花丸「もし絶海の孤島で殺人事件が起きたら」
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パタン
花丸「ふぅー……おもしろかった」
善子「アンタも毎日毎日本ばっか読んでてよく飽きないわね〜」
花丸「本はマルの一部ずら」
善子「一部、ねぇ。ちなみにどんな本なの?」
花丸「ミステリー小説で絶海の孤島での連続殺人事件が起きる話だよ」
善子「ふーん」 花丸「この本を読んでて思ったんだけど、もし『浦の星女学院スクールアイドル部』で殺人事件が起きたら」
善子「??」
花丸「一番最初の被害者は間違いなく善子ちゃんずら」
善子「ヨハネ! ……って、ちょっ」
花丸「ずら?」
善子「なんで私なのよっ!?」 花丸「ちょうど今推理小説を読み終えたところだから。その話の登場人物に善子ちゃんみたいな登場人物がいたからそう思っただけずら」
善子「失礼過ぎるでしょ……。ちなみにどんなキャラよ」
花丸「比較的歳が若い方で、よく喋るけどどこか空回りしててどこか憎めないおっちょこちょいで自意識過剰な性格」
善子「ええ……」
花丸「そしてなにより痛い」
善子「うっ……」グサッ 花丸「善子ちゃんの顔を思い浮かべながら読んでたけど、殺されてしまった時はそれはもう……」
善子「待て待てーい! 言い過ぎでしょ!」
花丸「別に善子ちゃんの事を言ってるわけじゃないずら。ただなんとなく似てるなーってマルが思っただけで」
善子「じゃあそういうずら丸はどうなのよっ! 真っ先に殺さ……消えてしまうんじゃないの」
花丸「うーん……」
善子「もしアンタがミステリー小説のキャラなら絶対に」
ガチャ
梨子「お疲れ様」 善子「あっ! リリー、いいところに!」
梨子「リリーって呼ばないで! どうしたの、善子ちゃん」
善子「ヨハネ! ずら丸ったら酷いのよ! もしわたしがミステリー小説の登場人物だったら一番先に消えてしまうタイプだって」
梨子「あー……なんかわかるかも!」
善子「ちょ」
梨子「Aqoursの中なら一番先に狙われそう。だって……」
善子「はっ!? そっか……この私、堕天使ヨハネがあまりの美貌を備えている故に神々の裁きによりその身を滅ぼして」
梨子「だって善子ちゃんはメンバーの中で一番ネタ枠にピッタリだから」
善子「おい待てリリー」 花丸「これで客観的にも証明できたね。善子ちゃんが一番先に死ぬタイプだってことが」
善子「ついにハッキリ言いおった……!」プルプル
花丸「血溜まりにうつ伏せで倒れているイメージずら」
梨子「あ、血で書いたダイイングメッセージとか? それっぽいかも」
善子「くっ……! じゃあ、ずら丸は仰向けに死んでるキャラっぽいわ!」
花丸「仰向け?」
善子「ええそうよ。棺桶とかの中にね。それでいて両手は組まれた状態で目を瞑ったまま死んでそう」
花丸「ずら〜……」 善子「リリーはそうね……後になって崖の下から発見されるタイプ。次々に起こる連続殺人に怯えて1人館から飛び出して行方不明になる。その後発見された時にはもう……ってパターンってとこかしら。順番は話の序盤から中盤頃よ!」
梨子花丸「順番てそんな大げさな……」
善子「わたしのこと『一番先に殺されてそう』って言い出したのアンタたちでしょうが!」
梨子「冗談よ」
善子「なんだ、冗談だったのね……」
梨子「大げさ云々ってとこがね」
善子「ってことはやっぱそう思ってるってこと!?」 花丸「となると、一番先に殺されるのは善子ちゃんで、何人か挟んでから梨子ちゃん……」
善子「私が最初なのはもう確定なのっ!?」
花丸「助かる道はあるずら」
善子「それって……」
花丸「善子ちゃんが殺人犯になれば解決ずら」
善子「いやいやいやおかしいでしょ」
花丸「あ、でも犯人が全員始末した後に犯人も自殺して終わる話があったような」
善子「わたしに救いは……」 梨子「なんとなくだけど、2番目はダイヤさんかも……」
花丸「その心は?」
梨子「ほら、善子ちゃんが殺されてしまってヒステリーを起こしてしまう展開」
善子「(もうツッコまないわよ)」
花丸「なるほど。よくある『犯人と同じ部屋になんていられませんわ。私は部屋に戻ります』ってセリフを言う登場人物とか」
梨子「そうなるとルビィちゃんも……」
花丸「確かにダイヤさんがルビィちゃんを1人にするとは思えないずら。となると2人は同時に……救えない展開に……」
梨子「全くね……」
善子「(なんでちょっと感傷的な雰囲気になってるのよ……)それで? そこからリリーが行方不明になるわけね。そういえばずら丸が消えるタイミングを決めてなかったわ」 <死の順番>
善子→ダイヤ・ルビィ→梨子→
残メンバー:花丸、千歌、曜、果南、鞠莉
善子「(ってか、もはやなんの雑談よこれ)」
梨子「……順番はともかくなんだけど、果南ちゃんがそう簡単にやられちゃうかなあ」
善子「果南が死なないとでもいうの?」
梨子「だってあの運動神経と体力だし襲われても返り討ちにしそうじゃない?」
花丸「梨子ちゃん、圧倒的殺意の前にその辺りはあまり意味を為さないよ。そういう人ほどやられる時は案外あっさりしたものずら」
梨子「なるほど……」
善子「何がなるほどなのよ……。じゃあ逆に一番黒幕っぽいのは誰なの。その人が犯人なら少しは絞れるでしょ」 花丸「善子ちゃんが最初なのは確定しているから黒幕は善子ちゃんじゃないずら。罠を仕込むとかで自分の死後も計画的にみんなを始末するような周到性も無いし。よかったね」
善子「あーわたしが黒幕じゃなくてよかった〜……っておい、ずら丸」
梨子「う〜ん……鞠莉ちゃん? 果南ちゃんは無さそうだけど……」
花丸「確かにお金持ちの人が黒幕っていう話はありそうだね。島を丸ごと舞台にした壮大な計画を立てたり……」
梨子「そこで淡島の設定が活きてくるってわけね」
善子「いや、設定とかじゃなく実際に住んでるでしょ」 梨子「じゃあ果南ちゃんが黒幕って線は無いとして千歌ちゃん、曜ちゃんは?」
花丸「……うーん、その前に思ったことが。いきなり自分で言うのもなんだけど、梨子ちゃんの次に死ぬのはマルな気がしてきた」
梨子「どうして?」
花丸「千歌ちゃんと曜ちゃんは次々に減っていくAqoursのメンバーを見て怯えてそうな気が……」
梨子「あーわかった! それで案外曜ちゃんの方が先にまいっちゃって、自分も怖いはずなのに健気に励ます千歌ちゃんとか!? なるほどなるほど〜」
善子「な、なんでいきなりテンション上がってんの……」 梨子「うふふ……」
花丸「2人には申し訳ないけど、恐怖が最高潮に達した時に魔の手が及んでしまう……そういう意味では体力自慢の果南ちゃんが2人より先にあっさり始末される方がより具体的に絶望感が大きい……」
梨子「ってことは……」 <死の順番>
善子→ダイヤ・ルビィ→梨子→花丸→果南→
黒幕:鞠莉
残メンバー:千歌、曜
花丸「さて、あとは千歌ちゃんと曜ちゃんの順番だけだね」
善子「待ちなさいよ。鞠莉が黒幕って話だけどその動機は」
花丸「善子ちゃん、今は死んでいく順番の議論をしているずら。動機はなんでもいいずら」
梨子「そうよ、今まで何を聞いてたの?」
善子「えぇ……」 花丸「例えば鞠莉ちゃんが堕天したからだとか」
善子「そんな堕天があるわけないでしょ!」
花丸「だから例えばの話」
梨子「そこまでムキにならなくてもいいのに」
善子「(なんでわたしが悪い感じになるのよ……それ以前に単なる雑談じゃなくて議論だったの!?)」
花丸「今の流れだと2人は恐怖の真っただ中にいて、特に曜ちゃんが怯えていると」 梨子「そう! 生存者が鞠莉ちゃん、千歌ちゃん、曜ちゃんの3人になってしまい……半ば錯乱状態で誰も信じられなくなっている曜ちゃんを千歌ちゃんが震えながらも優しく抱擁! そして千歌ちゃんはみんなを信じているからメンバーの誰も疑わない」
善子「それで、順番は」
梨子「そうね……どちらかがもう1人を庇う展開は捨てがたいわ。結局全滅は避けられないわけだけど。うーん……あ、そうだ!」
善子「(千歌と曜の件はやけに食いつくわね)」
梨子「曜ちゃんってなんだかホームズキャップが似合いそうじゃない? ほら探偵がよくかぶってる」
花丸「コスプレ好きだから違和感はないね」
梨子「よーしじゃあ展開は決まりね! まず千歌ちゃんが殺害される。そして千歌ちゃんから最期にエールをもらって恐怖を乗り越えた探偵役の曜ちゃんが鞠莉ちゃんを追い詰めるも……!!!!的な」
花丸「これで決まったね」 <死の順番>
善子→ダイヤ・ルビィ→梨子→花丸→果南→千歌→果南
黒幕:鞠莉
花丸「ずら〜」
梨子「ひとまずこんなとこかしら」
善子「ぐぬぬ……どうしてわたしが一番最初に……」
花丸「そういう星の下に生まれてるから。そういう運命ずら」
善子「そんな運命があってたまるか…………はっ!? そうよ、堕天使の盟約によってわたしは甦る事ができるのよ! 私の死を嘆き悲しんだリトルデーモンたちの祈りで漆黒の翼を背中に宿して奇跡の復活を……!!!」 花丸「死んだ人間は生き返らないずら、善子ちゃん。魂があの世へと昇天し、輪廻転生して……」
善子「ヨハネ! ふん、『昇天』がなによ。私は『堕天使』ヨハネよ! 魂の再降臨くらい何てこと」
花丸「それにしてもこうやって読み終えた本の感想を話し合って想像を膨らませるのは楽しいずら〜」
善子「おい」
花丸「自分では気づかなかった事や違う見方を知る機会にもなるし」 >>18
果南が二度死んでたので訂正
<死の順番>
善子→ダイヤ・ルビィ→梨子→花丸→果南→千歌→曜
黒幕:鞠莉
花丸「ずら〜」
梨子「ひとまずこんなとこかしら」
善子「ぐぬぬ……どうしてわたしが一番最初に……」
花丸「そういう星の下に生まれてるから。そういう運命ずら」
善子「そんな運命があってたまるか…………はっ!? そうよ、堕天使の盟約によってわたしは甦る事ができるのよ! 私の死を嘆き悲しんだリトルデーモンたちの祈りで漆黒の翼を背中に宿して奇跡の復活を……!!!」 梨子「ふふ、そうね。私も薄い本の感想を共有できる人がいれば……」ボソボソ
花丸「ずら?」
梨子「う、ううん! なんでもないのっ!!!」
善子「……」プルプル
花丸「どうかしたずら?」
善子「わたしの扱いが酷過ぎて全っ然楽しくなかったんだけど!」
花丸「それは善子ちゃんが普段膨らませているのが想像じゃなく妄想だからずら」
善子「だから……ヨハネだってばー!!!」
おわり おわりです!
>>19
指摘ありがとうございました 自分と鞠莉以外が皆殺しにされてたら
探偵じゃなくても犯人がわかると思います(正論) おつおつ
他キャラの反応も気になる特に犯人にされた鞠莉ちゃん 乙です、こういう日常の中の雑談好き
この設定展開のミステリSSも読みたい
個人的にはマリーが真っ先に消えそうな気もする
主が消えることで館や島の情報がわからなくなり事件がより複雑になるパターン たしかにこの中では黒幕っぽいのは鞠莉かなあ
この話聞いても本人はあんま嫌な顔しそうにないかw <和夫一家殺害事件ー敗戦直後の朝鮮の状況>
当時、現場にいたキム・ソンスの証言より
(略)
その日から、マンセーの声とともに大極旗が翻り、ついに朝鮮人の世がやってきた。…
和夫が実の子のように育て、東京帝国大学にまで留学させたAを中心に、
和夫の家で教育を受け成人するまで育ててもらった青年達が、鎌とツルハシ、シャベルをもって、和夫のもとに押しかけた。
和夫:(優しい目で)なぜこんなことを、お前達。
A :チョッパリ!日本へ失せろ。失せろってんだ。
和夫:私がお前達に何か間違ったことをしたかい?…(涙を流して)本当に悲しいよ…帰ってやろう
A :意味深長な目配せをBに送る(財産を全部処分して帰ったら、俺達はどうやって食ってくんだ?)
B :死ね、チョッパリ、このくそ野郎!
次々にツルハシが和夫の後頭部に振り下ろされ、それと同時にたくさんのシャベルと鎌が体をズタズタに引き裂き始めた。
…Cは和夫の妻を見ると、彼女の髪をつかんで庭の片隅まで引きずっていった。そして、なんと13人は、一週間前までお母さんと呼んでいた彼女を強姦し始めた。
…彼女はひどい集団強姦の途中で死亡した。Dは普段お母さんと呼んでいた彼女の全身をめった刺しにし、それでも足りずに内蔵を掻き出して撒き散らした。
和夫にはひみこという娘がいた。…学校が終わって家に戻り両親に起きた惨状を見ると、気が触れてしまった。
…その後、孤児となったひみこは食べもの乞いに村を回ったが、誰一人見向きもせず、知らないふりをした。結局、彼女は9日後、村の橋の下でやせ衰えた死体となって発見された。
和夫の財産は「勇猛で愛国心に燃える」朝鮮青年達の手にまるごと渡り、この事件は村人たちの沈黙の中で徐々に忘れ去られていった。 中略
…日本が戦争に負けるとすぐ、まるで自分達が勝戦国にでもなったかのように日本を呪い、財産奪って虐殺した。
…日本人をことごとく追放した後、韓国と北朝鮮の政府は強奪した日本人の財産を「敵産(敵の財産)」と呼び、堂々と分け合った。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています