鞠莉「ひどいよ!自分だけダイヤと幸せになろうなんて!」
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鞠莉「ごめん、待った?」
果南「ううん、全然」
鞠莉「で、話って何?」
果南「うん……」
鞠莉「ふふ、なーに、かしこまっちゃって」
果南「あのさ……」
鞠莉「うんうん」
果南「私……」
鞠莉「うん」
果南「ダイヤのこと、好きになっちゃった」
鞠莉「え……」 鞠莉「あ、あら、私だって好きよ」
果南「違うの」
果南「友達としての好きじゃなくて」
果南「異性で言うほうの、好きなの」
鞠莉「お、おぅ」
果南「気持ち悪いよね、女の私が女の子のこと好きなんて」
鞠莉「そ、そんなことないわよ」
鞠莉「うん、そっか、ダイヤをね」
鞠莉「よし、わかった」
鞠莉「私も協力すればいいんでしょ」
果南「いいの?」
鞠莉「当たり前じゃない!大船に乗った気でいてよ!」
果南「ありがとう、鞠莉」
鞠莉「ノープロブレーム!」 鞠莉「ねえダイヤ」
ダイヤ「なんですの」
鞠莉「今度の日曜日、映画行かない」
ダイヤ「特に用事もありませんので、いいですよ」
鞠莉「じゃあ果南と3人で行きましょ」
ダイヤ「ええ」
鞠莉「というわけで、ダイヤとのデートをセッティングしたわ」
鞠莉「当日は私急用ができたってことで行かないから」
鞠莉「二人っきりよ」
果南「ありがとう、鞠莉」
鞠莉「ふふ、しっかりね」 当日
果南「今日はダイヤとデート」
果南「ああ、緊張してきた」
ダイヤ「あら果南さんお早いのですね」
果南「うわああ!」
ダイヤ「ど、どうしましたの」
果南「急にきたからびっくりして」
ダイヤ「そう、それは失礼」
prrr
ダイヤ「電話?鞠莉さんから」
ダイヤ「鞠莉さん、どうしましたの」
ダイヤ「え、急用で来られない!?」
ダイヤ「そうですか、それは仕方ないですわね」
ダイヤ「ええ、分かりました」
果南「鞠莉、急用なんだって」
ダイヤ「はい」
果南「そっか、じゃあもう中入ろっか」
ダイヤ「そうですわね」 果南(今日の映画はレズビアンの恋愛物語)
果南(超ヒットしているから選びやすかったけど)
果南(今の私には心に響く)
ダイヤ「うう…」グス
果南(だ、ダイヤが感動して泣いてる)
ダイヤ「まあまあの映画でしたわね」
果南「うん」
ダイヤ「でも意外ですわ」
果南「ん?」
ダイヤ「アクションシーンがないから果南さんは退屈で寝ているかと」
果南「ちょっと〜、私ってばそんな子どもじゃないよ」
ダイヤ「ふふ、昔のあなたでしたら絶対寝てましたわよ」
果南「そうかなあ」
ダイヤ「ええ」
果南「でもさ、ダイヤだったらどう思う?」
果南「あの映画みたいに、同姓同士で付き合うとか……」
ダイヤ「そうですねえ」
果南「う、うん」
ダイヤ「本人たちが愛し合っているのですから」
ダイヤ「例え同姓同士でも、それは素晴らしいものだと思います」
果南「ふーん」
ダイヤ「なんですの、その素っ気ない返事は」
果南「い、いや、ダイヤの言う通りだなーって」
ダイヤ「本当にそう思ってます?」
果南「もちろん!」
ダイヤ「そうですか」 >>5
まだ不幸になると決まってねーだろ早漏
お前みてーなのが一番曇らせ煽ってんだろハゲ 果南「てなことがあってさ」
鞠莉「そう、つまりダイヤは同性愛に偏見はないってことね」
果南「でもいざ自分が同性から告白されたらってことも」
鞠莉「そうならないように、これからダイヤをオトしていきなさい」
果南「そうだね、頑張ってみる」
鞠莉「私もフォローするわ」
果南「ホントにありがとね、鞠莉」
鞠莉「イエス、いいってことよ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています