G's丸とアニメ曜
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―いつもの山階段―
花丸「うぅ、もう足が動かない……鉛みたいに重いよ......」
花丸「私ってほんと体力無いなぁ」
[がんばって]
花丸「あ、この看板ってことは、ようやく3分の2ぐらい?」
花丸「はぁ……なんだか気が滅入っちゃうなぁ……」
曜「花丸ちゃん、大丈夫?」ズイッ
花丸「きゃああぁあぁぁ!?」
曜「え!?」
ゴチン
花丸「あうぅぅ……」ジンジン
曜「大丈夫花丸ちゃん!?おもいっきり頭打ってすごい音してたよ!?」
花丸「ひゃっ///曜ちゃ……近!?///」
曜「あ、ここ血が出てるよ!?」
花丸(近い近い近い/////) 曜「止血と……あと頭打ったんだからとりあえず横にならないと……」
曜「うーんでも階段で横になるのはダメだ」
花丸「あ、あの私は大丈……」
曜「とりあえずベンチのとこまで行こっか、花丸ちゃん立てる?」
花丸「は、はい」
曜「肩、貸さなくても平気?」
花丸「だ、だいじょぶです……//」
曜「じゃあゆっくり歩いて行こっか」ギュッ
花丸「ひゃぅ//」
花丸(よ、曜ちゃんに手……握られちゃってる////)ドキドキ
曜「……」 階段中腹、木のベンチ付近
曜「花丸ちゃんハンカチ持ってる?」
花丸「ハンカチ、ですか?……んと、やっぱり部室に置いてきたみたいです」
曜「そっか、じゃあ私のでもいいかな?」
花丸「え?は、はい」
ピトッ
花丸「ひぇあっ!?////」
曜「そのまま額のとこ押さえてて、何か冷たいもの買ってくるから」
花丸(よ、曜ちゃんのハンカチ////)ドキドキ
曜「……」 曜「それじゃハンカチの上からこれで打ったとこ冷やそっか」
曜「3本買ってきたから、楽になったら先にこっち飲んでね」コト
花丸「あ、ありがとうございます」
曜「千歌ちゃん達に連絡、はスマホ置いてきたし……ま、いっか」
花丸「あの……曜ちゃん」
曜「ん?どうしたの?」
花丸「なんで、ここにいるんですか?」
曜「え?」
花丸「す、すみませんそんな変な意味じゃなくて、その……もうみんなはとっくに往復し終わってると思ってて」
花丸「曜ちゃんも一回降りるときにすれ違ったし、なんでもう一回上りに来たのかなぁ、なんて」
曜「花丸ちゃんが心配だったから戻って来たんだよ」
花丸「え?///」
花丸(そ、それってどういう///)ドキドキ
曜「……」 アニメ曜ちゃんってことはちかキチの曜ちゃんか…どうなることやら 曜「花丸ちゃん、体調悪いの隠してたでしょ?」
花丸「へ?いや、そんなこと……」
曜「もうバレてるし隠さなくてもいいよ?」
花丸「え、いえ本当に体調は悪くなんてないですけど……」
曜「そんなに顔赤くしながら言っても、説得力ないよ?」
花丸「へ?いやこれは違……//」
曜「え?違うの?」
花丸(照れてるだけで違う……けど違うって言っちゃダメずら///)
花丸「えと、違……わないです///」
曜「やっぱりそうだったんだ......」 花丸「……///」
花丸(曜ちゃんを前にして照れちゃダメ、って言う方が無理だよ////)
曜「!大丈夫?また赤くなってるよ?」ズイッ
花丸「ひぃっ//だ、大丈夫!大丈夫です!!!///」
花丸「そ、そういえば曜ちゃんは、どうして私の体調が悪いって気づいたんですか!?///」
花丸(わ、話題を逸らさないとこのままじゃ私がもたないよ……////)
曜「どうして?うーん……」 ―廊下―
花丸「んしょんしょ……」運搬中
曜「花丸ちゃんそれ重そうだから、手伝おっか?」
花丸「よ、よよよ曜ちゃん!?!?!?////」カアァ
―図書室―
曜「すみません、本の貸し出しをお願いしたいんですけどー」
花丸「はーぃぃいぃ!??!?!////」ドキィッ
曜「あ、今日の担当は花丸ちゃんなんだ」
―自販機前―
花丸「えーっと……今日はオレンジにしようかな」
曜「あれ、花丸ちゃんも今日は中庭でお昼?」
花丸「ひゃああぁぁ!?/////」
曜「今日会ったときからずっとこんな感じで顔も赤かったし、ってとこかな?」
花丸「な、なるほどぉぅ……////」 花丸(いくらなんでも耐性なさすぎだよ、私のバカ……////)カアァ
曜「顔また赤くなってるよ?大丈夫?」スッ
花丸(また近っ!?/////)
花丸「だ、大丈夫ですっ!?」バッ
ゴツン
花丸「あででで……」
曜「いたた……よ、よかった……一応、元気はある、みたいだね」サスサス
花丸「ごめんなさい///」カアァ
曜「私は大丈夫、それより花丸ちゃんが元気そうよかったよ」ニコ
花丸「っ///」 曜「それじゃ、そろそろいこっか」
花丸「は、はい!」
―花丸宅―
花丸「曜ちゃんと手……握っちゃった」ぐーぱーぐーぱー
花丸(私のこと心配して戻って来てくれて、手当まで……)
花丸(やっぱりかっこいいなぁ曜ちゃんは……///)
花丸「……」
花丸「あれ、そういえば私……」 次の日
―本屋―
花丸「はぁ……」
花丸(曜ちゃんにお礼、言ってなかったずら)
トン
花丸「あっ、ごめんなさ……って曜ちゃん!?!!?//」
曜「花丸ちゃん!もう大丈夫なの?」
花丸「は、はい//軽い熱中症だったみたいで……」
花丸「曜ちゃんは、何を買いに来たんですか?」
曜「実はこの前道徳でやった本の続きが気になってさ、〇〇って言うんだけど」
花丸「あ、それならこっちにありますよ」 花丸「これですか?」
曜「それそれ!ありがとう!」
花丸「いえ、そんな」
曜「花丸ちゃんはこの本の内容は知ってるの?」
花丸「はい、作品の作りが不思議で、自然と読み進めちゃうんですよね」
曜「わかる、なんか独特な雰囲気に引き込まれる感じがいいよね」
花丸「こういうのが好きだったら……こっちの本もいいかもしれません」
曜「へぇ、これはどんな本?」
花丸「こっちは主人公が少し変わった人物で――――」 ーーーーーー
曜「あれ、もうこんな時間、花丸ちゃんそろそろ終バスじゃない?」
花丸「え?あ、ほんとだ!ごめんなさい、つい……」
花丸(楽しくてつい周りが見えなくなってたずら……)
曜「え?あぁ、全然気にしないでよ、私はとっても楽しかったから」ニコ
花丸「ぁ……//」
花丸(い、今がきっと昨日のお礼を言うチャンス……!)
花丸「あ、あの曜ちゃん」
曜「ん?」
花丸「昨日は、その……ありがとうございました!」
花丸「それとごめんなさい、昨日はお礼を言い忘れちゃって……」
曜「あはは、そんなの気にしなくていいのに」 花丸「それで、えっと……」
曜「?」
花丸(お詫びに何か……あ、でも私ができることって聖歌を歌うことぐらいだし)
花丸(楽譜は無くてもいいけど、ここでは歌えないし、家だったら伴奏も……)
花丸(うぅ、何か買っておけばよかった……)
花丸(あ、そうだハンカチ!ハンカチ返さないと)ゴソゴソ
花丸(ハンカチも家に置いたままだ……)
曜「どうしたの?」
花丸「ひぇっ、いえ、あ、あの」
曜「?」
花丸「曜ちゃんにお、お詫びとあのハンカチを返したくて、その!」
花丸「こ、今度私のお家に来てくれませんか!?!?」
曜「え?」
花丸「へ?」 バス停前
曜「それじゃあまたね!」
花丸「はい、また」
ブロロロロロロ
花丸「」フリフリ
花丸「ふぅ……」
花丸「……」
花丸「ぁ……//」
花丸「〜〜〜っ!?!?////」
花丸(勢いで曜ちゃんを家に招待しちゃった)
花丸「ど、どうしよ……///」 曜「」フリフリ
曜「えへへ、花丸ちゃんのお家にお呼ばれしちゃったであります」
曜(いつもオーバーな反応されてたから、少し嫌われてるのかなって思ってたけど)
曜(そんなことなかったみたい♪)
曜「ふふ、今度の日曜日……楽しみだな」
次回、花丸宅に響く聖歌、逃すバス、同じ湯舟、一組しかない布団。
続かない。 いつしか交わした今は亡き(笑)との約束ssでした
見てくれてたらいいね おつおつ
文学少女のマルちゃんと落ち着いた雰囲気の曜ちゃんの組み合わせは新鮮だね
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