理事長「音ノ木坂学園は廃校になります」穂乃果「なんだってーーーっ！？」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:25:55.41

①廃校どうしよう

穂乃果「どーーじよ～～～～～！！」

海未「落ち着いて下さい」

穂乃果「落ち着いてられないよ！学校なくなっちゃうんだよ！穂乃果なんも勉強してないし！」

ことり「穂乃果ちゃん…ちょっと勘違いしてない？」

海未「今いる生徒が卒業するまではこの学校は無くなりません」

穂乃果「えっ？」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:27:30.36

穂乃果「なーんだ～そうだったんだ！」

穂乃果「いや～今日もパンが美味いっ！」

海未「太りますよ？」

ことり「卒業するまでは学校が残ると言っても今の一年生達は後輩ができないんだよね…」

穂乃果「そっか…」

海未「それは寂しいですね…」

穂乃果「そうだ！穂乃果たちで廃校を阻止しよう！なんかいい案はないかなぁ？」

海未「そうですね…生徒の力で知名度を上げるとなると、部活動でしょうか？」

ことり「えーっと、音ノ木で最近活躍した部活は…うーん、どれもパッとしないね」

海未「そもそもあればこんな事にはなってないですしね…」

穂乃果「だよねぇ～…」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:28:17.92

モブ子「いたぞ！」ｻﾞｯ

モブ未「2年のNo2.蒼の神話」

モブ子「そしてNo1.ほんのり穂乃果色」

モブ子「2年生最強の座はあたいらがもらう！」

モブ未「行く行くは音ノ木最強、アイスブルーの瞬間も倒して私達が音ノ木の頂点に立つんだから！」

穂乃果「え～またー？」

海未「これで今月何人目でしょうか…」

海未「仕方ないですね、相手してあげますか」

穂乃果「そうだね！」

ことり「二人とも無茶はしないでねっ」

モブ子「あたいがほんのりをやるッ！」

モブ未「蒼の神話は私にまかせて！」

モブ未「純白ロマンスは」
モブ子「後回しッ！」

モブ未・子「いくよ(ぞ)！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:29:53.57

---穂乃果サイド---

モブ子「オラァ！」ﾀﾞﾝｯ

ことり「跳んだッ！？なんて跳躍力なの！？」

モブ子「行くぜぇーーっ！」

穂乃果「そんなに高く跳んでさ、あとは落ちてくるだけじゃん。正直隙だらけだよ」

モブ子「それはどうかな？」ﾆﾔﾘ

ことり「落下が疾いッ！加速したッ！！」

穂乃果「当たらないy…！？」

穂乃果「身体が重い！？動けな…」

モブ子「バンジーパンチ！」ﾊﾞｷｨ

穂乃果「ぶふぉあ！！」ﾄﾞｻｯ

ことり「ハノケチェン！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:30:31.10

ことり「落下の衝撃を拳に乗せて思いっきり殴りつけた！またくるッ！！」

モブ子「(あたいの能力は重さの加減算！南ことりの重さを全てお前に与えてやったのさ！！)」

モブ子「どうよ？あたい特製のメリケンサックは」

モブ子「効くだろう？2発目いくぜぇーー！」ｷﾞｭｩｳﾝ

モブ子「バンジーパン」

ﾊﾟﾁﾝ

穂乃果「爆吃(パクチー)」ﾎﾞｶｧﾝ

モブ子「ごはぁ…」ﾄﾞｻｯ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:31:15.97

モブ子「なん…だ…はぁはぁ…」

モブ子「身体が熱い…」

ことり「指を鳴らして小爆破を起こす！穂乃果ちゃんの得意技ッ！爆吃！」

モブ子「でたなッ…噂の爆破能力…！」

モブ子「だが！おめぇはあたいの能力を知らない！その済ました顔を絶望に染めてやるッ！」

モブ子「パラパラカッター！」ﾋﾗﾘﾋﾗﾋﾗ

穂乃果「？」

ことり「これはッ！」

ことり「穂乃果ちゃん避けてッ！」

**名無しで叶える物語**(遊動国境) · 2019/07/22(月) 20:31:43.37

前のは落ちたの？

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:32:45.93

ｽﾊﾟﾊﾟﾝｯ

穂乃果「なっ！？」ﾌﾞｼｬｱｱ

モブ子「ハーッハハハハハハ！！」

モブ子「終わりだ！ほんのり穂乃果色！お前はもうあたいの色に染まっているッ！自分の周りをよく見てみろ！！」

穂乃果「！？」

ことり「穂乃果ちゃんの周りに無数のナイフやカッター刃が舞っている！？」

モブ子「2年最強の座はあたいのもんだ！」

モブ子「とどめッ！パラパラカッター！！」

穂乃果「確かに穂乃果はあなたの能力を知らない。でも知る必要なんてないんだよ」

モブ子「あん？」

穂乃果「知らなくても、あなたに勝てるから！」ﾄﾞﾝ！

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:33:44.98

ことり「砂つぶが舞っているッ！ナイフやカッター刃に紛れて砂つぶが舞っているッ！！」

穂乃果「足元の砂を爆弾に変えたよ」

穂乃果「星屑」

ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｧｧｧｧﾝ

モブ子「なん…だと…」

モブ子「あたいのパラパラカッターが全て…消えた…だと」

ﾊﾟﾁﾝ

穂乃果「爆吃」ﾎﾞｶｧﾝ

モブ子「ごばぁ！？」

穂乃果「爆吃爆吃爆吃爆吃爆吃爆吃爆吃」

モブ子「がっ…あっ…ぐっ…」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

穂乃果「爆…」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:34:54.07

穂乃果「あっ、身体の重さが消えた！」

ことり「強制送還されちゃったみたいだねっ」

穂乃果「ってことは穂乃果の勝ちだ！」

ことり「(強い…あっという間にモブ子ちゃんを強制送還させちゃった…ほんのり穂乃果色の名前は伊達じゃないね…)」

ことり「あっ！今怪我を治すねっ！」

穂乃果「ありがとう！ことりちゃん！」

穂乃果「くぅ～生き返る～！」

穂乃果「(海未ちゃんもそろそろ終わる頃かな？)」

音ノ木名物、強制送還
音ノ木坂学園では、校内バトルで死ぬほどまでの傷を負うと強制的に保健室へ送還され傷が癒える。強制送還をされた者にはペナルティとして一週間の朝の挨拶運動が課せられる。

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:36:02.09

海未サイド

希「なんか2年生たちが面白いことやってるやん。ちょっと見てかない？」

絵里「興味ないわ」

希「連れないな～、うちはちょっと見てこかな？」

絵里「そう。私は先に教室に戻っているわ」

希「ほな～」

希「蒼の神話、その力、お手並み拝見させてもらうやん」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:36:49.26

モブ未「いくよ！手遊び "ベレッタ"」ｶﾞﾁｬ

海未「(両手が拳銃"チャカ"に変わった！？)」

Bang!Bang!

海未「あぶなっ！？こんなのありですか！？」

モブ未「ありだよー！これが私の能力だもん！」Bang!Bang!

海未「うぐぅ…(掠ってしまいました…)」

海未「能力者が拳銃"チャカ"に頼るなど言語両断」

海未「恥を知りなさい」

モブ未「勝てばいいんだよ勝てばッ！ハチの巣にしたげるわ！蒼の神話！」

海未「拳銃"チャカ"の弾など、私の水弾で全弾撃ち落として差し上げましょう」ｷﾘｯ

海未「水星弾！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾝ

モブ未「さすが、やるね…蒼の神話の名は伊達じゃない」

希「(へぇ～なかなかやるやん？)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:38:23.44

海未「このまま終わらせてあげます」ｼｭｲｰｰﾝ

モブ未「(水で作った弓矢…ですって…？)」

海未「射貫け、ラブアローシュート」ﾊﾞｱﾝ♡

ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝﾝﾝﾝﾝ

海未「な！？大砲！？」

モブ未「腕組み "キャノン"」

モブ未「両腕を大砲に作り変えた。チェックメイトだよ。蒼の神話」

海未「(拳銃"チャカ"の次は大砲。なるほど、敵の能力が分かりかけてきました。では、まずはあの大砲を砕いてやりましょうか)」

モブ未「いくよ。このままあなたの身体に風穴をあけたげる」ﾄﾞｫｫｫﾝﾝﾝ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:39:16.06

海未「水星剣」

希「(水の剣。器用なことするな～)」

海未「天裂斬」ｻﾞﾊﾟｧｧｧﾝ

モブ未「がはぁッ！！」ﾌﾞｼｬｱｱ

希「(砲弾、砲塔ごとあの子を斬りつけた…まるで飛ぶ斬撃…！決まった。勝負ありやな)」

海未「勝負ありですね。早く保健室に行ってください。朝の挨拶運動はしたくないでしょう？」

モブ未「なめないで！私はまだ負けていないッ！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:40:22.97

モブ未「流れでた血も私の身体の一部ッ！流れた血飛沫全てを拳銃に変えるッ！」

モブ未「血潮 "デザートイーグル"」

希「(あの子、凄まじい執念や…！)」

海未「な！？そんな事をしたらあなたの身体も無事じゃ済みません！」

モブ未「みっともなく負け永らえるよりはマシだよ！それにどうせ校内では死ねないしね」

モブ未「腕組み "ガトリング砲"」

モブ未「髪芝居 "デリンジャー"！(さようなら私のキューティクル)」

モブ未「蒼の神話！あなたにこの数が捌ききれる？」

モブ未「このままあなたの綺麗な身体を抉ってえぐってエグって挽肉にしたげるんだから！」

海未「やれやれですね。本当は能力"チカラ"を使いすぎたくなかったのですが…(喉が乾いてしまうので)」

海未「仕方がないですね」ﾋﾟｯ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:41:04.79

ｷｭｨｨｨｨｨｨｲｲｲｲｲｲｲﾝ

希「(蒼の神話が突き出した指に水が集まっていく…何をするつもりや？)」

モブ未「てー！！」

海未「放水銃(ホースト)」

ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｯｯｯｯｯ!!!!!

希「(なんちゅう威力や…まさに木っ端微塵…！)」

希「(いいもんを見させてもらったよ。2年生、なかなか面白いやん。ほなうちも教室に戻ろかな)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:41:53.47

穂乃果「おーい！海未ちゃ～ん！」

ことり「海未ちゃ～んっ！」

海未「穂乃果！ことり！無事でしたか？」

穂乃果「らくしょーだよー」

ことり「穂乃果ちゃんカッコよかったんだよ～」

穂乃果「えへへ～それほどでも～」

海未「まぁ、穂乃果が負けるはずはありませんね」

ことり「あっ…海未ちゃんも酷い傷…ことりが治しちゃうねっ！」

海未「拳銃"チャカ"やら大砲やらをバンバンやられて結構もらってしまいました…」

海未「ありがとうごさいます。ことり」

ことり「お安い御用だよっ♪」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:42:54.48

海未「にしても私達、バトルを挑まれる事が増えましたよね…」

ことり「二人は2年のNo1とNo2だもん…仕方ないよっ」

穂乃果「強い強いって言われるのは嬉しいけどこればっかりはちょっとめんどくさいよね～」

穂乃果「ハッ！！」

ことり海未「？」

穂乃果「これだッ！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:43:31.74

穂乃果「穂乃果たちのこの力で学校を救うんだ！」

海未「この能力"チカラ"で…ですか。確かに最近では特殊な能力"チカラ"をもって生まれてくる子供が増えていると聞きます」

ことり「なんか大会とかもあって注目されてるみたいだねぇ～」

穂乃果「その大会で勝てば！」

海未「アピールできるかも知れませんね」

穂乃果「よーっし！そうと決まれば部活申請だ！」

ことり「お～っ！」

海未「お、おー…？」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:45:25.26

"ほんのり穂乃果色" 高坂穂乃果
能力:爆破。

・爆吃(パクチー)
ただの小爆発。威力は対してないが指を鳴らしただけで爆破が起こる。

・星屑
砂や石など、周囲にあるものを爆弾に変え宙に浮かす。穂乃果の意思で操ることが出来る。

モブ子
能力:重さを加減する。

・バンジーパンチ
自分の体重を紙のように軽くし空中に飛び上がる。飛び上がった瞬間に自分から引いた体重分の重さを手にはめたメリケンサックに与え、全体重と落下の衝撃が乗ったパンチで相手を殴りつける。

・パラパラカッター
紙のように軽くした刃物を宙に浮かせ相手に切りつける。

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:46:20.98

"蒼の神話" 園田海未
能力:水。

・水星弾
水の弾丸を打ち散らす。

・ラブアローシュート
水で作り上げた弓矢で敵を射抜く。
園田海未のお気に入り技。

・水星剣。
水で作った剣。

・天裂斬
水星剣を思いっきり振り下ろし、まるで斬撃を飛ばすかの様に水の衝撃波を飛ばす。

・放水銃(ホースト)
一点に水を集中させ放つ、水の超高圧ビーム。

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:47:17.02

モブ未
能力:自分の身体の一部を別の物質に変形させる。

・手遊び "ベレッタ"
手を拳銃に変形させる

・腕組み "キャノン"
両腕をクロスさせ突き出し、大砲に変形させる

・腕組み "ガトリング砲"
両腕をクロスさせ突き出し、ガトリング砲に変形させる

・血潮 "デザートイーグル"
体内から流れ出た血液を拳銃に変形させる

・髪芝居 "デリンジャー"
髪の毛を拳銃に変形させる。使用するとキューティクルが死に髪が傷む。

"純白ロマンス" ことり
能力:治す。

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:47:39.60

続くッ！かも

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/22(月) 20:48:54.93

>>7
落ちた

**名無しで叶える物語**(なっとう) · 2019/07/22(月) 20:52:34.15

読んでる

**名無しで叶える物語**(庭) · 2019/07/23(火) 11:36:55.53

吉良吉影かな？

**名無しで叶える物語**(たまごやき) · 2019/07/23(火) 15:10:57.67

面白い
期待

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:35:16.17

②部活動を始めよう！

--- 生徒会室前 ---

海未「いいですか？生徒会の会長と副会長は音ノ木最強と言われているアイスブルーの瞬間と3年生のNo2.ラッキーガールなんですからね！？粗相の無いようにお願いしますよ！特に穂乃果！」

穂乃果「分かってるって！」

ことり「(分かってないんだろうな～そんな穂乃果ちゃんもかわいいっ！)」

穂乃果「たのもー！！」ﾊﾞｧ~~ﾝ

海未「(穂乃果ーーーっ！？)」

ことり「あはは…失礼しまーす…(やっぱり…)」

希「随分元気なお客さんが来たなぁ」

絵里「それで、生徒会に何かようかしら？」ｷﾞﾛｯ

ことり「(ピィーー！？)」

海未「(終わりです…終わりです！私たちは終わりですぅ！)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:37:14.46

穂乃果「超能力部、設立の申請書です！」

絵里「見れば分かります」

穂乃果「じゃあ！」

絵里「それは認められないわね。部活は同好会でも最低5人は必要よ。他に部員はいるのかしら？」

穂乃果「い…いません」

希「あと二人やね」

穂乃果「あと二人…」

穂乃果「分かりました。いこう」

絵里「待ちなさい！なぜ今更部活を？あなた達2年生でしょう？」

穂乃果「廃校を阻止するためです！」

海未「穂乃…！？」

穂乃果「今、特殊な能力をもって生まれた女の子が増えていて、能力者同士のバトルってすっごく注目されてるんですよ？だから大会に出て優勝すれば！」

絵里「それなら、尚更認めるわけにはいかないわね」

穂乃果「どうしてですか！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:38:30.12

絵里「部活は生徒を集めるためにやるものじゃない。それに」

絵里「あなた達ごときじゃ勝てっこないもの、コテンパンにやられて学校の評価を地に落とすのが目に見えているわ」

穂乃果「そんな言い方って…！」

海未「お言葉ですが、あなたにそこまで言われる筋合いはありません！」

ことり「そうですっ！やってみなければ分かりません！」

絵里「ギロリ」ﾋﾟｷｨｨｲｲﾝ

穂乃果海未ことり「！！」

穂乃果「(なに！？この圧力"プレッシャー"はッ！)」ｿﾞｯ

海未「(なんなのですか！？この身体が凍りつくような冷たい視線は！？)」ｿﾞｸｯ

ことり「(このオーラ…！これが音ノ木最強のアイスブルーの瞬間だって言うのっ！？)」ﾋﾞｸｯ

絵里「とにかく、くだらない事を考えてないで残りの高校生活を有意義に過ごせるように頭を使いなさい」

穂乃果海未ことり「……」ﾊﾞﾀﾝ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:40:43.30

---帰りの廊下---

穂乃果「生徒会長…おっかなかったね…」

海未「生徒会長に睨まれた時私は萎縮しまいました…」

ことり「ことりも…口すら開く事が出来なかった…」

穂乃果「でも！穂乃果は諦めないよ！絶対に廃校を阻止して見せるんだ！」

ことり「そうだよねっ！ことりも学校がなくなっちゃうなんて絶対嫌っ！」

海未「くよくよしていても仕方がありません。それに、今回は収穫もありました！あと二人部員を探しましょう！」

穂乃果ことり「おーっ！」

海未「(生徒会長…アイスブルーの瞬間 "絢瀬絵里"。彼女とは拳を交える時が来る。そんな予感がします…その時は、私が…！)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:43:29.17

---とある空き教室---

真姫「いきなりよく分からない手紙で呼び出されたから来てみたけど、誰もいないじゃない！なんなのよ！」

凛「お邪魔します…」ｶﾞﾗｶﾞﾗ
花陽「し、失礼します…」

真姫「！？」

真姫「米のち花陽に、雷神不動"なるかみふどう"」

真姫「そういうことね…あなた達この私とやろうってわけ？」

花陽「あれは緋色の狂弾…！西木野真姫ッ！」

花陽「入学早々絡んで来た上級生を血祭りに上げ、向かってくる全ての者に噛み付く狂犬！敵に噛み付く速度をまるで弾丸の如しッ！故に緋色の狂弾ッ！その能力は未知数ッ！唯一分かっている事は闘っている時の彼女の身体は常に緋色に染まっているということだけ…」

凛「西木野さんが凛とかよちんをここに呼んだの？(凛はこっちのかよちんも好きだにゃー)」

真姫「はぁ！？あなた達が私を呼んだんでしょ！？」

？？？「呼んだのはうちや」

真姫凛花陽「！！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:46:17.89

凛「誰！？」
花陽「どこ！？」

真姫「声は近くから聞こえるけど姿は見当たらないわね」

花陽「透明化の能力者…？」

真姫「しゃらくさいわね！出て来て姿を見せなさい！」

？？？「うーん、そうはいかないんだよね。うちは話しをしにきただけや」

真姫「姿を見せずして何が話しよ。いいわ！この真姫ちゃんの能力で炙り出してやる！」

？？？「やめといた方がええと思うよ？」

真姫「…！？」ｸﾞﾗｧ

真姫「なっ…急に目眩が…視界が…」

真姫「な…に…？立ってられない……！」ﾄﾞｻｯ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:47:43.91

？？？「うちはただ話しを聞いて欲しいだけや。余計な事をしたら…分かるやろ？」

真姫「分かった…わ。話しを続けなさい」

花陽「(あの緋色の狂弾があっさりと抑えられた…この声の主、一体何者なの！？)」ｿﾞｯ

凛「(お腹すいたなー)」ｸﾞ~

？？？「ある2年生の3人が超能力部なる物を発足しようと企んでるって話は知っとる？」

真姫「さぁ、知らないわ」
凛「知らないにゃ」

花陽「花陽は…チラリと話しは聞いたことあります…。この学校には超能力に関する部活はないと聞いていたので、あると知った時は驚いちゃいました」

？？？「どうやらその子達、君たち一年生のことは無視して話しを進めてるみたいやん」

真姫「何が言いたいのよ？」

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2019/07/23(火) 23:49:15.23

面白くなってきたな

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:49:42.26

？？？「1年生達は完全になめられている。戦力として捉えられていないって事や」

？？？「1年最強候補と言われている君たちはええの？上級生に舐められっぱなしで。先輩らに一泡吹かせてやりたいと思わん？」

真姫凛花陽「！！！」

？？？「その人達に1年生である君たちが勝ったら下剋上やなぁ？夢があると思わん？」

凛「その人達について、詳しく教えてよ」

真姫「ちょうどムカついてたのよね。ちょっと歳が上だからって偉そうにしてる上級生達に」

花陽「凛ちゃん…！？西木野さんまで…！」

？？？「そう言ってくれると思っとったよ」ﾆﾔﾘ

？？？「その2年生の名は…」

真姫「なるほどね」ﾆﾔﾘ
凛「良いこと聞いたにゃ」ﾆﾔﾘ

花陽「(なんか入学早々…とんでも無いことになって来ちゃいました…)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:53:01.84

---2年生教室---

穂乃果「部員集めって言ってもさ～誰を誘えばいいのさ！」

ことり「なかなか見つからないね…」

海未「穂乃果は誘い方が強引すぎるんです！」

穂乃果「じゃあどう誘えって言うのさ！」

海未「それは…その…もっと、こう…あのですね……」

穂乃果「海未ちゃんもだめじゃん」

海未「仕方ないじゃないですか！こんな部員の勧誘なんてしたことないんですから！」

ことり「とりあえず、掲示板に貼り紙でもしてみる？」

穂乃果「それだ！ことりちゃん天才だよ！」

海未「ではことりは貼り紙の準備をお願いします。私は弓道部の部員にあたってみます！」

海未「えぇと…穂乃果は…好きにやっててください」

穂乃果「雑ぅ！？」

海未「手分けして探しましょう！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:55:14.82

穂乃果サイド

---廊下---

穂乃果「Hey！そこの君！一緒に超能力部しない！？」

モブ「い、いえ…」

穂乃果「そっかー」

穂乃果「そこのあなた！穂乃果と超の」
モブ「結構です」

穂乃果「そっかー」

穂乃果「あっ、ヒデコ！フミコ！ミカ！一緒に超能力部しない？」

ヒデコ「手伝うくらいならいいけど…」

フミコ「正式に部活としてやるのはねぇ…」

ミカ「って、これ言うの何回目？」

穂乃果「やっぱだめかー」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:56:15.49

ヒデコ「まぁ、頑張ってよ。サポートくらいはするからさ～」

フミコ「部員、見つかるといいねぇ」

ミカ「私たちもいい子見つけたらそれとなく声掛けとくよ！」

穂乃果「ありがと～助かるよー」

ヒフミ「ばいばーい」

穂乃果「じゃあねー！」

穂乃果「なかなか上手くいかないねぇ」

真姫「火華"かか"ッ！」ｺﾞｵｵｯ

穂乃果「！？」

真姫「見つけた。あなたが、"ほんのり穂乃果色" 高坂穂乃果ね。覚悟しない」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/23(火) 23:59:32.72

海未サイド

---弓道部練習場付近---

海未「やはり断られてしまいましたか」

海未「しかしあの時の私は…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

海未「ラブアローシュート！天裂斬！放水銃ッ！最高に決まっていましたね」ﾆﾔﾆﾔ

海未「放水銃の水を溜める動作は、我ながらカッコよかったです！」ﾄﾞﾔｯ

海未「この前のモブ未さんもなかなかに私好みな能力をしていました。もしも私があの能力なら…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ﾊﾞﾁﾝｯ

海未「！！」

凛「あなたが蒼の神話かにゃ？」

凛「先輩だからって手加減はしないよ」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 00:02:26.96

ことりサイド

---2年生教室---

ことり「大会に出たら戦闘服"ユニフォーム"として海未ちゃんに短いスカート履かせちゃおっ♪」

ことり「募集の貼り紙に戦闘服を着た穂乃果ちゃんと海未ちゃんのイラストを載せるのもありかな～」

ことり「えぇと…確かこの辺りに色鉛筆が…」

ﾋｭﾋｭﾝ

ことり「くっ…(いきなりなに！？)」ﾌﾞｼｭ

花陽「純白ロマンス "南ことり"さん…ですね？」

花陽「ちょっとだけ…痛い目に遭ってもらいます！」

？？？「ふふふ…始まったみたいやね。作戦通り、うちの能力であの3人は戦"ヤ"る気満々みたいや」

？？？「どうなるか、楽しみやな？」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 00:03:16.62

続くッ！かも

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2019/07/24(水) 00:41:59.08

続けッ！

**名無しで叶える物語**(家) · 2019/07/24(水) 00:45:34.22

頑張れ

**名無しで叶える物語**(茸) · 2019/07/24(水) 10:41:23.28

ええぞ！ええぞ！

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:38:43.69

③1年vs2年音ノ木の乱
～米の脅威～

ことりサイド

---2年生教室---

ことり「ちょっと待って！」

ことり「まずは話しを…！」

花陽「話したい事なんてないです。あるのは下剋上のみッ！！」

ことり「(この子…取り付く島がないっ…！やる気だっ！ことりを本気でやる気でいる！)」

ことり「(何か…何か武器を！あった！この折れた机の足を)」

花陽「そんな折れた鉄の棒で何をするって言うんですか？」

花陽「米の弾丸(ライス・バレット)！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯｯ

ﾊﾞｷｨ

ことり「きゃああっ！鉄の棒が…！」

花陽「お話しになりません。終わりですっ！」

花陽「米の弾丸！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯｯｯｯ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:40:49.50

ことり「ことりの事。あんまり舐めないでね」

ことり「(壊された机で防御をっ！)」

ことり「治すっ！」ﾋｭｳｳｳﾝ

ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｧｧﾝ

花陽「チッ」

花陽「(純白ロマンス…蒼の神話とほんのりの金魚の糞"クソ"だと思っていました…！けど…この人…できるッ！)」

花陽「だったら…！米粉の舞ッ！！」

ことり「(何をっ！？白い粉が…)」

ことり「はっはっはっ…はくチュン！」ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ

ことり「くしゃみが…粉が目に入って目が開けられない…」

花陽「米粉を振り撒きましたっ！あなたはもう目を開ける事すらできないッ！終わりです！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:43:25.88

花陽「とある不審者はお米を研いで研いで研いで…立派な包丁を創りあげたと聞きます」

花陽「お米を愛し、お米に愛された花陽なら…！それくらいのことッ！いいや、それ以上の事が」

花陽「できるッ！」

花陽「米変化(コメヘンゲ)！」

花陽「米の大剣(ベイ・ブレード)！」ﾙｫｫｫﾝ

花陽「行きます！ぴゃああああああああ！！」

ことり「治すっ！」

花陽「え？」ｽﾞﾙｯ

花陽「(滑った…！？バランスが…！！)」ｽﾞﾃﾝ

ことり「花陽ちゃんの米粉を利用させてもらったよ！」

ことり「米粉をお米の状態まで治したッ！今、この教室の床はお米が散りばめられているっ！炊きたてほやほやだよ！」

花陽「米粉を…！？」

ことり「大好きなお米、踏んじゃったねっ♪もうお米に足を向けて眠れないねぇ～花陽ちゃん？」

花陽「(花陽が…お米を？そんな…そんな…！？)」

花陽「ぴゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:47:03.40

花陽「許しません！絶対に許しません！他でもないこの小泉花陽にお米を踏ませるなんて…！絶対に許しません！踏み絵ならぬ踏み米ッ！お米を愛する花陽にこんな仕打ちッ！」

ことり「戦いで冷静さをかいたらお終いだよ。花陽ちゃん」ﾁｬｷ

花陽「なんのつもりですか？そんなひしゃげ、砕けた鉄の棒を花陽に向けて、そんなもので脅しのつもりですか？」

ことり「そうだよっ」

花陽「そんなもので」

ことり「今ここでこの鉄の棒を治せば…その後はどうなるかなぁ～？」

花陽「！！」

花陽「(このままでは花陽の身体を鉄棒が貫く…！けど…まだ間に合う…避ければ間にあ…)」

花陽「ハッ！！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:49:26.90

ことり「攻撃を避けようと足を動かせばまた大好きなお米を踏んじゃうね？いいのかなっ？そんなことをして…大好きなお米を2度も踏んじゃって」

ことり「そんな事をしたらお米に足を向けて眠れないどころか、花陽ちゃんはもうお米を食べる資格すらなくなっちゃうよ？」

花陽「こんな…！こんなやり方で…！花陽はッ！汚いです…純白ロマンスぅぅうう！！」

ことり「勝てば官軍だよっ！治すッ！」ｼｭｩｩｳｳﾝ

ﾊﾟｷｨｨｨｨｨｲｲｲｲｲｲﾝﾝﾝﾝ!!!

ことり「なっ！？」

花陽「ふふふ…」

花陽「甘いよ。純白ロマンスっ」

花陽「お米のみを好みお米以外を跳ね返す！！」

花陽「米の領域(ライス・フィールド)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:51:38.24

花陽「ここまで花陽に近づいてくれてありがとうございます。これで安心してトドメをさせるっ！」

花陽「強化の米(まい)！」mgmg

花陽「パワーアップです！強化の米によりパワーアップした花陽の身体能力は、かのマイク・タイソンをも凌駕するっ！」

ことり「(花陽ちゃんの身体からただならぬオーラを感じる…！あれはまるで数々の修羅場を潜り抜けてきた歴戦の覇者…！！)」

花陽「小泉流御米神拳 "花陽百裂拳"」

花陽「コメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメェーーーッッッ！！！」

ことり「きゃあああああああああああ」ﾄﾞｶﾞｧｯｼｬｰｰﾝﾝ!!

花陽「花陽の勝ち…所詮花陽とお米の敵ではなかった…」

ことり「まだ…だよ…」ﾊｧﾊｧ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:54:16.29

花陽「しぶとい…」

ことり「(危なかった…とっさに手に握っている折れた色鉛筆を治していなかったなら…一歩早く背後に飛べていなかったのなら…！ことりはやられてた！！)」

ことり「(それでも絶体絶命な状況は変わらない…普段何気なく食べているお米が…こんなにも恐ろしく狡猾に迫ってくるなんて…)」

花陽「どう足掻こうと無駄です！」

花陽「米の弾丸！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

ことり「避けなきゃ…！」ﾌﾞｼｭﾌﾞｼｭ

ことり「うぐっ…左腕をやられたっ…！」

花陽「米の弾丸！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

ことり「くうっ…避けきれない…(お腹を掠った…)」ﾌﾞｼｬｱｱ

花陽「米の弾丸！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

ことり「うっ…数が多い…！」ﾌﾞｼｬｱｱｱｱｱｱ

ことり「(足が…もう立てない…！けど…準備は完了したっ！)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:56:18.35

ことり「(花陽ちゃんの身体にはさっき殴られた時にことりの流れた血が付着してるっ…この拾った破片にことりの血を混ぜて治せば…！)」

ことり「治すっ！」

花陽「その足じゃもう歩けません！花陽の勝ちです！」

花陽「米の弾…」ｶﾞｷｶﾞｷｶﾞｷｨｨﾝﾝﾝ

花陽「！？」

花陽「ふふふ…」

花陽「ぴゃあっははははははははははははははは！！」

花陽「どれたけ壊れた破片を飛ばそうと…花陽の米の領域は無敵ですっ！お米のみを好みお米以外を跳ね返すっ！！」ｶﾞｷｶﾞｷｶﾞｷｨｨ！

花陽「無駄無駄無駄無駄無駄！無駄なんですっ！」ｶﾞｷｶﾞｷｶﾞｷｨ…

ﾌﾞｯｼｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｯｯｯｯｯｯ!

花陽「ッ！！」

**名無しで叶える物語**(茸) · 2019/07/24(水) 23:58:56.58

前も見たわこれ

も少しちがうのでせめろや

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/24(水) 23:59:04.02

ことり「ハァ…ハァ…油断…したね！」

ことり「ことりがただ何の意味もなく瓦礫を飛ばしていると思った…？」

ことり「ことりがただ逃げ回ってるだけだと思った？瓦礫は偽装攻撃"フェイク"！」

ことり「ことりはッ！逃げながらお米を拾っていた！花陽ちゃんが打ち込んだ米の弾丸を拾っていたっ！」

ことり「目には目を、歯には歯を、米には米をっ！」

ことり「治すっ。米の弾丸」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

花陽「よ…避けなきゃ…！」

ことり「避けても無駄だよ。花陽ちゃんの身体から発射された米弾は花陽ちゃんの身体に還っていくっ！」

花陽「ならっ！叩き落とすだけっ！」

花陽「小泉流御米神拳 "花陽百裂拳"！」

花陽「コメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメコメェー！！」ﾊﾞｷﾊﾞｷﾞﾌﾞｼｭﾊﾞｷｨﾌﾞｼｭﾌﾞｼｬｱｱｱｱｱｱ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:01:19.34

ことり「その技でも全弾は撃ち落とせなかったみたいだね。もう諦めなよ。花陽ちゃんに勝ち目はないっ！」

花陽「ハァ…ハァ…」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

花陽「勝ち目がない…？いいや…逆っ！米弾は全弾撃ち込まれた！もう米の領域をすり抜けるものは何もない！今が好機っ！」

花陽「小泉流御米神拳」

ことり「また、油断したね。無敵のバリアーに身を包まれて、米弾がもう無いと気付いて、油断したね…その油断」

ことり「命取りだよっ」

花陽「くだらない…！」

ことり「米弾を治して撃ち返す時、ことりのお裁縫セットの針の欠片を混ぜ込んでいおいたっ！」

ことり「治すっ！千本待針！」

花陽「無駄だよっ！花陽百裂…」

ﾌﾞｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞｽﾌﾞｽﾞﾌﾞｽﾞﾌﾞｽｯｯｯｯ

花陽「ぴゃあっ！？」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:02:10.37

花陽「なんで…米の領域は米以外は跳ね返す無敵のバリアー…なのに…どう…して…」ｶﾞｸｯ

ことり「同じ軌道を使ったんだよっ！米弾を撃ち込んだ時と同じ軌道をッ！今の米の領域は米弾によって無数の穴が開けられているっ！」

花陽「花陽の…お米のバリアーは…無敵でもなんでも…なかったんだねっ…そ、そんな…」ﾄﾞｻｯ

ことり「花陽ちゃんは無敵のバリアーに身を包まれ思考を怠った。ことりは無敵のバリアーを攻略するために常に思考を凝らし闘っていた。勝敗はそこにあるっ！」

ことり「ことりの…ことりの勝ちだっ！やったよー！穂乃果ちゃぁーーん！海未ちゃぁーーん！」

花陽「負けた…花陽が…お米が負けた…」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:04:33.33

③1年vs2年音ノ木の乱
～雷神"なるかみ"の凛～

海未サイド

---弓道部練習場付近---

海未「(突然現れた…どこからきたのでしょうか)」

凛「いくよ」ﾊﾞﾁﾁ

海未「疾いッ！」

海未「(ですが今日は生憎の雨模様。ついています！大気は水で満ちている。私の能力"チカラ"の神髄は水の掌握ではなく溶け込むこと！)」

海未「雨走(あまばしり)」ｼｭﾝ

凛「ビリリパンチ！」ﾋﾞﾘﾘｯ

凛「あれ…いない？」

海未「(やはり疾い…瞬間移動の能力でしょうか…雨が降っていなかったら少々面倒だったかもしれませんね…)」

海未「いきます。水星弾！」

凛「後ろ…！！避けるっ！」ﾊﾞﾁﾝ

海未「(瞬間移動対瞬間移動…勝負は長引きそうです…)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:06:08.32

凛「なるほどね」ﾆﾔﾘ

凛「凛の勝ちだよ、蒼の神話」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

海未「(動かない…！？何をするつもりでしょうか…遠距離からでは彼女は何もできないは…)」

凛「放雷(ほうらい)」

ﾊﾞﾘﾘﾘﾘｨｨｲｲｲ!!!

海未「うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」ｶﾞﾌｯ

凛「今日の雨は凛にとってはラッキーだったみたいだにゃ。水は電撃を伝えやすいからね」

海未「(雷の能力…あの眼にも映らない疾さは瞬間移動ではなく雷速による超神速の移動術…完全にしてやられました…)」ｶﾞｸﾝ

海未「(そんな…この雨が仇となるなんて…)」

凛「もう痺れて動けないはずだよ。随分とあっけなかったね、蒼の神話。トドメだよ」

海未「(くっ…ここまで…ですか…)」

凛「雷矛」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

ﾊﾞﾘﾘﾘﾘｨｨｲｲｲ!!!

海未「(効いていない…？)」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:07:31.90

凛「にゃっ！？上手く避けたの？それなら直接！」

凛「放雷」

ﾊﾞﾘﾘﾘﾘｨｨｲｲｲ!!!

海未「(これは…一体！？)」

凛「効いてない…こうなったら！学校中の全ての電力を凛の元へっ！」

---校内---

モブ1「あれ？停電？」

モブ2「うっそー？」

ツインテール「ぬぁぁああ！？パソコン消えたんですけど！？」

ポニーテール「停電！？暗い！暗い！暗いわ！希！？希ぃ～～」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:09:11.60

---弓道部練習場付近---

凛「これだけの電力があれば！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

凛「雷尽」ﾊﾞﾘﾘﾘﾘｨｨｲｲｲ!!!

海未「(私の全身が水でコーティングされている…？電気を通さない水…これはまさか…超純水！？)」

海未「(しかしあの時の私に防御する余裕も考える暇もありませんでした…)」

海未「(これは…！私の無意識が瀕死の危機を経て能力"チカラ"をさらなる高みへと押し上げたッ！！)」

凛「チッ」

凛「何か分からないけど、雷が効かないなら別の方法を取るまでにゃ。どうせあなたの身体は動かない！」

海未「身体を動かす必要なんてありませんよ。水が私を運んでくれる」

海未「雨走」ｼｭﾝ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:09:44.96

凛「また消えた！？」

海未「行きます！」

海未「"純" 水星剣！天裂斬雷！」

凛「にゃああああああああああ」ﾌﾞｼｬｱｱｱｱｱｱ

海未「やはりこの雨は私にとってラッキーだったみたいですね」ﾄﾞﾔｧ

凛「そんな…凛が負ける…なんて……」ﾄﾞｻｯ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:11:14.33

③1年vs2年音ノ木の乱
～爆燼と爆炎～

穂乃果サイド

---廊下---

穂乃果「あっつ！炎！？」ｺﾞｵｵｯ

穂乃果「爆吃！」ﾊﾟﾁﾝ

ﾎﾞｶｧﾝ

穂乃果「っつー…」

放送部員「また真姫ちゃんが上級生に喧嘩売ってる…」

真姫「鬱陶しいわね…その爆破能力」

穂乃果「いきなりなんなのさ！穂乃果は部員集めしてるだけじゃん！」

真姫「喧嘩を売られるのが嫌なら2年最強の座を降りることね」

穂乃果「またこれだよ」

真姫「イマイチ火力が足りなかったみたいね」

真姫「強火(きょうか) "炎陣"」ﾒﾗﾒﾗﾒﾗﾒﾗﾒﾗ

真姫「さぁ、猛っていくわよ！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:12:57.22

放送部員「真姫ちゃんの身に纏う炎の量が増えたッ！」

真姫「猛火円！」ｺﾞｵｵ

穂乃果「！？」

真姫「まだまだ！猛火円！猛火円！」

真姫「猛火円！」

放送部員「4つの炎のサークルが身を包む…あの技はこの前真姫が絡んできた上級生を蒸し焼きにした技！」

真姫「さぁ、準備は完了したわ！どうしたの？ボサッと突っ立って！この真姫ちゃんの能力に恐れをなしたの？」

真姫「終わりよ！4つの火円は広がり、そして繋がりあって球体となる！」

真姫「猛火球！」

ｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯｯｯｯ

放送部員「決まった…圧倒的な火力…！これが "緋色の凶弾" 西木野真姫ッ！」

真姫「炎から出てきても正面には私がいる。球体内で焦げるもよし、でてきて私に焼かれるもよし！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:14:45.13

---猛火球内---

穂乃果「あちゃー…炎の能力がカッコよくてつい見惚れちゃったよー」

穂乃果「なんかヤバい状況じゃん！」

穂乃果「うわぁ！炎が広がってきた…触ったら熱そう…」

穂乃果「仕方ないね、一気に突破しよう！」

穂乃果「さぁ、行くよっ！」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

穂乃果「爆轟！」ﾄﾞﾀﾞｧｰﾝ!

穂乃果「ばいばい！穂乃果のブレザー！」ﾎﾟｲｯ

ﾎﾞｶｧｧｧｧｧｧｧﾝ

真姫「でてき…えっ？…疾っ！」

穂乃果「このまま一気に詰めて直接拳を叩き込む！爆轟！！」ﾄﾞﾀﾞﾀﾞｯ

穂乃果「爆轟"砕"！」ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｧｧｧｧ

真姫「ごはぁっっっ！！」ﾄﾞｼｬｱｱﾝﾝﾝ

放送部員「真姫ちゃん！！」

穂乃果「あーあ…ブレザー焼けちゃった…高かったのに…」

穂乃果「あーー！！明日から学校どうしよーーー！！」

真姫「高坂穂乃果…この学校にも私に匹敵する強者がいたってわけね…」

真姫「紙一重…だった…わ」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:20:51.33

"純白ロマンス" 南ことり
能力:治す。

・千本待針
相手の身体に針の欠片を付着させ、治し、百の針で串刺しにする。

"米のち花陽" 小泉花陽
能力:米。

・米の弾丸(ライス・バレット)
米粒を弾丸の如く撃ち込む。

・米粉の舞
米粉を大量に振りまき相手の行動を阻害する。

・米変化(コメヘンゲ)
米を研ぎすまし、その形を変化させる。

・米の大剣(ベイ・ブレード)
米変化により、大きな剣を作り出す。

・米の領域(ライス・フィールド)
人一人を包み込むほど大きな米粒によるバリアー。米を好み米以外を跳ね返す。

・強化の米(まい)
食べると身体能力が強化される不思議なお米。

・小泉流御米神拳 "花陽百裂拳"
強化の米により作り上げられた強靭な身体能力を活かし、ひたすらに殴り続ける。

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:24:05.13

"蒼の神話" 園田海未
水。

・雨走(あまばしり)
水に身体を溶け込ませ、水から水へと移動する。

・純粋コーティング
身体中を超純粋でコーティングする。

・"純" 水星剣
超純粋で作った剣。

・天裂斬雷
"純" 水星剣で行う天裂斬。電撃をも斬り捨てる。

"雷神不動" 星空凛
能力:雷。

・ビリリパンチ
ビリビリをまとったパンチ。

・放雷
思いっきり雷を放出する。

・雷矛
雷の矛で敵を貫く。

・雷尽
辺り一帯の電力を自分の元に集中させ普段よりも強い電撃を生み出す。

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:26:58.87

"ほんのり穂乃果色" 高坂穂乃果
能力:爆破。

・爆轟(バクゴウ)
地面を蹴りだす際に爆破を生み、その爆破の推進力で高速移動をする。

・爆轟"砕"
殴った際に爆破の衝撃を乗せる。

"緋色の狂弾" 西木野真姫
炎。

・強火(きょうか) "炎陣"
自分の周りに火炎の陣を組み、自身の炎のギアを1段階あげる。

・火華(かか)
火の球を飛ばし、着弾点で花が咲き朽ちていくかのように弾ける。

・猛火円
炎の円を作り出す。

・猛火球
複数の猛火円が広がり、繋がり合って球体となる。球体内にあるものを焼き尽くす。

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 00:28:01.37

続くッ！かも

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2019/07/25(木) 15:39:58.62

園田と穂乃果がだいぶ端折った感あるけど乙

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 23:41:20.69

③1年vs2年音ノ木の乱
～戦友～

ことりサイド

---2年生教室---

ことり「花陽ちゃん」

花陽「花陽に…トドメをさすんですね…南ことりさん…入学早々朝の挨拶運動なんて…花陽はついてないな…」

ことり「違うよ」ｷﾞｭｩｩｳｳ

花陽「えっ…？なんで…？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ

ことり「良い戦いだったっ！」

花陽「えっ？」

ことり「花陽ちゃんがいればことりは…ことり達はもっと強くなれると思うんだ…！」

ことり「だから花陽ちゃん！ことり達の部活に…入部してくださいっ！」

ことり「嫌…かなぁ？」

花陽「こんな…こんな花陽でもっ！入部しても…いいんですか！？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり「うんっ大歓迎だよ」

ことり「南ことりだよっ。ことりって呼んでねっ！」

花陽「うん…！ありがとう…ことりちゃん！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 23:43:56.09

海未サイド

---弓道部練習場付近---

海未「はぁ…はぁ…何とか勝てましたが…身体が…1mmも…動きません」

海未「雷神不動、こんなにも強い後輩がこの音ノ木にいたなんて…私もまだまだ未熟者ですね…」

海未「凛！」

凛「なに？凛は絶賛凹み中なの！話しかけないで」

海未「凛、貴方は今まで戦った誰よりも何よりも強敵でした…貴方がいれば私達は更なる高みへと上り詰める事が出来る」

海未「そんな気がするのです」

海未「なので凛…私達の部活に入部していただけませんか？」

凛「えっ？」

凛「でも！凛は海未ちゃんに負けちゃった…そんな凛でもいいの…？」

海未「えぇ！勝ち負けは問題ではないのです。私は貴方の人となりを見ています！それに一度闘った相手、それは戦友です！」

凛「うん！凛、頑張るよ！」

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 23:45:48.80

凛「(でもカッコいい事言ってる風を出してるけど、この人今地べたに大の字なんだよね)」

海未「その代わりと言っては何ですが…」

凛「なぁに？」

海未「私を保健室まで運んでください」

凛「え？」

海未「私の身体は今指一本と動かないんです」

凛「さっきまでは」

凛「水が運んでくれる…」ﾄﾞﾔｧ

凛「とか言ってたじゃん！自分で行ってよ！」

海未「あれは結構疲れるのですよ！元はと言えばこれは凛のせいです！今すぐ私を保健室に連れて行ってください！先輩命令です！」ｸﾜｯ

凛「凛だって大怪我人だにゃーーーーー！！」ﾊﾞﾁﾁ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 23:47:19.47

穂乃果サイド

---廊下---

穂乃果「あっ！そうだ！」

穂乃果「真姫ちゃん！実は穂乃果達この力を使って廃校を阻止しようと考えてるんだ！」

真姫「？」

穂乃果「それで大会に出るために部活を立ち上げようと思ったんだけど…人数が足りなくて部活として認められてないんだ…」ｼｭﾝ

真姫「まさか…」

穂乃果「だから真姫ちゃん！穂乃果達と一緒に超能力部しようよ！」

真姫「オコトワリシマス！」

穂乃果「えぇー！なんでー！絶対楽しいよ！！」

真姫「嫌なもんは嫌なの！そもそもは私部活とか興味ないし。くだらない馴れ合いなんてするつもりもない」

穂乃果「ちぇー」

穂乃果「あっ」ﾆﾔﾘ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 23:48:42.69

穂乃果「星屑」ﾌﾜｰ

真姫「え…？ちょっと」

穂乃果「ねぇ、真姫ちゃん？」

穂乃果「穂乃果達の部活に入るか、一週間朝の挨拶運動するか」

穂乃果「どっちが良い～？」ﾆﾔﾆﾔ

真姫「なによ！脅すつもり？」

穂乃果「ランチパック1ヶ月分もつけちゃおっかな～」ﾆﾏﾆﾏ

真姫「はぁー…飽きれた」

真姫「強情貼ってた相手がこんな人だったなんて」

穂乃果「いや～それほどでも～」

真姫「褒めてないし」

真姫「(ちょっと前までの自分が馬鹿らしく思えてきた…)」

真姫「いいわ。やってやろうじゃない、廃校阻止！ヘマしたらリーダーは即交替だから！」

穂乃果「やったー！ありがと真姫ちゃん！」ﾀﾞｷｯ

真姫「ゔぇえええ」

穂乃果「(まさか穂乃果が一番乗りだとはね～二人の驚く顔が目に浮かぶよ！)」ﾆｼｼｼ

**名無しで叶える物語**(たこやき) · 2019/07/25(木) 23:51:41.82

続くッ！かも

**名無しで叶える物語**(もんじゃ) · 2019/07/26(金) 01:15:23.30

続けるんだよォ！！！