海未「ことり、大変そうですね。何か手伝いましょうか?」
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ことり「ありがとう海未ちゃん。それじゃあ印にそってミシン掛けてくれるかな?」
海未「任せてください!」
海未「ここを、こうして……こうでしたっけ?」
ことり(大丈夫かな……)
海未「多分これでいいですよね。あとは踏んで進めていけば……」
ウィィィィィィィィン!!!!
海未「あ……」
海未「す、すみませんことり……変になっちゃいました」
ことり「……ここはもういいよ海未ちゃん。自分のことやってね」
海未「はい……」 海未「真姫、行き詰まってませんか?」
真姫「ええ、ちょっとね……」
海未「なんでも手伝うので気軽に言ってください!」
真姫「なんでもって言ってもねえ……あなた音楽経験あったの?」
海未「す、すこしは……?」
真姫「楽譜読める?」
海未「読めますよ。あ、これはヘ音記号。これはドレミファ……ソですね!」
真姫「……じゃあ外で静かにしててくれる?」
海未「わかりました!……あれ?」 海未「絵里、何か手伝わせてください!」
絵里「何かって、ダンス考えるのいっしょにする?」
海未「はい!」
絵里「わかったわ。ちょうど今、次の花陽がセンターのソロパートを考えてたところなの」
海未「それでしたら花陽はもっと目立たなければいけないので高いパフォーマンスを取り入れましょう!!バク転です!!」
絵里「あのね。花陽がそんな難しいことできるわけないでしょう。付け焼き刃はケガのもとよ」
絵里「海未に相談しようと思った私が間違いだったわね。やっぱり自分で考えるわ」
海未「はい……」 にこ「花陽、このシーンだけ効果付けたいんだけど」
花陽「あ、これはね……」
希「凛ちゃん、ビラ作ったから配りに行こー」
凛「行こ行こー!」
海未「……」ポケー 穂乃果「海未ちゃん何してるの?」
海未「何もしていないんです」
海未「皆さん私の助けなんて必要ないんです。一体私はどうすれば……」
海未「あ」
海未「作詞しないと!!」
穂乃果「作詞は外注してるから大丈夫だよ」
海未「……」
海未「私はどうすれば?」
穂乃果「帰ってもいいんじゃない?」
海未「…………」
こうして海未ちゃんの1日は終わる 次の日
海未「皆、部室に来ているでしょうか?」ガラッ
穂乃果「今日は部活休みになっちゃったよ、今日雨降っちゃってるから」ユビサシ
海未「なるほど、それでなぜ穂乃果は部室にいるのですか?」
穂乃果「なんだと思う?」カキカキ 海未「宿題…、ですか?」
穂乃果「そうだよ、それも再来週提出のやつ、偉いでしょ!」
海未「ほぅ…」
穂乃果「今のうちにやっちゃうんだ〜今日練習なくなっちゃたし」カキカキ
海未「今まで早めにやっとくように言って来ましたが、分かってくれましたか」
海未「計画的にやる事は大切です、偉いですよ穂乃果」
穂乃果「…そうかな?」エヘヘ 海未「分からないところがあったら教えましょうか?」
穂乃果「ほんとっ?」
海未「はい、」
穂乃果「やったっ!ここの問題が分からなかったんだけど、海未ちゃん分かる?」
海未「5番ですか、……なるほど」フム 海未「この問題は…ここをこうして……」
穂乃果「…」ウンウン
海未「…こうすればっ、解けますよ」カキッ…
穂乃果「おおーっ!」
ガラッ
真姫「私部室にペン忘れてないかしら?」 海未「ペンですか?」
穂乃果「うーん、…これのこと?」
真姫「あっ、ちょっと何私のペン自分のみたいに使ってるのよ」
穂乃果「だって使い易かったんだもん」 真姫「まぁ別にいいけど…」
海未「真姫、今日は雨が降っていますが小雨ですね…。」
海未「いつもならもう少し様子を見て中止にするか決めると思うのですが」
真姫「あぁ…そのこと?」 穂乃果「見てっ、これ海未ちゃんに宿題教えてもらったんだー」
真姫「海未も勉強得意だものね……」
真姫「ふーん…」
真姫「……あっ…」
真姫「ダメじゃないの、」
海未「……何か…間違えてましたか?」 真姫「うーん…」
真姫「いやそういうことじゃないわ。穂乃果、この前決めたじゃない」
穂乃果「えっ?」
真姫「忘れてたのね、」ハァ
穂乃果「なんだっけ」 真姫「もう…」ミミモト
穂乃果「なに?」
海未(なんでしょうか?)ズイ
穂乃果「(教えて)」
真姫「(海未、最近頑張りすぎてるからあんまり負担かけないようにしましょうって)」コショコショ
海未(…負担をかけない?) 穂乃果(そういえば…)
海未「二人はなんの話をしているのですか?」
穂乃果「えっ?なな、何もないけど?」
真姫「…」ビクッ 海未「その反応はなにかありますね…。」
穂乃果「…」アチャー
真姫「ヴェ…」
海未「真姫、穂乃果になにを話したのですか?」 真姫「……ドウシタノ?ウミ」
海未「……ハァ…」
真姫「…」ゴク…
海未「穂乃果、真姫。……さっき話したことを教えてください」ニッコリ
穂乃果(ヒエッ)
真姫(言わない約束。頼むわよ、穂乃果)
海未「…」ジロッ
穂乃果「…」
穂乃果「はい…」
真姫「…ェ」 …
……
………
数日前
にこ「最近の海未、ちょっと頑張り過ぎよ。作詞もやって、練習の監督もやって…しまいには衣装作りの手伝い?」
にこ「いくら大事な時期だからって頑張りすぎよ」 絵里「…確かに、それは私も感じてたわ。でも休憩してていいのよって言っても…」
ことり「大丈夫です、って言って更にエンジンかかっちゃうよね……」
絵里「そこよね、止めようとしてもなかなか止めてくれない。私たちのために頑張ってくれるのは嬉しいけど」 にこ「大事なメンバーの一員なのに、準備や手伝いで本番出られなくても困るわ」
ことり「どうしよう」
絵里「そうねぇ、、」
にこ「………」 IDコロコロの次は地域表示コロコロかとうんざりしてたが乗っ取りっぽいかな にこ「……」
にこ「よしっ!決めたわ。こうなったらなにがなんでも無理やり海未を休ませるわっ。海未の為にもねっ」
絵里「無理やりって…」
ことり「無理やりって、どうするの?」
にこ「他のメンバー集めてっ!私が説明するわ」 …
……
…
穂乃果「できてるけど、できてないことにするっ?」
花陽「それなら…、でも少し可哀想です」
凛「…どういうこと?」 絵里「…つまり、海未が手伝ってくれた時はうまくいっても上手くいってないってことにするのよ」
絵里「または上手くいかないように私たちが行動するってこと」
凛「…?」
真姫「私が言うわよ」 真姫「海未は自分が疲れてるって、おそらく気づいてるだろうけど、大した疲れじゃないって私たちのことを手伝ってくれてるの」
希「だから海未ちゃんに、海未ちゃん自身の疲れを誇張して伝えるってことやんな?」
にこ「ん…まぁそういうこと。」
真姫「よくにこちゃんがそんなこと思いつけたわね」
にこ「うるさいわねっ!」 絵里「それと手伝う以外にも、なるべく海未の代わりに私たちがやれることはやっていくべきよ、」
にこ「この期間は歌詞も外注する、なんて嘘ついてもいいかもしれないね」
希「まぁ…そうした方が効果は出そうやね」 ことり「ちょっと可哀想だけど、こうしないとなかなか休ませてあげられないもんね」
凛「確かに休みそうもないにゃ」
花陽「それで海未ちゃんが休んでくれるなら」 絵里「このことは絶対ばれないように気を付けるのよ」
希「当たり前やん」
穂乃果「よし、じゃあ早速明日から作戦開始っ!」
…………
……
… 穂乃果「以上です…」チーン
海未「なるほど…そういうことでしたか。やけに不自然に上手くいかないことが最近は多いと」
穂乃果「うん…」
真姫「ごめんなさい、海未」 海未「じゃあ今日が練習休みなのも?」
真姫「ええ、休みの頻度を増やそうって」
海未「…そうですか」 穂乃果「…」タッ…
海未「穂乃果…」
穂乃果「ごめんなさい、っでも海未ちゃんのことが心配でッ」ウル
真姫「…」ウツムキ 海未「……いいのですよ。穂乃果、真姫」
海未「皆が私のためを思ってやってくれたことですから、何も怒っていません」
海未「むしろ嬉しいですよ、」
海未「こんなに私のことを皆が思ってくれていると改めて知れたのですから」フフ
真姫「海未…」
穂乃果「海未ちゃん、」ギュッ
海未「私はそんなμ'sのメンバーが大好きです」
おしまい やさしいせかい
こういうのでいいんだよこういうので 今後も海未アンチSSを乗っ取ってやさしいせかいに変えてもらいたい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています