鞠莉パパ「浦の星女学院は廃校になります」鞠莉「なんだってーーーっ!?」
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果南「鞠莉!聞いたよ!学校無くなるんだって!?」
鞠莉「Oh...もう知られていましたか」
ダイヤ「μ'sの廃校阻止に倣って、わたくしと果南とでスクールアイドルを組んだのですが、作曲出来るメンバーがいないのです」
鞠莉「……私は嫌だよ、加入するのは。スクールアイドルなんて似合わないし、あっ、曲を私好みにしてもいいって言うのなら、楽曲提供くらいは引き受けてもいいけど」
果南「うぅ……鞠莉も入ってよ!」
鞠莉「嫌よ」 絵里「高校以来かしら?何年振りになるの?あんなに一緒に過ごしてたのに、意外と卒業すれば会わなくなるものね」
希「穂乃果と海未でさえ2年に1回くらいしか顔を合わせないみたいやし、みんな忙しいんよ。大人になったってことやね」
絵里「ふふっ、でも、こうして会ってみれば、あの頃と何も変わってないことにも気が付いて安心するわ」
希「……でも、ウチらは変える必要があるんや。いや、元に戻すと言ったほうがいいのかもしれへん」
絵里「えっ?なにを?」
希「今日えりちを呼んだのもそのためなんや」 希「えりち……ウチらが、μ'sが音ノ木坂の廃校を阻止したのは……間違いだったみたいや」
絵里「え……?全然話が掴めないんだけど……」
希「……ラブライブ優勝、あれが5年前や」
絵里「え、ええ、そうね」
希「5年前までの全国の高校の廃校数は年間20、ここ5年間の廃校数は……」
絵里「……」
希「年間500校や……」
絵里「え……」 鞠莉「一つ廃校に関して気になる点があるの」
ダイヤ「話をはぐらかす気ですか?そうはいきませんわ!」
鞠莉「ストップストーップ!ノンノン、はぐらかそうなんて思ってないよ」
果南「何が気になるの?」
鞠莉「浦女って、うちの両親が全面バックアップしてるから、そもそも廃校になるっておかしくない?」
ダイヤ「それは、まあ……言われてみれば確かにそうですけど」
鞠莉「生徒数が少ないから廃校って言うけど、生徒の減少に合わせて教員や職員は提携校に移してきたし、今いる1年生が卒業するまでは全然やりくり出来るはずなんだよ」 果南「何か防ぎようもない事情が生まれたとか?」
鞠莉「……ただ、これはこの学校だけの問題じゃないの」
ダイヤ「どういうことですか?全く話が見えてきませんわ」
鞠莉「ここ数年、日本にある高校の数は過去類を見ないほどの勢いで減少し続けているのは知ってる?」
ダイヤ「それほど詳しくはありませんけど、時々ニュースでやっていますわね」
鞠莉「今ほどのスピードで廃校が始まったのは5年前」
果南「5年前……廃校……何か引っ掛かるね」 鞠莉「ちょうど今日、果南とダイヤが話してきたじゃない」
ダイヤ「まっ、まさか!……この一連の廃校の原因は……」
鞠莉「そう。本来廃校されるはずだった音ノ木坂をμ'sが救ってしまったせいで、日本を覆う気の流れが変わってしまったのだろうって、うちのパパが」
果南・ダイヤ「な、なんだってーーーーー!!!!!????」 希「カードによると、μ'sが過去の過ちを償って気の流れを正しくするためには、沼津市内浦にある女子高の廃校を救うことが必須らしいんよ」
絵里「気の流れ……?μ'sの過ち……?希、あなた自分が何を言ってるか分かっているの?……言いたくないけれど、今日まで会わなかった間であなた……今日呼んだのも、私をそこへ勧誘する目的だったの?」
希「えりちならウチを信じてくれると思ったけど、ダメみたいやね」
絵里「私の他にも誰かに会ったの?」
希「……にこと真姫に会ったけど……でも」
絵里「そう……」 希「……じゃあ、ウチはまだ調べ物があるから今日はここら辺で。久しぶりに会えて嬉しかったよ、えりち……」
絵里「……待って」
希「同情ならいらへん。ウチは一人でも大丈夫や」
絵里「大丈夫かどうかは私が決める」
希「えっ……」
絵里「だって私たち、あの頃と変わってない。自分一人だと、また道を見失うわ」
希「……えりち」
絵里「今回は私があなたを支えてあげるわ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています