鞠莉「欲しい物ってさ」善子「うん」
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鞠莉「手に入るかどうか分からない物だと思わない?」
善子「というと?」
鞠莉「例えば〜そーね…」
鞠莉「…」チラッ
善子「?」
鞠莉「逃げ回る子猫とかかしら?」
善子「うーん、分からないわね」
鞠莉「本当に?」 善子(…)
鞠莉「例えば道端で可愛い子猫を見つけたとするじゃない?」
善子「うん」
鞠莉「その子猫に近づいたとき逃げずにじーっとこっちを見てたらどうする?」
善子「まあ撫でる、かしら?」
鞠莉「そうよね。でも逃げたら?」
善子「ちょっと追いかけるわね、多分」
鞠莉「さっすが善子♡」ガチャ 善子(マリーって時々よくわからないこと言い出すのよね)
善子(正直少し苦手というか…)
鞠莉「でね、その子猫に怖くないよ〜って伝えてるつもりが中々伝わらないのよ」
善子「そ、そうなの。それは大変ね」
鞠莉「…」
鞠莉「でしょー?」 鞠莉「だから今日は捕まえてやろうと思ったの」
善子「うまくいくと…いいわね」
鞠莉「えぇ、そうね」 鞠莉「ね、善子」
善子「ん?」
鞠莉「本当は分かってるんでしょう?」
善子「何が…?」
善子(なんとなく分かってた、私もそこまでバカじゃないし)
善子(マリーが捕まえたいと言ってる子猫は…)
鞠莉「私が捕まえたいのはね」
善子(私なんだと…)
鞠莉「今目の前にいるの」ガシッ
善子「っ…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています