真姫「思い通りにならない雨と休日」
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カフェ店内
真姫「……」
真姫「……」ペラッ
シツレイシマス
オノミモノノオカワリハヨロシイデスカ?
真姫「じゃあ珈琲で」
カシコマリマシター 真姫「……」
「そこの君、一人?一緒に遊ばない?」
真姫「……」ムシー
「ねぇ、そこの赤毛ちゃん♪」
真姫「はぁ……お断りします」キッ
真姫「……って、絵里じゃない……」ムッ
絵里「ふふっ……ふふふっ♪ごめんなさい♪」
真姫「なんなのよもう……」
絵里「ちょっとからかってみただけよ」 真姫「で、なんでここにいるのよ」
絵里「ちょっと用事で出かけてたんだけど、外から真姫が見えたから、雨宿りついでにね」
真姫「雨、止みそうにない?」
絵里「ええ、今日はもう止まないんじゃないかしら?すいません、チョコレートサンデーと珈琲を」
カシコマリマシター 絵里「で、真姫は雨の中わざわざカフェに来て読書?」
真姫「それが何か?そういう気分だっただけよ」
絵里「ふふっ♪ノスタルジックでいいと思うわよ」
真姫「ほんとに思ってるの?」
絵里「ええ♪」
真姫「もう……」ヤレヤレ
絵里「邪魔はしないから♪」
真姫「ハイハイ」 オマタセシマシター
絵里「ありがとうございます」
真姫「……」ペラッ
絵里「……その本面白いの?」モグモグ
真姫「もう……早速邪魔してるじゃない」
絵里「あっ、ごめんなさい♪」
真姫「もういいわ、人がいたら集中出来ないし」
絵里「これ食べたらすぐ帰るから許して♪」 真姫「別に怒ってるわけじゃないわよ」
絵里「ホント?」
真姫「ええ」
絵里「じゃあ仲直りの印に、はい♪アーン♪」スッ
真姫「ヴェェ……イミワカンナイ」 絵里「美味しいわよ?」
真姫「いらないわよ……」
絵里「残念」モグモグ
「ねぇねぇ君たち♪もしかして暇?良かったら僕らと遊ばなーい?」
真姫「……はぁ」
絵里「……ふっ……ふふっ♪」 真姫「まさか一日に同じイタズラを2回もされると思わなかったわ」ヤレヤレ
穂乃果「えー!しまったぁ!誰かに先を越されてたかぁ!」
ことり「えへへ♪お邪魔しても大丈夫かなぁ?」
絵里「ええ、大丈夫よ♪」 真姫「なんで絵里が仕切ってるのよ……」
絵里「あら、ダメだった?」
真姫「別にいいけど……」
ことり「ごめんね真姫ちゃん♪」 穂乃果「穂乃果の前に同じことしたの誰!?」
真姫「ん……」ユビサシ
絵里「ふふっ♪」
ことり「絵里ちゃんが?じゃあ2人でお茶してたわけじゃないの?」
絵里「ええ、私もさっき真姫を見つけて入ってきたの♪」
穂乃果「そうだったんだー、あっ、私クリームソーダ♪ことりちゃんは?」
ことり「じゃあ暖かいミルクティーで♪」
カシコマリマシター 絵里「穂乃果達は何してたの?」
ことり「水着を買いに行ってたの♪」
真姫「わざわざこんな雨の日に?」
穂乃果「前から話してたんだけど最近全然晴れないからさぁ、だからもう今日行こうって出てきたの!水着見る?」ガサゴソ
絵里「いや、ここで見せなくていいわよ……」 ことり「真姫ちゃんは?」
真姫「私はただここに本を読みに来ただけよ」
ことり「雨の日にカフェで読書ってすごいおしゃれだね♪」
真姫「別に普通よ……」 穂乃果「絵里ちゃんは?」
絵里「ちょっとした用事で出かけてただけよ」
穂乃果「ちょっとしたら用事って?」
絵里「別に大したことじゃないわよ」 穂乃果「そんなオシャレな服着てるのに?」
絵里「これは……たまたまよ」
穂乃果「背中とかすごい開いてるし、見せブラでしょこれ?」
絵里「ちょっと、そんな食い下がらないでよ……」
真姫「えっ、そんな服で来てたの!?」 ことり「今気付いたの?」
真姫「だって絵里が来てから正面からしか見てないし……」
絵里「べ、別に深い意味はないわよ」
穂乃果「ふーん……」シラー
真姫「へぇ……」ジトー 絵里「うっ……」タジッ
ことり「あはは……」
絵里「はぁ……これはその……いつも行ってる美容院でヘアモデルを頼まれたからちょっと気合いを入れたと言うか……その、そんな感じよ……」
穂乃果「えっ!すごい!モデル!?」
ことり「すごーい♪」 穂乃果「あ、でもことりちゃんもこの間誘われたって言ってなかった?」
ことり「あー……ことりはあんまりモデルとか向いてないからぁ……あれは断っちゃった」
絵里「あら、勿体ない」
真姫「私もそういうのはやりたくないわね」 穂乃果「いーなー……穂乃果そういうスカウトみたいなの全然ないや」
絵里「私だって別にいつもしてるわけじゃないのよ?今回はいつも良くしてくれるからそのお礼も兼ねてってつもりだから」
穂乃果「でも雑誌とか載るんでしょ!?」
絵里「いや、ただのヘアモデルだからその美容院のホームページに載る程度よ」 穂乃果「でも凄いよーバイト代も貰えるんでしょ!?」
真姫「穂乃果……」
ことり「穂乃果ちゃん……」
絵里「残念だけど次回サービスしてもらえるだけよ」
穂乃果「なーんだ……」ガクッ
絵里「露骨にガッカリするのね……何を期待してたのよ……」 真姫「2人はもう泳ぎに行く予定立ててるの?」
穂乃果「えっ?ううん、なーんにも」
ことり「まぁ、プールくらいには行きたいかなぁとは思うけど」
真姫「それなのに水着買ったの?」
穂乃果「えっ?水着って毎年買い換えるでしょ?」 真姫「いやまぁ、使い回しはしないけど……予定もないのに買いに行くもの?」
ことり「でもなんだかんだ毎年着てるし♪」
真姫「ふーん……」
絵里「真姫はそんなに泳ぎに行ったりしないの?」
真姫「んー……海には行くけど泳がないとかもあるし」 穂乃果「えーもったいなーい」
絵里「勿体ないわねー」
真姫「そんなにかしら……」
ことり「じゃあもう少ししたらみんなで泳ぎに行こうよ♪」
穂乃果「さんせー!」
絵里「ふふっ♪じゃあ真姫も水着新調しなきゃダメね♪」
真姫「もう……分かったわよ」 ーーー
真姫「あ、もうこんな時間ね……私はそろそろ帰るわ」
絵里「あらそう?じゃあ解散しましょうか」
ことり「はーい」
真姫「別にみんなはゆっくりしてていいのに」
穂乃果「いーよいーよ♪真姫ちゃんがいたから寄っただけだし」
絵里「そういうこと♪」
真姫「そう……」 アリガトウゴザイマシマー
ことり「結構弱まってきたねー」
絵里「明日は晴れるといいわね」
穂乃果「それじゃあ、真姫ちゃん、絵里ちゃんまた学校でー」
ことり「ばいばーい♪」
絵里「3人ともまたね♪」
真姫「それじゃ」フリフリ 真姫「……」
真姫「結構……全然読めなかったわ……」ヤレヤレ
真姫「まぁ、たまにはこういうのも悪くないわね♪」クスッ 乙です
みんなに付き合いつつも何だかんだまんざらでもない真姫ちゃんかわいい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています