【SS】「今日は公立の合格発表日ずら…！」
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花丸「はあ、緊張するずら…！」
花丸「怖くなってきたずら…ど、どうしよう…」
花丸「う、ううん、今更怖くなってても仕方ないよね！」
花丸「(それに、国語とか、結構点数取れてたと思う。学校も毎日行ってたから、きっと内申点も悪くないはず。うん、大丈夫ずら。)」
花丸「…！カーテンが、降ろされたずら…！！」
花丸「えっと…オラの番号は、96番。ええと、上の方…96、96…！」
花丸「ううっ、オラの身長だと見えないずら〜っ！」
花丸「あっ！見えたずら！」
花丸「96番は…」
花丸「えっ」
花丸「(あれ…ない…！？も、もしかして…)」
花丸「落ちちゃった…ずら…？」
花丸「(み、見間違いかもしれないずら！)」
89 91 92 100
花丸「…！」
花丸「やっぱり、ないずら…」
━━━━帰り道━━━━━
花丸「…」
花丸「はあ…」
花丸「(どこが駄目だったんだろう…)」
花丸「(やっぱり英語あの問題？それとも、数学のあの問題？」
花丸「あんなに…頑張ったのに…」
花丸「う…ぅっ…」
花丸「うわぁぁあぁああああああぁっ、ひっ、ひっぐ、えっ、えっ、」
花丸「ううううっ…ひっ、ひっぐ…」 ━━次の日
━━学校
花丸「はぁ…」
花丸「(あのあと、落ちたってことを話したら、おばあちゃんは抱きしめてくれた…)」
花丸「(大丈夫だよ、泣いていいんだよって…)」
花丸「(でも、オラは…)」
ルビィ「…！」
花丸「る、ルビィちゃん…！」
花丸「……っ…」
花丸「お、オラ、公立、落ちちゃったずら」
ルビィ「えっ…！？」
花丸「え、えへへ、やっぱり、勉強せずに、少し本を読みすぎたかもしれないずら。えへ、えへへ…」
ルビィ「花丸ちゃん…」
ルビィ(ｷﾞｭｯ
花丸「…！？る、ルビィちゃん！？////」
ルビィ「…花丸ちゃん、そんなこと言って笑ってても、目腫れてるのくらいルビィでもわかるよ」
花丸「ルビィちゃん…」
ルビィ「たくさん泣いたんだよね。花丸ちゃんはやれるだけのことをやったと思うよ！」
花丸「ルビィちゃん…！」
花丸「うっ、うっ、おっ、オラは…っ」
ルビィ「ふふっ。よしよし」
ルビィ「…それにね、ルビィも、その、落ちちゃったんだ」
花丸「…へ？」
ルビィ「えと、こ、公立…」
花丸「本当に！？」
ルビィ「う、うん…えへへ」
ルビィ「で、でもルビィは、お姉ちゃんがいるところだからちょっと嬉しいな〜なんて…
ごっ、ごめんなさい、花丸ちゃんは悲しんでるのにこんなこと言っちゃって…」
花丸「ううん…」
花丸「(あれ？ルビィちゃんのお姉ちゃんがいるところって確か…)」
花丸「(浦の星…女学院…！？)」
花丸「るっ、ルビィちゃんっ！！」
ルビィ「ぴぎっ！？うっ、うんっ！？」
花丸「学校、一緒ずら！」
ルビィ「えっ！？」
花丸「えっと、オラが受けた私立も、浦の星女学院ずらっ…！」
ルビィ「！！」
花丸「だからオラ、ルビィちゃんと一緒の学校ずら！！」
ルビィ「ええーーーっ！！」
花丸「どうしよう、あんなに悲しかったのが嘘みたいずら！高校もルビィちゃんと一緒なんて…！」
ルビィ「ルビィもびっくりだよ〜！花丸ちゃん、
高校でもよろしくね！」
花丸「うん！よろしくお願いしますずら！」
花丸「ふふふっ♡」
━━━━その日の夜━━━━━
花丸「(まさか、ルビィちゃんと高校が一緒になるなんて…)」
花丸「(こんなこと思ったら、駄目かもしれないけど…)」
花丸「(公立落ちて、よかったずら！)」
花丸「なーんて、昨日のオラに言ったらびっくりちゃうずらね！ふふっ」
終わり 公立に落ちるてあんのか？進学校なら静岡なら選ばなければ大体行けそうだが おばあちゃん「うち金ねンだわ。私立いかせられねンだわ」 >>8
狭い田舎町で幼なじみがスクールアイドルやってたことも知らない世界やぞ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
