にこ「ちょっと!!東條さん!!」希「や〜〜〜ん?」ギロッ
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希「んっ?誰かと思えば風紀委員長のにこっちやん」
にこ「貴方ねぇ!!今日も学校に遅刻してきたでしょ!!」バンッ
希「うん。それがどうしたん?」
にこ「どうしたん……じゃないわよ!!」
希「えっ」
にこ「一度や二度ならまだしも……貴方、今月に入ってから一体何回遅刻したら気が済むワケェ?!」
希「別にええやん。ウチの勝手やし」
にこ「そういう問題じゃないの!!」バンバンッ
希「えっ」 にこ「あと、その『にこっち』っていうのやめなさいって何度も言ってるじゃない!!」
にこ「私の事は『にこさん』って呼ぶ事!!」
希「にこ……さん?」
にこ「それと東條さん!!そのスカートは一体どういうつもり!!」
希「スカート?スカートがどうかしたん」
にこ「そんなに丈を短くしたら、パンツが丸見えじゃない!!」
希「ええやん。減るもんやないし」ヒラヒラ
にこ「減るとか増えるとかの問題じゃないの!!全く!!」バンッ
希「女子校でそんなん気にしてるのはにこっちだけと違う?」
にこ「だから気にするとかしないとかそういう話じゃなくて!!ああ〜もう!!」バンバンッ にこ「いい?スカートの長さは校則で決まってるんだから!!」
にこ「ほら、ここ!!生徒手帳にもちゃんと書いてあるじゃない!!」
にこ「早く直しなさい!!これは風紀委員長からの命令よ!!命令!!」
Prrrr……ピッ
希「あっ、もしもし。どうしたん?」
希「えっ……今から?うん、ええよ」
にこ「………………」
希「はいはーい」ピッ
にこ「東條さん。貴方ねぇ……!!」
希「んっ?」
にこ「学校では携帯電話の使用も禁止なの!!没収よ!!没収!!」 にこ「それから東條さん!!」
希「今度は何……?」
にこ「今日という今日は言わせてもらうわよ!!」
希「?」
にこ「先生の目は誤魔化せても、この風紀委員長矢澤にこの目を誤魔化そうったって百年早いんだから!!」
希「はぁ?」
にこ「しらばっくれたって無駄よ!!無駄!!」
希「いや、しらばっくれるも何も……心当たりがないんよ」
にこ「貴方ねぇ!!髪の毛染めてるでしょ!!しかも紫に!!」
希「……………………」
希「これは地毛やん」 にこ「毎度毎度!!貴方って人は────」
希「なぁ……なんでなん?」
にこ「んっ」
希「なんでにこっちはウチに構うん?」
にこ「えっ」
希「正直、鬱陶しいんよ。毎回毎回」
にこ「鬱陶しいですって!!わ、私はただ……」
希「教えてくれへん?にこっちがウチの事を執拗に構う理由を」
にこ「……………………」 にこ「それは、あの……つまり……」
希「ほら、答えられへんやん」
にこ「だ、だから……その……!!」
希「?」
にこ「私は風紀委員長で……が、学校の風紀を乱さない為に────」
希「………………」
希「もうええ」
にこ「えっ?」
希「確かに、にこっちの言う通りやね」
にこ「……東條さん?」 希「要するに、ウチがいるせいで学校にも他の生徒にも迷惑を掛けている……って言いたいんやろ?」
にこ「ちょ、ちょっと!!誰もそんな言い方はしてないじゃない!!」
希「ううん。ええんよ、それで……」
にこ「人の話を最後まで聞きなさいよ!!」
希「なぁ……もう、ウチの事ほっといてくれへん?」
にこ「ほっとけるわけないじゃない!!」
希「うんざりなんよ。そういうの……」
にこ「あっ……!!」
タッタッタッタッ……
にこ「ま、待ちなさい!!廊下は走ったら危ないわよぉー!!」
────────
────
── にこ「──って事があったのよ」
絵里「それは大変ね」メガネクイッ
にこ「最近の東條さん、どうも様子がおかしいっていうか……」
絵里「ええ。私もそれとなく感じてはいたから」メガネクイッ
にこ「このままだと、いつか東條さんが……」
にこ「非行の道に走っちゃうんじゃ無いかって……私、心配で……」
絵里「それはマズイわ」メガネクイックイッ
にこ「ねぇ、絢瀬さん。こういう時、どうすれば良いと思う……?」 絵里「矢澤さん。私に考えがあるの……」
にこ「絢瀬さん?」
絵里「東條さんの様子がおかしいのは、きっと何か原因があるハズよ」
にこ「原因……?」
絵里「何はともあれ、まずはそれを突き止めるのが先決ね」
にこ「絢瀬さん。貴方賢いじゃない」
絵里「できる限り、私の方でもそれとなく探りを入れてみるわ」
絵里「だって、そうでしょ」
絵里「生徒会長として困っている生徒を黙って見過ごす事なんて……」
絵里「私にはできないもの」
にこ「さすが生徒会長ね。頼りにしてるわよ」
絵里「ええ……」メガネクイッ
絵里「任せてちょうだい」メガネクイックイックイッ ◇◇屋上◇◇
希「………………」
希「はぁ〜。ダルっ」
希「しかし、アレやんなぁ……」
希「学校って、なんで勉強なんかせなアカンねやろ」
希「そんなん、授業受けたい人達だけが受ければええんと違う?」
希「ウチには黒板や教科書とにらめっこなんて無理無理(笑)」
希「………………」 希「こうして、一人屋上で空をぼんやり眺めてる方が……」
希「よっぽどお似合いやんね」
バサッ……バサッ……
希「ええなぁ。鳥は自由で」
希「ウチもあの鳥のように、いつか自由になれる日がくるんかなぁ」
希「……………………」
希「タバコタバコ……っと」スッ
希「あれ?ライターどこいってしもたん……」 絵里「探し物はコレかしら?」スッ
希「えりち……」
絵里「東條さん、貴方知らないの?校舎内は全面禁煙になっているハズよ」ヒョイ
希「何するん?ウチのタバコ返してや」
絵里「最も……それ以前にお酒とタバコは二十歳になってからだけど」グシャ
希「や〜〜〜ん?」ギロッ
絵里「ヒェッ?!」
希「まぁ、ええわ……」
希「で、わざわざどうしたん?生徒会長様がウチになんかようでもあるん」
絵里「ええ、勿論。あるから来たのよ、ここに」
希「……………………」 絵里「東條さん、最近の貴方は少し様子がおかしいみたいじゃない」
希「……………………」
絵里「心配してたわよ。矢澤さんが」
希「矢澤さん?」
希「ああ、にこっちの事かいな……」
絵里「もしかして、何か悩み事でもあるのかしら?私で良ければ相談に乗るけど」
希「悩み事なんて誰にでもあるもんやないん。大なり小なり」
絵里「確かにそうかもしれないわね」
希「それをえりちに話したところで何も変わらんやん」
絵里「それはわからないじゃない。聞いてみない事には」 >>18
自分もコレからインスピレーションされてるのかなって思った 絵里「案外、悩みなんてものは誰かに打ち明けるだけでも精神的に楽になるものよ」
希「でも、それは根本的な事は何一つ解決してないんと違う?」
絵里「えっ」
希「人間はそんな簡単やない。悩みを打ち明けて楽になるのはそのひと時だけ」
絵里「東條さん……」
希「一歩外に出ればまた現実に引き戻されて、毎日同じ事の繰り返し」
絵里「ま、待って!!」
希「ウチはもう疲れたんよ。そんな現実に────」
それ以来、東條さんは
学校に姿を現さなくなったチカ。 最後の文が見えません
さぁ、生徒会が不良のんたんを不器用に助けて大団円まで持って行くところを早く書きなさい。 東條さんに睨まれてもあの声じゃ全く怖くなさそう
むしろかわいい にこっち不思議と真面目キャラもしっくりくるな
続き読みたい にこ「ぬぅわんでよ?!」ガタッ
絵里「ヒェッ?!」
にこ「学校に姿を現さなくなったチカ♩じゃないわよ!!全く!!」バンッ
にこ「何してんの!!このポンコツ生徒会長は!!」バンバンッ
絵里「い、痛い?!だって!!そんな事言われたって仕方ないじゃない……」
にこ「このままじゃ、東條さんはもう学校に戻って来ないかもしれない」
絵里「……………………」
にこ「一体どうすればいいっていうの?せめて、東條さんとか何か連絡が取れれば……」
絵里「ねぇ、矢澤さん。実はその件なんだけど……」 にこ「──えっ?ゲームセンターですって」
絵里「ええ。それも昔の不良仲間達と一緒に、昼間から入り浸ってるって噂よ」
にこ「そういえば、東條さんって元ヤンだったらしいわね……」
絵里「高校入学と同時に、その不良仲間達とは距離を置いていたみたいなんだけど」
絵里「最近になって、また連絡を取り合い始めたらしいの」
にこ「……………………」
『あっ、もしもし。どうしたん?』
『えっ……今から?うん、ええよ』
スッ……
絵里「ちょっと?矢澤さん」 にこ「へぇ〜。なるほどねぇ」
にこ「絢瀬さん。さっきはポンコツ呼ばわりして悪かったわ」
絵里「えっ」
にこ「ありがとう……その情報だけで!!」バキバキッ
にこ「充分よ!!」 ◇◇ゲームセンター◇◇
千歌「うおりゃあ!!てぇい!!」
花丸「おかえしずら!!てぇい!!てぇい!!」
\ K.O.‼ /
千歌「はぁ?!今のチカが勝つパターンだろぉ?!コレェ!!」バンッ
花丸「やったずらぁ〜!!これでマルの870連勝ずらぁ〜!!」
希「……………………」スマホスッスッ
千歌「ねぇ、希ちゃんも一緒にやろうよ!!スクールアイドル・オブ・ファイターズ98!!」
希「えっ?あ、ううん。ウチはゲームとか苦手やし、遠慮しとく」 果南「……希っ♩」ハグッ
希「えっ?な、なんや……果南ちゃんやん。もぅ、脅かさんといてよ」
果南「そろそろゲーセンも飽きてきちゃったし、何か違う事して遊ぼっか。希はどこか行きたい場所とかある?」
希「そ、そうやね……」スマホチラッ
果南「(んっ?)」
希「ウチ、今日はもう遅いし帰ろうかな」
千歌「はぁ?!一番しらけるパターンだろぉ?!コレェ!!」
花丸「千歌ちゃんの言う通りずら!!希ちゃん!!夜はまだまだこれからずらよ!!」 果南「だってさ。どうする?」
希「……………………」
果南「わかったわかった。じゃあ、最後にカラオケ行って今日は終わりにしよっか」
千歌「いいねぇ!!カラオケ!!何歌おっかなぁ〜!!」
花丸「オラも楽しみずらぁ〜!!今週のWaku-Waku!!」
希「いや、だからウチは……」
果南「ほら、早く行こう」ギュッ
希「えっ?ちょ、ちょっと!!」
果南「……希っ♡」ボソッ にこ「……………………」
にこ「あの建物が絢瀬さんの言ってた例のゲームセンターね」
にこ「待ってなさい。東條さん」
にこ「私が必ず……貴方を更生させてみせるんだから……!!」
にこ「んっ?誰か出てきたみたい」
にこ「一人…二人…………三人…………」
にこ「(えっ)」
にこ「(あれは……と、東條さん?!)」 ???「そこで何してるんだ?」
にこ「!!」ビクッ
警官「なんだチミは?」
にこ「なんだ、ただの警察じゃない。脅かしてんじゃないわよ……」
警官「ダメじゃないか、こんな時間にほっつき歩いてちゃ」
にこ「(とりあえず、面倒臭くなる前に逃げた方が良さそうね)」
警官「むむっ?チミ、小さいな……」
にこ「はぁ?!」
警官「もしかして小学生か?」
にこ「し、失礼ね!!これでも高三よ!!高三!!」
警官「高校生?ウソこいてんでねぇ!!」
にこ「ちゃんと測れば155cmくらいあるわよ!!多分!!」
警官「いや、おっぱいの話だ!!」
にこ「もっと失礼じゃない?!」 にこ「(って!!やばっ!!)」
にこ「(早く後を追いかけないと東條さんを見失っちゃうわ!!)」
にこ「じゃあね!!おじさん!!」
警官「あっ、コラコラ!!待ちたまえチミ!!」
にこ「それと、人を見かけで判断するのはやめた方がいいわよー!!」
警官「……………………」
警官「オラはまだ二十歳だァー!!」 ◇◇カラオケ◇◇
千歌「何で水の中でも〜息ができるの〜♩」
花丸「多分さっき飲んだ熱いお茶のせいかな〜♩」
\ ワイワイ / \ガヤガヤ /
希「……………………」スマホスッスッ
希「(はぁ〜。ダルっ)」
希「(よう飽きひんなぁ。千歌ちゃんも花丸ちゃんも)」
希「(もうええ時間やな)」
希「(ウチはそろそろ……帰ろうかなぁ)」 果南「どうしたの?希っ」ハグッ
希「か、果南ちゃん……」
果南「さっきからずっと、退屈そうにスマホ眺めてるように見えるけど?」
希「う、ううん!!別にそんな事は……」
果南「そっか。なら良かった」
希「……………………」
果南「あっ、そうだ!!」
希「?」
果南「そろそろカラオケも飽きてきたし、次は……これで遊ぼっか♩」スッ……
希「えっ」 果南「ジャジャ〜ン!!見て見て?ちょっといい感じでしょ!!」
希「ちょ……それ、ウチのタロットカードやん?!」
希「(嘘や?!アレはちゃんとカバンの中にしまってたハズやのに……)」
希「か、返してや!!」
果南「えっ」
希「アカン。それはウチにとって大切なモノなんや……!!」
果南「このカードが?ふ〜ん……」
希「ッ!!」
果南「(ニヤッ)」 果南「わかった。このタロットカードはあとで希にちゃんと返してあげるから」
希「あ、当たり前やん!!それはウチのモノやねんから……」
果南「でも、そ・の・代・わ・り!」
希「?」
果南「私と《貴方は最低ですっ!!》してくれたら……ねっ♡」
希「《貴方は最低ですっ!!》?!」
果南「いいよねっ♡希ぃ〜♡♡♡」ハグッ
希「ア、アカンよ!!女の子同士で《貴方は最低ですっ!!》なんて……///」 希「(何でや?!気づいたら、千歌ちゃんと花丸ちゃんの姿が無い?!)」
果南「大丈夫だって。二人にはもう帰ってもらったからさ」
希「まかさ、果南ちゃん……最初からそのつもりで……!!」
果南「えいっ♡♡」
希「ッ?!///」
果南「希〜っ♡♡♡」
希「いやや……っ///」
果南「《山頂アタックですっ!!》しよっ♡♡♡」
希「(もうアカン……このままじゃ、果南ちゃんに!!)」
希「ウチの《ラブアローシュートっ!!》奪わ
れてまう!!」
希「……んんっ///」
希「(誰か……助けて……!!)」 \ ドゴーーーーーンッッッ!!!!!! /
果南「……………………」
果南「な〜〜〜ん?」ギロッ
希「に……にこっち?」 ラブライブ!キャラなんて全てを創造した女神ノゾミエルのんたん希ちゃんのアクセサリーだし黙って見てろや水ゴリラ推しのゴミ 二年前──
キーンコーンカーンコーン……
先生「それじゃあ、今日はここまで」
先生「あと、来週の授業までに各自レポートを仕上げてくるように」
絵里「はい」メガネクイッ
先生「学級委員長さん、号令を」
絵里「規律……礼……」
\ ありがとうございました〜 / 希「ふぁ〜……」
希「(気づいたら、もうお昼休みやね)」
希「………………」スッ
??「ねぇ、東條さん……!!」
希「……………………」
希「や〜〜〜ん?」ギロッ
にこ「よ、良かったら私と一緒に食べない?お昼ご飯……」 希「……………………」
にこ「……………………」
希「いや、その前に」
にこ「えっ」
希「自分、誰なん……?」
にこ「ハァ?!」
にこ「誰って……同じクラスの矢澤にこよ!!いい加減に覚えなさい!!」
希「やざわ……?へぇ、変わった名前やね」
にこ「いや、名字の方をいじられるのは私も初めてなんだけど……」
希「で、ウチに何か用?」
にこ「だーかーら!!お昼ご飯を一緒に食べましょうって誘ってるんじゃない!!」
希「……お昼ご飯?何で」 にこ「何でって……だって東條さんいつも一人でお弁当食べてるじゃない」
希「ええやん。別に」
にこ「良くないわよ!!」バンッ
希「?」
にこ「いい?ここは学校なんだから。お昼休みって言うのはみ〜んなで仲良く楽しくご飯を食べる為の時間なの!!」バンバンッ
希「みんなで……?」
にこ「ええ」
希「仲良く……楽しく……?」
にこ「そうそう。ほら、わかったら今から机をくっ付けるわよ……!!」
希「ちょ、何してるん?」 にこ「んっ」
希「?」
にこ「東條さん!!そのお弁当美味しそうね!!」
希「美味しそうって……ただのコンビニ弁当やん」
にこ「う〜ん……どれにしようかな〜?」
希「は?」
にこ「じゃあ!!唐揚げも〜らい!!」
希「何するん……?」
にこ「ん〜〜〜っ♡♡♡」
にこ「衣がサクサクでお肉がジューシーで、とっても美味しいにこっ♩」
希「に……にこっ?」 にこ「はい!!次は東條さんの番!!」スッ
希「今度は何……」
にこ「何って、卵焼きじゃない?このお弁当は私が自分で作ったのよ!!」
希「えっ」
にこ「もぅ!!鈍いわねぇ!!だから交換よ!!オカズの交換!!」バンバンッ
希「交換って……自分が勝手にウチのオカズ食べただけやん」
にこ「いいからとっとと食べなさい!!早く!!口開けて!!」
にこ「なんてったってこの出汁巻玉子にはね!!い〜っぱい隠し味が入ってるんだから!!」
にこ「よく聞きなさい!!これは矢澤家代々伝わる秘伝のレシピで、まず──────」
希「(なんなん、この人……?)」 希「(なんでウチなんかに構うん……)」
希「(別にええやん。学校でどう過ごそうが人の自由やん)」
希「(それに、こういう雰囲気はもともと苦手っていうか……)」
希「(正直、鬱陶しいんよ)」
希「(………………)」
希「(けど……)」
希「(鬱陶しいはずやのに)」
希「(どうしてウチはこんなに)」
希「(ドキドキしてるんやろ……?)」 希「……………………」スッ
にこ「あっ!!ちょっと!!」
にこ「どこに行くのよ!!東條さん!!」
希「卵焼き、美味しかったよ」
希「……にこっち」
にこ「えっ?何?ま、待ちなさいってば!!」
絵里「……ねぇ、矢澤さん」ガシッ
にこ「あ、絢瀬さん?」 絵里「私、今日お弁当忘れちゃったみたいなの」メガネクイッ
にこ「知らないわよそんなの?!」
絵里「良かったらオカズ交換しましょう?ねっ?ねっ?」メガネクイックイックイッ
にこ「一体どうやって?!って勝手に食べてんじゃないわよ!?」
にこ「んもぅ……!!」
\ 東條さぁ〜〜〜ん!!!!!! / なんで、なんの脈絡もなく好きになってんの?
ありえなくね にこ「……………………」
果南「な〜〜〜ん?」ギロッ
希「に……にこっち?」
にこ「貴方ね。東條さんの事を誑かしてる不良グループのリーダーは」バキバキッ
果南「君……誰?」
にこ「別に名乗るほどのモンじゃないわよ。ほら、いいからさっさと東條さんの事を解放しなさい」
果南「ふ〜ん。で、希とは一体どういう関係なの?」
希「……………………」
にこ「東條さんは……私の大切な────」
にこ「友達よ……!!」 にこ「────ぐへぇええええっっっ!!?」チュドーン
希「えっ……に、にこっち?」
果南「ハグっ」ギュッ
にこ「くっ……くはっ……!??」
希「(にこっち弱っ!!果南ちゃんにボコボコにされてるやん?!)」
希「(こういう時って実は喧嘩が強い……ってパターンなんと違うん?!)」
果南「もう終わりかなん?」
にこ「まだ……ハァハァ……始まっても…………ハァハァ……ないわよぉ……」
希「(アカン!!完全ににこっちスタミナ切れやん!!)」
希「(だって、にこっち……完全に文化系やし!!)」 にこ「……………………」ガバッ
希「えっ?」
果南「?!」
にこ「ゆ、指一本……ハァハァ…………触れ……さぁ…………なぃわぁ……」ガクガク
希「もうええよ!!にこっち!!」
にこ「東條さんは……ハァハァ…………私…が……ハァハァ…………」ガクガク
希「無理やて!!果南ちゃんには絶対勝たれへんよ!!」
果南「へぇ〜。なかなかいい根性してるじゃん(笑)」
希「果南ちゃんももうやめてや!!ウチ!!何でもするから!!」
果南「でも、これで終わりだよ……!!」ガシッ!!
にこ「……ッ?!」 希「(果南ちゃんが高々と右手を振りかぶった……)」
希「(ウチの目には、それがまるでスローモーションみたいに写っている)」
希「(もし、にこっちが……)」
希「(あの平手打ちをくらったら)」
希「(にこっちは……もう……)」 ガシッ・・・
果南「な〜〜〜ん?」ギロッ
にこ「あ、絢瀬……さん…………?」ガクガク
希「えりち?!」
絵里「遅くなってごめんなさい。東條さん、矢澤さん。二人とも怪我はない?」
にこ「これのどこが無傷に見えてるっていうワケェ!?ってかアンタねぇ、助けに来るのが遅過ぎんのよ!!」
絵里「そんな事言われたって仕方ないじゃない。生徒会の仕事が片付かなかったんだから」
にこ「仕方ないじゃないわよ!!こっちはあやうく死にかけてたんだから!!全く!!」 果南「……ッ!!」ガクガク
にこ「んっ?」
希「(あれ?急に果南ちゃんの様子が……)」
果南「あ、あやせ……えり??」
絵里「ええ。そうよ」
果南「ま、まさか……あの伝説の……!!」ガクガクガクガク
果南「スクール暴走族(アイドル)…………!!」
果南「絢瀬絵里ィ?!」
にこ「スクール……」
希「アイドル……?」 絵里「この人が不良グループのリーダー……で、良いのかしら?」
果南「ひぇっ?!」ガクガク
絵里「へぇ……なかなかいい顔してるじゃない♡それにおっぱいも大きいし♡」プニプニッ
果南「……ッ?!!」ガクガク
絵里「ねぇ、良かったら今度私と二人でデートしましょうか♡」
果南「……ッ?!!」ガクガク
絵里「そうね……今のシーズンは海でダイビングなんてぴったりよ♡」
果南「……ッ?!!」ガクガク
絵里「それと、いい事教えてあげる……」 絵里「ロシアの海は……」
絵里「少し……寒いわよっ♡」
\ いやぁああああああああ!?!!?! / 少し寒いわよ
でモブレズは股間から水分出し過ぎが原因の脱水症状で戦闘不能になる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています