0001名無しで叶える物語(しまむら)
2019/08/03(土) 02:05:33.50ID:b0Zrex3Oその娘の名前は、園田海未。
お淑やかで美しく、おっとりとしていて優しく、それでいて芯のある強い、着物がよく似合う少女でした。
海未(幼少)「お父様、ほらこんなに大きいタンポポがありました」
海未パパ「おお、生えてるのを摘んできてしまったのか。それじゃあもうそれは死んでしまったな」
海未「あ!だめ、でしたか…」オドオド
海未パパ「…」
海未「私、タンポポさんを殺して…」
海未パパ「海未、それじゃあそのタンポポの種をフーって飛ばして、新しい命を芽吹かせてあげよう」
海未「は、はい!お父様!」
海未の父親は妻に先立たれ1人で彼女を育てていました。教育は厳しくも、普段は優しく伸び伸びと彼女に接していました。
しかし、やはり海未には母親が必要だと思うようになり、再婚を決意したのです。