花丸「ルビィちゃん、何してるずら?」ルビィ「えへへ、善子ちゃんの写真を撮ってるんだ」
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花丸「写真を?」
ルビィ「うん…この前、おねぇちゃと一緒にスマホを変えたんだけど、すごく綺麗に撮れるから」カシャッ
花丸「…マルが聞きたいのはそっちじゃなくて、どうして善子ちゃんの写真を…」
善子「〜♪」テクテク
ルビィ「…」カシャッ,カシャッ
花丸「こんな遠くから隠し撮りみたいな感じで撮ってるずら?これじゃ盗さ…」
ルビィ「違うよ」キリッ
花丸「えっ」 ルビィ「違うよ花丸ちゃん、たとえば…手が加えられてないきれいな景色って撮りたくならない?」
花丸「…?まぁ、なるずら」
ルビィ「今のルビィもね…それと同じなの、甘えてちゃダメなんだよ」
花丸「…よくわからないよ、写真なら本人に言えばいくらでも撮らせて…」
ルビィ「ダメだよ!」バンッ
花丸「」ビクッ ルビィ「善子ちゃんって、カメラで撮られる時しっかりポーズ決めるでしょ?それじゃダメ、ルビィが求めてるのは、違うの」
ルビィ「今撮ってる善子ちゃんはね、景色だから盗撮じゃないんだよ」
ルビィ「ルビィはね、あくまでも自然な善子ちゃんが撮りたいの…花丸ちゃんなら、わかってくれるよね?」
花丸「……」
花丸「いやでも、それって屁理屈「わかってくれるよね?」
花丸「な、なんとなくわかったかもしれないずら!」
ルビィ「そっか、よかったぁ😊」
花丸(これは………このルビィちゃんは…"真剣"と書いてマジと読むやつずら…) 善子「うぇぁっ!?」ズベッ
ルビィ「善子ちゃん!?」
善子「もーっ!なんでこんな所にバナナの皮なんてあるのよーっ!!😡」
花丸「…今どきあんなのコントでもやらないずら」
ルビィ「背中から思いっきりいったね…」
花丸「スカートもめくれてパンツ丸見えずら、痛そうだし、流石に助けにい
カシャッ
花丸「……」
ルビィ「…」カシャッ
ルビィ「…」スッ…
ルビィ「…そうだね、善子ちゃんが心配だもん!行こう!花丸ちゃん!」
花丸「う、うん…」
花丸(……ルビィちゃんが、歪んでしまったずら…😢) =別日=
花丸「今までに善子ちゃんの写真ってどれくらい撮ってるの?」
ルビィ「フォルダ分けてるからわかるよ、えっとね…」
ルビィ「はい」スッ
善子ちゃん(681)
お姉ちゃんの寝顔(9)
食べたもの(58)
猫(26) |c||^.-^||明日朝早いのであくしてくださいまし! 花丸(…)
花丸「い、いっぱいあるんだね…」
ルビィ「うん、善子ちゃんは可愛いしカッコいいから、辛い時に見て癒やされてるんだぁ♡」
花丸「…あれ?この動画フォルダって…」
ルビィ「それはね、善子ちゃんの生放送を録画して保存してあるの」
花丸「……全部?」
ルビィ「ぅん、全部だよ!動画と違って、生放送は消えちゃうから初めのより前は無いけど…ルビィのオススメはね、一週間前の…
花丸(ルビィちゃん……マルは今、形容し難い恐怖をルビィちゃんから感じているずら…) 善子ちゃんフォルダに比べると申し訳程度のお姉ちゃんの寝顔フォルダ… 花丸(これはダメずら)
花丸(マルの親友であるルビィちゃんが、このままだとストーカー紛いに…!)
花丸(また"真剣"モードで言われるかもしれないけど、勇気を出して…!) 花丸「る、ルビィちゃん!落ち着いて聞いてほしいんだけど…」
ルビィ「?」
花丸「ルビィちゃんは…善子ちゃんの事が好き?」
ルビィ「うん、大好きだよ!」
花丸「じゃあ…その写真、善子ちゃんに見せられる?」
ルビィ「う、それは…」
ルビィ「…嫌、かな…」
花丸「…見られたくないってことは、ちゃんとルビィちゃんも本当は盗撮が良くないってわかってるはずだよね」
ルビィ「……うん…」
花丸「きっとこれを知った善子ちゃんはルビィちゃんをちょっと怖いと思うよ、人にたくさん写真を知らない内に撮られるってのは、そういうことずら」
花丸「ルビィちゃんは、善子ちゃんに怖がられたい?」
ルビィ「ぜったい嫌…嫌だよ…」
花丸「…マルはね、ルビィちゃんも善子ちゃんも大好きだよ、だからこんな良くない事はしてほしくない」
ルビィ「うぅ…」ナミダメ
花丸「自然な姿が撮りたいなら、隠れて撮るんじゃなくて、ちゃんと善子ちゃんにどんな写真を撮りたいか言えばきっと応えてくれるずら」
ルビィ「うん…ごめんね、花丸ちゃん…」グスッ
花丸(…よかった、これで一件落ちゃ
善子「今なんか呼んだ?え、てかなんでルビィ泣いてんのよ」
花丸(今!!!一番お呼びでないずら!!!!!!!) ごめん筆止まった
純真ストーカー気質のルビィが書きたかった 「ずら丸ーあんたルビィになに言ったわけ?喧嘩って雰囲気じゃなさそうだけど」カシャカシャカシャカシャ
「な、」
「なにしてるずら!!!!!!」ヒソヒソ
「なによ、ルビィの写メ撮ってるだけだけど。それよりなんで」ヒソヒソ
「だけじゃないずら!!!!!!!!
だめだよ!!盗撮の上泣き顔なんてルビィちゃんがどう思うか…」ヒソヒソ
「ああ、それなら大丈夫。絶対バレないようにしてるから」ヒソヒソ
「尚更ダメずら!!!!!!!」ヒソヒソ >>21の続きから
ルビィ「ぁ……よしこちゃ……」グスッ
善子「……」
善子「……花丸、アンタが何かしたの?」
花丸「ちっ、違うずら!」
善子「じゃあなんでルビィが泣いてるのか説明してもらえる?」
花丸「そ、それは」
善子「……」ジッ
花丸「う……」
善子「……花丸」ジー
花丸「ま、マルは……」
ルビィ「善子ちゃんっ!」
善子「!」
花丸「ルビィちゃん!?」 ルビィ「これは、ルビィが……その、勝手に泣いちゃっただけで」
ルビィ「……花丸ちゃんは悪くないの!」
花丸「ルビィちゃん……」
善子「……そうなの?」
ルビィ「そうなのっ」
ルビィ「……むしろ、悪い子はルビィで」
ルビィ「花丸ちゃんは、ルビィにそれはダメだよって教えてくれただけで……」
善子「……」
ルビィ「ルビィが善子ちゃんのことを盗撮してただけでっ、花丸ちゃんは悪くないのっ!」
善子「うん……」
善子「……うん?」 ルビィ「だから、だからそんな怖い顔しないで善子ちゃぁ……」
善子「あ、えっと……うん、それはわかったんだけど」
ルビィ「花丸ちゃんのこと嫌いにならないでよぉ……」
善子「嫌いになってないから! 大丈夫だから、ね? それよりも」
ルビィ「……ほんとぉ?」グスッ
善子「ホントよホント!」
ルビィ「……よかったぁ」
善子「うんうん……でさ、さっきの」
花丸「善子ちゃん」
善子「ん?」
花丸「ごめんね? マルも誤解させるような態度取ってたから」
善子「あ、うん……」
善子「こっちこそ悪いわね、変に疑ったりして」
花丸「いいよ」
花丸「ルビィちゃんのことが心配だったんだもんね?」
善子「う……」
ルビィ「……そっかぁ」
花丸「善子ちゃんはやっぱり良い子ずら〜」
善子「ぅ〜、もぉ良い子言うなぁ! 私は堕天使ヨハネ! 良い子とは真逆の存在なんだからっ!」
花丸「あはは……」 キーンコーンカーンコーン
花丸「あ、チャイム鳴っちゃったずら」
花丸「ほら、二人とも教室戻るよ」タタッ
ルビィ「うんっ」タッ
善子「あ、ちょっと!」
善子「……あれ?」
善子(何か物凄く重要なことを忘れているような……)
善子「って、あの二人もういないし!」
善子「こら〜っ、ヨハネを置いてかないで!」ダッ
花丸「ふっ……なんとかやりすごしたずら」
ルビィ「花丸ちゃん?」
花丸「ん、なんでもないよルビィちゃん」
花丸「それより!」ビシッ
ルビィ「ひぅ!」ビクッ
花丸「……盗撮の件、善子ちゃんには秘密だからね? 今ある画像も早めに消去しとくんだよ?」ボソボソ
ルビィ「うん……」
花丸「よしっ」ニコ
花丸(これで一件落着ずらぁ〜)
ルビィ「……」 ────数日後
ルビィ「〜♪」テクテク
花丸(あ、ルビィちゃんだ)
花丸「ルビィちゃん、おはよう」
ルビィ「……? あ、花丸ちゃん」スッ
ルビィ「おはよ」ニコ
花丸「何か音楽聴いてたの?」
ルビィ「んー? 音楽、とはちょっと違うかなぁ」
ルビィ「……花丸ちゃんも聴いてみる?」
花丸「うんっ」
花丸(なんだろう、環境音とかかな? リラックスする効果があるって本で読んだことがあるけど……)
『クク……今宵もたくさんのリトルデーモンからのおたよ……魂の叫びが届いているようね』
花丸(ん?)
『フッ……さて、この堕天使ヨハネがさ迷える子羊達を導いてあげましょう』
花丸(……んん?)
『さて、まず最初のおた……ゴホンッ、魂の叫びから』
花丸(……)
『えー、リトルデーモンネーム、内浦の』
花丸「ルビィちゃん」スッ
ルビィ「どうだった?」キラキラ
花丸「朝から何の音声聴いてるずら!!!?」 ルビィ「え、何……って」
ルビィ「昨日の善子ちゃんの生放送だよ?」
花丸「んなっ!?」ガーン
花丸「あ、あのルビィちゃん?」
ルビィ「?」
花丸「こ、この前の……画像とか動画は消したんだよね?」
ルビィ「消したよ! 花丸ちゃんに言われたその日に泣く泣く全部ちゃんと削除したよっ!」
花丸「じゃ、じゃあこれは……」
ルビィ「? 昨日の善子ちゃんの生放そ
花丸「そういうことを聞いてるんじゃねぇずらッッ!!」
ルビィ「!?」 花丸「……この前、マルと約束したよね? 盗撮しちゃダメだよね、って」
ルビィ「うん! 盗撮はダメ!ゼッタイ!だよね」
花丸「うんうん、そうだよね」
ルビィ「えへへ」
花丸「ふふ」
ルビィ「あ、それでね?」
ルビィ「ルビィ、最近は音声を録ることにハマってて」
ルビィ「今のブームは善子ちゃんの声を録ることなんだぁ」
花丸「!?」 ルビィ「ほら、生放送だけじゃなくて普段の会話とかもね……」ススッ
花丸「る、ルビィちゃん!」
ルビィ「?」
花丸「それって盗ちょ」
ルビィ「違うよ」
花丸「……ッッ」ゾゾッ
花丸(認識が、甘かった……ッ!)
花丸(ルビィちゃんのこれは)
花丸("真性"と書いて、ピュアと読むしかないやつずら……ッッ!!)
この後何度もアヤシイ行為を繰り返すルビィちゃんをその度に止めることになるんだけどそれはまた別のお話ずら ルビィちゃんのヤベェ奴感をもっと引き出したかったですわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています