが増えると収拾つかなくなりそうだなと思ってる部分もあります)
解放したければコメントなりで誘導してください キンセツシティ
もくたん ズザァッ
ダイヤ「このね、着地が格好いいのです。わずかに慣性を残してこう、ザーって」
千歌「もくたんちゃん運動神経はんぱないよね」
ダイヤ「鍛えていますから」ムフー
千歌「チカも練習しよ!」
ダイヤ「危ないからおやめなさいな」
ダイヤ「ところで、ニューキンセツと言いましたか。それは一体どこにあるのですか?」
善子「んー…あ、あの人に聞いたらわかるんじゃない?」
ダイヤ「あれは…テッセンさん!?」
テッセン ウーン… テッセン『うーん…しかし、わしが離れるわけにはいかんしなあ…』
ダイヤ「て、テッセンさん!お久し振りでございます、もくたんですわ!」カチ
テッセン『…ん?おまえさんは…』
テッセン『おお、いつぞやの元気な挑戦者じゃないか!もくたんと言ったかな』
ダイヤ「ええ。その節は大変お世話になりました」ペコ
ダイヤ「時に、なにかお困りのように見えましたが、どうかなさったのですか?ジムを離れてこんなところに…」
テッセン『ふむ。おまえさんなら任せられるかもしれんな』
ダイヤ「はい?」
テッセン『なあ、もくたん。実は頼みたいことがあってな、わしの家まで来てくれんか』
ダイヤ「は?ええ、構いませんが…」
テッセン『わしの家はこのキンセツヒルズの二階にある!エレベータに乗れるようにしておくから、時間ができたら寄ってくれい!』スタスタ…
ダイヤ「あ、え、テッセンさん!」
ダイヤ「…ここでは言えないようなことなのかしら。とりあえず、テッセンさんのお宅を探すとしましょう」カチカチ ダイヤ「確か、キンセツヒルズの中には住人の方々しか立ち入ることができないとかで、エレベータにも乗れなかったのですよね」
千歌「乗れるよーになったのかな?」
ダイヤ「テッセンさんがなにか権限を操作してくださったのかしらね…」カチ
『ピピピ!オキャクサマハ もくたんサマ!コノ エレベータヲ ゴリヨウ イタダケマス!』
千歌「わあ!エレベータがしゃべったー!」
ダイヤ「い、一体なにをもって認識されたのか不明ですが…」
エレベータ ウィン
ダイヤ「乗れるようにはなったみたいね」
千歌「高級マンションの中にはいれるなんてお金持ちみたいだね!」
善子 (黒澤さんは普通にお金持ちだと思うけど。ま、関係ないか)
ルビィ (なんか変なこと考えてそうな表情だなあ) チン
もくたん トコ…
千歌「お部屋がいっぱいあるね〜」
ダイヤ「ほう…」
ダイヤ「テッセンさんのお部屋が何号室なのか、聞いておくべきでしたわね…」
千歌「いーじゃん!かたっぱしから入ってみようよ!」
ダイヤ「ま!知らない人が突然家に入ってきたら驚くでしょうが!」
善子「これまでも散々無断で民家に入ってきたじゃない」
ダイヤ「はっ!そういえば…!」
ルビィ「いやでも、うん、こんな風にマンションの廊下みたいになってたら入りづらいって感じるの、よくわかる。入るけど」
善子「表札見てみなさいよ、表札」
ダイヤ「ああそうか、表札を見ていけば中に入らずとも部屋の主がわかる──」カチ
『1号室 ろーてんしょんばばあの家』
ダイヤ「表札いたずらされていますが!?」 ルビィ「おねいちゃん。1号室にはろーてんしょんばばあが住んでるんだよ。いたずらされてるわけじゃないよ」
ダイヤ「我が家の表札を『ろーてんしょんばばあの家』と掲げる人がいるものですか!常識的にお考えなさいな!」
善子「試しに2号室の表札も見てみてよ」
ダイヤ「まさかこっちにもいたずらが…」カチ
『2号室 リボン小町の家』
ダイヤ「やや洒落ついている!!」 ダイヤ「ろ、ろーてんしょんばばあに比べて随分と小粋な肩書きを頂戴されていますわ」
ダイヤ「これはこれで、我が家の表札で自分自身を『小町』と謳うのはなかなか勇気がいることでしょうし、やはりいたずらなのでは…」
千歌「チカだったら『みかん色のアホ毛が踊る家』にする!」
善子「え?自分で自分を卑下していくスタイルなの?」
ルビィ「『堕天使の眠る家』」ボソッ
善子「!」
善子「ククッ──」ウズ…
善子「今日はかまぼこ買って帰るわ!」
ダイヤ「表札をかまぼこ板で作ろうとしないでください」
ルビィ「うちはなんにしよっか?」
ダイヤ「『黒澤』で」キッパリ
ちかルビよし「「「ええ〜〜〜……」」」
ダイヤ「なんですかその声は!そっちの方がおかしいのでしょうが!」
ダイヤ「…」カチ
『3号室 オヤジたちの家』
千歌「くさそう」 ダイヤ「1号室、2号室、それに3号室も関係ないと…」カチカチ
千歌「え!?寄ってかないの!?」
ダイヤ「テッセンさんに呼ばれたのだから、テッセンさんのお部屋へまっすぐ行くのが道理でしょう。あなたは道行く途中にある全ての家に用もなく立ち寄っていくのですか」
ルビィ「今までそうしてきたくせに」
善子「リアルの常識唱えられたら勝てっこないんだから持ち出すのやめなさいよ」
千歌「そーだそーだ!ゲームと現実を一緒にしちゃいけないんだよ!」
ダイヤ「それはそういう思考をするための言葉ではありません!」 千歌「寄ってこーよー!チカろーてんしょんばばあに会いたい〜〜!」
ダイヤ「ご自分で表札を掲げられたのだとしたら、絶対にローテンションではないと思いますが…」
ルビィ「でもリボン小町さんには会ってみたくない?」
ダイヤ「む」
ダイヤ「それは…少し気になるわね。キンセツシティで通った名なのだとすれば、きっと相応に可愛らしい方なのでしょうし…」
善子「オヤジたちにも会いたくない?」
ダイヤ「わたくしは会いたくないです」
善子「私は会いたいみたいな言い方するんじゃないわよ!」
ダイヤ「だって善子さん、お
善子「おじさん好きじゃ、ない!!!」クワッ
なんのことかピンと来ない人は、1レス目のからくり屋敷パートを読んでね! ダイヤ「もう、わかりました!」
ダイヤ「そんなに言うのならそれぞれのお部屋を少しずつ覗いていくとしましょう」
ダイヤ「ただし人に呼ばれている道中なのだから、手短に済ませつつ行きますわよ」
善子「そう来なくっちゃ!テッセンの用事が済んだら入れなくなっちゃうかもしれないでしょ、人との出会いは一期一会よ」
ダイヤ「まったく、調子のよいことを…」
ルビィ「でもほら、いろんな人とお話しするの好きでしょ。おねいちゃん」
ダイヤ「それは、まあ」
ルビィ「それにいろんなポケモンにも会えるかもしれないしね!」
ダイヤ「はいはい、もう乗せられてあげるわよ。それじゃ、……」
ダイヤ「千歌さん。まずは1号室からお邪魔するから、まだこちらにいなさい」
千歌「3号室はくさそうだからヤだよ」(部屋の隅)
【コメント】くさそうワロタ 1号室、ろーてんしょんばばあの家
ろーてんしょんむすめ『…こんにちは』
ダイヤ「こ、こんにちは…」
ろーてんしょんむすめ『…うちの婆ちゃん、どっか遠くの生まれなんだ』
ろーてんしょんむすめ『…話、聞いたげて』
ダイヤ「あ、は、はい…」
ダイヤ「──なんだか怖いのですが!?」ヒソ
ルビィ「ローテンションとかじゃなくて、なんか普通にふんいきが怖いね…」
善子「呪われてんのかしら」
千歌「あのお婆ちゃん死んでるってこと?」
ルビィ「発想」 ろーてーしょんばばあ『やあやあ、よく来てくださったねえ!お茶でも飲んでくかい?』
ダイヤ「…!?」
ろーてーしょんばばあ『ああ、孫からなにか言われたんだろう?そうなんだよ、あたしゃイッシュ地方ってところの生まれでねえ!ホウエン地方とは文化も気候も全然違うのさ』
ダイヤ「ろ、ローテンションとは…一体…」
善子「…つまりあの娘の方がばばあなんじゃないの?」
ダイヤ「じゃあこちらの方は!?一体なにになるというのですか!?」
千歌「ろーてんしょんむすめのばばあ(ろーてんしょんとは言ってない)」
ダイヤ「いや思い切り『ろーてんしょんばばあ』とありますが──って、あら…?」
ルビィ「よく見たらちがくない…?」
ろーてーしょんばばあ『特にイッシュ地方ではホウエン地方にない形式のポケモンバトルが流行っててねえ!やってみるかい?』
ダイヤ「────おばあさまの方はローテーションですわ!!」 ろーてーしょんばばあ『ローテーションバトルってんだけどねえ、三匹ずつで、臨機応変に戦うポケモンを切り替えながらやるバトルなのさ!なあに、やってみたらわかるよ』
ダイヤ「表札に偽りがあるでしょう一軒目から」
ルビィ「これは表札がいたずらの可能性もちょっと出てきたね」
善子「おばあさんがやったと考えても娘がやったと考えても結構いやらしい感じだものね」
千歌「あの子、自分のことお婆ちゃんだと思ってるんじゃないの?」
ルビィ「だからさっきから発想」
ダイヤ「どちらかと言うと、おばあさまがご自身はローテンションであると思っていらっしゃる可能性の方が…」
善子「それはそれで自己認識やばいでしょ」
ダイヤ「まあとにかく」
ダイヤ「ローテーションバトルとやらをやりましょうか!」ウズウズ
──手短に済ませつつ行くと言ったのは誰だったか。喉まで出かけた言葉を、その場にいた三人が三人とも呑み込んだという。 キンセツヒルズは書き堪えがありますね…
ニューキンセツに立ち入れるのはまだ先になりそうです なんだ原作でもこんな面白い事になっているのか。
みかん色のアホ毛はかわいい 【コメント】曜ちゃん花丸ちゃん梨子ちゃんにはこの放送のこと教えてあげないの? ダイヤ「…!」
『まりのママの だんがいのつるぎ!』ズドドゴガァッ
『相手の ヤナッキーは 倒れた!』
『ろーてーしょんばばあとの 勝負に勝利した!』
まり『…』
マル『…』
ダイヤ ポカン…
ろーてーしょんばばあ『たまげたねえ!ホウエン地方のポケモントレーナーもまだまだやるじゃないか』
ルビィ「おねいちゃん…」
善子「頼りにしたくなるのはわかるけど、せっかくのローテーションバトルで一匹で三タテはちょっと…」
ダイヤ「や!いや!だって、ほのおわざもくさわざもそう効きませんし、そういえばみずわざも効果がないんだと思ったら、他のコでじゃんけんのようなことをするメリットもあまり感じなくて、そうこうしている間に」アワアワ
千歌「まりとマルかわいそう…」ボソッ
ダイヤ「ぐはあっ!」グサッ ろーてんしょんむすめ『…婆ちゃん、楽しそうだった』
ろーてんしょんむすめ『…これ、お礼にあげる』
『もくたんは ピーピーエイダーを 手に入れた!』
善子「う〜ん、お婆ちゃん想いの良い子ね」
千歌「お婆ちゃんと戦ってくれたからって自分の宝物あげるなんてね!チカにはできないな〜」
善子「別に宝物とは言ってなさそうだけど」
ルビィ「…」
ダイヤ ズーン… スッスッ
マル『〜♡』
ルビィ (なぐさめのポケパルレやってる…) 2号室、リボン小町の家
女の子『こんにちは、トレーナーさん!』
ダイヤ「あら、こんなに小さなお嬢様だったのですか。小町というものだから、てっきり年頃の方かと思っていたけれど」
千歌「ねー、小町ってなに?」
善子「ぅ」ギクッ
善子「な、なんでよりによって私に聞くのよ…ルビィ、パス!」
ルビィ「え!?えっと、小町だから、あの、こきんわかしゅうの」
ダイヤ「それは小野小町でしょう。語源は彼女の名前だとする説もありますが」
善子「第一回遣唐使の」
ダイヤ「それは男性です。しかも小町関係なくなっているではありませんか」
ダイヤ「『小町』とは、美しいと評判の若い女性を立てていう言葉よ。この場合は、なんらかの形でリボンのイメージや功績を持つ方だということなのでしょうね」
千歌「ほえ〜」
よしルビ ((ほえ〜〜))
ダイヤ「…」
ダイヤ「小野妹子は遣隋使でしょう」
善子「わー戻ってきたァ!」 ダイヤ「あなたがリボン小町さんですか?なるほど、『小町』の呼び名にたがわぬ可愛らしいお嬢さんでいらっしゃいますわね」
ダイヤ「可愛いリボンでもお召しなのかしら」フフ…
女の子『トレーナーさんのグラードン』
ダイヤ「うん?ええ、はい。最近新たに友達となったまマさんです。よろしくね」
善子「…まマさん?」
ルビィ「まりのママさん、の略みたいだよ」
善子「ニックネーム越えのあだ名はぶっぶ限定だったんじゃないの…」
女の子『あんまりあなたと仲良くないんだね!』
ダイヤ「──────は?」コキーン…
善子「ぶっ!wwww」
千歌「お、おお…」 女の子『あーあ、わたしのリボンをあげてもいいなって思うくらい、トレーナーと仲良しのポケモンに会いたいな〜』
ダイヤ「な、ぇ、あの…ぃ、いやですわねえ…その年端でなかなか辛口のご冗談を嗜まれるようで…」ヒクッ
善子「めっちゃ怒ってない?」ヒソ
ルビィ「相手がちっちゃい子だからなんとか我慢できてるっぽいね」ヒソ
善子「我慢できてるかしらね?あれ…」
千歌「まりのママ、ダイヤさんのことそんなに好きじゃないのかなー」
よしルビ「「!?」」
ダイヤ ガッ
千歌「ほむぅ!」
ダイヤ「なにか言いましたか…?」
千歌「いっへまひぇん」モゴモゴ リボン小町『こんにちは、トレーナーさん。最近妹がなまいきを言うようになってしまって困っているのです。トレーナーさんにも失礼なことを言ってしまったらごめんなさい』
ダイヤ「ぁ、あなたがリボン小町さんでしたか…」
ダイヤ「あの年齢で心根をはっきり口にできるのは、ええ、よいことだと思いますわ…」
千歌「いたい」ヒリヒリ
ルビィ「千歌ちゃんが余計なことゆうからでしょ!」
善子「そうよ。ダイヤの目の前でポケモンばかにするなんて自殺行為よ」
千歌「だって仲良くないなんて言うから──」
ダイヤ ピクッ
千歌「あいやいや、あいやいやささ!なんでもないよ!」
ダイヤ「…」カチカチ
よしちかルビ ホッ… 千歌「でもあれ、どーゆー基準で仲良しとか仲良くないとか言ってるの?」ヒソ
ルビィ「えー、なんだろう…なつき度かな…?」ヒソ
善子「いや、なかよしリボンでしょここ。だったら、たぶんパルレの仲良し度を参照してるんだと思うわ」ヒソ
善子「選択肢が出なかったってことは、自動で先頭のポケモンを見るんでしょうしね」ヒソ
ルビィ「あー…まりのママさん捕まえたばっかりだもんね…」ヒソ
千歌「じゃ、りこちゃん♡とかだったら」ヒソ
善子「めちゃくちゃ仲良しだねって誉めちぎられて、おまけになかよしリボンってやつをくれてりこちゃん♡に着けてくれたはずよ」ヒソ
千歌「ついてないね…」ヒソ
よしルビ「「ねー…」」
ダイヤ「善子さん!ルビィ、千歌さん!リボン小町さんがまマさんにリボンを着けてくださいましたわ!」キャッキャ
ルビィ「よ、よかったねおねいちゃん!」 3号室、オヤジたちの家
ダイヤ「…千歌さんはどちらへ?」
ルビィ「シャワー借りるってゆってた」
善子「無理やり嫌いな親戚ん家に連れてかれた心境にでもなってるのかしら」
ダイヤ「まだ今からなのですが…」
ルビィ「『チカ、一日三回はシャワー浴びなきゃ気が済まないからね!あっ、シャワーの時間だ!借ります!』ってゆってた」
善子「しずかちゃんか。これまで半年以上一緒に過ごしてきて、そんな習性片鱗も見せたことないじゃないのよ」
ダイヤ「ま、まあ、いやなものを無理に同席していただく必要はありませんし…せめて千歌さんが戻る前にこのお部屋を出るとしましょう」カチ ダイヤ「こんにちはー…」
ガラン…
ダイヤ「…あら?」
善子「ん?」
ダイヤ「誰もいませんわね」
ルビィ「ほんとだ…」
善子「あれ、そうだっけ。私が来たときは五人くらいいたような気がするんだけど」
ルビィ「ルビィも」
ダイヤ「お出かけされているのでしょうか」
善子「そういう類いのCPUじゃないと思うんだけどな〜…」
善子「ここのイベントって殿堂入り後なんだっけ?」ヒソ
ルビィ「わかんない…もしかしたらそうなのかもね」ヒソ
善子「今は誰もいないみたいだし、ここは引き上げていいんじゃない?」
ダイヤ「そうですわね。家主がご不在の家に許可なく留まり続けるのはよくないでしょうから」カチカチ
ルビィ「千歌ちゃんはむだに我が家の水道代を引き上げただけとゆうことに」
ダイヤ「そんなに切迫していません」 ダイヤ「そういえば、鞠莉さんは大丈夫なのでしょうかね」
善子「鞠莉がどうかしたの?」
ルビィ「果南ちゃんに水かけられたみたいなんだけど、あれから返事ないのかな」
善子「水かけられたァ?喧嘩かなんかかしらね?」
ダイヤ「連絡を寄越してきた果南さんの様子を窺うに、そこまで緊迫した雰囲気ではなさそうでしたが…」
ルビィ「でも私服でずぶ濡れの姿って、結構くるものがあったよね」
ダイヤ「そうね…」
善子「ちょ、怖いけど私も見てみたい」
ルビィ「千歌ちゃんが戻ってきたらスマホ貸してもらお」
ダイヤ「もうお戻りのようですが」スッ
よしルビ「「ん?」」
アホ毛 ピョコピョコ…
よしルビ ((みかん色のアホ毛が踊ってる…)) 千歌「やー、もー!終わったんなら終わったって言ってよー!もしまだ変なことしてるんだったら入りたくないなーって余計な心配しちゃったじゃーん!」ハハハ
ダイヤ「オヤジさん達のお部屋へお邪魔することを変なことと言わないでください」
善子「ねえ千歌さん、」
千歌「あ、なみのりよけられなかった鞠莉ちゃんでしょ?ちょっと待ってねー」スマスマ
善子「なみのり…?」
ルビィ「トクサネジムのときだったんだけど、みてなかった?」
善子「観てたけど。出る準備したりコンビニ寄ったりしてたから、そんなにずっとちゃんと観れてなかったのよね」
千歌「あ、あったーこれこれ!見てよ〜、果南ちゃん『やっちゃった』とか言って、どうしたらこんなことになるのか」ス…
善子「どれどれ…」
『着信:鞠莉ちゃん』ブブ
善子「ひいっ!?」ビクッ 千歌「おわ!びっくりした、なんか来た?」
善子「ちか、千歌さん、ち、電話、まり…」
ダイヤ「善子さん?電話ですか?」ヒョコ
ダイヤ「あら鞠莉さんから」
ルビィ「なんだか毎回タイミングいいね」
千歌「なんだろー」スッ
善子 (びっくりしたー…心臓に悪い…)
善子 (今まさに鞠莉の写真を見ようとしてたところに電話がかかってくるなんて、ほんと、タイミングよす…ぎ…)
善子「…」
『黒澤ダイヤの実況 配信中…』
善子「………!」
千歌「もしも〜し、鞠莉ちゃーん。どーしたのー?」
善子「だめっ千歌さん!その女は私達がなにをしようとしてたか知ってる──」
鞠莉『随分と楽しそうなことしてるわねェ、ちかぁっちぃ…?』
千歌「ま、鞠莉ちゃん…?」 鞠莉『まるでマリーがヒサンな目に遭ってる写真を見て楽しもうとしてるんじゃないかと思っちゃったけど、どうかしらね〜〜〜?』
千歌「ぇ…」
ダイルビ ギョッ
千歌「や、やだなー鞠莉ちゃん!そんなわけないじゃーん!ど、どーして急にそんなこと…」
鞠莉『声がねー、聞こえるのよ』
鞠莉『だから推測でしかないんだけどねー』
ダイヤ「こ、声…?」ヒソ
ルビィ「なんか怖いよう、おねいちゃん。なんで鞠莉ちゃん、ルビィ達の…」ヒソ
善子「二人とも」ヒソ
ダイルビ「「!」」
善子 スッ…
『黒澤ダイヤの実況 配信中…』
ダイルビ「「………」」
ダイルビ ((き、聞かれてる────!!)) 千歌「ちちち、違う違う!チカ達は今ダイヤさんちでポケモンやってるだけだから鞠莉ちゃんのことなんか全然これっぽっちも」
鞠莉『ふゥ〜ん、そうなのねー』
善子「とめて!あの電話をやめさせなさい!墓穴掘りまくってる!」
ダイヤ「あっ、ま、鞠莉さんごきげんよう!今我が家はお客さんがたくさんいらしていて少し慌ただしいので急ぎの御用でなければまた時間を改めて──」
鞠莉『あら、そうなの?じゃやめといた方がよかったかしら?』
ダイヤ「え、なにが……」
鞠莉『でもせっかくだし、みんなの顔だけでも見たいなー、なんて』
ダイヤ「どう、いう…」
ピンポーン
ルビィ「…………ぇ…」
千歌「善子ちゃん。果南ちゃんからなんか来た」
善子「今ァ!?なにを連絡してくることが──」バッ
果南ちゃん『ごめ!』
果南ちゃん『とめらんなかったわ』
ダイルビよし「「「え────」」」
ピンポーン… なんかホラーみたいな展開と引きになっちゃった…
こんな大人数になったら捌けないわ、どうしよう、と思いました。
また今夜。 おつ1
いやいやさばけてるさばけてる。4人の時点で普通は持て余すって。 鞠莉「chao〜☆」
そう言ってにこやかな笑みを浮かべる鞠莉ちゃん、その笑顔はどこか冷たくて、怖くて、控えめにひらひらと手を振る様子すらも、なにかおまじないのようにも見えました。
鞠莉「四人でいたのね。マリー達も呼んでくれたらいいのに」
その後ろで果南ちゃんは決まりが悪そうに頭を掻いて、山か海かに視線をやっています。
鞠莉「ところで、ねーえ」
鞠莉「さっき、一体どんな画像をみんなで楽しもうとしてたの?マリーにも見せて」
じり、じり、近づいてくる鞠莉ちゃんに、千歌ちゃんはすっかり怯えて目には涙を浮かべて、お姉ちゃんの裾を掴んでいました。
鞠莉「ふゥん、マリーがずぶ濡れの写真、ね──」
千歌ちゃんのスマホに視線を落とした鞠莉ちゃんは、すうっと目を細めて、そして…
鞠莉「だいたい果南はいつもそう!マリーのことなんか大切な幼馴染か友人くらいにしか思ってないんだから!」プンプン
果南「どうどう、鞠莉。人ん家だよ」
ダイちかよしルビ ((((なぜ私達は二人の痴話喧嘩を聞かされているんだろう……)))) ズーン 鞠莉「言ってみてよ果南!マリーと魚、どっちが好きなの!?無人島に好きなだけ持っていくならどっち!?」
果南「食べ放題なら魚」
鞠莉「果南のばかああああっ!」ウワァァァァン
ルビィ「びっくりしたね…怒られるかと思ったら、なんやかんや果南ちゃんにしか怒りのほこさき向かないんだもん…」ヒソ
ダイヤ「結局鞠莉さんが感情を思いのままにぶつけられるのは、それを難なく受け止めてくれる果南さんなのだということでしょうけれど…」ヒソ
千歌「チカは退学を覚悟しました」ヒソ
善子「こうなるんならなんでここまで来たのよこの人達…」
果南「大切な鞠莉を無人島になんか連れていけないよ。危ないんだから」
鞠莉「か…かなぁん…!」チョローン
千歌「鞠莉ちゃんまたチョロってる」
善子「淡島って一応無人島なんじゃないの?」
ルビィ「大切な幼馴染か友人くらいに思われてればじゅうぶんだと思うんだけどなあ」
ダイヤ「ツッコミどころしかないようですわね、この二人の会話には」 やがて…
鞠莉「ハァイ!ダイヤ達が随分楽しそうに Ω-ruby やってるものだから、遊びにきちゃったわ」
善子「記憶改竄した?」
ダイヤ「余計なことを言わない。また地獄のような雰囲気に戻りたいのですか」
果南「ダイヤん家にこんな大人数がいるって結構珍しいよね」
ダイヤ「基本的に、内浦の友人はあまり黒澤家に入りたがりませんからね…」
千歌「まったくー、友達の家に遊びにいくのになーに遠慮してるんだか!」
ルビィ「千歌ちゃんはもっと遠慮してもいいんだよ」
善子「ダイヤに会うのはともかく、ルビィはあんまり黒澤の人間って感じしないから、『ルビィに会いにきたんだ』と思えば割と入りやすいわよ」
ダイヤ「あなたには後でお話があります」
ルビィ「この場合ルビィも怒っていいよね?」
果南「…ま、遠慮して集まらないようなメンバーでもないか」 鞠莉「さ!いつまでもグダグタしてないで、さっさと Ω-ruby やりましょ!」
善子「今止まってるの鞠莉達が来たからなんだけど」
鞠莉「oh, sorry.」テヘペロ
千歌「でも一番盛り上がるとこ終わっちゃったよね」
果南「グラードン戦のことかな?お疲れさんだったね」
千歌「すごかったんだよ!ルビィ♡♡♡とまりがこうね、たった二匹で勝っちゃってね」
鞠莉「ウンウン、すごかったわね。マリー達も観てたわ」
ダイヤ「わざわざお二人でわたくしのオメガルビーを観ていらしたのですか?」
果南「鞠莉が一緒に観ようってウチに来てくれたからさ。私もなんの予定もなかったしね」
ルビィ「もうほとんどみんなみてるみたいだね」
ダイヤ「むむむ…」 善子「今なんかサブイベ潰してってるとこだし、正直こんな大人数でいても仕方ないと思うのよね」
鞠莉「エ〜?でも四人でワイワイ楽しそうだったじゃない」
ルビィ「全員でずっとオメガルビーに集中してたわけじゃないけどね」
ダイヤ「千歌さんなんかシャワー浴びてましたわよ」
千歌「すっきりした!ちょっと寒い!」
ダイヤ「なぜすぐに言わないのですか!風邪を引いたらどうするの!」毛布⊂彡 バッ
千歌「もふもふ…」
果南「じゃあ、ちょっとストーリーは中断してさ」
善子「ん?」
果南「ここらでバトルでもやったらどうかなん?」
ルビィ「えっ」
鞠莉「oh♪」
千歌「おお!」
ダイヤ「バトル…」 ダイヤ「バトルって、その…」
善子「ポケモン…バトル…?」
果南 ニッ
果南「いやゲームじゃなくてさ、こんだけ友達が集まったんだから、スポーツしようよって」
善子「そっちかーーーい!!」
ルビィ「まぎらわしい言い方を…」
千歌「果南ちゃんここがどういう場所かわかってるの!?みんなの需要はポケモンバトルだったよ、今ぁ!」
ダイヤ「みんなって誰ですか」
鞠莉「ダイヤの Ω-ruby を観たいのは山々だけど、確かに六人もいるのに部屋に引きこもって game っていうのは不健康だし nonsense よねえ」
善子「ド正論じゃないのよ」
千歌「…じゃーまーオメガルビーは一旦この辺にして」
果南「みんなでダイビングしよっか〜」
ダイちかよしルビまり「「「「「するかーーーーーっ!!」」」」」 こうして冬休み最後の一日は、みんなで楽しく過ごしましたとさ… ふぅー、修羅場からのバトル突入かと思ったわ。生放送見てる連中は「なんだこれ……」って気分だろうな
千歌ちゃんは6歳くらいの設定で書かれてるなこりゃ 今日はちょっとひよったんですけど
ダイヤさんに挫折を味わわせたいとかいうとんでもないレスがあったので、誰かとのバトルを挟むことも検討しています
展開を考えるのに時間を貰う可能性もありますが、なにか要望はありますか? というかこの調子だと他の人と対戦せずとも四天王で普通に負けそう。レベル的にも回復の縛り的にも 物理と特殊を理解してもらう為にも誰かに受けル使ってもらうとか?
害悪戦法になるけどぶっぶさんもそういう型だし マリーとの対戦なら伝説禁止だろうし(短期間とはいえ)グラードンに甘えてちゃだめだっておもうんじゃないかな?
マリーとの対戦でこの一体を見殺しにすれば次の控えで必ず勝てるけど、交代で出すと負ける、みたいな状況になったら今のダイヤさんはどうするのか…… 影踏み滅びの歌コンボとかトラウマになりそうダイヤさん ルビィ「果南ちゃん」
果南「なに?」
ルビィ「果南ちゃんも、おねいちゃんの配信みてるの?」
果南「たまにね。鞠莉達ほど熱心に追いかけてはいないよ。思い出したらって感じ」
ルビィ「そっか」
果南「どうかした?」
ルビィ「うん…」
ルビィ「ねえ、思い出したんだけど、果南ちゃんって昔ポケモンやってたよね?」
果南「やってたね。ダイヤはあんまりゲームとか興味なかったけど、ルビィはたまに隣で見てたよね」
ルビィ「うん。もしかしたら、ルビィがポケモンやってるのって果南ちゃんの影響なのかなあ」
果南「あはは。だったら面白いけど。たぶん善子の影響じゃない?」
ルビィ「ん、そうかな」 ルビィ「果南ちゃん、最新までやってるでしょ」
果南「え、なんで知ってるの?」
ルビィ「なんとなく。話し方で、わかっちゃった」
果南「はは、鋭いなあ。ルビィって昔からそういうとこあるよね」
ルビィ「今さらORASかあって思った?」
果南「ううん。ダイヤがゲームってのは純粋に驚いたけど、親しい相手を考えればいつかは辿り着きそうだなーと思ったし、初めてのタイトルがオメガルビーとか、面白いよね。らしいというか」
ルビィ「うふふ。だよね」
果南「私も途中ポケモン全然やってなかったんだけど、なんかUSUMのCM見たらやりたくなってきちゃって、やってなかったとこからバーッて追いかけた」
ルビィ「どこから?」
果南「BWから」
ルビィ「結構やったね…」
果南「結構やったね〜」 ルビィ「…」
果南「…それで?こんなとこでその話題を振るってことは、なんか話したいことでもあるの?」
ルビィ「あはは…果南ちゃんもするどいよね」
果南「お姉さんですから」
ルビィ「果南おねえちゃん」
果南「懐かしいな〜。昔は私もルビィのお姉ちゃんだったのに、やっぱり学校が離れるとふと会うこともなくなっちゃうし、距離ができちゃうよね」
ルビィ「そんな悲しいこと言わないでよ。果南ちゃんは今だってルビィの大切なおねえちゃんだよ」
果南「ふふ、ありがと。…っと」
ルビィ「…」
果南「…」 果南「…話してみてよ。今さらポケモンのことで力になれるかわかんないけど」
ルビィ「最新ごりごりでやってる人にゆわれてもなあ…」
果南「そんな、ゴリゴリなんて、そんな」
ルビィ「それわかっててけんそんしてるやつじゃんw」
果南「へへw」
ルビィ「果南ちゃん、ORASのROMってまだある?」
果南「あるよ。ORAS厳選しやすいし、そこそこ個体も揃ってる」
果南「ダイヤをヤればいいの?」
ルビィ「お話が早いね」
果南「お姉さんですから」 果南「一応聞いとくけど、目的は?」
ルビィ「うん。おねいちゃん、もう次ルネジムなんだけどね」
果南「みたいだね」
ルビィ「たぶんルネジムはゲンシグラードンもいるし余裕で突破できると思うんだけど…」
果南「四天王戦が不安?」
ルビィ「不安ってゆうか、たぶん勝てないと思う。もうめちゃくちゃにレベルでマウント取らないかぎり、何回やってもずっと勝てないと思うんだ」
果南「どうぐ使いたがらないんだっけ」
ルビィ「うん。人工的なお薬はからだによくなさそうだからって」
果南「その発想ほんとにすごいよね。なかなか出てこないよ」 ルビィ「でもおねいちゃん頭いいから、ちゃんとやったらものすごく強くなると思うの」
果南「だろうね。ポケモンは算数と読みのゲームみたいなとこあるしね」
ルビィ「だから、」
果南「だからここで、基礎を固めておきたいってわけだ──」サッ
ルビィ コク
果南「…」
ルビィ「…」
果南「うまく立ち回ることさえできれば、四天王でもパーフェクトゲームができる──と信じてる、ってことかなん?」
ルビィ「できるよ。おねいちゃんなら」
果南「さすが、よく言ったね」ポン
ルビィ「ゅ」 果南「そこまで言われちゃ仕方ないね。姉想いなルビィのために、果南ちゃんが一肌脱いで──ORASで燻ってるゴリゴリの調整ポケ達を解禁してあげるとするかなあ」
ルビィ「ごりごりに調整してるじゃんw」
果南「あんな環境整えられて厳選しない方が失礼でしょw」
ルビィ「厳選と調整はまた次元が一つ違うと思うんだけど…」
果南「まあまあ」
果南「それで、ルビィの希望は?どんな風にダイヤをヤってほしい?」
ルビィ「…えっと、>>373」
1.圧倒的火力でぶっツブしてくれ!
2.搦め手でじわじわ嬲ってやってくれ!
3.受けパで降参に追い込んでやってくれ!
4.自由指定可
※ ガチ勢ではないのでご期待に沿えるとは限りませんので、悪しからず。 ルビィ「果南ちゃんにお任せするけど、…変化わざのいやらしさが伝わるような感じとか、そうゆうのできる?」
果南「りょーかい。それなら…ん、あのパーティでいいかな」
ルビィ「戦術に合わせてラグなく引き出せるくらいごりごりの調整厨じゃんw」
果南「いつも同じパーティで同じ戦い方してても面白くないからね。その日の気分で潜るパーティ変えるでしょ」
ルビィ「ガチでレートやってるじゃんw」
果南「ルビィはレートやんないの?」
ルビィ「ORASはレート動かなくなったから…」
果南「USUMで潜ればいいじゃん」
ルビィ「そっちはまだライトに楽しんでるところだから!せいかくとか見ないの!」
果南「あ〜、やるやる。初心に帰りたくてたまにやるよねそういう縛りプレイ」
ルビィ「ライトに楽しむことを縛りプレイってゆわないで」 ルビィ「旅パでも気をぬいたら個体気にしちゃってる自分がいやだよぉ…」
果南「わかる」
ルビィ「今はなんにも考えないで、好きなポケモンに好きなわざ覚えさせて育ててる。気にするのは性別だけ」
果南「なに使ってるの?」
ルビィ「………」
果南「大丈夫、大丈夫。教えてよ」
ルビィ「………カブトプスさんとか…」
果南「カブトプスはA型だからね。間違って特殊構成にしちゃだめだよ」
ルビィ「あーーー!やっぱりゆったーーー!もーやめてよーーっ、物理とか特殊とかも気にしないでやろうとしてるのにー!タイプ一致高火力が正義だった頃のルビィなのー!」ギュー
果南「アリアドスもA型だよ」
ルビィ「なんでルビィの手持ちあててくるの!?やめてよ!」
果南「あたったw」
ルビィ「果南ちゃんこわいんだけど!」
ガラリ
かなルビ「「あ」」 鞠莉「ルビィみーっけ!あ、果南もいる!一緒に隠れてたの!?ずる〜い!」
果南「ほらー、ルビィが大声出すから見つかっちゃったじゃ〜ん」ヨイショ
ルビィ「果南ちゃんが廃人見せつけてくるからでしょ!」
果南「そんなことないそんなことない。種族値くらい、」
ルビィ「おぼえてないよ普通!」
果南「い
ルビィ「一番高いステータスだけでも!」
果南 ムゥ…
鞠莉「なんの話?」
ルビィ「な──なんでもないよ!果南ちゃんがA230のちからずくって話!」
果南「おい」 鞠莉「もう、なんだっていいけど見つかったんだから早く手伝って!ちかっちがどこ捜しても見つからないのよ」
ルビィ「千歌ちゃんありえない隠れ方してそう」
果南「人ん家でやっていいレベルは守っててほしいけどね…」
鞠莉「でも久し振りにやると楽しいわね!かくれんぼ!」
果南「黒澤邸は広いからね。よく知らずに歩き回ると、おばさんの部屋とか絶対入っちゃいけない類いの場所にふらっと立ち入っちゃうのが怖いところだけど──」
ルビィ「………」
果南「………」
鞠莉「ホワ?どうしたの二人とも…」
ルビィ「千歌ちゃんやばいやつじゃん絶対!」
果南「まままままずいでしょ!ちょ鞠莉ダイヤ!ダイヤ呼んできて!」
鞠莉「エ?う、ウン…」 ルビィ「絶対おかあさん達にばれないように片付けなきゃ…」
果南「それよりまず千歌を引きずり出すのが先じゃない!?」
ルビィ「そ、そうだね」
果南「先に行こ!ダイヤなら察してくれるでしょ!」グイ
ルビィ「う──うん!」
ルビィ「ねえ、果南ちゃん」タタタタ
果南「大丈夫。ダイヤのことはよくわかってるし、ポケモンのことなら少なくともAqoursの中じゃ誰にも負けないから──」タタタタ
果南「お姉さんに、任せて!」ニコッ
ルビィ「──うんっ!」ニコッ
そうして、絶対入っちゃいけない類いのお部屋で発見された千歌ちゃんがお姉ちゃんに叱られているのを見ながらなんとかみんなで片付けをしたりして──ルビィ達の冬休みは過ぎていったのでした… 果南のパーティを考えなきゃいけなくなったので(果南ちゃんめ!)、今夜は更新できないと思います
土日か、時間がなければ週明けになりますがあまり期待せずお待ちください… かなるびええやん!
果南ちゃんこれ流行ったパーティだいたい全部試してそうだな…… みんなにお願いしたいことがあるんですけど
果南ちゃんが使うパーティは決めました
問題はダイヤさん側の選出なのですが、せっかくなのでみんなに決めてほしいと思ってます
先に果南ちゃんのパーティを公開するので、みんな視点じゃなくて『ダイヤさんならどうしそうか』で選出を決めてほしいのです
あくまでもエキシビションマッチのようなもの、もっと言えば圧倒的に負けるのが望ましいとすら言えるバトルなので、『このパーティ相手ならこれで勝てそう』的な選出は避けてほしいな…ということです
それでもよければ、ダイヤさんの選出をみんなに決めてもらいたいのですが、どうでしょうか へ、返信が速くてありがたいです…
では果南ちゃんのパーティを
アブソル♂ どうぐ有
クロバット♂ どうぐ有
ゴルダック♀ どうぐ有
見せ合い時点からこの三匹のみ、当然選出もこの三匹です
なお、ダイヤさんのパーティ含めレベルは50に統一しますのでご了承ください 安価は不要ですか?
出した方がいいですか?
ダイヤさんのパーティ候補
まり(ビブラーバ)♀ じめん、ドラゴン ふゆう
メロメロ、いわなだれ、じしん、りゅうのいぶき
かずお(ギャラドス)♂ みず、ひこう いかく
ちょうはつ、なみのり、かみつく、たつまき
まりのママ(グラードン) じめん ひでり
ふんえん、ビルドアップ、じしん、だんがいのつるぎ
よしこ(ドクケイル)♀ むし、どく りんぷん
どくどく、ヘドロばくだん、むしのさざめき、ちょうのまい
りこちゃん♡(ジュカイン)♀ くさ しんりょく
メロメロ、がんせきふうじ、リーフブレード、ダブルチョップ
マル(マルマイン) でんき ぼうおん
エレキボール、ボルトチェンジ、ひかりのかべ、でんじふゆう
じゅっき(コイル) でんき、はがね がんじょう
でんじは、ちょうおんぱ、でんきショック、ソニックブーム
ソーナノ エスパー かげふみ
はねる、あまえる、アンコール
さくらうち(アブソル)♀ あく きょううん
かみつく、かげぶんしん、きりさく、つるぎのまい
ドクロちゃん(ヨマワル)♀ ゴースト おみとおし
かげうち、おいうち、おにび、あやしいひかり
かなん(ケッキング)♀ ノーマル なまけ
いわくだき、かいりき、いあいぎり、メロメロ
ちか(アメモース)♀ むし、ひこう いかく
エアスラッシュ、しびれごな、メロメロ、むしのさざめき
ルビィ♡♡♡(エアームド)♀ はがね、ひこう がんじょう
いちゃもん、はがねのつばさ、そらをとぶ、まきびし
あくあしっぷ(サメハダー) みず、あく さめはだ
なみのり、ダイビング、いわくだき、かいりき
ようちゃん(バシャーモ)♀ ほのお、かくとう もうか
つるぎのまい、にどげり、バトンタッチ、ブレイズキック
ダイヤ(ミロカロス)♀ みず かちき
どくどく、じこさいせい、なみのり、メロメロ わかりました
ちょうど席を外すので、また後で来ます 純粋に超火力のグラードン
相手に炎がいないから弱点突かれないと思って耐久で頼りにしてるエアームド
ここは出しそうと思った 果南戦までの間におわりのだいちの効果について履修しておいてもらいたいところ 水技無効を知ってドヤ顔でゴルダックに出してノーテンキにやられて欲しい まりのママ
りこちゃん♡
よしこ
でどうだろう。あんまり露骨に負けさせるような選出になるのもあれだけど クロバットのアクロバットの存在を知ってて草、虫は出さないんじゃないかな?
ゴルダックいるからジュカインは出すかもだけど クロバットとの対面のスピード対決でりこちゃん♡が初めて負けてショック受けて欲しいなとか 一体一体対抗で出すと考えると
ゴルダック←まりのママ
クロバット←
アブソル←
アブソル相手には素直に格闘かなぁ。ダイヤさん悪周りのタイプ相性覚えてたっけ? おはようございます
まとまりそうですか?
全然急いでいただく必要はありませんが 明確な3匹選出の案出してる>>399と>>402で多数決でいいんじゃない? どちらもりこちゃん♡とまりのママはみんな共通気味ですね
あと一匹を誰にするかという感じですが、ではせっかくなので多数決を取ります
1.りこちゃん♡、まりのママ、よしこ
2.りこちゃん♡、まりのママ、ルビィ♡♡♡
安価下1〜5
多い方を採用します 今更だけど挫折イベントって偶然発生するから味があるのであって、故意に挫けさせるのはどうなんだろうと個人的に こまけぇこたぁいいんだよ!
もう多数決決まってるけど2 では多数決によりダイヤさんの選出は
りこちゃん♡、まりのママ、よしこ
でいきます
そんなに調整必要なさそうなメンバーになったので、わざやどうぐは必要であればコメントなりで誘導してください
約束された挫折に思うところはあるかもしれませんが…
楽しんでもらえるように頑張ります グラードンのべにいろのたま、
ジュカインのメガ石はもはや固定枠かな? ダイヤさんの先発 >>421
※ りこちゃん♡、まりのママ、よしこ、のいずれか。
なお果南ちゃんの先発はすでに決めていて、後出しで変更することはもちろんしません。
もちものは必ずしもジュカインナイトとべにいろのたまにしなくてもよいです。
また、今回はダイヤさんの先発が決まりしだい戦闘の流れを考えた上で特に安価を出す予定はないので、更新に合わせて張り付いていてもらう必要はありません。
いつ更新するかはっきりとしていないので… まぁのんびりやってもらえれば。
こないだの一日グラードン戦は書いてて大変だったろうに すみませんが
考える時間が取れずにいて、もう少しかかりそうです
お待ちください ¶cリ˘ヮ˚)| どれくらいのペースで保守すれば堕ちないのかしら……? 1日2〜3回しとけば保守忘れの心配もないんじゃ無いかな お待たせしました、保守ありがとうございます
再開します
黒澤母「揃いましたね。では、手を合わせて」
「「「いただきます」」」
黒澤母「明日からまた学校ですね。ルビィさん、準備は済ませましたか?」
ルビィ「んぐ!」
ルビィ「だ、だいじょうぶだよ!なんでルビィばっかりゆうの!?おねいちゃんは!?」
ダイヤ「わたくしはきちんと課題も終わらせたし明日の持ち物だって確認を済ませ、準備は万端です」
黒澤母「そう、さすがですね。生活のリズムを戻さなくてはならないのだから、今晩はいつものように遅くまでゲームをせず、早めに寝るのですよ」
ダイヤ「 」 ルビィ「おねいちゃんは最近オメガルビーばっかりやってるからなあ」
ダイヤ「や、やかましいわよ!今日はみんなで遊んだでしょうが!」
ルビィ「果南ちゃんがゆってくれたからね。じゃなかったらずっとオメガルビーやってたでしょ」
ダイヤ「皆さんがやれと言うから!」
果南「おばさん、お代わり貰っていいですか?」つご飯茶碗
黒澤母「ええ、もちろん。たくさん食べてちょうだいな。今日は果南さんがいるからと多めに炊いてありますからね」ペン
果南「ありがとうございます!おばさんのご飯久し振りですけど、やっぱり美味しいですね」
黒澤母「うふふ、ありがとうございます」
ルビィ「じゃあルビィもおかわりする!」
黒澤母「あら珍しい」 果南「お姉さんがたくさん食べてるの見て、羨ましくなったんでしょ〜」
ルビィ「そんなことないも〜ん。あ、おかあさん、半分くらいでいいよ」
黒澤母「はいはい」
果南「このお漬物も美味しい!」ポリ
黒澤母「小さい頃は苦くてイヤだと言っていたのにね」クス
果南「え、そんなこと言ってました?うわ、小さい頃の私ばかだったんだな〜」ポリポリ
黒澤母「うふふ…」
ダイヤ「…」
ダイヤ「なぜ果南さんが我が家の食卓にいるのですか?」
果南「おい!」 果南「ルビィが泊まっていけばって誘ってくれたからだよ」
ダイヤ「なぜ誘ったの?」
ルビィ「えっ」
果南「おい」
ダイヤ「いえ、今のは言い方が悪かったわ。わざわざ一度帰宅してまた戻ってきてまで泊まらずとも、明日や明後日でもよかったのではないかと言いたいのです」
果南「それはー、ねえ。思い立ったが吉日ってやつだよ。ね、ルビィ」
ルビィ「う、うーん…」
果南「あれ!?ルビィちゃん!?援護は!?」 回想
果南『対戦ってさ、どうやってやるイメージでいる?』
ルビィ『どうやってって?』
果南『ダイヤと向かい合ってやった方がいいのか、通りすがりの知らない人として対戦を申し込んだ方がいいのか、ってことだよ』
ルビィ『あー…どっちがいいんだろう…』
ルビィ『友達に負けたってゆう方が、危機感でるかなあ?』
果南『ん、おっけ。じゃDS持ってルビィん家に行けばいいよね』
ルビィ『うん。おねいちゃん、オメガルビーはパソコンないとできないって思ってるからね』
果南『その勘違いはそろそろ解いてあげてもいいと思うんだけど…まあいいや。今日行って平気かなん?』
ルビィ『え?うちはいいと思うけど、パーティの準備は…』
果南『一匹努力値振るの途中の奴がいるからそいつだけ振り終われば、すぐ始められるよ?』
ルビィ『え、やば…』
ルビィ (そ、そうなんだ…)
果南『本音と建前引っくり返ってるっぽいけどどっちもどっちだよね、それ』
回想終わり
ルビィ (別に今日来てって言ったつもりなかったし、今日できるとは思ってなかったんだけどなあ…) 果南「とにかく!泊まりにきちゃったもんは仕方ないんだから、今日は私が泊まりにきたことを楽しもうよ」
ダイヤ「泊まりにきたあなたが言いますか。ルビィの反応を見るに、ほぼあなた一人で強行したとすら思えるのですが…」
果南「それは後でルビィと話し合っとくよ」
ルビィ「怖いからヤです」
黒澤母「ダイヤさん。大切な友人に意地悪を言ってはいけませんよ。淡島から我が家へ来るのも歩いて五分というわけではないのですから」
ダイヤ「ですからわたくし達が誘ったのではないとしたら、それは果南さんご自身の責任で──」
黒澤母「ダイヤさん」
黒澤母「友人が泊まりにきて嬉しくない人などいません。わかったら、いつまでもほくろを掻いていないで、早く食べてしまいなさいな」ニコッ
ダイヤ「…っ」//
果南「さすがのダイヤも、おばさんの前じゃ形無しだねえ」ニヤニヤ
ルビィ「え〜、そう?おねいちゃん、果南ちゃん達と仲直りしてからはずっとこんな感じだよ」ニヤニヤ
ダイヤ「二人とも!やかましい!」//
黒澤母 ニコニコ 食後
果南「ダーイヤっ。お風呂、一緒に入る?」ハグッ
ダイヤ「入りません。沸かしてありますからお先にどうぞ」
果南「よーし、行くよルビィ!」ガシッ
ルビィ「は〜い」ゞ
ダイヤ「いえ、あの」←掴まれてる
果南「友達の家に泊まってるのに、しかもあんな広いお風呂に一人で入るなんてもったいないじゃん」←掴んでる
ルビィ「千歌ちゃんのとこほどは広くないけどがまんしてね!」←お風呂セット抱えてる
果南「温泉旅館と比べるつもりなんかないって。あっちは九人、こっちは三人用でしょ」
ダイヤ「三人用ではありませんが」
ルビィ「あっちも別に九人用ではないと思うけど」
果南「つべこべ言わずにレッツお風呂タ〜イム♪」ズルズル… ←引きずってる
ダイヤ「だぁぁぁから!だったら始めから『一緒に入る?』と聞くなど回りくどいことをせずにぃぃ〜〜……」ズルズル… ←引きずられてる
ルビィ「おふろはいってきまーす!」テテテ… ←お風呂セット抱えてる
黒澤母「はい、行ってらっしゃいな」ニコニコ 風呂上がり
ダイヤ「で」ホカホカ
ダイヤ「なぜ果南さんはゲームをしているのですか」
果南「んー、今のうちに済ませないといけないことがあってさー」カチカチ
ルビィ ヒョコ
テンガロン『パルンパパルパルゥ!』カットイン!
フワァー…
『うわっ!野生の ズバットの 群れに 遭遇した!』
ルビィ (がっつり努力値振ってる…)
ダイヤ「…友達といるのにゲームをするというのは、不健康だしナンセンスではありませんか」ブスー
ルビィ (果南ちゃん!お姉ちゃんお喋りしたがってますけど!?)
果南「そっちは任せた!」カチカチ
ルビィ「準備できてないなら来ないでよー!」 ルビィ「ぉ、おねいちゃん」
ダイヤ「なんですか」ムスゥ
ルビィ「果南ちゃんが一人でゲーム始めちゃったし、その、おねいちゃんも…オメガルビーやるのは、どう…かな…」
ダイヤ「…今日はたくさんやったし、明日から生活のリズムを戻さなくてはならないのだから、遅くまでゲームをするというのは」
ルビィ「お、遅くまでやらなきゃいいんじゃないかな。ほら、もくたんちゃん達に、一日おつかれさまって、明日からもよろしくねって、あいさつだけでも…」
ダイヤ「一旦始めたらどうせ遅くまで殺ってしまうでしょうが!」
ルビィ「それはおねいちゃんの問題でしょ!」
ダイヤ チラッ
果南 カチカチ
ダイヤ「…はぁ。本当に、この方はなにをしにいらしたのか…」
ルビィ「ね、ね。役立たずの果南ちゃんなんかほっといてさ、オメガルビーしよ?」
果南 (──誰が私を貶めろって言った!?) ガーンッ
ルビィ (いいから早く振り終わって!)
ダイヤ「でも、もくたんちゃんに労いをかけておくというのはよい考えね。せっかく『手も空いたことですし』、そうしましょうか」
果南 (わーお圧が凄いよ) カチカチ
ルビィ (調整ミスっちゃえ)
果南 (お願いしてきたのは誰だったかなん!?) ダイヤ「今日はたくさん頑張りましたね。もくたんちゃんも、りこちゃん♡達もみんな」
ダイヤ「まマさんがご自身の力をきちんと制御することができるよう、みんなでサポートしていきましょうね」カチカチ
ダイヤ「とは言うものの…」
→まりのママ カチ
ダイヤ ゴクリ…
ダイヤ (──やはり、強い…!)
ダイヤ (実際に対峙したのだからその強さは知っていたつもりだけれど、こうして数値にして見ると、やはり他のコ達より頭一つ抜けている)
ダイヤ (決して力に溺れるわけではないけれど、まマさんがいれば、そう──最後のルネジムも、ポケモンリーグとやらだって──)
ルビィ「…」
ルビィ (お姉ちゃんは頭がいいだけに、レベルと各能力の数字と、色んなものからグラードンの強さがわかっちゃうんだろうな)
ルビィ (──そこに、隙が生まれる)
ルビィ (高威力わざで殴り続ければいいだけのこれまでの戦闘とは一線を画する戦いが、もうすぐやってくる。だから──その前に──)
果南「…完成」
ルビィ「!」
果南「ねえ、ルビィ。もう──申し込んでいいのかなん──?」ニィ…
ルビィ「…!」
ダイヤ「────」
ルビィ「────」
果南「────」
思惑渦巻く(?)通信対戦が、間もなく始まる…! なおこの対戦も生放送で配信しているのでコメントはできますが、戦闘の流れが変わったりダイヤさんの思考に大きく影響したりするものは拾えないと思いますのでご容赦ください おー、帰ってきてた!いちおつ!!
>ルビィ 『え、やば…』
ルビィちゃんもいまどきJKなんだなぁ。 ルビィ「あ、ちょ、ちょっとだけ待って…!」
果南「早くしてって言ったり待ってって言ったり、忙しいなあ」
ルビィ「おねいちゃん!」
ダイヤ「うん、なに?」スッスッ
ルビィ「ポケパルレやってないでえ!」
ダイヤ「な、なんですか…あなたにポケパルレを止められる謂れはないわよ…」
ルビィ「うう、そうなんだけど、そうじゃなくって、今はちょっとだけやめて!」
ダイヤ「まったく、なんだと言うの」
果南「愛せるうちに愛してあげておいた方がいいんじゃな〜い?」
ルビィ「言い回し怖いよ!」 やがて…
ルビィ (これなら、なんとか…体裁だけはまともになったかな…)
ダイヤ「まだルネジムへ挑むのはもう少し先なのだから、慌てて今準備をしなくても…」
ルビィ「う、うん。でもほら、つい忘れちゃったらだめだし、ね?」
ダイヤ「やれやれ、ルビィは心配性なのだから。はいはい、ありがとう。これでいつどんな戦闘が起こっても慌てずに対応することができるわ」
果南「…へえ」
ルビィ「!」
ダイヤ「あなたはなんですか、先ほどからお一人でぶつくさと。我が家でお一人でやるゲームは楽しいですか?」
果南「んー、飽きてきちゃったかも」
ダイヤ「勝手な…」 果南「ところでダイヤ、『いつどんな戦闘が起こっても慌てずに対応することができる』んだよね?」
ダイヤ「は?オメガルビーの話ですが、聞いていたのですか…それがなにか?」
果南「なにかって、うーん…」カチカチ
ルビィ「お、おねいちゃん…」クイ
ダイヤ「なに──え…?」
『通りすがりの カナンさんが 対戦を 申し込んできました!』
ダイヤ「これ、は…」
果南「…ばあ♪」 ダイヤ「…!」
──『通りすがりの ルビィさんが 対戦を 申し込んできました!』
ダイヤ「以前にあなたとやった──」
ルビィ「…うん」
ダイヤ「カナンさんが、って…」
ダイヤ「果南、さん…?」
果南「だよ」
ダイヤ「か──果南さんもオメガルビーをやっていらしたのですか!?」
果南「そうだねえ。久し振りに触ったけど」
ダイヤ「そ、そうだったのですか…」
ダイヤ「意外とわたくしの周りには、オメガルビーを──ポケモンをやっている方がいたのね…」
果南「ねえ、ダイヤ。返事待ってるんだけど」
ダイヤ「へ?」
果南「だから、対戦」
『通りすがりの カナンさんが 対戦を 申し込んできました!』
ダイヤ「ぁ…」
果南「やる?やんない?」
ダイヤ「まだ驚いている途中なのですが…まあ、そんなことはよいですか」
ダイヤ「──もちろん、お相手いたしましょう」
果南「そう来なくっちゃね」ニッ 『対戦に 参加する ポケモンを 選んでください!』
ダイヤ「ああ、そうそう。確かこんな雰囲気でしたか──って、もしかしてルビィ、あなたこれがわかっていたから戦闘の準備などさせたのね?」
ルビィ「ぅゅ…」
ダイヤ「まったく、脈絡もなくやれ持ち物を見直せだの戦い方を考えてみようだの言い出すからなにかと思えば、」
ルビィ「お、おねいちゃん!選ぶのも時間の制限あるから早く…!」
ダイヤ「あら、そうなの?もう、それならばそうと先に言っておいてくれたらよいものを…ええと」
ルビィ (果南ちゃんのパーティはどんなんだろう…)
──ルビィ『果南ちゃんにお任せするけど、…変化わざのいやらしさが伝わるような感じとか、そうゆうのできる?』
ルビィ (メガゲンガーとか、スイクンとか、そういう感じだよね…)
ルビィ「──…え!?」 『カナン』
『アブソル♂ クロバット♂ ゴルダック♀』
ルビィ (結論パが一匹もいない…!?)
ダイヤ「どうかしたの?」
ルビィ「あ、ううん、なんでもない」
ルビィ (っていうか──見せ合いの時点で三匹しかいないって…)
ダイヤ「あら?果南さん、お手持ちが三匹しかいないようですが」
果南「うん。この三匹しか使わないからね。他のは連れてきてないよ」
ダイヤ「…わたくしはそ三匹を選ぶのですよね?よくわかりませんが、それでは果南さんのお手持ちに合わせて選べてしまいますが…」
果南「そうだね」
ダイヤ「そうだねって…」
ルビィ (お姉ちゃんの選出がどんなであれこの三匹で勝ってみせるっていう、絶対的な自信…!いや、もしかして選出まで読んだ上での…?)
果南 ニコニコ
ルビィ ゾッ… >>450
中断
×ダイヤ「…わたくしはそ三匹を選ぶのですよね?」
○ダイヤ「…わたくしは今から三匹を選ぶのですよね?」 ダイヤ「うーん…これはアブソルよね。それと、クロバット。この青いのは見たことがないような気がするけれど…」
果南「あんまり喋りながらやると、私に選出がばれちゃうよ」
ダイヤ「え?」
ルビィ「おねいちゃんがどの三匹を選ぶかってゆうのはまだ果南ちゃんにはわかんない情報だから、それも一つおねいちゃんの手札になるってことだよ」
ダイヤ「ああ、そういうことですか…」
ダイヤ「でもこちらからは見えているのにわたくしだけが一方的にそれを隠すというのは、フェアではないでしょう。どうせ戦うのならば条件は対等でなければ──」
果南「はは、ダイヤってば。まだわかってないの?」
ルビィ「!」 果南「私がなんで三匹しか連れてきてないと思う?」
ダイヤ「…なぜって、この三匹しか選ばないからだと今しがた自分で、」
果南「じゃなくてさ」
果南「私はパーティがばれてても、ダイヤがそれに合わせて選出しても、絶対に負けないって──だから三匹しか連れてきてないんだよ」
ダイヤ「は…」
果南「ダイヤと私は最初から対等なんかじゃない。対等な条件で対戦なんかしても、勝負にならないんだって」
果南「私が稽古つけてあげるから、今ダイヤが出せる全力でぶつかってきなって言ってるんだよ──!」
ダイヤ「──────」カッチーーーン ダイヤ「ほ…ほおおおおう…?これまた果南さんらしくない、随分な物言いをなさるではありませんか…!」ヒクッ
ルビィ (ひ…ひええ…)
ダイヤ「わたくしでは勝負にならない?稽古つけてあげる…?」
ダイヤ「──上ッ等ですわァ!!その大口を取り下げもくたんちゃん達に謝らせてやろうではありませんか!!」
果南「選出時間、迫ってるよ」クイ
ダイヤ「言われるまでもありません!」フンッ
ダイヤ カチカチ…
果南「じゃ、私は向こう向いてプレイするから」クル
ルビィ (お姉ちゃんから遠慮を取り除くためなのはわかるけど、煽り過ぎだよぉ…) 【コメント】やだ果南さんワルかっこいい……壁ドンして……
ていうかこの状況は放送されてたっけ? ダイヤ ジッ…
『アブソル♂ クロバット♂ ゴルダック♀』
ダイヤ (──アブソルはあくタイプ。『わざが急所に当たりやすい』というとんでもないとくせいを有している上、攻撃力も高い)
ダイヤ (──クロバットはどく、ひこうタイプ。捕まえていないから詳細はわからないけれど、素早く、非常に強力なわざ『アクロバット』が印象に残っている)
ダイヤ (残る一匹は知らないポケモン、推測をするしかないけれど──)
ダイヤ ジィィッ…
ダイヤ (これは…くちばし?カモノハシのような造形…それに、手足にみずかきがあるようにも見える)
ダイヤ (やや安易かもしれないけれど、推測するに──みずタイプのポケモンと見た)
ダイヤ (それならばこちらから戦闘に出ていただくのは──選出をするのは、)
ダイヤ「…」カチカチ…
ルビィ「…」ムムム… ダイヤ「…これでよいでしょう」
果南「お、決まった?勝てそう?」
ダイヤ「勝ちますが。もくたんちゃん達の絆を軽んじたこと、反省させてあげますから覚悟していなさいな」
果南「ふふ…楽しみだね、それは。とか言っておきながら三タテなんてのは勘弁してよね」
ダイヤ「さんたて…?」
ダイヤ「果南さんこそ、ウサギとカメたらぬよう気を引き締めておいでなさい」
果南「じゃ、いいよね?ルビィ」
ルビィ「う、うん…だいじょうぶだよ」
果南「さーて」
果南 コキッ…コキッ…
果南「やったろうかねえ…!」ニィィ…
【コメント】やだ果南さんワルかっこいい……壁ドンして……
ダイヤ グッ
『ポケモントレーナーの カナンが 勝負を 仕掛けてきた!』 始まらなかった。
配信されてます、コメントもできます! ダイヤ (第一手…)
ルビィ (おねいちゃんと果南ちゃんの対面は…)
『カナンは かげむしゃを 繰り出してきた!』
『いっておいで!よしこ!』
よしこ『グーゲェッ!』
ルビィ (──アブソル対ドクケイル!)
ダイヤ「!」
果南「お、まじか」
ダイヤ (アブソルはあくタイプ。それに対してよしこさんはむし、どくタイプなのだから、これは…)
ルビィ「おねいちゃんが出し勝った…!」 ダイヤ「やはりそうですか、これはわたくしにとって有利な状況ということよね」
ルビィ「この対面ならね…」
果南「初手よしこかあ。これは、うーん…普通に読み間違えたなあ」
ルビィ (とは言っても、もちろん果南ちゃんには交代の手がある。それに普通にしてればアブソルが上を取れるだろうから、居座ってなにかしてくる可能性も充分ある)
ルビィ (…さすがにそんなぺらぺらとアドバイスするわけにはいかないけど…)
果南「ルビィ、いいよ?ダイヤのセコンドに付いてあげても」
ルビィ「! え、でも…」
ダイヤ「大丈夫よ」 ダイヤ「先ほどからの様子を見るに、わたくしより豊富な知識と経験をお持ちなのでしょうが…」
ダイヤ「だからと言って、相手を舐めてかかり、あまつさえ手を抜いてくるような方に、わたくしは絶対に負けませんから」
ダイヤ「ルビィは安心して見ていなさいな」
ルビィ「…うん。がんばって」
果南「手を抜いてるつもりなんかないんだけどなー」
ダイヤ (果南さんがどんなことをしてくるのか、アブソルにはどんなことができるのか、わたくしには圧倒的に知識が足りない。なれば下手に複雑な予測をするよりも、ここはまず強気に攻めて──流れを掴む!) カチ
ルビィ (──ターンが動く。先に動くのはかげむしゃだと思うけど…)
『カナンは かげむしゃを 引っ込めた!』
ダイヤ「!」
『カナンは クギバットを 繰り出してきた!』
ルビィ「クロバット…!」 ルビィ (…当然の選択、かな)
ルビィ (かげむしゃを温存するためなのか、それとも本当に打点がないのか、どっちもなのか…真意はまだわかんないけど。これで)
『よしこの むしのさざめき!』キシキシキシ…
『こうかは いまひとつの ようだ…』
ダイヤ「く…!」
果南「居座って真っ正面からやり合うだけが戦い方じゃない。不利な対面ならきちんと切り替えて、負け筋を作らないこと」
果南「果南ちゃんのポケモン講座その一、ってところかなん」
ダイヤ「たった一度の攻撃を上手くかわした程度のことで、随分と喋るではありませんか。もしかして、表の態度ほどには自信がないのですか?」
果南「先輩の教えだよ。ま、素直な気持ちで受け取っておきなって」
ダイヤ「それはどうも」
バチバチバチバチ…
ルビィ (ふ、雰囲気ぃ…!)
クギバット『…』
ルビィ「──ってゆうかニックネームぅ!」
クギバット残り体力:93.7% クギバット『…』
よしこ『…』パタパタ…
ダイヤ (このクロバットというポケモン、ズバットの進化した姿であるからと舐めていては痛い目に遭う…)
──『相手の クロバットの アクロバット!』
──『こうかは ばつぐんだ!』
──ダイヤ『ぐ…さすがの効果抜群。こうでなくては、秘密組織の総大将の名が泣きますものね…』
──『ようちゃんの ブレイズキック!』ボウンゴアアッ
──ルビィ『たえられちゃったね…』
ダイヤ (ようちゃんの体力をごっそりと削る攻撃力に、その反撃を耐え抜く防御力──あの戦いがなければ、ここで選択を誤っていた可能性も充分にある)
ダイヤ (ここまでわたくし達が経てきた全てが、今に繋がっている。これまでの旅が決して無駄なものではなかったことを証明するためにも、この戦いに──勝ちたい…!) カチ ルビィ (続く2ターン目、お姉ちゃんは)
もくたん『もどっておいで、よしこ!いっておいで!まりのママ!』
果南「!」
まりのママ『ぐらぐらるぅぅぅぅ!』
ルビィ (まマさんに交代する)
ダイヤ「せっかくなので、さっそく先輩の教えとやらを取り入れてみることにしました。ひこうタイプのわざを放たれては危険ですからね」
ダイヤ「そしてここで──」
『グラードンと べにいろのたまが 反応した!』
キィィィィン…
ズズゥッ ウォォオオァァッ
『グラードンは ゲンシグラードンに ゲンシカイキした!』
ダイヤ「まマさんが、ゲンシカイキする!」
『まりのママの おわりのだいち!』
『日差しが とても 強くなった!』
ダイヤ「場もまマさん向けの状態に仕上がったけれど、さて──果南さんはどう迎え撃ってくださるのかしら…?」
ルビィ (…そしてそれは)
果南「…だーよね♪」
ダイヤ「!?」
果南「ここぞって戦闘で今のダイヤがグラードンを選出することくらい、ちょっとプレイングを見てれば誰の目にも明らかだよ」
ルビィ (100%、読まれてる…!) 果南「先発で出してくると思ったんだけど、そこは読みが外れちゃって残念だったね」
ダイヤ「な──なにを余裕そうな態度を!果南さんだってポケモンに明るいというのならば、まマさんが…ゲンシグラードンがどれだけの力量を備えているのかご存知でしょう!」
ダイヤ「たとえクロバットと言えど、生半可な攻撃ではロクにダメージを与えることもできませんわよ…!」
果南「そう、かもねえ」ニヤ…
ルビィ (ここでまマさんが出てくることは、果南ちゃんには当然わかってたはず。合わせてゴルダックに交代してくる?居座るんだとしたら、一体なにを…)
果南「だったら、こんなのはどうかなん?」
『クギバットの いばる!』フンスッ
ルビィ (──いばる!)
『まりのママの こうげきが ぐーんと 上がった!』
『まりのママは こんらん してしまった!』
果南「ゲンシグラードンには、ゲンシグラードン自身に攻撃させるさ…!」 ダイヤ「混乱、ですか…」
ルビィ (まマさんのわざは、ふんえん、ビルドアップ、じしん、だんがいのつるぎ。クロバットにはじめんわざが通らないから、普通に考えればここはふんえん──お姉ちゃんがビルドアップを選ぶとは思わないし、選択としてもない)
ルビィ (ふんえんは特殊わざだから、こうげき上昇の恩恵を受けられない。つまり、素ダメふんえんか混乱自傷、これもないとは思うけどまマさんが引いて交代、のどれか)
ルビィ (リスクを負うことなく混乱だけを刺したってことだよね)
ルビィ (次、果南ちゃんはゴルダック交代が安定択──まさか今のお姉ちゃんにそれを読んでじめんわざを撃つなんてことは絶対にできないし、そもそもノーてんきのことを知らないはずだから…)
ルビィ (ここが一つ、ターニングポイントだね…)
果南「………」 ダイヤ (相手はクロバット。こちらはまマさん。まマさんはいばるを受け、こうげきがぐーんと上がる代わりに混乱してしまった)
ダイヤ (ここでわたくしが取るべき行動は一体なにか…?)
ダイヤ (厄介なのは…)
クギバット『…』
ダイヤ (相手がクロバットだということね)
ダイヤ (混乱は他の状態異常と異なり、交代することで治る。まマさんがご自身を攻撃してしまうリスクを避けるのならば一旦引くのがよいのでしょうけれど…) チラッ
果南「…」
ダイヤ (本当にそうなのか)
ダイヤ (わたくしが持っている有利は、選んだ三匹のうち、残り一匹を知られていないこと。ここでその有利を保とうとすれば、交代で場に出ていただくのは必然よしこさんとなる)
ダイヤ (果南さんは──それを誘っている…?) ダイヤ (よしこさんが再び登場するとして、果南さんがそれを『待って』いたとしたら)
ダイヤ (果南さんの次の行動は──ひこうタイプの攻撃わざ)
ダイヤ (だったらわたくしはそれを『待って』、ここでの行動は──上がったこうげきを活かして、クロバットへのふんえんカウンター!) カチ
果南「…ここ、結構リスキーなんだけどさ」
ルビィ「…………クギバットさん居座り!?」
『クギバットの くろいきり!』グァサァァア…
『全ての 能力が 元に 戻った!』
ダイヤ「能力が元に…!?それって、」
ルビィ「…まマさんのこうげきが、ぐーんと上がってたのがなくなっちゃったってことだよ」
【コメント】えげつねェな…
ダイヤ「そんな…!それすらも待たれていたの…!?」 果南「…?別に、ゲンシグラードン居座りは読んでたっていうか当然だし、特に待ってもいなかったけど…」
ダイヤ「!? ???」ピヨピヨコンコン
ルビィ「おねいちゃんが混乱してしまった!」
ルビィ (お姉ちゃんなりになにか考えてて、それが外れちゃったってことなのかな。クギバットが居座ったことを驚いた感じじゃなかったもん…ね?)
果南「どっちかって言うと、ここは私が勝負に出た場面なんだけどね」
ルビィ「そ──そうだよ!だって晴れ下でゲンシグラードンのふんえんなんか、」
果南「クロバットに耐えられるはずがないもんね。特殊耐久には振ってないし、極振りしてても致命傷は避けられないだろうけど。それでも」
果南「先輩として胸を貸すってんだから、安定択ばっかりで詰み将棋なんかしてたって仕方ないでしょ」ニヤッ
ルビィ (つ──強気…!ものすごい強気の行動だ…!) 果南「それにね、ちょっと理屈に頼ったところもあるんだよ」
ルビィ「え?」
果南「C特化ならまだしも、ダイヤのゲンシグラードンは野生産で個体値は不明瞭だし努力値だってばらけてるだろうからね」
果南「もしここでふんえんが命中しても、耐えるんじゃないかなってさ」
ルビィ「そ…っ」
ルビィ (その程度の推測で、この局面でゴルダック交代をせずに居座りくろいきりなんて…無謀とすら言えるよ…)
果南「ほら、見ててよルビィ」
『まりのママは 混乱している!』ピヨピヨコンコン
『まりのママは わけも分からず 自分を 攻撃した!』
ダイルビ「「!!」」
果南「強気なプレイングこそが、勝利を呼び込むのさ…!」
まりのママ残り体力:89.4% 今朝はここで。
このペースで進むと結構かかりそうですね、思ったより進みが遅いです。
気長にお付き合いください あかん、俺も混乱してきた。
攻撃上げるとリスクはあるけど混乱ダメージも上がるのでは?なぜかなんちゃんは黒霧を……? ORASってRSEのリメイクとして見るとあまりいい出来とは言えない作品だよな
当時はリメイクと聞いてめっちゃワクワクしてたのに情報が解禁されていくにつれ困惑が強くなっていった記憶 ダイヤ「くっ、この…!まともに攻撃もしてこず、ちょこまかと交代したり混乱させたりと小賢しい真似ばかり…!」イライラ
果南「それも立派な戦術だよ。現に、ダイヤはその戦術を前に押され気味なんだから」
ダイヤ「そんなことくらい言われずともわかっています!」
果南「うー、こわ」
ルビィ「お、おねいちゃん、落ち着いて…冷静にならなくちゃ…」
ダイヤ「そうですがッ、んんんん…!」ギリギリ…
ルビィ アワワワ…
ダイヤ「次こそ必ずふんえんをあてて、あの憎たらしいクロバットを地に落としてあげなさい!」カチ
果南「へえ、ふんえん撃つんだ。おっけー、じゃあ私はこうしよっと」カチカチ
ダイヤ「あっしまった、つい口に…!」ハッ
ルビィ「あぅぅ…おねいちゃん…」
ルビィ (やっぱり画面越しの方がよかったかなあ…果南ちゃんの盤外戦術で、考えも行動も短絡的になっちゃってる…) 『カナンは クギバットを 引っ込めた!』
ダイヤ「また交代…!」
ルビィ「!」
ルビィ (ここで交代ってことは──)
『カナンは マリアナを 繰り出してきた!』
ルビィ (──ゴルダック!だったらとくせいはもちろん、)
ダイヤ「ここでこのポケモンが出てくるのですか…!ええいっ、そのポケモンがどんな小手先戦術を放ってこようが関係ありませんわ!まマさん!」
『マリアナの ノーてんき!』
『天気の 影響が なくなった!』
ダイヤ「超火力のふんえんで吹き飛ばしておしまいなさいな!」
果南「……ふんえんって、ほのおタイプのわざだよ?」
ダイヤ「は?なにを今さら──」 『まりのママの ふんえん!』ブオオボオオッ
『こうかは いまひとつの ようだ…』
ダイヤ「──ぅ…!?」
ダイヤ (効果今一つとは言え、まマさんの攻撃をここまで耐えるなんて…)
果南「おー…」
果南「まあ、いいくらいかな…」
ダイヤ (しかし、ほのおタイプのふんえんが効果今一つということは、やはり…)
ダイヤ「そのマリアナさんとやらは、みずタイプのようですわね」
果南「ん?うん、そうだよ。みずタイプのあひるポケモン、ゴルダック。そっか、ダイヤはゴルダック見たことなかったんだね」
ダイヤ「ええ、そうですわね…」
ルビィ (しれっと分類覚えてるんだけどこのポケ廃さん) 果南「さてさて、ご自慢のゲンシグラードンでも満足にダメージを与えられないみたいだけど、どうする?ダイヤ」
ダイヤ「二度も同じ手には乗りませんわ、言うものですか」フンッ
果南「おっ、経験が活きてるね」
ダイヤ イラッ
ルビィ (頑張れ!頑張って耐えて、お姉ちゃん!)
ダイヤ ムム…
ルビィ (1ターン遅れてだけど、ここが一つの重要なポイント)
果南 (私がダイヤに教えられる──気づかせてあげられることは、全て教える。そのための対戦だから)
果南 (私の見立てが正しければ、ダイヤはきっと勘違いをしてる。鞠莉のスマホを覗いただけ、こうして数ターンを交わしただけだけど、ダイヤの頭の中なんか、口ぶりを聞けば大方の予想はつくからね)
果南 (ルビィ)
ルビィ コクン…
ルビィ (…あれ、そういえば…1ターン遅れたのって、果南ちゃんがくろいきりをしたからだけど…)
ルビィ (なんでくろいきりなんかしたんだろう…) 記述し損ねました
マリアナ残り体力:76.7%
まりのママ残り体力:89.4% 果南 カチ
ダイヤ カチ
ルビィ (えっと、えっと──第5ターン…!)
ダイヤ (先に動くのは──)
『まりのママの だんがいのつるぎ!』ズドドゴガァッ
ルビィ「!」
ダイヤ「──まマさんですわ!」
ルビィ (だんがいのつるぎが命中する…!)
果南「ゴルダックじゃ、ほとんど最速にしないとゲンシグラードンは抜けないからね。それは必要な調整じゃないから」
ダイヤ (先のふんえんで、マリアナさんは体力が3/4ほど減っている)
ルビィ (だんがいのつるぎは、さすがに──)
果南「代わりに──」
マリアナ『…』
ダイヤ「たっ…!」
ルビィ「耐えたあ…!?」
果南「──耐久には厚く振ってあるんだよ」 ルビィ「耐えるんだ…あそこから、だんがいのつるぎを…!」
果南「耐えたねえ。結構危なかったけど」
ダイヤ「体力は赤…あとほんの少しで倒しきることができたのね…っ」
『マリアナは オボンのみで 体力を 回復した!』
ダイヤ「!」
ルビィ「オボン持ち…」
果南「ま、ゲンシグラードンを前にこんだけ回復しても焼け石に水だけどね。第六世代じゃ半分回復実がゴミだから、オボン持たせとくしかないよね」
ルビィ「ご、ゴミって…」
ルビィ (なんだっけ、まだないんだっけ…?いや、イアのみとかは普通にあったような………まあいっか。それよりも、)
ルビィ「このためのくろいきりだったんだ」
ダイヤ「え…?」
果南「そうだね」 ダイヤ「ど、どういうことですか…?」
果南「このゴルダックはゲンシグラードンの特化だんがいのつるぎを確定で耐えるように調整してるんだよ」
果南「ダイヤのその──まりのママ?がまさか特化なわけないけど、とは言えA二積みじゃさすがに耐えられないだろうからね」
果南「ここでだんがいのつるぎが外れることに賭けるよりは、あそこで混乱自傷に賭ける方がいくらか分がいいでしょ?」ニコッ
ルビィ「い──」
ルビィ (いやいや…どっちもどっちでしょ…!耐えるにしたってたぶんこんなの乱数の範囲だったんだろうし、一つひとつのプレイングが強気過ぎるよぉ…!)
ダイヤ「えっと、わからないのですが…」
ルビィ「あ、うんとね、さっきくろいきり使ってなかったら、まマさんのこうげきがぐーんと上がったままだったから、今のだんがいのつるぎでマリアナさんは倒れてたんだよ」
ダイヤ「…!なるほど…」 ダイヤ「いばるでまマさんを混乱させ、くろいきりでそれと引換えの強化を白紙に戻した──結果的に混乱という状態異常だけを押し付けられたのだものね…」
ルビィ「うん……………あれ?なんであやしいひかりとかじゃなくて、そんな回りくどいことを…クロバットってあやしいひかり覚えるよね?」
果南「!」
果南「………………………」
果南「覚えるね」
ルビィ「まさか忘れてたの!?」
果南「仕方ないじゃん!なぜかあのときの私はいばるくろいきりコンボが大正義だと思っちゃったんだもん!あやぴかなんか頭の片隅にも思い浮かばなかったんだよ!」
ダイヤ「どのときのあなたですか」
ルビィ「ポケ廃も人間とゆうことがわかりました」 果南「そんなことよりマリアナのターンだよ」
ダイヤ「随分タイムラグがありましたね」
ルビィ「跳躍時間がとんでもないみたいな現象でしょ(適当)」
【コメント】申し訳程度の水g人間アピール
果南「あ。引き続きカメラ止めといてもらっていいですか?ちょっとしばかなきゃいけない用事が」
ルビィ「そうゆう制度ないんでだいじょうぶです」
ダイヤ「先の展開はよ」
果南 コホン
果南「ゲンシグラードンはほのお、じめんタイプ。対するマリアナはみずタイプだよ?よく交換せずに居座ったね」
ダイヤ「は」
ダイヤ「ふ…果南さん、まさかとは思いますが…ご存知でないのですか?」
果南「うん?なにをかなん?」
ダイヤ「まマさんは確かにみずタイプのわざを浴びれば尋常ではないダメージを受けるでしょう。──浴びれば、ね」
果南「…ふうん?」 ダイヤ「ポケモンの知識がどれだけ豊富なのかは知りませんが、肝心要の一点が抜けていてはお話になりませんわよ」
ダイヤ「ご存知ないというのならば教えて差し上げましょう」
ダイヤ「このまマさんの前では、いかなるみずタイプのわざも蒸発して届くことがない──」
ルビィ ギュッ…
『マリアナの アクアテール!』
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「──の、で…す………」
ダイヤ「…………ぇ…」
まりのママ『…』
果南「結構効いたように、私には見えるけどねえ」
マリアナ残り体力:29.4%(オボンのみ発動後)
まりのママ残り体力:21.1% ダイヤ「な、ぜ…」
まりのママ『…』ピコン…ピコン…
ダイヤ「なぜ…!?」
まりのママ『…』ピコン…ピコン…ピコン…
ダイヤ「──なぜなのですかッ!?」
ダイヤ「だってまマさんはとくせい『おわりのだいち』があって、あのときも!」
──『相手の ホエルコの みずのはどう!』
──『こうかが ないようだ…』
ダイヤ「あのときも!」
──『相手の ペリッパーの しおみず!』
──『こうかが ないようだ…』
ダイヤ「あのときだって…っ!!」
ダイヤ「一番の弱点であるみずわざを浴びたことなど、今まで一度だってないのに…ッ」
果南「ダイヤ」 ダイヤ「果南、さん…!」キッ
果南「睨まないでよ。私がちゃんと教えるから、」
ダイヤ「あなたが…あなたがなにかいらぬことをしたのですか…!」
果南「そうじゃないよ。これは純粋な知識の問題で、」
ダイヤ「まマさんのとくせいをなかったことにするようなッ、余計ななにかを──」
果南「いいから聞けって!!」
ダイヤ「…っ」ビクッ
ルビィ「か、果南ちゃん…」 果南「まりのママがピンチになったのは、ダイヤが勘違いしてたからだよ。正しくない知識を盲信してたからだよ」
果南「それをさ、教えてやるって言ってるんじゃん…!」
ダイヤ「果南さん…」
ダイヤ「いえ、そんな、わたくしは…だって、きちんとまマさんのとくせいを理解して…」
果南「ダイヤ。ポケモンバトルは一匹でやってるんじゃない。相手と二匹でやってるんだよ」
果南「レートで鳴らした私だって、普段あんまり見ないポケモンのとくせい一つを勘違いしてたせいで流れを全部持っていかれて、そのまま惨敗することだってある」
果南「ダイヤ、ゴルダックのとくせいがなんなのか、言える?」
ダイヤ「そ、れは…言えませんが…わたくしはゴルダックを捕まえたことがない、見たのも今この場が初めてのことで…」
果南「ゴルダックに交代したときさ、ちゃんと表示されたじゃん。とくせい」
ダイヤ「え…」
──『マリアナの ノーてんき!』
──『天気の 影響が なくなった!』
ダイヤ「…あ…!」ハッ 果南「あのときダイヤは私のチマチマした戦術にイライラしててよく見てなかったみたいだけど、ちゃんと表示されてたでしょ。冷静になって考えれば、気づけたはずでしょ」
果南「天気の影響がなくなるってのが、どういうことかってことくらいさ」
ダイヤ「天気の影響がなくなる…」
──『まりのママの おわりのだいち!』
──『日差しが とても 強くなった!』
ダイヤ「…大日照状態ではなくなっていた、というの…?マリアナさんが戦闘の場に立った、あのときから…」
果南「そうだね」コク
果南「だからふんえんはいつもほどのバカみたいな火力が出なかったし、アクアテールは蒸発なんかせずにあたったんだ」
ダイヤ「………!」
──『まりのママの ふんえん!』ブオオボオオッ
──『こうかは いまひとつの ようだ…』
──ダイヤ (効果今一つとは言え、まマさんの攻撃をここまで耐えるなんて…)
ダイヤ「あそこですでに、その片鱗は見えていた…」 果南「ここまではなんとか進んでこられたみたいだけど、ここから先は──もっと強い相手がどんどん出てくるんだよ」
果南「とくせい、わざ、フィールド効果、天候、色んなものに目一杯気を配ってないと、どこからどんな形で刺されるかわからない」
果南「そういう戦いに、ダイヤは踏み出そうとしてる──大切な仲間達を連れていこうとしてるんだよ」
果南「まだまだダイヤはポケモントレーナーとして未熟なんだから。少しだって慢心しないで、一つひとつ、確かめながら戦っていかなくちゃ」
果南「大切な仲間達を、傷つけたくないんでしょ?」
ダイヤ「────はい…」
果南「ん、よし。そんじゃバトルの続きやろっか!まだまだ始まったばっかり、楽しまないとね!」
ルビィ「かなんちゃん…」
果南「ね、ルビィ。こういうことが伝えたかったんだよね、ダイヤに」
ルビィ「…………」
果南「あれ、ルビィ?」
ルビィ「かなんちゃん──こわかったああああああっ!!」
果南「──へ…!?」 ルビィ「あんな!あんな怖い言い方しなくっていいでしょ!おっきな声ださなくっていいでしょ!」ポコポコ
果南「わ、や、でも伝えたかったのは…」
ルビィ「そーだよ合ってるよ!ゆってくれたことは全部合ってるー!でもあんな怖くゆわなくていーじゃんってーー!」ポコポコ
果南「そ、怖かった?ごめ、そんなつもり…ちょ、叩くのやめれば…」
ルビィ「んーーっ!んーーっ!」ポコポコ
果南「だ、ダイヤ…ルビィを…」
ダイヤ プルプルプル…(涙目)
果南 ギョッ
ダイヤ「わたくしもっ、ルビィにっ、同意見、ですっ!」ボコッ
ダイヤ「果南さんのお気持ちはわかるしっ、叱咤激励をしてくださったことに感謝もしますがっ、それでもっ、言い方っ、こわ、過ぎますからぁっ!」ボコッボコッ
果南「ちょ、痛っ、ダイヤは割としゃれにならない!体格!ルビィとの体格差を考えて!」
ルビィ「んーーーーっ!!」ポコポコ
ダイヤ「ん〜〜〜〜っ!!」ボコボコ
果南「わかっ、わかったから二人とも、謝るって、ちょ、」
果南「叩くのやめぇ〜〜〜〜〜〜っ!」 1.あやしいひかり
2.果南が怖くなり過ぎたこと
上記二点、すみませんでした…明日に続きます いちおつ。果南ちゃんもそらいらっとするよ。しゃーない。
ゴルダックはサンムーンの大会かなんかでも大活躍してたよね。友達のポケ廃がすげー興奮してた。 ※ みんな落ち着きました。
ルビィ「パーティはまだおたがいに三匹とも生き残ってる。体力の減り方はまマさんとマリアナさんがそれぞれぎりぎり、クギバットさんがちょっぴり削れてるってところ」
ダイヤ「想定外の事態で驚き取り乱してしまったけれど、ここから…!ここから、きちんと積み重ねていって、果南さんとの勝負を制してみせるわ」
果南「ふふ、私は負けるつもりは一切ないからね。やってみなよ」
ダイヤ「ふんっ、そうやって憎まれ口を叩くのもわたくしを鼓舞するためなのでしょう」
果南「ありゃ…ばれちゃった…」
ダイヤ「ありがたい配慮ですが、もう結構ですわ。元より果南さんが相手だからと手を抜くつもりも気を抜くつもりもありませんからね」
果南「そうだよね。そんじゃ、『廃人』と呼ばれることも多い私に──ダイヤの今の力、見せてみなよ!」
ダイヤ「言われずとも!」
ルビィ「よばれてるとかじゃなくて廃人さんでしょ」 ダイヤ (まマさんにもみずわざが有効となってしまうのであれば、それほど脅威なこともない。幸い先の攻撃は耐えてくれたものの、次に同じ攻撃を受ければ倒れるのは必至──とは言え)
マリアナ『…』
まりのママ『…』
ダイヤ (この局面──)
ルビィ (っていうか、さらっと言ったけど、特化だんがいのつるぎ確定耐えって…)
ルビィ (まあ、ゴルダックを積極的に採用する一番の理由はゲンシグラードンメタのはずだもんね)
まりのママ『…』
ルビィ (体力はあと二割くらい。まさか一撃を耐えるためだけの調整なんかしてるはずないから、きっと次の手は──) ダイヤ (弱点のみずわざも、それは浴びてしまえばというお話)
──『まりのママの だんがいのつるぎ!』ズドドゴガァッ
──『マリアナの アクアテール!』
ダイヤ (まマさんの方が先に行動できる…はずなのだから、ここは信じて攻撃しましょう。しかし先の場面、安易にだんがいのつるぎを選択したのはまずかったわね)
ダイヤ (だんがいのつるぎは命中率85%)
──果南『ここでだんがいのつるぎが外れることに賭けるよりは、あそこで混乱自傷に賭ける方がいくらか分がいいでしょ?』
ダイヤ (大切な局面であればあるほど、外れてしまう可能性があるわざは避ける。幸い、じしんでも確実に倒しきれるところまで体力は減っているし、じしんは外れることがないわざなのだから)
ダイヤ「──勝負!」カチ 果南「…ダイヤの手は、じしん」
ダイヤ「!」
果南「さっきのターンで先に動けることがわかったんだから、ここは命中安定のわざを選択。充分じしん圏内だしね」
ダイヤ「…クギバットさんへの、交代…」
果南「ん、それもなくはない選択肢なんだけどね。じしんを透かしたところでクロバットが一撃で倒せるか怪しいし、引かれちゃったら次いつ出てくるか読みづらくなる」
果南「ここではゲンシグラードンが居座ることを前提に、確実に処理しておくよ」
ダイヤ「ですが、すばやさはまマさんの方が高いはずでしょう。まさかじしんを耐える術をお持ちだとでも…?」
果南「これも、ダイヤに覚えておいてほしいことの一つ」カチ
ダイヤ (一体なにが…) 『マリアナの アクアジェット!』
ダイヤ「!!」
ダイヤ「なっ、先に──」
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「ま──まマさん…っ」
『まりのママは 倒れた!』
果南「こういう、必ず先手を取れるわざを先制わざって呼ぶんだけどさ」
ダイヤ「先制わざ…」
果南「でんこうせっかとか、よく見ない?」
ダイヤ「あ…見ます…!そう、なるほど、先制わざですか…」
果南「これが頭から抜けてると、今みたいなことが起こるんだ。すばやさで勝ってるからここで倒せるって思い込んでたら、思わぬ一撃を受けちゃうってことがね」
ダイヤ「くっ…肝に命じておくとしますわ…」 ルビィ「果南ちゃん、このためにわざと…」
果南「お、さすがルビィ。よく気づいたね」
ダイヤ「なんですか?」
ルビィ「ゴルダックがゲンシグラードンを倒すなら、なみのりでいいんだよ」
果南「そう。なみのりなら、………(こっちが無振り、ゲンシグラードンが耐久極振りでも、有利な乱数で)…一撃で倒せる可能性が高い」
ルビィ (素人に配慮した物言い!この廃人…できる…!)
ダイヤ「それならばなぜなみのりではなくアクアテールとやらを……ああいえ、それこそがわたくしへの教えということなのですね」
果南「みずわざが通るのを知った上でまりのママが居座るかどうか怪しかったから、ちょっと怖かったけどね」
ダイヤ「まんまと思惑通りの動きをしてしまったということですか…」 ダイヤ (相手はみずタイプのマリアナさん。となればここで出ていただくべきは当然──)
→りこちゃん♡ カチ…
ダイヤ (しかし、果南さんの控えにはクロバットがいる。それを思うと決して安全な選択ではないものの…)
『よしこ』
ダイヤ (よしこさんに代わっていただいたとしてもそれは同じこと。それ、ならば…)
もくたん『よくやった、まりのママ!いっておいで!りこちゃん♡!』
りこちゃん♡『ジュオオオゥッ!』
果南「三匹目はりこちゃん♡──だよね」
ダイヤ「一番信頼しているコですから」
マリアナ残り体力:29.4% ダイヤ (さて、ここですが)
ダイヤ (メガシンカは外せない選択として) カチ
ダイヤ (わざ…)
ダイヤ (順当に考えれば、マリアナさんに最もよく効くであろうリーフブレードですが…)
果南「…」
ダイヤ (相手は果南さん。これまで戦ってきた誰よりも知略と戦術と実力を備えた強敵──)
ダイヤ (──だったら!) カチ
ルビィ「!」
果南「ジュカインって結構速いんだよね。それがメガジュカインともなれば、ちょっとそこら辺のポケモンじゃ太刀打ちできないくらいに。マリアナじゃどう頑張っても上から行動することなんかできない──でも」
『カナンは マリアナを 引っ込めた!』
『カナンは クギバットを 繰り出してきた!』
果南「じゃーん、クギバットでした!」
ダイヤ「…」
果南「およ?驚かないの?」 『りこちゃん♡の ジュカインナイトと もくたんの メガバングルが 反応した!』
ダイヤ「驚きませんとも」
もくたん ヒュバッ
キィィィィン…
ズズゥッ ウォォオオァァッ
ダイヤ「なぜならわたくしには──」
『りこちゃん♡は メガジュカインに メガシンカした!』
ルビィ (お姉ちゃんが…)
『りこちゃん♡の がんせきふうじ!』ズゴゴォッ
果南「!」
ダイヤ「それが『読めて』いましたから──!」
ルビィ (的確に読んだ…!!) ダイヤ「ここでわたくしが取る選択肢は、リーフブレードを撃つことが最有力候補だったはず」
ダイヤ「だからこそ、果南さんならばそれを『読んで』クギバットさんに交代すると思いましたわ。クギバットさんならば仮にわたくしがよしこさんへ交代したとしても、危なげなく対応することができるのですから」
果南「んー、やるねえ」ニヤリ
果南「すごいねダイヤ、さすがだよ。きちんとその一歩先を見据えて考えたところも含めてね」
ダイヤ「お誉めの言葉をありがとうございます。ですが、そう余裕をかましていられる状況ですか?」
果南「ん」
ダイヤ「言わずもがな、いわタイプのがんせきふうじはクギバットさんに──」
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「ですが?」
果南「…だねえ」 ダイヤ「加えてがんせきふうじには追加効果もある」
『クギバットの すばやさが 下がった!』
ダイヤ「これでご自慢のすばやさも掛け値なく機能するとはいかないでしょ──う──」
果南「でも、惜しいね」
クギバット『…』
果南「わざの威力が足りないよ」
ダイヤ「………!」
ルビィ (がんせきふうじは威力60。追加効果が優秀だし命中率もいわわざの中では安定してる、手としては最善だったけど…)
ルビィ (純粋な攻撃わざとして見ると、圧倒的に打点が低い…!)
果南「準速メガジュカイン抜き調整のうちのクギバットも、さすがにこの状態じゃメガりこちゃん♡すら抜けないと思うけど──さてさてこのダメージ」
果南「次のがんせきふうじで、クギバットを倒せるのかなん?」
クギバット残り体力:49.9% ダイヤ (威力が、足りない…!?)
──ダイヤ『しかし、やはりそろそろ皆さんの攻撃力が頭打ちになってきた感覚があるわね』
──ダイヤ『りこちゃん♡のメガドレイン然り、ようちゃんのニトロチャージ然り。タイプ一致という恩恵があるからまだよいものの、これから先の道程、わざの威力が悩みどころとなってきそうですね…』
ダイヤ (いつかふと気づいた課題に、その場ですぐに向き合っていれば…!)
果南「その表情は、準備不足に心当たりでもあるみたいだね」
ダイヤ「っ…」
果南「そう。こうなってからじゃ遅いんだ。準備不足は、そうだと気づいたときにはもう手後れなんだよ」
果南「威力が10高いわざに変えておけば、体力を回復するもちものを持たせておけば、すばやさにあと少しでも振っておけば」
果南「後悔先に立たず──って、そんなこと、ポケモンでさえなければ私がダイヤに言われるようなことだと思うけどさ」
果南「それでも諦めずに、取れる最善手を取り続けなよ。手持ちのポケモン達を窮地に追い込んでしまったトレーナーには、それしかできることがないんだから」 『りこちゃん♡の がんせきふうじ!』ズゴゴォッ
『こうかは ばつぐんだ!』
『クギバットの すばやさが 下がった!』
果南「残念」
ダイヤ「くっ…!くううう…っ!」
果南「ダイヤはまだまだ強くなれるよ。ポケモンの痛みを一緒に感じることができるんだから、これから──まだまだ強く」
ダイヤ「り──りこちゃん♡!耐えて!耐えきって!ここさえ耐えればわたくし達が勝利できるのだから!」
果南「無理だよ──」
ダイヤ「りこちゃん♡!愛しています!愛していますわっ、だから──だからなんとかここだけ──」
『クギバットの アクロバット!』
『ひこうジュエルで 威力が 上がった!』
『こうかは ばつぐんだ!』
果南「耐久極振りでも超低乱数の、オーバーキルだからね…!」
『りこちゃん♡は 倒れた!』
ダイヤ「ぁ…ぁぁあ…っ」
ルビィ (え…えげつない…!!)
クギバット残り体力:8.2% おつ!
【コメント】果南ちゃんがかしこそう……しんじられない光景ずら…… 第6世代に飛行のジュエルはないような
持ち物なしならほぼ倒せるからオボンでも半減実でも白いハーブでも弱点保険でも最初から手ぶらでもいいけど >>516
まじじゃないですか…もう死にそう
計算したらもちものなしで確1だったので見逃してください… 【コメント】2連敗からの3人抜きなんてポケモンではよくあること!あきらめたらだめ!! ダイヤ カチ…
→よしこ
ダイヤ (わたくしの元に残っているのは、よしこさんただお一人。体力こそ万全と言えど、果南さんの元には強敵クロバットに加え、二匹ものポケモンがいる)
ダイヤ (これで、どうすれば…!) グッ…
ルビィ「…おねいちゃん、」
【コメント】2連敗からの3人抜きなんてポケモンではよくあること!あきらめたらだめ!!
ダイヤ「!」
ダイヤ「そう──そうよね」
ダイヤ「これくらいのピンチ、これまでだって何度かあったはずでしょう。そしてそのたびに、みんなで力を合わせて乗り越えてきたのだから」
ダイヤ「この程度を窮地とも死地とも、わたくし達は思わない…!」
ダイヤ「お行きなさいな──」カチ
もくたん『よくやった、りこちゃん♡!いっておいで!よしこ!』
ダイヤ「よしこさん!」
よしこ『グーゲェッ!』 【コメント】ダイヤ…私たち、もっと強くなろう!
ダイヤ「もくたんちゃん…!」
果南「…」
果南「えっもくたん…?」
ルビィ「果南ちゃん」ポン
果南「るび…」
ルビィ フルフル
果南「ルビィ…」
ダイヤ「幸い、果南さんの手の内はここまでに全て見えているのだから。クギバットさん、マリアナさん、そしてかげむしゃさん」
ダイヤ「この三匹をよしこさんで倒すだけ。ただ、それだけのこと」
ダイヤ スゥ…
ダイヤ「──よし!」 果南「いい目になったね」
ダイヤ「おかげさまで。まだまだ諦めるつもりなど、毛頭ありませんから」
果南「ふふ…いいね。楽しみだよ」
ダイヤ「最後の1ターンまで油断せぬようにと、僭越ながら忠告させていただきますわ」
果南「ありがと」
ルビィ (バトルものっぽい──!)
果南「ここまでの健闘を讃えて華を持たせたいって気持ちは私にもあるんだけどさ、ま…ダイヤがそんなの喜ぶわけないし、今回はそういうわけにもいかないんだよね。頼まれ事だし」
ダイヤ「ええ結構。持たされた華などわたくし達には不要ですわ。勝利は自ら掴み取りにいきます」
果南「ん」コク
果南「そんじゃ遠慮なく、最後まで手を抜くことなく本気で確実でいやらしく──ヤらせてもらうよ」
ダイヤ「受けて立ちましょう」 クギバット『…』
よしこ『…』
ダイヤ (とは言ったものの、かなり苦境に立たされていることは事実として認めなければならない)
ダイヤ (がんせきふうじですばやさががくっと下がっているとはいえ、元々そこまでべらぼうに速いわけではないよしこさんが、果たしてクギバットさんより先に行動できるか──)
ダイヤ (先手を譲れば、あのとんでもない威力のアクロバットが──効果抜群のひこうわざが飛んでくる)
『どくどく ヘドロばくだん むしのさざめき ちょうのまい』
ダイヤ (どくタイプのクギバットさんにどくどくは悪手。ヘドロばくだんもむしのさざめきも決して大打撃を与えられるものではないでしょうけれど…)
ダイヤ (クギバットさんの体力は風前の灯火。ここは倒しきれることを信じて──) カチ 果南「…むしのさざめきは撃てないでしょ」
ダイヤ「!」
果南「どくタイプにもひこうタイプにも半減のむしわざは、まさかこの追い詰められた局面で無闇に放てるものじゃない」
果南「むしのさざめきが来るんだとしたら、これはまずかったんだけどね」
ダイヤ (むしのさざめきではまずい?というのとは…)
ダイヤ「──かげむしゃさん!」
果南「ご名答」
『カナンは クギバットを 引っ込めた!』
『カナンは かげむしゃを 繰り出してきた!』
ルビィ (ここで交代…?)
ルビィ (準速メガジュカイン抜きとかいうクロバットでも、今のままじゃドクケイルを抜けない、しかも半減ヘドロばくだんでもさすがに耐えられない…と、判断したってことかな)
ルビィ (考えたこともない状況ばっかりで全然想像できないけど、安牌を切ったんだとして──よりによって抜群むしのさざめきを受けるリスクがあるアブソルを…)
ルビィ (…そういえば、このかげむしゃさん、まだなに一つ行動してない。型どころかわざの一つも見えてない)
ルビィ (一体──)
『よしこの ヘドロばくだん!』グジュボアッ
果南「ん、いいね」
ダイヤ「くっ…!」
かげむしゃ残り体力:73.2% かげむしゃ『…』
よしこ『…』
果南「私にはどうしてもやらなきゃいけないことがある」
ダイヤ「!?」
果南「リスクを冒してこの対面に持ち込んででも、やろうとしなきゃいけないことがあるんだ」
ルビィ (やろうとしなきゃいけないこと…?)
果南「さあ、ダイヤ。最後のターンだよ」
ダイヤ「──!」
ルビィ (最後のターン!?体力満タンのドクケイルを一撃で吹き飛ばすだけの火力が──)
ルビィ (…ある。あるよね。確かにメガアブソルならそれができるかもしれない)
ルビィ (これが本当に──)
ダイヤ (最後のターン…に、なるというの…!?)
果南「…」 ダイヤ (怖い)
ダイヤ (怖い)
ダイヤ (怖くて、震えてしまいそう)
ダイヤ (最後のターンと言った)
ダイヤ (それはつまり、この次の攻撃で、よしこさんが倒れてしまうと──果南さんは、そう確信しているということ…)
ダイヤ (イヤだ)
ダイヤ (今すぐに『降参』ボタンを押して、よしこさんを痛みから遠ざけたい)
ダイヤ (もうみんな充分頑張った)
ダイヤ (できるだけのことはやった)
ダイヤ (ここで白旗を挙げることを、誰に咎められるものか)
ダイヤ (────でも)
ダイヤ (わたくしは、知らなければならないのだろう。この戦闘がどのような結末を迎えるのか。わたくし達が──どのようにして、敗北するのか)
ダイヤ (それを知って、次へ進まなければならないのだろう)
ダイヤ「果南さんがこうおっしゃる以上、ここでの敗北は免れないのでしょう。せめて一矢報いたいというこの行動は、破れかぶれと言われるものなのでしょう」
ダイヤ「…それでも」
ダイヤ「よしこさん…わたくしは、それでも…あなたの力を…」
ダイヤ「…信じたい」カチ
果南「──よく言ったね」
ルビィ「………!」 果南「これが私がダイヤに見せる、最後の教えだ──」
ルビィ (一体…)
ダイヤ (一体…)
ダイルビ ((どんな強擊が──))
『かげむしゃの ほろびのうた!』
ルビィ「──────え。」
『ほろびのうたを 聞いた ポケモンは 3ターン後に 滅びてしまう!』
ダイヤ「…!?ほ、滅びて…?」
『よしこの むしのさざめき!』キシキシキシ…
『こうかは ばつぐんだ!』
果南「うわっ、やっぱ結構効くなあ。危なかった〜」
ルビィ「最後って、そうゆう…」ポカン…
果南「ん。あとは三匹で受け回せばいいからね。どうかなダイヤ、ポケモンバトルは難しいけどさ、きっとダイヤなら修められるって信じてるよ!」
ルビィ「か…っ」
ダイヤ「…? ???」
ルビィ「果南ちゃあ〜〜〜〜〜ん!!!」
『ポケモントレーナーの カナンとの 勝負に 敗北した!』 おれが失態を晒しただけだったような気もしますが…これにて決着です。
調整を考えてみるのは楽しかったですが、ポケ廃には程遠く、到底なれなさそうでした。 おつー。ラス1残して滅びかぁ、酷いなぁ。
>果南「るび…」
>
>ルビィ フルフル
>
>果南「ルビィ…」
身内がボケたときみたいな不憫な空気出さないでかなんちゃん 【コメント】私たちはまだまだ強くなれるよダイヤ! 今度こそカナンに勝とうね! ただの自己満なんですけど、果南ちゃんの個体の調整を見てみてもらってもいいですか?
初めて調整してみたので、どうかなって…
余計なことをしない方がよければ差し控えます! しかもORAS環境を覚えてる人となるとかなり限定されそう ああ、別に回答が欲しかったわけではないんです
きっと実用性には全く足らないと思いますし。
スレの主旨とずれますね、やめておきます 1月8日、浦の星にて
ダイヤ「──またこうして新たな一年の始まりを皆さんと迎えられることを嬉しく思うと共に──」
生徒「…なんだか生徒会長、目腫れてる…?」
生徒「私も思ってた。アイプチ失敗したのかなーって思ってたけど、やっぱり腫れてるのかも…」
生徒「なんかあったのかなあ…」
ダイヤ「真木さん、原野さん、湯部さん、式典の途中ですよ。私語は謹みなさい」
生徒「はい、ごめんなさい…」
ダイヤ「通常授業のみならず、様々なことに時間を割く必要があり慌ただしい期間となりますが──」
ダイヤ「──それでは、これにて第三学期の始業式を閉会いたします」
ダイヤ「振り返ったとき、我々が浦の星で過ごした時間に胸を張れるよう、残りの日々を大切にしてくださいな」 鞠莉「ダイヤ、果南。オハヨ!」
ダイヤ「おはようございます、鞠莉さん」
果南「おはよ、鞠莉」
鞠莉「な〜んか今日のダイヤはぼんやりして、らしくないわね」
ダイヤ「え、そ…そうですか?」
鞠莉「昨日は果南がお世話になったみたいだけど、もしかしてあーんなことやこーんなことがあって眠れなかった、なんて言うんじゃないわよね〜〜?」
果南「ははは、ないない。ダイヤも私もぐっすり眠って」
ダイヤ「寝付きがよくなかったと言えば、それはその通りですが」
鞠莉「ホワァ!?」
果南「ダイヤ!?」 ダイヤ「昨日のことが頭から離れないのです…果南さんと(一戦)交えたことが、どうしても…」
鞠莉「か、かかかか、果南と交わった…ですってえ…!?」プルプル…
果南「いや誤解!嘘じゃん、そんなことしてないでしょ!ちょっとダイヤ!」ユサユサ
ダイヤ「激しく攻められ、搦め手に嵌められ、為す術もなく蹂躙され…」ユラユラ
鞠莉「攻められて!からめ取られて!蹂躙されたですってえええ…っ!!?」ワナワナ…
果南「おい!ダイヤ!それ以上根も葉もないこと言われると身がもたないんだよ、こっちは!」ユッサユッサ
ダイヤ「ああ…こんなことになる(気になってぼーっとしてしまう)のならば、やはりあの後もう一戦お付き合いいただけばよかった…」ユランユラン
鞠莉「ほ……ほォ〜〜〜ゥ…もう一戦したくなっちゃうくらいよかったのねェ……」ヒクッ
果南「鞠莉!鞠莉さん!違う違う待ってよ、ダイヤなんか寝不足っぽいし頭回ってないんだよきっと!」マテマテ!
鞠莉「寝不足にさせたのは誰よ!」
果南「少なくとも私ではないよ!」 ダイヤ「果南さん」つ裾 キュ
鞠莉「な…」
ダイヤ「次こそはわたくし達があなたに、決して忘れることができない体験をさせてあげますから──努々そのおつもりで」
鞠莉「 」ピッキーン
鞠莉「わたくし、達。へえそう、達。ルビィも一緒だったのね…」
鞠莉「かッなァァァーーーーーーん!!」
果南「うわーっ、絶対私悪くないやつなのにぃ〜〜〜っ!!」ダダダダダ…
鞠莉「待ちなさーーーーーーい!!」ダダダダダ…
ダイヤ「はあ…」ヘニャ
生徒達 (((今日も三人は仲良しだなあ))) 教師「コバルトは酸素と結合することで酸化コバルトになり、深いブルーを放つようなります。これがコバルトブルーという色で…」
ダイヤ (昨日の一戦は──ルビィと交えた一戦と通じるところが多かったように思うわね…)
──『かなんの いあいぎり!』
──あげはちゃん『…』
──ダイヤ『ぜ、全然効かない…!?そんなわけは…』
──『まりのママの だんがいのつるぎ!』
──ダイヤ (先のふんえんで、マリアナさんは体力が3/4ほど減っている)
──マリアナ『…』
──ルビィ『耐えたあ…!?』
ダイヤ (トレーナーがトレーナーならば、ポケモンはあれだけの力を発揮してみせる。ルビィへの敗北も果南さんへの敗北も、一重にわたくしのポケモントレーナーとしての実力が及ばなかったせい) ダイヤ (それになにより、)
──ダイヤ『このまマさんの前では、いかなるみずタイプのわざも蒸発して届くことがない──』
──『マリアナの アクアテール!』
──『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ (あれは堪えたわね…)
ダイヤ (とくせいを打ち消すとくせい──いや、もっと正確に考えなければ)
ダイヤ (マリアナさんの『ノーてんき』の効果は、『天気の影響をなくす』こと。それは、まマさんの『おわりのだいち』を打ち消したのではなく、大日照状態による恩恵のみを打ち消したのだということ)
ダイヤ (つい、おわりのだいちと大日照状態を一緒くたに考えてしまいがちだけれど、厳密に言えばその二つは異なるもの)
ダイヤ (まマさんにみずタイプのわざが効かないのはとくせいの影響ではなく、とくせいによる天気の影響)
ダイヤ (この差を掴むことで得られる利をまだ具体的に想像はできないけれど、きっと果南さんの強さはこういう細かい知識を一つひとつ正しく積み重ねた上に成り立っているのだろう)
ダイヤ (──よし!わたくしも、もっともっと頑張ろう!) キリッ
教師「お、黒澤さん。いい表情をしていますね。コバルトの性質が理解できましたか?」
ダイヤ「いいえ、聞いていませんでしたわ!」
教師「ええ…」 ダイヤ (ルビィと果南さんは、あの戦闘の後、どうやらマリアナさん達の『調整』とやらについて何事かお話ししていたようだけれど…)
──ルビィ『マリアナさんがあそこからだんがいのつるぎ耐えるとは思わなかったからびっくりしたよ!』
──果南『ゲンシグラ受けられるように調整しとかないとさ、意味ないからね』
──ルビィ『特殊は?』
──果南『一応メガゲンにも対面で勝てるようにと思って、特化シャドボ確定耐えで調整してるよ』
──ルビィ『うへえ…それだけ耐久に振って、攻撃に振れる分残るの?』
──果南『まあなんとかね』
ダイヤ (正直、そっちはほとんど理解できなかったわね。あの二人の会話に対してちんぷんかんぷんというのは、どうにも呑み込みがたいものがあったけれど…それは置いておくとして) ──ダイヤ『特殊…?とは、なんですか?』
──ルビィ『あー…』
──果南『…どうする?あえて教えてなかったんじゃないの?』
──ルビィ『あえてってわけでもないんだけど…』
──果南『でも、四天王を圧倒しようってんなら、必要な知識じゃない?』
──ルビィ『そうだよね…』
──果南『なんか気になることでもあるの?』
──ルビィ『いや…………別に…』
──ダイヤ『なにをこそこそと話しているのですか。わたくしに隠さなければならないようなことなの?』
──ルビィ『ぅ』
──果南『ポケモンにはさ、物理わざと特殊わざっていうのがあるんだよ』
──ダイヤ『…ほう?』 ダイヤ (まったくもって盲点でした)
ダイヤ (ルビィも果南さんも、『普通にプレイしていれば気づかなくても無理はない』と言ってくれたけれど、現にあの二人は知っていたのだから…)
ダイヤ (わたくし自身、これまでの道中、何度か『とくこう』と『とくぼう』について考えたことはあったけれど──)
──ダイヤ『この、とくこうおよびとくぼうなる能力──これは、特別な攻撃、および特別な攻撃に対する防御…!』
──ダイヤ『オーバーヒートのような特別なわざを使ったり受けたりするときに使われる能力、ということね!』
ダイヤ (…あまり思い出す必要がない類いの結論しか得られなかったのよね) //
ダイヤ (特別なわざって。)
ダイヤ (われながら、イヤおい、って感じだわ…) ダイヤ (とにかく、敗北経験との引換えに値すると思えるだけの知識は得られた。果南さん──と、ルビィへのリベンジはいずれ必ず果たすとして)
ダイヤ (ひとまずは目下に控えるルネジム戦、およびその先で待つというポケモンリーグを突破するのがなによりの目標)
ダイヤ (ああ、こんなことを思ってはいけないとわかっているけれど、もくたんちゃん達に会いたくて仕方ない。早く放課後にならないかしら。早く、放課後に──)
ダイヤ ハッ
教室 ガラン…
ダイヤ「いつの間に──もう放課後になっていたとは!」ガタ…
教師「それでは授業を始めますよ…あら、黒澤さんは?」
果南「教室でぼーっとしてたので置いてきました」
教師「すぐに呼んできなさい」
果南「やれやれ…」
生徒達 (((やっぱり今日の黒澤さんなんかおかしいな…)))
生徒 (わかってたんなら連れてきてあげなよ)
鞠莉「zzz」
教師「そこの理事長を起こしなさい」
生徒「起こせる人がいなくなったので無理です」 今朝はすごく変なところで切って失礼しました
また実況に戻ります キンセツヒルズ
ダイヤ「4号室は空き部屋…と」カチカチ
『5号室 作曲家の部屋』
ダイヤ「あら。表札にこうも堂々とお書きになるということは、相応に名の知れた方か、あるいは相当に自信家な方なのでしょうね」
ダイヤ「公人としての顔を持つ方のご自宅に訪れるというのは、結構マナー違反のような気もしますが…この表札を見る限り開口一番で追い返されるということもないでしょう」
ダイヤ「我らが作曲家の梨子さんとお話ししてみていただきたいところですが──」カチ
作曲家『…なんだ、誰だ』
ダイヤ (うわ。絶対気難しい方だ。ミスった) 作曲家『私はそれなりに名の知れたつもりの作曲家だが、家にまで押しかけてくるような人をファンとは認めないぞ』
ダイヤ「あ、えと、それは失礼いたしました。決してあなたに会いたくて訪れたわけではなく、そもそもあなたがどなたであるのかも存じておらず、ああいえこれは自尊心に傷を付けてしまいますか、ええとその」
作曲家『ただでさえここ最近、不気味なことが続いて眠れずにいらいらしてるんだ。余計な気苦労をかけさせないでくれ…』
ダイヤ「不気味なこと…?」
作曲家『私が曲を弾くと、どこからともなく拍手が聞こえてくるんだ。聞き間違いなんかじゃない、確かに私の演奏に合わせて、曲が終わると同時に必ず拍手が聞こえるんだ』
作曲家『せっかく引っ越してきたのに、一体なんだっていうんだ…ああもう、わかったら帰ってくれ。私は眠りたいんだ』
ダイヤ「そ、それは配慮が足らず申し訳ありませんでした。引き上げますわ、ごきげんよう」 ダイヤ「…ふう。やはり安易に見知らぬ方のお宅を訪れるものではないわね。ここはもう大人しくテッセンさんのお宅を捜す方が賢明と言えるのでは…」
ダイヤ「…」
ダイヤ カチ
『6号室 熱烈な女の部屋』
ダイヤ「ほう!また奇異な名乗りを。果たしてこの方は一体…」ワクワク
熱烈な女『私のだあいすきな作曲家がね、この辺りに住んでいるの。どことは知らないわ。でもね、うふふ、この部屋にいるといつもあの方の曲が聞こえるから、私ってばいつも拍手をしてしまうの!ああ、どこでお会いできるかしら…うふふふふ』
ダイヤ「こっわ!なんなのですかこの人!作曲家の方、今すぐ引っ越した方がよいでしょう!」
ダイヤ「やれやれ…様々な人間関係が渦巻いていて面白いと言えば面白いけれど、沼に足を突っ込んでいるような感覚にもなってしまうわね…さて、7号室の方はっと」カチカチ
ダイヤ「────やりよる場合か!!!」 ダイヤ「昨晩果南さんにこてんぱんにされ、今日はあろうことか日中そのことに思考を奪われ過ぎて先生方から三度も注意されたというのに!決意を新たにポケモンバトルへ励もうというところだったのに!」
ダイヤ「なぜのんびり日常パートを楽しんじゃっているのですか!」
ダイヤ「ルネジムは!?ポケモンリーグは!?」
ダイヤ「わざの見直しととくせいの復習、戦略を練ってその練習をするのは!?」
ダイヤ「なに一つしていない!!」
ダイヤ「こんなことでよいのですか黒澤ダイヤ。目の前の関心に身を任せ楽しむばかりでよいのですか。いいえいけません!わたくしがなんのためにオメガルビーをやっているのか思い出しなさい!わたくしは──」
ダイヤ「…」
ダイヤ「ゲームをする目的は一つ、楽しむために他なりませんか…」
ダイヤ「………」
ダイヤ カチカチ
『7号室 夢見る男の家』
ダイヤ「人生は長旅!夢見てなんぼですわ。さあ、あなたの夢をお聞かせくださいな!」ルンルン 『9号室 冷たい女の家』
ダイヤ「…心が、ですかね」
ダイヤ「いえまさか。こんなにユーモラスな表札を掲げる方がそんなわけはないでしょう」
ダイヤ「手が冷たいとか目付きが悪くて冷たく思われがちとか、ここはさらに捻ってクールな方という可能性もありますわね」カチ
ダイヤ「こんにち
冷たい女『ウチ、大体のものは間に合ってますわよ?』ブツッ
ダイヤ「え…」
ダイヤ「あのわたくし別に物売りではなく、通りすがりのポケモントレーナーなのですが」カチ
冷たい女『ウチ、大体のものは間に合ってますわよ?』ブツッ
ダイヤ「……………ちょっと口調似せてくるのやめてくださいな…」 『10号室 廊下を見る女の家』
ダイヤ「廊下を見る…?」
ダイヤ「考えようによってはわたくしもキンセツヒルズへ来てからずっと廊下を見ていると言えますが」
ダイヤ「お話ししてみればわかることですか」カチ
ダイヤ「こんにち
廊下を見る女『おい!そこに立ってる人!』
ダイヤ「ひいっ!?」ビクッ
廊下を見る女『そこどけよ!すぐに!廊下見てんだよ、こっちは!』
ダイヤ「えっあっ廊下を見るってそういう…す、すみませんでした…」ススス
ダイヤ「…なにか待っているのでしょうか…」 11号室 力なき男の家
ダイヤ「…あのう」
力なき男『おれは、なんの力もない男だ…』
ダイヤ「それは一体、どういう心根からの発言で…」
力なき男『おれにはなんの力もない。おれにできることなんか、なにもないんだ…』
ダイヤ「…」
──??「クッ、私の内に潜む魔力が暴れて…ええい鎮まれっ!この魔力を解放するには、世界はまだ…弱過ぎるのよ…!」ギラン
ダイヤ「対極に位置する思考の知り合いがいるので、もしよければ今度お連れいたしますわ」
ダイヤ「なにをお話ししてくださるわけでもないし、あまり人にいてほしくもなさそうな雰囲気なので、ここは早々に退散するとしましょう。お邪魔いたしました………」
『もくたんは わざマシン89を 手に入れた!』
もくたん スタコラサッサ ダイヤ カチカチ
ダイヤ「…ん?」
┃ ┃
┃男 ┃
12号室┃ ┃
┃ もくたん┃
ダイヤ「12号室の前に…人が…」
ダイヤ「もし」カチ
男『あんさん、こいつのお知り合い?』
ダイヤ「へ?いえ、見知らぬ方ですが、少しお話しできればなと…」
男『なんや、ちゃうんかい。せやったらあっち行っときい。どうせこいつ、怯えるばっかりで誰とも話そうとせえへんから』
ダイヤ「む」
ダイヤ「なにか癪に触る物言いですわね。ご用があるのはこの方ではありませんし、人と揉めてまでお話ししようとは思いませんが…」カチ
『12号室 怯える男の家』
ダイヤ「怯える男の家、ですか…はあ…」 ダイヤ カチ
『13号室 テッセンの家』
ダイヤ「おお!見つけましたわ!」
ダイヤ「1号室から順繰りあたっていったせいで、辿り着くのが随分と遅くなってしまいましたが…」
ダイヤ「テッセンさんったら、お部屋が何号室であるのかくらい教えていってくださればよいものを。おおらかな方ですものね」クス
ダイヤ「これもそれなりに時間が経ってしまったけれど、まだテッセンさんのお誘いは有効だと信じて。こんにち──」カチ…
ダイヤ「………」
『13号室 テッセンの家』
ダイヤ「………」
ダイヤ (あと数室だし、今さら十分か二十分遅れてもとやかく言われないでしょう) カチカチ 14号室 アイスを愛する家
お嬢様『♪私は王女ではないけれど、アイスをたっぷり召し上がる』
ダイヤ「♪スプーンですくって、チャッ、チャッ、チャッ」
お嬢様『♪舌に乗せると、トロン、トロン』
ダイヤ「♪喉を音楽隊が」
お嬢様・ダイヤ『「♪とおり、ま、す〜」』
お嬢様『うふふ、私、アイスって大好き!楽しくって美味しくって、甘いんですもの!』
ダイヤ「わたくしも大好きですわ!三つ買ってやっと一つ食べられるかどうかという、とても貴重なものですがね…」フッ…
お嬢様『あ、あの…?』 『15号室』
ダイヤ カチ
『もくたんは インターホンを 鳴らした!』
『……返事が ないようだ』
ダイヤ「ここも空き部屋ですか。これで3室目ですかね」
ダイヤ「階を一周したけれど、次のお部屋で全てのようね。最後はどのような方がいらっしゃるかしら」 『16号室』
ダイヤ「ごめんくださいなー」カチ
『もくたんは インターホンを 鳴らした!』
『……… ……… ……… ………』
ダイヤ「…うん…?」
ダイヤ「どなたかいらっしゃいますか?」
ダイヤ「……」
ダイヤ カチ
『もくたんは インターホンを 鳴らした!』
『……… ……… ……… ………』
ダイヤ「返事がないわけでは、ない…の…?」
ダイヤ「は、ははは…お昼寝中かなにかといったところですわよね。そうよね。それか、そう、無言を貫く男の家だとか、そういう……ね…」
──『1号室 ろーてんしょんばばあの家』
──『2号室 リボン小町の家』
──『3号室 オヤジ達の家』
『16号室』
ダイヤ「い、いやですわここの方ってば。表札を書き損ねるだなんて、ふふ、う──うっかり屋さんなのですから………」
ダイヤ「失礼いたしましたあっ!」 ようやくニューキンセツに辿り着くことができそうです おっつー。久しぶりのひとりプレイって感じやね
原作やってないからわからないけど17号室はただ意味深なだけなん? テッセンの家
ダイヤ「こんにちは!いやあ、お部屋も多いしすっかり迷って遅くなってしまいましたわ。ええ本当に、まるで思いのまま寄り道してきたかと思うほど遅くなってしまって心苦しいのですがねえ」カチ
テッセン『おお、おまえさん!よく来てくれたな!』
テッセン『この階には色んな人が住んでいてな、皆さんと会ってみたか?話を聞くだけでも楽しいだろうからな、わっはははは、ぜひお邪魔してくるといいぞ!』
ダイヤ「…ごめんなさい。すでに寄り道をしてきました…言い訳したことを恥じますわ…」シュン
テッセン『おまえさんに来てもらったのは他でもない、頼みたいことがあってな』
ダイヤ「ええ、わたくしでお力になれることならばなんなりとお申し付けくださいな。熱闘を交わした間柄ですから」
テッセン『ニューキンセツっちゅうのを知っとるか?』
ダイヤ「ニュー…キンセツ…?」 テッセン『実はキンセツシティを中心として、この辺りの地下を開発しようという十数年計画があったんだがな。その地下施設をニューキンセツと呼んどった』
ダイヤ「呼んで…いた?過去形なのですか」
テッセン『キンセツシティは長い歴史から見るとつい最近になって、ようやく人が増えて栄えてきたんだ。その流れを活かそうっちゅうてもっと人を呼び込むための開発計画だったんだがな…』
テッセン『一年前に、なんだ、計画は無期凍結になった』
ダイヤ「…ほう」
テッセン『今じゃ、計画の真っ最中に事務所として使っとった離れが残っとるだけだ』
ダイヤ「…………最後まで聞きましょうか」 テッセン『計画の名残から、その離れをニューキンセツと呼ぶ者も多いんだがな、おまえさんにはちょいとそっちのニューキンセツを覗いてきてもらいたいんだ』
ダイヤ「今はもう使っていない、離れをですか?」
テッセン『計画の最中こそ事務所として使っとったんだが、今のニューキンセツは無人の施設だ。だがなんの役割も持たん掘っ建て小屋になったというわけじゃない』
テッセン『キンセツシティの重要な電力源である発電機を置いておるんだ』
テッセン『元はこの町中に置いていたんだがな、音もするし熱も出す、おまけに電磁波を観測するとか騒ぎ出す者もおって、計画がなくなり使い道がなくなったことに合わせて、離れへ移設したっちゅうわけだ』
ダイヤ「なるほど」
ダイヤ「これだけの大都市を賄うとなれば、機械の規模も相当なものになるでしょうからね。駆動音に運転熱、発電機がゆえの電磁波ですか…」
ダイヤ「実際どこまで生活に支障を来たすものであったかは想像の域を出ませんが、離れも空いたとあっては、発電機を傍に置いておきたくない方々にとっては好都合だったことでしょうね」 テッセン『しかし最近、どうも発電機の調子がよくないようでな』
テッセン『様子を見にいこうにも、わしはジムをそう長く空けていられんし、無人の時間が長くなったせいで野生のポケモンが住み着いてしまったんで、下手な者を使いに寄越すわけにもいかん…』
テッセン『と悩んでいたところに、折よくおまえさんに再会したというわけだ』
ダイヤ「ははあ…やっと話が見えてきましたわね」
テッセン『おまえさんの実力なら、ニューキンセツに住み着いとるポケモンは訳もないだろう。どうだ、ここは一つ、わしに頼まれてはくれんか?』
ダイヤ「ふふ…なにを今さら。元より、わたくしはテッセンの手となり足となるつもりで参ったのですよ。その程度のことはお安い御用ですわ」
ダイヤ「わたくし達に、ぜひお任せくださいな!」 【コメント】おねぇちゃぁまた性懲りもなく安請け合いしてうゅ…… テッセン『引き受けてくれるか!いやあ、助かるわ!おまえさんを見込んだわしの目に狂いはなかったな!』
ダイヤ「もう、調子のよいことですわ」クス
ダイヤ「それで、具体的にはなにをすればよいのでしょう。電機分野にはとんと明るくないものですから、見て不調の箇所を見つけて修理してというわけにはいかないと思いますが」
テッセン『なに、頼みたいのは大したことじゃない』
テッセン『発電機は遠隔操作もできるようになっとるんだがな、移設のときにスイッチをオフにしたきり、うっかりオンにし損ねたようなんだ』
テッセン『赤くピカピカ光っとるから、一目ですぐにそれとわかる。おまえさんには、ちょいとニューキンセツへ行って、遠隔操作のスイッチをポチリと押してきてほしいっちゅうわけだ』
ダイヤ「そんなものですか。それならばわたくしにも滞りなく達せられそうですわ」
テッセン『ニューキンセツは、すぐ南のサイクリングロードの入り口辺りからなみのりで東へ進んだところにある。戻ったらお駄賃もやるからな、ま、施設見学だと思ってちょちょいと済ませてきてくれ!わっはははは!』
ダイヤ「まあ。そんなに容易い用件ならば、わたくしが小一時間ほどジムリーダーの代理を務めるので、テッセンさんご自身で行かれてはいかかですか?なんてね」
ダイヤ「サイクリングロードの入り口辺りからなみのりで東ですね。さっそく行ってまいりますわ!」
テッセン『頼んだぞう、もくたん!』 ダイヤ「地下施設の開発ですかあ」カチカチ
ダイヤ「十数年計画というからには、相当大掛かりな計画だったのでしょうね。これでも栄え始めてそう長くないとのことだったけれど、そこに輪をかけて地下の開発…」
ダイヤ「素人考えではあるけれど、ううん…計画が無期凍結になるほどの強い反対の声が上がったのも、わからなくはない気がするわね…」
ダイヤ「それにしても、物事をはっきりと言うテッセンさんにしては──」
──テッセン『キンセツシティは長い歴史から見るとつい最近になって、ようやく人が増えて栄えてきたんだ。その流れを活かそうっちゅうてもっと人を呼び込むための開発計画だったんだがな…』
──テッセン『一年前に、なんだ、計画は無期凍結になった』
──ダイヤ『…ほう』
ダイヤ「やや歯切れの悪い物言いだったような…まるで──」
【コメント】おねぇちゃぁまた性懲りもなく安請け合いしてうゅ……
ダイヤ「んま!」 ダイヤ「なんですか、その言い方は」カチカチ
ダイヤ「テッセンさんは、これまでの旅の道中出会った方々の中でも特にお世話になった方なのだから、頼まれ事の一つや二つでやいやい言うのではありません!」
ダイヤ「たいした説明もなくやれ荷物を取り返せ、手紙を渡せ、荷物を運べ、ついてこいと小島へ連れ去る…」
ダイヤ「そのような横暴の数々に比べれば、スイッチをポチリと押してきてほしいというお願い事など、頼まれたうちにも入らないでしょう」カチカチ
ダイヤ「テッセンさんもおっしゃっていたよう施設見学だと思えば、もくたんちゃん達との遠足のようなものですわ」
ダイヤ「野生のポケモンも住み着いているとのことだったし、新たな出会いがあるかもしれない」
ダイヤ「このくらい、鼻唄でも交えながら楽しむくらいの余裕がなくてはだめよ」
ダイヤ「お天気もいいですし、遠足日和ですわねー。もくたんちゃん♪」カチカチ… こんなガチガチの説明があったかは覚えてませんが、ちょっとキャラクターが喋り始めるとダイヤさんはすぐに会話を成立させますね
どうなってるんだ…
>>567
ふふふ… 【コメント】いろんな人の助けになれるから、わたしは楽しいよ。ダイヤも楽しいでしょ? 110番道路
ダイヤ「あら、昨日植えたきのみがもう実をつけているわ。せっかくなので頂いていきましょう」カチカチ
『もくたんは マトマのみを 6個 とった!』
ダイヤ「代わりになにを植えましょうかね〜」ンー
ダイヤ カチカチ…
【コメント】ダイゴさん嫌いなの?
ダイヤ「へ?…ああ」
──ダイヤ『たいした説明もなくやれ荷物を取り返せ、手紙を渡せ、荷物を運べ、ついてこいと小島へ連れ去る…』
ダイヤ『そのような横暴の数々に比べれば、スイッチをポチリと押してきてほしいというお願い事など、頼まれたうちにも入らないでしょう』
ダイヤ「わたくしの先の物言いを気にされているのですか」 ダイヤ「思えば、顔も知らぬうちからデボンの社長さんからの手紙を預かり、知り合う前からの付き合いだったと言うこともできる間柄なのですよね。不思議なことに」
ダイヤ「海を越えてまで辿り着き、無事にお手紙を渡したかと思ったらそのまままたぞろ荷物の運搬を頼まれ、次に会ったときは孤島へと問答無用で連れていかれ」カチカチ
ダイヤ「挙げ句の果てには『世界を救え』などと尋常ならざる役目をほいと押し付けてきたりと、やりたい放題の方だったわね」
ダイヤ「正直に言えば、そんな立ち居振舞いを快く思っていない期間は長かったですわ」
ダイヤ「…よし!きのみにお水もあげたし、そこの水辺でなみのりをすればよいのでしょうね」カチカチ
ダイヤ「ですが、一概に悪い想い出ばかりというわけではないことも併せて伝えておかなければならないでしょう」 ダイヤ「初めてお会いしたときは、見ず知らずのわたくしにホウエン地方の神話を語って聞かせてくださいました。あれがなければ、わたくし達の旅はすっかり様相を変えていたかもしれません」カチカチ
ダイヤ「孤島へと連れ去ったのも、ダイゴさんご自身のための振る舞いではなく、困っているラティオスとラティアスを助けるための行いでした。だとしても同意を求めるくらいのことはしてくださってもよかったと思いますが」
ダイヤ「わたくしの力量を認めたとの物言いが本音なのか、あるいは非礼を詫びる照れ隠しだったのかはわかりませんが、メガバングルを下さったのもあのときです──メガシンカには、何度も救われたものですわね」カチカチ
ダイヤ「その後は…もうまマさんとのときですか」
ダイヤ「まマさんが力を抑えられずに暴走してしまい異常気象が起こった際にも、真っ先にわたくしの元へ駆けつけてくださいました」カチ…
→ポケモン
→まりのママ
ダイヤ「…ふふ」
ダイヤ「今となってあの役目を請け負わされたことに不満などありませんが、躊躇うわたくしの背を押してくださったし、無事に戻った姿をめいっぱい誉めてもくださった」 ダイヤ「常に落ち着いていらして、決して声を荒げたり焦りに身を委ねたりなさることのない姿には、密かに感心していたものです」カチカチ
ダイヤ「本当に頭がよく視野が広い方の考えることには、凡人はついていけないもの」
ダイヤ「ダイゴさんの行い一つひとつに意味があったのだろうと、今ではそう思っています。故に、『嫌いなのか』と問われれば、その答えはノーですわね」
ダイヤ「…それはさておき、言葉の足りなさをもう少し改善してほしいとは思いますがね」クス
もくたん ピョンッ
ダイヤ「さあ、そうこう話している間に着きましたわ。恐らくこの建物がそうでしょう」 ニューキンセツ
ダイヤ「お邪魔いたしまーす…」
ダイヤ「…無人、ですよね」
ダイヤ「む…」
━━━┓ ┏━━━
┃ ┃
┃ゲート┃
┏┛ ┗┓
┃ ┃
┃もくたん ┃
┃ ┃
ダイヤ「入り口には無用な侵入を防止するためのゲートがあるとのことだったけれど、テッセンさんがおっしゃるには…」カチ
『認証中…認証中…』
『もくたんサマ 認証しました』
ダイヤ「ハイテクなことですわねえ」カチカチ もくたん トコ…
ダイヤ「リノリウムか金属か、随分と冷たそうな床…」
ダイヤ「寂れているのは人が立ち入らなくなって久しいからだとしても、こうも無機質な空気が立ち込めている場所を…本当に事務所として使ってなどいたのかしら…」
ダイヤ「思ったよりも広さのある建物だけれど、発電機は奥でしょうか…」カチ…
ダイヤ「──!」
『野生の コイルが 飛び出してきた!』
ダイヤ「コイル…!」
もくたん『いっておいで!まり!』
まり『ザシュリシュ!』
『コイル LV24』
ダイヤ「この程度ならば、ええ、わたくし達にとってはたいしたことのない相手ですね。心配はなさそうですわ」 ダイヤ「レベルも40の大台へと乗ったまりさんにしてみれば、タイプの相性もよいコイルなど目隠しをしていても倒せるわね」カチカチ
『まりの じしん!』グララララ
『こうかは ばつぐんだ!』
『相手の コイルは 倒れた!』
ダイヤ「コイルと言えば、じゅっきさんもボックスに移っていただいて随分になってしまいますわね…」
ダイヤ「旅も進んでしまい、レベルも14程度のじゅっきさんには今さら合流するのもなかなか難しいかしら…わたくしがもっと早く連れ出していれば、今頃頼もしい騎士となってくださっていたことでしょうに、歯がゆいわ…」
ダイヤ「他にも産まれたばかりのソーナノちゃんや、ラティオスナイトを抱いたままのラティオスさん、傷を負ったさくらうちさん、ご一緒したいコはたくさんいるけれど…」カチカチ ● ●
● ● ●
もくたん
ダイヤ「…まあ、どうぐがこんなにたくさん!」
ダイヤ「察するに、事務所として使っていた頃の名残…?でもそれならば、発電機を移設した際に回収してもよさそうなものだけれど…まさかゴミなのでしょうか」
ダイヤ「ゴミならばゴミできちんと捨てる!そういういい加減さが、野生のポケモンが住み着きやすい環境を作るのに拍車をかけたのではありませんか?まったく…」カチ
『バルルッバクゥ!』
ダイヤ「え?」
『野生の ビリリダマが 襲いかかってきた!』
ダイヤ「ポケモンンン!?」ギョッ
ダイヤ「…」ハタ
──『バッバッジジジ!』
──ダイヤ『…え?』
──『野生の マルマインが 襲いかかってきた!』
──ダイヤ『ポケモンンン!?』ギョッ
ダイヤ「マルちゃんと出会ったときと同じですわァーーっ!!」ガーンッ ダイヤ「またしても同じ罠にかかってしまうとは…って、いえいえ。今回はゴミを片付けようとしただけで、別にどうぐに釣られたわけでは──って!これでは前回はどうぐに釣られたみたいではありませんか!違いますわよ!」ムキーッ
ダイヤ「くう…」カチカチ
もくたん『もどっておいで、まり!いっておいで!マル!』
マル『バッバッジジジ!』
ダイヤ「ふふふ…ここで会ったのもなにかの縁、進化した強さを見せつけてあげなさいな」
『相手の ビリリダマの いやなおと!』
『マルの ぼうぎょが がくっと 下がった!』
ダイヤ「なんといやらしい…先輩への敬意というものが足りませんわ。こんな不躾なポケモンにはお灸を据えてさしあげましょう」
ダイヤ「マルちゃん!」カチ
『マルの エレキボール!』ジヒィィ…ボシュウンッ
『こうかは いまひとつの ようだ…』
ダイヤ「むむぅ!」 『マルの エレキボール!』ジヒィィ…ボシュウンッ
『こうかは いまひとつの ようだ…』
『相手の ビリリダマは 倒れた!』
ダイヤ「ふう。お疲れ様ですわ、マルちゃん」
ダイヤ「ここでも二匹のビリリダマが紛れ込んでいたわね。ですがそれを差し引いても、」カチカチ
→かみなりのいし
ダイヤ「なんだか貴重そうなどうぐを拾ったのでよしとしましょう!」テテーン
ダイヤ「さて、奥へ進まなくてはね。それにしても、コイルにビリリダマと、怪しい電磁波が発生していると言われても否定しづらい面々が好んで集まってきているようね」
ダイヤ「長居することでもくたんちゃんの身体によくない影響がないとよいのですが…」カチカチ ダイヤ「でっ」
┗━━━━発電機━━━━┛
もくたん
ダイヤ「かー…」
ダイヤ「本当に大きい…」
ダイヤ「発電機など学校の備品くらいでしか本物を見たことがないけれど、そう…大きな都市を一つ賄おうとすると、こんなサイズになるのですか…」ホー
ダイヤ「これは確かに、音も熱も──ひょっとすると電磁波も多分に発生していそうですわねえ…」
ダイヤ「赤く点滅しているとのことだったけれど、それらしいものは見当たりますか?もくたんちゃん」カチ
『スイッチが 赤く ピカピカ 光っている…』
ダイヤ「きっとそれですわ」
『スイッチを オンに しますか?』
ダイヤ「ええ、もちろん。そのために来たのですからね」カチ
『遠隔操作を オンに しました…』
ダイヤ「──任務完了、ですわ!」
ダイヤ「早くテッセンさんへご報告に上がるとしましょう!お駄賃とやらも頂けるようですし──ね♡」カチカチ… ORASのニューキンセツはかなりあっさりした作りに変わってしまったので、特になにも起こりませんでしたね
ポケスペだと地下開発計画は上首尾に進んでいましたよね、もう一つゲームを内蔵するくらいの容量になりそうなやつが。 また意味深……!ポケモンはなんかそういうの多いなぁ
【コメント】連れてくつもりでなんだかんだ連れてけない子っているよなー テッセンの家
テッセン『おお、おまえさん!こっちでも確認できたぞ!ご苦労さん!』
ダイヤ「いえいえ、造作もないことでした」
テッセン『そいじゃ約束の通り、お駄賃をやろう!おまえさんにはもうあのわざマシンをやったからな、そうだな、こいつでどうだ!』
『もくたんは わざマシン24を 手に入れた!』
ダイヤ「まあそんな、あの程度のおつかいでそんなものを頂いてしまうなんて──ありがたく頂戴いたしますわ!」ニコニコ
テッセン『もくたんにわざマシンをやるのはこれで二回目か。不思議なもんだが、これでわしらはもう対等な友人だ!おまえさんも困ったときは遠慮なく頼るんだぞ!わっはははは!』
ダイヤ「はいっ、お言葉に甘えさせていただきますわ!」 ダイヤ「テッセンさんはジムリーダー。いつか聞いた話では、こちらの世界で言う公的な立場にあたるようですが」
ダイヤ「一度ポケモンジムでバトルをしたらそれで終了ということなく、こうして付き合い続けていけるのは嬉しいものね」カチカチ
ダイヤ「他にルビィが言っていたのはどこがあったかしら。ニューキンセツと、確か…シーキンセツ?と言っていたような。記憶違いだったでしょうか………ん…」カチ
男『なんや、あんさんまだこの辺うろうろしとったんかいな』
ダイヤ「あなたこそ。口ぶりから察するにこのキンセツヒルズの住人ではないとお見受けしますが、あまり不用意に滞在していると、警備の人を呼ばれてしまうかもしれませんわよ」
男『もうええわ、こいつどんだけしつこう追っかけても怯えるばっかりで言い訳すらせえへん。担保に預かっといたこれも俺には使えへんし、あんさん持ってったらええよ』
ダイヤ「へ?」
『もくたんは ミミロップナイトを 手に入れた!』
男『ほなな。仕事でお目にかからんよう祈っとくわ』スタスタ… ダイヤ「え、と…」ポカン…
ダイヤ (──追いかける。担保。怯える。言い訳。仕事でお目にかかる)
ダイヤ (──────)
ダイヤ ハッ
ダイヤ カチ
『12号室 怯える男の家』
ダイヤ「この方が怯えているのはあなたのせいではありませんか!!」
ダイヤ「って、ふげえ!担保に預かっていたとかいう曰く付きのシロモノを貰ってしまいましたわァ!イワコデジマイワコデジマ!」
ダイヤ「そんな黒そうなものは置いていきましょう、もくたんちゃん!えんがちょ!えんがちょですわ!捨てちゃえそんなもの、くっ、捨てられない…」カチカチ…
ダイヤ「──ってこれかなり高価などうくではありませんかァ!?」ギャピーッ 109番水道
ダイヤ「タウンマップで見るに、ここからなみのりをしムロタウンの方へと抜ける途中でシーキンセツとやらに立ち寄ることができそうね」
ダイヤ「さあかずおさん、なみのりですわ!」カチ
かずお『ギャオオスッ!』カットイン!
もくたん(なみのりの姿) ピョインッ
ダイヤ「うーん…もちろんぶっぶさんもあくあしっぷさんもよいけれど、やはりわたくし達の旅でなみのりと言えば、元祖かずおさんね」
ダイヤ「専グラとやらがないのが残念で仕方ありませんわ」
ダイヤ「ここからまたしばらく海の旅になるようだし、マルちゃんとまマさんに戦闘を担っていただくとしましょうか。小島を見つけたら上陸して、かずおさんには定期的にポフレをあげて…」
ダイヤ「レッツゴー!」カチー 『ラブラブカップルは アゲハントと ドクケイルを 繰り出してきた!』
ダイヤ「ほう──相性もよさそうですさ、よしこさんとあげはちゃんには劣りますが可愛いですね。ですが!」
もくたん『いっておいで!マル!まりのママ!』
マル『バッバッジジジ!』
まりのママ『ぐらぐらるぅぅぅ!』
ダイヤ「絆ならばこちらの方が上!可愛さならば段違い!このコ達に勝てるでしょうか!?」カチカチ
『マルの ほうでん!』シバァシバァァッ
『まりのママには こうかが ないようだ…』
ダイヤ「ふっ──この連携!最高電力を解き放つほうでんを、隣に立つまマさんは無効にできる!アゲハントさんではまず耐えられず、わずかに体力の残ったドクケイルさんは…」
『まりのママの だんがいのつるぎ!』ズドドゴガァッ
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「──ナイスチームプレイですわ!」 ダイヤ「みずタイプにはマルちゃんとまマさんで大概事足りてしまうわね。この辺りのみずタイプのポケモンはどくタイプやひこうタイプを併せ持っていることが多いから、りこちゃん♡では有利な対面とはいかないけれど」
ダイヤ「ま、そうは言ってもレベルの開きがかなりあるおかげで、よほどのことがなければ相性が多少悪くとも窮地に立つことなどないけれどね」フフ…
ダイヤ「ペリッパーもホエルコも」カチカチ
『マルの ほうでん!』シバァシバァァッ
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「キノガッサもハブネークも」カチカチ
『まりのママの じしん!』グララララ
『相手の …は 倒れた!』
【コメント】すっかりベテラントレーナーだなぁ
ダイヤ「!」
ダイヤ「ふふ…ありがたい評価ですわ」
ダイヤ「…しかし、これではやはり戦闘の経験値を積むには物足りませんわよね。ホウエン地方巡りの旅の最中はこれでよいけれど、マルちゃん達の力を十全に引き出してあげなければ後れを取りかねない戦い──」
ダイヤ「ジムリーダーさんのような強敵との戦いが、今のわたくし達には必要なのだと思えてしまいますわ…」 【コメント】ついこのあいだまでぽんこつトレーナーだったのに…… シーキンセツ、外部
ダイヤ「…おお!?」
ダイヤ「なんですか、あれは…」
ダイヤ「てっきり洋上のギガフロートのようなものを想像していたけれど、全然違う…これは、…建物…なの…?」
ダイヤ「建物、だったのでしょうけれど…地盤が沈下でもしたのでしょうか。大きく傾いてしまっていますわね…立ち入ってもよいものなのかしら…」
もくたん(陸地の姿) スタッ
ダイヤ「ここから入ることはできるようですが、どう好意的に解釈しても意図して設計された入り口には見えないわね」
ダイヤ カチ
『ダイキンセツホールディングス 海底資源採掘所』
ダイヤ「海底資源採掘所…?」 ダイヤ「ふむ…」
ダイヤ (キンセツシティの名を冠する施設。となれば、ニューキンセツ計画と縁がある──あったと考えても飛躍とはいわれないでしょう)
ダイヤ (ニューキンセツ計画が倒れると同時にこちらのシーキンセツも…?)
ダイヤ (都市開発計画と海底資源の採掘では互いに依存し合うほどのものではないように思うけれど、ダイキンセツホールディングスとやらがニューキンセツ計画も手がけていて、ということならば、あるいは…)
ダイヤ (…いずれも憶測に過ぎないか──) カチカチ
ダイヤ「え、受付の方…?」カチ
女性『特別自然保護区、シーキンセツへようこそ!』
ダイヤ「自然保護区…!?」 女性『こちらシーキンセツは特殊な生態系が観測されたため、特別自然保護区に認定されました!保護活動にお気持ちを頂けませんか?』
ダイヤ「お気持ちって…」
ダイヤ カチカチ…
『もくたんは 100円 募金した!』
ダイヤ「…まあ、でしょうね」
ダイヤ「前身がどうあれ、今では生態系を維持するための自然保護区…ですか。とは言え、」
女性『内部は自由に見学可能です!』
ダイヤ「というのだから、せっかくですし遠慮なく立ち入らせていただくとしましょうか。生態系をみだりに刺激しないよう注意することも念頭に置きつつ、」
女性『建物が崩れている箇所もありますので、充分にお気をつけください!』
ダイヤ「自分の足元にも気を付けていなければならないようですわね」カチカチ… ダイヤ「いやもうすでに穴とかあいているのですが!あぶな!」
ダイヤ「自然保護区なのはわかるけれど、仮にも観光スポットのような扱いをするならば人間にも配慮して最低限の修繕くらいは行なってほしいものね…おっともくたんちゃん、そちら気を付けてくださいな」カチカチ
ダイヤ「どうぐが…」カチ
『もくたんは あなぬけのヒモを 手に入れた!』
ダイヤ「誰ですかこんなものを置いたのは!先行きに不安を抱かせるのではありません!」 すっかり忘れていましたが、シーキンセツはこれ以上探索するのにダイビングが必要です
引き返して探索を後回しにしてもいいですが、
まり(ビブラーバ)♀
メロメロ、いわなだれ、じしん、りゅうのいぶき
かずお(ギャラドス)♂
ちょうはつ、なみのり、かみつく、たつまき
まりのママ(グラードン)
ふんえん、ビルドアップ、じしん、だんがいのつるぎ
よしこ(ドクケイル)♀
どくどく、ヘドロばくだん、むしのさざめき、ちょうのまい
りこちゃん♡(ジュカイン)♀
メロメロ、がんせきふうじ、リーフブレード、ダブルチョップ
マル(マルマイン)
エレキボール、ボルトチェンジ、ひかりのかべ、でんじふゆう
現在のパーティはこんな感じで
この場でかずおにダイビングを覚えさせる
ぶっぶを連れてきていてダイビングを覚えさせている(覚えさせる)
あくあしっぷを連れてきている
などで対応してもいいかなと思ってます
どうしましょう? 「シー」で察したダイヤさんがあくあしっぷを連れてきてたとか?
無印ルビサファしか知らないのでシーキン楽しみ 早かったのであくあしっぷを採用させてもらいますね
代わりにボックスに預けてきたコ >>610
※ まり、よしこ、りこちゃん♡のいずれか。
シーキンセツから戻りしだいあくあしっぷとまた交代します。 >>612
失礼、よく気づきましたね…
前のスレをコピって修正し損ねました
改めて貼り直します かずおのわざにも誤りがありました
現在のパーティ
(シーキンセツ探索時)
まり(ビブラーバ)♀ じめん、ドラゴン LV41 ふゆう
メロメロ、いわなだれ、じしん、りゅうのいぶき
かずお(ギャラドス)♂ みず、ひこう LV34 いかく
(メガギャラドス みず、あく かたやぶり)
ちょうはつ、なみのり、こおりのキバ、たつまき
まりのママ(グラードン) じめん LV47 ひでり
(ゲンシグラードン ほのお、じめん おわりのだいち)
ふんえん、ビルドアップ、じしん、だんがいのつるぎ
りこちゃん♡(ジュカイン)♀ くさ LV41 しんりょく
(メガジュカイン くさ、ドラゴン ひらいしん)
メロメロ、がんせきふうじ、リーフブレード、ダブルチョップ
マル(マルマイン) でんき LV43 ぼうおん
ほうでん、ボルトチェンジ、ひかりのかべ、でんじふゆう
あくあしっぷ(サメハダー) みず、あく LV42 さめはだ
なみのり、ダイビング、いわくだき、かいりき
シーキンセツ探索の間お留守番
よしこ(ドクケイル)♀ むし、どく LV41 りんぷん
どくどく、ヘドロばくだん、むしのさざめき、ちょうのまい シーキンセツ、内部
もくたん トコ…
ダイヤ「失礼いたしまーす…」
ダイヤ「なんだか冷えきった雰囲気を感じられて、どこか勇み足を踏んでしまいそうになるわね…」
ダイヤ「建物、海底資源採掘所と言いつつ、外観も──それに今しがた通ってきたのは甲板のようでしたね。もしかせずとも、船なのでしょうか。それならばいっそう半分ほど海に沈みつつあるのが笑えませんが…」
ダイヤ「館内の案内図かしら」カチ
『明るく 楽しい 職場をつくる シーキンセツ 10のメッセージ』
ダイヤ「まあ!」
ダイヤ「組織は大きくなればなるほど個々の思想や目的がずれていくものですからね。こうして入り口でその統一を図ろうというのはナイスアイディアですわ。どれどれ…」
『1.朝のアイサツ 腹から声を』
ダイヤ「ふむ、大切なことですわね。何事も挨拶に始まり挨拶に終わる、それは学校とて職場とて、人と人との繋がりがある以上は欠かすことができない点です。次は…」 『2.職場に ポケモン 持ち込むべからず』
ダイヤ「えっ」
ダイヤ「そ、そうなの…」
ダイヤ「てっきり人とポケモンとで力を合わせてお仕事に励むものだと──海底資源の採掘ともなるとなおさらその必要がありそうだけれど…」
『3.遅刻厳禁 残業上等』
ダイヤ「そう!遅刻はいけませんわ!遅刻をするということは自分だけの問題ではない、他の方々の時間を奪うことに他ならないのですから。その意識があれば無闇に遅刻などできるはずがないのです。そしてそう、残業上等──えっ?」
ダイヤ「残業上等………?」 ダイヤ「…ま、まあ、このシーキンセツだってここ三年で立ち上がって立ち消えてという計画ではないでしょうからね」
ダイヤ「指揮を採るダイキンセツもホールディングスであるということは、それなりに歴史が長く、ゆえに体質が古いのでしょう。今のように業務改革や働き方の見直しに躍起になるより一昔前の訓示だと思えば、頷けるものですか」
ダイヤ「残業推奨とのたまっているわけでもないし、それくらいの意気込みで臨むほどの大切な計画であると、そういうことに違いないわ。さて残りは…」
ダイヤ「………………」
ダイヤ「…………」
ダイヤ「……」
ダイヤ フーーー…
ダイヤ「わたくしは高校生。まだ社会に出たことはないので、難しくてよくわかりませんでした」
ダイヤ「…そういうことに、させてください」カチカチ… ダイヤ カチ
『1号室』
『カギが かかっていて あかない!』
ダイヤ「ふむ」
ダイヤ「観光スポット化しているからといって全てを開放する必要もありませんものね。老朽化がひどく危険だから封鎖しているという可能性もあるし、無理に入るのはよしておきましょう」カチカチ
『3号室』
ダイヤ「こちらはあいているようですね」カチ
ラブラブカップル『!』
ダイヤ「!」
カノジョ『いやーん、人間!?それともオバケ!?』
カレシ『人間でもオバケでも、ポケモン勝負で倒しちゃえばいいさ!』
『ラブラブカップルが 勝負を 仕掛けてきた!』
ダイヤ「うーん、なんだかそこはかとなく腹立たしい反応をされたわね。仕方がありません、こてんぱんにしてあげましょう」カチカチ
『ラブラブカップルとの 勝負に 勝利した!』
カノジョ『いやーん、結局どっちだったの!?』
カレシ『怖くなさそうだしどっちだっていいさ!』
ダイヤ「戦闘に勝ってなお腹立たしさが助長されるとは」イラッ 『2号室』
『カギが かかっていて あかない!』
ダイヤ「こちらの部屋もだめ。それはよいとして…」
┃ ┃
扉もく ┃
┃たん ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃〜〜〜〜┃
┃ ┃
┃ 濃い ┃
┃ 青色 ┃
┃ ┃
ダイヤ「…どっぷり浸水してるんですけど」
ダイヤ「床上浸水とかいう範疇ではなく、廊下が水に呑まれて先が途絶えてしまっているのですが…」
ダイヤ「外から見た傾き具合でこんなこともあるかもしれないとは思っていたけれど、まさかこうも早々に探索を終えることになろうとは…」 ダイヤ「というか今になって思い返すとものすごい傾き方だったけれど、廊下の角度もとんでもないことになっているのでは…もくたんちゃん、よくそうすたすたと歩けるものですわね…」
ダイヤ「もくたんちゃんの足腰の強さには今さら言及するべくもないとして、実際これどうしましょうかね。どうしようもありませんわよね」
ダイヤ「意気揚々と乗り込んできた割に激しい肩透かしを受けたような気持ちでいっぱいだけれど、おとなしく引き上げるしか…」
ダイヤ「…」
ダイヤ カチカチ…
ダイヤ「かずおさんではなく…」カチカチ
あくあしっぷ『シュルルギァッ!』カットイン!
もくたん(なみのりの姿)
ダイヤ「当然なみのりはできる。…もしや」カチ
あくあしっぷ『シュルルギァッ!』カットイン!
ドプン…
ダイヤ「!」 シーキンセツ、内部(水中)
ダイヤ「やはり…ダイビングが可能…!」
ダイヤ「船が浸水していると言うと行き止まりのように思えるけれど、とどのつまりは水が入った大きな器。考えようによっては海底と同じだものね」
ダイヤ「こんなこともあろうかとあくあしっぷさんにご同行いただいて正解だったわ!ふふふ…どうですか、わたくしの『目』もなかなか肥えてきたでしょう」
【コメント】ついこのあいだまでぽんこつトレーナーだったのに……
ダイヤ「誰がですか。不手際がある部分はあったにせよ、ぽんこつなどではありませんでした(断言)」 もくたん スイーー
ダイヤ「…この辺りには部屋がないのですね」
ダイヤ「船の構造には詳しくないし、ましてや海底資源採掘所などという目的をもって設計されたとあっては想像できる範囲もあっさりと限界を迎えてしまいますが…」
ダイヤ「内外を水に満たされた部屋の扉は水圧で開かないと聞いたことがあるけれど、たとえ部屋があったとしても入ることはできないかもしれませんわね」
ダイヤ「果たしてなにか面白いものや珍しいポケモンを見ることができるでしょうか」カチ
もくたん スイーー ダイヤ「ここから水中を進みつつさらに階下へと行けるようね」
もくたん スイーー
ダイヤ「ん…ここは…」
ダイヤ「なにか意味ありげな場所ですが…」
ダイヤ「これまでの道中も意味深に見えていながらなんの反応も得られない箇所はいくつもあったものね。その類いかしら」
ダイヤ カチカチ
ダイヤ「…どうぐ」
ダイヤ「大丈夫なのかしら、これ。中身がなにかはわからないけれど、この船は海に浸かっている──つまりこの空間を満たすのは海水。モノがなんであれ、ボロボロなのでは…」カチ
『もくたんは たんちきを 手に入れた!』
ダイヤ「絶対やばいでしょうそれは」 もくたん ザバァ
ダイヤ「ふうっ」
ダイヤ「もくたんちゃん、それにあくあしっぷさん。普段と違いやや窮屈で息苦しい水中移動、お疲れ様でした」
ダイヤ「通ってきた道を考えると、廊下をぐるりと迂回する形で反対側までやってきたということね」
ダイヤ「こちらはこちらでまたいくつか部屋がある。もちろんその全てに立ち入れるとはいかないのでしょうが、さてと…」
女の子『おねーちゃん、おとなの人?』
ダイヤ「わたくしが大人かどうか、ですか。シンプルながら考えさせられる問いかけですわね」 ダイヤ (高校生は社会的に大人とは言えない。しかし一般的に求められる立ち居振舞いや責任感は子どものそれとは言えない)
ダイヤ (先ほどは『まだ社会に出たことがない』ことを盾に自身を子どもに寄せたりもしたけれど、ここでこの少女が求める答えは、きっと──)
ダイヤ「ええ。お姉ちゃんは大人よ」
ダイヤ (この少女との相対的な関係──!)
女の子『それなら、はい!』
『もくたんは 1号室のカギを 手に入れた!』
ダイヤ「!」
女の子『落とし物をひろったらおとなの人に渡すんだっていわれたの!えへへ、わたしえらい?』
ダイヤ「まあ、それはそれは…ええ。とっても偉いですわ」 ダイヤ「1号室のカギ」
ダイヤ「順当に考えればこの館内のもの、つまり先ほど入ることができなかったあの1号室のカギということでしょう」
ダイヤ「この子がどのような経緯で拾得したかわからないけれど、これは…使ってしまってもよいのかしら…」
ダイヤ「しかしもう閉鎖された建物だし、届けるにしたってどこへ届ければよいのか…」
ダイヤ ウズ…
ダイヤ「ちょっと。ちょっと覗くだけ」
ダイヤ「観光の一環としてひっそりと用意されていた流れである可能性も否定はできませんし、ね。ちょっとだけ覗いてみても怒られはしないでしょう」カチカチ… シーキンセツではミカルゲに会うこともできますが、どうしましょう。
安価出した方がよいですか? 色々寄り道はしたいけど、そろそろストーリー進めたほうがいいんじゃないかなぁ 『もくたんは 1号室のカギを 使った!』
『カギが あいて 中に 入れるようになった!』
ダイヤ「開いた…!いえ、対応するカギを使ったのだから当然なのだけれど…」
ダイヤ「なんだかちょっぴり冒険をしているみたいで胸がざわついてしまいますわね」ドキドキ…
もくたん ガチャ…
不思議姉妹『!』
ダイヤ「!」
不思議姉『誰かしら、この聖域を侵そうとする不届き者は…?』
不思議妹『お姉さまの結界を破っちゃうなんて、なんて人…!』
『不思議姉妹が 勝負を 仕掛けてきた!』
ダイヤ「この館内やべえ二人組しかいないのですが」 『不思議姉妹は リーシャンと キルリアを 繰り出してきた!』
ダイヤ「リーシャン…は、初めて見るポケモンね。その名の通り鈴を模したポケモンですか。見た目は愛らしいけれど、果たしてどの程度の力量か──」
もくたん『いっておいで!マル!まりのママ!』
マル『バッバッジジジ!』
まりのママ『ぐらぐらるぅぅぅ!』
ダイヤ「わたくし達が見てあげるとしましょう!」 『──不思議姉妹との 勝負に 勝利した!』
ダイヤ「あっさりと勝ってしまった」
ダイヤ「レベルがレベルだから当然だけれど、ここしばらく戦闘が物足りなくて仕方がありませんわ…」ムゥ
不思議姉『わたし達の絆が破れるなんて…!』
ダイヤ「姉妹としての結び付きでも、数字の差は埋められなかったようね。ま、わたくしと妹のルビィほどの信頼関係があれば後れを取ることなどそうそうないのですが──」
不思議妹『わたしの力が破れるなんて…!』
ダイヤ「いや信頼信頼ィ!妹さんと意識に乖離があるようですわよ!」 【コメント】姉妹の絆なら、ルビィとダイヤの絆も負けてない 【コメント】姉妹の絆なら、ルビィとダイヤの絆も負けてない
ダイヤ「この方々の前では、あまり手放しでその事実を喜べない…というか、まさかこの姉妹にも劣っているなどとは考えたくないという方が適切ですわ」
ダイヤ「それにしても期せずして立ち入ることができた1号室ですが、この方々がいる以外にはなにも…」キョロ
ダイヤ「…いかにもなにかありますと言わんばかりのキャビネット以外には、なにも」
ダイヤ カチカチ…
『もくたんは ガラス棚を 調べた…』
『奥の 方に なにかが あるようだ!』
ダイヤ「人が離れて久しいはずだから、ガラスの破片などには充分に気を付けてね」ハラハラ…
『もくたんは 2号室のカギを 手に入れた!』
ダイヤ「!」
ダイヤ「またカギが…」 ダイヤ「2号室は、このすぐ隣でしたか」
ダイヤ「3号室ではラブラブカップルが、この1号室では不思議姉妹が待ち受けておりそれぞれポケモンバトルになったけれど、2号室にもクセのある方々がいるのかと思うと…」カチカチ
『もくたんは 2号室のカギを 使った!』
『カギが あいて 中に 入れるようになった!』
ダイヤ「無人の部屋に4号室のカギをかかえた可愛いポケモンがいるとかにしてくださいな!」ママヨ!
先輩『!』
ダイヤ「!」
先輩『ちょ、ちょっと…誰!?』
ダイヤ「誰と言われると、物見遊山のポケモントレーナーですが…」
ダイヤ (この部屋にも二人組。だけど、これまでとはなんだか雰囲気が違うような…?) 先輩『せっかくカギかけてたのに、なんで入ってきちゃうのよ!』
ダイヤ「むしろなぜカギをかけていたのですか!公共の場で勝手なことをするのではありません!」
ダイヤ「そもそもこんなところでカギをかけてまでなにをすることがあるというのですか…」
先輩『こ、この子に先輩としての大切なことを教えてたのよ!』
ダイヤ「…ほう」
──『1.朝のアイサツ 腹から声を』
──『2.職場に ポケモン 持ち込むべからず』
──『3.遅刻厳禁 残業上等』
ダイヤ「後進を育てようという心構えは立派なものですが、カギをかけて密室で行う必要などないでしょう。正しいと信じることをするならば、不要な部分で後ろ指をさされるようなやり方は避けることをお勧めしますわ」 先輩『まったく〜、いいところだったのに』
先輩『これあげるから、あなたも部屋を使いたいんだったらどこか他のところに行ってよ!』
『もくたんは 6号室のカギを 手に入れた!』
ダイヤ「いえ、別に部屋を使いたかったわけではありませんが…まあ、そこまでおっしゃるのなら引き上げますけれど」
ダイヤ「…」
ダイヤ「あなたは一言も話しませんわね」カチ
後輩『………………ぽっ』
ダイヤ「は?」 ダイヤ カチカチ…
ダイヤ「なんだか、閉鎖的な空間だからでしょうか…妙な雰囲気の方が多いように感じるわね…」
もくたん ガチャ
ダイヤ「ここは4号室ですか、あるのは簡素なベッドとキャビネットだけ」カチカチ
『ベッドの 下に 大量の 雑誌が 落ちている!』
ダイヤ「だから、出ていくときには私物を片付けることくらいできないものかしら」ハァ
『特選!世界の おとなのおねえさん!』
ダイヤ「………」 ダイヤ「ここは…」
『5号室』
ダイヤ「カギはかかっていないようですわね」カチ
もくたん ガチャ
ダイヤ「あら、他の部屋に比べて物が多いような…ベッドに机、キャビネットも二つ…」
『なんだか どこかから 見られているような 気がする…』
ダイヤ「!?」
ダイヤ「ななな──なんですか!?」バッ
ダイヤ「もくたんちゃん以外には誰も見当たらないけれど、一体──」
──『どこかから 視線を 感じる…』
──からくり大王『見付かってしまったか!』
ダイヤ「ははあん…」ピーン ダイヤ「この部屋にも奇人が潜んでいるということですか。あるいは雰囲気に誘われてかくれんぼの真似事をしている少年少女か…」
ダイヤ「いずれにせよ取り合う義理はないのだけれど、もしも子どもならば遊び場にするには危険だと説かなければなりませんわね」
ダイヤ「奇人に絡まれる可能性も多分にあるのがイヤだけど、子どもである可能性に思い至った以上、その程度の些事はわたくしが呑み込めばよいものとして、捜すとしましょうか」
ダイヤ「ベッドの下」カチ
『マットレスから 変な ニオイがする!』
ダイヤ「いらぬ報告をありがとう」
ダイヤ「机の下」カチ
『机には いくつもの 切り傷が ついている…』
ダイヤ「知りたくない事実でした」 ダイヤ「キャビネット」カチ
『本や 資料が 並んでいる…』
『おや?なにか 紙が 挟まっていた…』
ダイヤ「ん?」
『始末書
わたくし …ライシ …イゾ…は
ク……ネ炭鉱 より 寄贈さ…た
かなめいしを 紛… してしま……た』
ダイヤ「…なんですか、これは」
ダイヤ「私、は、炭鉱より寄贈された、かなめいしを紛失してしま…っ、た…?」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…ダイキンセツの社員か、それに準じる方が残した…始末書…もちろん意図的に残していったというよりは回収し損ねたものなのでしょうが…」 ダイヤ「要石…」
ダイヤ「文脈から察するに、なんらかの役石…もしくは神石のことでしょうが、それを紛失したというのは…」
ダイヤ「…まあ、控えめに考えてもごめんなさいで済むことではなさそうね」
ダイヤ「………石…」
ダイヤ カチカチ
→バッグ
→たいせつなもの
→すごそうないし カチ
『見る人に よっては 貴重かも しれない かなり 変わった 石』
ダイヤ「シダケタウンで女の子から頂いたものだけれど、まさかこれが…?いえ、それはさすがに身の回りの点と点を結びたがっただけに過ぎませんか…」 ダイヤ「もし仮にこれがくだんのかなめいしだとして、どうするべきともわかりませんしね。この方はとっくの昔に責任を取ってしまったでしょうし、その辺のポケモントレーナーが拾って届けてくれたというのも決して格好がつくものではない」
ダイヤ「わたくしにできることは、そのかなめいしとやらがまたいつかどこかでその役目を果たさなければならなくなったとき、どんな形でもいい、正しく現れますようにと祈るくらいのこと──」カチ
┏━━━━━━━
┃
┃もく
┃たん ??
┃
┃
ダイヤ「ぇ…」
ダイヤ「も──もくたんちゃん!後ろにっ、なにかが──!」
『ユラーッ!』 『ミカルゲと 対峙した!』
ダイヤ「ぽ…ポケモン…!?」
ダイヤ「まさか、先ほど感じた視線は…!」
もくたん『いっておいで!マル!』
マル『バッバッジジジ!』
ダイヤ「ゆらゆらと妖しい造形、表情も満足に読み取れないし、本当にポケモン…なの、よね…?名前もレベルも表示されているのだから──」
『ミカルゲ LV50』
ダイヤ「ご…50レベル!?」
『マル LV43』
ダイヤ「マルちゃんより遥かに──どころか、ボックスにいるコまで含めてもわたくしの仲間達の誰よりも…!」 ダイヤ (どうする…!)
ダイヤ (レベルが高いとは言え、10も20もというわけではない。相手は一匹に対してこちらは六匹。落ち着いて対処すれば、ここで壊滅させられるという事態は避けられると思うけれど…)
ダイヤ (現れた背景も戦闘になった理由も不透明。果たしてここで戦うのは正しい選択なの…!?)
ミカルゲ『…』
マル『…』
ダイヤ (ひとまずひかりのかべを張って、相手の出方を窺う──不穏な気配がしてきたら一も二もなく撤退するとしよう)
ダイヤ (もしもその余裕があるようならば、捕まえてみたいけれど…決して無理はせずに) カチ 『マルの ひかりのかべ!』キュピピシ
ダイヤ「マルちゃんが先に動けた…!さすが、そのずば抜けたすばやさは伊達ではありませんわ!」
『マルは 特殊に 強くなった!』
ダイヤ「これで特殊攻撃は怖くなくなった。あとはミカルゲが物理攻撃を主体として戦うポケモンでさえなければ…」
『相手の ミカルゲの おきみやげ!』
【コメント】おんみょ〜ん
ダイヤ「お、陰陽…!?」
ダイヤ「やはり、見た目に違わずゴーストタイプでしょうか…決死で特攻を仕掛けてくるかのようなイヤな気配が…!」
『マルの こうげきが がくっと 下がった!』
『マルの とくこうが がくっと 下がった!』
HP スーッ
ダイヤ「ぎゃああああああ!わずか1ターンでこうげきととくこうがそれぞれ二段階も!こんなのズルですわ、卑怯ですわ!」
ダイヤ「…………ん?」
『相手の ミカルゲは 倒れた!』
ダイヤ「瀕死の特攻ですか!!??」ガーンッ ダイヤ ポカン…
『ミカルゲは どこかへ 姿を 消した…』
ダイヤ ポカーン……
ダイヤ「 」
ダイヤ「…ええ………?」
ダイヤ「倒れたって、いや、倒れましたけど…文字通りひとりでに倒れていった、けど…」
ダイヤ「…………ええ……??」
ミカルゲは どこかへ 姿を 消した… ▼ ORAS鬼門の一つですね、ミカルゲ捕獲は。
捕獲係数が低くないことが救いですが、おきみやげを使ってくるのがね… こんなんおるんか……
知った上で開幕クイックならいけるんかな?多分おれもダイヤさんと同じ反応するわ 挑発か置き土産+封印は必須
見破られた状態にしたうえで峰打ち+催眠も必要
ドーブルか複数匹体勢じゃないとムリダナ シーキンセツ、倉庫
もくたん ガチャ
ダイヤ「この倉庫でシーキンセツの探索は最後となりそうね」
──『明るく 楽しい 職場をつくる シーキンセツ 10のメッセージ』
──『ラブラブカップルが 勝負を 仕掛けてきた!』
──『不思議姉妹が 勝負を 仕掛けてきた!』
──先輩『せっかくカギかけてたのに、なんで入ってきちゃうのよ!』
ダイヤ「探索の時間はそう長くなかったはずなのに、なぜだか濃い思い出がたくさん…相当疲れましたわ…」
ダイヤ「特に最後の…」
──『ミカルゲは どこかへ 姿を 消した…』
ダイヤ (もう考えるのはよそう…) カチカチ ダイヤ カチ
『もくたんは でかいきんのたまを 手に入れた!』
ダイヤ「でかい!」
ダイヤ「きんのたまはこれまでに何度か手にしたけれど、でかいのは初めてですわね。きんのたまでそこそこいい金額と引き換えてもらえるのだから、でかいきんのたまともなれば…むふふ…」
ダイヤ「どうぐに模様替えアイテムに、たくさんお買い物できてしまうわね!」ウキウキ
ダイヤ「あら?」カチ
『もくたんは きんのたまを 手に入れた!』
ダイヤ「普通のきんのたまも落ちていました。………というかよく見てみると、」 『もくたんは でかいきんのたまを 手に入れた!』
『もくたんは きんのたまを 手に入れた!』
『もくたんは きんのたまを 手に入れた!』
『もくたんは でかいきんのたまを 手に入れた!』
ダイヤ「──なんかめちゃくちゃに金銀財宝…ではない、金々きんのたまが落ちているのですが!!」
『もくたんは わざマシン13を 手に入れた!』
ダイヤ「ちょいちょい違うものも混じってる!!」 ダイヤ「倉庫の中で見つけたもの」
でかいきんのたま:8個
きんのたま:4個
わざマシン13(れいとうビーム)、ゴージャスボール、スピアナイト
ダイヤ「きんのたまの群れもそうだけど、それ以外に見つけたものも軒並み価値がありそうなものばかり」
ダイヤ「…これは、どう考えても勝手に持ち去ってよい範疇を凌駕しているように思えますが…」
ダイヤ (換金性のないどうぐは価値を正しく測れないけれど、きんのたまの群れは一般市場の取引価格に置き換えると合計で10万円)
ダイヤ (ダイキンセツホールディングスが組織として貯えていたと見るには、やや価値が低い…いや、本当に必要なものだけを持っていった残りだと考えることもできるか…?)
ダイヤ (あるいはダイキンセツホールディングスのいち社員の、もしくは全然関係ない方の個人的なへそくり──という可能性もある) ダイヤ「ご丁寧にカギのかかった倉庫にしまい込んでいたものを、たまたまカギを手にしたわたくしに見つけられてしまい、挙げ句持ち去られたとあっては──」
ダイヤ「…持ち主の方には相当不憫でなりませんが、かと言って」
ダイヤ カチカチ
ダイヤ「一度拾得してしまった以上、もう置いて帰るということができないのよね…」
ダイヤ「思わぬ遭遇に浮き足だって根こそぎ拾ってしまったことは責められても然るべきですが、まあ、その…運が悪かったのだと思ってくださいまし」ペコッ
ダイヤ「しかし拾ったわたくしとしても、繰り返し使うことができるわざマシンとスピアナイトは割り切れても、ゴージャスボールを使ったり意気揚々ときんのたまの群れを換金したりというのは些か抵抗があるわね…」
ダイヤ「本当に、どうしましょうかしら」カチカチ
【コメント】きんのたまおじさん会った?
ダイヤ「え?」 ダイヤ「きんのたま…おじさん…?」
ダイヤ「よくわかりませんが、それは全年齢対象のゲームに出てきてもよい類いのキャラクターなのですか…?」
ダイヤ「そんな名乗りをする人物はキンセツヒルズにもいなかったけれど…………いや!」
ダイヤ「いた、かも…一人だけ…あれはどこかの町のフレンドリィショップにいらしていた男性…確か彼はそう、ぶつぶつと…」
──男『拾ったきんのたま…… やっぱり売るしかないのかなあ…… あんなことやこんなこと…… 色々使い道は浮かぶけど…… 人としてどうかと思うしなあ……』
ダイヤ「──とかおっしゃっていた…!」
ダイヤ「もしや倉庫に積まれていた大量のきんのたまの群れは、あの方の…!?」
ダイヤ (いや、それにしては『拾ったきんのたま』との物言いがやや引っかかるけれど…大量に拾って困ってしまったからひとまずあそこへ隠しておいたと考えることもできる…?)
ダイヤ「全く別の可能性もあるけれど、わたくしはキンセツヒルズの屋上できんのたまを受け取ってなどいないし、体験版をプレイしてもいないので真相(とおぼしき推測)に辿り着くことはできませんでしたわ」カチカチ シーキンセツ、デッキ
ダイヤ「ただいま、っと」カチ
ダイヤ「なんだか久し振りに陽の光を浴びたような気分ね。途中屋外にも出たしそんなとこはないのだけど、なんともね…見なくてもいいものを見、知らなくてもいいことを知ったような重さがずしりと響くわ」
ダイヤ「それにしても、シーキンセツ内を巡る中で、シーキンセツと──それにニューキンセツ計画の表層が剥がれてしまったわね」
ダイヤ「わたくしが覗いてしまったのはそれでもほんの一部だけなのでしょうけれど、」
──テッセン『キンセツシティは長い歴史から見るとつい最近になって、ようやく人が増えて栄えてきたんだ。その流れを活かそうっちゅうてもっと人を呼び込むための開発計画だったんだがな…』
──テッセン『一年前に、なんだ、計画は無期凍結になった』
ダイヤ「…明るい街も組織の一つ。気さくなテッセンさんも大人の一人。そういうことですわよね」
ダイヤ「彼の──彼らの過去がどうであれ、関係のないこと。わたくしにとっては、旅の味方として、また関門として、あるいは友人として、共にいてくださったことだけが大切な事実」
ダイヤ「余計な詮索もこれ以上の思考も控えて、全てこの捨てられた船の中に──置いて帰るとしましょう」 造船所員『あ、キミ…』
ダイヤ「はい?」
造船所員『僕、ほら、覚えてないか。クスノキさんのとこで働いてるんだけど』
ダイヤ「造船所の方ですか。申し訳ありませんが、どなただったか…」
造船所員『そりゃそうか!僕が見かけただけで、話してないもんね!』
ダイヤ「心苦しさを返してください」
造船所員『ところでキミ、シーキンセツの帰りなの?中でさ、変なものを拾わなかった?捜してるものがあるんだけど…』
ダイヤ「変なものはたくさん拾いましたが」
造船所員『…って、それ!たんちき!それだよ、僕が捜しにきたもの!』
ダイヤ「へ?」
──ダイヤ『大丈夫なのかしら、これ。中身がなにかはわからないけれど、この船は海に浸かっている──つまりこの空間を満たすのは海水。モノがなんであれ、ボロボロなのでは…』カチ
──『もくたんは たんちきを 手に入れた!』
──ダイヤ『絶対やばいでしょうそれは』
ダイヤ「ああ…」 造船所員『それさあ、クスノキさんの忘れ物──おっと、クスノキさんがここに立ち寄ったときに落としていったものなんだよ』
造船所員『それが急に必要になったとかで、捜してきてほしいなんて言われたもんだから困っちゃってね…』
ダイヤ「…随分と奥まで『立ち寄った』のですね」
ダイヤ「っといけないいけない」
ダイヤ「無事に機能するかどうかはわかりませんが、お捜しだったのであればちょうどよいですわ。わたくしには無用のどうぐですし、お持ちくださいな」カチ…
造船所員『いやあ、ほんとよかったよ!それ、クスノキさんに渡してくれる?造船所にいると思うからさ!』
ダイヤ「はい?」 ダイヤ「まーーーーた!」
ダイヤ「まーたわたくしを郵便屋さん扱いしてえ!」プンスカ
ダイヤ「あなたが用命されたのだからあなたが完遂すればよいものを!別に後から口を挟んで手柄を横取りしようなどというつもりもないのに!」
ダイヤ「ラティオスさんがいるしむげんのふえもあるし、たいした労力にはならないけれど…」カチカチ
ダイヤ「なんだか納得いきませんわ!!」ムキーッ
ダイヤ「こうなったらきんのたまの群れも遠慮なく売り払ってやるんだから!これくらいのことをしなければ、釣り合いが取れないというものです!」フンス
『それでしたら80,000円でお引き取りいたしましょう!』
ダイヤ「ええお願いしますとも!ついでにモンスターボールをたくさんくださいな!」カチカチ
クスノキ『もくたんちゃんが見つけてくれたのかい、ありがとうね。これ、些細なものだけど、色んないい逸話があるものなんだ。ぜひ持っていきなさい。本当にありがとう』
『もくたんは とうめいなスズを 手に入れた!』
ダイヤ「………………」←自分の行いが恥ずかしくなった まだあさせのほらあなと、サファリゾーンとかいうとんでもない巨玉が残っていますが、このままホウエン地方巡りの旅を続行しますか?
(ストーリーを進めてという声もあるので確認です) そこらへんやるなら他キャラ乱入させても良いんじゃないかなって そうか、ダイヤさん一人だともやもやに答えが出ないのか。 この後の進路 >>670
※ ストーリーに戻る、ホウエン地方巡りの旅を継続する、のいずれか。隣に配置する人を併せて指定可。(多くても二人まで) ダイヤ「もしもし、ダイヤです」
聖良『どうも。聖良です』
ダイヤ「で、なんでしたっけ」
聖良『ええ。ですから、北海道は冬休みが長いんです。自治体や年度にもよりますが、私の高校は来週末まで冬休みです』
ダイヤ「そうですか、それは羨ましいことです」
聖良『いえいえ。その代わりに夏休みが短いですからね、休みの総日数は大差ないはずですよ』
ダイヤ「そうですか」
聖良『なんだか返事がそっけないですね』
ダイヤ「心当たりはありませんか?」 聖良『…遊びにきたのがいけなかったんですか?』
ダイヤ「いらしたこと自体をとやかく言うつもりはありませんが」
聖良『と、おっしゃると?』
ダイヤ「わたくし達は明日も学校なので早めに引き上げていただきたいのです」
聖良『なるほど…ダイヤさんの気持ちはわかりました』
聖良『──でも友達の家に遊びにきたのに電話で話すなんてあんまりじゃないですか!』←別室
ダイヤ「大きな声を出さないでくださいな」 【コメント】セイントスノーの鹿角聖良!?なんで居るの!!?!?函館遠くない!!??!? 聖良「まったく、なんの嫌がらせかと思いましたよ。まさかダイヤさんにあんな仕打ちを受けるとは」ヤレヤレ
ダイヤ「理亞さん、こんばんは。遠路はるばるようこそお越しくださいましたね」
理亞「ついでだったから、平気。ルビィ達にも会えたし」
聖良「ダイヤさん。聖良さんにも優しい言葉をかけてください」
ルビィ「でもいいな〜、まだ冬休みなんて。ディズニー行くんでしょ?」
理亞「だから、姉さまが言った通り、夏休みが短いから。別に羨ましがられるようなことじゃない」
聖良「理亞がどうしても北海道ウェルカムウィークでディズニーへ行きたいと言うものですから」
理亞「ね、姉さま!!」 ルビィ「でもディズニーって千葉だよ。沼津ってちょっと寄るって距離じゃないのに…」
理亞「函館と関東の往復が分母になるなら、千葉と沼津の往復くらい訳ない」
聖良「理亞が関東に行くなら多少無理してでもルビィさん達に会いたいと言うものですから」
理亞「姉さま!」
ダイヤ「聖良さん、あまり理亞さんをからかうのはおよしなさいな…」
理亞「嘘はよくない!沼津に来たのは姉さまが黒澤ダイヤ達に会いたいって言ったからだよ!」
聖良「理亞!!」
ルビィ「なんなのこの姉妹」
ダイヤ「不思議姉妹というやつですか」 ダイヤ「それで聖良さん、まさか当日に連絡を寄越してきておきながら、明日も学校へ行くわたくし達の家に厄介になろうなどというおつもりではないでしょうね」ジト
聖良「ふふ…私達がそこまで常識を持ち合わせていないように見えますか?きちんと十千万さんに部屋を取っています」
ダイヤ「でしょうね。あなた方が内浦へ来ることは千歌さんから聞いて知りましたからね」
聖良「わかっているならここぞとばかりに私へ嫌味を言わないでください」
ダイヤ「ちょっとした腹いせです」
聖良「今日の午前中には連絡していましたよ!スマホを見ないダイヤさんにも非があります!」
ダイヤ「学校にいるのに用もなくスマートフォンなど触るはずがないでしょう。そういうのは依存症と言うのです」
理亞「黒澤ダイヤって姉さまのこと嫌いなの…?」コソ
ルビィ「ううん。聖良さんはからかうと面白い反応するから楽しいんだってゆってた」コソ
理亞 ムッ… 理亞「黒澤ダイヤ」ズイ
ダイヤ「どうなさいましたか、理亞さん」
理亞「姉さまに意地悪言うのはやめて。そういう付き合い方する相手なんかいないんだから、姉さま本当は傷ついてるかもしれない」キッ
聖良「理亞」
ダイヤ「…理亞さん」
理亞「なに」
ダイヤ「わたくし達、もう知らぬ仲ではないでしょう。少し気恥ずかしく思うのもわかりますが、どうでしょう。そろそろわたくしのことは気軽に名前だけで呼んでくださいませんか?」
理亞「な…!」
ダイヤ「わたくしは『理亞さん』と呼んでいるのに、これでは一方的に距離を感じてしまって悲しいですわ。ね、内浦のお姉さんだと思って、ほら」
理亞「だ、誰が……!」
理亞「……………ダイヤ、さん…?」
ダイヤ「ええ、ダイヤです。これからはそう呼んでくださいな」ニコッ
理亞「……うん…」コクン
ルビィ「聖良さん。理亞ちゃんが味方してくれなくなりましたよ」
聖良「理亞ァ!!」 ダイヤ「で、なんでしたっけ」
聖良「せっかく沼津へ来たのだから、なにかして一緒に遊びましょう」キリッ
ダイヤ「よくそんな表情ができるわね」
ダイヤ「なにかしようと言われても、こんな時間からなにをしようというのですか。今から沼津の町へ出てもすぐに終バスの時間に──」
聖良「今一番流行っているものでいいじゃないですか」
ダイヤ「今一番流行っているもの?」
聖良「ダイヤさん、ゲームをするとき独り言が随分と多くなるみたいですね」
ダイヤ「…あなたもまさか!」
聖良 ニッコリ
ダイヤ「擬態語で返事をするのではありません!!」 ルビィ (もくたんちゃんのプレイは観たいけど、せっかく理亞ちゃんが来たのに四人でゲームにかじりつくのはなあ…)
理亞「ルビィ」
ルビィ「うゅ?」
理亞「これやろう」スッ…
つ『四つならべるゲーム』
ルビィ「それは…!理亞ちゃんとルビィの因縁のゲーム…!」
理亞「まさかルビィに一敗するなんて思わなかったから、猛特訓した」コク
ルビィ「い──いいよ、やろう!ルビィだってさらに練習して強くなったんだから!」
理亞「大先輩として、まだまだこの座は明け渡さない」ニッ
ルビィ「むむ〜っ、ルビィだってぜったい勝つもん!」
ルビィ「とゆーわけでおねいちゃん!ルビィ達は部屋で決闘──じゃない、遊んでるから!ごはんのときは呼んで!」
理亞「姉さま。私──行ってくる…!」
ルビりあ タタタタ…
ダイヤ「…決闘?」
聖良 (理亞…逞しくなりましたね…!) グスッ
ダイヤ「涙が安い」 ダイヤ「…行ってしまいましたが」
聖良「ええ、向こうは向こうで楽しんでくれるというならば是非もありません。さっそくゲームを始めてください」
ダイヤ「ちなみに聖良さん達、十千万で夕食を摂るつもりならそう時間はないと思いますけれど」
聖良「一介の高校生が背伸びをするには限度のある旅館でした」フッ…
ダイヤ「でしょうね。それならどうするつもりですか?」
聖良「一緒にファミレスでも行こうと思ったのに、ろくな店がないじゃないですか」プン
ダイヤ「は?あなたの家の周りにだって早く閉まるパン屋さんくらいしかないではありませんか」
聖良「ご近所さんの悪口を言うのはやめてください!レイモンハウスがあります!」
ダイヤ「絶対にファミレスの分類ではないでしょう」 ダイヤ「…ま、そんなことだろうと思ってお母様には夕飯のお願いをしてありますから」
聖良「ありがとうございます、本当にお世話になります」ペコッ
ダイヤ「献立がなんであれ完食するという約束、守ってもらいますわよ」
聖良「ははは、私を誰だと思っているんですか。小学生じゃないんですから、なんだって食べられますよ。なので普通のメニューにしてください、普通の。私達がいることなど全く影響しない普通のメニューに」
ダイヤ「あ、閲覧者の方が少し増えてるわね」カチカチ
聖良「ダイヤさん?ふふ、わかってますよ。私を焦らせて楽しもうという寸法でしょう。もうばれていますから、ネタばらしをしていいですよ」
ダイヤ カチカチ
聖良「ダイヤさん。ネタばらしを、早く。早く私を安心させてください。こんな気持ちでは心からダイヤさんのゲームを楽しめません。ダイヤさん」
ダイヤ カチカチ
聖良「ダイヤさん!!」 【コメント】ダイヤおかえり。あれ…今日は違う人がいるんだね? 【コメント】ふたりともスクールアイドル関係以外に友達っていないの? 聖良「いけ!そこです、ダイヤさん脛!脛を叩けばこちらのものですよ!」シュッシュッ
ダイヤ「あの、聖良さん」カチカチ
聖良「なんですか?」シュ?
ダイヤ「脛ってどこですか」
ドククラゲ『…』
聖良「それは触手の膨らんだところの少し上なのではないでしょうか。八十箇所もあるのだから狙いやすいでしょう」
ダイヤ「…」カチカチ
『マルの ほうでん!』シバァシバァァッ
聖良「脛は!?」
ダイヤ「マルちゃんは姑息な戦術を得意としていませんので」
聖良「待ってください。その言い方ではまるで私が姑息な戦術を得意としているみたいじゃないですか。誤解を招くような物言いはやめていただきたいですね」 ダイヤ「というか」カチカチ
聖良「はい?」
ダイヤ「八十箇所というのは?」
聖良「ふふん、さすがのダイヤさんも知りませんか。ドククラゲには触手が八十本あるんですよ」ドヤッ
ダイヤ「八十ぅ〜〜?」
ダイヤ ジッ…
ドククラゲ『…』
ダイヤ「…八本の間違いでしょう。どう多く見積もってもせいぜい十本が関の山ですわ」
聖良「それはグラフィックの都合上でしょう。それともダイヤさんは、こんな精緻な触手が八十本もうねうねと動き回る様子を見たいんですか?」
ダイヤ「ぅ、それは…イヤですが…」
聖良「そうですよね。だったらそういう大人の事情には口を出さないのが双方のためというものです」 ダイヤ「まさか聖良さんもポケモンをやっていたとは…流行り廃りに疎い方でないことは自覚していましたが、ここまで周りに溢れていたものに手出ししていなかったなんてね…」
聖良「いえ、私はポケモンをやったことはありませんよ」
ダイヤ「へ?」
ダイヤ「そ、それではドククラゲの触手が八十本もあるという情報はどこから…?」
聖良「それはもちろんポケモンWikiからですが」
ダイヤ「さも当然のように言われても」
ダイヤ「…」
ダイヤ「チルタリスの分類ってなんでしたっけ」
聖良「ハミングポケモンですよ」
ダイヤ (そうなんだ) 聖良「ポケモンといえば、今では世界中にその名を知らない人はいないビッグコンテンツですから。なんにも知りませんというわけにはいきませんよ」
ダイヤ「でもプレイはしないのですか?せっかく情報を得たのなら実際にゲームもしてみればよいものを」
聖良「いえ、さすがにそこまでは手が回りません。ポケモンだけでも相当な数がありますからね、かといって半端にはできませんし」
ダイヤ「…ポケモンだけでも?」
ダイヤ「聖良さん、まさかあなた…」
聖良「もちろん」
聖良「ドラクエもFFも、妖怪ウォッチもどうぶつの森も、ある程度の知名度を誇るものは概ねインプットしています」トントン
ダイヤ (あっこの人もバカの部類だ!そうだった!)
ダイヤ「でも先日うちの千歌さんがメラゾーマどうこうでお邪魔した際にはお力添えくださらなかったとか」
聖良「いつの話ですか?」
ダイヤ「いつの話でもないのでお気になさらず」 聖良「この後はなにを?」
ダイヤ「今はホウエン地方巡りの旅をしているところなので、あとは…サファリゾーンか浅瀬の洞穴に行こうと思っていますわ」
聖良「どちらも楽しそうな響きですね!楽しみです!」ワクワク
ダイヤ (こういう素直な反応は可愛いのよね)
【コメント】マリーがタマザラシに似てるってずっと思ってて、そのあさせのほらあなってところに出るからストーリーに直接関係ないけど見つけたら行ってみてもいいかも
聖良「!?」
ダイヤ「ほう、そうですか。鞠莉さんに似ているというのは容姿でしょうか?ふふ、金色でぴかぴか笑顔のポケモンかしらね。ではせっかくですし、先に浅瀬の洞穴へ向かうとしましょうか──」
聖良「だ、ダイヤさん!今のは!?なにか話しかけられたような感じでしたが…!」
ダイヤ「ああ、初めてだと驚いてしまいますか。今のはアシスト機能で、このオメガルビーを観ている方々が」
聖良「しかもダイヤさん会話してませんでしたか!?」
ダイヤ「話をお聞きなさいな」 聖良「ほー…こんな形でファンの方々と交流する機会を作るなんて、なかなかやりますね」
ダイヤ「別にそういう意図でやっているわけではないのですが…」
聖良「Aqoursファンの方しかいないのでしょうか」
ダイヤ「Aqoursを知らない方すらいると思いますが…というか聖良さんほどの方であればむしろ、」
【コメント】セイントスノーの鹿角聖良!?なんで居るの!!?!?函館遠くない!!??!?
聖良「んん!?」
ダイヤ「あら、さっそく。Saint Snow のファンの方なのではありませんか?」
聖良「わ、私のことも…!」アワワ
ダイヤ「よくご存知ですわね。おひまだからと遊びにきてくださったのですよ」
聖良「ま、まま、待ってください、適当なことを言わないでください!私達のグループのイメージと沽券に関わります!」
ダイヤ「そういうのは気にするだけ無駄ですわよ」←悟った 聖良「うわー、うわー。こんなに色んな人達から生の声を貰ってるんですか、いいなあ」カチカチ(マウス)
ダイヤ「ね。皆さんふざけたり嘘をついたりもなさいますが、どなたももくたんちゃんを応援してくださるいい方々ばかりですわよ」カチカチ(キー)
聖良「ふざけるのはともかく嘘をつくのはどうですかね…?」
ダイヤ「あ、いえ、たぶん聖良さんが想像なさっている類いの嘘ではないので…」
聖良「例えばどういう嘘をつかれたんですか?」
ダイヤ「果南さんや鞠莉さんを騙って話しかけてきたり、とかですかね」
聖良「それやばいやつでしょう!」
ダイヤ「大丈夫です大丈夫です」
聖良「どうしてそんなに楽観的なんですか!一歩間違えば犯罪ですよ!」
ダイヤ「本人でないことくらいすぐにわかるので大丈夫ですよ」
聖良 (ダイヤさん周りの治安は私が守らなくては…!) ワナワナ
ダイヤ (変なこと考えてそう) カチカチ 浅瀬の洞穴で捕まえるポケモンを旅の候補に加えますか? >>698
※ タマザラシ、トドグラー、ユキワラシ、誰も加えない、のいずれか。 【コメント】セイントスノーの鹿角理亞が「ルビィちゃんだいすきくらぶ」に入会したって噂は本当だったのか…… 浅瀬の洞穴
もくたん トコ…
ダイヤ「ここが…」
聖良「浅瀬の洞穴…」
ダイヤ「んー…」カチカチ
聖良「どうかしましたか?」
ダイヤ「…いえ。涼しそうな洞穴だと思いまして」
聖良「函館の方が涼しいですよ」
ダイヤ「なんですかその張り合い方は」 聖良「あそこに人がいますよ」
ダイヤ「本当。地質調査の方でしょうか」カチ
おじいさん『この浅瀬の洞穴は、潮の満ち引きに大きな影響を受けるんだ。満潮に近づくと海水が流れ込んで、今とはがらりと様相が変わる』
ダイヤ「なるほど、浅瀬にあるがゆえの特徴ですか」
おじいさん『ところで、この洞穴で取れるどうぐをお持ちでないかな?あさせのしお、あさせのかいがら、その二つが…そうだね、それぞれ四つずつあればいいものを作ってあげられるんだが』
ダイヤ「ほう!塩と貝殻で…なにかトクサネシティに伝わる工芸品のようなものでしょうか。ぜひ頂きたいですわ!」
聖良「南蛮からくりのようなものですかね。私も見てみたいです、…が」 聖良「持っているんですか?そのあさせのしおとあさせのかいがらとやらを」
ダイヤ「いいえ、一つも」
聖良「じゃあどうしようもないじゃないですか」
ダイヤ「ふふ…ポケモンWikiとやらには書いてありませんでしたか?こういう場合の定石が」
聖良「え?」 ダイヤ カチ
『もくたんは あさせのしおを 手に入れた!』
ダイヤ「これで二つ目。奥へ進めば、あと二つくらいは難なく採ることができそうですわね」
聖良「…!」
聖良「そ、そんな裏ワザが…」
ダイヤ「裏ワザだなんてそんな。この程度はオメガルビーを嗜む者としては常識の範囲内ですわ」
ダイヤ「知識の収集も大事なことではあるけれど、やはり経験値に基づくフィールドワークと実践を疎かにしてはいけないということですね」
聖良「くっ、やりますね…ダイヤさん…!」
ダイヤ「喧嘩を売ったわけではないので勝負魂に火を着けないでいただけますか」 ダイヤ「それにしても、なんだか変わった構造の洞穴ね」カチカチ
聖良「!」
聖良「変わった、と言いますと?」
ダイヤ「例えば…ここ」トン
ダイヤ「なにがあるわけでもなくぽっかりと空間になっているでしょう。至る道もないし他階から続く足場もない。これまでの自然迷路では見なかった光景ですわ」
聖良「それは…ダイヤさんの言葉がそのまま答えなんじゃないですか?」
聖良「自然迷路なんだから、全てが理に叶った作りになっている方が不自然でしょう」
ダイヤ「そう言われるとそうなのですが…」カチカチ
聖良「…」 ダイヤ ムー… カチカチ
聖良 (納得していなさそうだな)
聖良 (常に論理的な思考を敷くダイヤさんとしては受け入れがたいってところかな。だけど天然の洞穴と考えれば、やっぱり別段違和感は…)
──ダイヤ『なにがあるわけでもなくぽっかりと空間になっているでしょう。至る道もないし他階から続く足場もない。これまでの自然迷路では見なかった光景ですわ』
聖良「………」
聖良 (これまでには見なかった、か…) 聖良 (ここで言う自然迷路とは、すなわちポケモンのゲームに当てはめると──ダンジョン、のことに違いない)
──『(前略)多くは、自然で作られたあるいは人が作ったが少しでも野性ポケモンが出現する建物や敷地などをダンジョンと呼ぶことが多い』(ポケモンWikiより引用)
聖良 (そして確か、ダンジョン一覧というページにも目を通したことがある。その記憶から推測を重ねると…)
聖良 (ダイヤさんはここまでに、六つか七つ程度のダンジョンを踏破してきたはず) ピーン
聖良 (その中でも『見なかった』構造というのは、確かにやや違和感がある。いくら自然迷路とは言え、ゲームである以上、論理的に構成されることも頷ける)
聖良 (つまり──これまでの情報から全てを組み合わせると──) 聖良「ダイヤさん、わかりましたよ!」
ダイヤ「へ!?なにがですか!?」
聖良「この浅瀬の洞穴というダンジョンは──満潮時と干潮時で、その有り様を変えるということです!」ドーン
ダイヤ「…それは入口のおじさまから聞きましたが」
聖良「あ──あれえっ!?」
聖良「そう、そうじゃなくてですね、それはそうなんですけど、これこそがダイヤさんの疑問に答えを出す鍵というか」ワタワタ
ダイヤ「わたくしの疑問に?」
聖良「はい!」 聖良「潮が満ち海水が流れ込むことで『様相が変わる』とのことでしたが、では実際どんな風に変わるのか?」
聖良「簡単で論理的な回答として、洞穴内に海水が満ちる、これしか考えられません」
ダイヤ「はあ。でしょうね」
聖良「まだわかりませんか?これはつまり、ダイヤさんの──いえ、もくたんさんですか。もくたんさんの行動範囲が、満ちた海水の水位分だけx軸方向に遷移するということですよ!」
ダイヤ「!」
ダイヤ「そ、そうか…海水が満ちることで、浅瀬の洞穴内部での移動手段が徒歩からなみのりに変わる…それによって、今は離れ小島になっている空間へ渡ることができる…!」
聖良「ふふん、どうですかダイヤさん。この私の完璧な論理的推理は。非の打ち所もない──」
ダイヤ「ええ、本当にその通り!実際にプレイしたわけでもないのによくぞお気づきになったものですわ!さすが、と言わざるを得ませんわね!聖良さん!」
聖良「ぅぇ…」
聖良「ま、まあまあまあ、そんなに言うほどのことでも…あるとかないとか、ええ、ありがとうございます…」// ゴニョゴニョ…
ダイヤ ニコニコ 浅瀬の洞穴、地下二階
ダイヤ「お…?」
聖良「なんだか急に様子が変わりましたね」
ダイヤ「そうですね。端的に言って──寒そうな部屋ですわ」
聖良「いえ、これくらいで寒いとは言わせません」
ダイヤ「ちょいちょい北海道感を見せつけてくるのなんなのですか」
聖良「これ以上進む必要ありますか?」
ダイヤ「え?」
聖良「あさせのしおは四つ手に入れたじゃないですか。とうとうここまで一つも見かけていないことから、あさせのかいがらは満潮時に海水と共に流れ込んでくるという想像も現実味を帯びてきましたし、
こうも雰囲気を一変させた中を闇雲に進むのは危険じゃないのかと言いたいんです。もくたんさんはとても薄着なようですし」
ダイヤ「心配してくださるのですか?」クス
聖良「そ、そういうのではないですけど…!」 ダイヤ「大丈夫、もくたんちゃんのことなら心配はいりませんわ。こう見えてわたくし達よりよっぽど強いから…肉体的にも精神的にもね」
ダイヤ「それに、わたくしはまだこの浅瀬の洞穴の探索を終えるわけにはいかないのですよ。目的を果たしていませんから」
聖良「目的…ですか?あさせのかいがら集めではなくてですか?」
ダイヤ「ええ。突然この寒そうな部屋に辿り着いたことはやや驚きですが、がらりと雰囲気が変わったことで──ここだと確信できましたわ」カチカチ
聖良「ダイヤさん…一体なにを…」
ダイヤ「!」
『野生の タマザラシが 飛び出してきた!』
ダイヤ「きた──鞠莉さん見ーっけ!ですわ!」
聖良「ま…鞠莉さん!?」 ダイヤ「さて、鞠莉さんに似ていると言わしめるその金色でぴかぴか笑顔のお姿とはいかに──」
聖良「金色でぴかぴか笑顔というわけではなさそうですが…」
ダイヤ「ん、いや…でも確かにタマザラシが鞠莉さんに似ていると…」
ダイヤ「んんん?」ジーッ
聖良「…」ジーッ
ダイせい「「………ああっ!」」ハッッ
https://i.imgur.com/eQgnXT2.png
ダイヤ「口がーー!口が似てるゥーーー!」
聖良「3の口!いわゆる3の口というやつですよ、これは!」
ダイヤ「3ですかね!?いえ言いたいことはわかりますが、3と言ってよいものですかね!?」
聖良「目が大きくて可愛い!!」
ダイヤ「手がちっちゃくて可愛い!!」 安価の意義を問われそうですが、流れとしても自然なので、今回はタマザラシとユキワラシの両方を採用します。
タマザラシの性別とニックネーム >>715
※ ニックネームはつけなくてもよい。
タマザラシのとくせい >>716
※ あついしぼう、アイスボディ、のいずれか。通常遭遇につき夢特性は不可。最終進化までしてもとくせいは変わりません。 聖良「ダイヤさん」
聖良「恥ずかしいとは思わないんですか」
ダイヤ「…念のために訊きますが、なにに対してですか?」
聖良「決まっているでしょう。こんな──こんな…っ」
タマザラシ『…』
かずお『…』ドン
聖良「こんな可哀想な状況を作り出していることにですっ!」
ダイヤ「ええ…」 聖良「この小さなタマザラシを前にして、どうしてそんなに身体も大きくて凶暴そうなポケモンを向かわせる必要があるんですか!もっと同じくらいのポケモンでいいじゃないですか!」
ダイヤ「同じくらいと言われても、…よしこさんかまりさんくらいしかいないのですが」
聖良「鞠莉さんはタマザラシの方でしょう!」
ダイヤ「いえ違います」
ダイヤ「というか聖良さん…もしかして、タマザラシのことを気に入ったのですか?」
聖良「ギクゥッ!」
ダイヤ「ギクゥッて言いました?」 聖良「だ、だって…なんだか可愛いですし…いえでも好きだとかそういうのでは」
ダイヤ「別に隠さなくてもよいでしょう。これだけ個性に溢れた魅力的なポケモンがたくさん出てくるのだから、その中で好きなポケモンが見つかるのは当然のことですわ」
ダイヤ「わたくしなんか、ギャラドスもジュプトルもドクケイルもビブラーバもマルマインもグラードンも…選べないくらいたくさん好きなポケモンがいるのですから」
聖良「…私、ポケモンWikiの文章と何枚かの絵をぱらぱらと見た程度の知識しかないので、こう…生き生きと動くポケモンを見たのが初めてなんです」
ダイヤ「ええ」
聖良「──何百匹の中からこれと決めたならまだしも、最初に見たから好きになったみたいでタマザラシに悪いじゃないですかあっ!」ウワーンッ
ダイヤ (面倒くさ…) ダイヤ「最初に見た一匹でも、数百匹を見た最後でも、あなたがタマザラシを可愛いと思った気持ちに偽りはないでしょう。それならば、その気持ちに胸を張っていなさいな」カチカチ
ダイヤ「でなければ、好きになったことそのものを恥じるように映ってしまいますわよ」
聖良「…それはイヤですね」
聖良「タマザラシは可愛いです。好きです」
ダイヤ「はい」ニコッ
聖良「少し怖いですが、ギャラドスもまあ…もくたんさんの仲間なので認めてあげましょう」
ダイヤ「ふふ…ありがとうございます」カチカチ
聖良「ところでダイヤさん」
ダイヤ「なんですか?」
聖良「なんでタマザラシを攻撃してるんですか!」
ダイヤ「いやそういうゲームですから」 聖良「しかもこおりのキバって!」
聖良「なんだかよくわかりませんが、とんでもない攻撃をしていそうに見えますよ!」
ダイヤ「よくわからないのなら口を出さないでくださいな…これでも、一番ダメージが少なさそうなわざを選んだのですから…」
聖良「ほんとですか!?なみのりというわざの方がよっぽど平和的に見えますが!」
ダイヤ「一線級のわざですわよ、それ」
タマザラシ『…』
ダイヤ「…と恣意的にこおりのキバを選択したとはいえ、想像以上に効きませんわね」
聖良「じゃあもう逃げましょう」
ダイヤ「じゃあもうではありませんが」 ダイヤ「…これならなみのりでもよさそうですわね」カチカチ
聖良「ちょっと!一線級のわざだって今ダイヤさん自身が!」
ダイヤ「大丈夫です大丈夫です、この感じなら全然大丈夫です」
聖良「らしからぬ貧弱な語彙での説得!全く安心できません!」
『かずおの なみのり!』ザバァァアアッ
『こうかは いまひとつの ようだ…』
ダイヤ「ほら」
聖良「本当ですね…」
ダイヤ「…というかここまで…もしかしてかずおさんは相性が悪いのでしょうか…」
聖良「ここまでの道中を振り返ってこの戦局を見ると、そんな感じがしますね…」 やがて…
『やったー!タマザラシを 捕まえたぞ!』
ダイヤ「まさかねむるを使う上に、ねごととやらで寝ていても攻撃してくるとはね…」
ダイヤ「想像以上に苦戦しましたが、これにて無事捕獲ですわ」
聖良「捕獲?捕獲したんですか?仲間になったということですか?」ソワソワ
ダイヤ「ええ。ほら…」
『タマザラシの データが 新しく ポケモン図鑑に 登録されます!』
『歩くより 転がる ほうが 断然 速い。食事の 時間は みんなが 一斉に 手を たたいて 喜ぶので 結構 うるさいのだ』
聖良「この解説!ポケモンWikiで読んだことあります!」
ダイヤ「可愛いげのない反応ですわね」 >>726
×ダイヤ「〜ねごととやらで寝ていても攻撃してくるとはね…」
○ダイヤ「〜いびきとやらで寝ていても攻撃してくるとはね…」 『タマザラシに ニックネームを つけますか?』
ダイヤ カチ…
聖良 ソワソワソワソワソワソワ
ダイヤ「えっ気持ちわる…」ビクッ
ダイヤ「ニックネームをつけたいのですか…?」
聖良「つ──つけてもいいんですか!?もくたんさんの仲間なのに、私が!?『りあ』がいいです!」
ダイヤ「うーん、迷いがなさ過ぎて承諾を越えてきましたか」
ダイヤ「まあよいでしょう、Aqoursの皆さんのお名前はみんな借りてしまったところで、つけたいニックネームがあるわけでもありませんし」カチカチ…
聖良「あっ違いますダイヤさん、もうちょっと可愛い感じで、なにか記号とか、いいのがあるじゃないですか!」
ダイヤ (うるさ) カチカチ
『♡♡りあ♡♡を ボックスに 転送しました!』 ダイヤ「これを機にポケモンを始めてみてはいかがですか。ぜひタマザラシをご自身でも仲間にしたくなったでしょう」カチカチ
聖良「べっ、別に…そんなこと…今は忙しい時期ですから、ゲームなんてやっているひまは…」
ダイヤ (これは卒業したら買うな)
聖良「まだ先へ進むんですか?」
ダイヤ「ええ。この辺りにはまだ捕まえていないポケモンがいるようですし、奥にどうぐが落ちているかもしれませんし、もう少し」カチカチ
聖良「はー…随分熱心にフィールドワークをするんですねー…」
ダイヤ (ピントのずれた感心をされている…) カチカチ
【コメント】ふたりともスクールアイドル関係以外に友達っていないの?
ダイせい「「は?」」 ダイヤ「またあなた方はそうやって、いわれなくわたくしを──わたくし達をからかうようなことを…」ヤレヤレ
ダイヤ「言っても高校三年生ですわよ?小学生の頃から十二年間も休みなく学校生活を送っているのに、友人がそれっぽっちのはずがないでしょう」
ダイヤ「この生放送とやらでご一緒したのがたまたまスクールアイドルに関わる友人だけだったからそんなことを言ったのでしょうけれど、さすがに視野が狭いと呆れてしまいますわ──ねえ、聖良さん」
(聖良) コツゼン
ダイヤ「あら!?聖良さん!?先ほどまでここにいませんでしたか!?なぜわずかな香りを残して忽然と姿を消したのですか!?」
ダイヤ「まさか…」
ダイヤ「聖良さんなど始めからおらず、全てはわたくしが見ていた………夢……」 ダイヤ「なーんてね!」プッ
聖良「お手洗いをお借りしていました」ガラッ
ダイヤ「ひっ!?お、お帰りなさい…行きも帰りもそんな前触れなく忍者のように…」
聖良「オメガルビーはどこまで進みましたか?」
ダイヤ「え?いえ、この十数秒でろくに進んでなどいませんが…」
聖良「早く進みましょう。不毛な会話に時間と集中力を割いていないで、さあ早く!」
ダイヤ「言われずとも進めますが…」カチカチ
聖良 キリッ
ダイヤ (この人のキリッという表情はなぜこうも面白いのだろう) カチカチ… 拾いたいものさせたい会話が多すぎて話があちこちに散らかる…
ご容赦ください もくたん ツーーー
もくたん ドン
ダイヤ「…」
聖良「行き詰まりましたか?」
ダイヤ「行き詰まってなどいませんが、もくたんちゃんがいつまでも氷上の遊戯を楽しんでいるだけです」
聖良「接続詞が変ですよ」
ダイヤ「全体の構造が見通せないので、パズルが苦手な方はスケートリンクから抜け出すための道筋を見つけるのに苦労しそうね」
もくたん ツーーー ドン
聖良「ダイヤさん、パズル苦手なんですか?」 ダイヤ「なんですか先ほどから。まるでわたくしが氷の迷路を抜け出せずに困っているような物言いをして」
ダイヤ「もくたんちゃんがスケートを楽しんでいるのだと言ったでしょう」
聖良「その意地いりますか?なんなら代わりますよ。私こういうの得意ですから」
ダイヤ「わたくしも相当得意です。小学生の頃は母に毎月パズルブックを買ってもらっていましたから」
もくたん ツーーー ドン
聖良「エピソードはとても可愛らしいんですけど、もくたんさんの足取りが伴ってませんよ」 聖良「ちょっともう、貸してくださいよ!やきもきして見ていられません!」
ダイヤ「おやめなさいな!ホウエン地方は雪も降らないし、こんな風にスケートや氷を楽しめる機会は珍しいのですから!もくたんちゃんが心行くまで遊ばせてあげるのです!」
聖良「『もう充分!もう充分楽しんだよダイヤさん!』」
ダイヤ「なんですかそれはァ!もくたんちゃんの声真似のつもりではないでしょうね!?」
聖良「『ダイヤさん、わたし寒い。函館に帰りたい』」
ダイヤ「もくたんちゃんは函館出身ではありません!」
ギャーギャー
理亞「…」
ルビィ「…」
ダイせい「「──っはああああ!!」」 聖良「あ、り、理亞。違うんですよ、今のは。ふざけていたわけではなくて、ダイヤさんが不甲斐ないので私が手本になろうと」
ダイヤ「あっ、ずるいですわよ!わたくしを出汁に使って!そんなことありませんからねルビィ、わたくしはもくたんちゃんと遊んでいたのに聖良さんが言いがかりをつけてきて」
理亞 ジワ…
聖良「り、理亞!?」ギョッ
理亞「姉さまが…姉さまが、変になった…」ウッ
聖良「傷つく反応はやめてください」
ルビィ「もくたんちゃんと遊ぶのも大事だけど、となりにいるお友達とも仲良くしなきゃだめだよ。おねいちゃん」
ダイヤ「はーい…」
聖良「なんでルビィさんの方はそんなに落ち着いているんですか」 ルビィ「…」
理亞 グス
聖良 サスサス…
ダイヤ カチカチ
もくたん ツーーー ドン
ルビィ「もくたんちゃん、スケート上手だね。前は寒いところに住んでたのかもね」
ダイヤ「かもしれませんわね」
ルビィ「おねいちゃんがあんまりもくたんちゃんにずっとスケートさせてるから、聖良さんも手伝おうとしてくれたんでしょ」
ダイヤ「そのようね」
聖良「………言葉もなしに状況を理解したんですか!?」 ルビィ「それくらいわかりますよ」アハハ
聖良「そ、そうですかね…?」
ルビィ「だっておねいちゃん、こうゆうパズルみたいなのすごく得意だもんね」
ダイヤ「ええ」
もくたん ツーーー ドン
聖良「そうは見えないんですけど…」
ルビィ「おねいちゃん、その先にもスケートできるとこあるから、進んじゃっていいと思うよ」
ダイヤ「あら、そうなの?ならば先へ進みましょうか」カチカチ
もくたん ツーーー ツーーー ツーーー スタッ
聖良「えっ」
ダイヤ「わたくしが取り繕っていると思っていたのでしょう」ジトー
聖良「や、だって、…はい」
ルビィ「なんてゆったって、おねいちゃんは小学生のときお母さんにいっぱいパズルの本買ってもらってたんですよ!」
聖良「そのエピソードは聞きました」 ダイヤ「もっと広いスケートリンクがありましたわ!」ワーイ
ルビィ「そもそもスケートリンクじゃないけどね、それ」
理亞「…姉さま、落ち着いた?」
聖良「だから私は………」
理亞「『もう充分!もう充分楽しんだよダイヤさん!』」
聖良「…はい、落ち着きましたよ」
理亞「よかった」ホッ
聖良「…」←複雑 ダイヤ「そういえば、決闘とやらはどうなったの?」
理亞「!」
ルビィ「えっとねー、全部で二十三回勝負したんだけど」
聖良「だいぶやりましたね」
ルビィ「る
理亞「私が勝ち越した!」
ダイヤ「あら、ルビィは負けてしまったの」
理亞「でも強かった。勝ちパターンを抑えつつ奇想天外な戦略で攻めてきて、毎回どっちが勝ってもおかしくないくらい手に汗握る白熱した勝負ばっかりだった」
ルビィ「もっと強くなって理亞ちゃん追い抜いてみせるからね!」
理亞「いつでも受けて立つ」
ダイヤ (…将棋かなにか?)
聖良 (いえ、四つ並べるゲームです) ルビィ「でもね、理亞ちゃん優しいんだよ。毎回負けた後ね、どこがどう悪かったのかって一つひとつ教えてくれるの!」
ダイヤ「まあ」
理亞「る、ルビィ!余計なこと言わなくていい!」
ルビィ「えー。でも嬉しいんだもん」
ダイヤ「うふふ。いつもルビィと仲良くしてくださってありがとう、理亞さん」
理亞「ぅ…別に、そんなんじゃないけど…」プイッ
聖良「…」
聖良 チョンチョン
理亞「な、なに?姉さま」
聖良 スッ
理亞「?」
【コメント】セイントスノーの鹿角理亞が「ルビィちゃんだいすきくらぶ」に入会したって噂は本当だったのか……
理亞「!!?」 ダイヤ「ほう…」
理亞「『ほう…』じゃない!適当なこと言わないで!誰こいつ!」
聖良「理亞、口が悪いですよ。大好きなルビィさんの前で」
理亞「ねねね姉さままでやめてください!」
ダイヤ「いつからだいすきくらぶの名誉会員なのですか?」
理亞「勝手に名誉会員にしないで!いつからでもない!」
聖良「でもルビィさんのことは大好きですよね?」
理亞「なっ」
ダイヤ「お嫌いですか?」
理亞「そんなことっ」
ルビィ ジッ
理亞「ーーーー〜〜〜〜……っ、………!……」
理亞「………………………………だいすき」
ダイせいルビ (((はあ尊い))) 聖良「私は幸せですよ…理亞にこんなにもかけがえのない大切な相手ができたこと…」
理亞「遠い目をしないで」
ダイヤ「ところでルビィはどうなの?理亞さんのこと大好きなの?」
ルビィ「大好きに決まってるよ!じゃなかったらわざわざ函館から来てくれたのに四つ並べるゲームで何十分も遊ばないよ!」
聖良 (んんん〜〜〜???)
ダイヤ「ねえルビィ。もしあなたにそういう話があるのだとしたら、恥ずかしがらないでお姉ちゃんに教えてほしいわ。もちろん無理にとは言わないけれど、わたくしは善子さんとのこともあるし、多少の理解はあるつもりだから…」
ルビィ「うん!そうゆうデリケートなことはあんまりここ(生放送画面の前)では話したくないかな!」
理亞 (正論)
聖良 (完璧なネチケット) 聖良「ところでダイヤさんは、いつまでこの部屋にいるつもりなんですか。見たところ一周して元の場所に戻ってきているみたいですけど」
ダイヤ「言ったでしょう、まだ捕まえていないポケモンがいるのだと。珍しいポケモンなのか、なかなか出てきてくれませんわ」カチカチ
理亞「捕まえないと進めないの?」
ダイヤ「そんなことはないのですが、せっかくここまで来たのだから出会って、どんなポケモンなのかを知りたいのです」
理亞「ふーん…そういうもの?」
ダイヤ「理亞さんも、せっかく沼津に来たならルビィやわたくしだけでなく、他の方々にも会いたいと思わない?そんな気持ちと同じですわ」
理亞「…ちょっとわかった」コクン
聖良 (なんだか打ち解けてるぅぅぅ!嬉しいことだけど複雑ですねこれはぁぁぁ!) ギリギリ…
ルビィ「おとなになってください、聖良さん」 次こそユキワラシを捕まえ(たいと思ってい)ます。
少し早いですが
ユキワラシの性別とニックネーム >>747
※ ニックネームはつけなくてもよい。
ユキワラシのとくせい >>748
※ せいしんりょく、アイスボディ、ムラっけ、のいずれか。エンカウントをまだ書いていないので群れバトル(=夢とくせい)も可です。
ユキメノコ進化の場合、せいしんりょくとアイスボディはゆきがくれに、ムラっけはのろわれボディに変わります。オニゴーリなら不変。 あーくそ、ねえさま♀ってずっと狙ってたのに過ぎちゃったか…! ダイヤ「なかなか出ませんわねえ」カチカチ
聖良「そもそも、本当にまだ捕まえていないポケモンがいるんですか?ダイヤさんの勘違いということは?」
ダイヤ「今のわたくしがそんな初歩的な勘違いをするはずがないでしょう」
聖良「ダイヤさんの実力については無知なのでよくわかりませんが」
ダイヤ「ねえ?ルビィ」カチカチ
ルビィ「そうだね。ずかんナビにはシルエットが残ってるもんね」
ダイヤ フフン
聖良「なにをどや顔でこっち見てるんですか。私には『ずかんナビ』がなんなのかすら理解できていないので、『おー』とはなりませんよ」
理亞「この三角のシルエットがそうなんじゃないの」トン
ダイヤ「その通りですわ、理亞さん。さすがの視野ですね」
理亞 /// ルビィ (出現率高くはなかったはずだけど、こんなに出ないものかあ。あれ?干潮時でも出るよね?満潮時だけとかじゃないよね…)
ダイヤ「このままでは埒が明かないわね」フゥ
理亞「なにか策があるの?」
ダイヤ「一つだけ。本当はちかさんがいればよかったのだけれど…今となってはもうそのわざも忘れさせてしまったから、回数に限りはありますが」カチカチ
ルビィ「!」
→どうぐ
→あまいミツ
理亞「…カブトムシ!」
ダイヤ「いえ違います」
聖良 (なぜ千歌さんが出てきたのだろう) 『もくたんは あまいミツを 使った!』
『辺りに あまい香りが 広がった…』
理亞「塗るわけじゃないんだ」
ダイヤ「それでポケモンが集まってきてしまったら、それこそカブトムシのようではありませんか」
聖良「あっ、戦闘になったようですよ」
ダイりあ「「!」」
『野生の ユキワラシの 群れに 遭遇した!』
ダイヤ「おおっ、出ましたわ!あの三角なお姿は紛れもなく捕まえていないポケモン!」
ルビィ (群れバトルで呼び出せるんだ…そのために迷いなくあまいミツを思い出して使えるのも、やっぱり『今の』お姉ちゃんならではだよね) ダイヤ「しかしわたくしは知っているのです。五匹も一度に相手をしていては、もくたんちゃんがボールの狙いを定められないことを」ギラン
ダイヤ「ここは一匹ずつ追い返して、最後に残ったユキワラシさんを捕まえることにしましょう」カチカチ
聖良「…理亞」ヒソ
理亞「うん…」ヒソ
ルビィ (…ん?)
聖良「こんなにたくさんいたというのに、なぜ今まで出会えなかったのでしょうか」ヒソ
理亞「ちょこっと見かけるくらいしてもよさそうなのにね」ヒソ
聖良「あまいミツとやらは、もしかして私達が思っている以上に強力なものなのでしょうかね」ヒソ
理亞「化学物質が多量に含まれてるかもしれない」ヒソ
聖良「それをこんな、狭くないとはいえ密閉した空間で…」ヒソ
ルビィ「…」
ルビィ「がんばれー、おねいちゃん」ファイトッ
ダイヤ「残り三匹!」カチー 『相手の ユキワラシの こごえるかぜ!』
『相手の ユキワラシの こおりのつぶて!』
ダイヤ「うう…やはりレベルが低いとは言え手数は多いし、かと言ってなみのりで一気に数を減らすこともできない…それなりにダメージがかさんでしまうわね」
ダイヤ「しかもこごえるかぜですばやさは下げられるし、こおりのつぶてとやらはビュンビュン飛んでくるし…」
ダイヤ「まマさんに交代してしまいたいけれど、この氷の洞窟内で強烈な太陽を呼び出しては可哀想だものね。なんとか踏ん張ってくださいな、かずおさん」ムムム…
ルビィ (太陽を呼び出したら可哀想…!すごい…!)
聖良「あれは笠ですかね。そうするほど寒いのなら住み処を変えればいいのに…」
理亞「お店もあるし、なかなかそういうわけにはいかないから」
聖良「…なるほど!」
ルビィ (もはや不思議姉妹じゃんこの人達) ユキワラシ『…』
ダイヤ「やっとお一人になりましたか。群れからはぐれさせてしまったお詫びではないけれど、あなたにはわたくし達の仲間になっていただきますわよ」
ルビィ (そうやって聞くと結構ひどいことしてる感じする)
理亞「捕まえるって、アミかなにか?」
ダイヤ「いいえ。ポケモンは捕まえるための専用のどうぐがあるのですよ。それがこの」カチカチ
『もくたんは モンスターボールを 使った!』ヒューン
ダイヤ「モンスターボールですわ!」
ポワァン コン、コンコンコン…
理亞「すごっ…ものすごくハイテク…!」
聖良「ボールをぶつけられて痛くないのでしょうか」 ユラユラ…
理亞「頑張って抵抗してる」
ダイヤ「群れでいたところをあまい香りにつられて顔を覗かせたら、大きなポケモンに仲間がみんな追い払われてしまい、挙げ句自分だけになったかと思ったらボールをぶつけられて中に閉じ込められたわけですからね。少し怖くも感じるでしょう」
理亞「確かに」コクン
聖良 (それは少しですか?)
ユラユラ…
ダイヤ「ですが、このコはこれから第二の人生──ならぬポケ生を送っていただくのよ。そう、わたくし達の仲間としてね」
理亞「別れと出会い…!」
聖良 (ストックホルム症候群を故意に引き起こしているようなものなのでは) ユラユラ…
ダイヤ「もう少し!もう少しで納得してくださいますわ!」
理亞「お店は姉さまに任せて、こっちにおいで。第二のポケ生だよ」
聖良「えっ」
ルビィ ポン…
聖良「やめてください!状況にかこつけて理亞がしれっと本音を吐いたのではないかと邪推しそうになる心を慰めようとするのは!」
カチッ
ダイりあ「「!」」
『やったー!ユキワラシを 捕まえたぞ!』
ダイヤ「捕まえましたわ!」
理亞「生まれ故郷を出て、一人で歩いていく決意をしたんだ…!」
ダイヤ「応援してあげましょうね」
理亞「する」コクン 『ユキワラシの データが 新しく ポケモン図鑑に 登録されます!』
『ユキワラシ ゆきかさポケモン』
『雪の 多い 土地で 暮らす ポケモン。 春や 夏の 雪の 降らない 季節には しょう乳洞の 奥で 静かに 暮らす』
ダイヤ「雪…」
理亞「雪…」
聖良「!」ハッ
『ユキワラシに ニックネームを つけますか?』
ダイヤ「理亞さん」
理亞「うん」コクン 聖良「ゆ、雪ですか。ふーん、氷の洞窟に住んでいるくらいですからね。当然といえば当然ですか。しかしそういえば先ほど捕まえたタマザラシには『♡♡りあ♡♡』と名付けたんでしたね。
えっと、ユキワラシなら…そうですねー、いい名前が」チラッチラッ
『ゆきほ』
ダイヤ「これしか!」
理亞「ない!」
聖良「おふざけも大概にしてください!!」ギーーーッ!
ルビィ「あの伝説のスクールアイドルμ'sの所属する音ノ木坂学院に、μ's解散翌年に発足したスクールアイドル。それだけでも話題には事欠かなかったけど、なんとそのメンバーはμ'sメンバーの実の妹二人が立ち上げたものだったのです。
その事実は四月中旬にはラブライブ!ネットを中心に瞬く間にスクールアイドル界隈へと知れ渡って、スクールアイドルの勢いの成長を底支えする大きな要因になりました。でも彼女達の立ち上がりは決して平坦な道のりではな ♡♡りあ♡♡(タマザラシ)♀ こおり、みず LV31 あついしぼう
オーロラビーム、のしかかり、ねむる、いびき
https://i.imgur.com/eQgnXT2.png
ゆきほ(ユキワラシ)♀ こおり LV16 ムラっけ
にらみつける、かげぶんしん、こおりのつぶて、こごえるかぜ
https://i.imgur.com/U7sPxAB.png
ゆきほは群れ捕獲なのでレベルが低いです。 名前つけたポケモンで氷ポケは初かな?かずおさんはキバ使えたけど 今日は書けなさそうです
この後はサファリゾーンに行きますが、今のところ捕獲はさせずにいようかなと思っています。書いている中で流れが変わるかもしれませんが。
参考までに出現するポケモンは、ピカチュウ、コダック、ドードー、キリンリキ、ネイティオ、ソーナンス、サイホーン、ヘラクロス、カイロス、ドンファン、アズマオウ、です。(捕獲済みのものを除く) おつかれー
そんななんとしても捕まえたいやつもいるようには見えないしいいのではなかろか サファリだけでも魅力的なポケモンが多いなぁ
それだけに最新作でのリストラが悔やまれる ダイヤ「満を持して、やってきました──」
サファリゾーン
ダイヤ「サファリゾーン!」テテーン
理亞「満を持したの?」
ダイヤ「持しました」
聖良「基本形から活用が変わると途端に見慣れない聞き慣れない言葉になりますね」
ルビィ「じしました」
理亞「ここはなにをするところ?」
ダイヤ「端的に言うと、動物園ですわ」
理亞「へえ…!」
聖良 (そうでしたっけ?) ダイヤ「特別な環境を整えて、この辺りでは本来見かけることができないポケモンを飼育しているようですわよ」カチカチ
聖良「私達は、そもそもこの辺りでどんなポケモンを見かけるのか知りませんけどね」
理亞「そう言われたらそうだね」
ダイヤ「それならばそれで結構。どんなポケモンに出会っても一から楽しめるということではありませんか」
ダイヤ「今のわたくしに後悔などあろうはずもないけれど、そのある意味での無知さはとても羨ましいものだわ」カチカチ
ルビィ「ポケモンのことにどんどん詳しくなっていって、一匹一匹をきちんと大切にできるおねいちゃん、かっこいいよ!」
ダイヤ「まあルビィ…!」キューーン
ダイヤ「ポケモントレーナーとしてまだまだ成長するわたくしを横で見守り支えていてくださいな〜〜っ♡♡」スリスリ
理亞 (ルビィだいすきくらぶ…)
聖良 (名誉会員どころか会長職に就いていそうですね) ルビィ「おねいちゃんおねいちゃん、ポケモンに出会ったみたいだよ」
ダイヤ「さっそく…どんなポケモンが出てくるのでしょうか…」
『野生の ピカチュウが 飛び出してきた!』
ダイヤ「!」
聖良「!」
理亞「!」
ダイせらりあ「「「ピカチュウ!!!」」」 理亞「ピカチュウ!私もピカチュウは知ってる!」
ダイヤ「わたくしも知っていますわ!ポケモンといえばピカチュウ、ピカチュウといえばポケモン!」
聖良「ねずみポケモン!電気を扱うことからでんきねずみポケモンと勘違いされることも多いようです!」
理亞「テレビで見たことある。横浜にいっぱい集まってくるんだよ」
ダイヤ「ポケモンのことをわずかにも知らなかった頃は固有のキャラクターなのだと思っていたけれど、今になってみるとその知名度に度肝を抜かれますわね!」
聖良「数多の子供を病院送りにした挙げ句、その責任を他のポケモンに押し付けた戦犯ですね!」
ルビィ (これが三者三様ってやつか) ピカチュウ『ピカピッカァ!』
ダイヤ「…」
理亞「…」
聖良「…」
ダイヤ「なんだか、随分とセリフくさい鳴き声なのですね」
理亞「今まで出会ってきたポケモンの鳴き声と雰囲気が全然違う」
聖良「声優さんが声をあてているかのようですね」
ルビィ (正直前の方がいいよね) ダイヤ「そう、ピカチュウにこんなところで出会えるなんてね…」
聖良「私、今、今日の中で一番ダイヤさんに無理やりポケモンをやってもらってよかったと思ってます」
理亞「テレビで見るより小さいんだね。もっと大きいんだと思ってた」
ルビィ (みんなピカチュウに興味津々だなあ)
聖良「ピカチュウは捕まえないんですか?」
ダイりあ「「!」」
ダイヤ「な──なんてことを言うのですか、ピカチュウに!」
理亞「ピカチュウを捕まえるなんて、だめ。みんなが悲しむ」
聖良「えっ、ええ……すみませんでした…」
ルビィ (お姉ちゃんと理亞ちゃんは興味津々の域を越えてるなあ) ダイヤ「名残惜しい気持ちでいっぱいですが」カチカチ
『うまく 逃げきれた!』
聖良「残念ですね…せっかくピカチュウに会えたというのに」
理亞「可愛かったね」
ダイヤ「ピカチュウとポケパルレで遊ぶもくたんちゃん………はああ、見たかった…」ウットリ
ルビィ「おねいちゃん、ピカチュウよりもくたんちゃんの方に寄ってない?」
理亞「ポケパルレってなに」ズイ
聖良「その口ぶりだと、ポケモンと遊べるようですが」ズイ
ダイヤ「な」 ダイヤ「…なんでもありませんわよ!ポケモンと遊ぶだなんて、ふふ、そんなことできるはずがないでしょう!」
ルビィ (なんで隠した!?)
聖良「本当ですか?もしかしてダイヤさん、独り占めしようとしてるんじゃないですか」
理亞「独り占めはよくない。私達も遊びたい」
ダイヤ「だ──だめです!ポケパルレはもくたんちゃんとわたくしだけの特権なのですから!」
理亞「! やっぱりあるんだ!」
聖良「ずるいですよダイヤさん!私も♡♡りあ♡♡と遊ばせてください!」
理亞「?」
ダイヤ「いーーやーーでーーすーーわーーっ!」カチカチ
ルビィ「千歌ちゃんにはポケパルレさせてたのに」
せらりあ「「!!」」
ダイヤ「ルビィ!!」 聖良「減るものじゃないんだからいいじゃないですか!」
ダイヤ「減ります!みんなが仲良くなってしまうと、もくたんちゃんとわたくしの仲良し度が相対的に減りますもん!」
理亞「もっと仲良くなればいいだけだよ」
ダイヤ「聞こえません聞こえません!次のポケモンを探しにいきます!」カチカチカチカチ
聖良「ダイヤさん!耳も塞がずに聞こえないふりを信じると思ってるんですか!」
理亞「耳を塞いでないと音は聞こえるんだよ」
ダイヤ カチカチカチカチ
ルビィ (おとなげない…) ダイヤ「あっほら、そうこうしているうちにまたポケモンと出会ったようですわよ」
せらりあ ピタ ジッ…
ルビィ (ポケモンは気になるんだ)
ピカチュウ『ピカピッカァ!』
ダイヤ「んまーーーっ!ピカチュウが追いかけてきましたわ!」
理亞「ピカチュウも遊んでほしいのかもしれない」
聖良「これでも!?これでも捕まえちゃだめなんですか!?ピカチュウだってきっともくたんさんの仲間になりたいんじゃ…」
ダイりあ「「だめ!」」
聖良「くっ…!」
ルビィ「かたくなに捕まえないのなんなの?」 『野生の キリンリキが 飛び出してきた!』
理亞「きりん」
『アズマオウを 釣り上げた!』
聖良「金魚」
『野生の ヘラクロスが 飛び出してきた!』
理亞「カブトムシ」
『野生の サイホーンが 飛び出してきた!』
聖良「サイ」
ダイヤ「なかなかバリエーションに富んだポケモン達が生息しているようね」カチカチ
理亞「さすが動物園だね」
聖良「金魚とカブトムシは異色な気もしますが…」
『野生の ネイティオが 飛び出してきた!』
せらりあ「「壁画!!」」
ルビィ「壁画って」 ダイヤ「一通り散策し終えたかしら」カチカチ
聖良「本当に色んなポケモンがいましたね」
理亞「知らないポケモンばっかりだったけど面白かった」
聖良「私はコイキングとソーナンスは知っていましたよ」
ダイヤ「なぜその二匹を」
聖良「ロケット団パ、というものの一部だそうですよ」
ダイヤ「…?」
ルビィ (随分コアだな) ダイヤ「ポケモンには概ね会えたのではないかと思うけれど、どうぐは取れなかったものがいくつもあったわね…」
ルビィ「おねいちゃんが持ってるのマッハじてんしゃだけだもんね」
ダイヤ「カゼノさんはいつでも取り替えると言ってくださっていたし、そのうちダートじてんしゃをお借りしてまた来なくてはね」
理亞「また来るの?」ピク
聖良「へー…また来るんですかー」ソワ
ルビィ (すっかりトリコリコになってるっぽい) ダイヤ「さてと、これでホウエン地方巡りの旅は一息ついたのでしょうか」
ルビィ「んっとー…うん、そうだね」
ダイヤ「ではいよいよルネジムへ挑むときが来たということね」
ルビィ「おねいちゃん、がんばるびぃ!」
理亞「ルネジムってなに」
聖良「ジムとは、ポケモン世界の各地に置かれた対戦施設ですよ。そこでの勝負に勝つとジムバッジが貰えるんです」
理亞「ふうん」
ダイヤ「ポケモンWikiとやらで手に入る類いの情報には、本当に滅法強いですわね…」
聖良「セキチクジムはジムリーダーがころころ変わるんですよ」
理亞「ふうん…?」
ルビィ「さっきからちょいちょい知識がかたよってますよね、聖良さん」 ダイヤ カチカチ
『もくたんは レポートに しっかり 書き残した!』チン
ダイヤ カチッ
聖良「え!?なんでゲームを終わるんですか!?」
ダイヤ「えっ」
理亞「ジムは…?」
ダイヤ「いえ、もういい時間ですし、そろそろ夕飯ができるでしょうから…」
聖良「ジムはどうするというんですか。ポケモンというゲームの真髄はそこなんじゃないんですか?」
ダイヤ「それはまあ、普通に後日…明日にでも挑戦しますが」
聖良「なんだと!!」 聖良「ダイヤさん、あなた私達がいなくなったところで一人だけポケモンジムを楽しもうというんですか!」
ダイヤ「結果的にはそうなりますわね」
聖良「私達がなんのためにここまでゲームに付き合ったと思ってるんですか!それを一人で続けようなんて…人でなし!ヒトデ!」
ダイヤ「むしろわたくしが付き合ったような気持ちなのですが?」イラッ
ルビィ「それ、はやってるんですか?」
理亞「ジム、観れないんだ…」シュン
聖良「いーえ、観ます!ここまで来てジムを観ずにすごすごと帰るわけにはいきません!ディズニーは延期です!」
理亞「!?」 ダイヤ「意味不明な駄々をこねていないで、姉妹水入らずのディズニーをきちんと楽しんでおいでなさいな」
聖良「ですがジムを…!」
理亞「ジム…ディズニー…ジム………ぅぅ…」
ダイヤ「…………はあ。ルビィ」
ルビィ「はーい」スマスマ
♪
理亞「なにこのURL」
ルビィ「そのサイトで、おねいちゃんのジムの様子もみられるよ。録画のやり方も送っとくね」スマスマ
理亞「ルビィ…!」
聖良「ルビィさん…!」
ダイヤ「というか、聖良さんは何度か観てきたのではなかったの…?」 ダイヤ「さ、気が済んだら居間へ行きますわよ。働かざる者食うべからず、食器を出すくらいのことはなさいな」
理亞「もちろんやる。お皿も私が洗う」
ダイヤ「まあ理亞さん、偉いですね。きっと母も喜びますわ」
理亞「…ダイヤさんは?」
ダイヤ「もちろん、わたくしにとっても自慢の友人よ」ニコッ
理亞「///」
聖良「ダイヤさんが!ダイヤさんがまたうちの理亞を口説いています!妹として姉のあんな狼藉を見逃していいんですか!」
ルビィ「はいはい。きちんと手を洗ってからごはんにしますよ〜」
聖良「ルビィさんまで!!」
こうして鹿角姉妹との時間は楽しく過ぎていった… 字数制限に引っかかるようになってきたので次スレに移行します。
今日の夕方に立てようと思いますが、立てられなかったらそのときは代行をお願いするかもしれません。
捕獲しないとサファリゾーンは随分あっさり終わりましたね おつです
ピカチュウと遊ぶもくたんちゃん見たかった… おつー。ポケパルレを独り占めするダイヤさん大人げないなぁ…… 現状整理に思ったより時間がかかってしまい立てられませんでした
明日の夜か明後日の朝になります
宣言しておきながら申し訳ない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています