曜「善子ちゃん先輩!」
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ガラガラッ ピシャッ
曜「善子ちゃーんっ!お弁当食べよ!」
シーン
ザワザワ…クスッ…ザワザワ…クスクスッ…
曜「えっ?」
キーンコーンカーンコーンッ
曜「は、早かったぁ…//」
善子「…はぁ」ヤレヤレ 千歌「善子ちゃ〜ん、お呼びだよ〜?」ニヤッ
善子「わ、分かってるわよ!」
千歌「千歌は悲しいよ〜私の可愛い可愛い後輩が善子ちゃんに取られちゃって〜」ニヤニヤッ
善子「別に取ってなんか…って千歌にやけすぎよ」
タッタッタッ
曜「よ〜し〜こ〜ちゃ〜んっ!」 善子「走ると危ないわよ」
曜「転けても良いように鍛えてるから、だいじょーぶいっ!」ピースッ
善子「転ばないようにしなさいね…」
曜「はーい!」 曜「千歌ちゃんもお弁当一緒にたべよ!」
曜「中庭にレッツゴー!」
千歌「んー私は教室で食べるから二人で行って来なよ」
曜「えぇー!?」
千歌「お邪魔しちゃ悪いし…ね?善子ちゃん!」
善子「…」ギロッ
千歌「にっこり笑顔だよ?」ニコッ
善子「その優しさに感謝して後でブラックコーヒーを買ってきてあげるわね」ニコッ
千歌「え゛っ…」 曜「千歌ちゃんもいーこーうーよー!」ユッサユッサ
千歌「だって〜」グラグラッ
曜「だって?」
千歌「あっ、私花粉症だから外行くのダメなんだよ〜」
曜「今花粉あるの?」
善子「さぁ?千歌が言うならあるじゃない?」
千歌「高校二年生にもなると花粉に敏感になっちゃう年頃なんだよ〜」
曜「そうなの!?」
千歌「曜ちゃんもそのうち分かるようになる…はず!」
曜「大変だね…お大事に…」 曜「善子ちゃんは花粉大丈夫なの?」
善子「えーと」
千歌「ほらっ!善子ちゃんは堕天使だから!」
曜「えっ?」
千歌「堕天使は花粉症にならないんだよ!」
曜「そうなの!?」
善子「ま、まぁ…ヨハネほどになれば…」
曜「すご〜いっ!!」キラキラッ 善子「さっ、そろそろ行くわよ」
曜「千歌ちゃんまたね〜!」ヒラヒラッ
善子「…」ウィンクッ
千歌「いってらっしゃ〜い」ヒラヒラッ
千歌「いやいや…大変なお二人さんだ」
梨子「千歌ちゃんも大変ね」
千歌「ふぇ?」
ダイヤ「さて、わたくし達も食べましょうか」 曜「やっぱり外で食べるお弁当はカクベツだね〜」
善子「いや、まだ食べてないじゃない!」
曜「善子ちゃんのは手作り?」
善子「一応自分で作ってるわ。冷凍多いけど」
曜「うちのママもそんな感じ〜」 善子「あれ?曜のお弁当は?」
曜「売店でパンを買ってきました!」ケイレイッ
善子「えっ…それだけ?」
曜「これだけじゃ無…」
善子「このハンバーグ食べる?」
曜「食べるっ!!」
善子「あーん」
曜「あーんっ!」パクッ
曜「んーんっ!」モグモグッゴックンッ
曜「美味し〜!!善子ちゃんの冷凍のハンバーグ!!」
善子「冷凍は余計よっ」ビシッ 善子「パンだけじゃ足りないでしょ?」
曜「早弁したから大丈夫だよー」
曜「でも足りなかったからパンを買ってきたんだ!」
善子「えぇ…よく食べるわね」
善子「ハンバーグあげて損したわ」
曜「美味しかったよっ♡」ニコッ
善子「はいはい」
曜「酷くないっ!?」 あら朝だぞ起きろ後輩曜ちゃん先輩善子を書くんだよあくしろよ 善子「そういえばなんであんな早く教室に来れたのよ?」
善子「曜も授業だったでしょ?」
曜「先輩を思う愛の力があれば時間の壁すら越えるのでありますっ!」ケイレイッ
善子「本当は?」
曜「体育の授業は早く終わったから全力で来ましたっ!!」 善子「あぁ、通りで…」クンクンッ
曜「えっ!?もしかして汗臭い?」
善子「制汗剤の匂いね」
曜「かけ過ぎちゃったかな」クンクンッ
善子「んーでも」グイッ
曜「わわっ!?」
善子「曜の匂いも好きよ」クンクンッ
曜「直接嗅がないでよぉ〜//」 善子「さて、曜成分も補給出来たし」
曜「成分って…」
善子「そろそろ昼休みも終わりね」チラッ
曜「嘘っ!?もうそんな時間!?」
曜「もっと話したいのに〜」
善子「どうせ帰りも一緒じゃない」
曜「そうだけど…どうせとか言わないでよ〜」 善子「もう行かなくちゃね」
曜「お別れの前にいつものやって!」ズイッ
善子「…」チラチラッ
善子「仕方ないわね」ナデナデ
曜「えへへ〜//」
善子「はい!終わり」パッ
曜「えぇ〜!もっともっと!!」
善子「時間無いんだから、後で好きなだけやってあげるわよ」
曜「言ったね?約束だから!」 善子「放課後、いつもの場所で」
曜「集合でありますっ!」 わんこ感全開の曜ちゃんとまんざらでもなさそうな善子ちゃんの組合せ好き 乙です
曜ちゃんの無邪気さと善子ちゃんの面倒見の良さが出ててかわいい
初期設定も可能性感じていいね 乙。この2人のやりとりもっと見たいな
そして2年生ダイヤちゃんの存在が魅力的で気になってしかたない ダダダダダダ
曜「おっはよーしこー!!」ガラッ
シーン
曜「……あれ?」
千歌「曜ちゃんおはよー。朝練あったのに元気だねー」
曜「おはよう千歌ちゃん!善子ちゃんは?」
梨子「善子ちゃんならダイヤちゃんのところに行ったよ?」
曜「ダイヤさんの……あ、わかった!」
曜「行ってきまーす!!」ダッ
ガラガラピシャッ ダカダカダカダカ
梨子「ふふっ、善子ちゃんも大変ね」
千歌「そうだねー」
梨子「あれ?千歌ちゃんもしかして妬いてる?」
千歌「……そうじゃないもん」プクー 生徒会室
善子「これで全部?」
ダイヤ「ええ。手伝ってくれてありがとうございました。善子さんは手際が良くて助かります」
善子「生徒会の次期会長に褒めてもらえるなんて光栄ね。明日は雨かしら」
ダイヤ「明日の予報は晴れ、ですよ。–−ではそろそろ聞かせていただいてもよろしくて?」
善子「何を?」
ダイヤ「ここにきた理由です。何の打算もなく善子さんがここに来るとは思えませんから」 善子「……ほんと、良く見てるわね」ポリポリ
善子「じゃあ話すけど、そのかわり協力してもらうわよ?」
ダイヤ「もちろん。今日のお礼です」
善子「そうこなくっちゃ。それじゃあ一芝居うつから合わせてね?」
ダイヤ「芝居?」
善子「……来たわ。そのままでいて」
ダイヤ「?」
ドドドドドドドド
ダイヤ(ああ、そういうことですか)クス 曜「とうちゃーく!……あ」
曜(善子ちゃんがいるのはダイヤさんのいる生徒会室。いつもの調子で行ったら怒られる)
曜「よし、ここは静かに行こう」
曜「失礼しまー……え」
ダイヤ「本当に私のもとに来るつもりはありませんの?」
善子「当然よ。堕天使であるこの私が従う側にまわるつもりはないわ」
曜「なんだろ、真面目な話してるのかな」コソコソ
曜(というか、なんで隠れてるの私)
善子「あなたが下に来るなら乗ってやってもいいけど?」クス 曜「……うーん、良く聞こえない」ビタッ
ダイヤ「そう……ですわね。ですが勿体無いですわ。才能もありますのに」スクッ
曜「すこーし、すこーしだけ……」ヒョコ
ダイヤ「あなたのような人がもっといれば、ここも廃校にならずに済んだかもしれませんわ」クイ
曜「!!!」
曜「ダメーーーーーッ!」バァン
善子「……曜?」
曜「ダメダメダメー!とっちゃだめー!」バタバタバタ
善子「何言ってんのよ、いきなり来て」
曜「ヨハネちゃんは曜ちゃんのなのー!ほらいこー!」グイッ
善子「だあぁま、待ちなさいよぉー!」バタバタ
ガララッ ピシャン
ダイヤ「……本当に、慕われてますのね」クス 屋上
善子「……ねえ」
曜「……ぐすぐす」
善子「いつまでこうしてる気?」
曜「……ぐすん」
善子「まあいいけど。本音も聞けたし」ニヤ
曜「え?」
善子「なんだったかしらね、ヨハネは曜のものだったかしら」
曜「あ、あれはー!ダイヤさんが独り占めしてると思ってぇ」
善子「そういう真っ直ぐなところ、好きよ」ギュー
曜「わ、うゎ、あ……///」
善子「気がすむまでこうしてなさい、リトルデーモン」ナデナデ
曜「は、はーい……///」キュン
善子(ふふ、計画通り♪)
曜「へへ、よーしこー♪」スリスリ
善子「だから、ヨハネよ」デコピンッ
このあと探しに来たダイヤにめちゃくちゃ怒られた かわいい
初期設定いいな
変わったとかは割とショックだった 曜「善子ちゃん先輩!今日はどこに行きますか!?」
善子「うーん、ないわけではないけど曜は行きたい所はないの?」
曜「私?うーん……あ!じゃあ生地屋さん行きたい!」
善子「決まりね。行きましょう」ニコ
曜「うん!全速前進〜!よーしこー!」
善子「こら!よしこじゃないってば!」
曜「あはははは!」
善子「まったく……しょうがないんだから」 曜「あ、この生地いいかも!ヨハネちゃん、どうどう?」
善子「ん、悪くないわね。リリーとダイヤには合いそうだわ。買っていく?」
曜「うん!……あ、お金が……前の買い出しで使い過ぎちゃったからないや」
善子「そう。じゃあ仕方ないわね」
曜「……うん。ヨハネちゃんにも合うと思ったのになぁ」ボソ
善子「…………」
善子「ほら、まだ見たいものあるんでしょ?次行かないと終わらないわよ?」
曜「……うん」 カタン
曜「あ、このアクセサリーかわいい〜」
善子「曜に似合いそうね、青のペンダントって」
曜「そ、そうかな?」
善子「つけてみればいいじゃない。ああそれと私も見たいものあるからしばらく別行動ね」
曜「うん!」
善子「30分したらここで落ち合いましょう。それじゃ、解散」
曜「はーい。……う〜ん……」
曜「やっぱり、似合わないよねぇ」
曜「他のところいこーっと」
善子「…………」 〜30分後〜
曜「おまたせー!」
善子「うん、時間通りね。なにかいいものは見つけた?」
曜「う、うん。でもなんか……一人だと決めきれなくて」
善子「そう。はいこれ」スッ
曜「え……これ!さっき見てた生地!どうして?」
曜(結構高かったはずなのに……)
善子「フフ、堕天使に不可能なんてないのよ」
曜「……うう〜」プルプル
善子「言葉も出ないくらい感動したかしら?フフ、無理もな−−」
曜「よしこちゃーーーんっ!」ダキッ
善子「どゎあああ!?いきなり抱きつかないで!」
曜「ありがとう善子ちゃん!これで絶対いい衣装、作るね!」
善子「……ええ。期待してるわ。リトルデーモン」ナデナデ 善子「さ、次はどこに行きたい?」
曜「ヨハネ様の行きたいところ!」
善子「ふぅん、いい心がけね、リトルデーモン。では円卓に赴くとしましょう」
曜「えんたく……?」
善子「付いて来なさい」 曜「んっふふ〜」モッグモッグ
善子「嬉しそうね」
曜「うん!ハンバーグおいしいもん!」ニコニコ
善子「よかったわね」
曜「善子ちゃんも食べる?」
善子「……リトルデーモンの頼みとあれば聞かないとね。いただこうかしら」
曜「はい、あーん!」
善子「は?」
曜「ほら、口出して!あーん!だよ、あーん!」
善子「……仕方ないわね」アーン
パク モグモグ
曜「どう?どう?おいしいでしょ?」
善子「悪くないわね」
曜「えー?おいしいのにー」
善子「…………」 善子「いろんなところ回れたわね」
曜「うん!おかげで楽しかったぁ」
善子「あとは行きたい所はないの?」
曜「うーん……海に行きたい」
善子「海?」
曜「うん。ダメ?」
善子「わかった。行きましょう」
曜「いいの!?」
善子「行きたいんでしょ?」
曜「うん!ありがとう!」 曜「うーみーー!!」キャッキャ
善子「子供じゃないんだから」クスクス
曜「えっへへ、………ヨーソローーーっ!」ヨーソローッ
善子「なにしてるの?」
曜「ん?海に向かって叫ぶとこう、スッキリするからさ!ヨハネちゃんもやろうよ!」
善子「悪いけどパス。趣味じゃないし」
曜「えー?気持ちいいのに……」
善子「…………」
善子「わかったわ。一回だけよ」
曜「うん!ほらこっちこっち!海水も冷たくて気持ちいいよ!」
善子「……嫌な予感するけど、仕方ない」
曜「えへへ、それじゃあ一緒に叫ぼう!」
善子「……ん」 曜「それじゃあ、せーのっ!」
「よーしこー!!」
「よーはねー!!」
善子「……ちょっと曜?」
曜「はー楽しい〜♪ん?」
善子「今アンタ、よしこって言ったわね?」
曜「な、なんのことですか〜??」
善子「聞き分けの悪いリトルデーモンめ!ここで罰を下す!」グイッ
曜「わ、わわっ!ヨハネ先輩!?」 善子「その身で流水の刑を味わうがいいわ!」
曜「ちょっ、待っ……うわぁあああ!」ドボーン
善子「フフ、びしょ濡れね」ニヤニヤ
曜「やったなー!」グイッ
善子「えっ、ちょおっ!?」
曜「道連れであります!」
善子「にゃ、にゃあああっ!」ザブーン
曜「これでおあいこ!」
善子「やったわね!リトルデーモンのくせに!」
曜「水場での勝負なら負けないであります!」
ワーギャー 善子「……疲れた」
曜「お互いびしょ濡れであります」アハハ
善子「ねえ、曜」
曜「ん?」
善子「私といて嫌だったこと、ない?」
曜「ないよ!全然ない!」
善子「本当?」
曜「うん!いつも気を遣ってくれるし、優しいし、頼もしいもん!わたしにはもったいないくらいだよ!」
善子「……そう。それでね、曜。渡したいものがあるの」
曜「え?」 善子「これ。さっき見てたペンダント」
曜「あ!……でもこれ、似合わないよ!っていうか、もったいないよ……」
善子「肝心なところで引っ込むのは悪い癖よ、曜。それとも私の魔眼にケチをつけるつもり?」
曜「そ、そんなことない!そんなこと、ない、けど……」
善子「つけるわよ。いいわね?」
曜「…ぁ、ぅ……ぅん」コク
善子「よろしい。そのままでいなさい」 チャリ
曜(あ……顔、近いな///)
曜(綺麗な、顔)
曜(やっぱり、独り占めしたい)
善子「はい、つけられたわよ。……曜?」
曜「…………っ!」グイッ
善子「んっ…」チュ 曜「はぁはあ、ご、ごめんなさい、ごめんなさい!こんなことするなんて」
善子「いいのよ。…それより、やっぱりよく似合ってるわ。私の目に狂いはなかったわね」
曜「あ……///」
曜「大切に……しますっ///」
善子「ええ。さて、そろそろ帰りましょうか」
曜「うん!あ、ねえよかったらうちの方が近いし、うちに来ませんか?服も濡れちゃったし、そのお詫びもしたいです」
善子「私は構わないけど……親御様に迷惑でしょう?」
曜「なんとかします!だからうちに、泊まっていきませんか……?」
善子(…………//)キュン
善子「わかったわ。やるならこの堕天使ヨハネをきっちりもてなしなさい?」
曜「……はい、ヨハネ様!」 素晴らしい
曜ちゃんの甘えんぼな感じがたまらん
ダイヤさんといいこの設定面白いな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています